JP2535222B2 - 直流無停電電源装置 - Google Patents
直流無停電電源装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は蓄電池のエネルギーを有効に活用できると
ともに、回路損失が少なく、かつ低コストで装置信頼度
を向上させることができる直流無停電電源装置に関する
ものである。
ともに、回路損失が少なく、かつ低コストで装置信頼度
を向上させることができる直流無停電電源装置に関する
ものである。
「従来の技術」 交換機や伝送装置等の通信機器は直流電力で動作す
る。この直流電力は直流出力電力変換装置である整流器
によって商用交流電力を電圧の安定した直流電圧に変換
して得るのが一般的である。商用電源が停電した場合や
整流器が故障した時でも通信機器に無瞬断で直流電力を
供給する必要がある場合には蓄電池を使用することが多
い。従来の蓄電池を用いた直流無停電電源装置を第4図
に示す。交流電力を直流電力に変換する整流器11の出力
端子12,13間に蓄電池14が接続され、蓄電池14の一端に
負荷15の一端が接続され、負荷15の他端はバイパスダイ
オード16を通じて蓄電池14の他端に接続される。バイパ
スダイオード16は電池14に対して順方向とされる。蓄電
池14の両端にDC−DCコンバータ17の入力側が接続され、
DC−DCコンバータ17の出力側の両端はバイパスダイオー
ド16の両端に接続される。
る。この直流電力は直流出力電力変換装置である整流器
によって商用交流電力を電圧の安定した直流電圧に変換
して得るのが一般的である。商用電源が停電した場合や
整流器が故障した時でも通信機器に無瞬断で直流電力を
供給する必要がある場合には蓄電池を使用することが多
い。従来の蓄電池を用いた直流無停電電源装置を第4図
に示す。交流電力を直流電力に変換する整流器11の出力
端子12,13間に蓄電池14が接続され、蓄電池14の一端に
負荷15の一端が接続され、負荷15の他端はバイパスダイ
オード16を通じて蓄電池14の他端に接続される。バイパ
スダイオード16は電池14に対して順方向とされる。蓄電
池14の両端にDC−DCコンバータ17の入力側が接続され、
DC−DCコンバータ17の出力側の両端はバイパスダイオー
ド16の両端に接続される。
整流器11は位相制御形のサイリスタ整流器、パルス幅
制御形の高周波スイッチング整流器などいくつかの種類
があるが、何れも蓄電池14を充電しながらバイパスダイ
オード16を介して負荷15に直流電力を供給する。整流器
11は増設性や保守性の向上を図るため、複数台のユニッ
トで構成し、信頼性の点から1台を予備とした冗長並列
運転方式が一般に採用されている。蓄電池14の充電電圧
は負荷15が必要とする電圧の範囲に設定し、かつ充電電
圧精度は寿命の観点から厳しく抑えられており、一般的
には±1%となっている。蓄電池1個当たりの充電電圧
の推奨値は決まっているので、必要な個数は必然的に決
まる。例えば負荷15の許容上限電圧が53Vとし、蓄電池
1個当たりの充電電圧が2.23Vとすれば、蓄電池個数は5
3/2.23から23個となる。
制御形の高周波スイッチング整流器などいくつかの種類
があるが、何れも蓄電池14を充電しながらバイパスダイ
オード16を介して負荷15に直流電力を供給する。整流器
11は増設性や保守性の向上を図るため、複数台のユニッ
トで構成し、信頼性の点から1台を予備とした冗長並列
運転方式が一般に採用されている。蓄電池14の充電電圧
は負荷15が必要とする電圧の範囲に設定し、かつ充電電
圧精度は寿命の観点から厳しく抑えられており、一般的
には±1%となっている。蓄電池1個当たりの充電電圧
の推奨値は決まっているので、必要な個数は必然的に決
まる。例えば負荷15の許容上限電圧が53Vとし、蓄電池
1個当たりの充電電圧が2.23Vとすれば、蓄電池個数は5
3/2.23から23個となる。
商用交流電源停電時あるいは整流器11が故障して整流
器11の出力がなくなると、直ちに蓄電池14がバイパスダ
イオード16を介して放電し、無瞬断で負荷15に直流電力
を供給する。蓄電池14の電圧は放電とともに低下する。
負荷15の許容下限電圧が43Vとすれば、蓄電池14の1個
当たりの電圧が1.87(=43/23)V以下になると、負荷1
5は正常に動作することができなくなる。しかし蓄電池1
4にはエネルギーが残っているので、このエネルギーを
有効に活用するためDC−DCコンバータ17を用いる。DC−
DCコンバータ17の出力電圧は蓄電池14の電圧に加わるよ
うに接続されている。DC−DCコンバータ17は蓄電池14の
電圧が43Vになる前に動作を開始するように設定してお
けば、蓄電池14の電圧が43V以下になっても負荷15の電
圧を43V以上に維持することができる。例えばDC−DCコ
ンバータ17の最大出力電圧を6Vとすれば、蓄電池14の1
個当たりの電圧は(43−6)/23=1.61Vまで使用でき、
1.87Vの場合に比較し直流無停電電源装置の電力供給可
能時間の延長が可能となる。電力供給可能時間を同じと
すれば蓄電池容量を削減できる。
器11の出力がなくなると、直ちに蓄電池14がバイパスダ
イオード16を介して放電し、無瞬断で負荷15に直流電力
を供給する。蓄電池14の電圧は放電とともに低下する。
負荷15の許容下限電圧が43Vとすれば、蓄電池14の1個
当たりの電圧が1.87(=43/23)V以下になると、負荷1
5は正常に動作することができなくなる。しかし蓄電池1
4にはエネルギーが残っているので、このエネルギーを
有効に活用するためDC−DCコンバータ17を用いる。DC−
DCコンバータ17の出力電圧は蓄電池14の電圧に加わるよ
うに接続されている。DC−DCコンバータ17は蓄電池14の
電圧が43Vになる前に動作を開始するように設定してお
けば、蓄電池14の電圧が43V以下になっても負荷15の電
圧を43V以上に維持することができる。例えばDC−DCコ
ンバータ17の最大出力電圧を6Vとすれば、蓄電池14の1
個当たりの電圧は(43−6)/23=1.61Vまで使用でき、
1.87Vの場合に比較し直流無停電電源装置の電力供給可
能時間の延長が可能となる。電力供給可能時間を同じと
すれば蓄電池容量を削減できる。
「発明が解決しようとする課題」 しかしこの回路構成では以下のような問題がある。
第1に整流器11の出力電流は常時バイパスダイオード
16を流れるため、バイパスダイオード16で損失が発生す
ることである。バイパスダイオード16の電圧降下を1V、
流れる電流を1000Aとすれば、1000Wの損失となる。この
ため大きなヒートシンクが必要となり、小形・軽量化の
点で問題である。
16を流れるため、バイパスダイオード16で損失が発生す
ることである。バイパスダイオード16の電圧降下を1V、
流れる電流を1000Aとすれば、1000Wの損失となる。この
ため大きなヒートシンクが必要となり、小形・軽量化の
点で問題である。
第2に蓄電池14、DC−DCコンバータ17、バイパスダイ
オード16、負荷15を一つのブロックにして増設する場合
を考える。即ち第5図に示すように整流器11を共通にし
てブロック11〜1nから成る直流無停電電源装置におい
て、商用電源停電時、あるいは整流器11の故障時に、例
えばブロック11のDC−DCコンバータ17が故障すると、他
のブロック1nのDC−DCコンバータ17が正常でも、ブロッ
ク11〜1nの蓄電池電圧が43V以下になるとブロック1nの
負荷電圧も43V以下になり、ブロック1nの負荷は動作す
ることができなくなる。装置信頼度を向上させるために
は各ブロックのDC−DCコンバータ17は整流器11と同様、
1台を予備とした冗長並列運転方式とすることが考えら
れるが、DC−DCコンバータ台数の増加、故障したDC−DC
コンバータを出力から切り離す選択遮断回路の追加など
のために、損失の増加、コストの増加となり問題が多
い。
オード16、負荷15を一つのブロックにして増設する場合
を考える。即ち第5図に示すように整流器11を共通にし
てブロック11〜1nから成る直流無停電電源装置におい
て、商用電源停電時、あるいは整流器11の故障時に、例
えばブロック11のDC−DCコンバータ17が故障すると、他
のブロック1nのDC−DCコンバータ17が正常でも、ブロッ
ク11〜1nの蓄電池電圧が43V以下になるとブロック1nの
負荷電圧も43V以下になり、ブロック1nの負荷は動作す
ることができなくなる。装置信頼度を向上させるために
は各ブロックのDC−DCコンバータ17は整流器11と同様、
1台を予備とした冗長並列運転方式とすることが考えら
れるが、DC−DCコンバータ台数の増加、故障したDC−DC
コンバータを出力から切り離す選択遮断回路の追加など
のために、損失の増加、コストの増加となり問題が多
い。
第3に整流器11、DC−DCコンバータ17、バイパスダイ
オード16、負荷15を一つのブロックにして増設する場合
を考える。即ち第6図に示すようにブロック内の整流器
11とは別に設けた整流器(充電器)18で充電される蓄電
池14を共通にしたブロック21〜2nから成る直流無停電電
源装置において、各ブロックを独立させブロック間の影
響が無いようにする、即ちブロック21の負荷短絡があっ
たような場合には他のブロック2nの整流器から電力が供
給されないようにする、言い換えればブロック21〜2n間
で電力の授受がないようにするには各ブロック21〜2nを
それぞれダイオード31〜3nを介して蓄電池14に接続する
必要がある。しかし商用電源停電時あるいは整流器故障
時に、蓄電池14の放電電流はダイオード31〜3nを流れる
ので、そのダイオードの降下電圧により損失が発生し、
バイパスダイオード用のヒートシンクの他に大きなヒー
トシンクが必要となり、小形・軽量化の点で問題である
とともに、蓄電池14の終止電圧が高くなり、蓄電池を有
用に活用できなくなる問題もある。
オード16、負荷15を一つのブロックにして増設する場合
を考える。即ち第6図に示すようにブロック内の整流器
11とは別に設けた整流器(充電器)18で充電される蓄電
池14を共通にしたブロック21〜2nから成る直流無停電電
源装置において、各ブロックを独立させブロック間の影
響が無いようにする、即ちブロック21の負荷短絡があっ
たような場合には他のブロック2nの整流器から電力が供
給されないようにする、言い換えればブロック21〜2n間
で電力の授受がないようにするには各ブロック21〜2nを
それぞれダイオード31〜3nを介して蓄電池14に接続する
必要がある。しかし商用電源停電時あるいは整流器故障
時に、蓄電池14の放電電流はダイオード31〜3nを流れる
ので、そのダイオードの降下電圧により損失が発生し、
バイパスダイオード用のヒートシンクの他に大きなヒー
トシンクが必要となり、小形・軽量化の点で問題である
とともに、蓄電池14の終止電圧が高くなり、蓄電池を有
用に活用できなくなる問題もある。
この発明の目的は蓄電池エネルギーを有効に活性しな
がら、バイパスダイオードでの損失を削除でき、かつ整
流器を共通にして、DC−DCコンバータ、バイパスダイオ
ード、蓄電池、負荷を一つのブロックにして増設する場
合にはブロック間で電力供給を行うことにより、装置信
頼度を向上させることができ、さらに整流器、DC−DCコ
ンバータ、バイパスダイオード、負荷を一つのブロック
にして増設する場合は、ブロック間で電力の授受を防止
するダイオードとしてバイパスダイオードを兼用するこ
とにより、損失の低減、蓄電池の有効利用ができる直流
無停電電源装置を提供することにある。
がら、バイパスダイオードでの損失を削除でき、かつ整
流器を共通にして、DC−DCコンバータ、バイパスダイオ
ード、蓄電池、負荷を一つのブロックにして増設する場
合にはブロック間で電力供給を行うことにより、装置信
頼度を向上させることができ、さらに整流器、DC−DCコ
ンバータ、バイパスダイオード、負荷を一つのブロック
にして増設する場合は、ブロック間で電力の授受を防止
するダイオードとしてバイパスダイオードを兼用するこ
とにより、損失の低減、蓄電池の有効利用ができる直流
無停電電源装置を提供することにある。
「課題を解決するための手段」 この発明によれば交流電力を直流電力に変換する整流
器の両端に負荷が接続され、またその整流器の一方の出
力端子に蓄電池の一端が互いに同極性で接続され、その
蓄電池の両端にDC−DCコンバータの入力側が接続され、
そのDC−DCコンバータの出力側の一端は蓄電池の他端に
同極性で接続され、出力側の他端は整流器の他方の出力
端子に接続され、DC−DCコンバータの出力側の両端間
に、その出力に対し逆方向となり、かつ蓄電池に対して
順方向となるようにバイパスダイオードが接続され、蓄
電池の両端にこれに対して充電を行う充電器が接続され
る。
器の両端に負荷が接続され、またその整流器の一方の出
力端子に蓄電池の一端が互いに同極性で接続され、その
蓄電池の両端にDC−DCコンバータの入力側が接続され、
そのDC−DCコンバータの出力側の一端は蓄電池の他端に
同極性で接続され、出力側の他端は整流器の他方の出力
端子に接続され、DC−DCコンバータの出力側の両端間
に、その出力に対し逆方向となり、かつ蓄電池に対して
順方向となるようにバイパスダイオードが接続され、蓄
電池の両端にこれに対して充電を行う充電器が接続され
る。
「実施例」 第1図にこの発明の実施例を示す。交流電力を直流電
力に変換する整流器11の出力端子12,13間に負荷15が接
続され、一方の出力端子12に蓄電池14の一端が接続さ
れ、蓄電池14の両端にDC−DCコンバータ17の入力側が接
続され、DC−DCコンバータ17の出力側の一端は蓄電池14
の他端に接続され、出力側の他端は整流器11の他方の出
力端子13に接続され、DC−DCコンバータ17の出力側の両
端間にバイパスダイオード16が接続され、バイパスダイ
オード16は蓄電池14に対して順方向とされ、蓄電池14の
両端に、交流電力を整流して蓄電池14を充電する充電器
19が接続される。
力に変換する整流器11の出力端子12,13間に負荷15が接
続され、一方の出力端子12に蓄電池14の一端が接続さ
れ、蓄電池14の両端にDC−DCコンバータ17の入力側が接
続され、DC−DCコンバータ17の出力側の一端は蓄電池14
の他端に接続され、出力側の他端は整流器11の他方の出
力端子13に接続され、DC−DCコンバータ17の出力側の両
端間にバイパスダイオード16が接続され、バイパスダイ
オード16は蓄電池14に対して順方向とされ、蓄電池14の
両端に、交流電力を整流して蓄電池14を充電する充電器
19が接続される。
商用電源と整流器11が正常である場合は、整流器11は
負荷15に直流電力を供給する。また充電器19は蓄電池14
を充電する。この状態ではDC−DCコンバータ17は動作し
ていない。整流器11の出力電圧を充電器19の出力電圧よ
り高くしておけば整流器11の出力電流はバイパスダイオ
ード16を流れないので、バイパスダイオード16での損失
はなく、バイパスダイオード16は逆バイアスになるので
充電器19が負荷15に直流電力を供給することもない。
負荷15に直流電力を供給する。また充電器19は蓄電池14
を充電する。この状態ではDC−DCコンバータ17は動作し
ていない。整流器11の出力電圧を充電器19の出力電圧よ
り高くしておけば整流器11の出力電流はバイパスダイオ
ード16を流れないので、バイパスダイオード16での損失
はなく、バイパスダイオード16は逆バイアスになるので
充電器19が負荷15に直流電力を供給することもない。
この状態で商用電源が停電し整流器11と充電器19が停
止し、整流器11と充電器19の出力がなくなると、蓄電池
14が直ちにバイパスダイオード16を通して放電し、無瞬
断で負荷15に直流電力を供給する。蓄電池14の電圧は放
電とともに低下していく。蓄電池14の電圧からバイパス
ダイオード16の降下電圧を差し引いた電圧が、負荷15が
必要とする電圧以下になる前にDC−DCコンバータ17を動
作させる。DC−DCコンバータ17が動作を始めると、バイ
パスダイオード16は逆バイアスとなり、蓄電池14はDC−
DCコンバータ17を通して負荷15に直流電力を供給する。
負荷15の電圧は蓄電池14と電圧とDC−DCコンバータ17の
出力電圧の和になる。即ち蓄電池14の電圧低下分を△V
とし、DC−DCコンバータ17の出力電圧を△Vとすれば、
負荷15の電圧は一定になる。従って蓄電池14の電圧が負
荷15の許容下限値以下になった場合でも、DC−DCコンバ
ータ17の出力電圧が加算されるので負荷15は正常に動作
を続けることが可能となる。
止し、整流器11と充電器19の出力がなくなると、蓄電池
14が直ちにバイパスダイオード16を通して放電し、無瞬
断で負荷15に直流電力を供給する。蓄電池14の電圧は放
電とともに低下していく。蓄電池14の電圧からバイパス
ダイオード16の降下電圧を差し引いた電圧が、負荷15が
必要とする電圧以下になる前にDC−DCコンバータ17を動
作させる。DC−DCコンバータ17が動作を始めると、バイ
パスダイオード16は逆バイアスとなり、蓄電池14はDC−
DCコンバータ17を通して負荷15に直流電力を供給する。
負荷15の電圧は蓄電池14と電圧とDC−DCコンバータ17の
出力電圧の和になる。即ち蓄電池14の電圧低下分を△V
とし、DC−DCコンバータ17の出力電圧を△Vとすれば、
負荷15の電圧は一定になる。従って蓄電池14の電圧が負
荷15の許容下限値以下になった場合でも、DC−DCコンバ
ータ17の出力電圧が加算されるので負荷15は正常に動作
を続けることが可能となる。
蓄電池14の電圧が43V以下になった状態で、商用電源
が回復し整流器11の出力が正常になった場合はDC−DCコ
ンバータ17の動作を停止させれば良い。第1図において
は、整流器11はバイパスダイオード16を介して充電器19
と並列運転していることになるので、従来の構成と同
様、1台を予備とした冗長並列運転方式と見なすことが
できる。
が回復し整流器11の出力が正常になった場合はDC−DCコ
ンバータ17の動作を停止させれば良い。第1図において
は、整流器11はバイパスダイオード16を介して充電器19
と並列運転していることになるので、従来の構成と同
様、1台を予備とした冗長並列運転方式と見なすことが
できる。
つぎに整流器11を共通にして第1図の充電器19、DC−
DCコンバータ17、バイパスダイオード16、蓄電池14、負
荷15を一つのブロックとして増設する場合を考える。そ
の実施例を第2図に示す。ブロック41〜4nの各々は充電
器19、DC−DCコンバータ17、バイパスダイオード16、蓄
電池14、負荷15で構成されており、各ブロックの蓄電池
14とDC−DCコンバータ17との直列回路及び負荷15は整流
器11の出力側に接続されている。整流器11からの電力供
給が停止すると、ブロック41〜4nは前述の動作を開始す
る。ここでブロック41のDC−DCコンバータ17が故障して
動作を停止し、かつブロック41〜4nの蓄電池14の容量が
劣化のため低下して正常に電力を供給できなくなった場
合でも、ブロック41の負荷15は他のブロック4nの蓄電池
14及びDC−DCコンバータ17の直列回路から電力が供給さ
れるから、ブロック41の負荷は正常に動作を続けること
が可能となる。
DCコンバータ17、バイパスダイオード16、蓄電池14、負
荷15を一つのブロックとして増設する場合を考える。そ
の実施例を第2図に示す。ブロック41〜4nの各々は充電
器19、DC−DCコンバータ17、バイパスダイオード16、蓄
電池14、負荷15で構成されており、各ブロックの蓄電池
14とDC−DCコンバータ17との直列回路及び負荷15は整流
器11の出力側に接続されている。整流器11からの電力供
給が停止すると、ブロック41〜4nは前述の動作を開始す
る。ここでブロック41のDC−DCコンバータ17が故障して
動作を停止し、かつブロック41〜4nの蓄電池14の容量が
劣化のため低下して正常に電力を供給できなくなった場
合でも、ブロック41の負荷15は他のブロック4nの蓄電池
14及びDC−DCコンバータ17の直列回路から電力が供給さ
れるから、ブロック41の負荷は正常に動作を続けること
が可能となる。
つぎに充電器19と蓄電池14を共通にして第1図の整流
器11、DC−DCコンバータ17、バイパスダイオード16、負
荷15を一つのブロックとして増設する場合を考える。そ
の実施例を第3図に示す。ブロック51〜5nの各々は整流
器11、DC−DCコンバータ17、バイパスダイオード16、負
荷15で構成されており、各ブロックのDC−DCコンバータ
17の出力側が共通の蓄電池14と直列回路とされ、この直
列回路が各ブロックで整流器11の出力側に接続されてい
る。整流器11の出力電圧が充電器19の出力電圧より高け
れば、各ブロックのバイパスダイオード16は逆バイアス
されるので、充電器19からは各ブロックの負荷15へは電
力は供給されない。またブロック間ではバイパスダイオ
ード16により電力の授受は防止できる。
器11、DC−DCコンバータ17、バイパスダイオード16、負
荷15を一つのブロックとして増設する場合を考える。そ
の実施例を第3図に示す。ブロック51〜5nの各々は整流
器11、DC−DCコンバータ17、バイパスダイオード16、負
荷15で構成されており、各ブロックのDC−DCコンバータ
17の出力側が共通の蓄電池14と直列回路とされ、この直
列回路が各ブロックで整流器11の出力側に接続されてい
る。整流器11の出力電圧が充電器19の出力電圧より高け
れば、各ブロックのバイパスダイオード16は逆バイアス
されるので、充電器19からは各ブロックの負荷15へは電
力は供給されない。またブロック間ではバイパスダイオ
ード16により電力の授受は防止できる。
「発明の効果」 以上説明したように、この発明による直流無停電電源
装置はバイパスダイオードに整流器の電流が流れないの
で損失が少なく、また整流器を共通にして充電器、DC−
DCコンバータ、蓄電池、バイパスダイオード、負荷から
成るブロックを増設する場合には、故障ブロックの負荷
に他の健全なブロックから電力を供給でき信頼性の向上
も可能となる利点がある。さらに充電器、蓄電池を共通
にして、整流器、DC−DCコンバータ、バイパスダイオー
ド、負荷から成るブロックを増設する場合には、バイパ
スダイオードによりブロック間で電力の授受が行われな
いようにすることができる利点がある。
装置はバイパスダイオードに整流器の電流が流れないの
で損失が少なく、また整流器を共通にして充電器、DC−
DCコンバータ、蓄電池、バイパスダイオード、負荷から
成るブロックを増設する場合には、故障ブロックの負荷
に他の健全なブロックから電力を供給でき信頼性の向上
も可能となる利点がある。さらに充電器、蓄電池を共通
にして、整流器、DC−DCコンバータ、バイパスダイオー
ド、負荷から成るブロックを増設する場合には、バイパ
スダイオードによりブロック間で電力の授受が行われな
いようにすることができる利点がある。
第1図はこの発明の直流無停電電源装置の実施例の接続
図、第2図は整流器を共通にして充電器、DC−DCコンバ
ータ、バイパスダイオード、蓄電池、負荷をブロックに
して増設する場合の接続図、第3図は充電器と蓄電池を
共通にして整流器、DC−DCコンバータ、バイパスダイオ
ード、負荷から成るブロックを増設する場合の接続図、
第4図は従来の直流無停電電源装置の接続図、第5図は
第4図の回路を基本として整流器を共通にしてDC−DCコ
ンバータ、バイパスダイオード、蓄電池、負荷をブロッ
クにして増設する場合の接続図、第6図は第4図の回路
を基本として整流器、DC−DCコンバータ、バイパスダイ
オード、負荷から成るブロックを増設する場合の接続図
である。
図、第2図は整流器を共通にして充電器、DC−DCコンバ
ータ、バイパスダイオード、蓄電池、負荷をブロックに
して増設する場合の接続図、第3図は充電器と蓄電池を
共通にして整流器、DC−DCコンバータ、バイパスダイオ
ード、負荷から成るブロックを増設する場合の接続図、
第4図は従来の直流無停電電源装置の接続図、第5図は
第4図の回路を基本として整流器を共通にしてDC−DCコ
ンバータ、バイパスダイオード、蓄電池、負荷をブロッ
クにして増設する場合の接続図、第6図は第4図の回路
を基本として整流器、DC−DCコンバータ、バイパスダイ
オード、負荷から成るブロックを増設する場合の接続図
である。
Claims (1)
- 【請求項1】交流電力を直流電力に変換し、その出力側
の両端が負荷の両端に接続される整流器と、 その整流器の一方の出力端子にこれと同極性の一端が接
続された蓄電池と、 その蓄電池の両端に入力側の両端が接続され、出力側の
一端が上記蓄電池の他端に互いに逆極性で接続され、出
力側の他端が上記整流器の他方の出力端子に互いに同極
性で接続されたDC−DCコンバータと、 そのDC−DCコンバータの出力側の両端側にその出力に対
し逆方向になるように接続され、上記蓄電池に対して順
方向にバイパスダイオードと、 上記蓄電池の両端に出力側が接続された充電器と、 を具備する直流無停電電源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1102189A JP2535222B2 (ja) | 1989-04-20 | 1989-04-20 | 直流無停電電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1102189A JP2535222B2 (ja) | 1989-04-20 | 1989-04-20 | 直流無停電電源装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02280638A JPH02280638A (ja) | 1990-11-16 |
JP2535222B2 true JP2535222B2 (ja) | 1996-09-18 |
Family
ID=14320720
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1102189A Expired - Lifetime JP2535222B2 (ja) | 1989-04-20 | 1989-04-20 | 直流無停電電源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2535222B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2009163962A (ja) * | 2007-12-28 | 2009-07-23 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 非常用照明システム |
CN114142356A (zh) * | 2021-10-15 | 2022-03-04 | 国网天津静海供电有限公司 | 一种直流系统转接柜 |
-
1989
- 1989-04-20 JP JP1102189A patent/JP2535222B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH02280638A (ja) | 1990-11-16 |
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