JP3781070B2 - カラー画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、潜像担持体上に形成されたトナーパッチに光を照射し、前記トナーパッチから反射される光を検出し、その結果に基づいて画像形成条件を制御する電子写真プロセスを用いたプリンタ、ファクシミリ、複写機等のカラー画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真プロセスを用いた画像形成装置は高解像度化が比較的容易であることと普通紙対応可能という長所を生かし実用化されている。しかし、電子写真プロセスは粉体・静電気を用いるため温湿度環境や耐久によらず画像濃度を一定に保つことが困難である。特にカラー画像形成装置はイエロートナー、シアントナー、マゼンタトナー(以降、これらトナーを総称してカラートナーとする)とブラックトナーの4種類のトナーを用いるため色濃度を常に安定化するのは極めて困難である。
【0003】
そこで、従来は以下の技術が提案されている。
【0004】
(1)特開昭59−13264号公報に記載されるように像担持体から中間転写体上へ転写された現像剤量を検知しその検知結果にもとずき転写効率を変化させる手段を制御することにより画像濃度を安定化していた。
【0005】
(2)特開平5−165293号公報に記載されるように転写前に配置された画像濃度検知手段により感光体上のトナー量を検知しその検知濃度に応じて帯電電位、露光電位を第2の設定値に設定することにより画像濃度を安定化していた。
【0006】
(3)特開平7−319234号公報に記載されるように感光体上および転写材搬送材上のトナー濃度の比により転写電流値を制御することにより画像濃度を安定化していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、一般に中間転写体は樹脂中にカーボンを分散することにより導電処理を行なうため黒色であることが多く、従来技術(1)で述べた方法では、ブラックトナー濃度を検出することが困難であった。導電材にITOなどを用いることにより白色の中間転写体とした場合、逆にカラートナー濃度を検出することが困難であった。全てのトナー濃度を検出するために中間転写体を塗り分けトナーパッチを所定の位置に形成することが考えられるが中間転写体のコストアップ、塗り分け部の転写性の差によるS/Nの低下、塗り分けを印刷などで行なった場合、段差ができその結果、中間転写体をクリーニングするクリーニングブレードの寿命が低下することがあった。
【0008】
また、(2)で述べた方法では転写前のトナー濃度検出となるため転写効率が全く変動しないシステムにおいては有効であるが転写効率はトナーの色、帯電量や環境等により変動するため転写材上のトナー濃度との対応が不十分であった。また、センサの位置が現像機の下に位置することが多く、長期間使用時には現像器からこぼれたトナーがセンサに付着し、S/Nが低下するという課題を有していた。
【0009】
また、(3)で述べた方法では感光体上および転写材搬送材上の最低2箇所にセンサが必要となるためコスト、装置サイズの点で問題があった。また、現像量(現像後、転写前トナー量)が変動した場合、転写材上の濃度が変動するという課題があった。
【0010】
本発明はこのような問題を鑑みてなされたもので、その目的とするところは、トナーの色によらず低コスト、省スペースで高精度な濃度検出を行いプロセスの変動を補正することにより色濃度を安定化し信頼性の高いカラー画像形成装置を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本第1発明はこのような課題を解決するためのカラー画像形成装置として、感光体上に潜像を書き込む露光手段と、潜像をブラックおよびカラートナーにより顕像化する現像手段と、前記現像手段により顕像化されたトナー像を像担持体上に静電的に転移させる転写手段と、画像形成に先立ち形成された複数のトナーパッチの濃度を前記転写手段を経た後の前記感光体上において検出する濃度検出手段と、前記濃度検出手段の結果にもとずき前記転写手段後の前記感光体上のトナー濃度を変更する濃度変更手段を有し、感光体上に潜像を書き込む露光手段と、潜像をブラックおよびカラートナーにより顕像化する現像手段と、前記現像手段により顕像化されたトナー像を像担持体上に静電的に転移させる転写手段と、画像形成に先立ち形成された複数のトナーパッチの濃度を前記転写手段を経た後の前記感光体上において検出する濃度検出手段と、前記濃度検出手段の結果にもとずき前記転写手段後の前記感光体上のトナー濃度を変更する濃度変更手段を有し、前記複数のトナーパッチが前記転写手段を通過する際に各トナーパッチ毎に異なる前記転写手段に印加されるバイアスがトナーと同極性バイアス(Vc)および逆極性バイアス(Vt)であり、前記複数のトナーパッチが前記転写手段を通過する時のバイアスが|Vc|<|Vt|であることを特徴する。
以上
【0017】
本第2発明は、本第1発明のカラー画像形成装置において、前記濃度変更手段が前記現像手段に印加するバイアスを変更する手段であることを特徴とする。
【0018】
本第3発明は、本第1発明のカラー画像形成装置において、前記濃度変更手段が前記露光手段の露光エネルギーを変更する手段であることを特徴とする。
【0019】
本第4発明は、本第1発明のカラー画像形成装置において、前記濃度変更手段が前記転写手段に印加するバイアスを変更する手段であることを特徴とする。
以上
【0020】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施例について説明する。
【0021】
図1は本発明の一実施例をなす画像形成装置の電子写真プロセス部の主要断面図である。
【0022】
まず、この電子写真プロセス部の構成とその画像形成時の動作を説明する。帯電ローラ102は不図示の電源の電界の作用によって感光体101を均一なある電位(例えば−700V)に帯電する。露光手段103によって形成された600dpi(dot per inch)の解像度のレーザービームは折り返しミラー104により感光体101上に導かれ静電潜像が形成される。次に図中矢印方向に接離可能な一成分接触方式の現像器105の内、イエロートナー現像器105Yを接触させ他の現像器は離間させるとともに現像用電源123の電界の作用によって負帯電性イエロートナーが反転現像され感光体上101において顕像化される。現像されたイエロートナーは、中間転写体106上に1次転写ローラ107に1次転写用電源108によりトナーと逆極性のバイアスが印加されその電界の作用で転写される。感光体101上の転写残りトナーは、ブレードを接触させてクリーニングする感光体クリーナー109で回収され、続いて感光体電位は除電ランプ110によりリセットされる。同様の動作を中間転写体106の位置と露光手段103の発光タイミングの同期を取りマゼンタトナー現像器105M、シアントナー現像器105C、ブラックトナー現像器105Kについても繰り返すことにより、中間転写体106上に各色のトナーが重ねられフルカラー画像が形成される。この間、2次転写ローラ116、および中間転写体クリーナ119は離間状態とする。一方、紙やOHPなどの転写材113は給紙カセット112から給紙手段111によりレジストローラ対114まで搬送されたのち、中間転写体106上のフルカラー画像と同期をとって駆動ローラ115と図中矢印方向に接離可能な2次転写ローラ116にて形成される2次転写部に搬送される。2次転写部では転写材113と同期して2次転写ローラ116が中間転写体106に接触してニップ部を形成、押圧するとともに1次転写用電源108から得た電圧を演算する演算手段121にて決定された電圧が2次転写用電源117により定電圧制御されその電界の作用で転写材113上にフルカラートナー像が形成される。その後、転写材113は定着手段120によって定着され装置外へ排出される。
【0023】
電子写真プロセス部にはさらにトナー濃度検出手段としてパッチセンサ122が1次転写ローラ107より下流で感光体101表面に対向する位置に設けられている。そして、その検出結果をもとに画像濃度を変更する手段として、現像用電源123の電圧を制御することにより現像量を調整する、露光エネルギーを変更する手段124により感光体101上の電位を制御し現像量を調整する、1次転写用電源108の電圧を制御することにより転写効率を調整する、各手段が設けられている。
【0024】
図2にパッチセンサ122の構成例を示す。
【0025】
パッチセンサ122は発光素子151、受光素子152、集光レンズ153、結像レンズ154とホルダー155とからなっている。発光素子151から発射した光は集光レンズ153により照射面156に集光される。この照射面156上をトナーパッチが通過する。そして、照射面156で反射した光のうち正反射成分を除いた、いわゆる拡散反射成分が結像レンズ154を介して受光素子152に入射する。このようにして、照射面156の反射率が測定される。
【0026】
パッチセンサ122で検出された濃度(反射率)をもとに画像濃度を安定化するためのパッチ作成から印字動作にいたるシーケンスを以下に述べる。
【0027】
まず、1cm角程度の複数個のソリッドパターンのイエローカラーパッチが感光体101上に形成され、転写効率が略0から通常印字時の転写効率である80〜100%となるバイアスに段階的に設定されている1次転写部を通過する。1例として4個のカラーパッチを作成し、それぞれ、−200V、400V、600V、800Vの電圧を1次転写用電源108より出力する。
【0028】
1次転写部を通過したイエロ−カラーパッチは、先に述べた構成のパッチセンサ122にて反射率が測定され、転写効率が略0の時のバイアス(−200V)で通過したトナーの反射率からイエロー現像量(記号Myであらわす)、例えば0.5mg/cm2が検出される。また、400V、600V、800Vで通過した転写残りトナーの反射率と検出された現像量から各々のバイアスにおけるイエロートナーの転写効率(記号ηyであらわす)、例えば各々80%、95%、90%が検出でき、画像形成時には最も転写効率のよいバイアス(600V)を選択する。転写効率が略0の時のバイアス(記号Vcであらわす)の極性はトナーと同極性とし、最も転写効率のよいバイアス(記号Vtであらわす)の極性はトナーと反対極性とする。また、Vcは、電荷注入による逆極性トナーをつくらないように|Vc|<|Vt|とすることが好ましい。My×ηy(0.5×0.95)により中間転写体106上に付着するイエロートナー量(記号Dyであらわす)0.475mg/cm2が計算でき、あらかじめ定めた範囲、例えば0.45〜0.50mg/cm2にはいるか判断する。この例では定めた範囲内にはいるため、次の色のパッチ生成動作にはいるが、Dyが定めた範囲にはいらない場合、現像用電源123のバイアスを増減することにより現像量Myを調整しパッチを再生成しDyが定めた範囲にはいるまで、もしくは近くなるまで繰り返す。現像量Myの増減は露光エネルギー調整手段124により露光パワー、印字デューティのいずれかもしくは両方を制御し現像バイアスとのコントラスト電位を変更することによっても同等の効果が得られる。
【0029】
同様にマゼンタ、シアン、ブラックの各トナーについてもパッチを作成し中間転写体106上の付着量Dm、Dc、Dkをあらかじめ定めた範囲にはいるように現像バイアス、転写バイアス、露光エネルギーを制御する。
【0030】
このように印字形成前にトナーパッチを形成し定めたプロセス条件で画像形成を行なうことにより中間転写体106上のトナー濃度は、環境や耐久によらず安定したものとなり、ひいては、転写材上の濃度も安定することが確認された。
【0031】
図3は本発明の画像形成装置における他の実施例の断面概観図である。先に述べた実施例との違いは転写材113を誘電体ドラム501に巻き付け転写材上で色重ねをする点である。
【0032】
まず、装置の動作を説明する。転写材113は、給紙カセット112から給紙手段111によりレジストローラ対114まで搬送されたのち、転写材担持体である誘電体ドラム501に転写材吸着用電源503がコロナ帯電器502に交流電圧を重畳した電圧を出力しその静電力により吸着される。帯電ローラ102は感光体101を均一にある電位(例えば−700V)に帯電する。レーザー走査光学系である露光手段103によって形成された600dpi(dot perinch)の解像度のレーザービームは折り返しミラー104により感光体101上に導かれ静電潜像(例えば−100V)が形成される。次に図中矢印方向に接離可能な一成分接触方式の現像器105の内、イエロー現像器105Yを接触させ他の現像器は離間させるとともに現像用電源123の電界の作用によって負帯電性イエロートナーが反転現像され感光体上101において顕像化される。顕像化されたイエロートナーは、ポリフッ化ビニリデン、ポリカーボネイト等の誘電体ドラム501上に吸着された転写材113上に導電性ブレード504にトナーと逆極性のバイアスが転写用電源505より印加されその電界の作用により転写される。感光体101上の転写残りトナーは、ブレードを接触させてクリーニングする感光体クリーナー109で回収され、続いて感光体電位は除電ランプ110によりリセットされる。同様の動作を誘電体ドラム501の位置と露光手段103の発光タイミングの同期を取りマゼンタ現像器105M、シアン現像器105C、ブラック現像器105Kについても繰り返すことにより、誘電ドラム501に吸着された転写材113上に各色のトナーが重ねられフルカラー画像が形成される。フルカラー画像が形成された転写材113は、除電用電源507からコロナ帯電器506に印加される交流重畳した電界の作用により誘電体ドラム501から除電、剥離された後、転写材搬送ベルト508により搬送され定着手段120にて定着後装置外に排出される。
【0033】
電子写真プロセス部にはさらにトナー濃度検出手段としてパッチセンサ122が導電性ブレード504より下流で感光体101表面に対向する位置に設けられている。そして、その検出結果をもとに画像濃度を変更する手段として、現像用電源123の電圧を制御することにより現像量を調整する、露光エネルギーを変更する手段124により感光体101上の電位を制御し現像量を調整する、転写用電源505の電圧を制御することにより転写効率を調整する、各手段が設けられている。
【0034】
パッチセンサ122で検出された濃度(反射率)をもとに画像濃度を安定化するためのパッチ作成から印字動作にいたるシーケンスを以下に述べる。
【0035】
まず、1cm角程度の複数個のソリッドパターンのイエローカラーパッチが感光体101上に形成され、転写効率が略0から通常印字時の転写効率である80〜100%となるバイアスに段階的に設定されている転写部を通過する。1例として4個のカラーパッチを作成し、それぞれ、−500V、600V、800V、1000Vの電圧を転写用電源505より出力する。
【0036】
1次転写部を通過したイエロ−カラーパッチは先に述べた構成のパッチセンサ122にて反射率が測定され、転写効率が略0の時のバイアス(−500V)で通過したトナーの反射率からイエロー現像量(記号Myであらわす)、例えば0.5mg/cm2が検出される。また、600V、800V、1000Vで転写部を通過した転写残りトナーの反射率と検出された現像量から各々のバイアスにおけるイエロートナーの転写効率(記号ηyであらわす)、例えば各々80%、95%、90%が検出でき、画像形成時には最も転写効率のよいバイアス(800V)を選択する。転写効率が略0の時のバイアス(記号Vcであらわす)の極性はトナーと同極性とし、最も転写効率のよいバイアス(記号Vtであらわす)の極性はトナーと反対極性とする。また、Vcは、電荷注入による逆極性トナーをつくらないように|Vc|<|Vt|とすることが好ましい。My×ηy(0.5×0.95)により誘電体ドラム501上に付着するイエロートナー量(記号Dyであらわす)0.475mg/cm2が計算でき、あらかじめ定めた範囲、例えば0.45〜0.50mg/cm2にはいるか判断する。この例では定めた範囲内にはいるため次の色のパッチ生成動作にはいるが、Dyが定めた範囲にはいらない場合、現像用電源123のバイアスを増減することにより現像量Myを調整しパッチを再生成しDyが定めた範囲にはいるまで、もしくは近くなるまで繰り返す。現像量Myの増減は露光エネルギー調整手段124により露光パワー、印字デューティのいずれかもしくは両方を制御し現像バイアスとのコントラスト電位を変更することによっても同等の効果が得られる。
【0037】
同様にマゼンタ、シアン、ブラックの各トナーについてもパッチを作成し誘電ドラム501上の付着量Dm、Dc、Dkをあらかじめ定めた範囲にはいるように現像バイアス、転写バイアス、露光エネルギーを制御する。
【0038】
このように印字形成前にトナーパッチを形成し定めたプロセス条件で画像形成を行なうことにより誘電ドラム501上のトナー濃度は、環境や耐久によらず安定したものとなり、ひいては、転写材上の濃度も安定することが確認された。
【0039】
次に中間転写体もしくは誘電ドラム上の転写材に一端転写されたトナーが複数回感光体と接触するうちに徐々に感光体にもどされる現象(以後、逆転写現象と呼ぶ)が顕著なプロセスにおける制御方法を説明する。この逆転写現象はトナーの帯電量が低い、中間転写体・転写材の粗さが粗い、それら抵抗値が低い場合に顕著である。
【0040】
そこで、図3を用いて先に説明したプロセスにおいて表1に示すようにあらかじめ把握しておいた逆転写する量を次式にて演算することにより最終出力である転写材上のトナー付着量(イエロートナー付着量、記号Py)を予測することができる。
【0041】
Figure 0003781070
【0042】
【表1】
Figure 0003781070
【0043】
次にPyがあらかじめ定めた範囲、例えば0.35〜0.40mg/cm2にはいるか判断する。この例では定めた範囲内にはいるため、次の色のパッチ生成動作にはいるが、Pyが定めた範囲にはいらない場合、現像用電源123のバイアスを増減することにより現像量Myを調整しパッチを再生成しPyが定めた範囲にはいるまで、もしくは近くなるまで繰り返す。現像量Myの増減は露光エネルギー調整手段124により露光パワー、印字デューティのいずれかもしくは両方を制御し現像バイアスとのコントラスト電位を変更することによっても同等の効果が得られる。
【0044】
同様にマゼンタ、シアン、ブラックの各トナーについてもパッチを作成して誘電体ドラム501上の付着量Dm、Dc、Dkおよび表1のデータからPm、Pc、Pkをあらかじめ定めた範囲にはいるように現像バイアス、転写バイアス、露光エネルギーを制御する。
【0045】
なお、表1のデータは、温湿度環境や紙の種類、トナー帯電量を検知して書き換えることにより転写材上のトナー量をさらに精度よく予測できる。
【0046】
このように印字形成前にトナーパッチを形成し定めたプロセス条件で画像形成を行なうことにより転写材113上のトナー濃度は、環境や耐久によらず安定することが確認された。
【0047】
以上、2つの方式(中間転写方式、転写ドラム方式)を用いて本発明を説明してきたが、実施の形態はこれらに限られるものではなく、転写後の感光体上のトナー濃度を検出する構成であれば例えばタンデム方式のものや感光体上色重ね方式のカラー画像形成装置にも適用できる。
【0048】
【発明の効果】
本発明の請求項1または5によると、感光体上のトナーパッチ濃度を検出するためトナーの色によらず検出が可能となる。また、転写後の感光体上の濃度を検出することにより最終出力である転写材上の濃度と近い濃度を検出でき、高精度なトナーパッチ濃度検出ができるとともに濃度変更手段によりその濃度を所定値に制御するため安定した色濃度が確保できる。
【0049】
また、本発明の請求項2または7によると、現像手段に印加するバイアスを変更する手段により現像量を増減させることにより転写材上のトナー濃度を一定に保つことができる。
【0050】
また、本発明の請求項3または8によると、露光エネルギーを変更する手段により現像量を増減させることにより転写材上のトナー濃度を一定に保つことができる。
【0051】
また、本発明の請求項4または9によると、転写手段に印加するバイアスを変更する手段により転写効率を増減させることにより転写材上のトナー濃度を一定に保つことができる。
【0052】
また、本発明の請求項6によると、転写効率が略0の時のバイアスと転写効率が最大の時のバイアスを最適化したため転写材上のトナー濃度を一定に保つことができる。
【0053】
という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例をなす中間転写体を用いたカラー画像形成装置の電子写真プロセス部の主要断面図。
【図2】パッチセンサの構成例を示す図。
【図3】本発明の一実施例をなす転写ドラムを用いたカラー画像形成装置の電子写真プロセス部の主要断面図。
【符号の説明】
101 感光体
103 露光手段
104 折り返しミラー
105Y イエロー現像器
105M マゼンタ現像器
105C シアン現像器
105K ブラック現像器
106 中間転写体
107 1次転写ローラ
108 1次転写用電源
122 センサ手段
123 現像用電源
124 露光エネルギー変更手段
151 発光素子
152 受光素子
153 集光レンズ
154 結像レンズ
155 ホルダー
156 照射面

Claims (4)

  1. 感光体上に潜像を書き込む露光手段と、潜像をブラックおよびカラートナーにより顕像化する現像手段と、前記現像手段により顕像化されたトナー像を像担持体上に静電的に転移させる転写手段と、画像形成に先立ち形成された複数のトナーパッチの濃度を前記転写手段を経た後の前記感光体上において検出する濃度検出手段と、前記濃度検出手段の結果にもとずき前記転写手段後の前記感光体上のトナー濃度を変更する濃度変更手段を有し、前記複数のトナーパッチが前記転写手段を通過する際に各トナーパッチ毎に異なる前記転写手段に印加されるバイアスがトナーと同極性バイアス(Vc)および逆極性バイアス(Vt)であり、前記複数のトナーパッチが前記転写手段を通過する時のバイアスが|Vc|<|Vt|であることを特徴するカラー画像形成装置。
  2. 前記濃度変更手段が前記現像手段に印加するバイアスを変更する手段であることを特徴とする請求項記載のカラー画像形成装置。
  3. 前記濃度変更手段が前記露光手段の露光エネルギーを変更する手段であることを特徴とする請求項記載のカラー画像形成装置。
  4. 前記濃度変更手段が前記転写手段に印加するバイアスを変更する手段であることを特徴とする請求項記載のカラー画像形成装置。
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