JP3781812B2 - 背面投射型映像装置及びランプ管理情報表示制御装置 - Google Patents

背面投射型映像装置及びランプ管理情報表示制御装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光源ランプからの光を液晶表示器を通して背面からスクリーンに投射することによりスクリーン上に画像を表示する背面投射型映像装置及びランプ管理情報表示制御装置に関し、特に、光源ランプの寿命及び信頼性に関する情報の提供手段を備えた背面投射型映像装置及びランプ管理情報表示制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術における映像機器、例えば液晶リアプロジェクションテレビは、奥行きを少なくしてスクリーンを広くできることにより、ブラウン管を用いたテレビジョン受像機よりも大型化が容易であり、例えば図11に示すものが従来例として周知である。
【0003】
液晶リアプロジェクションテレビ1は、図11に示すように、上部キャビネット2と下部キャビネット3とから構成され、上部キャビネット2の内部には前面側に配設したスクリーン4と、スクリーン4に映像の光線を照射するミラー5とを設けた構造となっている。
【0004】
下部キャビネット3には、投射レンズ6を備えた光学ユニット7と、この光学ユニット7に光を照射する光源を備えたランプハウス部8と、図示していないが光学ユニット7を制御する制御部を設けた構造となっている。
【0005】
ランプハウス部8は、図示していないが、その内部に光を発生させるランプを内蔵し、その内蔵されたランプは高熱を発生するため、液晶リアプロジェクションテレビ1の背面側から収納し、容易に交換できないようにして、液晶リアプロジェクションテレビ1の利用者の安全性を図っている。
【0006】
スクリーン4への映像は、図12に示すように、映像の原板ともいうべき液晶表示部(LCD)9とを有している投射レンズ6を備えた光学ユニット7と、光源ランプを有するランプハウス部8から出力された強い光は液晶表示部9を通過して映像光となって投射レンズ6から出射される。出射された映像光は、ミラー7で反射されてスクリーン5上に焦点を結ぶようになっている。その結果、スクリーン5の前方にいる利用者には虚像10としての画像が見えることになる。
【0007】
上記のように、背面投射型映像装置は、光源ランプの光を液晶表示部9を通して見るものであるから、ランプハウス部8の光源ランプの光が強ければ強い程鮮明な画像を得ることができることは言うまでもない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、光源の光を強くするには、それだけランプの出力を大きくしなければならず、ランプの出力を上げるとランプの寿命が短くなる。従って、光源の光を強くすると画像が鮮明になる反面、ランプが何時切れるかについての心配も増えるという問題点があった。
【0009】
また、画面が写らなくなった時、ランプの寿命が切れたのに投射型映像装置本体の故障と勘違いして的確な処置が取れないという問題点があった。
また、サービスマンにとっても、投射型映像装置の使用状況についての情報が不足なため、迅速で的確なサービスができないという問題点もある。
【0010】
従って、本発明は、背面投射型映像装置の利用者が光源ランプとの状態に関する情報を何時でも入手することができ、かつ、サービスマンにも有効な情報を提供することができる情報表示手段に課題を有する。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係る背面投射型映像装置は、スクリーンの背面から光を投射する光源用ランプを交換可能なランプハウス内に備えた背面投射型映像装置であって、前記背面投射型映像装置による累積通電時間を計測するための第1のタイマと、前記第1のタイマと異なる時間からの計時の開始を設定可能に構成され、前記光源用ランプの使用時間を計測するための第2のタイマと、操作部からの前記光源用ランプの使用時間を知るための第1の操作により、前記第2のタイマにより計測された交換可能な前記ランプハウスの光源用ランプの使用時間を前記スクリーンに表示するように制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記操作部からの前記第1の操作と異なる操作であって、サービスに必要な情報を表示するサービスモードに入るための第2の操作により、前記第1のタイマにより計測された前記累積通電時間を前記スクリーンに表示する、所謂ランプ管理情報表示制御装置を具備する。
【0012】
前記ランプ管理情報表示制御装置は、スクリーンの背面から映像を投影するための交換可能なランプハウス内に設けられた光源用ランプの管理情報を制御するランプ管理情報表示制御装置であって、前記光源用ランプの交換前の使用時間を含む累積通電時間を計測するための第1のタイマと、前記第1のタイマと異なる時間からの計時の開始を設定可能に構成され、前記光源用ランプの交換後の使用時間を計測するための第2のタイマと、操作部からの前記光源用ランプの使用時間を知るための第1の操作により、前記第2のタイマにより計測された交換可能な前記ランプハウスの光源用ランプの使用時間を前記スクリーンに投影表示するように制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記操作部からの前記第1の操作と異なる操作であって、サービスに必要な情報を表示するサービスモードに入るための第2の操作により、前記第1のタイマにより計測された前記累積通電時間を前記スクリーンに投影表示することである。
【0013】
また、タイマは、装置の使用時間を計時する第1のタイマと光源用ランプの点灯した累積時間を計時する第2のタイマとの二つのタイマを有する。
【0014】
上記構成により、利用者又はサービスマンは、適時リモコン又は操作ボタンで指示することにより、光源ランプの累積通電時間を知ることができ、それにより、光源ランプの寿命切れの対策を余裕を持って的確に行うことができ、また、光源ランプの寿命切れを故障と勘違いすることもなくなる。
【0015】
また、利用者用とサービスマン用との二つのタイマを具備することにより、投射型映像装置本体の累積通電時間と光源ランプのみの累積通電時間とを個々に知ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る背面投射型映像装置及びランプ管理情報表示制御装置について、液晶リアプロジェクションテレビの実施形態について図を参照にして以下詳細に説明する。尚、従来技術と同一のものには理解し易いように同一番号を付与して説明する。
【0017】
液晶リアプロジェクションテレビ1Aは、図1、図2及び図3に示すように、上部キャビネット2Aと下部キャビネット3Aとから構成されている。
【0018】
上部キャビネット2Aは、その前面側に長方形状のフレーム部11が形成され、該フレーム部11にスクリーン4Aが取り付けられている。そして、図3に示すように、上面壁12、両側面壁13、背面壁14及び底面壁15により全体としては内部が空洞で且つ周囲が封鎖された箱形状に形成され、背面壁14の内側に台座を介してミラー5Aが取り付けられている。
【0019】
下部キャビネット3Aには、前記上部キャビネット2Aに設けられたスクリーン4A及びミラー5Aを除き、液晶リアプロジェクションテレビ1Aとしての必要な全ての機器が装備されている。例えば、主要構成部としてLCD及び駆動回路を含む映像機器及び投射レンズを備えた光学ユニット7Aが略中央部に配設されている。
【0020】
図2に示す下部キャビネット3Aの前面側の中央部から右側の位置(本実施例では正面から見て右側)に光源部16とスピーカー17aとが配設され、その上から多数の透孔を有する目隠し用第1のグリル18aで覆った構造となっている。
【0021】
前記LCDは投射レンズを含め、RGBの色彩濃度も制御できるようにした、所謂光学ユニット7A(図3参照)として一般的に使用されているものが採用され、駆動回路は、例えばプリント基板に複数の必要な電子部品を搭載したものが採用される。尚、光源としては、例えば高性能な高輝度放電ランプ(実施例においてはHIDランプ/100W)を使用し、全体をカートリッジ式にして、液晶リアプロジェクションテレビ1A本体の前面側から光源用ランプを備えたランプハウス毎簡単に交換できるようにしてある。この点については詳細に後述する。
【0022】
下部キャビネット3Aの前面側の左側にはスピーカ17bと、内部の光学ユニット7A(図3参照)を冷却するための空気取入口19が設けられ、その上から化粧板であって多数の透孔を有する第2のグリル18bで目隠ししてある。尚、図示されていないが空気取入口19からの空気は内部に設けたファンにより送風され光学ユニット7Aを冷却する構造となっている。
【0023】
下部キャビネット3Aの前面側において中央部よりやや右側位置に操作パネル部20が取り付けられ、図1に示すように、各種の操作が手動で行えると共に、リモートコントロール(リモコン)21による操作も行えるようにしてある。
【0024】
操作パネル部20は、液晶リアプロジェクションテレビ1Aの操作をする操作ボタン22と液晶リアプロジェクションテレビ1Aの状態を示すLED表示器23とから構成されている。
【0025】
このような外観を呈する液晶リアプロジェクションテレビ1Aは、光源部16、スピーカー17a、17b及び空気取入口19は、前面側に着脱自在に配設した化粧用の第1及び第2のグリル18a、18bにより全面的に覆われて目隠しされた状態にし、体裁を良くしてある。
【0026】
一方、液晶リアプロジェクションテレビ1Aを設置した位置をずらしたり移動させたりすることなく、前面側の第1及び第2のグリル18a、18bを取り外すことにより、光源部16の光源の取り替えが容易に行えると共に、空気取入口19のフィルターも簡単に取り替えることができる。
【0027】
この光源部16は、図4及び図5に示すように、液晶プロジェクションテレビ1Aの下部キャビネット3Aの前面右側位置に設けたものであり、下部キャビネット3A本体に設けた光源収容部24と、光源収容部24内に位置決めして固定されるランプハウス収容部28(図5参照)と、高輝度放電ランプ34を備えたランプハウス33と、取扱要項を記載した保護カバー43と、音声の通過及び空気の流路も兼ねた多数の透孔を有する第1のグリル18aとから構成されている。
【0028】
光源収容部24は、図5に示すように、下部キャビネット3Aの前面に配置する枠体25に設けた光源収容枠26と、ランプハウス収容部28とから構成され、ランプハウス収容部21を取り付け、その前面に枠体25を配置することにより形成される。
【0029】
光源収容枠26は、図5に示すように、略四角形状の窓型形状に形成され、四方の各コーナーに補強を兼ねると共に、ランプハウス33のガイドをも兼ねた係合凸部27a〜27dを設けた構造となっている。
【0030】
ランプハウス収容部28は、図6に示すように、略四角形状の断熱性材料で形成され、籠型形状をしており、取り付ける方向に対して左側側面にはひし形形状の光路用窓部29を設け、そのほかの3側面は所定の大きさの透孔30を多数設け、開口部31の端縁にはランプハウス33を係止するネジ穴部32を設けた構造となっている。
【0031】
このような構造からなる光源収容部24は、図5に示すように、先ず下部キャビネット3A本体の光源収容位置にランプハウス収容部28を収容して、図示していない上部に設けた固定具と背面にあるネジ止めにより配置固定される。そして、その上から枠体25を被せることにより完成する。
【0032】
次に、ランプハウス33について説明する。ランプハウス33は、図6に示すように、ランプハウス収容部28の形状と略同じくして四角形状に形成され、収容する方向の左側面と前面側を直角に連設して形成し、ランプ34を支持する断熱性部材のランプ支持部35と、ランプ支持部35の前面側であって同一断熱性部材で一体形成した取手部36と、金属性材料で形成され、収容する方向の右側面と背面と平面と底面とが各々直角になり、各々に多数の透孔37からなる網状に形成されたランプカバー部38とから構成されている。
【0033】
ランプ支持部35には、ランプ34の前面のガラス面が外側に臨むようにして係合支持する円形状の窓部39を設けた構造となっている。
【0034】
取手部36は、ランプハウス33の前面側に位置し両側に固定ネジ40を備えたネジ部41と、下部側にランプ34の取り扱いを記載し、その上部に取手42を取り付けた構造となっている。このネジ部41に差し込まれる固定ネジ40は簡単にとれないようにヘックスレンチにより外れるヘックスネジが使用されているが、これに限定されないことは勿論のことである。
【0035】
取手42は、ランプ34の取り扱いを記載した位置の上部であって、中央位置よりやや右側位置に上部側及び下部側から略半円形状のめくら穴形状に形成した構造となっている。このような構造とした取手42は、右手又は左手の片方で親指を上方向から差込むと共に下方向から人差し指を差し込み、他の指の背中部分をランプ34の取扱を記載した位置近傍にあてて抜き差し等の取り扱いができる構造となっている。即ち、親指と人差し指とで取手42を持つ構造にしてその他の指等では取り扱いずらい構造となっており、且つランプ34を持った時に安定した所持状態となり、ランプ34の取り扱いを慎重にさせる構造となっている。
【0036】
保護カバー43は、図6に示すように、略四角形状に形成し、横方向の両側の溝を挟んだ棒状のノブ44と、ノブ44の下部側位置にランプ34の交換の取り替え要項を記載した取扱部45とから構成され、ランプハウス収容部28にランプハウス33を収容した上から係合する。このようにわざと保護カバー43を設けることにより、ランプ34を交換の際に高熱であることの注意を喚起させ,ランプ34の交換を慎重に行わせることができると共に、交換作業が素人でもできるように取扱部45に記載されており、正確な交換作業ができるような配慮がされている。
【0037】
このような構造からなる光源部16は、図4に示すように、液晶プロジェクションテレビ1A本体の光源収容部24にランプハウス収容部28を設置し、ランプハウス33を前面側から入れて係合させる。この時、図示されていないがランプハウス33の背面に設けてあるランプ34に電源を供給するコネクタが本体と接続する構造となっている。そして、ランプ34の照射するレンズ面が光路用窓部29を介して臨んだ状態となる。そしてランプハウス33を覆うようして保護カバー43を取り付けてその上から化粧板である第1のグリル18aを組み立てて完成する。このように、背面照射用の光源用ランプ34を備えたランプハウス33をカートリッジ形式にして、液晶リアプロジェクションテレビ1Aの前面方向から素人でも簡単に抜き差しして交換できる構造が実現するのである。
【0038】
次に、このような光源部16を備えた液晶リアプロジェクションテレビ1Aの光学系の内部構成について説明する。
【0039】
液晶リアプロジェクションテレビ1Aは、図1を参照にして説明したように、下部キャビネット3Aの前面の操作パネル部20の操作ボタン22と、LED表示器23と、リモコン21からの信号を受信する赤外線受光器(図示せず)とが設けられている。
操作ボタン22は、利用者が液晶リアプロジェクションテレビ1Aを操作するためのものである。
【0040】
LED表示器23は、通常、電源の状態を表示している。
【0041】
また、下部キャビネット3Aと上部キャビネット2Aの内部には、図12に示すように、スクリーン4(4A)と、ミラー5(5A)と、光学ユニット7(7A)とが、互いに図12に示すような位置関係で配置されていることは、上記従来の液晶リアプロジェクションテレビ1と同様である。
【0042】
この液晶リアプロジェクションテレビ1Aにおける光学系の内部構成は、図7に示すように、上記操作ボタン22、LED表示器23、リモコン21と、システムマイコン46と、データバス47と、データバス47と夫々接続されシステムマイコン46により制御されるメモリ48、画面表示IC49、U/Vチューナー50、BSチューナー51、AVスイッチ52、ワイドID信号検出部53、オーディオコントロール54、3次元コムフィルター55、拡張TV56、クロマデコーダ57、スキャンコンバータ58、RGBマトリックス59、ホワイトバランス部60、LCDドライバ61と、システムマイコン46と接続されたランプ34、ファン63、温度計64と、LCDドライバ61の出力端子に接続された3個のLCDパネル65R、65G、65Bと、スクリーン4Aと、オーディオコントロール54の出力端子に接続された左右のスピーカ17a、17bとから構成されている。
【0043】
システムマイコン46は、リモコン21から赤外線受光器を介して指令信号を受信し、あるいは、操作ボタン22からの指令信号を受信し、夫々の指令信号に応じて所定のプログラムを実行することにより、液晶リアプロジェクションテレビ1Aの光学系全体を制御する。
【0044】
又、システムマイコン46は、光源用ランプ34、ファン63、温度計64から状態検出信号を受信し、夫々の起動、停止、状態監視等を行う。
【0045】
また、システムマイコン46は、光源用ランプ34の点灯時間を計測してスクリーン4A上に表示するランプ管理情報表示制御部を形成し、ランプ34の点灯時間を計時する2個のタイマを内蔵しており、後述するプログラムを実行することにより、光源用ランプ34を管理するためのランプ管理情報をスクリーン4Aに表示するように制御する。
【0046】
メモリ48は、システムマイコン46が行う制御に必要なプログラム及びデータを格納している。使用者が指定した画面モード、チャンネル、入力切換え、音量は、システムマイコン46によってメモリ48に記憶される。また、画歪み調整用データ等もメモリ48に記憶されている。
【0047】
画面表示IC49は、VRAMとディスプレイコントローラとを有し、システムマイコン46の制御の下で、使用者が指定した画面モードでの1画面分のランプ管理情報(累積時間)をVRAM上に形成し、ディスプレイコントローラによりVRAMのデータを順次RGB信号に作成して、RGBマトリックス59へ出力する機能を有する。
【0048】
画面表示IC49のこの機能により、スクリーン4A上の放送画面に重畳して、または独立に、上記ランプ管理情報を表示することができる。
【0049】
U/Vチューナー50は、システムマイコン46からの選局制御信号によって制御され、U/Vアンテナで受信されたUHF/VHF放送信号のチャンネルを選局する。U/Vチューナー50から出力される中間周波の映像信号及び音声信号はAVスイッチ52の入力端子に入力する。
【0050】
BSチューナー51は、システムマイコン46からの選局制御信号によって制御され、BSアンテナで受信された衛星放送信号のチャンネルを選局する。BSチューナー51から出力される中間周波の映像信号及び音声信号はAVスイッチ52に入力する。
【0051】
図示していないビデオテープレコーダからの映像信号及び音声信号は、AVスイッチ52に入力する。
【0052】
AVスイッチ52は、システムマイコン46の制御の下で、入力されたいずれか一つを選択し、映像信号を出力端子からワイドID信号検出部53及び3次元コムフィルター55へ出力し、音声信号をオーディオコントロール54へ出力する。
【0053】
ワイドID信号検出部53は、映像信号中のワイドID信号を検出する。ワイドID信号は、ビデオテープレコーダの再生信号の垂直帰線区間内に重畳されている信号であって、システムマイコン46によって制御に使用される。
【0054】
オーディオコントロール54は、音声信号の信号レベルの調整等を行った後、左音声信号L及び右音声信号Rを夫々左スピーカ17b及び右スピーカ17aへ出力する。
【0055】
3次元コムフィルター55は、AVスイッチ52から出力された映像信号から輝度信号(Y)と色信号(C)とを分離する所謂くし型フィルタである。
【0056】
拡張TV56は、3次元コムフィルター55から出力されたY/C信号から、EDTV2(クリアビジョン)の識別信号を検出し、補強信号のデコードを行い、デコードされた輝度信号及び色信号をクロマデコーダ57へ出力する。
【0057】
クロマデコーダ57は、色信号から色差信号を復調し、輝度信号と色差信号とを出力する。
【0058】
スキャンコンバータ58は、クロマデコーダ57から出力された輝度信号及び色差信号の走査速度を倍速に変換する。これは、液晶ディスプレイでは、CRTディスプレイのように走査線のインターレースができないので、1画面1走査となるので、走査速度を2倍にする必要があるためである。
【0059】
スキャンコンバータ58では、また、ワイド画面にするため、アスペクト比を4:3から16:9に変換する。また、例えばズームなどの処理も行うようになっている。スキャンコンバータ58からの倍速の輝度信号及び色差信号は、RGBマトリックス59に入力する。
【0060】
RGBマトリックス59は、HD入力端子からの映像信号と、スキャンコンバータ58から出力された倍速の輝度信号及び色差信号と、画面表示IC49から出力されるランプ管理情報のRGB信号とを入力する構成となっている。
【0061】
RGBマトリックス59は、基本的にスキャンコンバータ58から出力された倍速の輝度信号及び色差信号とを、元のR信号、G信号、B信号に変換する機能を有する。また、RGBマトリックス59は、HD入力か又は変換されたRGB信号かのいずれかを出力するように切り換える機能を有する。
【0062】
そして、変換されたRGB信号を出力する場合には、単独で出力するか或は画面表示IC49から入力するランプ管理情報のRGB信号を重畳するかのいずれかとする。
ホワイトバランス部60は、RGBマトリックス59から出力されるR信号、G信号、B信号のホワイトバランス調整を行う。
【0063】
LCDドライバ61は、3枚のLCDパネル65R、65G、65Bに対して夫々、R信号、G信号、B信号を供給する。
【0064】
LCDパネル65R、65G、65Bは、夫々赤、緑、青の光を通す液晶パネルである。LCDパネル65R、65G、65Bには、夫々、同一の映像が赤、緑、青で形成されることになる。
【0065】
光源としてのランプ34から発光する光がLCDパネル65R、65G、65Bを通過し、赤、緑、青の同一映像が光学系によりスクリーン4Aに重なるように投射される。その結果、原カラー画像がスクリーン4Aに写し出されることになる。
【0066】
以下、システムマイコン46が行うランプ管理情報表示制御について、図8に示す流れ図を用いて説明する。
システムマイコン46は、リモコン21からの指令によりランプ34を点灯したり消灯したりする。システムマイコン46は、ランプ34の累積通電時間と使用時間とを夫々計時するための2個の第1のタイマ及び第2のタイマを内蔵している。各第1のタイマ及び第2のタイマの計時はランプ34に通電している間だけ行われる。
【0067】
メモリ48は、上記2個の第1のタイマ及び第2のタイマで計時される累積時間の「時」と「分」とを別々のアドレスに記憶する。
さて、図8において、システムマイコン46はステップST1において、メモリ48から現在までの累積時間と使用時間とを読出してこの値を二つの第1のタイマ及び第2のタイマにセットすると共に各種フラグの設定を行う。
【0068】
また、この時、第1のタイマにセットする累積時間及び第2のタイマにセットする使用時間を5分進める。これは、電源を切った時、メモリ48に現在時刻が書き込まれないので、その時に生じる時間計測誤差を軽減させるためである。
【0069】
ステップST2でシステムマイコン46は、二つの第1のタイマ及び第2のタイマにより夫々累積時間と使用時間とを計時する。
次に、システムマイコン46は、第1のタイマの累積時間の「分」の1の位が”0”になった時、メモリ48に累積時間の「分」の書き込みを行う。つまり、10分置きに「分」を書き込むことになる(ステップST3、ST4)。
【0070】
第1のタイマの累積時間の「分」のメモリ48への書き込みは、累積時間に基づき算出したアドレスへ書き込む。これは、メモリ48の書き込み保証回数を超えないようにするためである。 次に、累積時間の「時」がカウントアップした時、即ち、「分」の10回目の書き込み時に、累積時間の「時」をメモリ48に書き込む(ステップST5、ST6)。
【0071】
次に、第2のタイマの使用時間の「分」の1の位が”0”になった時、使用時間の「分」の書き込みを行う。使用時間の「分」のメモリ48への書き込みは、累積時間に基づき算出したアドレスへ書き込む。 次に、第2のタイマの使用時間の「時」の書き込みを累積時間の場合と同様に行う(ステップST9、ST10)。
【0072】
ステップST11で、使用者は、ランプ34の使用時間を知りたい時は、リモコン21又は操作ボタン22の「メニュー」ボタンを押す(第1の操作)ことにより、図9に示すような「ランプタイマー」画面を表示させる。この画面には第2のタイマのランプ使用時間が例えば01234時間と表示されると共に、「戻る」と「時間0に戻す」との二つのメニューと、「選択」、「実行」「中断」の各ボタンが表示される。
【0073】
そこで、図9に示す画面上で、カーソルで「時間0に戻す」を選択し、「実行」ボタンをクリックすると、「ランプ使用時間クリア」のメニューに入る。
この「ランプ使用時間クリア」メニューの「実行」と「取消」の内の「実行」を選択した場合は、画面の上部に表示されている使用時間を赤色で表示し、そうでない時は使用時間を緑色で表示するようになっている。
【0074】
「実行」を選択した場合、使用時間の「時」、「分」はクリアされ(”0”にセットされ)、使用時間が第2のタイマのメモリ48に書き込まれる。
また、「中断」を選択した場合は、何も行われずメニューの1階層上へ戻る。
【0075】
ステップST12において、操作ボタン22を所定の特殊な操作(第2の操作)を行うとサービスモードに入り、サービス項目が表示される。表示されたサービス項目の中から「累積時間調整」を選択すると「サービス用累積時間リセット」の「オン」と「オフ」との切り換えスイッチが表示される。「サービス用累積時間リセット」の「オン」を選択すると図10(A)に示すように現在までの第1のタイマの累積時間が表示され、「オフ」を選択すると図10(B)に示すように累積時間の表示は”0”となる。
【0076】
累積時間の表示が”0”の状態で、「ライト」の操作(サービス調整項目における書き込み動作の一つ)を行うことにより、累積時間タイマの「時」と「分」が第1のタイマのメモリ48に書き込まれると共に、いずれも”0”にリセットされる。
そして、ステップST12でサービスモードの処理が終了すると、ステップST2に戻り、再び累積時間と使用時間のカウントが行われ、このカウントはランプ34に通電している間だけ行われる。
【0077】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る投射型映像装置及びランプ管理情報表示制御装置は、ランプの寿命に関する管理情報を表示するので、使用者は、ランプが何時切れるか心配しなくても済みまた、ランプの寿命切れを装置本体の故障と間違えることがなくなる。
【0078】
また、ランプの使用のタイマーを二つ持つことにより、投射型映像装置本体の通電時間と、ランプだけの通電時間とを独立させて容易に知ることができ、本体でのランプの通電時間全体としての累積時間から、素人である使用者、専門家であるサービスマンの両方への適切な対応が行え、装置自体の信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る投射型映像装置の略示的な全体斜視図である。
【図2】同平面図である。
【図3】同側面図である。
【図4】同光源部を分解して示した斜視図である。
【図5】同光源部の要部を示した斜視図である。
【図6】同光源部を構成するランプハウスの分解斜視図である。
【図7】同投射型映像装置の光学系を示すブロック図である。
【図8】同投射型映像装置の光学系の動作を示したフローチャート図である。
【図9】同ランプタイマーの表示例を示した説明図である。
【図10】同ランプ累積時間の表示例を示す説明図である。
【図11】従来技術における投射型映像装置の略示的な側面図である。
【図12】光源を背面から投射する背面型投射の映像を示した略示的な説明図である。
【符号の説明】
1、1A 液晶リアプロジェクションテレビ
2、2A 上部キャビネット
3、3A 下部キャビネット
4、4A スクリーン
5、5A ミラー
6 投射レンズ
7、7A 光学ユニット
8 ランプハウス部
9 液晶表示部
10 虚像
11 フレーム部
12 上面壁
13 側面壁
14 背面壁
15 低面壁
16 光源部
17a、17b スピーカ
18a 第1のグリル
18b 第2のグリル
19 空気取入口
20 操作パネル部
21 リモコン
22 操作ボタン
23 LED表示器
24 光源収容部
25 枠体
26 光源収容枠
27a、27b、27c、27d 係合凸部
28 ランプハウス収容部
29 光路用窓部
30 透孔
31 開口部
32 ネジ穴部
33 ランプハウス
34 ランプ
35 ランプ支持部
36 取手部
37 透孔
38 ランプカバー部
39 窓部
40 固定ネジ
41 ネジ部
42 取手
43 保護カバー
44 ノブ
46 システムマイコン
47 データバス
48 メモリ
49 画面表示IC
50 U/Vチューナー
51 BSチューナー
52 AVスイッチ
53 ワイドID信号検出部
54 オーディオコントロール
55 3次元コムフィルター
56 拡張TV
57 クロマデコーダ
58 スキャンコンバータ
59 RGBマトリックス
60 ホワイトバランス部
61 LCDドライバ
63 ファン
64 温度計
65R、65G、65B LCDパネル

Claims (6)

  1. スクリーンの背面から光を投射する光源用ランプを交換可能なランプハウス内に備えた背面投射型映像装置であって、
    前記背面投射型映像装置による累積通電時間を計測するための第1のタイマと、
    前記第1のタイマと異なる時間からの計時の開始を設定可能に構成され、前記光源用ランプの使用時間を計測するための第2のタイマと、
    操作部からの前記光源用ランプの使用時間を知るための第1の操作により、前記第2のタイマにより計測された交換可能な前記ランプハウスの光源用ランプの使用時間を前記スクリーンに表示するように制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記操作部からの前記第1の操作と異なる操作であって、サービスに必要な情報を表示するサービスモードに入るための第2の操作により、前記第1のタイマにより計測された前記累積通電時間を前記スクリーンに表示することを特徴とする背面投射型映像装置。
  2. 前記第2タイマは前記操作部からの前記第1の操作によりリセットできるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の背面投射型映像装置。
  3. 前記ランプハウスに取手を有し、前記背面投射型映像装置の前面方向から交換可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の背面投射型映像装置。
  4. 前記背面投射型表示装置の前面に設けられ、収容された前記ランプハウスを保護する保護カバーを有し、
    前記保護カバーは、前記光源用ランプの交換作業を記載した取扱部を有することを特徴とする請求項1に記載の背面投射型映像装置。
  5. スクリーンの背面から映像を投影するための交換可能なランプハウス内に設けられた光源用ランプの管理情報を制御するランプ管理情報表示制御装置であって、
    前記光源用ランプの交換前の使用時間を含む累積通電時間を計測するための第1のタイマと、
    前記第1のタイマと異なる時間からの計時の開始を設定可能に構成され、前記光源用ランプの交換後の使用時間を計測するための第2のタイマと、
    操作部からの前記光源用ランプの使用時間を知るための第1の操作により、前記第2のタイマにより計測された交換可能な前記ランプハウスの光源用ランプの使用時間を前記スクリーンに投影表示するように制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記操作部からの前記第1の操作と異なる操作であって、サービスに必要な情報を表示するサービスモードに入るための第2の操作により、前記第1のタイマにより計測された前記累積通電時間を前記スクリーンに投影表示することを特徴とするランプ管理情報表示制御装置。
  6. 前記第2のタイマは前記操作部からの前記第1の操作によりリセットできるようにしたことを特徴とする請求項5に記載のランプ管理情報表示制御装置。
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