JP3023631B2 - 無停電電源装置 - Google Patents

無停電電源装置

Info

Publication number
JP3023631B2
JP3023631B2 JP4329380A JP32938092A JP3023631B2 JP 3023631 B2 JP3023631 B2 JP 3023631B2 JP 4329380 A JP4329380 A JP 4329380A JP 32938092 A JP32938092 A JP 32938092A JP 3023631 B2 JP3023631 B2 JP 3023631B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
forward converter
current
stop signal
inverter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4329380A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06178463A (ja
Inventor
昌司 豊田
秀文 白濱
美弘 谷口
恵三 嶋田
知章 美濃
悟 犬飼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP4329380A priority Critical patent/JP3023631B2/ja
Publication of JPH06178463A publication Critical patent/JPH06178463A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3023631B2 publication Critical patent/JP3023631B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stand-By Power Supply Arrangements (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は無停電電源装置に係り、
特に、複数の順変換器の出力電力を各順変換器共通の蓄
電池に供給し、各順変換器の出力電力と蓄電池の電力を
複数の逆変換器によって交流電力に変換して共通の負荷
に供給するに好適な無停電電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数台の無停電電源装置を運転す
るに際しては、特開平1−295631号公報に記載さ
れているように、各整流器(順変換器)の出力側を共通
の蓄電池に接続すると共にインバータに接続し、各イン
バータの出力を共通の負荷に接続し、各整流器から蓄電
池に供給される充電電流を所定のレベル以下に抑制し、
整流器間に電流のアンバランスが生じるのを抑制する方
法が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術にお
いては、整流器群のうちいずれかの蓄電池が停止したと
きに蓄電池が過放電状態になることについて配慮されて
おらず、整流器の停止時に蓄電池を過放電から保護する
ことができない。すなわち、複数台の無停電電源装置を
並列接続し、各整流器から蓄電池へ供給される充電電流
を一定レベルに抑制する制御を行なった場合、各整流器
が健全な状態にあるときには蓄電池及びインバータには
整流器から一定レベル以下の電流が供給される。この場
合、負荷容量は、1台の無停電電源装置が停止しても負
荷に電力が供給できるように、無停電電源装置の台数−
1台分の容量以下に設定されている。しかし、複数台の
無停電電源装置のうち1台の整流器が故障して停止する
と、この整流器からインバータに電流を供給することが
できなくなる。一方、停止した整流器に接続されたイン
バータは正常状態にあるため、このインバータには蓄電
池から直流電力が供給されることになる。この蓄電池に
は健全な整流器から充電電流が供給されているが、この
充電電流は常時設定レベル以下に抑制されており、しか
もインバータの出力電流よりも小さい値に設定されてい
るため、健全な整流器で蓄電池を充電しただけでは、充
電蓄電池が過放電状態となる。蓄電池が過放電状態にな
った状態でインバータの運転が継続されると、過放電に
よって蓄電池が劣下すると共に、蓄電池の電圧低下に伴
なってインバータの出力電圧も低下し、負荷に充分な電
力を供給することができなくなる。
【0004】本発明の目的は、複数の順変換器のうちい
ずれかの順変換器が停止しても蓄電池が過放電状態にな
るのを防止することができる無停電電源装置を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、第1の装置として、交流電源からの交流
電力を直流電力に変換する複数の順変換器と、各順変換
器の出力電力を交流電力に変換して各順変換器共通の負
荷に供給する複数の逆変換器と、各順変換器の出力側と
各逆変換器の入力側に接続された蓄電池と、各順変換器
の動作が停止したときに停止信号を出力する複数の停止
信号出力手段と、いずれか一つの停止信号出力手段から
停止信号を受けたときにレベルが相異なる複数の設定値
の中からレベルの高い設定値を選択しそれ以外のときに
はレベルの低い設定値を選択する複数の設定値選択手段
と、各順変換器から蓄電池に供給される充電電流を検出
する複数の充電電流検出手段と、各充電電流検出手段の
検出電流と各設定値選択手段により選択された設定値と
をそれぞれ比較して充電電流を設定値以下に制限するた
めの制御信号を生成する複数の制御信号生成手段と、各
制御信号生成手段の生成による制御信号に従って各順変
換器の電力変換動作を制御する複数の制御手段とを備え
ている無停電電源装置を構成したものである。
【0006】第2の装置として、交流電源からの交流電
力を直流電力に変換する複数の順変換器と、各順変換器
の出力電力を交流電力に変換して各順変換器共通の負荷
に供給する複数の逆変換器と、各順変換器の出力側と各
逆変換器の入力側に接続された蓄電池と、各順変換器の
入力電流を検出する複数の入力電流検出手段と、各順変
換器から蓄電池に供給される充電電流を検出する複数の
充電電流検出手段と、各順変換器の動作が停止したとき
に停止信号を出力する複数の停止信号出力手段と、いず
れか一つの停止信号出力手段から停止信号を受けたとき
にレベルが相異なる複数の設定値の中からレベルの高い
設定値を選択しそれ以外のときにはレベルの低い設定値
を選択する複数の設定値選択手段と、いずれか一つの停
止信号出力手段から停止信号を受けたときに各入力電流
検出手段の検出電流を選択しそれ以外のときには各充電
電流検出手段の検出電流を選択する複数の検出電流選択
手段と、各検出電流選択手段の選択による検出電流と各
設定値選択手段により選択された設定値とをそれぞれ比
較して検出電流を設定値以下に制限するための制御信号
を生成する複数の制御信号生成手段と、各制御信号生成
手段の生成による制御信号に従って各順変換器の電力変
換動作を制御する複数の制御手段とを備えている無停電
電源装置を構成したものである。
【0007】第3の装置として、交流電源からの交流電
力を直流電力に変換する複数の順変換器と、各順変換器
の出力電力を交流電力に変換して各順変換器共通の負荷
に供給する複数の逆変換器と、各順変換器の出力側と各
逆変換器の入力側に接続された蓄電池と、各順変換器の
出力電流を検出する複数の出力電流検出手段と、各順変
換器から蓄電池に供給される充電電流を検出する複数の
充電電流検出手段と、各順変換器の動作が停止したとき
に停止信号を出力する複数の停止信号出力手段と、いず
れか一つの停止信号出力手段から停止信号を受けたとき
にレベルが相異なる複数の設定値の中からレベルの高い
設定値を選択しそれ以外のときにはレベルの低い設定値
を選択する複数の設定値選択手段と、いずれか一つの停
止信号出力手段から停止信号を受けたときに各出力電流
検出手段の検出電流を選択しそれ以外のときには各充電
電流検出手段の検出電流を選択する複数の検出電流選択
手段と、各検出電流選択手段の選択による検出電流と各
設定値選択手段により選択された設定値とをそれぞれ比
較して検出電流を設定値以下に制限するための制御信号
を生成する複数の制御信号生成手段と、各制御信号生成
手段の生成による制御信号に従って各順変換器の電力変
換動作を制御する複数の制御手段とを備えている無停電
電源装置を構成したものである。
【0008】第の装置として、交流電源からの交流電
力を直流電力に変換する複数の順変換器と、各順変換器
の出力電力を交流電力に変換して各順変換器共通の負荷
に供給する複数の逆変換器と商用電源の周波数と各逆
変換器の出力電力の周波数が同期したときに同期信号を
出力する複数の同期信号出力手段と、各順変換器の出力
側と各逆変換器の入力側に接続された蓄電池と、各順変
換器の動作が停止したときに停止信号を出力する複数の
停止信号出力手段と、各停止信号出力手段から停止信号
を受けたことを条件に各同期信号出力手段からの同期信
号に応答して、停止状態の順変換器に接続された逆変換
器の電力変換動作を停止させる複数の逆変換器停止手段
と、前記いずれかの順変換器が停止して、負荷への交流
電力の供給を商用電源からの交流電力の供給に切り替え
るときに、停止した順変換器に対応した逆変換器の出力
電力の周波数と前記商用電源の周波数とが同期したこと
を示す同期信号の発生を条件に前記商用電源からの交流
電力の供給に切り替え、それ以外のときには各逆変換器
からの交流電力を選択して負荷に供給する交流電力選択
手段と、各順変換器から蓄電池に供給される充電電流を
検出する複数の充電電流検出手段と、各充電電流検出手
段の検出電流と設定値とをそれぞれ比較して充電電流を
設定値以下に制限するための制御信号を生成する複数の
制御信号生成手段と、各制御信号生成手段の生成による
制御信号に従って各順変換器の電力変換動作を制御する
複数の制御手段とを備えている無停電電源装置を構成し
たものである。
【0009】第1,第2または第3の装置を含む第
装置として、複数の設定値のうちレベルの高い設定値は
各逆変換器の出力容量以上の値に設定され、レベルの低
い設定値は蓄電池の充電電流に相当する値に設定されて
いる無停電電源装置を構成したものである。
【0010】
【作用】前記した手段によれば、各順変換器が正常状態
にあるときには、複数の設定値の中からレベルの低い設
定値が選択され、各順変換器に対して充電電流をレベル
の低い設定値以下に制限するための制御が行なわれる。
【0011】一方、複数の順変換器のうちいずれかの順
変換器が故障等によって停止すると、正常な順変換器の
設定値としてレベルの高い設定値が選択される。これに
より正常な順変換器に対して蓄電池に対する充電電流を
レベルの高い設定値以下に制限するための制御が行なわ
れる。このため正常な順変換器から蓄電池に充電電流が
供給されると共に、停止状態にある順変換器に接続され
た逆変換器に充電電流を上回る電流が供給される。これ
により各逆変換器は正常な状態で電力変換動作を行なう
ことができ、蓄電池が過放電状態になるのを防止するこ
とができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1において、無停電電源装置は2台の無停電
電源装置4A,4Bを備えており、各無停電電源装置4
A,4Bが並列接続されて交流電源1、蓄電池2、負荷
3にそれぞれ接続されている。各無電電源装置4A,4
Bは整流器5A,5B、インバータ6A,6B、電流検
出器7A,7B、整流器制御回路8A,8B、スイッチ
9A,9Bを備えて構成されており、整流器5A,5B
の入力側が交流電源1に接続され、出力側が電流検出器
7A,7Bを介して蓄電池2に接続され、スイッチ9
A,9Bが負荷3にそれぞれ接続されている。また整流
器制御回路8A,8Bが整流器停止伝達回路10に接続
されている。なお、整流器制御回路8A,8Bは同一機
能を有するため、以下整流器制御回路8Aの構成につい
てのみ説明する。
【0013】整流器制御回路8Aはパルス制御回路81
A、定電圧制御回路82A、定電流制御回路83A、切
り換えスイッチ84Aを備えて構成されており、パルス
制御回路81Aが整流器5Aと整流器停止伝達回路10
に接続され、定電流制御回路83Aが電流検出器7Aと
切り換えスイッチ84Aを介して整流器停止伝達回路1
0に接続されている。定電流制御回路83Aには、整流
器5Aから蓄電池2に供給される充電電流Icを検出す
る電流検出器(充電電流検出手段)7Aの検出電流が入
力されている。そして定電流制御回路83Aは電流検出
器7Aの検出電流と設定値とを比較して検出電流を設定
値以下に制限するための定電流制御信号を定電圧制御回
路82Aへ出力するようになっている。定電圧制御回路
82Aは定電流制御信号に従って整流器5Aの出力電圧
Edを一定電圧に制御するための定電圧制御信号を生成
し、この定電圧制御信号をパルス制御回路81Aに出力
するようになっている。すなわち定電流制御回路83
A、定電圧制御回路82Aは制御信号生成手段として構
成されている。
【0014】ここで、定電流制御回路83Aには、切り
換えスイッチ84Aを介して2種類の設定値Vref
1,Vref2が取り込まれるようになっている。設定
値Vref1は、図2に示すように、充電電流Ic1
(例えば、電源装置の容量の1/10以下の電流)に対
応して設定されている。一方、設定値Vref2は、充
電電流Ic2(電源装置の容量の1/2以上の電流)に
対応して設定されている。そして切り換えスイッチ84
Aは整流器5Aが健全な状態にあるときにレベルの低い
設定値として設定値Vref1を選択し、整流器5Aが
停止して整流器停止伝達回路10から停止信号が入力さ
れたときには、レベルの高い設定値として、設定値Vr
ef2を選択するようになっている。すなわち切り換え
スイッチ84Aは設定値選択手段として構成されてい
る。
【0015】パルス制御回路81Aは定電圧制御回路8
2Aからの定電圧制御信号に従ってPWMパルス信号を
生成し、このPWMパルス信号に従って整流器5Aの出
力電圧を制御すると共に、整流器5Aの故障等によって
整流器5Aの動作が停止したことを検出したときに、停
止信号を整流器停止伝達回路10へ出力するようになっ
ている。すなわちパルス制御回路81Aは整流器5Aの
電力変換動作を制御する制御手段を構成すると共に停止
信号を出力する停止信号出力手段として構成されてい
る。整流器停止伝達回路10はOR回路を構成し、パル
ス制御回路81Aからの停止信号に応答して切り換えス
イッチ84Aに切り換えを指令するようになっている。
【0016】上記構成において、各無停電電源装置4
A,4Bが健全な状態で運転されているときには、蓄電
池2の充電電流を設定値Vref1以下に制限するため
の制御が各整流器5A,5Bに対して行なわれる。そし
て各整流器5A,5Bの出力電力がインバータ6A,6
Bに入力されると、この直流電力は各インバータ(逆変
換器)6A,6Bによって交流電力に変換され、スイッ
チ9A,9Bを介して負荷3に供給される。そしてこの
とき、充電電流が設定値Vref1を超えると、定電圧
制御回路82Aからの定電圧制御信号によって整流器5
Aの出力電圧を下げる制御が行なわれる。これにより充
電電流を常時設定値Vref1以下に制限することがで
きる。
【0017】一方、整流器5Aの故障等によって整流器
5Aの動作が停止すると、パルス制御回路81Aから停
止信号が出力され、この停止信号が整流器停止伝達回路
10を介して切り換えスイッチ84A,84Bに入力さ
れる。これにより切り換えスイッチ84A,84Bの接
点が切り換えられ、定電流制御回路83A,83Bには
レベルの高い設定値Vref2が入力される。これによ
り整流器5Bから蓄電池2に充電電流Ic2が流れる。
この充電電流Ic2は蓄電池2の充電に必要な充電電流
以上の値に設定されているため、余剰分の電流がインバ
ータ6Aに供給される。このため、整流器5Aの動作が
停止して、整流器5Aからインバータ6Aに電力が供給
されなくなっても、整流器5Bからの電力をインバータ
6Aに供給することができ、蓄電池2の過放電を防止す
ることができる。
【0018】このように、本実施例によれば、整流器5
Aが停止したときには、整流器5Bの出力電流を増加さ
せて、整流器5Bからの電力をインバータ6Aに供給す
るようにしたため、蓄電池2の過放電を防止することが
できると共に、負荷3に変圧器が接続された際に突入電
流が流れても過電流によってインバータ6A,6Bの耐
量が低下するのを防止することができる。
【0019】なお、前記実施例においては、無停電電源
装置4A,4Bを2台並列接続するものについて述べた
が、無停電電源装置を3台以上並列接続する場合でも、
前記実施例と同様本発明を適用することができる。この
場合、設定値Vref2として、次式を満足する値に設
定する。 P/(N×(N−1)) ………(1) ここで、Pは無停電電源装置の容量を示し、Nは並列台
数を示す。次に、本発明の第2実施例を図3に従って説
明する。
【0020】本実施例は、整流器5A,5Bの入力側に
入力電流検出器11A,11Bを設けると共に定電流制
御回路83A,83Bの入力側に切り換えスイッチ85
A,85Bを設け、健全時には電流検出器7A,7Bの
検出電流に従って整流器5A,5Bの電力変換動作を制
御し、整流器5A,5Bのいずれか一方が停止したとき
には入力電流検出器11A,11Bの検出電流に従って
正常な整流器の電力変換動作を制御するようにしたもの
であり、他の構成は図1のものと同様であるので、同一
のものには同一符号を付してそれらの説明は省略する。
【0021】すなわち、本実施例においては、整流器5
A,5Bが健全なときには切り換えスイッチ84Aによ
ってレベルの低い設定値Vref1が選択されると共
に、切り換えスイッチ85Aによって電流検出器7A,
7Bの検出電流が選択される。そして各整流器5A,5
Bは電流検出器7A,7Bの検出電流が充電電流Ic1
以下となるように電力変換動作が制御される。そして整
流器5Bの動作が停止したときには、切り換えスイッチ
84A,85Aが共に切り換えられ、入力電流検出器1
1Aの検出電流が定電流制御回路83Aに入力される。
またこのときレベルの大きい設定値Vref2は整流器
5Aの許容電流に対応した値に設定されている。このた
め、設定値Vref2に従って整流器5Aが定格容量で
運転されると、整流器5からの電流が蓄電池2に供給さ
れると共にインバータ6A,6Bに供給される。このた
め各インバータ6A,6Bを正常な状態で運転すること
ができ、蓄電池2が過放電となるのを防止することがで
きる。
【0022】次に、本発明の第3実施例を図4に従って
説明する。本実施例は、入力電流検出器11A,11B
の代わりに、整流器5A,5Bの出力側に出力電流検出
器12A,12Bを設けたものであり、他の構成は図3
と同様であるので、同一のものには同一符号を付してそ
れらの説明は省略する。
【0023】本実施例においては、定電流制御回路83
A,83Bに入力される設定値Vref2の値は各整流
器5A,5Bの許容電流に対応した値に設定されてい
る。このため一方の整流器が停止しても、健全な整流器
を定格容量で運転すると、蓄電池2と各インバータ6B
に電力を供給することができ、蓄電池2の過放電を防止
することができる。
【0024】次に、本発明の第4実施例を図5に従って
説明する。本実施例は、各インバータ6A,6Bに、パ
ルス制御回路81A,81Bからの停止信号によってイ
ンバータ6A,6Bの動作を停止する逆変換器停止手段
としてのインバータ停止回路13A,13Bを設けたも
のである。なお、整流器停止伝達回路10を省略すると
共に、定電流制御回路83A,83Bには単一の設定値
Vref1のみが設けられている。
【0025】本実施例においては、整流器5A,5Bの
動作が停止すると、パルス制御回路81A,81Bから
の停止信号によってインバータ6A,6Bの運転が停止
される。すなわち整流器5A,5Bのうちいずれかの整
流器の動作が停止されると、停止状態となった整流器に
接続されたインバータの運転が即座に停止される。この
ため蓄電池2からは正常なインバータにのみ電力が供給
されるので、インバータの過電流耐量は低下するが、蓄
電池2の過放電を防止することができる。
【0026】次に本発明の第5実施例を図6に従って説
明する。本実施例は、各無停電電源装置4A,4Bにイ
ンバータ停止回路13A,13B、商用同期回路14
A,14B、判定回路15A,15Bを設けると共に、
商用電源16からの電力を変圧器17を介して商用同期
回路14A,14Bに取り込み、更に、商用電源16又
は電源装置4A、4Bからの電力を切り換えスイッチ1
8を介して負荷2に供給するようにしたものであり、他
の構成は図5のものと同様であるので、同一のものには
同一符号を付してそれらの説明は省略する。
【0027】商用同期回路14A,14Bは商用電源1
6からの電圧を変圧器17を介して取り込み、商用電源
16の周波数とインバータ6A,6Bの周波数及び位相
が同期したときに同期信号をインバータ停止回路13
A,13Bと判定回路15A,15Bに出力する同期信
号出力手段として構成されている。判定回路15A,1
5Bはパルス制御回路81A,81Bから停止信号が入
力されたとき、停止信号を受けたことを条件に、商用同
期回路14Aからの同期信号に応答して判定信号をイン
バータ停止回路13A,13Bに出力するようになって
いる。そしてインバータ停止回路13A,13Bは判定
回路15A,15Bからの判定信号によりインバータ6
A,6Bの運転を停止するようになっている。すなわち
インバータ停止回路13A,13B、判定回路15A,
15Bは逆変換器停止手段として構成されている。
【0028】本実施例においては、無停電電源装置4B
が停止状態にあるときに、無停電電源装置4Aの整流器
5Aが停止すると、パルス制御回路81Aから判定回路
15Aに停止信号が出力される。このとき商用同期回路
14Aから同期信号が発生していないときには、インバ
ータ6Aの運転は継続される。そして商用電源16の周
波数とインバータ6の出力周波数が同期すると、判定回
路15Aからの判定信号に従ってインバータ6Aの運転
が停止されると共に切り換えスイッチ18が切り換えら
れ、商用電源16からの電力が負荷3に供給される。こ
の場合、商用電源16の周波数とインバータ6Aの出力
周波数が同期した時点で切り換えスイッチ18が切り換
えられるため、無瞬断で商用電源16からの電力を負荷
3に供給することができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の順変換器のうちいずれかの順変換器の動作が停止
したときには、健全な順変換器の出力電流を増加させる
ようにしたため、蓄電池を過放電させることなく各逆変
換器の運転を継続することができ、負荷に安定した状態
で電力を供給することができる。また各順変換器の動作
が停止したときに商用電源からの電力を負荷に供給する
場合、商用電源の周波数と逆変換器の出力周波数が同期
したときに商用電源からの電力を負荷に供給するように
しているため、負荷に対して無瞬断で商用電源からの電
力を負荷に供給することができ、システムの信頼性の向
上に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す全体構成図である。
【図2】整流器の充電電流と出力電圧との関係を示す特
性図である。
【図3】本発明の第2実施例を示す全体構成図である。
【図4】本発明の第3実施例を示す全体構成図である。
【図5】本発明の第4実施例を示す全体構成図である。
【図6】本発明の第5実施例を示す全体構成図である。
【符号の説明】
1 交流電源 2 蓄電池 3 負荷 4A,4B 無停電電源装置 5A,5B 整流器 6A,6B インバータ 7A,7B 電流検出器 8A,8B 整流器制御回路 9A,9B スイッチ 10 整流器停止伝達回路 81A,81B パルス制御回路 82A,82B 定電圧制御回路 83A,83B 定電流制御回路 84A,84B 切り換えスイッチ
フロントページの続き (72)発明者 嶋田 恵三 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式 会社 日立製作所 日立工場内 (72)発明者 美濃 知章 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式 会社 日立製作所 日立工場内 (72)発明者 犬飼 悟 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式 会社 日立製作所 日立工場内 (56)参考文献 特開 平1−295631(JP,A) 特開 平3−65031(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02J 9/00 - 11/00 H02J 7/00 - 7/10 H02J 7/34 - 7/35

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源からの交流電力を直流電力に変
    換する複数の順変換器と、各順変換器の出力電力を交流
    電力に変換して各順変換器共通の負荷に供給する複数の
    逆変換器と、各順変換器の出力側と各逆変換器の入力側
    に接続された蓄電池と、各順変換器の動作が停止したと
    きに停止信号を出力する複数の停止信号出力手段と、い
    ずれか一つの停止信号出力手段から停止信号を受けたと
    きにレベルが相異なる複数の設定値の中からレベルの高
    い設定値を選択しそれ以外のときにはレベルの低い設定
    値を選択する複数の設定値選択手段と、各順変換器から
    蓄電池に供給される充電電流を検出する複数の充電電流
    検出手段と、各充電電流検出手段の検出電流と各設定値
    選択手段により選択された設定値とをそれぞれ比較して
    充電電流を設定値以下に制限するための制御信号を生成
    する複数の制御信号生成手段と、各制御信号生成手段の
    生成による制御信号に従って各順変換器の電力変換動作
    を制御する複数の制御手段とを備えている無停電電源装
    置。
  2. 【請求項2】 交流電源からの交流電力を直流電力に変
    換する複数の順変換器と、各順変換器の出力電力を交流
    電力に変換して各順変換器共通の負荷に供給する複数の
    逆変換器と、各順変換器の出力側と各逆変換器の入力側
    に接続された蓄電池と、各順変換器の入力電流を検出す
    る複数の入力電流検出手段と、各順変換器から蓄電池に
    供給される充電電流を検出する複数の充電電流検出手段
    と、各順変換器の動作が停止したときに停止信号を出力
    する複数の停止信号出力手段と、いずれか一つの停止信
    号出力手段から停止信号を受けたときにレベルが相異な
    る複数の設定値の中からレベルの高い設定値を選択しそ
    れ以外のときにはレベルの低い設定値を選択する複数の
    設定値選択手段と、いずれか一つの停止信号出力手段か
    ら停止信号を受けたときに各入力電流検出手段の検出電
    流を選択しそれ以外のときには各充電電流検出手段の検
    出電流を選択する複数の検出電流選択手段と、各検出電
    流選択手段の選択による検出電流と各設定値選択手段に
    より選択された設定値とをそれぞれ比較して検出電流を
    設定値以下に制限するための制御信号を生成する複数の
    制御信号生成手段と、各制御信号生成手段の生成による
    制御信号に従って各順変換器の電力変換動作を制御する
    複数の制御手段とを備えている無停電電源装置。
  3. 【請求項3】 交流電源からの交流電力を直流電力に変
    換する複数の順変換器と、各順変換器の出力電力を交流
    電力に変換して各順変換器共通の負荷に供給する複数の
    逆変換器と、各順変換器の出力側と各逆変換器の入力側
    に接続された蓄電池と、各順変換器の出力電流を検出す
    る複数の出力電流検出手段と、各順変換器から蓄電池に
    供給される充電電流を検出する複数の充電電流検出手段
    と、各順変換器の動作が停止したときに停止信号を出力
    する複数の停止信号出力手段と、いずれか一つの停止信
    号出力手段から停止信号を受けたときにレベルが相異な
    る複数の設定値の中からレベルの高い設定値を選択しそ
    れ以外のときにはレベルの低い設定値を選択する複数の
    設定値選択手段と、いずれか一つの停止信号出力手段か
    ら停止信号を受けたときに各出力電流検出手段の検出電
    流を選択しそれ以外のときには各充電電流検出手段の検
    出電流を選択する複数の検出電流選択手段と、各検出電
    流選択手段の選択による検出電流と各設定値選択手段に
    より選択された設定値とをそれぞれ比較して検出電流を
    設定値以下に制限するための制御信号を生成する複数の
    制御信号生成手段と、各制御信号生成手段の生成による
    制御信号に従って各順変換器の電力変換動作を制御する
    複数の制御手段とを備えている無停電電源装置。
  4. 【請求項4】 交流電源からの交流電力を直流電力に変
    換する複数の順変換器と、各順変換器の出力電力を交流
    電力に変換して各順変換器共通の負荷に供給する複数の
    逆変換器と商用電源の周波数と各逆変換器の出力電力
    の周波数が同期したときに同期信号を出力する複数の同
    期信号出力手段と、各順変換器の出力側と各逆変換器の
    入力側に接続された蓄電池と、各順変換器の動作が停止
    したときに停止信号を出力する複数の停止信号出力手段
    と、各停止信号出力手段から停止信号を受けたことを条
    件に各同期信号出力手段からの同期信号に応答して、停
    止状態の順変換器に接続された逆変換器の電力変換動作
    を停止させる複数の逆変換器停止手段と、前記いずれか
    の順変換器が停止して、負荷への交流電力の供給を商用
    電源からの交流電力の供給に切り替えるときに、停止し
    た順変換器に対応 した逆変換器の出力電力の周波数と前
    記商用電源の周波数とが同期したことを示す同期信号の
    発生を条件に前記商用電源からの交流電力の供給に切り
    替え、それ以外のときには各逆変換器からの交流電力を
    選択して負荷に供給する交流電力選択手段と、各順変換
    器から蓄電池に供給される充電電流を検出する複数の充
    電電流検出手段と、各充電電流検出手段の検出電流と設
    定値とをそれぞれ比較して充電電流を設定値以下に制限
    するための制御信号を生成する複数の制御信号生成手段
    と、各制御信号生成手段の生成による制御信号に従って
    各順変換器の電力変換動作を制御する複数の制御手段と
    を備えている無停電電源装置。
  5. 【請求項5】 複数の設定値のうちレベルの高い設定値
    は各逆変換器の出力容量以上の値に設定され、レベルの
    低い設定値は蓄電池の充電電流に相当する値に設定され
    ている請求項1、2または3記載の無停電電源装置。
JP4329380A 1992-12-09 1992-12-09 無停電電源装置 Expired - Fee Related JP3023631B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4329380A JP3023631B2 (ja) 1992-12-09 1992-12-09 無停電電源装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4329380A JP3023631B2 (ja) 1992-12-09 1992-12-09 無停電電源装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06178463A JPH06178463A (ja) 1994-06-24
JP3023631B2 true JP3023631B2 (ja) 2000-03-21

Family

ID=18220797

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4329380A Expired - Fee Related JP3023631B2 (ja) 1992-12-09 1992-12-09 無停電電源装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3023631B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102210517B1 (ko) 2016-01-11 2021-02-01 프로테크나 에스. 에이. 액체 컨테이너용 배출 탭

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4789376B2 (ja) * 2001-09-17 2011-10-12 東芝三菱電機産業システム株式会社 電源切換装置
KR100740336B1 (ko) * 2006-04-14 2007-07-19 주식회사 피에스텍 무정지형 유도가열 전원장치 및 그를 제어하기 위한 방법
JP5141594B2 (ja) * 2009-02-27 2013-02-13 富士電機株式会社 共通バッテリを有する無停電電源システム、その無停電電源装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102210517B1 (ko) 2016-01-11 2021-02-01 프로테크나 에스. 에이. 액체 컨테이너용 배출 탭

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06178463A (ja) 1994-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6795322B2 (en) Power supply with uninterruptible function
US6118676A (en) Dynamic voltage sag correction
US6339316B1 (en) Exciter for generator
USRE40528E1 (en) Voltage fluctuation compensating apparatus
EP3141983B1 (en) Power supply method and apparatus
US20090256422A1 (en) Ac and dc uninterruptible online power supplies
JP2001224142A (ja) 太陽光発電装置
US20100013314A1 (en) Extending backup times of uninterruptible power supplies
CN111404399B (zh) 供电系统
JP3023631B2 (ja) 無停電電源装置
US11456618B2 (en) Micro-grid system with un-interruptible power supply
JPH0759274A (ja) 無停電電源装置
JP2001047894A (ja) 交流き電装置及び交流き電装置の制御方法
JP3259308B2 (ja) インバータ装置及びそれを使用した無停電電源装置
JP3402886B2 (ja) 分散型電源設備
JPS63305725A (ja) 無停電電源装置
JPH05336683A (ja) ビルディング・ブロック方式のups
JPH0715892A (ja) 無停電電源装置の制御回路
JP2004072841A (ja) 直流無停電電源システム
JPH09252581A (ja) 無停電電源装置の運転方法
JP3386630B2 (ja) 無停電電源装置
JP4010999B2 (ja) 電圧変動補償装置
JP2535222B2 (ja) 直流無停電電源装置
JP2004064996A (ja) 電源装置
JPH0515638U (ja) 並列運転保護装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080121

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080121

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090121

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090121

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100121

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110121

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110121

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120121

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees