JP3775221B2 - 太陽光発電システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、太陽光発電システムに関し、詳しくは、インバータの出力を制御することができる太陽光発電システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から系統連系型の太陽光発電システムとして、図6に示すものがある。比較的小容量に分割された太陽電池1と直交変換装置であるインバータ2とが直列に接続されて太陽光発電ユニット10を構成する。この太陽光発電ユニット10は、交流電力線5を介して複数並列に系統連系保護装置3と接続されるとともに、通信線6とも同様に接続されている。また、系統連系保護装置30は、商用電源4と接続され、商用電源4の周波数変動や電圧変動、あるいは停電等を検出してインバータ2と商用電源4を切り離す系統連系保護機能を有している。
【0003】
太陽電池1毎に接続されたインバータ2は、太陽電池1の供給電力を最大限に利用するために最大出力点制御機能(以後、MPPT制御とする)を有しており、各太陽電池1の出力特性に合わせてMPPT制御を行うため、太陽電池1の設置条件等により各太陽電池1の出力特性に相違が発生しても最大電力を出力できるようになっている。
【0004】
ところで、上述した太陽光発電システムにおいては、太陽光発電ユニット10の出力電力の合計(総合電力)が系統連系保護装置30の定格出力を超えることのないようにシステムの設計を行う必要がある。つまり、全太陽光発電ユニットを構成する太陽電池の合計容量が系統連系保護装置30の定格出力以下になるように設計しなければならない。このようなシステムでは、安全に動作を行うことが保証可能である。しかし、太陽光発電ユニット10の定格出力の合計が系統連系保護装置30の定格出力を超えているが、通常は系統連系保護装置30の定格出力を超えないであろうと考えられる場合、その判断は難しくなる。図7に示す例の場合(但しワット数は定格を示す)、太陽電池1の設置条件が南北で異なっているため、太陽光発電ユニット10の瞬時総合出力は通常、系統連系保護装置30の定格出力を超えることがないと考えられるが、その保証をすることは難しく、安全を考えると太陽光発電ユニット10の定格出力の合計を系統連系保護装置30の定格出力以下に抑える必要があり、屋根スペース等を無駄にしてしまうことになる。また、図8に示すように(但しワット数は定格を示す)、太陽電池容量・設置条件等が異なると、さらにその判断は複雑になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように、太陽光発電ユニット10の定格出力の合計が系統連系保護装置30の定格出力を超えている場合、通常における太陽光発電ユニット10の出力電力の合計が系統連系保護装置30の定格出力を超えないことを保証することは非常に労力を要する。また、安全性を考慮すると、太陽光発電ユニット10の台数を減らす等、太陽光発電ユニット10の定格出力の合計を減少させる必要があり、屋根スペース等を無駄にしてしまう。しかし、本来、太陽光発電システムは、各インバータ毎にMPPT制御を行うため、屋根の形状や太陽電池の設置方位等にとらわれない汎用性の高いシステムを構築できることが利点であるにも関わらず、上述したように、システムの構成が制限されてしまうという問題点を有している。
【0006】
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、系統連系保護装置に並列接続される太陽光発電ユニットの台数に制限を加える必要がなく汎用性の高いシステムを提供するとともに、効率のよい発電を行うことができる太陽光発電システムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の太陽光発電システムは、太陽電池と、この太陽電池からの直流出力を交流出力に変換するインバータと、前記太陽電池および前記インバータを直列に接続してなる太陽光発電ユニットを複数並列に接続し前記インバータに制御信号を送信する系統連系保護装置と、この系統連系保護装置に並列接続された全ての太陽光発電ユニットの総合出力と前記系統連系保護装置の定格出力とを比較する比較器とを備え、前記系統連系保護装置に全ユニットの総合出力が前記定格出力よりも小さくなるまで出力抑制信号を送り前記インバータの出力を制御する出力制御手段を備えたことを特徴とするものである。
【0008】
この太陽光発電システムによると、前記比較器において、前記系統連系保護装置に並列接続される全太陽光発電ユニットの総合出力と前記系統連系保護装置の定格出力とを比較し、前記総合出力が前記定格出力以上となる場合には、前記系統連系保護装置の出力制御手段により前記インバータに出力抑制信号を送信することによって、このインバータの出力を抑制し、全ユニットの総合出力が前記系統連系保護装置の定格出力以上に継続してなることを防止することができる。従って、前記系統連系保護装置に並列接続される太陽光発電ユニットの台数に制限を加える必要がなく、汎用性の高いシステムとなる。
【0009】
請求項2記載の太陽光発電システムは、請求項1記載の太陽光発電システムにおいて、前記出力制御手段は、前記出力抑制信号を特定のインバータに1台ずつ送り、前記インバータの出力を1台ずつ制御することを特徴とするものであり、前記出力制御手段により前記太陽光発電ユニットの総合出力の細かい制御が可能となる。
【0010】
請求項3記載の太陽光発電システムは、請求項1または請求項2記載の太陽光発電システムにおいて、前記出力制御手段は、前記系統連系保護装置から前記出力抑制信号を受けたインバータが徐々にその出力を低下させ、且つ前記出力抑制信号が解除された場合には徐々にその出力を増加させることを特徴とするものであり、前記出力制御手段によりインバータの総合出力をさらにきめ細かく制御することができるとともに、システム全体としての効率がよくなる。
【0011】
請求項4記載の太陽光発電システムは、請求項1から請求項3のうちいずれかに記載の太陽光発電システムにおいて、前記出力制御手段は、特定のインバータに前記出力抑制信号を与えているにも関わらず全太陽光発電ユニットの総合出力が低下しない場合において、前記系統連系保護装置はそのインバータからの出力がなくなったと判断して制御対象を他のインバータに変更することを特徴とするものであり、制御対象とするインバータを切り替える時点が明確となるため、素早い制御が可能となる。
【0012】
請求項5記載の太陽光発電システムは、請求項4記載の太陽光発電システムにおいて、前記出力制御手段は、各太陽光発電ユニットに太陽電池の直流出力の給電経路をインバータから補助電池へと切り替える切替部を設け、且つ前記系統連系保護装置に切替制御信号を送信する機能を付加し、前記出力抑制信号により出力しなくなったインバータを有するユニットにおいて、前記給電経路を補助電池へと切り替えることを特徴とするものであり、前記出力抑制信号により発電を停止させたインバータに接続されている太陽電池の出力を有効利用することができる。
【0013】
請求項6記載の太陽光発電システムは、請求項1または請求項3記載の太陽光発電システムにおいて、前記出力制御手段は、全太陽光発電ユニットの総合出力が前記系統連系保護装置の定格出力を大幅に上回った場合において、前記系統連系保護装置は複数のインバータに出力抑制信号を与えることを特徴とするものであり、前記定格出力以上の発電電力が長時間出力されることがなく、より信頼性の高いシステムとなる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る太陽光発電システムの構成図であり、図1の(a)は回路構成図、図1の(b)は動作説明図である。
【0015】
本発明の第1実施形態について、図1を参照して説明する。この太陽光発電システムは、比較的小容量に分割された太陽電池1と、この太陽電池1からの直流電力を交流電力に変換するインバータ2と、太陽電池1とインバータ2とで構成された太陽光発電ユニット10と、インバータ2に制御信号を送信する系統連系保護装置3と、この系統連系保護装置3とインバータ2とを接続する交流電力線5と、同じく系統連系保護装置3とインバータ2とを接続し前記制御信号を伝送する通信線6とを備えている。そして、複数台の太陽光発電ユニット10が系統連系保護装置3に並列接続されるとともに、系統連系保護装置3に商用電源4が接続されている。また、この太陽光発電システムは、系統連系保護装置3内に、電力線5を流れる電流を検出して系統連系保護装置3に並列接続された全太陽光発電ユニット10の総合出力を検出する検出器31と、この検出器31で取得した全太陽光発電ユニット10の総合出力と系統連系保護装置3の定格出力とを比較する比較器32と、この比較器32の結果より制御信号を生成するCPU33と、このCPU33が生成した制御信号をインバータ2へ送信する通信装置34と、インバータ2と商用電源4の接続を解除する解列リレー35とを備えている。
【0016】
ここで、太陽光発電ユニット10を区別するために、図1に示すように右の方から順番に10a、10b、10cとし、太陽光発電ユニット10aは太陽電池1aとインバータ2aで構成され、太陽光発電ユニット10bは太陽電池1bとインバータ2bで構成され、太陽光発電ユニット10cは太陽電池1cとインバータ2cで構成されている。
【0017】
この実施形態において、太陽電池1は太陽電池パネルを複数直列に接続してなるものである。インバータ2は、これに接続される太陽電池1の最大電力を出力可能なように、各太陽光発電ユニットにおいて個別にMPPT制御を行う。すなわち、インバータ2aは太陽電池1aに対してMPPT制御を行うようになっている。系統連系保護装置3は、商用電源4の周波数変動や電圧変動、あるいは停電等を検出して、解列リレー35によってインバータ2と商用電源4との接続を解除する系統連系保護機能を有している。なお、本実施形態では、比較器32を系統連系保護装置3に内蔵したが、系統連系保護装置3に外付けしていても構わない。
【0018】
本実施形態の太陽光発電システムの動作について説明する。通常、太陽電池1に接続されるインバータ2は、その接続される太陽電池1の出力を最大出力とするようにMPPT制御を行う。インバータ2から出力される電力は、交流電力線5を介して系統連系保護装置3に送られ、系統連系保護装置3内の解列リレー35を通じて商用電源4に逆潮流される。系統連系保護装置3は、接続される全太陽光発電ユニット10の総合出力を検出器31によって検出し、この総合出力と系統連系保護装置3の定格出力とを比較器32において比較する。そして、全ユニット10の総合出力が系統連系保護装置3の定格出力よりも小さい場合には、インバータ2はMPPT制御により接続される太陽電池1の出力が最大となるように制御される。また、全ユニット10の総合出力が系統連系保護装置3の定格出力より大きい場合には、この総合出力が系統連系保護装置3の定格出力よりも小さくなるまで、系統連系保護装置3のCPU33は、通信装置34より通信線6を介して出力抑制信号をインバータ2に与える。この出力抑制信号受け取ったインバータ2は、MPPT制御をやめ出力抑制信号が解除されるまで出力を低下させる。そして、再び比較器32において比較し、全ユニット10の総合出力が系統連系保護装置3の定格出力以下になったことをCPU33が検知すると、このCPU33が通信装置34を通じて出力抑制信号を解除する抑制解除信号を当該インバータ2に送信するのである。抑制解除信号を受けた当該インバータ2は再度MPPT制御を行い、最大出力が取り出せるようになる。このように、全太陽光発電ユニット10が発電する総合出力が系統連系保護装置3により制御されるため、図1の(b)に示すように、全ユニット10の総合出力が系統連系保護装置3の定格出力以上に継続してなることがなく、全ユニット10の総合出力は定格出力付近で波打つような形になる。なお、全ユニット10の総合出力が定格出力を超えないように制御したければ、比較器32における判断基準を定格出力よりも少し下に設定しておけばよい。従って、系統連系保護装置3に太陽光発電ユニット10の台数を制限なく並列接続することができ、様々な屋根形状および設置条件等に関わらず、所望する太陽光発電システムを構築することが可能となる。
【0019】
次に、本発明の第2実施形態について、図2を参照して説明する。図2は、本発明の第2実施形態に係る太陽光発電システムの構成図であり、図2の(a)は回路構成図、図2の(b)は動作説明図である。また、図2の系統連系保護装置3の内部構成は、図1と同様であるので省略する。以下の実施形態に係る図についても同様とする。この太陽光発電システムは、系統連系保護装置3からの制御信号である出力抑制信号を特定のインバータ2に1台ずつ送り、インバータ2の出力を1台ずつ制御する点において、第1実施形態と異なっている。
【0020】
この太陽光発電システムの動作について説明する。系統連系保護装置3に並列接続されるインバータ2を識別可能にするために、インバータ2に認識番号を付加し、出力抑制信号および抑制解除信号の送信データにその認識番号を添付して送信する。出力抑制信号および抑制解除信号は、添付した認識番号が一致するインバータ2のみ有効となる。比較器32において、全太陽光発電ユニット10の総合出力が系統連系保護装置3の定格出力よりも大きくなった場合、例えば、図2に示すインバータ2a、1台の出力を制御して全ユニットの総合出力を小さくすることにする。系統連系保護装置3は、出力抑制信号の送信データにインバータ2aの識別番号を添付して送信し、インバータ2aの出力を小さくする。そして、比較器32において比較し、全ユニット10の総合出力が系統連系保護装置3の定格出力以下になったことを系統連系保護装置3が検知すると、抑制解除信号に再びインバータ2aの識別番号を添付して送信し、これを受けたインバータ2aは出力抑制をやめ、MPPT制御を行うのである。また、この認識番号の一致しないインバータ2bおよびインバータ2cは、太陽電池1bおよび太陽電池1cが最大出力するようにMPPT制御を行う。このようにして、系統連系保護装置3は、特定のインバータ1台ずつを制御するため、図2の(b)に示すように、全ユニット10の総合出力は定格出力付近で小さく波打つような形になる。従って、太陽光発電ユニット10の総合出力の細かい制御が可能となり、システム全体として効率を上げることができる。
【0021】
また、この太陽光発電システムにおいて、系統連系保護装置3から出力抑制信号を受けたインバータ2aは徐々にその出力を低下させ、且つ抑制解除信号を受け出力抑制信号が解除された場合には、受信後の一定時間はMPPT制御を再開後も最大出力を出力せず、徐々にその出力を増加させるように制御を行ってもよい。従って、インバータ2aが徐々に出力を低下させ系統連系保護装置3が逐次全ユニット10の総合出力を監視し出力制御を行うことにより、抑制が必要な出力量をインバータ2aに伝達する必要がなく、インバータ2と系統連系保護装置3との間で煩雑な通信を行う必要がなくなる。また、解除時に徐々に出力を増加させることにより、解除後の急激な出力の変化が発生しないため安定して制御を行うことが可能となる。さらに、全ユニット10の総合出力は定格出力付近でより小さく波打つような形になり、きめ細かく制御することができるとともに、システム全体としての効率がより向上する。
【0022】
なお、本実施形態では、1台のインバータにおいて徐々にその出力の低下と増加を行ったが、本発明では、これに限ったものではなく、複数のインバータにおいて行ってもよい。
【0023】
本発明の第3実施形態について、図3を参照して説明する。図3は、本発明の第3実施形態に係る太陽光発電システムの構成図であり、図3の(a)は回路構成図、図3の(b)は動作説明図である。この太陽光発電システムは、特定のインバータに出力抑制信号を与えているにも関わらず全太陽光発電ユニットの総合出力が低下しない場合において、系統連系保護装置3がそのインバータからの出力がなくなったと判断して制御対象を他のインバータに変更する点において、第1実施形態と異なっている。
【0024】
この太陽光発電システムの動作について説明する。系統連系保護装置3は、全ユニットの総合出力が系統連系保護装置3の定格出力以上であることを検知し、例えばインバータ2aに出力抑制信号を送信して、この総合出力を低下させるものとする。この信号を受けたインバータ2aは出力を低下させていく。このとき、系統連系保護装置3は常に全ユニットの総合出力を検出器31および比較器32において監視しており、図3の(b)に示すように、インバータ2aに出力抑制信号を送信しているにも関わらず総合出力が減少しない(総合出力が一定である)ことを検出すると、この検出信号によりインバータ2aからの出力が0Wであるためインバータ2aの出力低下により総合出力を減少させることは不可能であると判断し、制御対象とするインバータ2をインバータ2aからインバータ2bに変更する。そして、インバータ2bに対して出力抑制信号を送信し、インバータ2bの出力を低下させていくことによって、全ユニットの総合出力を系統連系保護装置3の定格出力以下に制御するのである。また、インバータ2bの出力抑制信号に対しても総合出力が定格出力以上で減少しない場合には、出力抑制制御対象をまだ出力抑制制御を行っていないインバータ2cへ移行させる。従って、制御対象とするインバータ2を切り替える時点が明確となるため、次の制御対象となるインバータへの切り替えを早急に行うことができる。
【0025】
本発明の第4実施形態について、図4を参照して説明する。図4は、本発明の第4実施形態に係る太陽光発電システムの回路構成図である。この太陽光発電システムは、各太陽光発電ユニット10に補助電池7と、太陽電池1の直流出力の給電経路をインバータ2から補助電池7へと切り替える切替部8と、この切替部8と系統連系保護装置3を接続する信号線9とを設け、且つ系統連系保護装置3内のCPU33に切替部8を切り替えるための切替制御信号を生成する機能と、通信装置34に前記切替制御信号を信号線9を介して切替部8に送信する機能を付加し、出力抑制信号により出力しなくなったインバータを有するユニットにおいて、前記給電経路を補助電池7へと切り替える点において、第3実施形態と異なっている。
【0026】
ここで、太陽光発電ユニット10aには補助電池7aおよび切替部8aが設けられ、太陽光発電ユニット10bには補助電池7bおよび切替部8bが設けられ、太陽光発電ユニット10cには補助電池7cおよび切替部8cが設けられている。
【0027】
この太陽光発電システムの動作について説明する。図3の(b)に示すように、出力が0Wであると判断されたインバータ2aに接続されている太陽電池1aは、給電可能であるにも関わらず利用されていない状態になっている。系統連系保護装置3は、信号線9を介して切替制御信号を切替部8aに送信し、インバータ2aに接続されている太陽電池1aの給電経路を補助電池7aに切り替える。従って、出力抑制信号により出力電力が0Wとなったインバータ2に接続される太陽電池1の資源を有効利用することができる。
【0028】
本発明の第5実施形態について、図5を参照して説明する。図5は、本発明の第5実施形態に係る太陽光発電システムの構成図であり、図5の(a)は回路構成図、図5の(b)は動作説明図である。この太陽光発電システムは、全太陽光発電ユニット10の総合出力が系統連系保護装置3の定格出力を大幅に上回った場合において、系統連系保護装置3が全インバータ2に同時に出力抑制信号を与える点において、第1実施形態と異なっている。
【0029】
この太陽光発電システムの動作について説明する。系統連系保護装置3内の比較器32において、全ユニット10からの総合出力と系統連系保護装置3の定格出力とを比較し、CPU33において全ユニット10の総合出力が定格出力を大幅に超えたことを検知すると、系統連系保護装置3は全インバータ2に有効な出力抑制信号を送信する。出力抑制信号を与えられた全インバータ2は、一斉にMPPT制御から出力抑制制御に切り替え、出力を低下させる。その結果、図5の(b)に示すように、全ユニット10の総合出力はすぐに減少を開始し、短時間で全ユニット10の総合出力を定格出力以下まで低下させることができる。従って、大幅な出力低下が必要であり、インバータ1台ずつの制御では時間がかかっていた場合でも、全インバータ2において同時に出力抑制制御を行うことによって、全ユニット10の総合出力が系統連系保護装置3の定格出力以上に長時間継続してなることがなく、より安全な発電を行うことができる。
【0030】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明の太陽光発電システムによれば、比較器において全太陽光発電ユニットの総合出力と系統連系保護装置の定格出力とを比較し、全ユニットの総合出力が系統連系保護装置の定格出力よりも大きくなった場合において、系統連系保護装置は特定のインバータに対して出力を制御する制御信号を送信するので、系統連系保護装置に並列接続される太陽光発電ユニットの台数に制限を加える必要がなく汎用性の高いシステムを提供するとともに、効率のよい発電を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る太陽光発電システムの構成図である。
【図2】本発明の第2実施形態に係る太陽光発電システムの構成図である。
【図3】本発明の第3実施形態に係る太陽光発電システムの構成図である。
【図4】本発明の第4実施形態に係る太陽光発電システムの構成図である。
【図5】本発明の第5実施形態に係る太陽光発電システムの構成図である。
【図6】従来の太陽光発電システムの構成図である。
【図7】太陽電池の合計容量が系統連系保護装置の定格出力以上である場合の施工状態図である。
【図8】太陽電池の合計容量が系統連系保護装置の定格出力以上であり、各太陽電池の定格容量および設置条件が大きく異なる場合の施工状態図である。
【符号の説明】
1 太陽電池
2 インバータ
3 系統連系保護装置
7 補助電池
8 切替部
10 太陽光発電ユニット
31 検出器
32 比較器
33 CPU
34 通信装置

Claims (6)

  1. 太陽電池と、この太陽電池からの直流出力を交流出力に変換するインバータと、前記太陽電池および前記インバータを直列に接続してなる太陽光発電ユニットを複数並列に接続し前記インバータに制御信号を送信する系統連系保護装置と、この系統連系保護装置に並列接続された全ての太陽光発電ユニットの総合出力と前記系統連系保護装置の定格出力とを比較する比較器とを備え、前記系統連系保護装置に全ユニットの総合出力が前記定格出力よりも小さくなるまで出力抑制信号を送り前記インバータの出力を制御する出力制御手段を備えたことを特徴とする太陽光発電システム。
  2. 前記出力制御手段は、前記出力抑制信号を特定のインバータに1台ずつ送り、前記インバータの出力を1台ずつ制御することを特徴とする請求項1記載の太陽光発電システム。
  3. 前記出力制御手段は、前記系統連系保護装置から前記出力抑制信号を受けたインバータが徐々にその出力を低下させ、且つ前記出力抑制信号が解除された場合には徐々にその出力を増加させることを特徴とする請求項1または請求項2記載の太陽光発電システム。
  4. 前記出力制御手段は、特定のインバータに前記出力抑制信号を与えているにも関わらず全太陽光発電ユニットの総合出力が低下しない場合において、前記系統連系保護装置はそのインバータからの出力がなくなったと判断して制御対象を他のインバータに変更することを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれかに記載の太陽光発電システム。
  5. 前記出力制御手段は、各太陽光発電ユニットに太陽電池の直流出力の給電経路をインバータから補助電池へと切り替える切替部を設け、且つ前記系統連系保護装置に切替制御信号を送信する機能を付加し、前記出力抑制信号により出力しなくなったインバータを有するユニットにおいて、前記給電経路を補助電池へと切り替えることを特徴とする請求項4記載の太陽光発電システム。
  6. 前記出力制御手段は、全太陽光発電ユニットの総合出力が前記系統連系保護装置の定格出力を大幅に上回った場合において、前記系統連系保護装置は複数のインバータに出力抑制信号を与えることを特徴とする請求項1または請求項3記載の太陽光発電システム。
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