JP3780071B2 - 内視鏡撮像システム - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内視鏡に備えた撮像手段で撮像した映像信号を表示手段にて表示する内視鏡撮像システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、内視鏡は医療用分野及び工業用分野で広く用いられるようになった。また、最近は光学式内視鏡の接眼部に撮像手段を備えたテレビカメラを装着したテレビカメラ外付け内視鏡や、先端部に撮像手段を備えた電子内視鏡により、撮像した内視鏡画像をモニタに表示する内視鏡撮像システムも広く用いられるようになった。
【0003】
このような内視鏡撮像システムを用いて例えば医療用分野で内視鏡検査を行った場合、後で詳しく診断することができるように術者はしばしば写真撮影装置で画像を記録(写真撮影)したり、ビデオプリンタに出力して内視鏡画像のハードコピーを得たりする。
【0004】
また、画像ファイリング装置に出力して内視鏡画像の記録をする操作を行う場合もある。
また、動画の記録にはVTR(ビデオテープレコーダ)を採用していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、写真撮影装置の場合には、フィルムの現像までに時間がかかると共に、すぐに画像を確認したいような要求に対応できない。この点に関しては、ビデオプリンタを使用した場合にはすぐに画像の確認ができる。しかしながら、写真撮影装置及びビデオプリンタでは撮影されたフィルムとかプリンタ用紙の管理が煩雑となり、そのままでは検索しにくいので、(イメージスキャナなどを用いて)ファイリングするのに手間がかかる欠点がある。
【0006】
また、画像ファイリング装置を使用する場合には、検索などは簡単にできるが、画像ファイリング装置を含めたシステムが大がかりとなり、ある程度大きな規模の病院でしか採用し難い。また、検索する場所などの制約がある。
また、症例によっては動画で記録することが行われるが、VTRでダビング、編集、加工等の作業を行うと、画質が劣化してしまう欠点があった。
【0007】
(発明の目的)
本発明は、上述した点に鑑みてなされたもので、静止画及び動画にも対応して検索、編集などが容易にでき、かつ画質の劣化を少なくできる内視鏡撮像システムを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明による内視鏡撮像システムは、撮像手段を備えた内視鏡からの撮像信号に対する信号処理を行う内視鏡撮像装置と、この内視鏡撮像装置から出力される映像信号を表示手段にて表示する内視鏡撮像システムにおいて、前記内視鏡撮像装置に設けられ、デジタルの映像信号を出力するデジタルビデオ信号出力部と前記デジタルビデオ信号出力部に着脱自在な第1の接続部を有すると共に、PCカードが装着可能なPCカードスロットを備え、前記第1の接続部を介して入力される静止画を圧縮して前記PCカードに記録する静止画圧縮装置を備えた静止画用拡張ユニットと、前記デジタルビデオ信号出力部に着脱自在な第2の接続部を有すると共に、動画データを出力する動画データ出力部を備え、前記第2の接続部を介して入力される動画を圧縮して前記動画データ出力部から出力する動画圧縮装置を備えた動画用拡張ユニットと、を有し、前記デジタルビデオ信号出力部に接続される拡張ユニットが、前記静止画用拡張ユニットであれば静止画データを、前記動画用拡張ユニットであれば動画データを出力可能であることを特徴とし、前記静止画用拡張ユニットおよび前記動画用拡張ユニットは、それぞれの識別が可能な識別信号を前記内視鏡撮像装置に対して発生し、前記内視鏡撮像装置は、この識別信号に応じて静止画データまたは動画データを前記デジタルビデオ信号出力部より出力することを特徴とする。また、画像の記録を指示するレリーズスイッチを有し、このレリーズスイッチにより発生するレリーズ指示信号に応じて前記静止画データまたは前記動画データを、前記デジタルビデオ信号出力部より出力することを特徴とする。
更に、前記デジタルビデオ信号出力部に着脱自在な第3の接続部を有すると共に、PCカードが装着可能なPCカードスロットを備え前記第1の接続部を介して入力される静止画を圧縮して前記PCカードに記録する静止画圧縮装置と、動画データを出力する動画データ出力部を備え前記第2の接続部を介して入力される動画を圧縮して前記動画データ出力部から出力する動画圧縮装置とを備えた静止画/動画用拡張ユニットを更に有し、前記デジタルビデオ信号出力部に接続される拡張ユニットが、前記静止画/動画用拡張ユニットであれば静止画データまたは動画データを出力可能であることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
図1ないし図8は本発明の第1の実施の形態に係り、図1は本発明の第1の実施の形態の内視鏡撮像装置の構成を示し、図2はCCUの内部構成をブロック図で示し、図3は静止画用拡張ユニットのブロック構成を示し、図4はDCT等を用いたJPEG圧縮回路の構成を示し、図5は動画用圧縮回路のブロック構成を示し、図6はPCカード及びスモールメモリカードを示し、図7はスモールメモリカードをPCカードスロットに接続する場合のアダプタを示し、図8は作用を説明するための使用例を示す。
【0010】
図1に示すように本発明の第1の実施の形態の内視鏡撮像システム1は硬性内視鏡2にテレビカメラ3を装着したテレビカメラ外付け内視鏡4と、硬性内視鏡2に照明光を供給する光源装置5と、テレビカメラ3の撮像手段に対する信号処理を行う内視鏡撮像装置としてのカメラコントロールユニット(以下、CCUと略記)6と、このCCU6から出力される映像信号を表示するカラーモニタ7と、CCU6に設けたデジタルビデオ信号を出力するデジタルビデオ出力端8に着脱自在で選択的に接続される静止画用拡張ユニット9及び動画用拡張ユニット10と、静止画用拡張ユニット9のPCカードスロット11に着脱自在で装着されるPCカード12が着脱自在で装着されるPCカードスロット13を有する例えばパーソナルコンピュータ(以下、パソコンと略記)14とから構成される。
【0011】
なお、PCカードとはPCカードスタンダードに準拠したクレジットサイズの周辺機器で、パーソナルコンピュータメモリカード国際協会と日本電子工業振興会が1995年に規格化した。
【0012】
静止画用拡張ユニット9及び動画用拡張ユニット10にはCCU6のデジタルビデオ出力端8に着脱自在で接続されるコネクタ15A、16Aがそれぞれ取り付けられたケーブル15、16が設けられており、CCU6には静止画用拡張ユニット9及び動画用拡張ユニット10の一方を選択的に接続可能である。
【0013】
なお、CCU6には、静止画用拡張ユニット9及び動画用拡張ユニット10を1つのユニットとして構成した(つまり、静止画データを圧縮してそのPCカードスロット11′に着脱自在で装着されるPCカード12に記録する機能と、動画データを圧縮してそのデジタルビデオ出力端17′から出力する機能を有する)静止画/動画用拡張ユニット300も選択的に接続可能である。この静止画/動画用拡張ユニット300にはCCU6のデジタルビデオ出力端8に着脱自在で接続されるコネクタ301Aが取り付けられたケーブル301が設けられている。
【0014】
また、静止画用拡張ユニット9及び動画用拡張ユニット10にはそれぞれPCカードスロット11及びデジタルビデオ出力端17が設けられており、PCカードスロット11にはPCカード12が着脱自在で装着され、静止画用拡張ユニット9に設けた静止画圧縮手段により圧縮された静止画像データを記録することができる。
【0015】
また、動画用拡張ユニット10における圧縮された動画データを出力するデジタルビデオ出力端17には図示しない記録機能を備えたDVD(デジタルビデオディスク)(DVD−RAMドライブ或いはDVD−Rドライブ)に接続することにより、動画用拡張ユニット10に設けた動画圧縮手段により圧縮された動画データを記録することができる。また、パソコン14に入力して画像の編集を行ったりすることもできる。
【0016】
硬性内視鏡2は細長の挿入部21と、この挿入部21の後端に設けられた把持部22と、この把持部22の後端に設けられた接眼部23とを有し、把持部22にはライトガイド口金が設けられ、ライトガイドケーブル24を介して光源装置5に接続される。
【0017】
そして、図2に示すように光源装置5内のランプ25の白色の照明光がコンデンサレンズで集光されてライトガイドケーブル24内のライトガイドに供給され、この照明光はさらに硬性内視鏡2のライトガイド26を経てその挿入部21の先端部の照明窓に取り付けられたライトガイド先端面から前方に出射され、患部等の被写体を照明する。
【0018】
この照明窓に隣接する観察窓には対物レンズ27が取り付けられ、その結像位置に被写体像を結像する。結像された像は対物レンズ27に対向して挿入部21内に配置されたリレーレンズ系28により伝送され、接眼部23付近に像を結ぶ。この像は接眼部23に設けた接眼レンズ29及びこの接眼レンズ29に対向配置されたテレビカメラ3内の結像レンズ31により、固体撮像素子、より具体的には電荷結合素子(CCDと略記)32に結像する。
【0019】
このCCD32の撮像面(光電変換面)の直前にモザイクフィルタ32aが取り付けられており、各画素に入力される光を光学的に色分離する。つまり、本実施の形態の撮像手段は白色照明の下で、カラーの撮像信号を得る同時式の撮像手段を用いている。
【0020】
このCCD32はカメラケーブル33を介してCCU6と接続され、CCU6内のCCDドライバ34からCCD32にCCDドライブ信号が印加されることにより、CCD32で光電変換されて出力されるCCD出力信号(画像信号)はCCU6内のプリアンプ35に入力される。このプリアンプ35で増幅された信号は、プリプロセス回路36に入力される。
【0021】
プリプロセス回路36に入力されたCCD出力信号はCDS(相関二重サンプリング)やS/H(サンプルホールド)等の前処理が行われた後、A/D変換回路37に入力されてデジタル信号に変換された後、Y/C分離回路38に入力される。
【0022】
Y/C分離回路38に入力されたデジタル信号は線順次化されてY・Cr ・Cb の3系統のデジタル信号に分離され、RGBマトリクス回路39に入力される。
RGBマトリクス回路39に入力されたY・Cr ・Cb デジタル信号は、マトリクス変換式によってRGBデジタル信号に変換される。
【0023】
RGBマトリクス回路39の後段にはホワイトバランス/ブラックバランス(図2ではWB/BBと略記)調整回路41が設けられており、前記マトリクス変換式によって変換されたRGBデジタル信号は、ホワイトバランス/ブラックバランス調整回路41に入力され、所定のバランス調整が行われた後、デジタル映像処理回路42に入力される。
【0024】
このデジタル映像処理回路42においてエンハンス処理,γ補正,キャラクタ重畳などのデジタル処理が施され、D/A変換回路43に入力される。そして、D/A変換回路43に入力されたデジタル信号はアナログ信号に変換され、ポストプロセス回路44において標準的なビデオ信号に変換され、この標準的なビデオ信号はアナログビデオ出力端からカラーモニタ7に出力される。
【0025】
また、デジタル映像処理回路42の出力はフレームメモリ45に一時記憶され、このフレームメモリ45に記憶されたデジタル映像信号はデジタルビデオ出力端8からこのデジタルビデオ出力端8に接続される拡張ユニット9又は10に出力される。
【0026】
また、CCU6の例えばフロントパネル46には静止画の記録駒数/動画の記録時間を表示する表示用LED47とレリーズスイッチ48とが設けられている。このレリーズスイッチ48はCPU49と接続され、このレリーズスイッチ48を操作することにより発生したレリーズ指示信号をCPU49に伝送する。
【0027】
CPU49はこのレリーズ指示信号を受けると、制御信号を伝送する通信線51を介して拡張ユニット9又は10内の図示しない制御手段(例えばCPU)にレリーズ信号を送る。
【0028】
なお、CPU49はデジジタルビデオ出力端8に接続された拡張ユニットが静止画用拡張ユニット9か動画用拡張ユニット10であるかを識別する機能を有し、レリーズスイッチ48が操作された場合、対応する制御動作を行う。
【0029】
デジタルビデオ出力端8に接続されたものが静止画用拡張ユニット9の場合には、このレリーズ信号を送ると共に、フレームメモリ45の画像データを静止画のものにする(書込禁止にする)。そして、静止画用拡張ユニット9はデジタルビデオ出力端8を経て入力される静止画像の画像データを圧縮し、PCカードスロット11に装着されたPCカード12にその画像データを記録するレリーズ処理を行う。そして、その処理後に、静止画用拡張ユニット9の制御手段は1枚(1駒)分の静止画を記録したことを通信線51を介してCPU49に送る。
【0030】
そして、CPU49はレリーズスイッチ48の操作前の駒数に、1駒を加算した駒数を表示するようにフォントジェネレータ52を介して表示用LED47の表示を制御する。
【0031】
また、デジタルビデオ出力端8に接続されたものが動画用拡張ユニット10の場合には、このレリーズ信号を受け取ると、フレームメモリ45からデジタルビデオ出力端8を経て入力される動画の画像データを圧縮し、デジタルビデオ出力端17からこのデジタルビデオ出力端17に接続されるDVD等の周辺機器にレリーズ信号を送り、周辺機器は圧縮された画像データの記録を開始させる処理を行う。そして、その周辺機器は記録を開始した信号を通信線51を介してCPU49に送る。
【0032】
そして、CPU49は動画の記録を開始した時刻を0として記録時間をフォントジェネレータ52を介して表示用LED47で表示させる制御を行う。
なお、CPU49は動画用拡張ユニット10が接続された場合には、フレームメモリ45の画像データを一定のフレーム周期で更新(書込/読出)する。
【0033】
このようにCPU49はこのレリーズ指示信号を受けると、通信線51を介して拡張ユニット9又は10にレリーズ信号を送り、フレームメモリ45の画像データを取り込んで記録させるようにすると共に、拡張ユニット9又は10はレリーズ処理したことを双方向の通信線51を介してCPU49に送り、CPU49は受け取った駒数等を表示用LED47で表示する。
【0034】
なお、CPU49はデジジタルビデオ出力端8に接続された拡張ユニットが静止画用拡張ユニット9か動画用拡張ユニット10であるかを識別するために、例えば通信線51を介して拡張ユニット9又は10側の制御手段にその拡張ユニット9又は10の識別信号を送るように指示し、拡張ユニット9又は10側の制御手段から通信線51を介して返される固有の識別信号によって接続された拡張ユニットが静止画用拡張ユニット9か動画用拡張ユニット10であるかを識別する。
【0035】
なお、このような識別手段の他に、コネクタ15A,16Aの接点ピンにそれぞれ異なる抵抗などを接続し、コネクタ15A,16AがCCU6のデジタルビデオ出力端8に接続された場合に前記接点ピンの抵抗の値を調べる等して接続された拡張ユニットが静止画用拡張ユニット9か動画用拡張ユニット10であるかを識別するようにしても良い。
なお、CPU49はホワイトバランス/ブラックバランス調整回路41、フレームメモリ45の書込/読出などの制御も行う。
【0036】
図3に示すように静止画用拡張ユニット9は、JPEG(Joint Photographic Coding Experts Group)圧縮回路54とPCカードドライバ55とから構成される。このJPEG圧縮回路54はカラー静止画像を可逆符号化方式で圧縮するものと非可逆符号化方式で圧縮するものとがある。
【0037】
可逆符号化方式で圧縮したものは、伸張する処理を行うことにより、もとの情報を復元できるものであり、それに対して非可逆符号化方式で圧縮したものは完全にはもとの情報を復元できないものである。
【0038】
前者の可逆符号化方式のものとしては、空間的予測符号化方式が採用され、この場合の圧縮率は非可逆方式のものに比べて小さいものの、もとの画像品質を保持できるので、画質劣化が許されない場合に有効である。
【0039】
一方、非可逆符号化方式のものはDCT(Discrete Cosine Transform,離散コサイン変換)符号化方式を基本としており、完全にもとの画像を再現できないものの、高い圧縮率においても十分実用的な復号画像の画質を得ることができる。
【0040】
図4(A)は本実施の形態に使用するDCT符号化方式を採用したJPEG圧縮回路54の構成を示す。図4(A)に示すようにデジタル画像データは8×8の画素のブロック単位にDCT回路61に入力され、2次元DCT変換或いは2次元DCT演算が行われ、DC成分とAC成分からなるDCT係数を得る。
【0041】
このDCT係数は量子化回路62に入力され、DC成分とAC成分とが独立して量子化される。この量子化は量子化テーブル63のテーブル値を用いて行われる。そして、量子化された画像データはエントロピ符号化回路64に入力され、ハフマン符号化テーブル65等を用いてエントロピ符号化(可変長符号化)される。
【0042】
図4(B)は変形例として使用する可逆符号化方式のJPEG圧縮回路54の構成を示す。デジタル画像データは予測器66に入力され、近傍の3画素を組み合わせて予測値を求める処理を行い、エントロピ符号化回路67に入力される。このエントロピ符号化回路67では、符号化対象画素から予測値を差し引いた値、つまり予測誤差についてハフマン符号化テーブル68を用いてエントロピ符号化を行う。DCT方式に比べて、圧縮率は低いものの、画質劣化を生じないで画像圧縮を行うことができる。
【0043】
図5は動画用拡張ユニット10の構成をMPEG(Moving Picture Experts Group)圧縮回路(或いはMPEG符号化回路)69を用いた場合の構成で示す。
入力されるR,G,Bのデジタル画像は輝度信号(Y信号と略記)と色差信号(Cr信号,Cb信号)に変換する図示しない信号変換回路を介してフレーム並び変え回路70に入力される。
【0044】
MPEG圧縮回路69では動画の1シーケンスを複数のフレーム(ピクチャ)からなるグループオブピクチャ(GOP)に分割して符号化を行い、このGOPはフレーム内符号化画像(Iピクチャ)と、すでに符号化された時間的に前のフレームから予測するフレーム間符号化画像(Pピクチャ)及び時間的に前後の2フレームから予測するフレーム間符号化画像(Bピクチャ)から構成される。 なお、I,P,BピクチャからなるGOPはさらに隣接するマクロブロック等の階層(レイヤ)に分割される。
【0045】
これら複数のピクチャタイプの導入により、フレーム並び変え回路70で入力される画像のフレーム順序がピクチャタイプに応じた並び変えの処理がされた後、動き推定回路71及び減算回路72を経てDCT回路73に入力される。
【0046】
各フレームについての符号化はマクロブロック単位で行われ、各マクロブロックでは動き補償予測モードか、イントラ符号化モードかが決定され、動き補償予測モードの場合には動き推定回路71で入力される画像データとフレームメモリ/予測器82の画像データとをマッチング法等により順方向及び逆方向の動きベクトルを算出し、フレームメモリ/予測器82に出力して動き補償予測された予測画像データを生成すると共に、多重化回路76に出力する。
【0047】
動き推定を行う場合、8×8画素を1ブロックとして隣接する4つのY信号ブロックと、それに位置的に対応する1個のCrブロックと、1個のCbブロックの6個のブロックからなるマクロブロック単位で行う。そして減算回路72で差分を取り、予測誤差信号を得て、DCT回路73に入力される。
また、動き補償予測を行わないイントラ符号化モードの場合には、並び変えされた画像データはDCT回路73に入力される。
【0048】
このDCT回路73では8画素×8ラインのブロック単位で2次元DCT処理が行われた後、DCT回路73の出力(変換係数)は量子化回路74に入力される。この量子化回路74は変換係数を所定の量子化係数で再量子化することにより、1ブロックの信号の冗長度を低減する。
【0049】
量子化回路74の量子化データは可変長符号化回路75に入力され、量子化出力の統計的符号量から算出した結果に応じて例えばハフマン符号化する。これによって、出現確率が高いデータには短いビットを割り当て、出現確率の低いデータには長いビットを割り当てるようにして伝送量を削減する。
【0050】
この可変長符号化回路75からの出力は多重化回路76に入力され、Y信号,Cr信号,Cb信号が多重化された後、バッファ77を介して符号化データがビットストリームとして出力されると共に、この符号化データは量子化制御部78に入力される。この量子化制御部78は符号化データ量を監視し、量子化回路74の量子化係数を制御して出力データ量を調整する。
【0051】
また、量子化回路74の量子化データは動き補償予測の参照画像として用いられるので、逆量子化回路79に入力され、逆量子化された後、さらに逆DCT回路80に入力され、逆DCT処理されて元の画像データに戻すための処理が行われる。
【0052】
この逆DCT回路80の出力は加算回路81に入力され、必要に応じてフレームメモリ/予測器82の差分の画像データと加算されてフレームメモリ/予測器82のフレームメモリに記憶され、動き補償予測された参照画像が生成され、動き補償予測に利用される。
【0053】
一方、上記静止画用拡張ユニット9のPCカードスロット11に着脱自在で装着されて静止画像の記憶(記録)に使用されるPCカード12はフラッシュメモリカード、タイプIIIのハードディスクの他に、図6に示すようなスモールメモリカードを使用することができる。
【0054】
図6(A),(B),(C),(D)はコンパクトフラッシュ12A、ミニチュアカード12B、スマートメディア12C、スモールPCカード12Dをそれぞれ示す。なお、図6で記録容量が示してあるのはすでに市販されているものの単なる具体的数値例を示す。
【0055】
これらのスモールメモリカードは通常のPCカードの寸法(サイズ)よりも小さく、通常のPCカードよりももっと小型のものが必要な記録媒体として使用できるように製品化されたものであり、PCカードとして使用する場合にはそれぞれアダプタを介してPCカードスロット11に装着して使用される。そして、それぞれアダプタを接続することにより、PCカードのフラッシュメモリカードとほぼ同等のものになる。
【0056】
例えば図7に示すようにスマートメディア12Cはスマートメディア用アダプタ85Cを、スモールPCカード12DはスモールPCカード用アダプタ85Dを介して装着される。他のスモールメモリカードも同様である。
【0057】
本実施の形態ではこのようにCCU6に、静止画用拡張ユニット9或いは動画用拡張ユニット10のコネクタ15A又は16Aが着脱自在に接続されるデジタルビデオ出力端8を設け、静止画用拡張ユニット9が接続された場合にはPCカード12に静止画像を記録でき、動画用拡張ユニット10が接続された場合には動画用拡張ユニット10のデジタル出力端17からDVD等に動画を記録できるようにしていることが特徴となっている。
【0058】
図2ではCCU6内にフレームメモリ45を設けたが、静止画用拡張ユニット9内に設けても良い。この場合、CCU6からは動画のデジタル信号のみが拡張ユニットに出力される。
【0059】
このように構成された第1の実施の形態による作用を以下に説明する。
例えば腹部を内視鏡の観察下で手術する場合には図1に示すように硬性内視鏡2にテレビカメラ3を装着し、ライトガイドケーブル24、カメラケーブル33をそれぞれ光源装置5、CCU6に接続し、さらにCCU6にモニタケーブルを介してカラーモニタ7を接続する。
【0060】
また、CCU6のデジタルビデオ出力端8には、例えば静止画用拡張ユニット9から延出されたケーブル15のコネクタ15Aを接続し、このPCカードスロット11にはPCカード12を接続する。
【0061】
そして、硬性内視鏡2の挿入部21を患者の腹部にトラカールを介して刺入し、腹部内部の臓器等の患部を対物レンズ27により観察できる状態にする。その場合の(内視鏡)画像がカラーモニタ7に表示され、術者はその画像を観察し、例えば手術が必要と判断した場合には手術前の画像としてその画像を記録することを望む場合には、レリーズスイッチ48を操作する。
【0062】
そのレリーズ指示信号はCPU49に入力され、CPU49はフレームメモリ45に対し、画像の書込を禁止して静止画の状態にすると共に、通信線51を介して静止画用拡張ユニット9に静止画の記録のレリーズ信号を送る。
【0063】
静止画用拡張ユニット9ではフレームメモリ45の静止画の画像データを圧縮して、PCカード12に記録する。そして、その記録した情報を通信線51を介してCPU49に送り、CPU49はフレームメモリ45の画像書込禁止を解除すると共に、1駒記録したことを表示用LED47で表示させる。
【0064】
このようにして例えば複数駒の画像を記録することができる。
また、患部に対して腹部に処置具を刺入して手術を行い、手術中及び手術終了後に複数駒の画像を記録することができる。また、手術終了後に、患部の治癒状態を診断するために内視鏡検査した場合にも、同様に画像を記録することができる。
【0065】
図8は静止画を記録したPCカード12をパソコン14のPCカードスロット13に挿入して、編集或いは加工する様子を示す。
静止画用拡張ユニット9で静止画像を記憶(記録)したPCカード12をパソコン14のPCカードスロット13に挿入(装着)することにより、そのPCカード12に圧縮して記憶された画像データを対応するJPEG伸張回路(或いはJPEG復号回路)の機能をソフトウエア的に備えたパソコン14により、伸張或いは復号処理をして復元し、その内視鏡画像91を表示面14Aの例えば右の領域に図8(A)のように表示する。
【0066】
そして、その内視鏡画像91の患者のIDなどをキーボードから入力して、表示面14Aに必要な患者データ92などを重ねて表示し、患者カルテを簡単に作成でき、その患者カルテをパソコン14に内蔵されたハードディスクとかパソコン14に着脱自在で接続される大容量のハードディスク94、光磁気ディスク等の記録手段に保存したり、プリンタで出力することもできる。
【0067】
また、学会で発表するスライドなどを作成する場合にも、容易に作成できるし、記録した画像をデータベース化する場合にも、画像の配列を変えたり、削除(消去)等の編集も容易にできる。また、従来例による写真撮影とか、ビデオプリンタで出力した場合に比べて簡単にファイリングでき、かつ任意の画像を検索する場合も簡単に検索できる。また、後から、編集し直す場合とか、加工する場合にも、それらを簡単に行うことができる。
【0068】
このように記録した静止画に対し、その編集或いは加工等を簡単に行うことができるし、その際に画質を劣化させることなくできる。また、編集等をする場合にパソコン14としてノートタイプ或いは携帯型のものを使用すれば、殆ど任意の場所でできる。また、静止画を圧縮して記録するので、小さなPCカード12では勿論、さらに小さなサイズのスモールメモリカードでも通常の1検査分の画像データを十分に記録することができる。
【0069】
また、特殊な画像圧縮回路でなく、汎用の画像圧縮回路を用いているので、低コストで実現できるし、パソコン14で編集などする場合にもそれを容易にできる。
【0070】
また、CCU6の本体内に拡張ユニット9又は10を一体的に設けないで、デジタルビデオ出力端8に着脱自在で接続する構成にしているので、CCU6のコスト自体は既存のものあまり変わらないコストで実現でき、ユーザにも低価格で提供できる。
【0071】
また、ユーザ側でも実際に使用する拡張ユニット9又は10を選択して使用できる。また、拡張ユニット9又は10を構成する場合に、構成部品等を変更した場合にも、拡張ユニット9又は10のみの変更で済む利点もあるし、改良なども容易となる。
【0072】
なお、ハードディスク94、光磁気ディスク等の記録手段にPCカード12に記録された画像データを保存する処理を行った場合には、PCカード12に記録された画像データを消去し、新たな画像データの記録に使用する。
【0073】
また、記録手段に保存された内視鏡画像をパソコン14の表示面14Aに複数表示する。例えば、図8(B)に示すように手術前の画像95A、手術後(手術直後)の画像95B、手術後3ヶ月経過後の画像95Cを並べて表示することにより、手術による患部の治癒の時間的変化を明瞭に確認できる。
【0074】
この場合、複数の画像を並べて表示する場合に、注目する関心部分以外を切り取って、関心部分の画像に加工して表示することもできるし、コメント等を多重表示したりすることも容易にできる。
【0075】
また、このように画像データを他の記録手段或いは記録媒体に保存(コピー)しても画質の劣化が無い。また、画像の加工等を行う場合にも、アナログの画像データの場合に比べて画質の劣化を殆ど解消できる。
【0076】
また、動画用拡張ユニット10をCCU6に接続して使用した場合にも、画質の劣化の少ない動画像の記録をDVD等に記録できる。また、DVDに記録した動画をパソコン14に入力して編集、加工等することもできる。この場合、デジタルの画像データであるので、アナログの画像データの場合に比べて編集などしても画質を殆ど劣化させることなく行うことができる。
【0077】
本実施の形態によれば、従来例によるアナログの動画の記録に対し、デジタルで動画の記録を行うので、画質の劣化の少ない動画像の記録が可能であるし、編集などした場合にも、画質の劣化が殆どない。
また、パソコン14等を用いることにより、静止画及び動画の編集、加工などが簡単にできる。
【0078】
なお、JPEG圧縮回路54として図4(B)のものを用いた変形例の場合には、上述のように圧縮率が小さくなるが、伸張処理した場合に、圧縮前の画像を完全に復元できる。その他は第1の実施の形態と同様の作用効果を有する。
【0079】
なお、第1の実施の形態ではレリーズスイッチ48をCCU6に設けているが、内視鏡側、例えばテレビカメラ3にも設けるようにしても良い。また、CCU6から延出したコードにフットスイッチを設け、このフットスイッチの操作でレリーズ信号を発生できるようにしても良い。このようにすると、術者はレリーズ操作を行い易い。
【0080】
なお、第1の実施の形態では撮像手段を備えた内視鏡としてテレビカメラ外付け内視鏡4を採用しているが、このテレビカメラ外付け内視鏡4の代わりに例えば図2の硬性内視鏡2における対物レンズ27の結像位置にモザイクフィルタ32aなどを備えたCCD32を配置した同時式の電子内視鏡を用いても良い。
【0081】
なお、第1の実施の形態における動画の圧縮はMPEG圧縮回路69を用いているが、これに限定されるものでなく、例えばDCTベースでフレーム内圧縮を行うDVフォーマット圧縮(DCTを用いたJPEG圧縮方式と殆ど同様で、但し各フレームのデータが可変長でなく、固定長にして、テープ状の記録媒体に記録し易いようにしている)を用い、デジタル出力端17として例えばIEEE1394準拠のDV端子を設けたものにしても良い。
【0082】
静止画用拡張ユニット9に図4(A)及び図4(B)の両方のJPEG圧縮回路を設け、術者が静止画の記録を指示する場合、図4(A)或いは図4(B)のどちらで圧縮するかを選択できるようにしても良い。
また、非圧縮でPCカード12に記録するモードを設けても良い。
【0083】
例えば、レリーズスイッチ48を1回ONする操作を行った場合には、CPU49は通信線51を介して静止画用拡張ユニット9にレリーズ信号を送ると共に、図4(A)のDCT61を用いた非可逆での圧縮を行うように指示し、一方、レリーズスイッチ48を短い間隔で2回続けてONする操作を行った場合には、CPU49は通信線51を介して静止画用拡張ユニット9にレリーズ信号を送ると共に、図4(B)の可逆方式での圧縮を行うように指示し、静止画用拡張ユニット9は指示された方式で圧縮するようにしても良い。
【0084】
また、この場合には、静止画用拡張ユニット9は圧縮画像のデータ量を算出し、通信線51を介してCPU49に送り、CPU49は表示用LED47に駒数と共に、記録した駒数に使用したデータ量(使用データ量)或いはPCカード12の記録可能な残量を表示するようにしても良い。
【0085】
また、第1の実施の形態ではデジタルビデオ出力端8に接続された拡張ユニットが静止画用拡張ユニット9か動画用拡張ユニット10かを識別して、共通のレリーズスイッチ48の操作でCPU49は対応した制御を行うようにしているが、これに限定されるものでなく、静止画用レリーズスイッチと動画用レリーズスイッチとをそれぞれ設け、静止画用レリーズスイッチが操作された場合には静止画用拡張ユニット9に対し、静止画の記録を行うように制御し、動画用レリーズスイッチが操作された場合には動画用拡張ユニット10に対し、動画の記録を行うように制御しても良い。
【0086】
この場合には実際に接続された拡張ユニットとは異なる拡張ユニットに対するレリーズ指示操作を行った場合には正しく動作しないので、レリーズ指示動作に対する応答をカラーモニタ7等に表示すると、術者は誤った操作を行ったことを容易にすることができる。
【0087】
また、CCU6に設けた表示用LED47で記録した駒数等の情報を表示するようにしているが、術者が観察するカラーモニタ7の表示面にも表示できるようにしても良い。この場合には、フォントジェネレータ52の出力をポストプロセス回路44の出力側にスーパインポーズ回路を設けてポストプロセス回路44から出力される映像信号に駒数等の情報をスーパインポーズすれば良い。
【0088】
(第2の実施の形態)
次に本発明の第2の実施の形態を図9を参照して説明する。図9に示す本実施の形態の内視鏡撮像システム101は面順次撮像方式の電子内視鏡102と、この電子内視鏡102のライトガイド119に照明光を供給する面順次方式の光源ユニット103と、電子内視鏡102に内蔵された固体撮像素子(SIDと略記)に対する信号処理を行う面順次方式のCCU104と、カラーモニタ105と、CCU104のデジタルビデオ出力端106に接続される拡張ユニット107とを有する。
【0089】
電子内視鏡102は、細長の挿入部111を備え、この挿入部111の後端に太幅の操作部112が設けてある。この操作部112からは、側方にユニバーサルコード113、ライトガイドコード114が延設され、このユニバーサルコード113の先端には、CCU104に接続可能なコネクタ115が設けられている。
【0090】
前記挿入部111の先端側には、硬性の先端部116及びこの先端部116に隣接する後方側に湾曲可能な湾曲部が順次設けられている。また、前記操作部112には図示しない湾曲操作ノブが設けられ、この湾曲操作ノブを回転操作することによって、前記湾曲部を上下/左右方向に湾曲できるようになっている。
【0091】
また、先端部116内には、対物レンズ117とSID118が配設されている。また、前記挿入部111内には、照明光を伝送するライトガイド119が挿通されている。
【0092】
前記ライトガイドコード114の端部のコネクタが接続される光源ユニット103は、キセノンランプ等の白色光源121を備え、この白色光源121から出射された白色光は、レンズ122で集光され、ビデオ信号のフレーム周波数(NTSC方式では29.97Hz)に同期して回転する回転フィルタ123により、R,G,Bの順次光にされ、前記ライトガイド119及びその先端に対向して配置した配光レンズ120を介して、観察すべき体内臓器等の被写体124に照射される。
【0093】
なお、前記回転フィルタ123を回転させるモータ125は、モータサーボ回路126によって、前記ビデオ信号のフレーム周波数に同期するように回転が制御される。
【0094】
前記被写体124からの反射光は、対物レンズ117を介して、SID118の撮像面に結像され、ドライバ127による読み出しクロック信号の印加によって光電変換され、R,G,Bの面順次信号が出力される。
【0095】
前記ドライバ127には同期信号発生器128の基準クロックが入力されるSIDタイミング信号発生器129からのSIDドライブ信号がアイソレーション用のフォトカプラ130を介して入力される。また、モータサーボ回路126にも、同期信号発生器128から基準信号(図示略)が供給される。これによって全ての信号(動作)は位相同期したものとなる。
【0096】
前記SID118から出力されるR,G,Bの面順次信号は、CCU104内のプリアンプ131で増幅され、アイソレーションドライブ回路132、患者に対する感電等からの保護のためのアイソレーション用高周波トランス133を経て、リセットノイズ除去回路134に入力され、リセットノイズの除去が行われる。さらに、ローパスフィルタ(LPFと略記)135で不要成分が除去され、垂直輪郭補正回路136で垂直輪郭補正が行われ、さらにγ補正回路137でγ補正がなされる。
【0097】
前記γ補正回路137の出力信号は、A/D変換器138でデジタル信号に変換され、面順次の照明に対応したRメモリ139R,Gメモリ139G,Bメモリ139Bに、R,G,Bの各照明光のもとでそれぞれ読み出された信号が1フレーム分記憶される。
【0098】
前記Rメモリ139R、Gメモリ139G、Bメモリ139Bに記憶された信号は、同時に読み出されて同時化された色信号になり、それぞれD/A変換器140でアナログ信号に変換される。なお、前記A/D変換器138の変換速度、各Rメモリ139R,Gメモリ139G,Bメモリ139Bへのデータの書き込み及び読み出しは、メモリ制御回路141による出力信号で制御されるようになっている。
【0099】
D/A変換器140から出力されるアナログのR,G,Bの色信号は、それぞれLPF142によって不要成分が除去され、水平輪郭補正回路143にそれぞれ入力され、水平輪郭補正がそれぞれ行われた後、出力アンプ144で増幅され、例えば75Ωの出力インピーダンスのR,G,B3原色信号としてR,G,B出力端からモニタ105等へ出力される。また、同期信号発生器128の同期信号も出力アンプ145で増幅され、例えば75Ωの出力インピーダンスのSYNC同期信号としてSYNC出力端からモニタ105等へ出力できるようにしている。
【0100】
また、同時化されて水平輪郭補正を受けたR,G,B信号から、Yマトリックス回路146において輝度信号Yが生成され、R−Yマトリックス回路147、B−Yマトリックス回路148において、輝度信号Yと色信号Rから色差信号R−Yが、輝度信号Yと色信号Bから色差信号B−Yがそれぞれ生成される。
【0101】
前記色差信号R−Y,B−Yは、それぞれエンコーダ149、150でサブキャリア(3.1129545MHzの各々90度位相差信号)で平衡変調され、加算器151でベクトル合成され、クロミナンス信号Cが生成される。このクロミナンス信号Cは、混合出力アンプ152において輝度信号Yと多重化され、さらに、複合同期信号及びカラーバーストが付加されて、NTSC方式の複合映像信号が生成され、コネクタ153のNTSC出力端からモニタへ出力される。
【0102】
ところで、前記CCU104内におけるドライバ127、プリアンプ131、アイソレーションドライブ回路132により構成される患者回路部154は、シールドケース155でシールドされている。また、この患者回路部154に対してアイソレーション手段としてのフォトカプラ130、高周波トランス133でアイソレーションされた後段の信号入出力部156も、前記シールドケース155とは別体にシールドケース157でシールドされている。
【0103】
また、Rメモリ139R,Gメモリ139G,Bメモリ139Bの出力はデジタルビデオ出力端106から拡張ユニット107に出力されるようになっている。この拡張ユニット107内の図示しないCPUはCCU104内のCPU155と双方向の通信線156を介して接続されている。
【0104】
この拡張ユニット107は第1の実施の形態で説明したように静止画用の拡張ユニット或いは動画用拡張ユニットのいずれをも接続することができる。
【0105】
また、CCU105の例えばフロントパネル157にはレリーズスイッチ158が設けてあり、このレリーズスイッチ158をONした場合には、CPU155は通信号線156を介して拡張ユニット107側にレリーズ信号を送り、拡張ユニット107は画像の記録動作を行う。
【0106】
この場合、拡張ユニット107が静止画用の拡張ユニットであると、1フレーム分の静止画を圧縮して静止画用拡張ユニットに装着されるPCカードに記憶する。一方、拡張ユニット107が動画用の拡張ユニットであると、動画を圧縮してこの動画拡張ユニットのデジタル出力端からその出力端に接続されたDVDなどの周辺機器に出力すると共に、レリーズ信号を周辺機器に出力する。
【0107】
なお、図9のCCU104でも図2の表示用LED47を設けるようにしても良い。
【0108】
第1の実施の形態では同時式の撮像システム(具体的には、白色光を出力する光源装置5、同時式のテレビカメラ外付け内視鏡4、同時式の信号処理手段としてのCCU6)を採用していたのに対し、本実施の形態は面順次式の撮像システム(面順次光を出力する光源ユニット103、面順次式の電子内視鏡102、面順次式の撮像手段に対する信号処理手段としてのCCU104)を採用している。
【0109】
従って、面順次で照明及び撮像さらに信号処理している部分以外の作用及び効果は第1の実施の形態と同様である。
【0110】
(第3の実施の形態)
次に本発明の第3の実施の形態を図10及び図11を参照して説明する。図10は第3の実施の形態の内視鏡撮像システムの構成を示し、図11はケーブルのコネクタピンの構成を示す。
【0111】
図10に示す第3の実施の形態の内視鏡撮像システム201は基本的な構成は図1に示す第1の実施の形態と同様であり、硬性内視鏡2にテレビカメラ3を装着したテレビカメラ外付け内視鏡4と、硬性内視鏡2に照明光を供給する光源装置5と、テレビカメラ3の撮像手段に対する信号処理を行うCCU6と、このCCU6から出力される映像信号を表示するカラーモニタ7と、CCU6に設けたデジタルビデオ出力端8(図10では図示せず)に着脱自在で接続される静止画用拡張ユニット9及び動画用拡張ユニット10と、静止画用拡張ユニット9のPCカードスロット11に着脱自在で装着されるPCカード12が着脱自在で装着されるPCカードスロットを有する図示しないパソコンとから構成される。
【0112】
なお、本実施の形態ではテレビカメラ3にはレリーズスイッチ205が設けてあり、このレリーズスイッチ205をONする操作を行うと、カメラケーブル33を介してCCU6内のCPU49(図2参照)にレリーズ指示信号が入力される。つまり、本実施の形態ではCCU6に設けたレリーズスイッチ48の他に、内視鏡4側にもレリーズスイッチ205を設けた構成にしている。
【0113】
また、本実施の形態ではデジタルデータを出力する機能を備えた内視鏡画像機器となるCCU6のデジタルビデオ出力端8には一端が静止画用拡張ユニット9に接続された静止画拡張ユニット用ケーブル202の他端のコネクタ202Aが着脱自在で接続される。
【0114】
また、CCU6のデジタルビデオ出力端8には一端が動画用拡張ユニット10に接続された動画拡張ユニット用ケーブル203の他端のコネクタ203Aを着脱自在で接続することもできる。
【0115】
また、本実施の形態ではCCU6は拡張ユニット9、又は10にデジタルデータをパラレルに転送できるようになっており、例えば静止画用拡張ユニット用ケーブル202のCCU6接続側のインタフェース部となるコネクタ202Aは図11に示すようになっている。
【0116】
このケーブル202は例えばフラットケーブルであり、その先端には例えばカードエッジタイプのコネクタ202Aが接続されている。フラットケーブルが基端側に接続されたこのコネクタ202Aの先端側にはカードエッジタイプで、絶縁基板210に銅箔等を帯状に設けて形成された信号ピン211、212、213が露出し、本実施の形態ではこれらの信号ピン211、212、213は、その信号ピンに接続される信号の種類(具体的にはデータ、電源、グランド)によりその突出する長さが異なるようにしている。
【0117】
なお、図11では全ての信号ピン211、212、213が剥き出しの状態となっているのは、このコネクタ202Aを明確に示すためであり、実際は直接容易に指先等で触る事が出来ないようにカバーを設けている。
【0118】
図11に示すように、絶縁基板210の上面或いは下面に設けられた各信号ピン211、212、213の長さを、GNDピン211の長さP1>電源ピン212の長さP2>データピン213の長さP3とする事で、GNDピン211→電源ピン212→データピン213の順に2つの機器(具体的にはCCU6と静止画用拡張ユニット9)が接続される事になり、結果的に安全性が向上する。
【0119】
なお、図11ではCCU6と接続されることにより、拡張ユニット9にはCCU6から電源ピン212を介して電源が供給される構造の場合で説明している。この場合の構成では、図10に示すCCU6から電源ケーブルが延出され、この電源ケーブルの端部のプラグを商用電源のコンセントに接続することにより、商用電源がCCU6に供給され、CCU6はその内部の図示しない電源回路によって各回路等を動作させるのに必要な直流電源を生成する。
【0120】
これに対し、拡張ユニット9から商用電源接続用ケーブルが延出され、商用電源から拡張ユニット9内部の電源回路により拡張ユニット内部の各回路に電源を供給する機能があれば、図11に示してある電源ピン212は省いても構わない。
【0121】
その場合の接続手順は、GNDピ211ン→データピン213の順となる。なお、動画拡張ユニット用ケーブル203のコネクタ203Aの場合も、同様な信号ピン構造となっている。つまり、GNDピンの長さ>電源ピンの長さ>データピンの長さ或いは電源ピンが必要ない場合にはGNDピンの長さ>データピンの長さとなっている。
【0122】
また、本実施の形態ではカードエッジ型のコネクタ202Aで説明しているが、これより容易に適用し得るパラレルでのデータ転送方式の場合は全て本実施の形態に含まれる。
【0123】
本実施の形態によれば、デジタルデータをパラレル方式で伝送する場合、上記の構成にてGNDピン211→電源ピン212→データピン213或いはGNDピ211ン→データピン213の順に接続させる事ができるため、各互いに接続される内視鏡周辺機器の安全性が向上し、各機器の故障、破損の確率を低減させる事ができる。
【0124】
なお、図10では静止画拡張ユニット用ケーブル202及び動画拡張ユニット用ケーブル203の一端はそれぞれ静止用画拡張ユニット9及び動画用拡張ユニット10にコネクタを介することなく接続されているが、これに限定されるものでなく、コネクタを介してそれぞれ静止用画拡張ユニット9及び動画用拡張ユニット10に接続する構成でも良く、このような場合にはそのコネクタに対しても図11に示す構造にすると上述の作用効果が得られる。
【0125】
(第4の実施の形態)
次に本発明の第4の実施の形態を図12を参照して説明する。第3の実施の形態ではケーブル202、203はパラレル転送方式でデジタルデータを転送するものであったが、本実施の形態ではCCU6にはさらにシリアルの転送方式でデジタルデータを転送するデジタルデータ出力端が設けてあり、そのデジタルデータ出力端に接続されるコネクタ221Aを設けたケーブル221により、拡張ユニットとデジタルデータを転送する場合のものである。
【0126】
図12に示すようにこのケーブル221の一端のコネクタ221AはCCU6のデジタルデータ出力端に着脱自在で接続され、このケーブル221の他端のコネクタ221Bは拡張ユニットに接続される。なお、この他端にコネクタ221Bを設けることなく、拡張ユニットから直接このケーブル221を延出しても良い。
【0127】
本実施の形態では、第3の実施の形態と同様に各信号ピンの長さをその信号ピンで伝送される信号の種類に応じて異ならせるようにしている。
【0128】
即ち、GNDピン231、電源ピン232及びデータピン233各々の長さを、GNDピン231の長さP4>電源ピン232の長さP5>データピン233の長さP6とする事で、画像機器としてのCCU6、拡張ユニット間の接続が、GNDピン231→電源ピン232→データピン233の順となるようにしている。
【0129】
また、この構成のとき、各信号ピンの保護のため、図12で示すようコネクタカバー234を取り付けるようにしており、この場合、コネクタカバー234の長さPをGNDピン231の長さP4より若干短く設計しておく。このようにする事で、例えば、帯電した指235でケーブル221を扱ってもまず、GNDピン231に接触することになり、ケーブル221の一端を機器に接続していても、指先の静電気がアースに流れるため、より安全に使用する事ができる。
【0130】
また、図12では拡張ユニットはCCU6より、電源供給を受ける構成のため、CCU6、拡張ユニット間を繋ぐケーブル221の芯線に電源のケーブルを組み込ませたが、拡張ユニット自体に外部より電源供給を受ける機能があれば、電源のケーブルを専用ケーブルの中から取り除いても構わない。
【0131】
デジタルデータをシリアル方式で伝送する場合、上記の構成にてGNDピン231→電源ピン232→データピン233の順に接続させる事ができるため、各機器の安全性が向上し、各機器の故障、破損の確率と低減させる事ができる。
【0132】
なお、図12において、データの他に制御信号をパラレルで伝送する制御信号線を備えた構造の場合にも適用しても良い。また、この場合、制御信号線として双方向に制御信号を送るようにしても良く、この場合には2本設けるようにしても良い。
【0133】
(第5の実施の形態)
次に本発明の第5の実施の形態を図13を参照して説明する。本実施の形態における基本的な構成は図10に示す第3の実施の形態と同様であり、第3の実施の形態と同様に、データ転送方式をパラレルで行う場合の例である。
【0134】
図13では、説明を簡単にするため、カードエッジ型のインターフェース端子(コネクタ)としてのカードバス241を示す。
【0135】
本実施の形態は、前述した第3、第4の実施の形態と異なり、図10の静止画用拡張ユニット9のPCカードスロット11におけるPCカード12のカードエッジが着脱自在に接続されるカードバス241を示す。
【0136】
このカードバス241は、細かな突起状のピンが34ピン×2列だけ用意されているが、このカードバス241のピンの長さを各ピンに対応させる信号に応じて、GNDピン251の長さP7>電源ピン252の長さP8>データピン253の長さP9となるよう規定し、各々の信号ピンの長さが異なるため、拡張ユニット9にPCカード12を差し込む事で、GNDピン251→電源ピン252→データピン253の順に接続される事になるため、結果的にPCカード12の接続時における電気的な破壊などを防止して信頼性を向上させている。
【0137】
従って、デジタルデータをPCカード12等に記録する場合、上記の構成とする事で使用する機器の故障、破損等が減少し、信頼性を向上できる。
【0138】
なお、例えば第1の実施の形態ではCCU6には1つのデジタルビデオ出力端8を設けているが、例えばフレームメモリ45を2つ設け(45aと45bとする)、それぞれ静止画用のデジタルビデオ出力端(8aとする)と動画用のデジタルビデオ出力端(8bとする)と接続して、同時に静止画及び動画の記録などを行うことができるようにしても良い。
【0139】
また、この場合にはレリーズスイッチ48として、静止画用のレリーズスイッチ(48aとする)と動画用レリーズスイッチ(48bとする)とを設けると良い。また、各デジタルビデオ出力端8a,8bに通信線の接続端子(コネクタ)を設けたり、デジタルビデオ出力端8a,8bとは別体で通信線の接続端子を設ける。
【0140】
そして、静止画用のレリーズスイッチ48aを操作した場合には、静止画の記録行い、動画用のレリーズスイッチ48bを操作した場合には、動画の記録を行うようにしても良い。
【0141】
また、共通のレリーズスイッチで、その操作方法により静止画の記録と動画の記録とを指示できるようにしても良い。例えば、共通のレリーズスイッチを1回ONした場合には動画の記録を指示し、短い間隔で2回ONする操作を行った場合には静止画の記録を指示するようにしても良い。
【0142】
また、図5ではMPEG−I(ISO 11172 Video)の圧縮回路54の概略の構成を示したが、MPEG−IIの圧縮回路を設けた動画用拡張ユニットを接続して、動画の記録などを行うようにしても良い。
【0143】
なお、例えば第1の実施の形態において、静止画用拡張ユニット9には1つのPCカードスロット11を設けているが、2つ以上のPCカードスロット11を設けるようにしても良い。
【0144】
また、静止画用拡張ユニット9に、PCカードスロット11に接続(装着)されるPCカード12以外に静止画を記録する記録媒体(或いはメモリ)を着脱自在で或いは内蔵するように構成にしても良い。
【0145】
この構成にして、PCカードスロット11に接続されたPCカード12の記録容量以上に静止画を記録する操作を行った場合には、上記記録媒体(或いはメモリ)に記録するようにしても良い。また、PCカードスロット11に接続されたPCカード12の記録容量以上に静止画を記録する操作を行った場合には、新しいPCカードに交換する旨の表示を表示用LED47で行ったり、カラーモニタ7で表示するようにしても良い。また、PCカード12の記録容量近くまで記録を行った場合にも、PCカード12の記録容量付近まで記録を行ったので、新しいPCカードに交換する旨の表示を行うようにしても良い。
【0146】
また、上記記録媒体(或いはメモリ)を静止画用拡張ユニット9に設けるものに限定されるものでなく、CCU6に設けるようにしても良い。この場合には、CCU6にデジタルビデオ出力端8の他に、静止画用拡張ユニット9が接続された場合にあ、例えばそのPCカードスロット11のスロット番号1に対しスロット番号2となるPCカードスロットをCCU6に設けるようにして、CCU6のPCカードスロットにもPCカードを接続できるようにしても良い。
【0147】
また、CCU6に静止画のデジタルビデオ信号を出力するデジタルビデオ出力端と、静止画を圧縮した静止画用拡張ユニット9から出力される圧縮された静止画のデジタルビデオ信号を入力するデジタルビデオ入力端とを設け、CCU6本体側でも圧縮された静止画を記録する記録媒体を着脱自在で接続可能或いは内蔵する構成にしても良い。
【0148】
そして、PCカードスロット11に装着されたPCカード12の記録容量以上にも静止画を圧縮して記録できるようにしても良い。
また、CCU6にモデム或いはシリアルデータの通信手段を設けて、パソコン14等と接続し、CCU6のPCカードスロットに接続されたPCカードの画像データをパソコン14の大容量のハードディスクに転送したり、PCカードスロット11に装着されたPCカード12に記録された画像データをパソコン14の大容量のハードディスクに転送したりできるようにしても良い。
【0149】
例えば、PCカードスロット11に装着されたPCカード12に記録された画像データを、内視鏡検査中においても通信手段を介して他の記録手段に転送する構成にすると、PCカード12では転送した画像データを消去して新しい画像データの記録に使用できるので、そのPCカード12の記録容量にあまり左右されないで、多数の画像データの記録に使用できる。
【0150】
この場合、通信手段で転送する場合には、一旦バッファに1駒分の画像データを移した後、シリアル等の通信手段でその画像データを転送するようにして、転送動作中に静止画の記録が指示された場合にも、静止画の記録を直ちに行えるようにする。
【0151】
なお、CCU6に静止画用拡張ユニット9とのデジタルビデオ入出力端を設けるものに限らず、動画のデジタルビデオ信号を出力するデジタルビデオ出力端と、動画を圧縮した動画用拡張ユニット10から出力される圧縮された動画のデジタルビデオ信号を入力するデジタルビデオ入力端とを設け、CCU6本体側にDVDなどの動画記録装置を着脱自在で接続可能とする構成にしても良い。
【0152】
なお、上述した各実施の形態等を部分的等で組み合わせて構成される実施の形態等も本発明に属する。
【0153】
[付記]
1.固体撮像素子を用いた撮像手段で撮像した映像信号を表示手段にて表示する内視鏡撮像システムにおいて、
前記内視鏡撮像装置から出力されるデジタル映像信号を動画又は静止画用の圧縮装置を備えた拡張ユニットに供給し、動画の拡張ユニットにはデジタルビデオ信号出力端子を設け、静止画の拡張ユニットにはPCカードスロットを備え、静止画像をPCカードに記録可能にしたことを特徴とする内視鏡撮像システム。
【0154】
2.前記PCカードは、スマートメディア、コンパクトフラッシュ、ミニチュアカード、スモールPCカード等のアダプタカード及びタイプIIIのハードディスクを用いたことを特徴とする付記1記載の内視鏡撮像システム。
3.前記デジタルビデオ出力端子は、IEEE1394規格に沿った出力信号であることを特徴とする付記1記載の内視鏡撮像システム。
4.前記内視鏡撮像装置は前記拡張ユニットに制御信号を伝送する通信線を有する付記1記載の内視鏡撮像システム。
【0155】
5.前記内視鏡撮像装置は前記拡張ユニットで静止画の記録を行った場合の記録枚数を表示する表示手段を有する付記1記載の内視鏡撮像システム。
6.前記通信線は前記拡張ユニットからの情報を伝送する機能も有し、前記内視鏡撮像装置は伝送された情報を表示する付記4記載の内視鏡撮像システム。
【0156】
7.撮像手段を備えた内視鏡と、撮像手段に対する信号処理を行う内視鏡撮像装置と、内視鏡撮像装置から出力される映像信号を表示手段にて表示する内視鏡撮像システムにおいて、
前記内視鏡撮像装置にデジタルの映像信号を出力するデジタルビデオ信号出力端子を設けると共に、前記デジタルビデオ信号出力端子にPCカードが装着可能なPCカードスロットを備え、静止画を圧縮して前記PCカードに記録する静止画圧縮装置を備えた静止画用拡張ユニットと、圧縮された動画データを出力する動画データ出力端子を有し、動画を圧縮して前記動画データ出力端子から出力する動画圧縮装置を備えた動画用拡張ユニットとを選択的に接続可能にしたことを特徴とする内視鏡撮像システム。
【0157】
8.前記デジタルビデオ信号出力端子に接続された拡張ユニットが動画用のものであるか静止画用のものであるかの識別手段を有する付記7記載の内視鏡撮像システム。
9.さらにレリーズスイッチを有し、前記レリーズスイッチを操作した場合に、前記識別手段の識別結果に応じて前記内視鏡撮像装置はデジタルビデオ信号出力端子から静止画用拡張ユニットには静止画の画像データを出力し、動画用拡張ユニットには動画の画像データを出力する付記8記載の内視鏡撮像システム。
【0158】
10.前記静止画の拡張ユニットは可逆圧縮方式の第1の圧縮装置と非可逆圧縮方式の第2の圧縮装置とを有し、静止画の記録を行う場合、第1の圧縮装置と第2の圧縮装置とでいずれで圧縮するかを選択指示する指示手段を有する付記7記載の内視鏡撮像システム。
11.前記内視鏡撮像装置は静止画用拡張ユニットと動画用拡張ユニットとを同時に接続可能なデジタルビデオ出力端子を有する付記7記載の内視鏡撮像システム。
【0159】
12.前記内視鏡撮像装置は静止画用拡張ユニットに装着されるPCカードに記録される画像データを転送する転送手段を有する付記7記載の内視鏡撮像システム。
13.前記内視鏡撮像装置は静止画用拡張ユニットに装着されるPCカード以外に圧縮された静止画の画像データを記録する記録手段を有する付記7記載の内視鏡撮像システム。
【0160】
14.デジタルデータ出力用インターフェースを有する内視鏡画像機器において、 外部に接続する拡張ユニットにデジタルデータを伝送して記録保存する場合、上記内視鏡画像機器のインターフェースと外部拡張ユニットのインターフェースとの接続が、アース、電源、データの順で接続される事を特徴とする。
【0161】
15.付記14で、上記外部拡張ユニット単体で外部より電源を供給できる場合はインターフェースの接続手順が、アース、データの順である事を特徴とする。
16.付記14で、デジタルデータ伝送のインターフェースとして、シリアル方式にてデータ転送する場合は、アース線のピンの長さが最も長く、電源線ピンの長さがアース線のピンの長さより短く且つデータ転送線のピンの長さより長く、データ転送線のピンの長さが他の如何なるピンの長さよりも短い事を特徴とする。
【0162】
17.付記15で、デジタルデータ伝送のインターフェースとして、シリアル方式にてデータ転送する場合は、アース線のピンの長さが最も長く、データ転送線のピンの長さが他の如何なるピンの長さよりも短い事を特徴とする。
18.付記14で、デジタルデータ伝送のインターフェースとして、パラレル方式にてデータ転送する場合は、アース線のピンの長さが最も長く、電源線ピンの長さがアース線のピンの長さより短く且つデータ転送線のピンの長さよりも短い事を特徴とする。
【0163】
19.付記15で、デジタルデータ伝送のインターフェースとして、パラレル方式にてデータ転送する場合は、アース線のピンの長さが最も長く、データ転送線のピンの長さが他の如何なるピンの長さよりも短い事を特徴とする。
20.付記14で、デジタルデータ出力用インターフェースを具備する内視鏡画像機器において、上記デジタルデータを出力するインターフェースバスに内包される接点部分のアース線、電源線、データ線の接点位置を、アース線の接点位置を最も外側に、電源線の接点位置をアース線より内側で且つデータ線より外側に、データ線を最も内側に設け、外部インターフェースとアース線が第1に、電源線と第2に、データ線と第3に接触するように設置した事を特徴とする。
【0164】
21.付記15で、デジタルデータ出力用インターフェースを具備する内視鏡画像機器において、上記デジタルデータを出力するインターフェースバスに内包される接点部分のアース線、データ線の接点位置を、アース線の接点位置を最も外側に、データ線を最も内側に設け、外部インターフェースとアース線が第1に、データ線と第2に接触するように設置した事を特徴とする。
【0165】
(付記14〜21の背景)
現状の電気機器、及び電気素子等の多くは高密度実装された集積回路が多数使用されている。一方、複数の電気機器間相互でデータ伝送を行うための各種用途に適したインターフェースが使用されている。
【0166】
一般に、各インターフェース間の接続にはケーブル等が使用されるが、各装置間の接続を外した時点で、各インターフェース部分はアースから浮いた状態となり、インターフェース部を介して過大な過電圧が加わり易い状態となり、仮に、その機器で使用されている集積回路が許容できないレベルの過電圧が印加された場合、記録した情報が消去してしまう、機器の故障、破壊だけでなく、接続されている他の電気機器にも影響をおよぼし、使用者に多大なダメージを与える事があった。
【0167】
(付記14〜21の目的)
デジタルデータ出力端子を有する内視鏡画像機器の内部回路の電撃等に対する保護。
デジタルデータ出力端子を有する内視鏡画像機器と接続される、外付け記録機器等の拡張ユニットの内部回路の電撃等に対する保護。
デジタルデータを保存するリムーバルメディア単体の電撃等に対する保護。
【0168】
(付記14〜21の作用効果)
一方、上記構成の機器を使用すれば、インターフェース部の過電圧が加わる前に、アースを介して過電圧を除去し、機器等の故障、破壊を未然に防ぎ、より安全性の高い機器を提供できるようになる。
【0169】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、記録しようとする静止画あるいは動画に応じた拡張ユニットを接続することによって、デジタルで画像データを圧縮して記録できるので、検索、編集、加工などが容易であると共に、加工等を繰り返しても画像の劣化を少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の内視鏡撮像システムの構成を示す斜視図。
【図2】CCUの内部構成を示すブロック図。
【図3】静止画用拡張ユニットの構成を示すブロック図。
【図4】DCT等を用いたJPEG圧縮回路の構成を示すブロック図。
【図5】動画用圧縮回路の構成を示すブロック図。
【図6】PCカード及びスモールメモリカードを示す図。
【図7】スモールメモリカードをPCカードスロットに接続する場合のアダプタを示す図。
【図8】作用を説明するための使用例を示す図。
【図9】本発明の第2の実施の形態の内視鏡撮像システムの構成を示すブロック図。
【図10】本発明の第3の実施の形態の内視鏡撮像システムの構成を示す斜視図。
【図11】ケーブルの端部に設けたコネクタの構造を示す平面図。
【図12】本発明の第4の実施の形態におけるケーブルの端部にもうけたコネクタの構造を示す側面図。
【図13】本発明の第5の実施の形態におけるPCカードスロットのカードバスの構造を示す平面図。
【符号の説明】
1…内視鏡撮像システム
2…硬性内視鏡
3…テレビカメラ
4…テレビカメラ外付け内視鏡
5…光源装置
6…CCU
7…カラーモニタ
8…デジタルビデオ出力端
9…静止画用拡張ユニット
10…動画用拡張ユニット
11,13…PCカードスロット
12…PCカード
14…パソコン
15,16…ケーブル
15A,16A…コネクタ
17…デジタルビデオ出力端
21…挿入部
23…接眼部
27…対物レンズ
32…CCD
45…フレームメモリ
51…通信線
54…JPEG圧縮回路
69…MPEG圧縮回路

Claims (4)

  1. 撮像手段を備えた内視鏡からの撮像信号に対する信号処理を行う内視鏡撮像装置と、この内視鏡撮像装置から出力される映像信号を表示手段にて表示する内視鏡撮像システムにおいて、
    前記内視鏡撮像装置に設けられ、デジタルの映像信号を出力するデジタルビデオ信号出力部と
    前記デジタルビデオ信号出力部に着脱自在な第1の接続部を有すると共に、PCカードが装着可能なPCカードスロットを備え、前記第1の接続部を介して入力される静止画を圧縮して前記PCカードに記録する静止画圧縮装置を備えた静止画用拡張ユニットと、
    前記デジタルビデオ信号出力部に着脱自在な第2の接続部を有すると共に、動画データを出力する動画データ出力部を備え、前記第2の接続部を介して入力される動画を圧縮して前記動画データ出力部から出力する動画圧縮装置を備えた動画用拡張ユニットと、
    を有し、前記デジタルビデオ信号出力部に接続される拡張ユニットが、前記静止画用拡張ユニットであれば静止画データを、前記動画用拡張ユニットであれば動画データを出力可能であることを特徴とする内視鏡撮像システム。
  2. 前記静止画用拡張ユニットおよび前記動画用拡張ユニットは、それぞれの識別が可能な識別信号を前記内視鏡撮像装置に対して発生し、前記内視鏡撮像装置は、この識別信号に応じて静止画データまたは動画データを前記デジタルビデオ信号出力部より出力することを特徴とする請求項1記載の内視鏡撮像システム
  3. 画像の記録を指示するレリーズスイッチを有し、このレリーズスイッチにより発生するレリーズ指示信号に応じて前記静止画データまたは前記動画データを、前記デジタルビデオ信号出力部より出力することを特徴とする請求項1または2に記載の内視鏡撮像システム
  4. 前記デジタルビデオ信号出力部に着脱自在な第3の接続部を有すると共に、PCカードが装着可能なPCカードスロットを備え前記第1の接続部を介して入力される静止画を圧縮して前記PCカードに記録する静止画圧縮装置と、動画データを出力する動画データ出力部を備え前記第2の接続部を介して入力される動画を圧縮して前記動画データ出力部から出力する動画圧縮装置とを備えた静止画/動画用拡張ユニットを更に有し、前記デジタルビデオ信号出力部に接続される拡張ユニットが、前記静止画/動画用拡張ユニットであれば静止画データまたは動画データを出力可能であることを特徴とする請求項1記載の内視鏡撮像システム
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