JP3779121B2 - データ伝送システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、第1の計算機と第2の計算機とを接続する通信回線が複数の通信コネクションを有し、通信する情報の目的用途に合わせて、通信コネクションを選択するデータ伝送システムに関する。また、第2の通信プロトコルとして例えば非TCP/IP通信プロトコルをサポートする設備装置に対して、第1の通信プロトコルとして例えばパーソナルコンピュータやワークステーションの様なTCP/IP通信プロトコルをサポートする第1の計算機からのデータ交信処理を可能とする異種通信プロトコル間データ伝送システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、保守・監視・管理等を目的とした作業を行うアプリケーションを搭載した設備制御装置が、工場の生産ライン等で使用される制御機器等の設備装置にアクセスする場合、シリアル通信インタフェースや独自に開発された通信インタフェースを使用して設備制御装置と設備装置とを直接接続することによって、保守や監視などの制御を行ってきた。しかし、近年のネットワーク技術の発達により、イントラネットやインターネット等のTCP/IPネットワークを利用して、遠隔から前記設備装置に対してアクセスする事が試みられるようになってきた。本発明に関する従来方式としては、例えば「データ伝送方式」(特開平10−233820)に示されるものが提案されている。これは、LAN(LocalArea Network)上で動作するホスト計算機とシリアル端末間にプロトコル変換を実施する装置を置くことにより、LANシステムとシリアル端末システムを接続して通信制御を可能とする方式である。
【0003】
図16は、従来技術のプロトコル変換装置を介してLANシステムとシリアル端末が通信制御するデータ伝送方式の構成を示した図である。
ホスト1501とプロトコル変換装置1502がLAN1507により接続され、プロトコル変換装置1502とシリアル端末1503がシリアル伝送路のデータ線1508により接続される。ホスト1501からは、シリアル端末1503向けのキャラクタデータがTCP/IPヘッダにカプセル化され、LANを通じてプロトコル変換装置1502に送信される。該送信されたデータはLANポート1504で受信されたのち、制御機能部1505においてシリアル伝送路1509に対する信号制御であるか、シリアル伝送路1509に対するキャラクタデータの送信であるかを解析される。解析の結果に基づいて受信したデータを加工処理して、シリアルポート1506を通じて、シリアル伝送路1509の信号制御や前記キャラクタデータのシリアル端末1503に対する送信を行う。また、シリアル端末1503からシリアル伝送路1509を通じてキャラクタデータが送信された場合、制御機能部1505によりTCP/IPヘッダにカプセル化され、LANポート1504からLAN1507を通じてホスト1501に渡される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来のプロトコル変換装置によるデータ伝送方式は、上記のようにして処理を行っており、データ送受信のような単純な通信処理においても、信号を制御するための情報と、キャラクタデータを送信するだけの情報のどちらがホストより送信されたものかを判断するために必ず解析処理を行っていた。このため、制御機能部における解析処理の影響により応答性能を悪化させてしまうという問題点があった。
また、制御対象の設備装置のインタフェースとしてシリアル通信しか考慮されておらず、これにより接続できるホスト側の制御機器が限定されてしまっているという問題点があった。
【0005】
更に、ホストとプロトコル変換装置間における通信障害時のリカバリ処理が考慮されていないため、例えばホストとプロトコル変換装置間に通信障害が発生した場合でも、ホストとプロトコル変換装置間の処理を中断して再接続した後、最初から処理を再開しなければならないという問題点があった。
【0006】
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、第1の通信回線に少なくとも2つの通信コネクションを用意し、制御命令処理とデータ送受信処理で使用する通信コネクションを分けることにより、特にデータ送受信処理においては解析処理を省略することにより、処理性能を向上することを目的としている。
また、設備側の通信インタフェースについては、特に限定はせずマルチプロトコル対応可能とする事を目的とする。
更に、通信障害発生時においても、正常動作する通信コネクションで代行することにより通信処理を継続する事や、障害原因を検出することにより自動的に復旧処理(再接続)を行う事を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るデータ伝送システムは、第1の通信回線により接続された第1の計算機と第2の計算機とを備え、上記第1の計算機と上記第2の計算機との間で上記第1の通信回線を介して情報の通信を行うデータ伝送システムにおいて、上記第1の計算機と上記第2の計算機との間で通信する情報は、複数の目的用途を有し、
上記第1の通信回線は、上記複数の目的用途別の通信コネクションを有し、
上記第1の計算機は、上記情報の有する複数の目的用途に対応する上記第1の通信回線の通信コネクションを用いて上記情報を上記第2の計算機に宛てて送信するメッセージ変換部を備えたことを特徴とする。
【0008】
また、この発明に係るデータ伝送システムは、第1の通信回線は、第1の通信プロトコルによって情報の通信を行い、
上記データ伝送システムは、さらに、上記第2の計算機と上記第1の通信回線と異なる第2の通信回線によって接続された設備装置を備え、
上記第2の計算機と上記設備装置とは、上記第2の通信回線を介して上記第1の通信プロトコルと異なる第2の通信プロトコルによって情報の通信を行い、
上記第1の計算機と上記第2の計算機との間で通信する情報は、上記第1の計算機が上記第2の計算機を中継装置として上記設備装置に対して処理を要求するための処理要求情報であり、
上記第1の計算機は、上記処理要求情報を生成する設備制御アプリケーションを備え、
上記メッセージ変換部は、上記設備制御アプリケーションにより生成された上記処理要求情報を入力して、上記処理要求情報を、その処理要求情報により要求されている処理を識別する処理識別情報に変換して上記第2の計算機に送信するコマンド生成部を備え、
上記第2の計算機は、上記コマンド生成部より送信された処理識別情報を解析して、上記設備装置に対して処理を要求する情報に変換して上記第2の通信プロトコルを用いて上記設備装置に送信する設備連携処理部を備えたことを特徴とする。
【0009】
また、この発明に係るデータ伝送システムは、上記処理要求情報は、上記第1の計算機から上記設備装置に対して関連する複数の処理をグループ化して1つの処理として要求するグループ処理要求情報を含み、
上記設備連携処理部は、上記処理要求情報の上記グループ処理要求情報を解析して、上記グループ処理要求情報により示される関連する複数の処理を取得し、取得した複数の処理から複数の上記設備装置に対して処理を要求するための情報を生成し、生成した複数の設備装置に対して処理を要求するための情報を一括して上記設備装置対して送信することを特徴とする。
【0010】
また、この発明に係るデータ伝送システムは、さらに、上記グループ処理要求情報と、上記グループ処理要求情報により示される関連する複数の処理とを対応させて予め記憶するグループ処理機能管理倉庫を備えるとともに、上記第2の計算機に接続されて上記第2の計算機から上記グループ処理機能管理倉庫をアクセスされるグループ処理機能管理装置を備え、
上記設備連携処理部は、上記設備向け情報の上記グループ処理要求情報を基に上記グループ処理機能管理装置の上記グループ処理機能管理倉庫をアクセスして、上記グループ処理要求情報により示される関連する複数の処理を取得することを特徴とする。
【0011】
また、この発明に係るデータ伝送システムは、第1の計算機は、既に実行した上記第1の計算機と上記との情報の通信を再度実行することを上記第2の計算機に対して要求する再送要求処理部を備えたことを特徴とする。
【0012】
また、この発明に係るデータ伝送システムは、メッセージ変換部は、上記第1の通信回線が有する複数の目的用途別の通信コネクションのそれぞれから通信コネクションに発生した障害の障害通知を受信する第1の障害検出部と、
上記第1の障害検出部部により受信された障害通知に基づいて、上記複数の通信コネクションより正常に動作可能な通信コネクションを取得して正常に動作可能な通信コネクションに上記障害の発生している通信コネクションを代行させる第1の通信代行処理部とを備えたことを特徴とする。
【0013】
また、この発明に係るデータ伝送システムは、第2の計算機は、上記第1の通信回線が有する複数の目的用途別の通信コネクションのそれぞれから通信コネクションに発生した障害の障害通知を受信する第2の障害検出部と、
上記第2の障害検出部により受信された障害通知に基づいて、上記複数の通信コネクションより正常に動作可能な通信コネクションを取得して正常に動作可能な通信コネクションに上記障害の発生している通信コネクションを代行させる第2の通信代行処理部とを備えた。
【0014】
また、この発明に係るデータ伝送システムは、第2の計算機は、上記第1の通信回線が有する複数の目的用途別の通信コネクションのそれぞれの通信状態を管理し、通信状態を示す状態情報を保持する状態管理部を備え、
上記メッセージ変換部は、上記第1の障害検出部より通信コネクションに発生した障害通知を受信した場合、上記状態管理部に対して上記障害の発生している通信コネクションの状態情報を取得することを上記第2の計算機に対して要求する障害原因調査部と、
上記障害原因調査部より取得した状態情報に基づいて、障害の発生している通信コネクションに対して再度コネクションの接続を要求する再接続処理部とを備えたことを特徴とする。
【0015】
また、この発明に係るデータ伝送システムは、第1の通信回線により接続された第1の計算機と第2の計算機とを備え、上記第1の計算機と上記第2の計算機との間で情報の通信を行うデータ伝送システムにおいて、
上記第1の計算機は、
上記第1の通信回線の種類を示す回線情報と上記通信回線で使用可能な通信プロトコルを示す通信プロトコル情報とを対応させて記憶するプロトコル情報テーブルと、
上記第1の通信回線を識別する回線識別情報を入力して、入力した回線識別情報に基づいて上記プロトコル情報テーブルより通信プロトコル情報を取得する回線識別情報入力部と、
上記回線識別情報入力部により取得された通信プロトコル情報により示される通信プロトコルに適合するように、第1の計算機と第2の計算機との間で通信する情報を変換するメッセージ変換部とを備えたことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1.
本発明の第1の実施の形態を、図1乃至図3に基づいて説明する。
図1は、本実施の形態におけるシステムの主要構成を示したものである。
図2は、計算機100と中継機200間で送受信されるデータの内部構造を示したものである。
図3は、設備制御アプリケーションから要求される処理要求情報と処理要求情報に対応する処理識別情報とを記憶する通信制御処理情報テーブルの一例である。
【0017】
図1において、第1の計算機は計算機100であり、第2の計算機は中継機200であり、設備装置は設備300とする。また、第1の通信回線は伝送路500であり、第2の通信回線は伝送路501である。初めに計算機100の構成を説明する。101は設備300に対する保守、監視、及び制御といった処理を要求するためにアクセスを行う処理要求情報を生成する設備制御アプリケーション、102は設備制御アプリケーションから発行される処理要求情報を第1の通信プロトコルであるTCP/IP通信向けにデータ変換するメッセージ変換部、103は計算機100と中継機200間で転送されるTCP/IPデータを入出力するソケットインタフェース部、104は設備制御アプリケーション101からの処理要求情報に従い、処理要求情報の1つである信号制御命令の生成及び送信処理を行うコマンド生成部、105は設備制御アプリケーション101で生成された処理要求情報の1つである要求データの送信と、設備300からの応答データを受信するデータ転送部である。次に中継装置200の構成を説明する。201は計算機100から転送された処理要求情報であるTCP/IPデータを解析するメッセージ解析部、202はメッセージ解析部201による解析結果に従い、設備300に対してアクセスする設備連携処理部、203は中継機200と計算機100及び設備300間で転送されるTCP/IPデータを入出力するソケットインタフェース部、204は中継機200と設備300間で転送されるデータを送受信する設備向け通信インタフェース部、205は計算機100のコマンド生成部104より送信されたデータを解析するコマンド解析部、206は計算機100のデータ転送部105から転送されたデータの受信及び解析と設備300からの応答データを送信するデータ解析部である。次に計算機100を中継機200に接続する伝送路と中継機200と設備300とを接続する伝送路について説明を行う。500は計算機100と中継機200間でTCP/IPデータを送受信するための伝送路、501は中継機200と設備300間でデータを送受信するための伝送路である。502はソケットインタフェース部103,203を通じてコマンド生成部104とコマンド解析部205とを接続する制御用通信コネクション、503はソケットインタフェース部103,203を通じてデータ転送部105とデータ解析部206とを接続するデータ送受信用通信コネクションである。
中継機と設備間を接続しデータ交信を可能とするために必要なデータ構造と通信プロトコルを有するネットワークを設備向けネットワークと呼ぶ。中継機200と設備300間で転送されるデータを設備向けネットワークデータと呼ぶ。
実施の形態1では、計算機100と中継機200との間で通信される情報の目的用途は2種類とし、1つは設備300或いは伝送路501を制御することを目的とする制御情報であり、もう1つを計算機100から設備300に対してデータを送信することを目的とする送信データとする。制御データは制御用通信コネクション502を介して計算機100から中継機200に対して送信を行うものとし、送信データはデータ送受信用通信コネクション503を介して計算機100と中継機200との間で通信を行うものとする。
【0018】
図2において、3010はコマンド生成部104で生成されるリクエストデータ、3011はTCP/IPヘッダ部、3012は通信制御命令を格納するコマンドID部、3013はコマンドIDに添付されるデータを格納する添付データ部である。3020はデータ転送部105で生成されるリクエストデータ、3021はTCP/IPヘッダ部、3022は設備制御アプリケーションで生成される要求データ部である。3030はメッセージ解析部102で生成されるレスポンスデータ、3031はTCP/IPヘッダ部、3032は応答データ部である。
図3において、4000は制御命令情報テーブルを示した例であり、4001は通信制御命令、4002はコマンドIDである。制御命令情報テーブル4000は図1のコマンド生成部104が備えるテーブルである。
【0019】
次に動作について説明する。
本実施の形態は、TCP/IP通信プロトコルをサポートする計算機100とTCP/IP通信プロトコル以外の通信プロトコルをサポートする設備300間のデータ交信を実現する例として、計算機100と設備300間に仲介処理を行う中継機200を設置し、用途別に用意した通信コネクション502,503を用いて計算機100と中継機200との間の通信処理を行う。
設備制御アプリケーション101から設備300に対するアクセスの種類としては、以下の2つがあるものとする。
(1)データ送受信処理
設備制御アプリケーション101で生成された制御命令や制御プログラムを設備300に転送する、もしくは設備300から処理結果や制御プログラムをロードする。
(2)通信制御処理
設備300に対する通信回線の開閉処理や、シリアル通信の場合に見られる信号制御処理を実行する。
本発明では、上記の異なる目的用途の処理要求に対応するため、図1に示す通り計算機100と中継機200間に制御用通信コネクション502とデータ送受信用通信コネクション503の2つの通信コネクションを用意し、上記2種類のアクセスに応じて利用する通信コネクションを区別する方式を採ることを特徴とする。設備制御アプリケーション101からの指示に従い、メッセージ変換部102において制御用通信コネクション502もしくはデータ送受信用通信コネクション503の何れかが選択され、通信処理が行われる。尚、設備制御アプリケーション101からメッセージ変換部102に対する処理要求は、必ずシリアライズされて発行され、前記制御用通信コネクション502とデータ送受信用通信コネクション503が並行した利用は行われない。
以下に、データ送受信処理と通信制御処理の各処理要求に対する手順について説明する。
【0020】
初めに、データ送受信処理に対する処理手順について述べる。
計算機100の設備制御アプリケーション101では、設備向けネットワークに依存した制御命令や制御プログラムのデータが生成され、設備300に対する送信要求が発行される。例えば制御プログラムのデータの送信命令が出された場合、メッセージ変換部102のデータ転送部105では、前記制御プログラムのデータを受け取り、ソケットインタフェース部103及びデータ送受信用通信コネクション503を通じて中継機200側に送信する。この時、送信される内容は、ソケットインタフェース部103によりTCP/IPヘッダ3021の後の要求データ部3022に制御プログラムのデータが添付され、リクエストデータ3020として生成される。
中継機200では、ソケットインタフェース部203を通じてメッセージ解析部201のデータ解析部206が、前記リクエストデータ3020を受信する。ソケットインタフェース部203では、TCP/IPヘッダが取り外され、要求データ部3022に格納されていた制御プログラムのデータのみがメッセージ解析部201に渡される。メッセージ解析部201のデータ解析部206は、該制御プログラムのデータを設備連携処理部202に渡す。設備連携処理部202は、設備向けネットワーク単位に存在し、つまり、設備300が複数あるとするとそれぞれの設備300に対応する設備連携処理部202が存在するということであり、それぞれの設備連携処理部202は、予め設備向けネットワークを認識している。設備連携処理部202は、設備向け通信インタフェース部204及び伝送路501を通じて前記制御プログラムのデータを設備300に送信する。設備連携処理部202を通じてデータ解析部206は設備300より送信結果を受け取り、処理結果としてソケットインタフェース部203及びデータ送受信用通信コネクション503を通じて計算機100に返信する。ソケットインタフェース部203では、送信結果をレスポンスデータの応答データ部3032に格納してレスポンスデータ3030を生成する。
計算機100のデータ転送部105は、該レスポンスデータ(実際には、ソケットインタフェース部103により応答データ部3032から抽出された送信結果のみ)を取得し、設備制御アプリケーション101に処理結果を返す。
【0021】
続いて、通信制御処理に対する処理手順について述べる。
例えば、設備300に対する通信インタフェースとしてシリアルインタフェースが利用される場合、シリアル回線の開閉処理や回線伝送速度の変更など、TCP/IPとは異なる信号制御処理が存在する。本発明では、TCP/IP経由で信号制御命令を指示するため、図3に示す様なコマンドIDによる制御命令処理方式を採る。設備制御アプリケーション101から制御命令が発行されると、メッセージ変換部102のコマンド生成部104では、制御命令情報テーブル4000に従い制御命令に対応するコマンドIDを確定する。該コマンドIDは、ソケットインタフェース部103によりTCP/IPヘッダ3011の後ろに添付され、リクエストデータ3010として制御用通信コネクション502を通じて中継機200に送信される。該リクエストデータ3010には、制御処理に必要な伝送速度、パリティ設定、通信タイムアウト時間等の制御データを、リクエストデータの添付データ部3013に格納する事により送信する事が可能である。中継機200では、ソケットインタフェース部203を通じてメッセージ解析部201のコマンド解析部205がコマンドIDを(実際には、ソケットインタフェース部203においてリクエストデータ3010からコマンドIDを抽出する)を受信し設備連携処理部202に渡す。設備連携処理部202は、コマンドIDに従って設備向け通信制御命令に変換して、設備向け通信インタフェース部204から発行される。前記制御命令に対する処理結果は、設備連携処理部202からメッセージ解析部201のコマンド解析部205に返され、ソケットインタフェース部203及び制御用通信コネクション502を通じて計算機100に送信される。計算機100では、ソケットインタフェース部103及び制御用通信コネクション502を通じてメッセージ変換部102のコマンド生成部104が前記制御命令に対する処理結果を受信し、設備制御アプリケーション101に返す。
【0022】
以上のように、この実施の形態1によれば、設備向けネットワークデータをTCP/IPデータに格納して転送することにより、設備300の通信プロトコルに依存せずTCP/IP通信プロトコル経由で遠隔からアクセスすることが可能となる。
また、通信プロトコルに特化した制御命令をコマンドIDとして処理することにより、設備300の通信プロトコルを意識することなく(設備300の通信プロトコルを意識することがないと言うのは、中継機200の設備連携処理部202が中継機200に接続されている複数の設備300のそれぞれの通信プロトコルを意識するので設備300の通信プロトコルを意識しなくてもいいということである)、TCP/IP経由で遠隔から設備向け通信制御処理を実現することが可能となる。
また、データ送受信処理用と通信制御処理用とに通信コネクションを分け、データ送受信処理時におけるコマンド解析処理を省略化することにより、通信処理性能を向上する事が出来る。
【0023】
以上のように、実施の形態1では設備制御装置の1つである計算機と中継装置とが第1の通信プロトコルであるTCP/IP通信プロトコルによって情報を通信する通信回線で接続され、かつ中継装置と設備装置間が、第2の通信プロトコルである非TCP/IP通信プロトコルにより情報を通信する通信回線で接続されるデータ伝送システムにおいて、
計算機は、設備に対する保守、監視、及び制御といったアクセスを行う設備制御アプリケーションと、該アプリケーションからの設備向け情報である信号制御命令やデータ送受信処理命令を中継装置の送信するための送信データに変換するメッセージ変換部と、中継装置との間でTCP/IP通信を実施するソケットインタフェース部とを備え、
中継装置は、計算機からの送信データを解析するメッセージ解析部と、解析結果に従い設備装置に対して信号制御処理やデータ送受信処理を行う設備連携処理部と、計算機との間でTCP/IP通信を実施するソケットインタフェース部と、設備に対し設備向け通信処理を行う設備通信向けインタフェース部とを備えるとともに、計算機と中継機間を目的用途別に分けた通信コネクションにより接続する手段を備える事により、
設備側の通信プロトコルに関わらず計算機と設備間でデータ交信処理することを可能とするデータ伝送システムの一例を説明した。
【0024】
さらに、計算機には、設備制御アプリケーションからの信号制御命令に対し汎用的なコマンド命令文を生成するコマンド生成部を備え、
中継装置には、該コマンド命令文より設備向け通信制御命令を生成するコマンド解析部を設けることにより、
計算機からTCP/IP経由で遠隔の設備に対し計算機が設備装置の通信プロトコルが何であるかを意識することなく通信制御処理する事を可能とするデータ伝送システムの一例を説明した。
【0025】
実施の形態2.
本発明の第2の実施の形態を、図4及び図5乃至図6に基づいて説明する。
図4は、実施の形態2におけるデータ伝送システムの全体構成を示す図である。図4において、計算機100と中継機200は、上記実施の形態1の図1に示した計算機100と中継機200と同じ構成であるものとする。また、設備300も図1の設備300と同じである。また、伝送路500,501も図1の伝送路500,501と同じである。図1と図4の違いは、図4の設備連携処理部202がグループ処理機能情報テーブル5000を備えている点である。
図5は、グループ処理要求が格納されている格納場所を、グループ処理要求情報に対応するグループIDに対応させて記憶したグループ処理機能情報テーブルである。設備制御アプリケーションから要求される処理要求情報に含まれているグループ処理要求情報は、グループ処理要求に対応してつけられたグループIDである。設備連携処理部202はグループIDを基にグループ処理機能情報テーブル5000を参照して、グループ処理要求情報により示される関連する複数の処理が格納されている格納場所を取得し、取得した格納場所をアクセスして関連する複数の処理を取得する。図5において、5000はグループ処理機能情報テーブルを示した例であり、5001はグループID、5002は配置場所である。
図6は、本実施の形態における処理動作を示した流れ図である。
【0026】
本実施の形態における、計算機100及び中継機200の内部動作を、図6を用いて説明する。
本実施の形態は、計算機100から設備300に対して行う処理要求において、要求する処理内容に一定の処理パターンが存在する場合、その処理要求をグループ化することにより、計算機からの処理要求を中継機200が代行して一括処理するものである。
例えば、設備300がシリアル通信インタフェースをサポートする場合、計算機100或いは中継機200から設備300に対し、
(1)シリアル回線のオープン処理
(2)データ送受信開始通知
(3)データ送受信可能確認
といったシリアル通信信号制御処理が実行される。処理(1)〜(3)がパターン化されている場合、これに識別子(グループID)を付けグループ化する。グループ化は設備制御アプリケーション101で予め処理要求情報を生成するときに行うか或いは、メッセージ変換部102のコマンド生成部104が設備制御アプリケーション101より入力した処理要求情報を参照して、処理要求情報に含まれている処理内容にパターン化出来る処理内容が存在する場合は、その処理内容に対応するグループIDを取得し、処理要求情報の処理内容をグループIDに変換して計算機200へ送信しても構わない。後者の場合、コマンド生成部104はパターン化する処理内容に対応するグループIDを記憶するテーブルを予め備えているものとする。中継機200の設備連携処理部202には、該グループIDに対応する処理内容を取得する機能(これをグループ処理実行機能と呼ぶ)を用意する。グループ処理実行機能は、グループIDとグループIDに対応する処理内容とをメモリ上に配置する他、ライブラリとしてディスク上に保管し、必要に応じてメモリ上に読み出す方法として実現されても良い。尚、グループIDとグループIDに対応する処理内容は、グループ処理機能情報テーブル5000により配置場所が管理される。
【0027】
設備制御アプリケーション101から、前記処理(1)の制御命令が発行されると、メッセージ変換部102のコマンド生成部104では、制御命令に対応するグループIDをリクエストデータ3010に格納する(ステップS01)。本実施の形態では、グループID名を”proxy1”とする。該リクエストデータ3010は、ソケットインタフェース部103及び制御用通信コネクション502を通じて中継機200側に送信される(ステップS02)。中継機200では、ソケットインタフェース部203を通じてメッセージ解析部201のコマンド解析部205がリクエストデータ3010を受信する(ステップS03)。受信した前記リクエストデータ3010から、グループID(本実施の形態では”proxy1”)を抽出し、設備連携処理部202に渡す(ステップS04)。設備連携処理部202は、抽出したグループIDを基にグループ処理機能情報テーブルから機能の配置場所を確認する(ステップS05)。図5によるとグループID“proxy1”に対応する配置場所はCドライブの“¥lib¥serial.lib”であるので、上記配置場所よりグループIDに対応する処理命令を取得する。前記グループIDによって示される処理内容は処理要求(1)、(2)、及び(3)であるものとし、これらに対応する通信制御命令が、設備向け通信インタフェース部204から発行される(ステップS06)。前記制御命令に対する処理が完了した後、グループ処理の結果が設備連携処理部202からメッセージ解析部201のコマンド解析部205に返され、ソケットインタフェース部203によりTCP/IPヘッダ3031に添付され、レスポンスデータ3030として制御用通信コネクション502を通じて計算機100に送信される(ステップS07)。計算機100では、ソケットインタフェース部103及び制御用通信コネクション502を通じて前記レスポンスデータ3030をメッセージ変換部102のコマンド生成部104が受信(ステップS08)し、グループ処理の結果を抽出し(ステップS09)、前記制御命令(1)の処理結果を設備制御アプリケーション101に戻す(ステップS10)。続いて、設備制御アプリケーション101から前記制御命令(2)及び(3)が発行された場合は、既に前記制御命令(1)に対する関連処理として制御命令(2)(3)は既に設備300に対して処理が終了している。このため、メッセージ変換部102のコマンド生成部104において、前記グループ処理の結果から各制御処理に応じて処理結果を返す。
【0028】
以上の様に、この実施の形態2によれば、一定のパターン化された処理群をグループ化して、中継機200で一括して処理する機能を有することにより、計算機及び中継機間の通信処理が省略され処理性能を向上させることができる。
【0029】
この実施の形態2では、計算機には、複数処理の一括処理を要求するグループ処理要求手段を備え、中継機には、該処理要求に対し設備に対する一括処理するグループ処理機能の実行手段を備えるデータ伝送システムの一例を説明した。
【0030】
実施の形態3.
本発明の実施の形態3を、図5及び図7に基づいて説明する。
図7は、本実施の形態におけるシステムの主要構成を示したものである。ここで説明する実施の形態は図1の構成を有するものであるが、本実施の形態を説明する上で直接関係ない要素については、図を簡略化し特徴を理解するために、図7において省略した。
図7において、401は中継機200より受信したグループ処理要求情報に基づいてグループ処理機能管理倉庫402をアクセスし、関連する複数の処理を取得するグループ処理機能管理部である。グループ処理要求情報とは、例えば保管、検索、及び転送処理である。402はグループ処理要求情報と、グループ処理要求情報により示される関連する複数の処理とを対応して記憶するグループ処理機能管理倉庫である。403はグループ処理機能管理装置400と中継機200間で転送されるTCP/IPデータを入出力するソケットインタフェース部である。グループ処理機能管理装置400は、中継機200と伝送路500を介して接続されている。この発明ではグループ処理機能管理装置をアクセスするのは中継機200であり、計算機100からグループ処理機能管理装置をアクセスすることはない。
【0031】
次に動作について説明する。
本実施の形態は、計算機100からのグループIDによって示されるグループ処理の実行要求に対し、該当するグループ処理の内容が設備連携処理部202のグループ処理機能情報テーブル5000に存在しない場合、他装置からグループIDにより示される処理内容を取得する事により、処理を継続することを実現する。
実施の形態3では、上記実施の形態2の図6のステップS05に以下の処理を追加する。計算機100側からのグループ処理要求に対して、設備連携処理部202によるグループ処理機能検索の結果、該当するグループIDが存在しない場合、設備連携処理部202は、ソケットインタフェース部203を通じてグループ処理機能管理装置400に対してグループIDをキーとしてグループ処理内容取得要求を発行する。
グループ処理機能管理装置400のグループ処理機能管理部401では、ソケットインタフェース部403を通じて前記グループ処理内容取得要求を受信する。グループ処理機能管理部401は、中継機200の設備連携処理部202と同様に、グループ処理機能情報テーブル5000を有し(但し、グループ処理機能管理部401が有するグループ処理機能情報テーブル5000の内容は、設備連携処理部202が有するグループ処理機能情報テーブル5000の内容とは異なるものである。グループ処理機能情報テーブル5000の構造は同じであるが、テーブルに記憶されている情報は設備連携処理部202の有するグループ処理機能情報テーブル5000にないグループIDを、グループ処理機能管理装置400の有するグループ処理機能情報テーブル5000は有しているものとする。)、グループIDに基づいてグループ処理の内容が記憶さている記憶場所を取得した記憶場所をアクセスして、該当するグループ処理の内容をグループ処理機能管理倉庫402から読み出し、ソケットインタフェース部403を通じて中継機200に返信する。
中継機200の設備連携処理部202は、前記グループ処理の内容をグループ処理機能管理装置400から取得した後、上記実施の形態2のステップS06から処理を継続する。
【0032】
以上の様に、この実施の形態3によれば、中継機に該当するグループ処理を示すグループIDが存在しない場合でも、要求に応じてグループ処理機能管理装置から該当する処理内容を取得することにより、処理を継続して実行することが可能となる。
また、常に全てのグループ処理機能を中継機200で保管する必要がないため、中継機におけるディスク容量やメモリ容量を節約することができる。更に、グループ処理機能管理装置を用意することにより、例えば組み込み機器の様な、ディスク容量やメモリ容量に制限があるハードウェアについても中継機に適用することが可能となる。
【0033】
この実施の形態3では、グループ処理機能の保管、検索、及び転送処理を行うグループ処理機能管理部、グループ処理機能を保管するグループ処理機能機能管理倉庫を持つグループ処理機能管理装置を有することにより、
中継機に、処理要求に対して該当するグループ処理機能が存在しない場合、グループ処理機能管理装置から取得する事により、処理を継続して実施することを可能とするデータ伝送システムの一例を説明した。
【0034】
実施の形態4.
本発明の第4の実施の形態を、図8に基づいて説明する。
図8は、本実施の形態におけるシステムの主要構成を示したものである。ここで説明する実施の形態は図1の構成を有するものであるが、本実施の形態を説明する上で直接関係ない要素については、図を簡略化し特徴を理解するために、図8において省略した。
図8において、106は中継機200に対する通信制御処理もしくはデータ送受信処理の再送処理を決定する再送要求処理部である。
【0035】
次に動作について説明する。
本実施の形態は、計算機100の設備制御アプリケーション101から設備300に対し処理要求が発行された場合、何らかの問題で設備300からの処理結果を取得することが出来ない場合、メッセージ変換部102において自動的に再送処理する機能を提供することにより、アプリケーションレベルにおける処理負担を軽減する。
メッセージ変換部102の再送要求処理部106は、予め通信処理時間におけるタイムアウト時間(最長待ち時間)を設定している(中継機200が設備300を複数接続する場合は、タイムアウト時間は複数の設備それぞれによって異なる時間を設定することが出来るものとする)。再送要求処理部106は、タイムアウト時間の他に再送処理情報としてリクエストデータの再送回数と再送間隔(スリープ時間)とを決定する。
例えば、設備制御アプリケーション101では、設備300に対しデータ送受信用通信コネクションを通じて、以下の処理要求を発行する。
(1)設備300に対する制御命令の送信要求
(2)上記処理(1)に対する処理結果の取得(データ受信)要求
前記処理要求(1)は、実施の形態1において説明したデータ送受信処理手順に基づき、計算機100のデータ転送部105から、中継機200を通じて設備300に送信される。設備300では、送信データに格納された制御命令に基づき、制御処理が実行される。
続いて、前記処理要求(2)が、上記処理と同様に中継機200を通じて設備300に送信される。しかし、例えば、設備300において前記処理要求(1)に対する制御処理が完了していない場合は、前記処理要求(2)に対する処理結果を取得することができず、その結果、計算機100のメッセージ変換部102に対し処理結果(未取得通知)が返信される。
前記処理結果(未取得通知)が返信されると、メッセージ変換部102の再送要求処理部106において再送処理情報が決定される。データ転送部105では、前記再送処理情報に基づき、設備300に対し前記処理要求(2)を再送する。
【0036】
以上の様に、この実施の形態4によれば、メッセージ変換部における再送処理により、確実にレスポンスデータを取得する事が期待できる。また、アプリケーションレベルにおけるエラーハンドリングなどの処理負担を軽減することが出来る。
【0037】
この実施の形態4では、計算機には、中継機に対して通信制御処理もしくはデータ送受信処理の再送処理を指示する再送要求処理部を備えることにより、
設備からの応答データを中継機経由で計算機が取得出来なかった場合、自動的に再送処理するデータ伝送システムの一例を説明した。
【0038】
実施の形態5.
本発明の第5の実施の形態を、図9及び図10乃至図12に基づいて説明する。
図9は本実施の形態のシステムの主要構成を示したものである。ここで説明する実施の形態は、図1の構成を有するものであるが、本実施の形態を説明する上で直接関係ない要素については図を簡略化し特徴を理解するために、図9において省略した。
図9において、108,208は制御用通信コネクション502もしくは、データ送受信用通信コネクション503より障害が発生したことを通知する障害通知を受信する障害検出部であり、107a,107b,209a,209bはデータ送受信用通信コネクション503と制御用通信コネクション502のうち障害が発生していない通信コネクションを選択して通信コネクションを代用することを指示する通信代行処理部である。
図10は、本実施の形態におけるデータ送受信用通信コネクションの通信障害時における処理動作を示した流れ図である。
図11、及び図12は、本実施の形態における制御用通信コネクションの通信障害時における処理動作を示した流れ図である。
【0039】
次に動作について説明する。
本実施の形態は、計算機100と中継機200間における制御用通信コネクション502もしくはデータ送受信用通信コネクション503のいずれかの通信コネクションで障害が発生した場合、復旧するまでの間、もう一方の障害が発生していない通信コネクションを代用する方法を提供することにより、処理を継続する事を可能としている。
【0040】
初めに、データ送受信用通信コネクション503において障害が発生した場合の処理手順を、図10を用いて説明する。
データ送受信用通信コネクション503に障害が発生した場合は、制御用通信コネクション502にて代用するが、この場合、全ての処理をコマンドIDによる通信処理で実現する。
データ送受信用通信コネクション503において通信障害が発生した場合、障害検出部108はデータ送受信用通信コネクション503より障害通知を受信しデータ転送部105に対してデータ送受信用通信コネクション503で障害が発生したことを通知する。そして、メッセージ変換部102のデータ転送部105において、データ送受信用通信コネクション503のコネクションを切断する(ステップS01)。設備制御アプリケーション101からデータ送受信要求が発生した場合は、通信代行処理部107bによりデータ転送部105からコマンド生成部104に対しデータ転送部105に代わって設備300に送信するデータを転送する事を要求する(ステップS02)。コマンド生成部104は、データ送信要求をコマンドID部3012に格納し、送信データを添付データ部3013に格納して、リクエストデータ3010を生成し、制御用通信コネクション502を介してリクエストデータ3010を中継機200に対して送信する。その後、設備300からのレスポンスデータを待つ(ステップS03)。中継機200のコマンド解析部205では、制御用通信コネクション502を通じて計算機100からリクエストデータ3010を受信し(ステップS04)、リクエストデータ3010からコマンドIDを抽出する(ステップS05)。コマンドIDがデータ送信要求の場合は、リクエストデータ3010の添付データ部3013から送信データを抽出し設備連携処理部202に渡す(ステップS06)。設備連携処理部202では設備向け通信インタフェース部204を通じて前記送信データを設備300に送信後、送信結果をコマンド解析部205に返し、レスポンスデータ3030として制御用通信コネクション502を通じて計算機100に返信する(ステップS07)。計算機100のコマンド生成部104では、前記レスポンスデータ3030を受信し、応答データ部3032から処理結果を抽出する(ステップS08)。処理結果は、コマンド生成部104からデータ転送部105を通じて設備制御アプリケーション101に返される(ステップS09)。
【0041】
続いて、制御用通信コネクション502において障害が発生した場合の処理手順を、図11及び図12を用いて説明する。
制御用通信コネクション502に障害が発生した場合は、障害検出部108は障害通知を受信し、通信代行処理部107aに障害通知を送信する。通信代行処理部107aはデータ送受信用通信コネクション503を制御用通信コネクション502に代わって使用することを指示する。上記データ送受信用通信コネクション503の通信障害時と同様、全てコマンドIDによるデータ処理を行うが、設備制御アプリケーション101からのリクエストが、通信制御処理の場合とデータ送受信処理の場合では処理手順が異なる。最初に通信制御処理要求時における処理手順を、次にデータ送受信処理要求時における処理手順を説明する。
【0042】
通信制御処理要求時における処理手順を、図11を用いて説明する。
制御用通信コネクション502において通信障害が発生した場合、障害検出部108はコマンド生成部104に制御用通信コネクション502に障害が発生したことを通知する。メッセージ変換部102のコマンド生成部104において、制御用通信コネクション502のコネクションを切断する(ステップS01)。一方、中継機200のコマンド解析部205では同様に障害検出部208において、通信障害を検出すると、通信代行処理部209aよりデータ解析部206に対し、制御用通信コネクション502の障害通知を行い、コマンド解析部205はデータ解析部206からのリクエストデータの受信待ちとなる(ステップS02)。設備制御アプリケーション101から、通信制御処理に対する処理要求が発行された場合、コマンド生成部104において通信制御要求に対応したコマンドIDを格納したリクエストデータ3010が生成され、データ転送部105に対しデータ転送要求を行う(ステップS03)。データ転送部105は、ソケットインタフェース部103を通じてリクエストデータ3010を中継機200に送信し、設備300からのレスポンスデータを待つ(ステップS04)。中継機200のデータ解析部206では、計算機100から前記リクエストデータ3010を受信し、これをコマンド解析部205に転送する(ステップS05)。コマンド解析部205では前記リクエストデータからコマンドIDを抽出する(ステップS06)。設備連携処理部202を通じてコマンドIDに対応する処理を実行した後、処理結果をデータ解析部206により受信し、データ解析部206で応答データ部3032に処理結果を格納してレスポンスデータ3030を生成し(ステップS07)、データ解析部206から計算機100側にデータ送受信用通信コネクション503を通じて返信する(ステップS08)。計算機100のデータ転送部105では、前記レスポンスデータ3030を受信し、レスポンスデータ3030をコマンド生成部104に送信する。コマンド生成部104において応答データ部3032から処理結果を抽出し(ステップS09)、設備制御アプリケーション101に返す(ステップS10)。
【0043】
データ送受信処理要求時における処理手順を、図12を用いて説明する。
制御用通信コネクション502において通信障害が発生した場合、障害検出部108が障害通知を受信し、コマンド生成部104に制御用通信コネクション502に障害が発生したことを通知する。コマンド生成部104は通知された障害通知に基づいて制御用通信コネクションのコネクションを切断する(ステップS01)。これ以後、設備制御アプリケーション101からデータ送受信に対する処理要求が発行された場合、計算機100のデータ転送部105では、コマンド生成部104に対しリクエストデータ3010の生成要求を行う。コマンド生成部104は、データ送信要求をコマンドID部3012に、送信データを添付データ部3013に格納し、リクエストデータ3010を生成し、リクエストデータ3010をデータ転送部105に戻す(ステップS02)。データ転送部105は、ソケットインタフェース部103を通じてリクエストデータ3010を中継機200に送信し、設備300からのレスポンスデータを待つ(ステップS03)。中継機側では、図11におけるステップS2及びステップS05からS08までの処理を行い、レスポンスデータ3030を計算機100側に返信する。計算機100のデータ転送部105では前記レスポンスデータ3030を受信し、コマンド生成部104に対し、処理結果の抽出を要求する。コマンド生成部104により応答データ部3032から処理結果が抽出されデータ転送部105に戻され(ステップS04)、データ転送部105から設備制御アプリケーション101に処理結果が返される(ステップS05)。
【0044】
以上の様に、この実施の形態5によれば、一方の通信コネクションに障害が発生した場合でも、もう一方の通信コネクションを利用することにより、設備制御アプリケーションからの処理要求に対し、継続して実行することができる。
【0045】
この実施の形態では、計算機と中継機間における通信コネクションの障害検出手段と、正常に動作可能な通信コネクションを利用した通信代行処理手段を提供する事により、
通信コネクションで障害が発生した場合も、システムを停止することなく継続して処理する事を可能とするデータ伝送システムの一例を説明した。
【0046】
実施の形態6.
本発明の第6の実施の形態を、図13乃至図15に基づいて説明する。
図13は、本実施の形態におけるシステムの主要構成を示したものである。ここで説明する実施の形態は図1の構成を有するものであるが、本実施の形態を説明する上で直接関係ない要素については、図を簡略化し特徴を理解するために、図13において省略した。
図14及び図15は、本実施の形態における通信障害復旧処理の処理動作を示した流れ図である。
図13において、207は通信障害情報を管理する状態管理部である。
【0047】
次に動作について説明する。
本実施の形態は、一方の通信コネクションにおいて中継機側の問題により障害が発生した場合、もう一方の障害が発生していない通信コネクションを利用して障害原因を調査することにより、自動的に再接続処理を行う様にしたものである。障害検索処理は、通信コネクション毎に手順が異なる。最初にデータ送受信用通信コネクションにおける障害検索処理手順を、次に、制御用通信コネクションにおける障害検索処理手順を説明する。
【0048】
初めに、データ送受信用通信コネクション503における障害検索処理手順を、図13及び図14を用いて説明する。
データ送受信用通信コネクション503において障害が発生した後、計算機100のデータ転送部105は、障害復旧処理対応のスレッド(スレッドとは通常の処理が動作している動作環境と並行して障害を復旧するための処理ルーチンを起動し、通常処理と障害復旧処理の2つを並行して動作する環境を言う)を生成し、障害復旧処理を開始する(ステップS01)。前記スレッドにおいて、コマンド生成部104に対し、中継機200側の状態(エラー情報)取得要求をコマンドIDとしたリクエストデータ3010を生成し、制御用通信コネクション502を通じて中継機200に送信する(ステップS02)。一方、中継機200では通信障害が発生した後、障害検出部208によって、データ解析部206に対して障害通知を通知する。この障害通知には、障害理由が含まれているものとする。データ解析部206では障害理由(エラー情報)を状態管理部207に登録する(ステップS03)。ステップS02によって送信されたリクエストデータ3010は、コマンド解析部205によって受信される(ステップS04)。コマンド解析部205は、ステップS04により受信したリクエストデータ3010を解析し、状態管理部207よりステップS03で登録された障害理由を取得して、レスポンスデータの応答データ部3032に格納した後、計算機100側に制御用通信コネクション502を通じて送信する(ステップS05)。計算機100のコマンド生成部104では、ステップS05にて送信されたレスポンスデータ3030を受信し、応答データ部3032から障害理由(エラー内容)を検出する(ステップS06)。エラー内容を判断して再接続可能な場合は、データ転送部105にデータ送受信用通信コネクション503のコネクションを再接続する要求を行い再接続処理を行う(ステップS07)。
以上により、データ送受信用通信コネクションが再接続された場合、中継機200のデータ解析部206はコマンド解析部205に対し通信障害復旧通知を送る。これにより、以後制御用通信コネクションに送信されるデータは、データ解析部206に転送されることがない。
【0049】
続いて、制御用通信コネクション502における障害検索処理手順を、図13及び図15を用いて説明する。
制御用通信コネクション502において障害が発生した後、計算機100のコマンド生成部104は、障害復旧処理対応のスレッドを生成し、障害復旧処理を開始する(ステップS01)。前記スレッドにおいて、中継機に対して状態(エラー情報)を取得する要求をコマンドIDとしたリクエストデータ3010を生成した後に、データ転送部105に対しリクエストデータ3010を送信する要求をする(ステップS02)。リクエストデータ3010はデータ送受信用通信コネクション503を通じて中継機200に送信される一方、中継機200では通信障害が発生した後、障害検出部208より障害の発生を通知されたコマンド解析部205では、障害理由(エラー情報)を状態管理部207に登録する(ステップS03)。ステップS02によって送信されたデータは、データ解析部206によって受信される(ステップS04)。データ解析部206は受信したデータをコマンド解析部205に送信する。送信データがコマンド解析部205に渡されると、図14のステップS05と同様の処理を行ないレスポンスデータ3030を生成し、データ解析部206に渡される。データ解析部206では、レスポンスデータ3030をデータ送受信用通信コネクション503を通じて計算機100に送信する(ステップS05)。計算機100のデータ転送部105では、ステップS05にて送信されたレスポンスデータ3030を受信し、コマンド生成部104に渡す。コマンド生成部104では、レスポンスデータ3030の応答データ部3032から障害理由(エラー内容)を検出する(ステップS06)。エラー内容により、再接続可能な場合は、コマンド生成部104より制御用通信コネクション502を接続するための再接続処理を行う(ステップS07)。
以上により、制御用通信コネクションが再接続された場合、中継機200のコマンド解析部205は、データ解析部206に対し通信障害復旧通知を送る。これにより、以後、データ送受信用通信コネクションに送信されるデータは、コマンド解析部205に転送されることがない(ステップS08)。
【0050】
以上の様に、この実施の形態6によれば、通信コネクションで中継機側の問題による障害が発生した場合でも、もう一方の障害が発生していない通信コネクションを障害検索に利用することにより、障害理由を検出することが出来、再接続する事が可能となる。
【0051】
この実施の形態6では、計算機には、正常に動作可能な通信コネクションを利用して障害原因を調査する手段と、再接続処理する手段を備え、
中継機側には、通信障害情報を管理する状態管理手段を備えることにより、
障害発生時においても、接続状態を自動復旧する事を可能とするデータ伝送システムの一例を説明した。
【0052】
実施の形態7.
上記実施の形態1から6において説明した伝送路500は、TCP/IPを通信プロトコルとする伝送路であったが、別の通信プロトコルによって情報の通信を行う伝送路500であっても構わない。伝送路500の通信プロトコルを識別するために計算機100は、プロトコル情報テーブルを備えて、伝送路500の通信回線を識別する回線識別情報を入力して、入力した回線識別情報に基づいてプロトコル情報テーブルから伝送路500の通信プロトコルが何であるかを示す回線識別情報入力部を備える。これにより、計算機100は伝送路500の回線の種類からその回線で使用可能な通信プロトコルを判断し、取得した通信プロトコルに適合するように計算機100と中継機200の間で行われる通信の情報をメッセージ変換部によって変換し、伝送路500を任意の伝送路にすることが出来るデータ伝送システムを実現する。
【0053】
【発明の効果】
以上のように、上記実施の形態で説明したこの発明のデータ伝送システムの一例によれば、第1の計算機と第2の計算機とにより通信される情報の有する目的用途が、例えば、データ送受処理と通信制御処理である場合に、上記データ送受処理と通信制御処理の通信コネクションをそれぞれ分ける。これにより、データ送受信処理時におけるコマンド解析処理を省略化することができ、通信処理性能を向上する事が出来る効果がある。
【0054】
また、コマンド生成部により通信プロトコルに特化した制御命令を汎用的なコマンドIDとして処理することにより、例えばTCP/IP通信プロトコルにより情報の通信を行う第1の通信回線経由で、第1の計算機から遠隔地にある設備装置に対して通信制御処理を実現することが可能となる効果がある。
【0055】
また、第1の計算機から設備装置に対して処理要求するための処理要求情報を、第1の通信回線の通信プロトコル、例えば、TCP/IP通信プロトコルに適合する情報に変換して設備装置に送信することにより、第1の計算機は、設備装置の通信プロトコルに依存せずに、設備装置をアクセスすることが可能となる効果がある。
【0056】
また、一定のパターン化可能な関連する複数の処理をグループ化して、第1の計算機からグループ化した処理を第2の計算機に送信し、第2の計算機で受信したグループ化された処理を設備装置に対して一括して要求することにより、第1の計算機と第2の計算機間で通信する情報量を省略することができ、処理性能を向上させることができる効果がある。
【0057】
また、第1の計算機から第2の計算機に対して要求されたグループ化された処理に該当する処理内容が存在しない場合でも、第2の計算機からの要求によりグループ処理機能管理装置に対してアクセスを行い、グループ処理機能管理装置から該当する処理内容を取得する。このことにより、第2の計算機では、処理を継続して実行することが可能となる効果がある。
【0058】
また、グループ処理機能管理装置にグループ化された処理内容を保管することにより、第2の計算機に、全てのグループ化された処理内容を保管する必要が無くなる。このため、第2の計算機におけるディスク容量やメモリ容量を節約することができる効果がある。更に、グループ処理機能管理装置を備えることにより、例えば組み込み機器の様な、ディスク容量やメモリ容量に制限があるハードウェアについても第2の計算機として適用することが可能となる効果がある。
【0059】
また、第1の計算機が再送要求処理部を備えることにより、確実に第2の計算機からレスポンスデータを取得することを期待できる効果がある。また、アプリケーションレベルにおけるエラーハンドリングなどの処理負担を軽減することができる効果がある。
【0060】
また、第1の通信回線に複数の通信コネクションを備えたことにより、所定の通信コネクションに障害が発生した場合でも、所定の通信コネクションとは別の障害の発生していない通信コネクションを利用することにより、第1の計算機の設備制御アプリケーションからの処理要求を継続して実行することができる効果がある。
【0061】
また、第1の通信回線に複数の通信コネクションを備えたことにより、所定の通信コネクションに障害が発生した場合でも、所定の通信コネクションとは別の障害の発生していない通信コネクションを利用することにより、第2の計算機から第1の計算機に対して情報を継続して送信することができる効果がある。
【0062】
また、第2の計算機側の問題により複数の通信コネクションのうち所定の通信コネクションに障害が発生した場合でも、別の障害が発生していない通信コネクションを障害検索に利用する。これにより、第1の計算機から、第2の計算機が備える状態管理部をアクセスして、障害理由を検出することができ、障害を回復して障害の発生していた通信コネクションを再接続する事が可能となる効果がある。
【0063】
また、第1の通信回線を識別して第1の通信プロトコルを決定して、決定した通信プロトコルを利用して第1の計算機と第2の計算機との間で情報の通信を行う。このため、ユーザは第1の通信回線、及び、第1の通信プロトコルを任意に選択でき、この発明のデータ伝送システムを活用する選択肢が広がる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1におけるデータ伝送システムの主要構成を示した図。
【図2】 計算機100と中継機200の間で送受信されるデータの内部構造を示した図。
【図3】 設備制御アプリケーションから要求される処理要求情報と処理要求情報に対応する処理識別情報等を記憶する通信制御処理情報テーブルの一例を示す図。
【図4】 実施の形態2におけるデータ伝送システムの主要構成を示した図。
【図5】 実施の形態2における設備制御アプリケーションから要求されるグループ処理のグループ処理IDとグループ処理の内容が格納された配置場所などを示すグループ処理機能情報テーブルの一例を示す図。
【図6】 実施の形態2における処理動作のフローチャート図。
【図7】 実施の形態3におけるデータ伝送システムの主要構成を示す図。
【図8】 実施の形態4におけるデータ伝送システムの主要構成を示す図。
【図9】 実施の形態5におけるデータ伝送システムの主要構成を示す図。
【図10】 実施の形態5におけるデータ送受信用通信コネクションの通信障害時における処理動作を示すフローチャート図。
【図11】 実施の形態5における制御用通信コネクションの通信障害時における処理動作を示すフローチャート図。
【図12】 実施の形態5における制御用通信コネクションの通信障害時における処理動作を示すフローチャート図。
【図13】 実施の形態6におけるデータ伝送システムの主要構成を示す図。
【図14】 実施の形態6における通信障害復旧処理の処理動作を示したフローチャート図。
【図15】 実施の形態6における通信障害復旧処理の処理動作を示したフローチャート図。
【図16】 従来のプロトコル変換装置を介してLANシステムとシリアル端末との通信を制御するデータ伝送方式の構成を示した図。
【符号の説明】
100 計算機、101 設備制御アプリケーション、102 メッセージ変換部、103 ソケットインタフェース部、104 コマンド生成部、105 データ転送部、106 再送要求処理部、107a,b 通信代行処理部、108 障害検出部、200 中継機、201 メッセージ解析部、202 設備連携処理部、203 ソケットインタフェース部、204 設備向け通信インタフェース部、207 状態管理部、208 障害検出部、209a,209b 通信代行処理部、300 設備、400 グループ処理機能管理装置、401 グループ処理機能管理部、402 グループ処理機能管理倉庫、403 ソケットインタフェース部、500,501 伝送路、502 通信制御用通信コネクション、503 データ送受信用通信コネクション、3010 リクエストデータ、3011 TCP/IPヘッダ部、3012 コマンドID部、3013 添付データ部、3020 リクエストデータ、3021 TCP/IP部、3022 要求データ部、3030 レスポンスデータ、3031 TCP/IP部、3032 応答データ部、4000 通信制御処理情報テーブル、4001 通信制御命令、4002 コマンドID、5000 グループ処理機能情報テーブル、5001 グループID、5002 配置場所。

Claims (1)

  1. 第1の通信回線により接続された第1の計算機と第2の計算機とを備え、上記第1の計算機と上記第2の計算機との間で上記第1の通信回線を介して情報の通信を行うデータ伝送システムにおいて、
    上記第1の計算機と上記第2の計算機との間で通信する情報は、複数の目的用途を有し、
    上記第1の通信回線は、上記複数の目的用途別の通信コネクションを有し、
    上記第1の計算機は
    上記複数の目的用途別の通信コネクションのうち、通信する情報の目的用途に対応する上記第1の通信回線の通信コネクションを用いて上記情報を上記第2の計算機に宛てて送信するメッセージ変換部を備え
    上記メッセージ変換部は、上記第1の通信回線が有する複数の目的用途別の通信コネクションのそれぞれから通信コネクションに発生した障害の障害通知を検出する第1の障害検出部と、
    上記第1の障害検出部が通信コネクションに発生した障害通知を検出した場合、上記障害の発生している通信コネクションの通信障害情報の送信を要求する要求情報を生成して、生成した要求情報を上記第2の計算機に対して正常に動作可能な通信コネクションを介して送信する障害原因調査部と、
    上記第2の計算機から正常に動作可能な通信コネクションを介して障害の発生している通信コネクションの通信障害情報を受信して、受信した通信障害情報から障害の発生した通信コネクションが再接続可能であるか否かを判断して、再接続可能であることを判断した場合は、障害の発生した通信コネクションの再接続を要求する再接続処理部と
    を備え、
    上記第2の計算機は、
    上記第1の通信回線が有する複数の目的用途別の通信コネクションのそれぞれから通信コネクションに発生した障害の障害理由を含む障害通知を検出する第2の障害検出部と、
    上記第1の通信回線が有する複数の目的用途別の通信コネクションの通信障害情報を記録する状態管理部と、
    上記第2の障害検出部が検出した障害理由を含む障害通知を入力して、入力した障害通知に含まれた障害理由を通信障害情報として上記状態管理部に記録するとともに、上記障害原因調査部が送信した要求情報をメッセージとして受信して、受信したメッセージを解析して、解析結果が通信障害情報の送信要求を示している場合は、上記状態管理部が記録する通信障害情報を取得して、取得した通信障害情報を正常に動作可能な通信コネクションを介して上記第1の計算機へ送信し、解析結果が通信障害情報の送信要求以外を示している場合は、解析結果に対応する処理を行うメッセージ解析部と
    を備えたことを特徴とするデータ伝送システム。
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