JP2583121B2 - 直流無停電電源装置 - Google Patents

直流無停電電源装置

Info

Publication number
JP2583121B2
JP2583121B2 JP1091163A JP9116389A JP2583121B2 JP 2583121 B2 JP2583121 B2 JP 2583121B2 JP 1091163 A JP1091163 A JP 1091163A JP 9116389 A JP9116389 A JP 9116389A JP 2583121 B2 JP2583121 B2 JP 2583121B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage battery
converter
voltage
load
rectifier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1091163A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02269427A (ja
Inventor
靖生 大橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP1091163A priority Critical patent/JP2583121B2/ja
Publication of JPH02269427A publication Critical patent/JPH02269427A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2583121B2 publication Critical patent/JP2583121B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stand-By Power Supply Arrangements (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は蓄電池のエネルギーを有効に活用できると
ともに、回路損失が少なくかつ、低コストで装置信頼度
を向上させることができる直流無停電電源装置に関する
ものである。
「従来の技術」 交換機や伝送装置等の通信機器は直流電力で動作す
る。この直流電力は整流器によって商用交流電力を電圧
の安定した直流電圧に変換して得るのが一般的である。
商用電源が停電した場合や整流器が故障したときでも通
信機器に無瞬断で直流電力を供給する必要がある場合に
は蓄電池を使用することが多い。従来の蓄電池を用いた
直流無停電電源装置を第3図に示す。交流電力を直流電
力に変換する整流器11の一対の出力端子12,13に、停電
や整流器11の故障時にエネルギー源となる蓄電池14の両
端が接続され、蓄電池14の両端にバイパスダイオード15
を介して通信機器などの負荷16が接続される。蓄電池14
の両端にDC-DCコンバータ17の一対の入力端子が接続さ
れ、DC-DCコンバータ17の一対の出力端子はバイパスダ
イオード15の両端に接続される。
整流器11は位相制御形のサイリスタ整流器、パルス幅
制御形の高周波スイッチング整流器などいくつかの種類
があるが、何れも蓄電池14を充電しながらバイパスダイ
オード15を介して負荷16に直流電力を供給する。蓄電池
14の充電電圧は負荷16が必要とする電圧の範囲に設定し
かつ、充電電圧精度は寿命の観点から厳しく抑えられて
おり、一般的には±1%となっている。蓄電池1個当た
りの充電電圧の推奨値は決まっているので、必要な個数
は必然的に決まる。例えば、負荷16の許容上限電圧が53
Vとし、蓄電池1個当たりの充電電圧が2.23Vとすれば、
蓄電池個数は53/2.23から23個となる。
商用交流電源停電時あるいは整流器11が故障して整流
器11の出力がなくなると、直ちに蓄電池14がバイパスダ
イオード15を介して放電し、無瞬断で負荷16に直流電力
を供給する。蓄電池14の電圧は放電とともに低下する。
負荷16の許容下限電圧が43Vとすれば、蓄電池14の1個
当たりの電圧が1.87(=43/23)V以下になると、負荷1
6は正常に動作することができなくなる。しかし、蓄電
池14にはエネルギーが残っているので、このエネルギー
を有効に活用するためDC-DCコンバータ17を用いる。DC-
DCコンバータ17の出力電圧は蓄電池14の電圧に加わるよ
うに接続さている。DC-DCコンバータ17は蓄電池14の電
圧が43Vになる前に動作を開始するように設定しておけ
ば、蓄電池14の電圧が43V以下になっても負荷16の電圧
を43V以上に維持することができる。例えば、DC-DCコン
バータ17の最大出力電圧を6Vとすれば、蓄電池14の1個
当たりの電圧は(43-6)/23=1.61Vまで使用でき、1.87
Vの場合に比較し直流無停電電源装置の保持時間の延長
が可能となる。保持時間を同じとすれば蓄電池容量を削
減できる。
「発明が解決しようとする課題」 しかし、この回路構成では以下のような問題がある。
第1に整流器11の出力電流は常時バイパスダイオード15
を流れるため、バイパスダイオード15で損失が発生する
ことである。バイパスダイオード15の電圧降下を1V、流
れる電流を1000Aとすれば、1000Wの損失となる。このた
め、大きなヒートシンクが必要となり、小形・軽量化の
点で問題である。
第2に、蓄電池、DC-DCコンバータ、バイパスダイオ
ード、負荷を1つのブロックにして増設する場合を考え
る。第4図に示すように整流器を共通にしたブロック1
〜nから成る直流無停電電源装置において、ブロック1
の負荷16は他のブロックnの蓄電池14と並列に接続され
ているから、商用電源停電時、あるいは整流器故障時
に、例えばブロック1のDC-DCコンバータが故障する
と、他のブロックnのDC-DCコンバータが正常でもブロ
ック1〜nの蓄電池電圧が43V以下になるとブロック1
の負荷電圧も43V以下になり、負荷は動作することがで
きなくなる。装置信頼度を向上させるためにはDC-DCコ
ンバータを冗長予備構成とすることが考えられるが、DC
-DCコンバータ台数の増加、故障したDC-DCコンバータを
出力から切り離す選択遮断回路の追加などのために、損
失の増加、コストの増加となり問題が多い。
この発明の目的は蓄電池エネルギーを有効に活用しな
がら、バイパスダイオードでの損失を削除でき、かつ蓄
電池、DC-DCコンバータ、負荷などを1つのブロックに
して増設する場合にはブロック間で電力供給の応援がで
きるようにして、装置信頼度を向上させることが可能な
直流無停電電源装置を提供することにある。
「課題を解決するための手段」 この発明によれば交流電力を直流電力に変換する整流
器の一対の出力端子の一方に蓄電池の一端が接続され、
その蓄電池の両端にDC-DCコンバータの一対の入力端子
が接続され、そのDC-DCコンバータの一対の出力端子の
一方が蓄電池の他端に接続され、他方が整流器の一対の
出力端子の他方に接続される。またDC-DCコンバータの
一対の出力端子間に蓄電池の充放電回路が接続される。
この充放電回路はオン、オフ及びインピーダンスをもつ
状態に制御することができるものである。
「作用」 負荷は整流器の一対の出力端子間に接続され、整流器
の出力が負荷へ供給されるとともに充放電回路を通じて
蓄電池が充電される。停電あるいは整流器が故障した場
合は蓄電池の出力が充放電回路を通じて負荷へ供給され
る。蓄電池の電圧が降下するとDC-DCコンバータが動作
し、その出力と蓄電池の出力との和が負荷へ供給され
る。
「実施例」 第1図にこの発明の実施例を示す。整流器11の一方の
出力端子12に蓄電池14の一端が接続され、蓄電池14の両
端にDC-DCコンバータ17の一対の入力端子が接続され、D
C-DCコンバータ17の一対の出力端子の一方は蓄電池14の
他端に接続され、他方は出力端子13に接続され、DC-DC
コンバータ17の一対の出力端子間に蓄電池14の充放電回
路としてのMOS-FET18のソース・ドレインが接続され
る。整流器11の出力端子12,13間に負荷16が接続され
る。
商用電源と整流器11が正常である場合は、整流器11は
ゲート信号が与えられてオン状態にある充放電用MOS-FE
T18(ドレインからソース)を通して蓄電池14を充電し
ながら負荷16にも直流電力を供給する。蓄電池14の充電
電流は僅かであり充放電用MOS-FET18での損失は問題に
ならない。また、DC-DCコンバータ17の出力端子は短絡
さているがDC-DCコンバータ17は動作していないので問
題ない。
この状態で商用電源が停電、あるいは整流器11が故障
などで停止し直流電圧がなくなると、蓄電池14が直ちに
負荷16と充放電用MOS-FET18(ソースからドレイン)を
通して放電し、無瞬断で負荷16に直流電力を供給する。
充放電用MOS-FET18のゲート信号を取り除いても充放電
用MOS-FET18のボデーダイオードを通して蓄電池14は放
電できるので、負荷16に直流電力を継続して供給でき
る。蓄電池14の電圧は放電とともに低下していく。蓄電
池14の電圧から充放電用MOS-FET18のボデーダイオード
の降下電圧を差し引いた電圧が、負荷16が必要とする電
圧以下になる前にDC-DCコンバータ17を動作させる。DC-
DCコンバータ17が動作を始めるときは、充放電用MOS-FE
T18はオフ状態になっているので問題はない。DC-DCコン
バータ17が動作を始めると、充放電用MOS-FET18のボデ
ーダイオードは逆バイアスとなり、蓄電池14はDC-DCコ
ンバータ17を通して負荷16に直流電力を供給する。負荷
16の電圧は蓄電池14の電圧とDC-DCコンバータ17の出力
電圧の和になる。すなわち、蓄電池14の電圧低下分をΔ
Vとし、DC-DCコンバータ17の出力電圧をΔVとすれ
ば、負荷16の電圧は一定になる。従って、蓄電池14の電
圧が負荷16の許容下限値以下になった場合でも、DC-DC
コンバータ17の出力電圧が加算されるので負荷16は正常
に動作を続けることが可能となる。
蓄電池14の電圧が43V以下になった状態で、商用電源
が回復あるいは、整流器11の故障が修理され整流器11の
出力が正常になった場合、DC-DCコンバータ17の動作を
停止し、充放電用MOS-FET18のゲートに信号を与えてオ
ン(飽和)させると、負荷16の電圧は蓄電池14の電圧と
なるから43V以下となって動作を停止することになる。
このため充放電用MOS-FET18は蓄電池14が充電されて43V
以上になるまで能動領域で動作させ、充放電用MOS-FET1
8の電圧と蓄電池14の電圧の和が43V以下とならないよう
充放電用MOS-FET18を制御する。蓄電池14の電圧が43V以
上になった時点で充放電用MOS-FET18をオン(飽和)さ
せる。つまり充放電用MOS-FET18はオン、オフ及びイン
ピーダンスをもつ状態に制御することができるものであ
る。
つぎに第1図の蓄電池14、DC-DCコンバータ17、負荷1
6、充放電用MOS-FET18を1つのブロックとして増設する
場合を考える。その実施例を第2図に示す。ブロック1
〜nの各々は蓄電池、DC-DCコンバータ、負荷、充放電
用MOS-FETで構成されており、各ブロックの蓄電池とDC-
DCコンバータの直列回路及び、負荷は整流器11の出力端
子12,13間に接続されている。整流器11からの電力供給
が停止すると、ブロック1〜nは前述の動作を開始す
る。ここでブロック1のDC-DCコンバータが故障して動
作を停止した場合や蓄電池の容量が劣化のため低下して
正常に電力を供給できなくなった場合でも、ブロック1
の負荷16の両端は他のブロックnの蓄電池14及びDC-DC
コンバータ17の直列回路の両端に接続されているからブ
ロック1以外から電力が供給され、負荷16は正常に動作
を続けることが可能となる。
なお、蓄電池の充放電回路に使用した充放電用MOS-FE
T18の機能は例えばバイポーラトランジスタ、SITなどの
半導体素子とダイオードを組み合わせても同じ機能を得
ることができる。またサイリスタ、GTOなどのスイッチ
素子、あるいは電磁接触器と抵抗、ダイオードを組み合
わせても同じ機能を持たせることができる。
「発明の効果」 以上説明したように、この発明による直流無停電電源
装置はバイパスダイオードに電流が流れないので損失が
少なく、また、蓄電池、DC-DCコンバータ、負荷、充放
電回路から成るブロックを複数増設する場合には、故障
ブロックの負荷に他の健全なブロックから電力を供給で
きるので、信頼性の向上も可能となる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の直流無停電電源装置の実施例を示す
接続図、第2図は第1図で示した直流無停電電源装置を
増設する場合の接続図、第3図は従来の直流無停電電源
装置を示す接続図、第4図は第3図で示した直流無停電
電源装置を増設する場合の接続図である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流電力を直流電力に変換する整流器と、 その整流器の一対の出力端子の一方に一端が接続された
    蓄電池と、 その蓄電池の両端に一対の入力端子が接続され、一対の
    出力端子の一方が上記蓄電池の他端に接続され、他方が
    上記整流器の一対の出力端子の他方に接続されたDC-DC
    コンバータと、 そのDC-DCコンバータの一対の出力端子間に接続され、
    オン、オフ及びインピーダンスをもつ状態に制御するこ
    とができる上記蓄電池の充放電回路と、 を具備する直流無停電電源装置。
JP1091163A 1989-04-10 1989-04-10 直流無停電電源装置 Expired - Fee Related JP2583121B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1091163A JP2583121B2 (ja) 1989-04-10 1989-04-10 直流無停電電源装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1091163A JP2583121B2 (ja) 1989-04-10 1989-04-10 直流無停電電源装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02269427A JPH02269427A (ja) 1990-11-02
JP2583121B2 true JP2583121B2 (ja) 1997-02-19

Family

ID=14018819

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1091163A Expired - Fee Related JP2583121B2 (ja) 1989-04-10 1989-04-10 直流無停電電源装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2583121B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02269427A (ja) 1990-11-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6804127B2 (en) Reduced capacitance AC/DC/AC power converter
US9065277B1 (en) Battery backup system for uninterrupted power supply
US20080191556A1 (en) Uninterruptible Power Supply for the Back up of Dc Power Source
JP2002208850A (ja) 半導体スイッチ装置
CA2106325C (en) Gate power supply circuit
CN112438008B (zh) 不间断电源装置
JP2583121B2 (ja) 直流無停電電源装置
JP2000323365A (ja) 直流給電装置
JP2008035573A (ja) 電気二重層コンデンサを用いた蓄電装置
JP2535222B2 (ja) 直流無停電電源装置
JP2001025169A (ja) 電力貯蔵方法及び電力貯蔵装置
CN109217655B (zh) 可延长断电后维持时间的电源供应器
JP2021175236A (ja) 無停電電源装置
JP3275245B2 (ja) 無停電電源式電気装置
JP2800078B2 (ja) 直流無停電電源システム
US20230238824A1 (en) Backup power supply device
JPS6227004Y2 (ja)
JP3178314B2 (ja) 電力変換装置
EP4175118A1 (en) Backup power supply device and method for controlling backup power supply device
GB1564691A (en) Dual voltage battery powered electric systems
JPH02164236A (ja) 無停電電源装置
JPH03293939A (ja) 直流電源システム
JPH07123708A (ja) 昇圧回路
JP4086511B2 (ja) 電源装置
JPH01298953A (ja) 電源装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees