JP3774925B2 - プリント基板の保持構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はパーソナルコンピュータなどで増設される場合などのプリント基板の保持構造に関わる。
【0002】
【従来の技術】
パーソナルコンピュータやワードプロセッサなどの情報機器には、利用者が機能の拡張を目的にプリント基板を増設できる構造を持った装置が多い。オプションなどで使用されるプリント基板は、装置の出荷時に工場で増設したり購入者が自宅で増設したりする。
【0003】
増設されるプリント基板は基本的な寸法は決められているものの外形や重量は様々であり、プリント基板の保持構造が不完全であると動作が不安定になるなど障害に結びつき易い。特に工場出荷後の輸送振動や衝撃によってプリント基板がコネクタから抜けてしまうと全く動作しなくなったりする。
【0004】
そのため従来よりナイロンバンドを用いてプリント基板を固定したり、特別な金具によってプリント基板をコネクタ側に押さえ込んだりしている。図6を用いて従来のプリント基板の保持構造を説明する。図6の5は増設しようとするプリント基板、6はプリント基板5の一端を接続し固定するためのコネクタである。図6の7はプリント基板5を増設しようとするパーソナルコンピュータなどの装置の基底部である。図6の8は装置の基底部7に立設する側板である。
【0005】
図6の(1)に示すようにプリント基板5をコネクタ6に挿入するだけでは固定が不十分であり、図6の(2)に示すようにナイロンバンドでプリント基板5とコネクタ6とを側板8と共に固定してしまったり、図6の(3)に示すように固定金具によってプリント基板5の端面をコネクタ6側に抑え込むことが行われる。
【0006】
図6の60はナイロンバンドである。図6の61はプリント基板5を固定するための固定金具であり、図6の62は固定金具61をコネクタ6側に抑え込むための基底部7に立設する柱状金具である。
【0007】
柱状金具62には図では高さ方向にいくつかの螺子穴があいており、高さを調整できる。また固定金具61にはプリント基板の幅調整用の調整穴が設けてあり、任意の幅のプリント基板に対応できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のプリント基板の保持構造においては、幅の異なるプリント基板に対応するために固定金具61を大きくする必要があった。また図6の(3)に示すように固定金具の余長を吸収するために装置のスペースを大きくしなければならないという問題があった。
【0009】
またナイロンバンドを用いた場合は、一度プリント基板を取り外すと再利用できないという問題があった。本発明はこのような点にかんがみて、振動や衝撃による抜けを防止するためにプリント基板の任意の位置に確実に固定すると共に、プリント基板を取り付ける装置に基本的な取り付け構造があれば、限られたスペースの中で装置の任意の位置に取り付けることを可能にするプリント基板の保持構造を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は下記の如くに構成された本発明のプリント基板の保持構造によって解決される。本発明のプリント基板の保持構造は、プリント基板の一端を装置の基底部に立設する側板に設けたコネクタによって固定し、該プリント基板の他端を装置の基底部に立設する他の側板に固定するプリント基板の保持構造であって、プリント基板の端部を挟持する挟持部を有する帯状の第1の固定手段であって、帯の両端部に第1の固定手段を固定する固定位置を調整する調整部を有する第1の固定手段と、第1の固定手段を嵌入する穴を有する一対の第2の固定手段であって、調整部に対応して第1の固定手段を第2の固定手段に固定する爪状の突起部と、第2の固定手段を他の側板に固定する爪状の突起部と係合部とを有する一対の第2の固定手段と、第2の固定手段を他の側板に固定する穴を有する第3の固定手段とを備え、プリント基板面を該装置の基底面と平行に保持する。
本発明のプリント基板の保持構造は、プリント基板の一端を装置の基底部に立設する側板に設けたコネクタによって固定し、プリント基板の他端を同じく装置の基底部に立設する他の側板に固定する。
【0011】
そのためプリント基板の端部を挟持する挟持部を有する帯状の第1の固定手段であって、帯の両端部に第1の固定手段を固定する固定位置を調整する調整部を有する第1の固定手段と、第1の固定手段を嵌入する穴を有する一対の第2の固定手段であって、調整部に対応して第1の固定手段を第2の固定手段に固定する爪状の突起部と、第2の固定手段を他の側板に固定する爪状の突起部と係合部とを有する1対の第2の固定手段と、第2の固定手段を他の側板に固定する穴を有する第3の固定手段とを備える。
【0012】
第1乃至第3の固定手段によってプリント基板の一端を固定し、そのプリント基板面をその装置の基底面と平行に保持する。
図1は本発明の原理図である。
図1の1は本発明第1の固定手段にあるプリント基板の端部を挟持する挟持部である。
図1の2は本発明第1の固定手段であり、挟持部1を有し帯状をしている。第1の固定手段2の端部に見える複数の縦棒がプリント基板の端部を固定する固定位置を調整する調整部である。
【0013】
図1の3が第2の固定手段であり、帯状の第1の固定手段が嵌入する穴と第1の固定手段を固定する爪状の突起部を有する。
爪状の突起部は図では見えない。
図1の4が他の側板すなわち第3の固定手段である。
一対の第2の固定手段3を他の側板に固定するための穴を有するが図では見えない。
【0014】
本発明では、このように第1の固定手段2が帯状をしていること、および第2、第3の固定手段3、4の取り付け位置が任意に選択されることによって、プリント基板の挟持部1によってプリント基板の任意の位置を挟持する。また第2乃至第3の固定手段3、4が装置の任意の位置に固定する役目を果たしているので、プリント基板を装置の任意の位置に取り付けることが可能になる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。図5の5は増設しようとするプリント基板、6はプリント基板5の一端を接続し固定するためのコネクタである。図5の7はプリント基板5を増設しようとするパーソナルコンピュータなどの装置の基底部である。図5の8は装置の基底部7に立設する側板である。図5の9はプリント基板5の他端を固定するための、装置の基底部7に立設する他の側板である。
【0016】
図2は本発明の第1の固定部材を説明するための図である。図2の1は図1の1と同じプリント基板の端部を挟持する挟持部であり、図2の20と21は図1の第1の固定手段2に対応する本発明の第1の固定部材である。
【0017】
図2の10と11は挟持部1の実施例を示し挟持部1のA?A’断面の形状を示す。このような断面形状にすることにより厚さの異なるプリント基板を保持することが可能になる。
【0018】
第1の固定部材20と21は固定位置を調整するために帯状をしている。また部材を固定後、位置ずれが発生しないように固定部材20ではローレットを設けており、固定部材21ではマル穴を設けている。この構造により帯状部材の余長を吸収するためのスペースを必要としない。
【0019】
図3は本発明の第2の固定部材を説明するための図である。図3の30は図1の第2の固定手段3に対応する本発明の第2の固定部材である。第2の固定部材30は、図に示すように第1の固定部材20乃至21を嵌入する穴を有する。
【0020】
図3の31は第1の固定部材20乃至21を固定する爪状の突起部である。突起部31により、第1の固定部材20乃至21のローレット乃至マル穴を固定する。
【0021】
図3の32と33はそれぞれ第2の固定部材30を固定するための爪状の突起部と係合部である。図4は本発明の第3の固定部材を説明するための図である。図4の40は図1の第3の固定手段4に対応する本発明の第3の固定部材である。第3の固定部材40は、図に示すように第2の固定部材30を固定する穴を有する。
【0022】
図4の42と43はそれぞれ第2の固定部材30を固定するための爪状の突起部32と係合部33に対応する係合穴である。係合穴42に爪状の突起部32を、係合穴43の2箇所に係合部33の2箇所をそれぞれ係合することにより、第2の固定部材30を第3の固定部材40に固定する。
【0023】
尚、部品の加工性を良くするために、挟持部1を第1の固定部材20や21とは別部品として、第1の固定部材20や21に取り付ける構造にしても一向に差支えない。
【0024】
また第1の固定部材20や21の素材はナイロン等の比較的強靱な樹脂を用いたが、帯状部は弾性力を強めるために、金属製板バネを用いてもよい。また第2の固定部材30を第3の固定部材40に固定する場合は、螺着してもよい。この場合は、第2の固定部材30の取り付け範囲であれば、第3の固定部材40のどこにでも自由に螺穴を設定すればよい。
【0025】
螺着にしても、本発明の実施の形態のように係合にしても、第1および第2の固定部材は、脱着が可能であるので再利用されることに変わりない。
【0026】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように本発明によれば、長さや厚さの異なるプリント基板を保持することが可能である、余分なスペースを必要としない、更に容易に取外しと取り付けができるので、固定部材の再利用を可能にするという様々な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理図
【図2】 本発明の第1の固定部材
【図3】 本発明の第2の固定部材
【図4】 本発明の第3の固定部材
【図5】 プリント基板の保持構造
【図6】 従来のプリント基板の保持構造
【符号の説明】
1 挟持部
2 第1の固定手段
3 第2の固定手段
4 第3の固定手段
5 プリント基板
6 コネクタ部
7 装置の基底部
8、9 側板
10、11 挟持部の形状
20、21 第1の固定部材
30 第2の固定部材
31、32 爪状の突起部
33 係合部
40 第3の固定部材
42、43 係合穴
60 ナイロンバンド
61 固定金具
62 柱状金具
Claims (1)
- プリント基板の一端を装置の基底部に立設する側板に設けたコネクタによって固定し、該プリント基板の他端を装置の基底部に立設する他の側板に固定するプリント基板の保持構造であって、
該プリント基板の端部を挟持する挟持部を有する帯状の第1の固定手段であって、帯の両端部に第1の固定手段を固定する固定位置を調整する調整部を有する第1の固定手段と、
前記第1の固定手段を嵌入する穴を有する一対の第2の固定手段であって、前記調整部に対応して前記第1の固定手段を前記第2の固定手段に固定する爪状の突起部と、前記第2の固定手段を前記他の側板に固定する爪状の突起部と係合部とを有する一対の第2の固定手段と、
前記第2の固定手段を前記他の側板に固定する穴を有する第3の固定手段とを備え、
該プリント基板面を該装置の基底面と平行に保持することを特徴とするプリント基板の保持構造。
Priority Applications (1)
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JP04699396A JP3774925B2 (ja) | 1996-03-05 | 1996-03-05 | プリント基板の保持構造 |
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JPH09246753A JPH09246753A (ja) | 1997-09-19 |
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