JP3777693B2 - 遮断器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は遮断器に関し、真空インタラプタの交換作業が容易にできるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の遮断器を用いたガス絶縁開閉装置の構造を図5に示す。図のように、気密に形成されるとともに絶縁ガスが充填されたタンク4とタンク1とが設けられる。タンク4は、ユニット4aとユニット4bとを二点鎖線の位置で結合して構成されている。タンク4内には真空インタラプタを内蔵した遮断器5が収容され、ケーブルヘッド7が断路器6を介して遮断器5に接続される一方、タンク1内の母線3が断路器2を介して遮断器5に接続されている。ケーブルヘッド7は、ケーブル8を介して電力送り出し用の変電所9に接続され、ケーブル8には開閉器10と断路器11とが接続されている。
【0003】
斯かるガス絶縁開閉装置において、遮断器5を構成する図示しない真空インタラプタを交換するには、変電所9の開閉器10を開にしてタンク4内の絶縁ガスを抜き取ったのちにタンク4内から遮断器5を取り外し、遮断器5内の真空インタラプタを新しいものに交換し、前記と逆の手順で遮断器5をタンク4内に組み込む。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、大きなタンク4内の絶縁ガスを抜いてタンク4を分解したのちに遮断器5を取り出さねばならないため、真空インタラプタの交換のための作業が面倒である。また、真空インタラプタの交換の際にはタンク4内の絶縁ガスを全て抜き取るため、電気設備として使用できない。
【0005】
そこで本発明は、斯かる課題を解決した遮断器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
斯かる目的を達成するための請求項1に係る遮断器の構成は、絶縁材料により形成された略有底筒形状のケースの内部に、一対の真空インタラプタを、固定リード棒がケースの底部側となるように並列に並べて収容し、ケースの底部を気密に貫通するとともにケースの内側で夫々の固定リード棒と個別に導通する端子を設ける一方、対となる真空インタラプタの可動リード棒を夫々摺動自在に挿通した挿通孔を有する接続導体を着脱自在にケースの内面に結合し、夫々の真空インタラプタと接続導体との間には圧縮ばねを設け、絶縁ガスが充填されたタンクの開口部を、前記ケースで閉塞し、前記ケースがタンクの内部に位置するとともに前記ケースの内部がタンクの外部へ開口する状態でタンクに取り付け得るようにし、前記ケースにおける前記一対の端子の間から突出する絶縁支持部を設け、当該絶縁支持部にはタップ穴を形成した固定用インサートを埋設したことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明する。
【0008】
本発明による遮断器を設けたガス絶縁開閉装置の構成を、図1に示す。図のように、機器タンク13の上部中央に接続タンク14が接続され、接続タンク14の右側には三相絶縁スペーサ17を介して母線タンク15が接続されている。16は接続タンク14の左側の開口部を塞ぐ蓋である。この母線タンク15は接続タンク14の左側に接続するようにしてもよい。これらの3つのタンクは、ガスシール用パッキン,ボルトを介して相互に結合されている。
【0009】
機器タンク13内には遮断器18と、ケーブルを接続するためのケーブルヘッド19とが設けられ、ケーブルヘッド19は主回路導体20,接地開閉器21,断路器22を介して遮断器18に接続されている。23は支持碍子である。一方、母線タンク15内には母線24が収容され、母線24は断路器25,主回路導体26,27を介して遮断器18に接続されている。機器タンク13の外部には操作手段28が設けられ、操作手段28は遮断器18に連動連結されている。
【0010】
次に、遮断器18の構成を詳細に説明する。図3に示すように、一対の真空インタラプタ30を収容するためのケース29が設けられる。ケース29は絶縁材料により略有底筒形状に形成したものであり、ケース29の内部を上下に仕切るための仕切部29aと、ケース29を機器タンク13に取り付けるためのフランジ部29bとを有する。ケース29内の仕切部29aの上下には一対の真空インタラプタ30が、その固定リード棒30aを底部に対向させた状態で収容されている。
【0011】
ケース29の底部には、底部を気密に貫通する一対の端子31が設けられ、端子31の内端部には嵌合穴32が形成されるとともに、嵌合穴32にはマルチコンタクト33を介して固定リード棒30aが嵌合されている。上部の端子31はボルト34を介して前記主回路導体27に結合される一方、下部の端子31はボルト34を介して前記主回路導体20に結合されている。
【0012】
真空インタラプタ30の可動リード棒30bどうしを接続するために接続導体35が設けられる。接続導体35には一対の挿通孔が形成されるとともに夫々の挿通孔には集電コンタクト36を介して摺動自在に可動リード棒30bが挿通されている。ケース29における仕切部29aの右端には取付金具37が埋設されており、接続導体35の中央部がボルト38を介して着脱自在に取付金具37に結合されている。そして、真空インタラプタ30が動かないように拘束するため、夫々の真空インタラプタ30と接続導体35との間には圧縮ばね39が設けられている。
【0013】
図2に示すように、機器タンク13には開口部13aが形成され、開口部13aにはパッキン40を介して取付板41が取り付けられている。取付板41には連絡孔41aが形成され、連絡孔41aの左側にはパッキン42を介してケース29のフランジ部29bが結合される一方、右側にはパッキン43aを介して仕切板43が取り付けられている。取付板41には操作手段28が取り付けられ、操作手段28に連動連結されて左右方向へ往復移動する絶縁ロッド44がパッキン44aを介して気密に仕切板43を貫通している。
【0014】
最後に、絶縁ロッド44と真空インタラプタ30との連結部の構造を図3に基づいて説明する。絶縁ロッド44の先端に連結部材45の中央部が結合される一方、連結部材45の両端を貫通する延長ボルト46の先端が夫々の可動リード棒30bの先端に螺合されている。そして、夫々の延長ボルト46に挿通されたバネ受け47と連結部材45との間には、延長ボルト46を囲繞する圧接ばね48が設けられている。
【0015】
以上のように、母線タンク15と、接続タンク14を含めた機器タンク13と、ケース18との内部が夫々気密に構成され、夫々の3つの空間には絶縁ガスが個別に充填されている。
【0016】
次に、斯かる遮断器の作用を説明する。図1に示すように、主回路導体20は遮断器18を構成するケース29と絶縁支持部29cを介して支持される。
【0017】
真空インタラプタ30を交換するには、以下の手順で行う。まず、図2において操作手段28を取り外したのちに、仕切板43に取り付けた図示しないバルブ等を介してケース29内の絶縁ガスを抜き取る。次に仕切板43を取り外し、図3に示すボルト38を取り外す。すると、図4に示すように絶縁ロッド44を右方へ引っ張ることにより、一対の真空インタラプタ30をケース29から外部へ引き出すことができる。
【0018】
このあとは、新しい真空インタラプタ30を絶縁ロッド44に取り付けたのちに前記と逆の手順でケース29内に真空インタラプタ30を挿入して取り付け、仕切板43を取り付けたのちにケース29内に絶縁ガスを充填し、最後に操作手段28を取り付ける。
【0019】
真空インタラプタの交換作業の際に、機器タンク内の絶縁ガスを抜き取る必要がないので、従来のように送り出し側の開閉器を開にする必要がない。
【0020】
なお、本実施例では絶縁支持部により主回路導体を支持する構成にしたが、絶縁支持部にその他の部品を支持するようにしてもよい。
【0021】
【発明の効果】
以上の説明からわかるように、請求項1に係る遮断器によれば絶縁材料からなるケースの内部に真空インタラプタを並列に並べて収容するので、遮断器が小形化される。また、機器を収容するタンクの開口部をケースで閉塞し、ケースがタンクの内部に位置するとともにケースの内部がタンクの外部へ開口する状態でケースを取り付けることにより、タンクの内部とは分離した状態でケースの内部に絶縁ガスを充填することができ、タンク内の絶縁ガスを抜くことなくケース内の真空インタラプタを交換することができることになり、真空インタラプタの交換作業が容易になる。更に、タンク内の絶縁ガスを抜かずに真空インタラプタの交換ができるので、従来のように送り出し側の開閉器を開にする必要がない。このほか、ケースに絶縁支持部を設けたので、タンクに新たに絶縁部材を取り付けることなく導体等を支持でき、部品点数が減少するとともにガス絶縁開閉装置の小形化につながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による遮断器を用いたガス絶縁開閉装置の構成図。
【図2】本発明による遮断器と操作手段との関係に係り、(a)は正面図、(b)は(a)の左側面図。
【図3】本発明による遮断器の構成に係り、(a)は断面図、(b)は(a)のA−A矢視図。
【図4】本発明による遮断器における作用説明図。
【図5】従来の遮断器を用いたガス絶縁開閉装置の構成図。
【符号の説明】
13…機器タンク
13a…開口部
29…ケース
29c…絶縁支持部
29d…インサート
29e…タップ穴
30…真空インタラプタ
30a…固定リード棒
30b…可動リード棒
31…端子
35…接続導体
38…ボルト
39…圧縮ばね
Claims (1)
- 絶縁材料により形成された略有底筒形状のケースの内部に、一対の真空インタラプタを、固定リード棒がケースの底部側となるように並列に並べて収容し、ケースの底部を気密に貫通するとともにケースの内側で夫々の固定リード棒と個別に導通する端子を設ける一方、対となる真空インタラプタの可動リード棒を夫々摺動自在に挿通した挿通孔を有する接続導体を着脱自在にケースの内面に結合し、夫々の真空インタラプタと接続導体との間には圧縮ばねを設け、
絶縁ガスが充填されたタンクの開口部を、前記ケースで閉塞し、前記ケースがタンクの内部に位置するとともに前記ケースの内部がタンクの外部へ開口する状態でタンクに取り付け得るようにし、
前記ケースにおける前記一対の端子の間から突出する絶縁支持部を設け、当該絶縁支持部にはタップ穴を形成した固定用インサートを埋設したことを特徴とする遮断器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00000997A JP3777693B2 (ja) | 1997-01-06 | 1997-01-06 | 遮断器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00000997A JP3777693B2 (ja) | 1997-01-06 | 1997-01-06 | 遮断器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10201026A JPH10201026A (ja) | 1998-07-31 |
JP3777693B2 true JP3777693B2 (ja) | 2006-05-24 |
Family
ID=11462471
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00000997A Expired - Lifetime JP3777693B2 (ja) | 1997-01-06 | 1997-01-06 | 遮断器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3777693B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2034501A1 (en) | 2007-09-07 | 2009-03-11 | Eaton Electric B.V. | Quickly exchangeable switching device in fixed type medium voltage switchgear system |
-
1997
- 1997-01-06 JP JP00000997A patent/JP3777693B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10201026A (ja) | 1998-07-31 |
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