JP3776917B2 - 印刷管理方法及び印刷管理システム - Google Patents
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Description
編集作業の結果は、多値画像データとして与えられるが、本社側から各新聞印刷工場側に送信される印刷データは、一般に、この多値画像データを予め2値画像データにRIP処理(Raster-Image-Processing)したものが送られる。例えば、カラー紙面の場合、CMYB(シアン,マゼンタ,黄色,黒)の各色毎に2値画像データ(ドットデータ或いはビットマップ形式の紙面イメージ情報)が、本社側から各新聞印刷工場側に送信されることになる。
これに関して、画像データを表示するコンピュータ上のカラーモニターや画像データを用いてカラー出力を得るカラープリンターなどで用いられるカラーマネージメントの技術を、平版オフセットなどの一般的な印刷装置に適用することが提案されている(特許文献1参照)。
つまり、まず、印刷物を構成する多値画像データをRIP処理して2値画像データに変換し、この変換した2値画像データを用いて、複数階調のカラーチャートを含む画像を印刷版上に記録(製版)し、印刷に使用するインキまたは印刷用紙の少なくとも一方の種類を決定して、決定したインキおよび/または印刷用紙と前記の製版により得られた印刷版とを用いて印刷装置により印刷を行なう。そして、得られた印刷物に対して、各カラーチャートの印刷色を測色して、測色された印刷色から、前記インキおよび/または印刷用紙を使用した時の当該印刷装置の印刷特性をプロファイルデータとして作成する。こうして得られたプロファイルデータを前記インキおよび/または印刷用紙の種類に関連づけて記憶して、前記印刷装置において前記インキおよび/または印刷用紙を用いる際には、前記RIP処理工程の前に前記プロファイルデータに基づいて画像データの色補正を行なうようにする。これにより、一般的な印刷装置においてもプロファイルに従って色管理が行なえるようになる。
したがって、新聞印刷工場における新聞の印刷に上述のカラーマネージメント技術を適用する場合、このような新聞印刷工場に特有の状況を考慮して印刷を管理しなくては、誤った色管理を行なってしまうおそれもある。つまり、プロファイルデータをインキおよび/または印刷用紙の種類に関連づけて記憶しておくだけでは、種類の異なる新聞輪転機に対応して或いは個々の新聞輪転機に対応して適切に色管理を行なうことはできない。
また、上記の紙面の関連情報とは、例えば版名情報や頁情報や色情報などが相当し、上記の印刷資材とは、インキ,印刷用紙などが相当する。
さらに、該印刷工程の後に、印刷された連続紙を所定長さにカットオフするカットオフ工程をそなえると共に、該色補正工程の前に、該多値画像データからカットオフマークに近似した絵柄の存在しない位置を検索して、この検索した位置にカットオフマークを貼り付けるカットオフマーク貼付工程をそなえ、該カットオフ工程では、該カットオフマーク貼付工程で貼り付けられた該カットオフマークを監視してフィードバック制御によりカットオフ位置調整を行なうことが好ましい。
また、該RIP処理工程で処理された2値画像データにファンアウト抑制補正を施すファンアウト補正工程をそなえていることが好ましい。
この場合、該見当マークを監視する見当マーク監視装置が位置調整可能に備えられ、該見当マーク貼付装置で貼り付けられた該見当マークの位置情報に基づいて該見当マーク監視装置の位置が自動調整されることが好ましい。
また、該RIP処理装置で処理された2値画像データにファンアウト抑制補正を施すファンアウト補正装置をそなえていることが好ましい。
この場合、該機上製版機は、インクジェット方式であることがさらに好ましい。
また、各印刷色がいずれも確実に印刷される位置を該多値画像データから検索して、この検索した位置に見当マークを貼り付けることで、見当マークを確実に認識して、色ずれを防止することができるようになる。
さらに、カットオフマークに近似した絵柄の存在しない位置を検索して、この検索した位置にカットオフマークを貼り付けることで、カットオフマークを確実に認識して、正確にカットオフ行なうことができるようになる。
さらに、RIP処理された2値画像データに、ファンアウト抑制補正を施すことで、印刷品質を向上させることができる。
さらに、この場合、該機上製版機をインクジェット方式とすることにより、新聞印刷工場の印刷管理をより容易にすることができる。すなわち、該2値画像データに応じて該インクジェットヘッドから親水性の印版材上にインクを吐出して親油性画線部を形成するようにして、機上にて製版することにより見当ズレが実質的に起きなくなるなど新聞印刷工場の印刷管理がより適切に行えるようになる。特にインクジェット方式では2値画像データに基づいて親水性の印版材上にインクを吐出して親油性画線部を形成し製版することから、現像工程が無い、いわゆるプロセスレスであため製版工程が簡便となり、新聞印刷工場の印刷管理がよりスピーディに行えるようになる。
図2に示すように、各新聞印刷工場の外部(通常、新聞社の本社)に設けられた編集センター(新聞のみならず他のメディアも含んだ複合メディアに関して編集を行なうセンター)では、編集システム5によって、新聞の編集作業を行ない、編集作業の結果は、編集システム5側に設けられたデータ送信装置6Aと各地の新聞印刷工場側に設けられたデータ受信装置6Bとからなる通信装置6を用いて多値画像データの状態で送られるようになっている。
なお、新聞印刷工場側に送られる画像情報は、実質的に多値画像データとして扱うことのできるものであれば良く、印刷解像度レベルでは多値情報に変換可能な印刷解像度レベルよりも高解像度の2値画像データを含むものとする。また、このような高解像度の2値画像データを新聞印刷工場側が受信する場合、高解像度の2値画像データを一旦多値画像データに変換して以下の処理を行なうものとする。
この運転条件データ61aを印刷データ記録装置61に記録される。なお、印刷データ記録装置61には、新聞印刷工場内に備えられた各印刷機のデータ(印刷機データ)61bと、使用可能な印刷資材(紙,インキ,湿し水,ブランケット等の各種類)に関する情報(資材情報データ)61cが記録されている。印刷機データとしては、印刷機のメーカー及び機種や用いられているインキング方式,湿し方式等のデータである。
図3(a)に示すように、刷版が装備される各印刷ロール(印刷胴)102には、複数の紙面(ここでは、見開き2ページずつで左右に合計4ページ)の刷版103a,103b,103c,103dが装着され、ウェブ101には、図3(b)に示すように、各紙面104a,104b,104c,104dの印刷が行なわれる。ここでは、見開き2ページずつを1単位として見当制御及びカットオフ制御が行なわれるものとする。
なお、その紙面に用いる各色がいずれも印刷される領域については、上記の紙面イメージ情報から検索することができ、見当マークの天地方向の位置を予め設定しておけばオペレータの作業を要することなく自動で位置設定することができる。
また、見当マークの貼付は、紙面イメージ情報に見当マークのイメージ情報として重合させればよくこれもオペレータの作業を要することなく自動で行なうことができる。
そこで、カットオフマークに似た絵柄部分に対応したカラム上をカットオフマーク貼付位置候補から除外し、残りの位置をカットオフマーク貼付位置に設定して、このような不具合を回避できるようにしているのである。
この場合も、紙面の欄外には、文字や見当マークが記載されカットオフマークを貼り付けられない箇所があるため、例えば紙面の上部欄外を天地方向の位置の第1候補に、紙面の下部欄外を天地方向の位置の第2候補等に設定して、確実に見当マークを設定できるように考慮しても良い。
カラーマネージメント装置1では、印刷データ記録装置61に記録された各紙面の印刷に使用する印刷機の種類及び印刷資材の種類に関して、対応するカラーマネージメント情報をデータベース62から取得して、カラーマネージメント情報に基づいて各紙面の多値画像データに対して印刷機の種類及び印刷資材の種類に応じた色再現性の補正処理を行なう。
特に、新聞印刷工場の場合、種類の異なる印刷機を含んだ多数の印刷機が併用されるので、CMS用データベース62には、各印刷機単位で明確に整理されて各ICCプロファイル18aが保存されており、カラーマネージメント装置1では、印刷データ記録装置61から各紙面の印刷に使用する印刷機の種類を明確に認識して、CMS用データベース62を用いて、各印刷機に対して使用する印刷資材の種類に対応して、各紙面の多値画像データに対して印刷機の種類及び印刷資材の種類に応じた色再現性の補正処理を行なう。
さらに、機上製版システム53を設けて、上記のファンアウト補正された2値画像データを機上製版システム53に直接送って、人手を介すことなく製版から印刷にいたることができるようにしても良い。この場合も、印刷データ記録装置61からの情報に基づいて制御を行なうことで、各紙面に対応する印刷機において確実に製版を実行することができるようになっている。
まず、予め、図8(b)に示すように、ICCプロファイルに関するデータベースが作成される。
このように、本新聞印刷工場の印刷管理方法及び印刷管理システムによれば、多値画像データを取得して、さらに印刷スケジュールを設定し、この情報を共有して印刷管理を行なうので、多機種で多数の印刷機を備えた新聞印刷工場において適切に色管理を行なうことができる。この結果、カラー印刷の紙面を所望の色合いに高精度に再現することができるようになり、新聞の商品性を向上させることができる。
しかも、見当マークの位置情報に基づいてカメラ(見当マーク監視手段)の位置を自動調整するので、見当制御を容易に精度良く行なうことができる。
この場合にも、カットオフマークの位置情報に基づいてカットオフマーク監視手段の位置を自動調整するので、カットオフを容易に精度良く行なうことができる。
また、製版装置として、印刷データ記録装置に記録された情報に基づいて各新聞輪転機の機上において製版を行なう機上製版機を用いれば、一層省力化を促進でき、人為的ミスも削減できる。
この場合、機上製版機を、インクジェット方式とすることがさらに好ましい。
インクジェット方式の製版機には、種々の公知のものがあり、例えば、図10は、特開2001−171071号公報に記載されたインクジェット方式の機上製版機の概略構成図である。
図10に示すように、この機上製版機の描画部であるインクジェット記録装置202は、は、インクジェット吐出ヘッド222を有するインク供給部224により構成されている。インク供給部224は、インクジェット吐出ヘッド222のほかにインクタンク225,インク供給装置226,インク濃度制御装置229を有し、インクタンク225内には、インクの固形成分の沈殿・凝集を抑制するためにインクを攪拌する手段227と、周りの温度変化によりインクの物性が変化し、ドット径が変化したりすることなく高画質な画像が安定して形成できるようにインクの温度を管理する手段228と、が含まれている。
インクは吐出ヘッド222内を循環させてもよく、この場合、インク供給部は回収循環機能も有する。インク攪拌手段227としては、回転羽,超音波振動子,循環ポンプのいずれか、または、これらを組み合わせて使用する。インク温度管理手段としては、インクタンク内にヒーター、ペルチェ素子等の発熱素子あるいは冷却素子を、該タンク内の温度分布を一定にするように攪拌手段と共に配し、温度センサ、例えばサーモスタット等により制御するなどの公知の方法を使用するようになっている。
なお、タンク内の温度分布を一定に保つ攪拌手段を、前記のインクの固形成分の沈殿・凝集を抑制を目的とするインク攪拌手段と共用しても良い。
この例では、さらに、高画質な描画を行うためインク濃度制御手段229が設けられており、インク濃度は光学的検出、電導度測定、粘土測定などの物性測定、あるいは描画枚数による管理等により制御する。物性測定による管理を行う場合には、インクタンク225内、あるいはインク流路内に、光学検出器、電導度測定器、粘土測定器を単独、あるいはそれらを組み合わせて設け、その出力信号により制御し、また描画枚数による管理を行う場合には、製版枚数、及び頻度によりインクタンク225へ図示されない補給用濃縮インクタンク、あるいは希釈用インクキャリアタンクからの液供給(即ち、インクジェット吐出ヘッド222から吐出されるインク量)を制御するようになっている。
さらに、ヘッドの移動を行うヘッド離接装置231及びヘッド副走査手段232と、版胴に設置したエンコーダー230とがそなえられ、画像データ演算制御部221は、入力された2値画像データに基づいて、エンコーダー330からのタイミングパルスを取り込み、そのタイミングパルスに従って、ヘッド離接装置231及び/又はヘッド副走査手段232によりヘッドの移動を行う。
これにより、副走査方向の位置精度を高められるが、インクジェット記録装置による描画を行う際の版胴の駆動は、印刷時の駆動手段とは異なる高精度な駆動手段を使用することによっても副走査方向の位置精度を高められ、その際には、ブランケット胴、圧胴その他から機械的に切り離して、版胴のみを駆動させることが望ましい。具体的には、例えば高精度モータからの出力を高精度ギア、あるいはスチールベルト等により減速して版胴のみを駆動させる方法などがある。高画質描画を行う際にはこの様な手段を単独、あるいは複数組み合わせて使用する。
上述のインクジェット方式の機上製版機は一例であり、インクジェット方式の具体的な構成はこれに何ら限定されるものではないが、本機上製版機にインクジェット方式を採用して、該2値画像データに応じてインクジェットヘッドから親水性の印版材上にインクを吐出して親油性画線部を形成するようにすれば、機上にて製版することにより見当ズレが実質的に起きなくなるなど新聞印刷工場の印刷管理がより適切に行えるようになる。特にインクジェット方式では2値画像データに基づいて親水性の印版材上にインクを吐出して親油性画線部を形成し製版することから、現像工程が無い、いわゆるプロセスレスであため製版工程が簡便となり、新聞印刷工場の印刷管理がよりスピーディに行えるようになる。
例えば、色補正工程の前に、多値画像データからカットオフマークに近似し且つ他の絵柄と混同しない特定の絵柄をカットオフマークに設定するカットオフマーク設定工程を設けて、カットオフ工程では、カットオフマーク設定工程で設定された特定の絵柄を監視してフィードバック制御によりカットオフ位置調整を行なうように構成しても良い。この場合、多値画像データからカットオフマークに近似し且つ他の絵柄と混同しない特定の絵柄を検出しこれをカットオフマークに自動設定するカットオフマーク設定装置を構成して、カットオフマークを自動設定することが好ましい。
2 見当マーク貼付装置(見当位置設定装置)
3 カットオフマーク貼付装置(カットオフ位置設定装置)
4 ファンアウト補正装置
5 編集システム
6A データ送信装置
6B データ受信装置
6通信装置
11 DTP装置
12 RIP処理装置
16 分光計
17 ICCプロファイル変換装置
20 モニタ(表示装置)
21 インクジェットプリンタ
51 CTP装置
52 印刷機
61 印刷データ記録装置
62 CMS用データベース
101 ウェブ
102 印刷ロール(印刷胴)
103a,103b,103c,103d 刷版
104a,104b,104c,104d 紙面
202 インクジェット記録装置
221 画像データ演算制御部
222 インクジェット吐出ヘッド
224 インク供給部
225 インクタンク
226 インク供給装置
227 インク攪拌手段
228 インク温度管理手段
229 インク濃度制御装置
230 エンコーダー
231 ヘッド離接装置
232 ヘッド副走査手段
Claims (18)
- 複数種類の新聞輪転機をそなえ、多値画像データとして編集された各紙面のイメージ情報を該紙面の関連情報と共に取得して、該イメージ情報に基づいて各紙面用の刷版を作成するとともに、作成した刷版を用いて上記の各新聞輪転機により印刷を行なう新聞印刷工場の印刷管理方法であって、
該多値画像データ及び該関連情報を取得しこれらの情報を印刷データとして記録するデータ取得工程と、
該データ取得工程によって取得された該多値画像データ及び該関連情報に基づいて、上記複数種類の新聞輪転機のうちから各紙面に対して使用する新聞輪転機と印刷資材とを選定してこれらの選定情報を含んだ印刷スケジュール情報を該印刷データとして記録する印刷スケジュール設定工程と、
上記の各新聞輪転機の種類と各印刷資材の種類との組み合わせに応じて予め作成されたカラーマネージメント情報に基づいて、該データ取得工程によって取得された該多値画像データに対して、該印刷スケジュール設定工程により選定された新聞輪転機の種類と印刷資材の種類とに応じて色再現性の補正処理を行なう色補正工程と、
該色補正工程により補正された該多値画像データをRIP処理して2値画像データに変換するRIP処理工程と、
該RIP処理工程により変換された該2値画像データを用いて画像を版上に記録し刷版を作成する製版工程と、
該製版工程により作成された該刷版と該印刷スケジュール設定工程により選定された該印刷資材とを用いて、該印刷スケジュール設定工程により選定された該新聞輪転機により各紙面の印刷を行なう印刷工程とをそなえている
ことを特徴とする、新聞印刷工場の印刷管理方法。 - 該色補正工程の準備工程として、上記の各新聞輪転機に対して使用可能な各印刷資材を用いて印刷した各カラーチャートの印刷色を測色し、上記測色された印刷色から該印刷資材を使用した時の当該新聞輪転機の印刷特性をプロファイルデータとして作成し、該プロファイルデータを該新聞輪転機の種類及び該印刷資材の種類に関連づけて記憶することにより、該カラーマネージメント情報を作成する該カラーマネージメント情報作成工程がそなえられている
ことを特徴とする、請求項1記載の新聞印刷工場の印刷管理方法。 - 該色補正工程の前に、各印刷色がいずれも確実に印刷される位置を該多値画像データから検索して、この検索した位置に見当マークを貼り付ける見当マーク貼付工程をそなえ、
該印刷工程では、該見当マーク貼付工程で貼り付けられた該見当マークを監視してフィードバック制御により見当合わせを行なう
ことを特徴とする、請求項1又は2記載の新聞印刷工場の印刷管理方法。 - 該見当マークを監視する見当マーク監視手段が位置調整可能に備えられ、該見当マーク貼付工程で貼り付けられた該見当マークの位置情報に基づいて該見当マーク監視手段の位置が自動調整される
ことを特徴とする、請求項3記載の新聞印刷工場の印刷管理方法。 - 該印刷工程の後に、印刷された連続紙を所定長さにカットオフするカットオフ工程をそなえると共に、
該色補正工程の前に、該多値画像データからカットオフマークに近似した絵柄の存在しない位置を検索して、この検索した位置にカットオフマークを貼り付けるカットオフマーク貼付工程をそなえ、
該カットオフ工程では、該カットオフマーク貼付工程で貼り付けられた該カットオフマークを監視してフィードバック制御によりカットオフ位置調整を行なう
ことを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載の新聞印刷工場の印刷管理方法。 - 該カットオフマークを監視するカットオフマーク監視手段が位置調整可能に備えられ、該カットオフマーク貼付工程で貼り付けられた又は該カットオフマーク設定工程で設定された該カットオフマークの位置情報に基づいて該カットオフマーク監視手段の位置が自動調整される
ことを特徴とする、請求項5記載の新聞印刷工場の印刷管理方法。 - 該RIP処理工程で処理された2値画像データにファンアウト抑制補正を施すファンアウト補正工程をそなえている
ことを特徴とする、請求項1〜6の何れか1項に記載の新聞印刷工場の印刷管理方法。 - 該新聞印刷工場の外部の編集センターで、上記の各紙面のイメージ情報を該多値画像データとして編集する編集工程と、
該編集工程によって編集された該多値画像データと編集された該多値画像データに対応する該関連情報とを、該編集センターから該新聞印刷工場の該データ取得工程に通信手段を通じて送信する送信工程とをそなえている
ことを特徴とする、請求項1〜7の何れか1項に記載の新聞印刷工場の印刷管理方法。 - 複数種類の新聞輪転機をそなえた新聞印刷工場の印刷管理システムであって、
上記の各新聞輪転機の種類と使用する各印刷資材の種類との組み合わせに応じて作成されたカラーマネージメント情報を記録されたデータベースと、
多値画像データとして編集された各紙面のイメージ情報と該紙面の関連情報と該紙面の印刷に使用する新聞輪転機の種類及び印刷資材の種類の各情報とをリンクさせて記録された印刷データ記録装置と、
該印刷データ記録装置に記録された各紙面の印刷に使用する新聞輪転機の種類及び印刷資材の種類に関して、対応する該カラーマネージメント情報を該データベースから取得して、該カラーマネージメント情報に基づいて各紙面の該多値画像データに対して上記の新聞輪転機の種類及び印刷資材の種類に応じた色再現性の補正処理を行なうカラーマネージメント装置と、
該カラーマネージメント装置により補正された該多値画像データをRIP処理して2値画像データに変換するRIP処理装置と、
該RIP処理装置により変換された該2値画像データを用いて画像を版上に記録し刷版を作成する製版装置と、
該印刷データ記録装置に記録されたリンク関係に基づいて、該製版装置により作成された該刷版を装着されて選定された該印刷資材を用いて各紙面の印刷を行なう上記の新聞輪転機とをそなえている
ことを特徴とする、新聞印刷工場における印刷管理システム。 - 上記の各新聞輪転機に対して使用可能な各印刷資材を用いて印刷した各カラーチャートの印刷色を測色する撮像装置と、該撮像装置により測色された印刷色から該印刷資材を使用した時の当該新聞輪転機の印刷特性をプロファイルデータとして作成するプロファイルデータ作成装置とをそなえ、
プロファイルデータ作成装置により作成された該プロファイルデータを該新聞輪転機の種類及び該印刷資材の種類に関連づけて記憶することで該データベースが作成される
ことを特徴とする、請求項9記載の新聞印刷工場の印刷管理システム。 - 各印刷色がいずれも確実に印刷される位置を該多値画像データから検索して、この検索した位置に見当マークを自動的に貼り付ける見当マーク貼付装置をそなえ、
該新聞輪転機では、該見当マーク貼付装置で貼り付けられた該見当マークを監視してフィードバック制御により見当合わせを行なう
ことを特徴とする、請求項9又は10記載の新聞印刷工場の印刷管理システム。 - 該見当マークを監視する見当マーク監視装置が位置調整可能に備えられ、該見当マーク貼付装置で貼り付けられた該見当マークの位置情報に基づいて該見当マーク監視装置の位置が自動調整される
ことを特徴とする、請求項11記載の新聞印刷工場の印刷管理システム。 - 該新聞輪転機に、印刷された連続紙を所定長さにカットオフするカットオフ装置が設けられ、
該多値画像データからカットオフマークに近似した絵柄の存在しない位置を検索して、この検索した位置にカットオフマークを自動的に貼り付けるカットオフマーク貼付装置をそなえ、
該カットオフ装置では、該カットオフマーク貼付装置で貼り付けられた該カットオフマークを監視してフィードバック制御によりカットオフ位置調整を行なう
ことを特徴とする、請求項9〜12の何れか1項に記載の新聞印刷工場の印刷管理システム。 - 該カットオフマークを監視するカットオフマーク監視装置が位置調整可能に備えられ、該カットオフマーク貼付装置で貼り付けられた又は該カットオフマーク設定装置で設定された該カットオフマークの位置情報に基づいて該カットオフマーク監視装置の位置が自動調整される
ことを特徴とする、請求項13記載の新聞印刷工場の印刷管理システム。 - 該RIP処理装置で処理された2値画像データにファンアウト抑制補正を施すファンアウト補正装置をそなえている
ことを特徴とする、請求項9〜14の何れか1項に記載の新聞印刷工場の印刷管理システム。 - 該新聞印刷工場の外部の編集センターに設けられ、上記の各紙面のイメージ情報を該多値画像データとして編集する編集システムと、
該編集システムによって編集された該多値画像データと編集された該多値画像データに対応する該関連情報とを、該編集センターから該新聞印刷工場に送信する通信装置とをそなえている
ことを特徴とする、請求項9〜15の何れか1項に記載の新聞印刷工場の印刷管理システム。 - 該製版装置は、該印刷データ記録装置に記録された情報に基づいて上記の各新聞輪転機の機上において製版を行なう機上製版機である
ことを特徴とする、請求項9〜16の何れか1項に記載の新聞印刷工場の印刷管理システム。 - 該機上製版機は、インクジェットヘッドを用いて製版を行なうものであって、該2値画像データに応じて該インクジェットヘッドから親水性の印版材上にインクを吐出して親油性画線部を形成する
ことを特徴とする、請求項17記載の新聞印刷工場の印刷管理システム。
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