JP3779457B2 - リモコンと音楽演奏システムとプリントシステム - Google Patents

リモコンと音楽演奏システムとプリントシステム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、演奏データに基づいて音楽を再生するパーソナルコンピュータ,カラオケ装置,通信カラオケ装置等の音楽演奏装置に対してリクエスト曲を赤外線等の信号を用いて遠隔指定するリモコンと、そのリモコンと上記音楽演奏装置とからなる音楽演奏システムと、上記リモコンと、該リモコンからの指示に基づいて音楽の歌詞を記録紙にプリントするレーザプリンタ等の印刷装置とからなるプリントシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数のカラオケルームを有する店舗では、カラオケ装置で歌唱したカラオケ曲の歌詞をプリントして個人の所有物にしたいという利用客の要望に応えて、店内の各ルームに歌詞プリント装置を設置し、その各歌詞プリント装置に対して歌詞のプリント枚数に応じた課金を行なうためのコインボックスを設け、各ルームの利用客が各々自由に歌詞のプリントを行なえる歌詞プリントサービスを提供していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような歌詞プリントサービスでは、各ルーム毎に歌詞プリント装置とコインボックスを設けなければならず、装置コストが増加してしまう。また、各ルームの歌詞プリント装置に対する記録紙の補充作業や各コインボックスからの現金回収作業が煩雑になり、店員の作業負担が増加するという問題があった。
【0004】
そこで、ローカルエリアネットワーク(LAN)や同軸ケーブルを敷設した集中管理システムを活用し、店内の各ルームと1台の歌詞プリント装置を接続して、各ルームからのプリント要求に応えるようにすれば、プリント代の現金回収や記録紙の補充の作業を軽減できても、プリントした各記録紙をルーム毎に仕分ける作業が煩雑になって作業負担を軽減することはできなくなる。また、上記集中管理システムの構築と運用には多大な費用がかかるので、装置コストも軽減することができなくなるという問題があった。
【0005】
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、複数台の音楽演奏装置を利用する店舗における利用客への歌詞プリントサービスの装置コストと作業負担を低減できるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記の目的を達成するため、曲情報に対応する演奏データに基づいて音楽を演奏する音楽演奏装置に対して演奏中の音楽の曲情報を問い合わせる手段と、その手段による問い合わせに対して返送された曲情報を受け取る手段と、その手段によって受け取った曲情報の歌詞プリント予約情報を記憶する歌詞プリント予約情報記憶手段と、その手段に記憶された歌詞プリント予約情報を外部へ出力する歌詞プリント予約情報出力手段を備えたリモコンを提供する。
【0007】
また、上記のようなリモコンにおいて、上記歌詞のプリント予約が指定された曲情報に対するプリント部数を指定するプリント部数指定手段と、その手段によって指定されたプリント部数を上記歌詞プリント予約情報に付加する手段を設けるとよい。
【0008】
さらに、リクエスト曲の曲情報を指定する曲情報指定手段と、その手段によって指定された曲情報を外部へ出力する手段を備えたリモコンと、そのリモコンから出力された曲情報を受け取る手段と、その手段によって受け取った曲情報に対応する演奏データに基づいて音楽を演奏する手段を備えた音楽演奏装置とからなる音楽演奏システムにおいて、上記リモコンに、上記音楽演奏装置に対して演奏中の音楽の曲情報を問い合わせる手段と、その手段による問い合わせに対して返送された曲情報を受け取る手段と、その手段によって受け取った曲情報の歌詞プリント予約情報を記憶する歌詞プリント予約情報記憶手段と、その手段に記憶された歌詞プリント予約情報を外部へ出力する歌詞プリント予約情報出力手段を設け、上記音楽演奏装置に、上記リモコンから曲情報の問い合わせがあったとき、演奏中の音楽の曲情報を上記リモコンへ返送する手段を設けるとよい。
【0009】
さらにまた、上記のようなリモコンと、そのリモコンの歌詞プリント予約情報出力手段によって出力された歌詞プリント予約情報を受け取る歌詞プリント予約情報受取手段と、複数の曲情報に対応する歌詞データを記憶する歌詞データ記憶手段と、その手段から上記歌詞プリント予約情報受取手段によって受け取った歌詞プリント予約情報に該当する曲情報に対応する歌詞データを読み出す歌詞データ読出手段と、その手段によって読み出した歌詞データをプリントする歌詞プリント手段を備えた印刷装置とからなるプリントシステムも提供する。
【0010】
この発明の請求項1のリモコンは、曲情報に対応する演奏データに基づいて音楽を演奏する音楽演奏装置に対して演奏中の音楽の曲情報を問い合わせ、その問い合わせに対して返送された曲情報を受け取り、その受け取った曲情報の歌詞プリント予約情報を記憶して、その記憶された歌詞プリント予約情報を任意に外部へ出力するので、歌詞プリント予約情報に基づいて任意のときに歌詞のプリントを実行することができる。
【0011】
したがって、複数台のリモコンにそれぞれ記憶された歌詞プリント予約情報に基づく歌詞のプリントを1ヶ所でまとめて行なうことができ、そのプリントサービスに対する課金も同時に行なうことができる。
【0012】
また、この発明の請求項2のリモコンは、上記歌詞のプリント予約が指定された曲情報に対するプリント部数を指定すると、その指定されたプリント部数を上記歌詞プリント予約情報に付加するので、歌詞のプリントの際に改めて必要な部数を指定せずに済む。
【0013】
さらに、この発明の請求項3の音楽演奏システムは、リモコンが音楽演奏装置に対して演奏中の音楽の曲情報を問い合わせ、音楽演奏装置がリモコンからの曲情報の問い合わせに応じて演奏中の音楽の曲情報を返送し、リモコンが音楽演奏装置から返送された曲情報を受け取ると、その受け取った曲情報の歌詞プリント予約情報を記憶して、その記憶された歌詞プリント予約情報を任意に外部へ出力するので、音楽演奏装置で演奏中の音楽の歌詞のプリント予約を記憶することができ、利用者に対する歌詞プリント予約の操作性を向上させることができる。
【0014】
さらにまた、この発明の請求項4のプリントシステムは、印刷装置が、複数の曲情報に対応する歌詞データを記憶し、上記のようなリモコンから出力された歌詞プリント予約情報を受け取ると、その受け取った歌詞プリント予約情報に該当する曲情報に対応する歌詞データを読み出してプリントするので、多数のリモコンに記憶された歌詞プリント予約情報に基づく歌詞のプリントを1ヶ所でまとめて行なうことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、この発明の一実施形態である通信カラオケシステムの構成を示すブロック図である。この通信カラオケシステムは、メイン装置であるコマンダ1に、アンプ13,モニタ17,ディスクプレーヤ18が接続されており、通信カラオケ装置を構成している。
【0016】
コマンダ1は、CPU,ROM,及びRAM等からなるマイクロコンピュータによって実現され、システム制御部2,読出専用メモリ(Read Only Memory:ROM)3,メインメモリ4,MIDI音源5,通信制御部6,ハードディスクインタフェース(HD・I/F)7,ハードディスク(HD)8,操作パネル9,モニタ表示制御部10,プレーヤインタフェース(I/F)11,システムバス12から構成されている。
【0017】
システム制御部2は、CPU,クロック,スタティックRAM(StaticRandom Access Memory:SRAM)等からなり、ROM3に記憶された制御処理プログラムを実行して、この通信カラオケ装置全体を制御し、リモコン16からの問い合わせに対する演奏中の音楽の曲番号を返送する処理等のこの発明に係る処理も行なう。
【0018】
ROM3は、この通信カラオケ装置全体を制御するための各種のプログラムが予め書き込まれている。
メインメモリ4は、ダイナミックRAM(Dynamic Random Access Memory:DRAM)によって構成され、システム制御部2のワークエリアとして使用される。
【0019】
MIDI音源5は、各種楽器の演奏音データを格納しており、演奏データであるMIDIデータが入力されると、そのMIDIデータに対応する楽器の演奏音データに基づく演奏音のデジタル演奏信号をアナログオーディオ信号にデジタル−アナログ(D/A)変換してアンプ13へ出力する。
【0020】
通信制御部6は、ISDN,PSTN等の電話回線と接続し、送信データの変調及び受信信号の復調を行なうモデムを有し、電話回線を介してセンタ装置とのMIDIデータ等の通信を制御する。
HD8は、演奏データであるMIDIデータのファイルを蓄積する記憶装置である。
【0021】
操作パネル9は、リクエスト曲の曲番号を入力して選曲するためのキー,テンポや音程をコントロールするキー等の各種の操作キーを具備しており、赤外線受光素子によってリモコン16から出力される各種コマンドの赤外線信号を検出して、リモコン16から送信された各種のコマンドをシステム制御部2内のCPUへ転送する。また、赤外線発光素子によってリモコン16からの問い合わせに対する曲情報(応答情報)の赤外線信号を送信する。
【0022】
モニタ表示制御部10は、歌詞データ等の文字データやグラフィックデータと、ディスクプレーヤ18から入力されるビデオ信号に基づく映像をモニタ17に表示するための制御を行なう。
【0023】
HD・I/F7とプレーヤI/F11はスカジー(Small Computer System Interface:SCSI)である。
アンプ13は、コマンダ1から入力されるアナログオーディオ信号を増幅し、そのアナログオーディオ信号とマイク14から入力される歌声信号とをミキシングしてスピーカ15へ出力する。
【0024】
リモコン16は、操作パネル9と同様な操作キーと、後述する歌詞のプリント予約やプリント部数を指定するキー,歌詞のプリント指示を行なうキー等の各種のキーが配置され、そのキーが押されると、そのキーに対応したコマンドを赤外線信号で操作パネル9へ出力する。
モニタ17は、モニタ表示制御部10から入力される映像信号に基づく映像を表示するCRT,LCD等の表示装置である。
【0025】
ディスクプレーヤ18は、デジタルビデオディスク(Digital Video Disc:DVD),ビデオCD(Compact Disc)等の記録メディアに記録された映像データに基づいてカラオケの背景映像を再生し、NTSC(National Television System Committee)信号による映像信号にしてモニタ表示制御部10へ出力する。
【0026】
図2は、図1に示したリモコン16の操作部の正面図である。
このリモコン16は、リクエスト曲の曲番号を入力する0〜9の番号キーからなるテンキー40と、入力した曲番号をコマンダ1へ送信するための送信キー41と、コマンダ1に対して音楽の演奏テンポを替えるテンポキー42と、コマンダ1に対して音楽の演奏キー(音程)を替えるキー(音程)キー43と、歌詞のプリント予約を指定する歌詞プリント予約キー44と、歌詞のプリントを実行させる歌詞プリントキー45と、入力データをクリアするクリアキー46と、入力された曲番号等の各種の情報を表示するLCD等の表示部47を備えている。
【0027】
図3は、図1に示したリモコン16の内部構成を示すブロック図である。
このリモコン16は、マイクロコンピュータによって実現され、CPU20,ROM21,RAM22,操作パネル23,表示制御部24,表示部25,直・並列変換回路26,赤外線受発光モジュール27等によって構成されている。
なお、図示は省略するが、このリモコン16に必要な電力を供給する電源としての電池を内蔵している。
【0028】
CPU20は、このリモコン16全体の制御を司り、リクエスト曲に対する歌詞のプリント予約のメモリ,コマンダ1への演奏中の曲情報の問い合わせ,その問い合わせに応じて返送される曲番号に対する歌詞のプリント予約のメモリ,歌詞のプリント部数の付加,そのメモリに基づく歌詞プリント指示等のこの発明に係る処理を実行する。
【0029】
ROM21には、リモコン16全体を制御するためのプログラムが予め書き込まれている。RAM22は、歌詞のプリント予約の要求があった曲番号とプリント部数とを歌詞プリント予約情報として記憶するメモリである。
操作パネル23は、上述したテンキー40,歌詞プリント予約キー44等の各種のキーを備えている。
【0030】
表示制御部24は、表示部25に曲番号等の文字を表示する制御を行なう。
表示部25は、曲番号等の文字を表示するLCD(Liquid Crystal Display)等のディスプレイである。
【0031】
直・並列変換回路26は、赤外線通信において使用され、CPU20から受け取った曲番号,コマンダ1に対する演奏中の曲番号の問い合わせ,歌詞プリント指示等のコマンドの送信データをパラレルからシリアルへ変換して赤外線受発光モジュール27へ送り、赤外線受発光モジュール27から受け取った曲番号等の受信データをシリアルからパラレルへ変換してCPU20へ送る。
赤外線受発光モジュール27は、赤外線通信を実行するために必要な回路を備えている。
【0032】
図4は、図3に示した赤外線受発光モジュール27の内部構成を示すブロック図である。
この赤外線受発光モジュール27は、非同期送受信回路30,変復調回路31,アンプ32と33,赤外線発光ダイオード34,フォトダイオード35から構成されている。
【0033】
非同期送受信回路30は、直・並列変換回路26と変復調回路31との間に位置し、変復調回路31に対してデータを非同期に送受信する。
変復調回路31は、送信データをPPM(Pulse Position Modulation)方式を用いて変調し、その変調された信号をアンプ32へ出力すると共に、アンプ33から入力される受信データのPPM信号を復調して、そのシリアル受信データを非同期送受信回路30へ出力する。
【0034】
赤外線発光ダイオード34は、アンプ32を介して受け取った送信データの赤外線信号を出力する。
フォトダイオード35は、赤外線信号を検出してアンプ33へ受信データとして出力する。
【0035】
すなわち、上記リモコン16が音楽演奏装置用リモコンに相当し、上記CPU20,テンキー40等がリクエスト曲の曲情報を指定する曲情報指定手段の機能を果たし、上記CPU20,赤外線受発光モジュール27,送信キー41等が曲情報指定手段によって指定された曲情報をその曲情報に対応する演奏データに基づいて音楽を演奏する音楽演奏装置へ出力する手段の機能を果たす。
【0036】
また、上記CPU20,歌詞プリント予約キー44等が、上記曲情報指定手段によって指定された曲情報に対する歌詞のプリント予約を指定する歌詞プリント予約指定手段の機能を果たし、上記RAM22が歌詞プリント予約指定手段によって歌詞のプリント予約が指定された曲情報の歌詞プリント予約情報を記憶する歌詞プリント予約情報記憶手段の機能を果たし、上記CPU20,赤外線受発光モジュール27,歌詞プリントキー45等が歌詞プリント予約情報記憶手段に記憶された歌詞プリント予約情報を外部へ出力する歌詞プリント予約情報出力手段の機能を果たす。
【0037】
さらに、上記CPU20,歌詞プリント予約キー44等が、上記歌詞のプリント予約が指定された曲情報に対するプリント部数を指定するプリント部数指定手段の機能を果たし、上記CPU20がプリント部数指定手段によって指定されたプリント部数を上記歌詞プリント予約情報に付加する手段の機能を果たす。
【0038】
一方、上記コマンダ1等からなる通信カラオケ装置が音楽演奏装置に相当し、上記操作パネル9が音楽演奏装置用リモコンから出力された曲情報を受け取る手段の機能を果たし、上記MIDI音源5等が上記手段によって受け取った曲情報に対応する演奏データに基づいて音楽を演奏する手段の機能を果たす。
また、上記システム制御部2,操作パネル9等が、音楽演奏装置用リモコンから曲情報の問い合わせがあったとき、演奏中の音楽の曲情報を上記音楽演奏装置用リモコンへ返送する手段の機能を果たす。
【0039】
そして、上記リモコン16のCPU20,赤外線受発光モジュール27,歌詞プリント予約キー44等が、上記音楽演奏装置に対して演奏中の音楽の曲情報を問い合わせる手段と、その手段による問い合わせに対して返送された曲情報を受け取る手段の機能を果たし、上記RAM22が上記手段によって受け取った曲情報の歌詞プリント予約情報を記憶する歌詞プリント予約情報記憶手段の機能を果たす。
【0040】
次に、上記リモコン16におけるカラオケ曲のリクエスト時に歌詞プリント予約をメモリする処理について説明する。
図5は、リモコン16におけるカラオケ曲のリクエスト時に歌詞プリント予約をメモリする処理を示すフローチャートである。
【0041】
この処理は、CPU20が、ステップ(図中「S」で示す)1で曲番号が入力されたか否かを判断して、入力されたら、ステップ2へ進んで歌詞プリント予約キーが押されたか否かを判断して、押されたら、ステップ3へ進んで送信キーが押されたときに、曲番号を歌詞のプリント予約曲(歌詞プリント予約情報)としてRAMに記憶し、ステップ4へ進んで曲番号をコマンダへ送信し、この処理を終了する。
【0042】
また、ステップ2の判断で歌詞プリント予約キーが押されないときに、ステップ5で送信キーが押されたときは、曲番号をコマンダへ送信し、この処理を終了する。
【0043】
このようにして、リクエスト曲の曲番号が入力された後に歌詞プリント予約キー44が押されたときには、その都度、RAM22に歌詞プリント予約曲として曲番号を記憶するので、RAM22には複数個の歌詞プリント予約曲が蓄積可能である。
【0044】
上記歌詞プリント予約のメモリ後、任意のときに、歌詞プリントキー45が押されると、CPU20はRAM22に記憶されている歌詞プリント予約曲の曲番号を赤外線信号によるコマンドに変換して外部へ出力するので、後述するような歌詞プリント装置によってコマンドを受信し、該当する歌詞をプリントすることができる。
【0045】
したがって、複数のカラオケルームで使用されたリモコンを受付で回収するとき、その受付に設置した歌詞プリント装置に対してそれぞれのリモコンに記憶された歌詞プリント予約曲の曲番号を送信すれば、その曲番号に基づく歌詞のプリントを1ヶ所でまとめて行なうことができ、そのプリントサービスに対する課金も同時に行なうことができるので、各カラオケルームに歌詞プリント装置と料金回収のためのコインボックスを設けたり、高コストの集中管理システムを導入しなくても、利用客に対する歌詞プリントサービスを低コストで且つ作業負担が少なく提供することができる。
【0046】
次に、上記リモコン16におけるカラオケ曲のリクエスト時に歌詞プリント予約とプリント部数をメモリする処理について説明する。
図6は、リモコン16におけるカラオケ曲のリクエスト時に歌詞プリント予約とプリント部数をメモリする処理を示すフローチャートである。
【0047】
この処理は、CPU20が、ステップ11で曲番号が入力されたか否かを判断して、入力されたら、ステップ12へ進んでプリント部数N=0をセットして初期化し、ステップ13へ進んで歌詞プリント予約キーが押されたか否かを判断して、押されなかったら、ステップ16へ進む。
【0048】
ステップ13の判断で歌詞プリント予約キーが押されたら、ステップ14へ進んでプリント部数Nに“1”を加算し、ステップ15へ進んでプリント部数Nを表示部に表示し、ステップ16へ進んで送信キーが押されたか否かを判断する。
【0049】
ステップ16の判断で送信キーが押されなければ、ステップ13へ戻って歌詞プリント予約キーが再び押されたか否かを判断して、再度押されたら、ステップ14でプリント部数Nにさらに“1”を加算する。すなわち、ステップ13〜16の処理によって曲番号の入力後に送信キーが押される前に歌詞プリント予約キーが押された回数をプリント部数Nとしてカウントする。
【0050】
ステップ16の判断で送信キーが押されたら、ステップ17へ進んでプリント部数Nが“0”か否かを判断して、“0”ならば歌詞プリント予約キーが押されていないので、ステップ18へ進んで入力された曲番号をコマンダへ送信し、この処理を終了する。
【0051】
ステップ17の判断でプリント部数Nが“0”でなければ、ステップ19へ進んで入力された曲番号にプリント部数Nを付加して歌詞のプリント予約曲(歌詞プリント予約情報)としてRAMに記憶し、ステップ18へ進んで曲番号をコマンダへ送信し、この処理を終了する。
【0052】
このようにして、リクエスト曲の曲番号が入力された後に歌詞プリント予約キー44が連続して複数回押されたときには、その回数をカウントしてプリント部数とし、それを曲番号に付加してRAM22に歌詞プリント予約曲として記憶するので、RAM22には歌詞プリント予約曲に対してプリント部数も設定して蓄積可能である。
【0053】
なお、上述の処理では、歌詞プリント予約キーの押下回数をプリント部数としてカウントしたが、歌詞プリント予約キーの押下後にテンキーによってプリント部数を入力するようにしても良い。
【0054】
上記歌詞プリント予約のメモリ後、任意のときに、歌詞プリントキー45が押されると、CPU20はRAM22に記憶されている歌詞プリント予約曲の曲番号とプリント部数を赤外線信号によるコマンドに変換して外部へ出力するので、後述するような歌詞プリント装置によってコマンドを受信し、該当する歌詞をプリント部数による所定部数だけ自動的にプリントすることができる。
【0055】
したがって、利用者又は店員が歌詞のプリントの際に改めて必要な部数を指定しなくても必要部数をプリントできるので、プリントを素早く行なうことができ、操作性を向上させることができる。
【0056】
次に、上記リモコン16における通信カラオケ装置で演奏中のカラオケ曲の歌詞プリント予約をメモリする処理について説明する。
この処理では、リモコン16は、コマンダ1によってカラオケ曲の演奏中、歌詞プリント予約キー44が押されると、コマンダ1に対して演奏中の音楽の曲番号を問い合わせる曲番号問い合わせコマンドを送信する。
【0057】
一方、コマンダ1はリモコン16から曲番号問い合わせコマンドを受信すると、演奏中の音楽の曲番号を調べて、その曲番号をリモコン16へ通知する曲番号通知コマンドを作成し、その曲番号通知コマンドをリモコン16へ返信する。
そして、リモコン16はコマンダ1から返信された曲番号通知コマンドを受信すると、その曲番号通知コマンドによって通知された曲番号を歌詞プリント予約情報としてメモリする。
【0058】
図7は、リモコン16がコマンダ1へ送信する曲番号問い合わせコマンドのフォーマット例を示す図である。
この曲番号問い合わせコマンドは、信号の先頭を示すマーカのリーダーコードと、製品を供給する会社名を識別するためのカスタムコードと、曲番号問い合わせコマンドとして割り当てられたデータコードと、データコードをビット反転したデータ反転コードと、信号の終了を示すマーカのストップコードからなる。
【0059】
リモコン16は、歌詞プリント予約キー44が押下されたとき、この曲番号問い合わせコマンドを赤外線信号でコマンダ1へ送信する。そして、コマンダ1は、リモコン16から受信したコマンド中に曲番号問い合わせのデータコードがあることを認識することによって演奏中の音楽の曲番号の問い合わせであると判断することができる。
【0060】
図8は、コマンダ1からリモコン16へ返信する曲番号通知コマンドのフォーマット例を示す図である。
この曲番号通知コマンドは、上記曲番号問い合わせコマンドと同様に、リーダーコード,カスタムコード,ストップコードを有し、データ1コードからデータ6コードまでの6桁の曲番号を格納する。また、各データコードにはそれぞれのコードをビット反転したデータ反転コードを付加している。
【0061】
コマンダ1は、演奏中の音楽の曲番号(ここでは、6桁の番号)を調べると、その曲番号を上記データコードに格納して曲番号通知コマンドを作成する。
リモコン16は、上記曲番号通知コマンド中の離散した位置にある6個のデータコードを組み立てて6桁の数字列の曲番号を得ることができる。
【0062】
図9は、リモコン16がコマンダ1へ曲番号を問い合わせて歌詞プリント予約をメモリする処理を示すフローチャートである。
この処理は、ステップ21でカラオケ曲の演奏中に歌詞プリント予約キーが押されたか否かを判断して、押されたら、ステップ22へ進んで曲番号問い合わせコマンドをコマンダへ送信し、ステップ23へ進んでコマンダから曲番号通知コマンドを受信したか否かを判断して、受信したら、ステップ24へ進んで曲番号通知コマンドから曲番号を取得して、その曲番号を歌詞のプリント予約曲としてRAMに記憶し、この処理を終了する。
【0063】
図10は、コマンダ1がリモコン16からの曲番号問い合わせに対して演奏中の音楽の曲番号を通知するときの処理を示すフローチャートである。
この処理は、ステップ31でカラオケ曲の演奏中にリモコンからの曲番号問い合わせコマンドを受信したか否かを判断して、受信したら、ステップ32へ進んで現在演奏中の曲番号を調べ、その曲番号をセットした曲番号通知コマンドを作成し、その曲番号通知コマンドをリモコンへ送信し、この処理を終了する。
【0064】
このようにして、リモコンに、通信カラオケ装置で演奏中の音楽の歌詞のプリント予約も記憶することができ、利用者による歌詞プリント予約の操作性を向上することができる。
【0065】
次に、上記リモコン16に記憶された歌詞プリント予約のプリントを行なう歌詞プリントシステムについて説明する。
図11は、歌詞プリントシステムの一構成例を示すブロック図である。
この歌詞プリントシステムは、上記リモコン16と、赤外線受発光素子を具備したパーソナルコンピュータ(パソコン)と、これに接続されたプリンタとからなるシステムである。
【0066】
パソコン本体は、CPU51,メインメモリ52,クロック53,バスコントローラ54,ROM55,キーボードコントローラ56,マウスインタフェース(I/F)57,リアルタイムクロック(Real Time Clock:RTC)58,PCI(Peripheral Component Interconnect)ブリッジ59,キャッシュメモリ60,ハードディスク(HD)61,SCSI(Small Computer System Interface)コントローラ62,CRT表示コントローラ63,プリンタコントローラ64,直・並列変換回路65,赤外線受発光モジュール66,CPUバス67,PCI(Peripheral Component Interconnect)バス68,Xバス(内部バス)69を内部に実装しており、このパソコン本体にCRT70,プリンタ71,キーボード72,マウス73が接続されている。
【0067】
CPU51は、ROM55に記憶された制御処理プログラム,オペレーティングシステム(Operating System:OS),各種のアプリケーションプログラムを実行し、この音楽歌詞プリントシステム全体の制御と、この発明に係るプリンタ71による歌詞のプリント処理等の各種の処理を実行する。
【0068】
メインメモリ52はDRAMから構成されており、CPU51のワークエリア等で使用される。
クロック53は、水晶発振子と分周回路とから構成されており、CPU51やバスコントローラ54の動作タイミングを制御するためのクロックを生成している。
バスコントローラ54は、CPUバス67とXバス69でのデータ転送を制御する。
【0069】
ROM55は、電源オン時のシステム立ち上げや各種デバイスの制御を行なうためのプログラムが予め書き込まれているメモリである。
キーボードコントローラ56は、キーボード72から入力されたシリアルデータをパラレルデータに変換する処理等を行なう。
マウスI/F57は、マウス73用のポートを持ち、マウスドライバ(制御プログラム)によって制御される。
【0070】
RTC58は日付時計であり、バッテリによってバックアップされている。
PCIブリッジ59は、キャッシュメモリ60を使用してPCIバス68とCPU51との間のデータ転送を行なう。
キャッシュメモリ60はDRAMから構成されており、PCIブリッジ59によって使用されるメモリである。
【0071】
HD61は、システムソフトウェア,各種のアプリケーションプログラムと共に、上記コマンダ1で演奏される多種類のカラオケ曲の音楽の歌詞データを記憶している記憶装置である。
SCSIコントローラ62は、HD61とのインタフェースであり、HD61と高速データ転送によってデータの書き込み及び読み出しを行なう。
【0072】
CRT表示コントローラ63は、文字やグラフィックデータをデジタル−アナログ(Digital/Analog:D/A)変換すると共に、それらのデータをCRT70に表示するための制御を行なう。
プリンタコントローラ64は、プリンタ71へ歌詞データ等を出力するための制御を行なう。
【0073】
直・並列変換回路65は、リモコン16との赤外線データ通信において使用され、リモコン16からの歌詞プリント予約の曲番号の受信データをシリアルからパラレルへ変換し、外部への送信データをパラレルからシリアルへ変換する。
赤外線受発光モジュール66は、赤外線通信を実行するために必要な回路であり、その内部の構成は図4に示した構成と同じであり、内部の赤外線発光ダイオードによって赤外線信号による送信データを外部へ送信し、フォトダイオードによって赤外線信号によるリモコン16からの受信データを検出する。
【0074】
CRT70は、各種の情報を表示する表示装置である。
プリンタ71は、例えば、昇華方式によって専用のカードに歌詞を印字記録したり、レーザ方式によって普通紙に歌詞を印字したりする印刷装置である。
キーボード72及びマウス73は、パソコン本体に対して各種の操作情報を入力する入力装置である。
【0075】
すなわち、上記赤外線受発光モジュール66等が、音楽演奏装置用リモコンの歌詞プリント予約情報出力手段によって出力された歌詞プリント予約情報を受け取る歌詞プリント予約情報受取手段の機能を果たし、上記HD61が複数の曲情報に対応する歌詞データを記憶する歌詞データ記憶手段の機能を果たし、上記CPU51,SCSIコントローラ62等が歌詞データ記憶手段から歌詞プリント予約情報受取手段によって受け取った歌詞プリン予約情報に該当する曲情報に対応する歌詞データを読み出す歌詞データ読出手段の機能を果たし、上記プリンタ71が歌詞データ読出手段によって読み出した歌詞データをプリントする歌詞プリント手段の機能を果たす。
【0076】
この処理では、リモコン16は、歌詞プリントキー45が押されると、RAM22に記憶されている曲番号の歌詞プリントをパソコンへ依頼する。
RAM22に1曲の歌詞プリント予約曲の曲番号が記憶されていた場合、表示部25に曲数“1”を表示し、その曲番号とプリント部数とを格納した歌詞プリントコマンドを作成し、各歌詞プリントコマンドを1曲分ずつ上記パソコンへ送信する。
【0077】
また、RAM22に複数の歌詞プリント予約曲が登録されていた場合、記憶されている全ての歌詞プリント予約曲数を求めて、表示部25にその曲数を表示し、各歌詞プリント予約曲毎に、曲番号とそのプリント部数とを格納した歌詞プリントコマンドを作成し、各歌詞プリントコマンドを1曲分ずつ上記パソコンへ送信する。
【0078】
一方、パソコンは、赤外線受発光モジュール66によってリモコン16からの歌詞プリントコマンドを受信すると、その受信の度に赤外線受発光モジュール66から受信確認コマンドをリモコン16へ返信する。
【0079】
リモコン16は、パソコンからの受信確認コマンドを受信すると、その受信の度に“1”ずつカウントして表示部25にカウント値を曲番号とプリント部数の転送済み数として表示し、次の歌詞プリントコマンドをパソコンへ送信する。
そして、リモコン16は、上記歌詞プリント予約曲数とカウント値が一致したとき、パソコンへ全ての歌詞プリントコマンドの送信を完了したものと判断して、表示部25の表示内容を消去し、データ転送が完了したことを示すメッセージを表示する。
【0080】
一方、パソコンは、リモコン16から受信した歌詞プリント予約曲の曲番号とプリント部数に基づく歌詞プリントのための動作を実行する。このとき、リモコン16から複数の歌詞プリントコマンドを連続して受信した場合には、それらのコマンドをキューに蓄積して、各歌詞プリントコマンド毎に順次プリントのための動作を行なう。
【0081】
CPU51は、歌詞プリントコマンドによって指定された曲番号に該当する歌詞データをHD61から読み出し、その歌詞データとプリント部数とをプリンタコントローラ64を介してプリンタ71へ出力する。この処理をリモコン16から受け取った歌詞プリントコマンド数だけ繰り返す。
【0082】
そして、プリンタ71は、パソコンから入力した歌詞データと受信した歌詞データを指定されたプリント部数だけ専用のカード又は普通紙に印字記録して出力する。
【0083】
図12は、リモコン16がパソコンへ送信する歌詞プリントコマンドのフォーマット例を示す図である。
この歌詞プリントコマンドは、信号の先頭を示すマーカのリーダーコードと、製品を供給する会社名を識別するためのカスタムコードと、歌詞プリントを指示する歌詞プリントコマンドに割り当てられたデータ1コードと、プリント部数に割り当てられたデータ2コードと、曲番号の1桁目から6桁目のそれぞれの数字に相当するデータ3コード〜データ8コードと、上記各コードをビット反転したデータ1反転コード〜データ8反転コードと、信号の終了を示すマーカのストップコードとからなる。
【0084】
パソコンは、上記歌詞プリントコマンド中のデータ1コードによって歌詞プリント指示であることを認識し、データ3コード〜データ8コードの離散した位置にある6個のデータコードを組み立てて6桁の数字列の曲番号を得ると共に、データ2コードによってプリント部数を確認することができる。
【0085】
図13は、パソコンからリモコン16へ返信する受信確認コマンドのフォーマット例を示す図である。
この受信確認コマンドは、上記曲番号問い合わせコマンドと同様に、リーダコード,カスタムコード,ストップコードを有し、歌詞プリントコマンドの受信確認を通知する受信確認コマンドに割り当てられたデータコードと、そのデータコードをビット反転したデータ反転コードとからなる。
リモコン16は、上記受信確認コマンドのデータコードによってパソコン側に歌詞プリントコマンドが受信されたことを確認することができる。
【0086】
図14は、リモコン16がパソコンへ歌詞プリントを依頼するときの処理を示すフローチャートである。
この処理は、リモコン16が、ステップ41で歌詞プリントキーが押されたか否かを判断して、押されたら、ステップ42へ進んでRAMに記憶された全ての歌詞プリント予約曲数Mを表示部に表示し、ステップ43へ進んで歌詞プリントコマンド作成順Nに“1”をセットし、ステップ44へ進んでRAM中のN番目の歌詞プリント予約曲の曲番号とプリント部数を歌詞プリントコマンドにいれてパソコン本体へ送信する。
【0087】
ステップ45へ進んでパソコンから受信確認コマンドを受信したか否かを判断して、受信したら、ステップ46へ進んで歌詞プリント予約曲の曲番号とプリント部数の転送済み数Nを表示部に表示し、ステップ47へ進んでRAM中の全歌詞プリント予約曲の歌詞プリントコマンドを作成して送信したか否かを確認するためにM=Nか否かを判断して、M=Nでなければ、ステップ49へ進んでN=N+1にし、ステップ44へ戻ってRAM中の次の歌詞プリント予約曲の歌詞プリントコマンドの作成と送信を実行する。
【0088】
すなわち、上記ステップ44〜47,49の処理を繰り返して、RAM中の全歌詞プリント予約曲の歌詞プリントコマンドを作成して送信する。
【0089】
ステップ47の判断でM=Nなら、RAM中の全歌詞プリント予約曲の歌詞プリントコマンドを作成して送信したものと判断して、ステップ48へ進んで表示部にパソコン本体に対する全歌詞プリントのデータの転送完了メッセージを表示し、この処理を終了する。
【0090】
図15は、リモコン16とパソコンとの間における歌詞プリントコマンドと受信確認コマンドの送受信のシーケンスを示す図である。
リモコン16は、パソコン本体に対して1番目の曲番号とプリント部数とを含めた歌詞プリントコマンドを送信し、パソコン本体はその歌詞プリントコマンドを受信すると、リモコン16へ受信確認コマンドを送信する。
【0091】
次に、リモコン16からパソコン本体へ2番目の歌詞プリントコマンドを送信すると、パソコン本体からリモコン16へその受信確認コマンドを送信する。
このように、リモコン16とパソコン本体との間のコマンドのやり取りを繰り返し、リモコン16のRAM22に記憶されている全歌詞プリント予約曲の歌詞プリントコマンドを1曲分ずつパソコン本体へ送信し、全歌詞プリントコマンドの送信を完了する。
【0092】
図16は、パソコンにおける歌詞プリント処理を示すフローチャートである。
この処理は、パソコン本体が、ステップ51でリモコンからの歌詞プリントコマンドを受信したか否かを判断して、受信したら、ステップ52へ進んでリモコンへ受信確認コマンドを送信し、ステップ53へ進んで受信した歌詞プリントコマンドで指定された曲番号の歌詞データをHDから読み出し、プリント部数と共にプリンタへ出力し、この処理を終了する。
プリンタ71は、パソコンからの歌詞データとプリント部数に基づいて歌詞の印字を必要部数だけ実行する。
【0093】
このようにして、リモコンにメモリされた歌詞プリント予約曲のプリントをパソコンに接続されたプリンタで行なうので、多数のリモコンに記憶された歌詞プリント予約曲の歌詞のプリントを1ヶ所でまとめて行なうことができる。
【0094】
したがって、多数のカラオケルームにそれぞれカラオケ装置を設置した店舗に適用した場合、各ルームでリモコンにメモリされた歌詞プリント予約曲の歌詞プリントを、受付に設置したパソコンとプリンタとによって随時行なえるので、利用客への歌詞プリントサービスを低い装置コストで提供することができる。
また、1個所でプリントするので、プリンタのメンテナンスや記録紙の給紙作業に手間がかからず、そのプリントに対する料金の徴収も同じ場所で行なえるので、店員の作業負担も増やさずに済む。
【0095】
【発明の効果】
以上説明してきたように、この発明によるリモコンと音楽演奏システムとプリントシステムによれば、複数台の音楽演奏装置を利用する店舗における利用客への歌詞プリントサービスの装置コストと作業負担を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態である通信カラオケシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示したリモコンの操作部の正面図である。
【図3】図1に示したリモコンの内部構成を示すブロック図である。
【図4】図3に示した赤外線受発光モジュールの内部構成を示すブロック図である。
【図5】図1に示したリモコンにおけるカラオケ曲のリクエスト時に歌詞プリント予約をメモリする処理を示すフローチャートである。
【図6】図1に示したリモコンにおけるカラオケ曲のリクエスト時に歌詞プリント予約とプリント部数をメモリする処理を示すフローチャートである。
【図7】図1に示したリモコンがコマンダへ送信する曲番号問い合わせコマンドのフォーマット例を示す図である。
【図8】図1に示したコマンダからリモコンへ返信する曲番号通知コマンドのフォーマット例を示す図である。
【図9】図1に示したリモコンがコマンダへ曲番号を問い合わせて歌詞プリント予約をメモリする処理を示すフローチャートである。
【図10】図1に示したコマンダがリモコンからの曲番号問い合わせに対して演奏中の音楽の曲番号を通知するときの処理を示すフローチャートである。
【図11】この発明の一実施形態である歌詞プリントシステムの構成例を示すブロック図である。
【図12】図1に示したリモコンがパソコンへ送信する歌詞プリントコマンドのフォーマット例を示す図である。
【図13】図11に示したパソコンからリモコンへ返信する受信確認コマンドのフォーマット例を示す図である。
【図14】図1に示したリモコンがパソコンへ歌詞プリントを依頼するときの処理を示すフローチャートである。
【図15】図1に示したリモコンとパソコンとの間における歌詞プリントコマンドと受信確認コマンドの送受信のシーケンスを示す図である。
【図16】図11に示したパソコンにおける歌詞プリント処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1:コマンダ 2:システム制御部
3,21,55:ROM 4,52:メインメモリ
5:MIDI音源 6:通信制御部
7:HD・I/F 8,61:HD
9,23:操作パネル 10:モニタ表示制御部
11:プレーヤI/F 12:システムバス
13,32,33:アンプ 14:マイク
15:スピーカ 16:リモコン
17:モニタ 18:ディスクプレーヤ
20,51:CPU 22:RAM
24:表示制御部 25,47:表示部
26,65:直・並列変換回路
27,66:赤外線受発光モジュール
30:非同期送受信回路 31:変復調回路
34:赤外線発光ダイオード
35:フォトダイオード 40:テンキー
41:送信キー 42:テンポキー
43:音程キー 44:歌詞プリント予約キー
45:歌詞プリントキー 46:クリアキー
53:クロック 54:バスコントローラ
56:キーボードコントローラ
57:マウスI/F 58:RTC
59:PCIブリッジ 60:キャッシュメモリ
62:SCSIコントローラ
63:CRT表示コントローラ
64:プリンタコントローラ 67:CPUバス
68:PCIバス 69:Xバス
70:CRT 71:プリンタ
72:キーボード 73:マウス

Claims (4)

  1. 曲情報に対応する演奏データに基づいて音楽を演奏する音楽演奏装置に対して演奏中の音楽の曲情報を問い合わせる手段と、該手段による問い合わせに対して返送された曲情報を受け取る手段と、該手段によって受け取った曲情報の歌詞プリント予約情報を記憶する歌詞プリント予約情報記憶手段と、該手段に記憶された歌詞プリント予約情報を外部へ出力する歌詞プリント予約情報出力手段とを備えたことを特徴とするリモコン
  2. 請求項1記載のリモコンにおいて、
    前記歌詞のプリント予約が指定された曲情報に対するプリント部数を指定するプリント部数指定手段と、該手段によって指定されたプリント部数を前記歌詞プリント予約情報に付加する手段を設けたことを特徴とするリモコン
  3. リクエスト曲の曲情報を指定する曲情報指定手段と、該手段によって指定された曲情報を外部へ出力する手段とを備えたリモコンと、
    リモコンから出力された曲情報を受け取る手段と、該手段によって受け取った曲情報に対応する演奏データに基づいて音楽を演奏する手段とを備えた音楽演奏装置とからなる音楽演奏システムにおいて、
    前記リモコンに、前記音楽演奏装置に対して演奏中の音楽の曲情報を問い合わせる手段と、該手段による問い合わせに対して返送された曲情報を受け取る手段と、該手段によって受け取った曲情報の歌詞プリント予約情報を記憶する歌詞プリント予約情報記憶手段と、該手段に記憶された歌詞プリント予約情報を外部へ出力する歌詞プリント予約情報出力手段とを設け、
    前記音楽演奏装置に、前記リモコンから曲情報の問い合わせがあったとき、演奏中の音楽の曲情報を前記リモコンへ返送する手段を設けたことを特徴とする音楽演奏システム。
  4. 請求項1又は2記載のリモコンと、
    リモコンの歌詞プリント予約情報出力手段によって出力された歌詞プリント予約情報を受け取る歌詞プリント予約情報受取手段と、複数の曲情報に対応する歌詞データを記憶する歌詞データ記憶手段と、該手段から前記歌詞プリント予約情報受取手段によって受け取った歌詞プリント予約情報に該当する曲情報に対応する歌詞データを読み出す歌詞データ読出手段と、該手段によって読み出した歌詞データをプリントする歌詞プリント手段とを備えた印刷装置とからなることを特徴とするプリントシステム
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