JP3775766B2 - プリンタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スキャナ、プリンタなどのネットワーク上で同様なサービスを提供するプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
同様なサービスが複数のサーバ(サービス提供者)によって提供されるネットワーク環境では、複数のサーバからひとつのサーバを選択することが必要であり、さまざまな選択機構を備えたシステムが従来から提案されている。このような環境の例として、プリントシステムがあげられる。例えば特開平6−183105号公報、特開平6−183106号公報、特開平6−183109号公報などがこの選択機能を実現するシステムを提案している。
【0003】
上記特開平6−183105号公報では、プリントジョブを実行するために必要な機能を備えたプリンタを選択するシステムを提案している。特開平6−183106号公報では、オペレータがプリンタ装置の稼働状況を表示し、それをオペレータが見て、ジョブをできるだけ早く終了できる装置を選択するシステムを提案している。特開平6−183109号公報では、プリントサーバがジョブをできるだけ早く終了できる装置を選択するシステムを提案している。これらの提案を組み合わせて、与えられたジョブを実行するために必要な機能を備えている複数の装置から、もっとも早期にジョブを終了できる装置を選択し、ジョブを実行することが可能になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなシステムでは、最も機能が高い装置だけが優先的に選択されてしまうことになる。例えば、両面印刷可能装置が複数台あってそれらが少しづつ印刷速度が異なる環境において、両面印刷を必要とするジョブは優先的にもっとも早い両面印刷可能装置に与えられる。そのため、最も機能が高い両面印刷可能装置(プリンタ)以外の特定の装置を選択しようとしても前記最も機能が高い装置が選択されてしまい、希望するプリンタを自由に選択することができない。
【0007】
本発明は、他のプリンタを積極的に選択されにくい状況にすることによって、自プリンタが選択される機能を有するプリンタを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項では、プリンタが複数存在するネットワーク環境にあって、一定以上の時間がかかり、印刷出力が発生しないジョブを他のプリンタに投入する手段を設けたことを特徴としている。
【0015】
請求項では、プリンタが複数存在するネットワーク環境にあって、永久に終了せず、印刷出力が発生しないジョブを他のプリンタに投入する手段を設けたことを特徴としている。
【0016】
請求項では、プリンタが複数存在するネットワーク環境にあって、印刷出力が発生しない処理時間の短いジョブを大量に他のプリンタに投入する手段を設けたことを特徴としている。
【0017】
請求項では、プリンタが複数存在するネットワーク環境にあって、他のプリンタをオフラインに切り替える命令を送る手段を設けたことを特徴としている。
【0018】
請求項では、請求項1に記載された前記他のプリンタに対し一定以上の時間がかかり印刷出力が発生しないジョブを投入する手段、又は請求項2に記載された前記他のプリンタに対し永久に終了せず印刷出力が発生しないジョブを投入する手段、又は、請求項3に記載された前記他のプリンタに対し印刷出力が発生しない処理時間の短いジョブを大量に投入する手段は、他のプリンタに投入するジョブを、クライアントが使わないプロトコルで投入するとよい。
【0019】
【発明の実施の形態】
次に添付図面を参照して本発明のプリンタの実施の形態を詳細に説明する。図1〜図8を参照すると本発明のプリンタの実施形態が示されている。
【0020】
図1は本発明の実施の形態によるプリンタ装置を使って構成したプリントシステムの概要を示すものである。このプリントシステムは、複数のワークステーション1、プリントマネージャ2、複数のプリンタ3及びネットワーク4で構成される。
【0021】
ワークステーション1はユーザが直接操作するコンピュータで、システム内に複数あり、ワークステーション1台又は複数台に1人のユーザ5がいる。
【0022】
ユーザ5はワークステーション1を操作する人間で、ワークステーション1上で文書を作成し、その文書を印刷するための印刷ジョブを作成し、プリントマネージャ2に印刷ジョブを渡す。1人のユーザ5は複数のワークステーション1を使うことがある。尚、印刷ジョブとは、装置の選択、紙や給排紙トレイの選択、両面印刷の設定、コピー部数、解像度の設定、完了要求時刻を設定するデータと印刷データの集まりである。
【0023】
プリントマネージャ2は、ユーザ5からの印刷ジョブを受け付け、これを適切なプリンタ3に分配する装置で、システムに1台以上存在する。プリントマネージャ2はソフトウェアだけで実現することも可能であり、その場合は、ワークステーション1、あるいはプリンタ3で動作する。
【0024】
プリントマネージャ2には、あらかじめそのプリントマネージャ2が管理する複数のプリンタ3が登録されていて、それらのプリンタ3と通信し、各プリンタ3の機能と性能の情報とプリンタ3の状態を常に把握している。つまり、プリンタ3の構成が変更されたり、障害が発生したりして機能が変更されたことを検出すると、プリンタ3の状態や機能を再調査して、自分が参照するデータを更新する。プリンタ3の機能や状態の変化はプリンタ3からの通報や定期的にプリンタ3の状態と構成を調査することで検出できる。
【0025】
プリンタ3は紙、給排紙トレイ、両面、コピー部数などの設定を受け付け、その設定にしたがって印刷データで定義される印刷内容を紙などのメディアに印刷する。また、機能問い合わせ要求を受信し、機能問い合わせ応答を発信できる。前者をプリント動作といい、後者を問い合わせ対応動作という。
【0026】
プリンタ3はひとつのプリントマネージャ2によって管理されていて、このプリントマネージャ2はあらかじめプリンタ3のセットアップ時に設定される。それ以降プリンタ3は、電源が投入されるたびにプリントマネージャ2に電源が投入されたことを通知し、プリントサービスを提供できるようになる。ただし、ひとつのプリンタ3で複数の仮想プリンタを実現し、その仮想プリンタを別々のプリンタとしてプリントマネージャ2に登録することで、ひとつの物理的なプリンタが複数の論理的なプリンタを実現することが可能である。この場合は、論理プリンタが個々で説明するプリンタと同等の動作をする。
【0027】
<プリントシステムのプリント動作及びプリンタのプリント動作>
次にプリントシステムのプリント動作、およびプリンタのプリント動作について図2のフローチャートを用いて説明する。
まず、ユーザ5はワープロ、データベースソフトウェアなどを使って文書を作成し(ステップS21)、その文書を印刷する際に、ジョブ設定を行う。ここで、装置の選択、紙や給排紙トレイの選択、両面印刷の設定、コピー部数、解像度の設定、完了要求時刻を指定する(ステップS22)。
【0028】
ステップ22にて設定したジョブ印刷はプリントマネージャ2に提出する(ステップS23)。印刷ジョブを受け取ったプリントマネージャ2は、そのジョブを実行するプリンタ3を選択し、ジョブをそのプリンタ3に割り振る(ステップS24)。ジョブを割り振られたプリンタ3はそのジョブを実行する。
【0029】
プリントマネージャ2は、選択したプリンタ3が、印刷ジョブを実行可能であるか否かを判定する(ステップS25)。選択したプリンタが利用可能であると判断すると(ステップS25/YES)、選択したプリンタ3にプリンタジョブ設定を送信する。
【0030】
選択したプリンタ3が、印刷ジョブを実行可能ではないと判断すると(ステップS25/NO)、次の印刷ジョブを実行可能になるのを待ってから(ステップS26)、プリンタ3にプリンタジョブ設定を送る。プリンタジョブ設定は、ジョブ設定から装置の選択のためだけに使われる条件(つまり装置指定、完了要求時刻指定など)を除いたものである。つまり紙や給排紙トレイの選択、両面印刷の設定、コピー部数の設定の集まりである。
【0031】
プリンタ3は、これらの設定にしたがって自身の設定を変更し、変更が終了したら、プリントマネージャ2にその旨報告する。プリントマネージャ2は、設定終了の報告を受けて、印刷データの転送を始める。
【0032】
プリンタ3は、印刷データの処理を開始し(ステップS27)、紙を1枚排紙するたびに、その紙について、プリントジョブのPDLで定義されたページの番号と、プリンタジョブ設定で指定されたコピー部数をプリントジョブ進捗状況として、プリントマネージャ2に逐一通知する。両面印刷時には、印刷が終了したのが表か裏かの情報も同時に通知する。そして、印刷データの処理がすべて終了すると、印刷終了をプリントマネージャ2に通知し、印刷ジョブは終了する(ステップS28)。
【0033】
<プリントマネージャのプリンタ選択方法>
次に、プリントマネージャ2によるプリンタの選択方法を図3から図8のフローチャートを用いて説明する。尚、図3は全体の処理の流れを示しており、図4から図8は図3の各項目の動作をさらに詳細に説明するためのフローチャートである。
【0034】
まず図4のフローチャートを用いて必要な機能をもつプリンタをプリントマネージャ2が選択する動作について説明する。
プリンタの選択は、ジョブに設定されている条件と、プリンタの動作状態に依存する。ジョブの条件で特定のプリンタ3が選択されている場合は、そのプリンタが選択される。しかし、特定のプリンタが選択されていない場合や、複数台選択された場合はプリントマネージャ2が最適なプリンタを選択する。まず、プリントマネージャ2の管理している複数のプリンタの中から、そのジョブを実行するために必要な機能を備えているプリンタを選択するためのジョブ実行可能プリントリストを作成する。
【0035】
プリントマネージャ2は管理するプリンタの機能を一つ一つチェックしていく。チェックしていく項目としては、必要なメディアを備えているか(ステップ44)、ジョブが両面機構を必要としていて、装置が両面をサポートしているか(ステップS45)、ジョブがカラー印刷を必要としていて、装置がカラー印刷をサポートしているか(ステップS46)、ジョブが複数コピーを指定していて、装置が複数コピーをサポートしているか(ステップS47)、装置がプリントデータフォーマットをサポートしているか(ステップS48)、ジョブが複数コピーを指定していて、装置が複数コピーをサポートしているか(ステップS49)、プリンタの待ちジョブは3個未満か(ステップS50)、ジョブを処理の場合、ジョブ終了予定は1分以内か(ステップS51)等である。以上のすべての項目が満たされているときプリントマネージャ2はジョブ実行可能プリンタリストに全ての項目を満たしたプリンタを追加登録する(ステップS52)。
【0036】
尚、上記のチェック項目は、必要最低限の機能を備えたプリンタの集合である。この時の条件には図4のように、要求されているメディアをもっていること、要求項目を実現するために必要な機構(両面機構など)を備えていること、などがある。また、プリンタがすでに大量の処理待ちのジョブを抱えていたり、処理に長い時間がかかるジョブを実行中のプリンタはこの集合から外される。さらに、この集合から何らかの条件でひとつを選択する。この条件はそのプリントシステムの管理者によって選択され、「もっとも早く印刷できるプリンタ」とか「もっとも安価に印刷できるプリンタ」などのアルゴリズムからひとつのポリシーを選択する。
【0037】
例えば、プリンタA: 両面可能。20ppm(片面) 、18ppm(両面) 、1200dpi 、3 円/枚、8 円/両面プリンタB: 両面可能。17ppm(片面) 、16ppm(両面) 、800dpi、3 円/枚、8 円/両面プリンタC: 両面不可能。19ppm(片面)、600dpi、2 円/枚尚、ppm(pages per minutes)は印刷速度の単位であり、dpi(dots per inch)は解像度の単位である。
【0038】
上記の構成のプリントシステムでは、両面印刷を必要とするジョブは、まずプリンタAで実行されることになり、プリンタBが選択されるのはプリンタAが利用できないときだけである。また、片面印刷を必要とするジョブの場合は、プリンタAが優先され、その次にプリンタCが優先され、それも利用できないときにだけプリンタが選択される。
【0039】
<自己機能調査(実機能DB作成)、ステップS31>
次にプリンタの機能問い合わせ対応動作について図5の動作フローを用いて説明する。
プリンタ3はユーザ5やプリントマネージャ2から問い合わせを受信すると、まず、自分の現実の機能を調べて実機能DBを作成する(ステップS55)。これには現在自分に両面装置、カラーインキ、画像改良回路などのオプション装置が装備されているかどうか、または自分の給紙トレイにセットされているメディアの種類を検知し、実機能DBの値を設定していく。こうして完成した実機能DBの内容を機能問い合わせ要求への応答として送出する(ステップS56)ことで、問い合わせへの対応処理は終了する。しかし、プリンタ3は次の競合プリンタ情報収集動作を継続する。
【0040】
ここで、上記プリンタの機能問い合わせ要求と応答のデータ形式について説明する。
問い合わせ要求は、テキストファイルで、以下のフォーマットである。1行はパラメータ名と0個以上のパラメータの値で構成される。パラメータ名とパラメータの値はスペースやタブなどのホワイトスペースで区切られている。"#" 記号で始まる行はコメントであり、プリントシステムでは無視される。ここでは、フォーマットやデータの説明に利用している。
# プリンタ機能問い合わせ要求
request-printer-capability
# 終了
【0041】
これを受信したプリンタが送り返す機能問い合わせ応答はテキストファイルで、以下のフォーマットである。1行はパラメータ名と0個以上のパラメータの値で構成される。パラメータ名とパラメータの値はスペースやタブなどのホワイトスペースで区切られている。"#" 記号で始まる行はコメントであり、プリントシステムでは無視される。ここでは、フォーマットやデータの説明に利用している。
# プリンタ機能問い合わせ応答
reply-printer-capability
以下詳細は省略する。
【0042】
<競合プリンタの機能調査、ステップS32>
次に、このプリンタと他の競合プリンタの情報を集める。この動作を図6のフロー図を用いて説明する。
これには、競合プリンタを発見するステップと、その情報を集めるステップがあるが、どちらを先に実施してもよい。競合するプリンタがあらかじめわかっている場合は、そのプリンタだけから機能情報を収集するだけで十分であるが、未知のプリンタがある可能性がある場合は、競合プリンタを発見するステップが必要である。また競合するかどうかを判断するために、未知のプリンタの機能を一度は収集する必要があるため、すべての情報を同時に収集することも考えられる。
【0043】
他の競合プリンタを発見するために、まず、自分を管理しているプリントマネージャにどのようなプリンタが接続されているのかを問い合わせる。そしてその応答としてプリンタマネージャからプリンタリストを入手する(ステップS61)。
【0044】
そして入手したプリンタリストに登録されているすべてのプリンタに順番に機能問い合わせ要求を送信していく。ステップS65でプリンタリストに競合プリンタの情報がすでにあるかの確認をおこない、ないときは(ステップS65/NO)、競合プリンタに機能問い合わせ要求を送信する(ステップS66)。競合プリンタから応答があったときには(ステップS67)、応答を解析して機能を登録する。一定時間内待っても応答がない場合は(ステップS70/NO)、そのプリンタからの応答を待たないでつぎのプリンタを調べる準備動作に入る(ステップS71)。
【0045】
そしてプリンタリストの最後まで上記の動作を繰り返し(ステップS63/YES)、対抗プリンタ機能収集を完了させる(ステップS64)。また、これ以外の競合プリンタ発見する手段として、プリントマネージャに問い合わせるのではなく、そのネットワークで利用できるディレクトリサービスを利用することも可能である。
【0046】
<対抗プリンタ群作成、ステップS33>
次に上記のいずれか、あるいは両方の手段で入手した競合プリンタの情報をまとめて、ネットワークにあるプリンタ資源の機能リストを作成する動作フローを図7のフローチャートを用いて説明する。
【0047】
ステップS82において競合プリンタを検索すると(ステップS82/YES)、以下の選択基準によって対抗プリンタ群を作成する。まず印刷速度が似ているのかを判断し(ステップS84)、似ていると判断すると解像度を比較する(ステップS85)。解像度が似ていると判断すると(ステップS85/YES)、次に印刷コストの比較を行う(ステップS86)。印刷コストが似ていると判断すると(ステップS86/YES)、両面機能が似ているかどうかを判断する(ステップS87)。以上の全ての選択基準が似ていると判断すると、競合プリンタを対抗プリンタ群に追加する(ステップS88)。また以上の選択基準が一つでも異なると競合プリンタは対抗プリンタではないと判断してつぎの競合プリンタを選択する(ステップS81)。
【0048】
両面機能がある装置は両面印刷の場合と片面印刷の場合の2通りの装置として比較する。印刷速度では毎分の印刷枚数が+/−20%の装置を比較対象とする。解像度では実効解像度+/−40%の装置を比較対象とする。これは、高解像度化処理などにより実効解像度が物理解像度より高くなっている場合があるからである。カラー印刷ができる装置はカラー印刷をする場合と白黒印刷をする場合の2通りのケースで、それぞれカラー印刷装置と白黒印刷装置と比較する。メディアとページ記述言語については同等のものを搭載している装置を対象とする。ここでは一例としての数値を列挙したが、これ以外の判断基準を採用することも可能である。このリストの中から、自分の実機能に近いプリンタを選択し、これらを対抗プリンタ群とする。
【0049】
<機能を比較して自己機能調整(ステップS36)、及び公開機能DBの内容を応答として送信(ステップS37)>
次に要求データ転送の動作を図8の動作フローを用いて説明する。
対抗プリンタが見つかったら(ステップS91)、それらに印刷データや命令を送る。そして、対抗プリンタ群に含まれるプリンタごとにサポートしている制御言語を判別する。そしてあらかじめ記憶装置に格納してある対抗プリンタに適した停止命令がある(ステップS93),永久ループを含んだ印刷データがある(ステップS94)、処理に1分ほど時間がかかる複雑な命令を含んだデータ、処理に1時間から2時間ほどかかる複雑な命令を含んだデータがある(ステップS95)のいずれかを選択する。データは処理結果として印刷物が生成されないものが望ましい。これは、紙などを消費して課金対象となってしまうことを避けるためである。
【0050】
装置はこれら全種類のデータ・命令をすべて持っているとは限らない。しかし、複数種類が記憶装置に格納されている場合は、設定パラメータを参照するなどしていずれかのデータ・命令を選択する。また、適切なデータがない場合には、データ・命令は転送しない(ステップS95/NO)。
【0051】
選ばれたデータは、そのプリンタで実施されるように指定したジョブとして、プリントサーバに転送される(ステップS96)。永久ループ印刷データとサービス停止命令を転送した場合は、一度のサービス要求以降、データを転送する必要がないので、プリンタは通常動作に戻る。しかし処理に1分ほど時間がかかるデータの場合は、複数のジョブを一度に転送する。プリントサーバは、受け取ったデータをプリンタに転送し、データを受け取ったプリンタは適切な処理を始める。これにより、今後は他のプリンタが選ばれる可能性が低くなる。
【0052】
なお、本実施の形態では、機能問い合わせ要求をトリガーとして他のプリンタを調べ、データや命令を送るための一連の動作を開始したが、これは任意のタイミングで開始してもよく、一定時間ごと、他のプリンタがジョブを受け取った時、などのタイミングも利用できる。
【0053】
また、本実施の形態はネットワーク上にプリンタを設けたシステムであるが、本発明はネットワーク上にスキャナ、画像処理サーバ等の他のサーバを設けたシステムも適用することができる。
【0060】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項の発明によれば、他のプリンタに計算能力以外の紙やインクなどの資源を消耗させずに長時間使用中とすることで、他のプリンタが選択されないようにすることができる。
【0061】
請求項の発明によれば、簡単なデータで他のプリンタに計算能力以外の紙やインクなどの資源を消耗させず、長時間使用中とすることで、他のプリンタが選択されないようにすることができる。
【0062】
請求項の発明によれば、他プリンタをほとんど使用中としながら、まだ他のクライアントがそのプリンタにサービスを要求する余地を残しつつ、他プリンタが選択しにくくすることができる。
【0063】
請求項の発明によれば、簡単な命令だけで他のプリンタを使用不可能とし、他のプリンタが選択されないようにすることができる。
【0064】
請求項の発明によれば、クライアントから直接見えないよう命令やデータを転送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるプリントシステムを示す構成図である。
【図2】プリントシステムのプリント動作を示すフローチャートである。
【図3】プリントマネージャのプリンタ選択動作を示すフローチャートである。
【図4】必要機能を持つプリンタを検索する動作を示すフローチャートである。
【図5】機能問い合わせ動作を示すフローチャートである。
【図6】競合プリンタの情報収集動作を示すフローチャートである。
【図7】対抗プリンタ選択動作を示すフローチャートである。
【図8】サービス要求転送動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ワークステーション
2 プリントマネージャ
3 プリンタ
4 ネットワーク

Claims (5)

  1. 要求されるジョブに従って同一ネットワーク上に存在する複数のプリンタから一つのプリンタを選択する際に、該ネットワーク上で、要求されるジョブに対して同等のプリントを提供可能な他のプリンタに対し一定以上の時間がかかり印刷出力が発生しないジョブを投入する手段を有し、他のプリンタが選択されないようにすることを特徴とするプリンタ
  2. 要求されるジョブに従って同一ネットワーク上に存在する複数のプリンタから一つのプリンタを選択する際に、該ネットワーク上で、要求されるジョブに対して同等のプリントを提供可能な他のプリンタに対し永久に終了せず、印刷出力が発生しないジョブを投入する手段を有し、他のプリンタが選択されないようにすることを特徴とするプリンタ
  3. 要求されるジョブに従って同一ネットワーク上に存在する複数のプリンタから一つのプリンタを選択する際に、該ネットワーク上で、要求されるジョブに対して同等のプリントを提供可能な他のプリンタに対し印刷出力が発生しない処理時間の短いジョブを大量に投入する手段を有し、他のプリンタが選択され難くすることを特徴とするプリンタ
  4. 要求されるジョブに従って同一ネットワーク上に存在する複数のプリンタから一つのプリンタを選択する際に、該ネットワーク上で、要求されるジョブに対して同等のプリントを提供可能な他のプリンタをオフラインに切り替える命令を送る手段を有し、他のプリンタが選択されないようにすることを特徴とするプリンタ
  5. 請求項1に記載された前記他のプリンタに対し一定以上の時間がかかり印刷出力が発生しないジョブを投入する手段、又は請求項2に記載された前記他のプリンタに対し永久に終了せず印刷出力が発生しないジョブを投入する手段、又は、請求項3に記載された前記他のプリンタに対し印刷出力が発生しない処理時間の短いジョブを大量に投入する手段は、前記他のプリンタに投入するジョブをクライアントが使用しないプロトコルで投入することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載されたプリンタ
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