JP2005033923A - 無停電電源装置の並列運転制御システム - Google Patents

無停電電源装置の並列運転制御システム Download PDF

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Abstract

【課題】信号線断線等によりUPSの並列運転が不能になる事態を回避してシステム全体の信頼性を向上させ、煩雑な配線工事によるコスト高を低減する。
【解決手段】複数のUPS11−1〜11−Nと、各UPS11−1〜11−Nを並列接続するための並列盤13と、各UPS11−1〜11−Nの並列運転を制御する複数の並列制御回路14〜14とを有する。各UPS11−1〜11−Nに搭載され、各UPS11−1〜11−Nの各々の出力線12〜12に接続される複数の電力線搬送通信装置15〜15を備える。各電力線搬送通信装置15〜15は、各UPS11−1〜11−Nの各々の出力線12〜12を介して各並列制御回路14〜14間の並列運転情報を授受し、各並列制御回路14は、並列運転情報に基づいて複数のUPS11−1〜11−Nの並列運転を制御する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無停電電源装置の並列運転制御システムに関し、特に、複数の無停電電源装置に搭載される各制御回路間で電流情報などの並列運転情報をやり取りして各無停電電源装置の並列運転をその各出力のバランスをとりながら制御する並列運転制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】
無停電電源装置(UPS:Uninterruptible Power Supply)は、通常、蓄電池とインバータ装置を備え、交流電源が遮断された場合等の異常発生時に、蓄電池の直流電力をインバータ装置によって交流電力に変換し負荷に供給する装置であるが、システムの信頼性を確保するために予備装置を少なくとも1台以上多く設けた冗長システムや、負荷容量の増大への対応のための並列運転システムとして、しばしば設置される。
【0003】
この場合、各々のUPSを並列運転制御するために並列運転制御回路が必要となり、この並列運転制御回路は各々のUPSに内蔵されたり、または並列盤等に内蔵され、一括してUPSを制御するための並列運転制御回路が用意される。
【0004】
従来の並列運転制御方式の場合、例えば図4に示す並列運転制御システムが採用される。このシステムは、交流電源8に配線用遮断器50を介し並列接続される複数のUPS1−1〜1−Nと、これら各UPS1−1〜1−Nの出力線を配線用遮断器53を介し集線する並列盤13と、この並列盤13に接続される負荷16とを備える。
【0005】
各UPS1−1〜1−Nには、交流電源8からの交流を継電器51を介し受け取り、その交流を直流に変換するコンバータ9と、そのコンバータ9の出力側に接続され、直流を交流に変換し常に安定した周波数および電圧を継電器52を介し並列盤13経由で負荷16に供給するインバータ10とを搭載される。インバータ10の入力側には、図示しない蓄電池が接続され、交流電源8の異常発生時に、交流電源8によるインバータ給電から蓄電池によるインバータ給電への連続的な切り換えが可能となっている。
【0006】
このシステムにおいて、UPSを運転する場合には、各々のインバータ10の出力電圧、出力電流をバランスさせる必要があり、そのためには各々のUPS1−1〜1−N間で各種制御信号の授受が必要となる。この並列制御は、各々のUPS1−1〜1−Nに内蔵される並列制御回路2により行なわれ、各並列制御回路2間での並列制御情報のやり取りのため、各並列制御回路2は専用の信号線3により接続される。
【0007】
また、図5に示すシステムのように上記と同じコンバータ9及びインバータ10を搭載した各UPS1−1〜1−Nを並列盤4に内蔵する並列制御回路5にて一括制御する場合は、並列制御回路5の並列制御情報を各々のUPS1−1〜1−Nに内蔵され、UPSを制御する並列制御回路6に送ることにより行なわれる。このため、並列制御回路5と各UPS1−1〜1−Nに内蔵される並列制御回路6は、並列制御情報のやり取りのために専用の信号線7により接続される。
【0008】
【特許文献1】
特開平6−245487号公報
【0009】
【特許文献2】
特開平10−201105号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来例のUPSの並列運転制御システムは、そのシステムの信頼性の向上がねらいであるが、並列運転のための制御情報を専用の信号線で接続した場合、システムの信頼性はこの信号線の信頼性に左右されてしまうといった問題があった。すなわち、図4に示す信号線3、または図5に示す信号線7に断線等の事故が発生した場合、UPSの並列運転が不能になる欠点があった。また、配線工事が煩雑となり、装置がコスト高ともなっていた。
【0011】
これに対し、UPS以外で、複数の互いに並列接続した電源部を用いたシステムとして、負荷に対し並列接続したスイッチング電源部の負荷分担を制御線を布設することなくスイッチング電源部の入力線に信号を重畳させることで行なわせる電源バランス方式(例えば、特許文献1参照)や、太陽電池構成の複数の分散電源の静止型の電力変換装置を共通の1台の制御装置で運転する際に制御装置と各分散電源装置との間のそれぞれに専用の信号線を布設することなく、運転制御情報を伝送する太陽光発電装置(例えば、特許文献2参照)が知られている。
【0012】
しかしながら、UPSでは、図4及び図5に示すように、入出力側に継電器51、52を備え、商用交流電源によるバイパス給電と、商用交流電源に異常が発生した場合の蓄電池によるインバータ給電とを切り換えるのが一般的であり、このようなUPS固有の装置、システム構成上の制約があるため、例えば専用信号線を布設しない構成として、上記特許文献1、2のようなUPS以外の装置の並列運転制御方式をそのまま適用するのは困難である。
【0013】
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的は、信号線断線等の事故によりUPSの並列運転が不能になる事態を回避してシステム全体の信頼性を向上させ、煩雑な配線工事によるコスト高を低減することができる無停電電源装置の並列運転制御システムを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、無停電電源装置が運転し給電している限り信頼性が期待できる無停電電源装置の出力線に、電力線搬送通信を用いて並列運転の制御情報を重畳させる構成を採用し、これにより、コストダウンやシステム全体の信頼性を向上させるものである。
【0015】
すなわち、請求項1記載の発明にかかる無停電電源装置の並列運転制御システムは、複数の無停電電源装置と、前記複数の無停電電源装置の各々の出力線に接続され、該各無停電電源装置を並列接続する並列盤と、前記複数の無停電電源装置に搭載され、該各無停電電源装置の並列運転を制御する複数の制御回路とを有するシステムにおいて、前記複数の無停電電源装置に搭載され、該各無停電電源装置の出力線に接続される複数の電力線搬送通信装置を備え、前記複数の電力線搬送通信装置は、前記各無停電電源装置の出力線を介して前記各制御回路間での並列運転情報を授受し、前記複数の制御回路は、前記並列運転情報に基づいて前記複数の無停電電源装置の並列運転を制御することを特徴とする。
【0016】
また、請求項2記載の発明にかかる無停電電源装置の並列運転制御システムは、複数の無停電電源装置と、前記複数の無停電電源装置に搭載され、該各無停電電源装置の並列運転を制御する複数の第一制御回路と、前記複数の無停電電源装置の各々の出力線に接続され、該各無停電電源装置を並列接続する並列盤と、前記並列盤に搭載され、前記複数の無停電電源装置の並列運転を一括制御する第二制御回路とを有するシステムにおいて、前記複数の無停電電源装置に搭載され、該各無停電電源装置の出力線に接続される複数の第一電力線搬送通信装置と、前記並列盤に搭載され、該並列盤の入力線に接続される第二電力線搬送通信装置とを備え、前記第一及び第二電力線搬送通信装置は、前記第一及び第二制御回路間での並列運転情報を授受し、前記第一及び第二制御回路は、前記並列運転情報に基づいて前記複数の無停電電源装置の並列運転を制御することを特徴とする。
【0017】
さらに、請求項3記載の発明では、請求項1又は2記載の無停電電源装置の並列運転制御システムにおいて、前記複数の無停電電源装置は、交流電源に接続されるコンバータと、該コンバータに接続されるインバータとを有し、前記複数の無停電電源装置に搭載される複数の制御回路は、前記並列運転情報に基づいて前記インバータの少なくとも出力電流値が、並列運転をしている前記各無停電電源装置の台数で負荷電流値を割った電流値と一致するように該インバータの出力周波数及び出力電圧を制御することを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施の形態を図面を参照して説明する。
【0019】
(第一実施形態)
図1は、本発明の第一実施形態に係る無停電電源装置の並列運転制御システムの構成を示す図である。
【0020】
図1に示す無停電電源装置の並列運転制御システムは、交流電源8と、交流電源8に並列接続される複数(N)台の無停電電源装置(以下、UPS)11−1〜11−Nと、各UPS11−1〜11−Nの出力線12〜12にその集線装置として接続される並列盤13と、並列盤13に接続される負荷16とから構成される。交流電源8と各UPS11−1〜11−N間には、配線保護及び保守点検のために配線用遮断器50が設置される。各UPS11−1〜11−Nと並列盤13間にも、同様に配線用遮断器53が設置される。
【0021】
各UPS11−1〜11−Nには、交流電源8に接続され、交流を直流に変換するコンバータ9と、直流を交流に変換し常に周波数と電圧を供給するインバータ10を備える。コンバータ9及びインバータ10は、例えばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)素子等のスイッチング素子を用いて構成され、高周波のPWM(Pulse width Modulation)制御が可能となっている。コンバータ9の入力側とインバータ10の出力側には、無停電電源装置が故障した時に系統からの分離のため、継電器51、52がそれぞれ設置されている。また、インバータ10の入力側には、図示しない蓄電池が接続され、交流電源8の停電や遮断等の異常発生に際し、電力供給を交流電源8から蓄電池に切り換え、蓄電池の直流電力をインバータ10によって交流電力に変換し出力することで負荷16への電力供給の連続性を確保している。
【0022】
上記構成により、各UPS11−1〜11−Nは、交流電源8から交流電力を受電し、コンバータ9により交流電力を整流しインバータ10に供給し、インバータ10によりコンバータ9から供給された直流電力を逆変換して常に安定した周波数、電力を出力線12を介して並列盤13に供給する。各UPS11−1〜11−Nの出力電力は、並列盤13に並列出力され、一括して負荷16に供給される。
【0023】
また、各UPS11−1〜11−Nには、その出力線12にキャパシタ(図示しない)を介し高周波接続される電力線搬送通信装置15と、この電力線搬送通信装置15とインバータ10との間に接続され、電力線搬送通信装置15を介してやり取りされる並列運転情報に基づいて、インバータ10を制御する並列制御回路14とが内蔵される。
【0024】
電力線搬送通信装置15は、インバータ10の出力電流、出力電圧の大きさ及びその電圧位相などの並列運転に必要な情報(本実施形態では例えば電流情報)を内蔵する検出器(図示しない)によって検出し、その検出信号を自UPS内の並列制御回路14に供給すると共に、出力線12を介し他のUPS内に通信可能となっている。
【0025】
並列制御回路14は、例えば電力線搬送通信装置15からの並列運転情報に基づいて、インバータ10を構成するIGBT素子等のスイッチング素子の制御電極(ゲート電極又はベース電極)に供給すべきPWM制御信号を生成するPWM回路等の内部構成を有し、例えばUPS11−1に内蔵されるものの場合、インバータ10の出力電圧、出力周波数、位相等の並列運転に必要な情報を電力線搬送通信装置15によりUPS11−1の出力線12を介して他のUPS11−2〜11−Nへ送信する。
【0026】
このUPS11−1からの並列運転のための情報は、電力線搬送通信装置15を介し他のUPS11−2〜11−Nへ送られる。この情報に基づいて、並列制御回路14は、並列運転を行なっているUPS11−1〜11−Nの出力(例えば、出力電流)がバランスするように、それぞれに内蔵されるインバータ10の出力周波数および出力電圧を調整する。これらの動作は、他のUPS11−2〜11−Nについても同様に行なわれ、その結果、UPS11−1〜11−Nの出力はバランスしながら並列盤13を介し負荷16に供給される。
【0027】
ここで、図2を参照して、本実施形態の動作について説明する。
【0028】
図2は、4台のUPS11−1〜11−4の並列運転の動作を説明するものである。ここでは、説明の都合上、UPSの台数を4台としているが、他の台数の場合もこれと同様である。また、各UPS11−1〜11−4に搭載される並列制御回路14は、他のUPSからの出力電流に基づいて自UPSのインバータ10の出力電流をそれぞれ制御するものとする。図2において、(a)は、4台のUPS11−1〜11−4の並列運転により負荷16に供給される出力電流(共通電流)の時系列変化(縦軸:負荷電流(%)、横軸:時間)、(b)〜(e)は各UPS11−1〜11−4に搭載されるインバータ10の出力電流の時系列変化(縦軸:出力電流(%)、横軸:時間)をそれぞれ示す。
【0029】
まず、4台のUPS11−1〜11−4の並列運転により負荷16に供給される負荷電流(共通電流)を100%とすると、図2に示すように、各UPS11−1〜11−4に搭載される並列制御回路14は、並列運転に必要な情報を電力線搬送通信装置15により出力線12を介して授受し、これにより負荷電流を並列運転中のUPS台数分、すなわち4台分で割った25%の出力電流値となるようにインバータ10の出力周波数及び出力電圧を調整する。
【0030】
この状態から時刻t1の時点で、4台のうち1台のUPS11−1が故障等によりその負荷16への出力が停止したとする。すると、他の3台のUPS11−2〜11−4に搭載される並列制御回路14は、並列運転に必要な情報を電力線搬送通信装置15により出力線12を介して授受し、これにより負荷16への出力電流を並列運転中のUPS台数分、すなわち3台分で割った約33%の出力電流値となるようにインバータ10の出力周波数及び出力電圧を調整する。これにより、インバータ10の出力電流が25%から約33%に上昇する。
【0031】
従って、本実施形態によれば、各UPS間を接続する専用の信号線が不要となってコストダウンおよび配線工事を省略することができ、信号線が不要になったことで、従来システムと比べ、UPSの並列運転制御システムの信頼性を大幅に向上させることができる。
【0032】
(第二実施形態)
図3は、本発明の第二実施形態に係る無停電電源装置の並列運転制御システムの構成を示す図である。本実施形態では、無停電電源装置の並列運転制御システムの全体構成は、図1に示す構成と同様で、さらに並列盤内に電力線搬送通信装置及び並列制御回路を搭載している。なお、前述と同一の構成要素(UPS11−1〜11−N、コンバータ9、インバータ10、並列制御回路14、電力線搬送通信装置15、負荷16、配線用遮断器50、53、継電器51、52)には、同一の符号を付し、その説明を省略することとする。
【0033】
図3に示す無停電電源装置の並列運転制御システムにおいて、並列盤18には、並列運転を一括制御するための並列制御回路17及びこれに接続される電力線搬送通信装置19が内蔵される。並列制御回路17は、電力線搬送通信装置19を介し、各UPS11−1〜11−Nの出力線20〜20が集線される集線ポイント20aに接続される。
【0034】
並列制御回路17は、各UPS11−1〜11−Nの出力を監視し、各UPS11−1〜11−Nの出力(例えば、出力電流)がバランスするよう各々の出力線20〜20を介し各UPS11−1〜11−Nへ並列運転に必要な情報を送信する。並列制御回路17からの並列運転のための情報は、各出力線20〜20経由で各UPS11−1〜11−Nに内蔵される電力線搬送通信装置15を介し並列制御回路14に送られ、並列制御回路14は、前述と同様に各UPS11−1〜11−Nの出力がバランスするようにインバータ10の出力周波数および出力電圧を調整する。これにより、UPS11−1〜11−Nの出力はバランスしながら並列盤18を介し負荷16に供給される。
【0035】
従って、本実施形態によれば、並列盤に内蔵する並列制御回路を用いて一括制御する構成でも上記第一実施形態と同様の効果を得ることができ、従って設計選択肢の幅をより広げることができる等の利点がある。
【0036】
なお、上記実施形態では、並列制御回路はインバータの出力電流を各UPS間でバランスするようにインバータの出力周波数及び出力電圧を調整する場合を説明しているが、本発明はこれに限らず、出力電圧の大きさ及び位相が各UPS間で互いに一致するように(各UPS間の出力電圧の大きさが等しく、またその電圧位相差が零となるように)インバータの出力周波数および出力電圧を調整するようにしてもよい。要は、インバータの出力電流、または出力電圧及び電圧位相のいずれかが各UPS間でバランスするように制御する構成であればよい。なお、並列制御回路におけるインバータ制御方式については、PWM制御等の当業者によく知られている既知方式をそのまま適用することができるので、本明細書ではその詳細を省略する。
【0037】
また、上記実施形態では、UPSの並列運転制御方式に適用した場合を説明しているが、本発明にこれに限らず、複数のUPSの連携運転や運転状況の一括制御などの制御方式にも用いることができ、この場合には、信号線を増やすことなく機能を実現できるといった利点がある。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の本発明によれば、各UPS間の信号線が不要となってコストダウンおよび配線工事を省略することができ、信号線が不要になったことでUPSの並列運転制御システムの信頼性を大幅に向上させることができる。
【0039】
また、請求項2記載の本発明によれば、並列盤に搭載した制御回路にて一括制御する構成においても、上記と同様の効果を得ることができ、設計選択肢の幅を広げることができ、また従来構成をそのまま適用できることから、より一層のコストダウンを図ることも可能となる。
【0040】
さらに、請求項3記載の本発明によれば、コンバータ及びインバータを搭載し、制御回路がインバータの少なくとも出力電流を各UPS間でバランスするように制御する構成においても、上記と同様の効果を得ることができ、設計選択肢の幅をより一層広げることができ、また従来構成をそのまま適用できることから、より一層のコストダウンを図ることも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態にかかる無停電電源装置の並列運転制御システムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】(a)〜(e)は、第一実施形態の動作例を説明するグラフである。
【図3】本発明の第二実施形態にかかる無停電電源装置の並列運転制御システムの全体構成を示すブロック図である。
【図4】従来の無停電電源装置の並列運転制御システムの全体構成を示すブロック図である。
【図5】他の従来の無停電電源装置の並列運転制御システムの全体構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
9 コンバータ
10 インバータ
11−1〜11−N UPS(無停電電源装置)
12 出力線
13 並列盤
14 並列制御回路
15 電力線搬送通信装置
16 負荷
17 並列制御回路
18 並列盤
19 電力線搬送通信装置
20 出力線
20a 集線ポイント
50、53 配線用遮断器
51、52 継電器

Claims (3)

  1. 複数の無停電電源装置と、前記複数の無停電電源装置の各々の出力線に接続され、該各無停電電源装置を並列接続する並列盤と、前記複数の無停電電源装置に搭載され、該各無停電電源装置の並列運転を制御する複数の制御回路とを有するシステムにおいて、
    前記複数の無停電電源装置に搭載され、該各無停電電源装置の出力線に接続される複数の電力線搬送通信装置を備え、
    前記複数の電力線搬送通信装置は、前記各無停電電源装置の出力線を介して前記各制御回路間での並列運転情報を授受し、
    前記複数の制御回路は、前記並列運転情報に基づいて前記複数の無停電電源装置の並列運転を制御することを特徴とする無停電電源装置の並列運転制御システム。
  2. 複数の無停電電源装置と、前記複数の無停電電源装置に搭載され、該各無停電電源装置の並列運転を制御する複数の第一制御回路と、前記複数の無停電電源装置の各々の出力線に接続され、該各無停電電源装置を並列接続する並列盤と、前記並列盤に搭載され、前記複数の無停電電源装置の並列運転を一括制御する第二制御回路とを有するシステムにおいて、
    前記複数の無停電電源装置に搭載され、該各無停電電源装置の出力線に接続される複数の第一電力線搬送通信装置と、
    前記並列盤に搭載され、該並列盤の入力線に接続される第二電力線搬送通信装置とを備え、
    前記第一及び第二電力線搬送通信装置は、前記第一及び第二制御回路間での並列運転情報を授受し、
    前記第一及び第二制御回路は、前記並列運転情報に基づいて前記複数の無停電電源装置の並列運転を制御することを特徴とする無停電電源装置の並列運転制御システム。
  3. 前記複数の無停電電源装置は、交流電源に接続されるコンバータと、該コンバータに接続されるインバータとを有し、前記複数の無停電電源装置に搭載される複数の制御回路は、前記並列運転情報に基づいて前記インバータの少なくとも出力電流値が、並列運転をしている前記各無停電電源装置の台数で負荷電流値を割った電流値と一致するように該インバータの出力周波数及び出力電圧を制御することを特徴とする請求項1又は2記載の無停電電源装置の並列運転制御システム。
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