JP2004297960A - 電力変換装置及びそれを用いた系統連系システム - Google Patents
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Abstract
【課題】電力を余すことなく逆潮流できる電力変換装置及びそれを用いた系統連系システムを提供すること。
【解決手段】単相3線式系統におけるU−O相間及びW−O相間のそれぞれに独立して逆潮流可能な電力変換部と、この電圧及び位相を同調させ単相3線式系統に逆潮流させるための制御部と、U−O相間及びW−O相間のそれぞれの系統電圧を監視するU相系統電圧監視部及びW相系統電圧監視部と、各系統電圧監視部から制御部へ電圧情報を伝達するための系統電圧情報伝達手段と、制御部により電力変換部を制御するための制御伝達手段とを備えるとともに、U−O相間及びW−O相間の電圧を監視し、一方の系統の電圧が設定値を超えた場合に、その系統が電圧上昇するのを抑制し、且つ他方の系統を逆潮流させるようにした電力変換装置とする。
【選択図】 図1
【解決手段】単相3線式系統におけるU−O相間及びW−O相間のそれぞれに独立して逆潮流可能な電力変換部と、この電圧及び位相を同調させ単相3線式系統に逆潮流させるための制御部と、U−O相間及びW−O相間のそれぞれの系統電圧を監視するU相系統電圧監視部及びW相系統電圧監視部と、各系統電圧監視部から制御部へ電圧情報を伝達するための系統電圧情報伝達手段と、制御部により電力変換部を制御するための制御伝達手段とを備えるとともに、U−O相間及びW−O相間の電圧を監視し、一方の系統の電圧が設定値を超えた場合に、その系統が電圧上昇するのを抑制し、且つ他方の系統を逆潮流させるようにした電力変換装置とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば太陽電池や風力発電、燃料電池などの直流電源と商用電力系統とを連系させるための電力変換装置、及びそれを用いた系統連系システムに関する。
【0002】
【従来技術とその課題】
従来、図3に示すように、系統連系システムJは太陽電池などの直流電源1が、直流を交流に変換する電力変換装置であるパワーコンディショナ18を介して、商用電力系統である単相3線式配電線11に接続されて成る。一般に、単相3線式配電線11はU相の電線U22、O相(中性線)の電線U22、W相の電線U22が接続されており、O相を基点としてU−O相間で100V、W−O相間で100Vを得ることができ、一般家庭などで使用される交流100Vの負荷9(9a、9b)に供給されている。また、U−W間では200Vの電圧を得ることができるので、交流200Vの負荷(例えばエアコンディショナなど)のように100V系よりも電流損失の少ない機器を用いることもできる。
【0003】
ところで、パワーコンディショナ18は、直流電源1で発電した直流電力を交流200Vに変換し、単相3線式配電線11を介して負荷9に電力供給したり、電力会社に売電したりしているが、このとき、電力を送出しているのは端子部U21と端子部W21の2相間の200Vのみであり、O相の端子部O21からは電力は出力されない。よって、パワーコンディショナ18から出力された200Vの交流電力は、一旦、単相3線式配電線11に200Vとして電力供給するしかないが、単相3線式配電線11に接続することにより、前記単相3線式配電線11のO相である電線O22を中性線として使用できるようになるため、負荷9a、9bに100Vの電力として供給することができる。通常、パワーコンディショナ18には、単相3線式配電線11からO相である端子部O21が接続されているが、これは電力送電用ではなく、後述する系統電圧上昇抑制を行なうために、単相3線式配電線であるU−O相間、及びW−O相間の電圧を検知する必要があり、そのために中性線を接続しているものである。
【0004】
一般に、家庭内負荷にはU−O相間の負荷9aと、W−O相間の負荷9bが存在しており、これら負荷の容量バランスでU−O相間電圧15と、W−O相間電圧16のバランスが決まる。すなわち、負荷9aの消費が大きく負荷9bの消費が小さければ、U−O相間電圧15の電圧が低下し、ほぼ変化しないW−O相間電圧16とのバランスが崩れる現象が生じる。この様子を示したのが図4である。図4に示すように、例えば負荷9aの消費増加によって、U−W間電圧15が95Vに低下しても、比較的消費の少ないW−O間電圧16は105V程度の電圧がある。このとき、パワーコンディショナ18は単相3線式配電線11のU相とW相(12点と14点)に200Vの電力を出力するので、U相−W相間電圧が200V(95V+105V=200V)となり、問題なく電力供給され、逆潮流も可能である。
【0005】
一般住宅等における系統電圧は、上記の他にも電圧上昇するといった変化があり、これは以下の2点のような起因による。
【0006】
▲1▼住宅周辺地域に工場等の大電力を使用する環境が存在する場合であって、工場が休日のときは、電力を使用しないことから、系統への負荷が少なくなり、平日の工場稼働日より数ボルト電圧が上昇することがある。例えば、通常100V前後の系統が103〜105Vになるといった状態であるが、これは規定で101±6Vの範囲と定められており、異常ではない。
【0007】
▲2▼家庭内の負荷の変化や、自家発電装置による逆潮流の場合であって、家電製品の使用状況によりその地域の消費電力が大きく増減すると、使用中は供給電圧が下がらないように電力会社が供給量を多くして対応するが、使用量が低下すると電圧が上昇してしまうので供給量を制限する。
【0008】
これらの他に、家庭内での使用電力は時間帯により各部屋で変化することによっても電圧上昇は生じる。これは、前述した負荷バランスで理解できる。単相3線式配電線11におけるU−O相間への負荷9aと、W−O相間への負荷9bが変化すると、負荷の大小により系統電圧も上下する。負荷が少なくなった場合を考えたとき、系統電圧は上昇する方向に変化することがわかる。
【0009】
ここで、例えば前記▲1▼の状況と▲2▼の状況が重なったとすると、最初、図5(a)に示すように、系統のU−O相間電圧とW−O相間電圧がともに105Vであったものが、急な負荷軽減によって、図5(b)に示すように、U−O相間電圧が上昇し、任意の電圧(一般には電圧抑制を行なうべき電圧である107V以下)より高くなる。
【0010】
また、一般住宅の屋根などに設置された太陽光発電装置のように住宅内の交流負荷への電力供給や商用電力系統への逆潮流を行なうものが多数ある場合、逆潮流によって地区の商用電力系統に電力が過剰供給されてしまい電圧が上昇するといったことも生じる。
【0011】
このような場合、電力会社が電力量を調節することにより回復していくが、送電線などの電路等に残された電力が消費されるまで、電圧は最適値に下降しないため回復に時間を要する。日本では、107Vを超えると商用電力系統の規格値を逸脱することになるため、系統連系システムは系統保護のため系統電圧上昇抑制を行なう必要があり、この手段として太陽光発電装置等の自家発電装置からの逆潮流を停止させるなどして系統電圧が107V以下になるように動作する。
【0012】
これにより、少なくとも図5(c)に示すように、U−O相間電圧は107Vを下回るようになる。しかしながら、太陽光発電装置などの自家発電装置からの電力の逆潮流を停止させなくてはならず、その間の発電電力が有効に活用できなくなるといった問題が生じる。
【0013】
また、任意時刻の引込柱電圧を推定できるようにして、負荷の変動によらずに常に逆潮流時の引込柱電圧が107Vを超えないように、系統電圧上昇抑制を行なう方法が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
【0014】
しかし、上述した系統連系システムでの前記系統電圧上昇抑制の方法は、そのときの出力電力を故意に低下させ、系統への逆潮流量を減少させることで、系統電圧の上昇を抑制することを実現しているものであり、直流電源に何の問題もない場合であっても、出力電力を下げることがあるということであり、これは、使用者にとっては、トータル効率を低下させることにも繋がる。
【0015】
そこで本発明は、系統電圧の相の負荷バランスの崩れが生じても、片相だけの電圧上昇をしないように自動的にバランスを保ち、系統電圧上昇抑制が起こらないように、もしくは起こりにくくすることで、電力を余すことなく、逆潮流できる電力変換装置及びそれを用いた系統連系システムを提供することを目的とする。
【0016】
【特許文献1】
特開2000−312438号公報
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の電力変換装置は、単相3線式系統へ接続するための電力変換装置であって、前記単相3線式系統におけるU−O相間及びW−O相間のそれぞれに独立して逆潮流可能な電力変換部と、該電力変換部の電圧及び位相を同調させ前記単相3線式系統に逆潮流させるための制御部と、前記U−O相間及び前記W−O相間のそれぞれの系統電圧を監視するU相系統電圧監視部及びW相系統電圧監視部と、前記各系統電圧監視部から前記制御部へ電圧情報を伝達するための系統電圧情報伝達手段と、前記制御部により前記電力変換部を制御するための制御伝達手段とを備えるとともに、前記U−O相間及び前記W−O相間の電圧を監視し、一方の系統の電圧が設定値を超えた場合に、その系統が電圧上昇するのを抑制し、且つ他方の系統を逆潮流させるようにしたことを特徴とする。
【0018】
また、本発明の系統連系システムは、上記電力変換装置を直流電源と単相3線式系統との間に設けて、前記単相3線式系統へ前記直流電源からの電力を逆潮流させることを特徴とする。
【0019】
具体的には、例えば電力変換装置であるパワーコンディショナを備えた系統連系システムは、U−O相間、W−O相間へそれぞれに逆潮流可能な第1の電力変換部である単相2線式パワーコンディショナ(U相)と、第2の電力変換部である単相2線式パワーコンディショナ(W相)と、前記U−O相間、W−O相間それぞれの系統電圧を監視する系統電圧監視部(U相)、系統電圧監視部(W相)と、前記パワーコンディショナの位相を同調させ単相3線式系統に逆潮流させるための制御部と、前記系統電圧監視部から前記制御部へ電圧情報を伝達する系統電圧情報伝達手段である電線と、前記制御部から前記パワーコンディショナを制御するためのインバータ制御伝達手段である電線とを備え、U−O相間、W−O相間の電圧を監視し、系統電圧が107Vを超えないようにし、系統電圧上昇抑制が起こりにくくすることで、系統電圧の相の負荷バランスの崩れが生じても、片相だけの電圧上昇をしないように自動的にバランスを保ち、電力を余すことなく、逆潮流できる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る電力変換装置及びそれを用いた系統連系システムの実施形態について、模式的に図示した図面に基づき詳細に説明する。
【0021】
図1に示すように、系統連系システムSは、太陽電池、風力発電手段、または燃料電池などの直流電源1が、直流を交流に変換する電力変換装置であるパワーコンディショナ17を介して、単相3線の商用電力系統である単相3線式配電線11に接続されて成る。
【0022】
ここで、パワーコンディショナ17は、U−O相、W−O相のそれぞれに、逆潮流可能な単相2線式系統連系インバータ(U相)3と、単相2線式系統連系インバータ(W相)4とを有し、前記U−O相間、W−O相間それぞれの系統電圧を監視する系統電圧監視部(U相)5と系統電圧監視部(W相)6、系統連系インバータ(U相)3と系統連系インバータ(W相)4との位相を同調させ単相3線式系統に逆潮流させるための制御部2と、系統電圧監視部(U相)5や系統電圧監視部(W相)6から前記制御部2へ電圧情報を伝達する系統電圧情報伝達線7と、前記制御部2から前記系統連系インバータ(U相)3と前記系統連系インバータ(W相)4を制御するためのインバータ制御伝達線8で構成される。
【0023】
このように、パワーコンディショナ17は、単相3線式系統におけるU−O相間及びW−O相間のそれぞれに独立して逆潮流可能な電力変換部(系統連系インバータ(U相)3と系統連系インバータ(W相)4)と、この電圧及び位相を同調させ単相3線式系統に逆潮流させるための制御部2と、U−O相間及びW−O相間のそれぞれの系統電圧を監視するU相系統電圧監視部(系統電圧監視部(U相)5)及びW相系統電圧監視部(系統電圧監視部(W相)6)と、各系統電圧監視部から制御部2へ電圧情報を伝達するための系統電圧情報伝達手段(系統電圧情報伝達線7)と、制御部2により電力変換部を制御するための制御伝達手段(インバータ制御伝達線8)とを備え、U−O相間及びW−O相間の電圧を監視し、一方の系統の電圧が設定値を超えた場合に、その系統が電圧上昇するのを抑制し、且つ他方の系統を逆潮流させるようにしている。そして、このように構成された電力変換装置を、直流電源1と単相3線式系統との間に設けて、単相3線式系統へ直流電源1からの電力を逆潮流させる系統連系システムを構築している。
【0024】
以下、本発明の系統連系システムの動作について説明する。商用電力系統であるU相U12、O相O12、W相W12間の各電圧は、通常U−O相間電圧15が101V±6V、W−O相間電圧16も101V±6Vである。パワーコンディショナ17は太陽電池等の直流電源1から得た電力を前述の交流電圧に合わせるべく直交変換(DC/AC変換)を行ない、単相3線式配電線11に出力する。このとき、U相12−O相13間には系統連系インバータ3から電力が出力され、W相14−O相13間には系統連系インバータ4から電力が出力される。系統連系インバータ3と系統連系インバータ4の出力には、それぞれ系統電圧を監視する系統電圧監視部(U相)5と系統電圧監視部6が設けられており、系統の電圧や位相の情報を制御部2に送ることにより、前記制御部2が系統連系インバータ3のU−O相と系統連系インバータ4のW−O相の位相が調整され、単相3線式配電線11のU相12−W相14間で200Vが得られるようにしている。
【0025】
また、系統連系監視部5、6は系統電力系統の電圧上昇も監視しており、U−O相間電圧15やW−O相間電圧16が107Vを超えないか、逐次制御部2に情報を流し、U−O相間、W−O相間いずれかが107Vを超えそうであれば、対象となる相の系統連系インバータに対し系統電圧上昇抑制をかけるよう指示する。系統電圧上昇抑制を指示された系統連系インバータは、太陽電池等の直流電源1の出力を一部、もしくは全てカットし、単相3線式配電線11に対する電力供給を制限する。このとき、U−O相、W−O相いずれかの相が107Vを超えていない場合は、その相の系統連系インバータは逆潮流を継続する。
【0026】
次に、商用電力系統の電圧が上昇した場合について具体例を示して説明する。図2(a)に示すように、商用電力系統のU−O相間電圧、W−O相間電圧がともに105Vの状態でパワーコンディショナ17から逆潮流を行なっていたときに、その地域の消費電力もしくは家屋内の消費電力の急変が生じると、図2(b)に示すように、U−O相間電圧が107Vまで上昇する。このとき、W−O相間電圧が106V程度の上昇であったとすれば、U−O相に電力を出力している系統連系インバータ3に系統電圧上昇抑制をかけて逆潮流を制限するが、W−O相には逆潮流を継続させる。
【0027】
図2(c)に示すように、U−O相間電圧は系統電圧上昇抑制をすることによって107Vを超えず、一方のW−O相間電圧は系統電圧上昇抑制をかけるべき電圧になるまで逆潮流することができるので、商用電力系統の負荷であるU−O相間負荷9a、W−O相間負荷9bの負荷バランスに崩れが生じても、片相だけの電圧上昇をしないように自動的にバランスを保持することができ、系統電圧上昇抑制が起こらないように、もしくは起こりにくくすることで、電力を余すことなく逆潮流できる系統連系システムを提供することを可能とする。
【0028】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の電力変換装置は、単相3線式系統におけるU−O相間及びW−O相間のそれぞれに独立して逆潮流可能な電力変換部と、該電力変換部の電圧及び位相を同調させ前記単相3線式系統に逆潮流させるための制御部と、前記U−O相間及び前記W−O相間のそれぞれの系統電圧を監視するU相系統電圧監視部及びW相系統電圧監視部と、前記各系統電圧監視部から前記制御部へ電圧情報を伝達するための系統電圧情報伝達手段と、前記制御部により前記電力変換部を制御するための制御伝達手段とを備えるとともに、前記U−O相間及び前記W−O相間の電圧を監視し、一方の系統の電圧が設定値を超えた場合に、その系統が電圧上昇するのを抑制し、且つ他方の系統を逆潮流させるようにしたものであり、この電力変換装置を、直流電源と単相3線式系統との間に設けて、前記単相3線式系統へ前記直流電源からの電力を逆潮流させるた系統連系システムを構築させすることができる。これにより、系統の電圧が設定値を超えず、一方のW−O相間電圧は系統の電圧上昇抑制をかけるべき電圧になるまで逆潮流することができるので、商用電力系統の負荷であるU−O相間負荷、W−O相間負荷の間でバランスが崩れても、片相だけの電圧上昇とならないように自動的にバランスを保持させることができ、系統の電圧上昇抑制が起こらないように、もしくは起こりにくくすることができ、電力を余すことなく逆潮流可能な優れた電力変換装置及び系統連系システムが実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る系統連系システムの実施形態を模式的に説明する概略構成図である。
【図2】本発明に係る系統連系システムにおける、単相3線の商用電力系統の電圧変化の様子を説明する説明図である。
【図3】従来の系統連系システムの実施形態を模式的に説明する概略構成図である。
【図4】従来の単相3線の商用電力系統の電圧上昇の様子を説明する概略説明図である。
【図5】本発明に係る系統連系システムにおける、単相3線の商用電力系統の電圧変化の様子を説明する概略説明図である。
【符号の説明】
1:直流電源
2:制御部
3:系統連系インバータ(U相)
4:系統連系インバータ(W相)
5:系統電圧監視部(U相)
6:系統電圧監視部(W相)
7:系統電圧情報伝達線
8:インバータ制御伝達線
9、9a、9b:負荷
11:単相3線式配電線11
15:U−O相間電圧
16:W−O相間電圧
17:パワーコンディショナ
18:パワーコンディショナ
U12、U22:U相
O12、O22:O相
W12、W22:W相
J:系統連系システム
S:系統連系システム
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば太陽電池や風力発電、燃料電池などの直流電源と商用電力系統とを連系させるための電力変換装置、及びそれを用いた系統連系システムに関する。
【0002】
【従来技術とその課題】
従来、図3に示すように、系統連系システムJは太陽電池などの直流電源1が、直流を交流に変換する電力変換装置であるパワーコンディショナ18を介して、商用電力系統である単相3線式配電線11に接続されて成る。一般に、単相3線式配電線11はU相の電線U22、O相(中性線)の電線U22、W相の電線U22が接続されており、O相を基点としてU−O相間で100V、W−O相間で100Vを得ることができ、一般家庭などで使用される交流100Vの負荷9(9a、9b)に供給されている。また、U−W間では200Vの電圧を得ることができるので、交流200Vの負荷(例えばエアコンディショナなど)のように100V系よりも電流損失の少ない機器を用いることもできる。
【0003】
ところで、パワーコンディショナ18は、直流電源1で発電した直流電力を交流200Vに変換し、単相3線式配電線11を介して負荷9に電力供給したり、電力会社に売電したりしているが、このとき、電力を送出しているのは端子部U21と端子部W21の2相間の200Vのみであり、O相の端子部O21からは電力は出力されない。よって、パワーコンディショナ18から出力された200Vの交流電力は、一旦、単相3線式配電線11に200Vとして電力供給するしかないが、単相3線式配電線11に接続することにより、前記単相3線式配電線11のO相である電線O22を中性線として使用できるようになるため、負荷9a、9bに100Vの電力として供給することができる。通常、パワーコンディショナ18には、単相3線式配電線11からO相である端子部O21が接続されているが、これは電力送電用ではなく、後述する系統電圧上昇抑制を行なうために、単相3線式配電線であるU−O相間、及びW−O相間の電圧を検知する必要があり、そのために中性線を接続しているものである。
【0004】
一般に、家庭内負荷にはU−O相間の負荷9aと、W−O相間の負荷9bが存在しており、これら負荷の容量バランスでU−O相間電圧15と、W−O相間電圧16のバランスが決まる。すなわち、負荷9aの消費が大きく負荷9bの消費が小さければ、U−O相間電圧15の電圧が低下し、ほぼ変化しないW−O相間電圧16とのバランスが崩れる現象が生じる。この様子を示したのが図4である。図4に示すように、例えば負荷9aの消費増加によって、U−W間電圧15が95Vに低下しても、比較的消費の少ないW−O間電圧16は105V程度の電圧がある。このとき、パワーコンディショナ18は単相3線式配電線11のU相とW相(12点と14点)に200Vの電力を出力するので、U相−W相間電圧が200V(95V+105V=200V)となり、問題なく電力供給され、逆潮流も可能である。
【0005】
一般住宅等における系統電圧は、上記の他にも電圧上昇するといった変化があり、これは以下の2点のような起因による。
【0006】
▲1▼住宅周辺地域に工場等の大電力を使用する環境が存在する場合であって、工場が休日のときは、電力を使用しないことから、系統への負荷が少なくなり、平日の工場稼働日より数ボルト電圧が上昇することがある。例えば、通常100V前後の系統が103〜105Vになるといった状態であるが、これは規定で101±6Vの範囲と定められており、異常ではない。
【0007】
▲2▼家庭内の負荷の変化や、自家発電装置による逆潮流の場合であって、家電製品の使用状況によりその地域の消費電力が大きく増減すると、使用中は供給電圧が下がらないように電力会社が供給量を多くして対応するが、使用量が低下すると電圧が上昇してしまうので供給量を制限する。
【0008】
これらの他に、家庭内での使用電力は時間帯により各部屋で変化することによっても電圧上昇は生じる。これは、前述した負荷バランスで理解できる。単相3線式配電線11におけるU−O相間への負荷9aと、W−O相間への負荷9bが変化すると、負荷の大小により系統電圧も上下する。負荷が少なくなった場合を考えたとき、系統電圧は上昇する方向に変化することがわかる。
【0009】
ここで、例えば前記▲1▼の状況と▲2▼の状況が重なったとすると、最初、図5(a)に示すように、系統のU−O相間電圧とW−O相間電圧がともに105Vであったものが、急な負荷軽減によって、図5(b)に示すように、U−O相間電圧が上昇し、任意の電圧(一般には電圧抑制を行なうべき電圧である107V以下)より高くなる。
【0010】
また、一般住宅の屋根などに設置された太陽光発電装置のように住宅内の交流負荷への電力供給や商用電力系統への逆潮流を行なうものが多数ある場合、逆潮流によって地区の商用電力系統に電力が過剰供給されてしまい電圧が上昇するといったことも生じる。
【0011】
このような場合、電力会社が電力量を調節することにより回復していくが、送電線などの電路等に残された電力が消費されるまで、電圧は最適値に下降しないため回復に時間を要する。日本では、107Vを超えると商用電力系統の規格値を逸脱することになるため、系統連系システムは系統保護のため系統電圧上昇抑制を行なう必要があり、この手段として太陽光発電装置等の自家発電装置からの逆潮流を停止させるなどして系統電圧が107V以下になるように動作する。
【0012】
これにより、少なくとも図5(c)に示すように、U−O相間電圧は107Vを下回るようになる。しかしながら、太陽光発電装置などの自家発電装置からの電力の逆潮流を停止させなくてはならず、その間の発電電力が有効に活用できなくなるといった問題が生じる。
【0013】
また、任意時刻の引込柱電圧を推定できるようにして、負荷の変動によらずに常に逆潮流時の引込柱電圧が107Vを超えないように、系統電圧上昇抑制を行なう方法が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
【0014】
しかし、上述した系統連系システムでの前記系統電圧上昇抑制の方法は、そのときの出力電力を故意に低下させ、系統への逆潮流量を減少させることで、系統電圧の上昇を抑制することを実現しているものであり、直流電源に何の問題もない場合であっても、出力電力を下げることがあるということであり、これは、使用者にとっては、トータル効率を低下させることにも繋がる。
【0015】
そこで本発明は、系統電圧の相の負荷バランスの崩れが生じても、片相だけの電圧上昇をしないように自動的にバランスを保ち、系統電圧上昇抑制が起こらないように、もしくは起こりにくくすることで、電力を余すことなく、逆潮流できる電力変換装置及びそれを用いた系統連系システムを提供することを目的とする。
【0016】
【特許文献1】
特開2000−312438号公報
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の電力変換装置は、単相3線式系統へ接続するための電力変換装置であって、前記単相3線式系統におけるU−O相間及びW−O相間のそれぞれに独立して逆潮流可能な電力変換部と、該電力変換部の電圧及び位相を同調させ前記単相3線式系統に逆潮流させるための制御部と、前記U−O相間及び前記W−O相間のそれぞれの系統電圧を監視するU相系統電圧監視部及びW相系統電圧監視部と、前記各系統電圧監視部から前記制御部へ電圧情報を伝達するための系統電圧情報伝達手段と、前記制御部により前記電力変換部を制御するための制御伝達手段とを備えるとともに、前記U−O相間及び前記W−O相間の電圧を監視し、一方の系統の電圧が設定値を超えた場合に、その系統が電圧上昇するのを抑制し、且つ他方の系統を逆潮流させるようにしたことを特徴とする。
【0018】
また、本発明の系統連系システムは、上記電力変換装置を直流電源と単相3線式系統との間に設けて、前記単相3線式系統へ前記直流電源からの電力を逆潮流させることを特徴とする。
【0019】
具体的には、例えば電力変換装置であるパワーコンディショナを備えた系統連系システムは、U−O相間、W−O相間へそれぞれに逆潮流可能な第1の電力変換部である単相2線式パワーコンディショナ(U相)と、第2の電力変換部である単相2線式パワーコンディショナ(W相)と、前記U−O相間、W−O相間それぞれの系統電圧を監視する系統電圧監視部(U相)、系統電圧監視部(W相)と、前記パワーコンディショナの位相を同調させ単相3線式系統に逆潮流させるための制御部と、前記系統電圧監視部から前記制御部へ電圧情報を伝達する系統電圧情報伝達手段である電線と、前記制御部から前記パワーコンディショナを制御するためのインバータ制御伝達手段である電線とを備え、U−O相間、W−O相間の電圧を監視し、系統電圧が107Vを超えないようにし、系統電圧上昇抑制が起こりにくくすることで、系統電圧の相の負荷バランスの崩れが生じても、片相だけの電圧上昇をしないように自動的にバランスを保ち、電力を余すことなく、逆潮流できる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る電力変換装置及びそれを用いた系統連系システムの実施形態について、模式的に図示した図面に基づき詳細に説明する。
【0021】
図1に示すように、系統連系システムSは、太陽電池、風力発電手段、または燃料電池などの直流電源1が、直流を交流に変換する電力変換装置であるパワーコンディショナ17を介して、単相3線の商用電力系統である単相3線式配電線11に接続されて成る。
【0022】
ここで、パワーコンディショナ17は、U−O相、W−O相のそれぞれに、逆潮流可能な単相2線式系統連系インバータ(U相)3と、単相2線式系統連系インバータ(W相)4とを有し、前記U−O相間、W−O相間それぞれの系統電圧を監視する系統電圧監視部(U相)5と系統電圧監視部(W相)6、系統連系インバータ(U相)3と系統連系インバータ(W相)4との位相を同調させ単相3線式系統に逆潮流させるための制御部2と、系統電圧監視部(U相)5や系統電圧監視部(W相)6から前記制御部2へ電圧情報を伝達する系統電圧情報伝達線7と、前記制御部2から前記系統連系インバータ(U相)3と前記系統連系インバータ(W相)4を制御するためのインバータ制御伝達線8で構成される。
【0023】
このように、パワーコンディショナ17は、単相3線式系統におけるU−O相間及びW−O相間のそれぞれに独立して逆潮流可能な電力変換部(系統連系インバータ(U相)3と系統連系インバータ(W相)4)と、この電圧及び位相を同調させ単相3線式系統に逆潮流させるための制御部2と、U−O相間及びW−O相間のそれぞれの系統電圧を監視するU相系統電圧監視部(系統電圧監視部(U相)5)及びW相系統電圧監視部(系統電圧監視部(W相)6)と、各系統電圧監視部から制御部2へ電圧情報を伝達するための系統電圧情報伝達手段(系統電圧情報伝達線7)と、制御部2により電力変換部を制御するための制御伝達手段(インバータ制御伝達線8)とを備え、U−O相間及びW−O相間の電圧を監視し、一方の系統の電圧が設定値を超えた場合に、その系統が電圧上昇するのを抑制し、且つ他方の系統を逆潮流させるようにしている。そして、このように構成された電力変換装置を、直流電源1と単相3線式系統との間に設けて、単相3線式系統へ直流電源1からの電力を逆潮流させる系統連系システムを構築している。
【0024】
以下、本発明の系統連系システムの動作について説明する。商用電力系統であるU相U12、O相O12、W相W12間の各電圧は、通常U−O相間電圧15が101V±6V、W−O相間電圧16も101V±6Vである。パワーコンディショナ17は太陽電池等の直流電源1から得た電力を前述の交流電圧に合わせるべく直交変換(DC/AC変換)を行ない、単相3線式配電線11に出力する。このとき、U相12−O相13間には系統連系インバータ3から電力が出力され、W相14−O相13間には系統連系インバータ4から電力が出力される。系統連系インバータ3と系統連系インバータ4の出力には、それぞれ系統電圧を監視する系統電圧監視部(U相)5と系統電圧監視部6が設けられており、系統の電圧や位相の情報を制御部2に送ることにより、前記制御部2が系統連系インバータ3のU−O相と系統連系インバータ4のW−O相の位相が調整され、単相3線式配電線11のU相12−W相14間で200Vが得られるようにしている。
【0025】
また、系統連系監視部5、6は系統電力系統の電圧上昇も監視しており、U−O相間電圧15やW−O相間電圧16が107Vを超えないか、逐次制御部2に情報を流し、U−O相間、W−O相間いずれかが107Vを超えそうであれば、対象となる相の系統連系インバータに対し系統電圧上昇抑制をかけるよう指示する。系統電圧上昇抑制を指示された系統連系インバータは、太陽電池等の直流電源1の出力を一部、もしくは全てカットし、単相3線式配電線11に対する電力供給を制限する。このとき、U−O相、W−O相いずれかの相が107Vを超えていない場合は、その相の系統連系インバータは逆潮流を継続する。
【0026】
次に、商用電力系統の電圧が上昇した場合について具体例を示して説明する。図2(a)に示すように、商用電力系統のU−O相間電圧、W−O相間電圧がともに105Vの状態でパワーコンディショナ17から逆潮流を行なっていたときに、その地域の消費電力もしくは家屋内の消費電力の急変が生じると、図2(b)に示すように、U−O相間電圧が107Vまで上昇する。このとき、W−O相間電圧が106V程度の上昇であったとすれば、U−O相に電力を出力している系統連系インバータ3に系統電圧上昇抑制をかけて逆潮流を制限するが、W−O相には逆潮流を継続させる。
【0027】
図2(c)に示すように、U−O相間電圧は系統電圧上昇抑制をすることによって107Vを超えず、一方のW−O相間電圧は系統電圧上昇抑制をかけるべき電圧になるまで逆潮流することができるので、商用電力系統の負荷であるU−O相間負荷9a、W−O相間負荷9bの負荷バランスに崩れが生じても、片相だけの電圧上昇をしないように自動的にバランスを保持することができ、系統電圧上昇抑制が起こらないように、もしくは起こりにくくすることで、電力を余すことなく逆潮流できる系統連系システムを提供することを可能とする。
【0028】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の電力変換装置は、単相3線式系統におけるU−O相間及びW−O相間のそれぞれに独立して逆潮流可能な電力変換部と、該電力変換部の電圧及び位相を同調させ前記単相3線式系統に逆潮流させるための制御部と、前記U−O相間及び前記W−O相間のそれぞれの系統電圧を監視するU相系統電圧監視部及びW相系統電圧監視部と、前記各系統電圧監視部から前記制御部へ電圧情報を伝達するための系統電圧情報伝達手段と、前記制御部により前記電力変換部を制御するための制御伝達手段とを備えるとともに、前記U−O相間及び前記W−O相間の電圧を監視し、一方の系統の電圧が設定値を超えた場合に、その系統が電圧上昇するのを抑制し、且つ他方の系統を逆潮流させるようにしたものであり、この電力変換装置を、直流電源と単相3線式系統との間に設けて、前記単相3線式系統へ前記直流電源からの電力を逆潮流させるた系統連系システムを構築させすることができる。これにより、系統の電圧が設定値を超えず、一方のW−O相間電圧は系統の電圧上昇抑制をかけるべき電圧になるまで逆潮流することができるので、商用電力系統の負荷であるU−O相間負荷、W−O相間負荷の間でバランスが崩れても、片相だけの電圧上昇とならないように自動的にバランスを保持させることができ、系統の電圧上昇抑制が起こらないように、もしくは起こりにくくすることができ、電力を余すことなく逆潮流可能な優れた電力変換装置及び系統連系システムが実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る系統連系システムの実施形態を模式的に説明する概略構成図である。
【図2】本発明に係る系統連系システムにおける、単相3線の商用電力系統の電圧変化の様子を説明する説明図である。
【図3】従来の系統連系システムの実施形態を模式的に説明する概略構成図である。
【図4】従来の単相3線の商用電力系統の電圧上昇の様子を説明する概略説明図である。
【図5】本発明に係る系統連系システムにおける、単相3線の商用電力系統の電圧変化の様子を説明する概略説明図である。
【符号の説明】
1:直流電源
2:制御部
3:系統連系インバータ(U相)
4:系統連系インバータ(W相)
5:系統電圧監視部(U相)
6:系統電圧監視部(W相)
7:系統電圧情報伝達線
8:インバータ制御伝達線
9、9a、9b:負荷
11:単相3線式配電線11
15:U−O相間電圧
16:W−O相間電圧
17:パワーコンディショナ
18:パワーコンディショナ
U12、U22:U相
O12、O22:O相
W12、W22:W相
J:系統連系システム
S:系統連系システム
Claims (2)
- 単相3線式系統へ接続するための電力変換装置であって、前記単相3線式系統におけるU−O相間及びW−O相間のそれぞれに独立して逆潮流可能な電力変換部と、該電力変換部の電圧及び位相を同調させ前記単相3線式系統に逆潮流させるための制御部と、前記U−O相間及び前記W−O相間のそれぞれの系統電圧を監視するU相の系統電圧監視部及びW相の系統電圧監視部と、前記各系統電圧監視部から前記制御部へ電圧情報を伝達するための系統電圧情報伝達手段と、前記制御部により前記電力変換部を制御するための制御伝達手段とを備えるとともに、前記U−O相間及び前記W−O相間のいずれか一方の系統の電圧が設定値を超えた場合に、その系統が電圧上昇するのを抑制し、且つ他方の系統を逆潮流させるようにしたことを特徴とする電力変換装置。
- 請求項1に記載の電力変換装置を、直流電源と単相3線式系統との間に設けて、前記単相3線式系統へ前記直流電源からの電力を逆潮流させることを特徴とする系統連系システム。
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-
2003
- 2003-03-27 JP JP2003089263A patent/JP2004297960A/ja active Pending
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