JP3775418B2 - 電源回路 - Google Patents

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本発明は、直流電圧を入力としてON−OFF動作する電力変換用スイッチング素子を備えた電力変換回路の複数を、共通のトランスの一次側に備え、これら複数の電力変換回路からの電力を負荷に供給するための二次側直流出力回路を前記トランスの二次側に備えさせてなる電源回路に関する。
上記電源回路は、複数の電力変換回路のうちの特定の電力変換回路からの出力を二次側の駆動回路に出力することにより、負荷を駆動することができるようにしている。そして、前記電力変換回路のスイッチング素子をON−OFF制御することにより、該電力変換回路からの電力が設定された電力になるように電力制御を行っている。
前記スイッチング素子自体の不良や繰り返しON−OFF動作することによる劣化のために、スイッチング素子が短絡状態で故障した状態になることがある。このようにスイッチング素子が短絡状態で故障してしまうと、共通トランスに電圧が直流的に加算されることになってしまうため、これを阻止するために電力変換回路中にヒューズを設けたものが既に提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−84680号公報(図2、図3、図4)
上記特許文献1の構成のヒューズは、溶断するまでにある程度の時間(短いものでも1m秒程度)を必要とするため、スイッチング素子がON状態で短絡故障してしまうと、10μ秒〜数十μ秒のうちにトランスが飽和状態となり、場合によっては出力がオーバーシュートやアンダーシュートを起こし、二次側への出力電圧を安定させることができなくなる不都合が発生することがあった。
本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、スイッチング素子が短絡状態で故障した場合に、直ちに電力変換回路からの電力供給を遮断して共通トランスの過励磁による飽和現象を回避することができる電源回路を提供する点にある。
本発明は、前述の課題解決のために、直流電圧を入力としてON−OFF動作する電力変換用スイッチング素子を備えた電力変換回路の複数を、共通のトランスの一次側に備え、これら複数の電力変換回路からの電力を負荷に供給するための二次側直流出力回路を前記トランスの二次側に備えさせてなる電源回路において、前記電力変換回路のそれぞれに、該電力変換回路の電力変換用スイッチング素子が短絡故障したことを検出するための短絡故障検出回路及び該短絡故障検出回路からの短絡故障電流検出信号が出力されたときに該電力変換回路を遮断するための回路遮断用スイッチング素子を設け、前記短絡故障検出回路が、前記各電力変換回路の電流を検出する電流検出手段からの電流と前記電力変換用スイッチング素子を駆動する駆動信号とを比較し、前記電力変換用スイッチング素子の駆動停止信号が出力されたときに前記電流検出手段からの電流検出信号に基づいて前記回路遮断用スイッチング素子をOFF動作させるための前記短絡故障電流検出信号を出力するように構成されて、電源回路を構成している。
従って、電力変換回路の電力変換用スイッチング素子が短絡故障すると、これを短絡故障検出回路にて検出し、この短絡故障電流検出信号が出力されると、少なくとも3μs以下で作動する回路遮断用スイッチング素子をOFF状態にし、電力変換回路を遮断(開放)することができる。
直流電圧を入力としてON−OFF動作する電力変換用スイッチング素子を備えた電力変換回路の複数を、共通のトランスの一次側に備え、これら複数の電力変換回路からの電力を負荷に供給するための二次側直流出力回路を前記トランスの二次側に備えさせてなる電源回路において、前記電力変換回路のそれぞれに、該電力変換回路の電力変換用スイッチング素子が短絡故障したことを検出するための短絡故障検出回路及び該短絡故障検出回路からの短絡故障電流検出信号が出力されたときに該電力変換回路を遮断するための回路遮断用スイッチング素子を設け、前記短絡故障検出回路が、前記各電力変換回路の電流を検出する電流検出手段からの電流と前記電力変換用スイッチング素子を駆動する駆動信号とを比較し、前記電力変換用スイッチング素子の駆動停止信号が出力されたときに前記電流検出手段からの電流検出信号に基づいて前記回路遮断用スイッチング素子をOFF動作させるための前記短絡故障電流検出信号を出力するように構成されてなり、前記電力変換用スイッチング素子の駆動停止信号が出力されたときに前記電流検出手段から電流検出信号が出力されると、前記回路遮断用スイッチング素子に短絡故障電流検出信号を出力する状態を保持するためのラッチ回路と、該ラッチ回路の保持状態が設定時間経過した後にリセットするためのタイマ回路とを設けてもよい。
直流電圧を入力としてON−OFF動作する電力変換用スイッチング素子を備えた電力変換回路の複数を、共通のトランスの一次側に備え、これら複数の電力変換回路からの電力を負荷に供給するための二次側直流出力回路を前記トランスの二次側に備えさせてなる電源回路において、前記電力変換回路のそれぞれに、該電力変換回路の電力変換用スイッチング素子が短絡故障したことを検出するための短絡故障検出回路及び該短絡故障検出回路からの短絡故障電流検出信号が出力されたときに該電力変換回路を遮断するための回路遮断用スイッチング素子を設け、前記短絡故障検出回路が、前記各電力変換回路に流れるスイッチング素子破壊による短絡電流を検出するための電流検出用のカレントトランスと、このカレントトランスの二次側の検波器からの出力信号と前記電力変換用スイッチング素子を駆動するためにドライブトランスを介して接続された制御ICからの駆動パルス信号とが入力されるアンド回路と、このアンド回路から出力される短絡故障信号を保持するラッチ回路と、前記ラッチ回路の保持状態を設定時間経過した後にリセットするためのタイマ回路とから構成してもよい。
短絡故障信号に基づいて短絡故障を起こした電力変換回路を直ちに遮断することができるから、従来のようにヒューズが溶断するまでの時間に比べて飛躍的に短くすることができ、スイッチング素子の短絡故障により共通トランスが飽和してしまうことを確実に阻止することができる。その結果、トランスから二次側への出力電圧のオーバーシュートやサグ(落ち込み)現象を伴う不安定さがないことにより、コンピュータのエラー防止ができる。又、故障側ユニット(故障側電力変換回路)を停止させ、他方の冗長運転側ユニット(他方の電力変換回路)を通じて、共通トランスを介して安定良く二次側へ供給することができるメンテナンス面において有利な電源回路を提供することができる。
電力変換回路の電流を検出する電流検出手段からの電流と電力変換用スイッチング素子を駆動する駆動信号とを比較し、電力変換用スイッチング素子の駆動停止信号が出力されたときに電流検出手段からの電流検出信号に基づいて回路遮断用スイッチング素子をOFF動作させるための短絡故障電流検出信号を出力するように短絡故障検出回路を構成することによって、駆動停止であるはずの電力変換用スイッチング素子が短絡した故障状態になっていることが即座に判断することができ、例えば電力変換回路を流れる電流値そのものを検出し、その検出した電流値が所定電流以上になったときに電力変換回路を遮断する構成にした場合に比べて、正確かつ即座に電力変換回路を遮断することができ、信頼性の高いものにできる。
電力変換用スイッチング素子の駆動停止信号が出力されたときに電流検出手段から電流検出信号が出力されると、回路遮断用スイッチング素子に短絡故障電流検出信号を出力する状態を保持するためのラッチ回路と該ラッチ回路の保持状態が設定時間経過した後にリセットするためのタイマ回路を設けることによって、外来ノイズ等により短絡故障であると誤検出した場合に、設定時間経過した後に復旧することが可能になり、信頼性の高い電源回路とすることができる。
図1に、フォワード型の電源回路を示している。この電源回路は、共通の高周波トランス(低周波トランスでもよい)1の二次側巻線N2に電気的に絶縁された状態で接続され、かつ、負荷2へ直流電力を供給するための二次側直流出力回路3と、前記共通の高周波トランス1の一次側の第1巻線N1に電気的に絶縁された状態で接続され、かつ、二次電池4の出力により前記共通の高周波トランス1を介して二次側直流出力回路3へ電力供給するための第1の電力変換回路5と、前記共通の高周波トランス1の一次側の第2巻線N3に電気的に絶縁された状態で接続され、かつ、前記二次電池4とは別の二次電池(出力の大きさは該二次電池1とほぼ同じに設定されることになるが、異なる出力であってもよい)6の出力により前記共通の高周波トランス1を介して二次側直流出力回路3へ電力供給するための第2の電力変換回路7とを備えている。前記二次電池4,6としては、燃料電池や太陽電池あるいは原子力電池等を用いてもよく、二次電池4,6に代えて発電機等であってもよい。又、2つの電力変換回路5,7に二次電池をそれぞれ設けたものを示したが、共通の二次電池であってもよい。又、電源部を二次電池にて構成する他、商用交流電源を用い、この商用交流電源からの交流電圧を直流に整流するための整流回路を設けて電力変換回路を構成してもよいし、又、電力変換回路を3つ以上設けて実施することもできる。この場合、電源部を商用交流電源にて構成したものと、二次電池等の直流電源にて構成したものをそれぞれ少なくとも1個ずつ備えさせて電源回路を構成しておけば、例えば停電時でも直流電源を利用して二次側直流出力回路3へ電力供給が行える利点がある。又、電源回路としては、図1のようなフォワード型の他、フライバック型、フルブリッジ型、ハーフブリッジ型等であってもよく、どのような形式の電源回路に構成してもよい。
図1に示すように、前記2つの電力変換回路5,7は、メイン制御IC8からの駆動パルス信号がドライブトランス9を介して入力されるゲート回路10,11及び該ゲート回路10,11からのゲート信号により作動され、かつ、高周波トランス1の一次側巻線N1,N3に接続されるスイッチング素子としてのFET12,13と、後述する短絡故障検出回路33,34からの出力信号(短絡故障電流検出信号)がフォトカプラ14,15を介して入力されるゲート回路16,17及び該ゲート回路16,17からのゲート信号により作動され、かつ、電力変換回路5,7に流れるスイッチング素子破壊による短絡電流を検出する電流検出手段としてのカレントトランス(ホール素子等の他の電流検出素子で構成してもよい)20,21の一次側巻線K1,H1に接続される後述の回路遮断用スイッチング素子としてのFET18,19とを備えている。前記スイッチング用のFET12,13を高周波トランス1の一次側巻線N1,N3の入力のプラス側(図では上側)に接続し、回路遮断用のFET18,19を一次側巻線N1,N3の入力のマイナス側に接続したが、これとは反対に、スイッチング用のFET12,13を一次側巻線N1,N3の入力のマイナス側に接続し、回路遮断用のFET18,19を一次側巻線N1,N3の入力のプラス側に接続してもよいし、両方(全て)のFET12,13、18,19を一次側巻線N1,N3の入力のプラス側に接続したり、一次側巻線N1,N3の入力のマイナス側に接続して実施することもできる。
前記カレントトランス20,21の二次側巻線K2,H2に、検波回路22,23を接続している。又、前記検波回路22,23からの検波出力と前記メイン制御IC8から反転回路24を介して反転された状態で入力される制御信号とが入力されて両信号を比較するためのアンド回路25,26と、アンド回路25,26からの出力信号が反転回路27,28を介して入力され、かつ、該出力信号がLow信号(High信号であってもよい)である場合にFET12,13が短絡故障であると判断し、このLow信号を保持するラッチ回路29,30と、ラッチ回路29,30からのLow信号により設定された設定時間をカウントしてから該ラッチ回路29,30に保持解除信号31A,32Aを出力するためのタイマ回路31,32とを設けて、短絡故障検出回路33,34を構成している。尚、前記反転回路24を、前記メイン制御IC8からの出力信号を反転させるように配置したが、前記検波回路22,23からの出力信号を反転させるように配置し、アンド回路25,26をノア(NOR)回路に置き換えて実施することもできる。又、前記反転回路27,28は、ラッチ回路29,30の手前に配置したが、タイマ回路31,32からの出力信号を受ける位置に配置して実施することもできる。
前記短絡故障検出回路33,34からの出力信号(短絡故障電流検出信号)に基づいて短絡故障した電力変換用スイッチング素子側の電力変換回路(図1では下側の回路)7を開放状態にする動作を図1及び図2に基づいて説明する。
まず、メイン制御IC8から電力変換用スイッチング素子12,13に図2(a)に示すように所定幅を有する駆動信号(ON信号)と所定幅(図ではON信号の幅よりも大きくなっているが、二次側に出力する電力に応じてON信号及びOFF信号の幅を設定することになる)を有する駆動停止信号(OFF信号)が出力され、例えば図2において第2番目のON信号からOFF信号に切り替わるときに電力変換用スイッチング素子13が短絡故障になると、図2(c)に示すように検波回路23からの電流検出信号がHigh信号を維持する。このとき、検波回路23からのHigh信号とメイン制御IC8からのLow信号が反転回路24を介して反転されたHigh信号(図2(b)参照)とがアンド回路26に入力され、アンド回路26からHigh信号が出力される(図2(d)参照)。このHigh信号が反転回路28を介してLow信号となり、このLow信号がラッチ回路30にて保持された状態で設定時間S(時間は自由に設定することができるが、例えば100μ秒から100m秒の間に設定することになる)経過した後タイマ回路32から解除信号がラッチ回路30へ出力されて解除される(図2(e)参照)。この解除信号が出力されたときに、電力変換用スイッチング素子13が短絡故障ではなく、外来ノイズ等により誤検出されていた場合には、回路遮断用スイッチング素子19をON状態に復帰させることができるようになっている(図2(e)参照)が、電力変換用スイッチング素子13が短絡故障である場合には、再びアンド回路26からHigh信号が出力され、反転回路28を介してLow信号がラッチ回路30にて保持された状態となる。尚、電力変換用スイッチング素子13が正常動作(ON−OFFを繰り返し動作)している間は、アンド回路25,26からLow信号が出力され、反転回路27,28にてHigh信号に反転されてゲート回路16,17にFET18,19駆動用信号が出力されるようになっている。
前記電源回路は、図3(a),(b)〜図6に示すように、メンテナンス面において有利となるように抜き差しによって接続状態と接続解除状態にすることができる複数のユニットからなっており、それらユニット構造について説明する。
まず、図3(a),(b)に示すように、全てのユニットが収納されるケーシング35K内の奥側に備えさせた第1出力ユニット35(前記二次側直流出力回路3を備えている、図6参照)に対して抜き差し自在に構成された第1入力ユニット36(電力変換回路5を備えている)を該ケーシング35K内の手前側に配置している。又、図に示す37は、前記第1入力ユニット36に並列させてケーシング35K内に配置した第2入力ユニットであり、この第2入力ユニット37は、前記第1出力ユニット35とは異なる第2出力ユニット(図示せず)に対して抜き差し自在に構成されている。ここでは、入力ユニットと出力ユニットとが同数、つまり複数対(図では二対の場合を示しているが、三対以上であってもよい)設けている場合を示しているが、入力ユニットの数に対して出力ユニットの数が少ない場合であってもよいし、又その逆であってもよい。前記ケーシング35Kは、ERP−2U(インテル提唱のSSIサーバ仕様に記述された外形形状)サイズに設定しているが、このサイズに限定されるものではない。又、前記2つのユニット36,37を上下方向に併設される状態で配置しているが、左右方向に併設される状態で配置してもよく、ユニット36,37の配置は自由に変更可能である。
前記第1入力ユニット36は、外部電源から抜き差し自在なプラグ付コード38を介して外部に備えている電源部(図示せず)と接続され、スイッチ39をONすることにより、回路内に電源部から電力が供給されるようになっている。又、第1入力ユニット36に、ユニット引出用の取っ手40を備えさせて、取っ手40を持って手前側に第1入力ユニット36を引き出すことができるように構成している。そして、前記第1入力ユニット36を引き出す場合には、前記スイッチ39がOFF状態になっていないと、引き出すことができないようにロック機構を備えている。前記ロック機構は、第1入力ユニット36の角筒状のケーシング36Bを構成する1つの側板部にユニットの前方側へ突出した後、ユニットの前面側へ延びるL字状の可動片36Cに、前記ケーシング35Kに形成した開口35Aに係止する突起36Tを備えさせている。従って、第1入力ユニット36をケーシング35K内に挿入し、その挿入が完了した時点でケーシング35Kの開口35Aに可動片36Cの突起36Tが係止することで、取っ手40を持って第1入力ユニット36を引き出すことができないロック状態になるように構成している。このロック状態において可動片36Cをそれの先端部を持ってユニット側へ揺動操作することによって、突起36Tを開口35Aから離脱させることで前記ロック状態を解除することができるようになっている。このとき、スイッチ39がON状態にあると、図3(b)及び図5(b)に示すように、スイッチ39の横側部に接当してしまい、可動片36Cをユニット側へ揺動操作することができないようになっている。つまり、第1入力ユニット36への電力供給が絶たれた状態でないと、第1入力ユニット36を抜くことができないようになっている。例えば電源供給が行われている状態で第1入力ユニット36を抜くことができる構成では、抜いた第1入力ユニット36が活電状態となっており、第1入力ユニット36の出力ユニット側に剥き出し状態となっている接続用コネクター(図示せず)に誤って手等が触れてしまい、火傷や電子機器の短絡によるトラブルなどが発生することになるが、上記のように電力供給が断たれた状態にすることで該トラブル発生を確実に回避することができる。
尚、前記第2入力ユニット37も前記第1入力ユニット36と同様な構成であり、外部電源から抜き差し自在なプラグ付コード38を介して外部に備えている電源部(図示せず)と接続され、スイッチ39BをONすることにより、回路内に電源部から電力が供給されるようになっている。又、第2入力ユニット37に、ユニット引出用の取っ手40Bを備えさせて、取っ手40Bを持って手前側に第2入力ユニット37を引き出すことができるように構成している。そして、前記第2入力ユニット37を引き出す場合には、前記スイッチ39BがOFF状態になっていないと、引き出すことができないようにロック機構を備えている。前記ロック機構は、第2入力ユニット37の角筒状のケーシングを構成する1つの側板部にユニットの前方側へ突出した後、ユニットの前面側へ延びるL字状の可動片37Cに、前記ケーシング35Kに形成した開口35Bに係止する突起37Tを備えさせている。
前記第1出力ユニット35及び第1入力ユニット36の抜き差し構造を、図6に示している。図6では、各ユニット35,36の基板35a,36aとそれら基板35a,36aの端部同士に備えさせた雄雌の4個のコネクター41,42、43,44のみを示している。
図6に示すように、一方の基板35aの端部の幅方向ほぼ中央部(どの位置であってもよい)に、他方の基板側に突出する突出片35Tを形成し、他方の基板36aの端部の前記突出片35Tに対応する位置に該突出片35Tが入り込んで位置決めするための切欠き部36Kを形成し、この切欠き部36Kの上下(基板の板厚方向両側)の開口を閉じるための一対の閉塞用板部材36H,36Hを前記基板36aに取り付けている。そして、前記突出片35Tの挿入方向先端を先端側ほど幅狭となるように、該突出片35Tの幅方向両側に先端側ほど幅方向中心側に位置する案内用のテーパ部35T,35Tを備えさせてあり、切欠き部36Kが突出片35Tに入り込むときに両者の位置が多少ずれている場合でも、テーパ部35T,35Tの案内作用により突出片35Tに対する切欠き部36Kの位置を移動修正することによって、雌型のコネクター42,44の嵌合凹部42A,44Aを雄型のコネクター41,43のピン41P,43Pに確実に嵌合させることができるようになっている。
前記一方の雌型のコネクター42には、図示していない制御回路が接続され、前記他方の雌型のコネクター44には、メイン回路(前記電力変換回路5)が接続されており、これらコネクター42,44に対して嵌合されて接続状態となる前記雄型のコネクター41,43の接続の順番を設定する必要がある。そのため、ピンの長さの異なる雄型のコネクターを用いることが一般的であるが、この場合、コスト面において不利になることがあり、図6に示すように、ピンの長さが同一の雄型のコネクター41,43を用いながらも、一方のコネクター43を基板35aの端部から設定距離Lだけ抜き差し方向において他方の基板36aから離れる側へ位置させるだけで、制御回路側が先に接続されてから、メイン回路が後に接続されるように構成しているが、メイン回路側が先に接続されてから、制御回路が後に接続されるように構成してもよい。このように2つの回路、つまりメイン回路及び制御回路の接続のタイミングを異ならせるように制御することによって、前記スイッチ39又は39BがONの状態である活電状態であっても、入力ユニット36又は37を出力ユニット35から抜いてから、新たな入力ユニット36又は37又は修理した入力ユニット36又は37を出力ユニット35に差し込んで入力ユニット36又は37の交換を行うときに、接続部(図6では、コネクター42,44の嵌合凹部42A,44Aとコネクター41,43のピン41P,43Pに相当する)にアークが発生し、その接続部が溶着したり、ユニットを構成する各種の素子が破損することなどのトラブル発生を回避することができる。
電源回路図である。 図1のa点からe点における電圧波形図である。 電源回路を収納したケーシングを示す斜視図であり、(a)はスイッチをOFFにした状態を示し、(b)はスイッチをONにした状態を示している。 ケーシングに対して第1入力ユニットを引き出した状態を示す斜視図である。 (a)はスイッチをOFF状態にしたケーシングの要部を示す左側面図、(b)はスイッチをONにした状態にしたケーシングの要部を示す左側面図である。 第1入力ユニットと第1出力ユニットとを接続する直前の状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 高周波トランス
2 負荷
3 二次側直流出力回路
4,6 二次電池
5,7 電力変換回路
8 メイン制御IC
9 ドライブトランス
10,11 ゲート回路
12,13 電力変換用スイッチング素子
14,15 フォトカプラ
16,17 ゲート回路
18,19 回路遮断用スイッチング素子
20,21 カレントトランス
22,23 検波回路
24 反転回路
25,26 アンド回路
27,28 反転回路
29,30 ラッチ回路
31,32 タイマ回路
31A,32A 保持解除信号
33,34 短絡故障検出回路
35K ケーシング
35T,35T テーパ部
35 出力ユニット
35a,36a 基板
35T 突出片
35A,35B 開口
36B ケーシング
36 入力ユニット
36C 可動片
36T 突起
36K 切欠き部
36H 閉塞用板部材
37 入力ユニット
37C 可動片
37T 突起
38 プラグ付コード
39 スイッチ
39B スイッチ
40,40B 取っ手
41,42,43,44 コネクター
41P,43P ピン
42A,44A 嵌合凹部
K1,H1 一次側巻線
K2,H2 二次側巻線
L 設定距離
N1 一次側巻線
N2 二次側巻線
S 設定時間

Claims (3)

  1. 直流電圧を入力としてON−OFF動作する電力変換用スイッチング素子を備えた電力変換回路の複数を、共通のトランスの一次側に備え、これら複数の電力変換回路からの電力を負荷に供給するための二次側直流出力回路を前記トランスの二次側に備えさせてなる電源回路において、前記電力変換回路のそれぞれに、該電力変換回路の電力変換用スイッチング素子が短絡故障したことを検出するための短絡故障検出回路及び該短絡故障検出回路からの短絡故障電流検出信号が出力されたときに該電力変換回路を遮断するための回路遮断用スイッチング素子を設け、前記短絡故障検出回路が、前記各電力変換回路の電流を検出する電流検出手段からの電流と前記電力変換用スイッチング素子を駆動する駆動信号とを比較し、前記電力変換用スイッチング素子の駆動停止信号が出力されたときに前記電流検出手段からの電流検出信号に基づいて前記回路遮断用スイッチング素子をOFF動作させるための前記短絡故障電流検出信号を出力するように構成されてなることを特徴とする電源回路。
  2. 直流電圧を入力としてON−OFF動作する電力変換用スイッチング素子を備えた電力変換回路の複数を、共通のトランスの一次側に備え、これら複数の電力変換回路からの電力を負荷に供給するための二次側直流出力回路を前記トランスの二次側に備えさせてなる電源回路において、前記電力変換回路のそれぞれに、該電力変換回路の電力変換用スイッチング素子が短絡故障したことを検出するための短絡故障検出回路及び該短絡故障検出回路からの短絡故障電流検出信号が出力されたときに該電力変換回路を遮断するための回路遮断用スイッチング素子を設け、前記短絡故障検出回路が、前記各電力変換回路の電流を検出する電流検出手段からの電流と前記電力変換用スイッチング素子を駆動する駆動信号とを比較し、前記電力変換用スイッチング素子の駆動停止信号が出力されたときに前記電流検出手段からの電流検出信号に基づいて前記回路遮断用スイッチング素子をOFF動作させるための前記短絡故障電流検出信号を出力するように構成されてなり、前記電力変換用スイッチング素子の駆動停止信号が出力されたときに前記電流検出手段から電流検出信号が出力されると、前記回路遮断用スイッチング素子に短絡故障電流検出信号を出力する状態を保持するためのラッチ回路と、該ラッチ回路の保持状態が設定時間経過した後にリセットするためのタイマ回路とを設けてなる電源回路。
  3. 直流電圧を入力としてON−OFF動作する電力変換用スイッチング素子を備えた電力変換回路の複数を、共通のトランスの一次側に備え、これら複数の電力変換回路からの電力を負荷に供給するための二次側直流出力回路を前記トランスの二次側に備えさせてなる電源回路において、前記電力変換回路のそれぞれに、該電力変換回路の電力変換用スイッチング素子が短絡故障したことを検出するための短絡故障検出回路及び該短絡故障検出回路からの短絡故障電流検出信号が出力されたときに該電力変換回路を遮断するための回路遮断用スイッチング素子を設け、前記短絡故障検出回路が、前記各電力変換回路に流れるスイッチング素子破壊による短絡電流を検出するための電流検出用のカレントトランスと、このカレントトランスの二次側の検波器からの出力信号と前記電力変換用スイッチング素子を駆動するためにドライブトランスを介して接続された制御ICからの駆動パルス信号とが入力されるアンド回路と、このアンド回路から出力される短絡故障信号を保持するラッチ回路と、前記ラッチ回路の保持状態を設定時間経過した後にリセットするためのタイマ回路とから構成してなる電源回路。
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