JP3773803B2 - 半導体素子実装用パッケージおよび半導体素子実装方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体素子実装用パッケージおよび半導体素子実装方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は半導体素子実装用パッケージの従来例の構造を示す断面図である。
【0003】
1はフレーム、11はフレーム1の上部の開口部、12はフレーム1の中空部、13はフレーム1の貫通孔、2は半導体素子、21は半導体素子2上の配線、3は配線基板、31は配線基板3上の平面導波路配線、32は配線基板3の中央に設けたキャビティ(穴)、4はシールキャップ、5は高周波ガラス同軸ビーズ、51はガラス同軸ビーズ5の中心導体、52はガラス同軸ビーズ5の誘電体、10はボンディングワイヤである。
【0004】
この従来技術による半導体素子実装用パッケージでは、フレーム1として金属筐体を用いている。また、この金属フレーム1の側壁には、高周波同軸コネクタの構成部品である同軸端子、すなわち、ガラス同軸ビーズ5が設けられている。半導体素子2の実装後に、シールキャップ4をシーム溶接、ろう付け、あるいは接着等の手段によってフレーム1の上面に接続することで気密性を確保する。フレーム1内部には、半導体素子2を搭載するためのキャビティ32を中央に設けた配線基板3が配置され、配線基板3上には、マイクロストリップ、グランデッドコプレーナ等の平面導波路配線31が配置されている。配線基板3上の平面導波路配線31と、同軸ビーズ5の中心導体51とは、はんだ、あるいは銀ペースト等によって、電気的・機械的に接続されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この半導体素子実装用パッケージでは、半導体素子2上の配線21と、配線基板3上の平面導波路配線31との接続には、ボンディングワイヤ10またはボンディングリボンが用いられていた。このため、これらのボンディングワイヤ10またはボンディングリボンのボンディング部において、インピーダンス不整合が生じ、ボンディング部での信号の反射損失および挿入損失が大きかった。したがって、準ミリ波帯以上の高周波半導体素子を実装するためには、この信号の反射損失や挿入損失を極力抑えるために、半導体素子2と配線基板3との段差を数十μm以内に抑えたり、ボンディングワイヤ10またはボンディングリボンの長さを数百μmに抑えるなどの多大な労力が必要であった。
【0006】
このように従来技術においては、半導体素子2上の配線21と配線基板3上の平面導波路配線31との接続に、ボンディングワイヤ10またはボンディングリボンが用いられていたために、信号の反射損失や挿入損失が通常大きく、使用周波数帯が準ミリ波帯以下に限られ、それ以上の高周波性能を有する半導体素子2を実装した場合には、ボンディングワイヤ10またはボンディングリボンのボンディング部のインピーダンス不整合のために、十分にその性能が引き出せないという課題があった。
【0007】
本発明の目的は、上記課題を解決し、半導体素子と配線基板間のインピーダンス整合を図り、両者の接続点での信号損失を低減させ得る半導体素子実装用パッケージおよび半導体素子実装方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明では、半導体素子および配線基板の上部に、半導体素子と配線基板との電気接続を行うための電極端子が設けられた第2配線基板を設け、半導体素子および配線基板と第2配線基板との接続にバンプボンディングを用いることを要旨とする。
【0010】
すなわち、本発明の半導体素子実装用パッケージは、上部と下部に開口部を有し、中空部を有し、側壁に少なくとも1個の同軸端子を有するフレームと、前記中空部内に収納し、キャビティを有し、前記同軸端子と電気的に接続する配線を有する第1配線基板と、前記キャビティ内に収納した半導体素子と、前記半導体素子の下に位置し、前記半導体素子を載置する半導体素子支持部材と、上部と下部の前記開口部を覆うキャップと、前記半導体素子および前記第1配線基板の上に位置し、前記半導体素子上の配線と前記第1の配線基板上の配線とを電気的に接続する電極端子を有する第2配線基板とを備え、前記半導体素子上の配線および前記第1配線基板上の配線と、前記第2配線基板の前記電極端子とをバンプボンディングにより接続したことを特徴とする。
【0011】
また、本発明の半導体素子実装用パッケージは、前記第2配線基板が、半導体材料、セラミック、ガラス、ガラスセラミック、ポリテトラフルオロエチレン、もしくは絶縁性樹脂からなることを特徴とする。
【0012】
また、本発明の半導体素子実装用パッケージは、前記第2配線基板が、ポリイミドまたは液晶ポリマーからなることを特徴とする。
【0013】
また、本発明の半導体素子実装用パッケージは、前記半導体素子支持部材と、下部の前記キャップとの間に、弾性を有する緩衝層を有することを特徴とする。
【0014】
また、本発明の半導体素子実装方法は、上部と下部に開口部を有し、中空部を有し、側壁に少なくとも1個の同軸端子を有するフレームに、キャビティを有する第1配線基板を前記フレーム内に挿入し、該第1配線基板の配線を前記同軸端子と電気的に接続する第1工程と、前記半導体素子および前記第1配線基板と電気的接続を行う電極端子を有する第2配線基板を、前記第1配線基板にバンプボンディングにより電気的・機械的に接続する第2工程と、前記第2配線基板に前記半導体素子を、前記バンプボンディングのバンプよりも低い温度で溶融するバンプを用いてバンプボンディングにより電気的・機械的に接続する第3工程と、前記フレームの下方から、前記半導体素子を載置する半導体素子支持部材を挿入し、該半導体素子支持部材と前記半導体素子とを接続する第4工程と、上部と下部の前記開口部をキャップで覆う第5の工程とを含むことを特徴とする。
【0015】
本発明では、配線基板上に形成されたマイクロストリップ、グランデッドコプレーナ等の平面導波路配線と、パッケージフレームに設けられた同軸端子の中心導体とは、はんだ、あるいは銀ペ一スト等によって電気的に接続され、インピーダンス不整合が十分に抑えられている。また、半導体素子と配線基板とは、平面導波路配線が形成された第2配線基板を介してバンプボンディングにより電気的に接続されるため、インピーダンス整合が図られている。したがって、準ミリ波帯・ミリ波帯およびそれ以上の高周波特性を有する半導体素子を実装した場合でも、半導体素子と配線基板間の接続点での信号の反射損失および挿入損失を低減させ、十分にその性能を引き出すことができる。また、高周波入出力端子が多い半導体素子でも、少ない労力で実装することが可能である。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、以下で説明する図面で、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
【0017】
実施の形態1
図1は本発明の実施の形態1の半導体素子実装用パッケージの構造を示す断面図である。
【0018】
1はフレーム、11、14はフレーム1の上部および下部の開口部、12はフレーム1の中空部、13はフレーム1の貫通孔、2は半導体素子、21は半導体素子2上の配線、3は第1配線基板、31は第1配線基板3上の平面導波路配線、32は第1配線基板3の中央に設けたキャビティ(穴)、4、40はシールキャップ、5は高周波ガラス同軸ビーズ、51はガラス同軸ビーズ5の中心導体、52はガラス同軸ビーズ5の誘電体、6は第2配線基板、61は第2配線基板6の平面導波路配線、7は半導体素子支持部材(リッド)、26、36はバンプである。
【0019】
フレーム1は、例えば、銅、銅タングステン、アルミニウム、ステンレス鋼、コバール、チタン、モリブデン、インバーなどの金属筐体からなる。この金属フレーム1の側壁には、高周波同軸コネクタの構成部品である同軸端子、すなわち、ガラス同軸ビーズ5が設けられている。フレーム1の内部には、第1配線基板3が配置されている。第1配線基板3は、例えば、シリコン、炭化珪素、砒化ガリウム、窒化ガリウムなどの半導体、またはアルミナ、窒化アルミニウム、酸化ベリリウム、炭化珪素、ガラスセラミックなどのセラミックからなる。また、第1配線基板3の中央には、半導体素子2を搭載するためのキャビティが設けられている。また、第1配線基板3上には、銅、金、タングステン、またはこれらの合金などの薄膜を用いて、マイクロストリップ、グランデッドコプレーナ等の平面導波路配線31が形成されている。この第1配線基板3上の平面導波路配線31と、フレーム1の側壁に配置された同軸ビーズ5の中心導体51とは、はんだ、あるいは銀ペ一スト等によって電気的・機械的に接続されている。
【0020】
第2配線基板6は、シリコン、炭化珪素、砒化ガリウム、窒化ガリウムなどの半導体、あるいはアルミナ、窒化アルミニウム、酸化ベリリウム、炭化珪素、ガラスセラミックなどのセラミック、あるいはガラス、テフロン、絶縁性樹脂等からなる。第2配線基板6は、第1配線基板3と同様に、マイクロストリップ、グランデッドコプレーナ等の平面導波路配線61が形成されている。第2配線基板6には、第1配線基板3および半導体素子2とバンプボンディングするための電極(図示省略)が形成されている。また、第1配線基板3および半導体素子2上にも、同様に電極(図示省略)が形成されており、第2配線基板6とバンプ36、26を介してバンプボンディングされる。
【0021】
半導体素子2の下部には、フレーム1と同様に金属からなる半導体素子支持部材7が配置されている。半導体素子支持部材7は、フレーム1の下方の開口部14から挿入され、はんだ、銀ペースト、あるいはグリース等によって、半導体素子2と機械的に接続される。この半導体素子実装パッケージでは、シールキャップ4およびシールキャップ40をシーム溶接、ろう付け、あるいは接着等の手段によってフレーム1の上面および下面に接続することで気密性を確保する。
【0022】
このように、本実施の形態1の半導体素子実装用パッケージは、開口部11と中空部12と同軸端子であるガラス同軸ビーズ5を有するフレーム1と、中空部12内に収納し、同軸ビーズ5と電気的に接続した第1配線基板3と、中空部12内に収納した半導体素子2と、開口部11、14を覆うキャップ4、40と、中空部12内に収納し、半導体素子2と第1の配線基板3とを電気的に接続する第2配線基板6とを備え、半導体素子2および第1配線基板3と、第2配線基板6とをバンプボンディングにより接続した。
【0023】
さらに詳しくは、上部と下部に開口部11、14を有し、中空部12を有し、側壁に少なくとも1個の同軸端子である同軸ビーズ5を有するフレーム1と、中空部12内に収納し、キャビティ32を有し、同軸ビーズ5と電気的に接続する配線31を有する第1配線基板3と、キャビティ12内に収納した半導体素子2と、半導体素子2の下に位置し、半導体素子2を載置する半導体素子支持部材7と、上部と下部の開口部11、14を覆うキャップ4、40と、半導体素子2および第1配線基板3の上に位置し、半導体素子2上の配線21と第1の配線基板3上の配線31とを電気的に接続する電極端子(図示省略)を有する第2配線基板6とを備え、半導体素子2上の配線21および第1配線基板3上の配線31と、第2配線基板6の前記電極端子とをバンプボンディングにより接続したものである。
【0024】
本実施の形態1の半導体実装用パッケージでは、高周波同軸コネクタから入出力する高周波信号は、従来のワイヤボンディング、リボンボンディングなどによるボンディングのように大きなインピーダンス不整合を介することなく、半導体素子2に接続されているので、反射損失および挿入損失が低減し、ミリ波帯以上の高周波半導体素子の性能を十分に引き出すことが可能である。
【0025】
実施の形態2
図2は本発明の実施の形態2の半導体素子実装用パッケージの構造を示す断面図である。
【0026】
60は第2配線基板である。
【0027】
本実施の形態2では、第2配線基板60として、例えばポリイミド、液晶ポリマーなどを基板素材とする10〜300μm厚さのテープ状の基板を用いたものである。第2配線基板60上(図2では、第2配線基板の下面)には、銅、金などの金属薄膜でマイクロストリップ、グランデッドコプレーナ等の平面導波路配線61が形成されている。また、第2配線基板60上(図2では、第2配線基板の下面)には、第1配線基板3および半導体素子2とバンプボンディングするための電極(図示省略)が形成されている。
【0028】
本実施の形態2のように、第2配線基板60として、テープ状の基板を用いることで、バンプボンディング部への応力集中を緩和することが可能となり、信頼性を高めることができる。
【0029】
実施の形態3
図3は本発明の実施の形態3の半導体素子実装用パッケージの構造を示す断面図である。
【0030】
8は緩衝層である。
【0031】
本実施の形態3では、半導体素子支持部材7と下部シールキャップ40との間に、例えば10〜500μm厚さのゴム状フィルム、樹脂、ぺ一スト材などの弾性を有する緩衝層8を挿入したものである。
【0032】
本実施の形態3のように、このような緩衝層8を挿入することで、バンプボンディング部への応力集中を緩和することが可能となり、信頼性を高めることができる。
【0033】
実施の形態4
図4(a)〜(d)は本発明の実施の形態4の半導体素子実装方法を示す工程断面図である。本実施の形態4は、上記実施の形態1の半導体素子実装用パッケージを用いた実装方法である。
【0034】
まず、図4(a)に示すように、所定の金属加工プロセスを用いて作製され、側壁には高周波同軸コネクタの構成部品である同軸ビーズ5が設けられているフレーム1の内部に、半導体またはセラミックなどで作製され、半導体素子2を搭載するためのキャビティ32が設けられた第1配線基板3を配置する。第1配線基板3は、はんだ、あるいは銀ペースト等によってフレーム1に接着されると共に、第1配線基板3上の平面導波路配線31と、同軸ビーズ5の中心導体51とを、はんだ、あるいは銀ペ一スト等によって、電気的・機械的に接続する。
【0035】
なお、図4(b)に示すように、第2配線基板6上には、マイクロストリップ、グランデッドコプレーナ等の平面導波路配線61と共に、第1配線基板3および半導体素子2とバンプボンディングするための電極(図示省略)が形成されている。InSn、SnBi、SnZn、SnAu、SnCu、およびこれらの共晶などの金属を、蒸着法、金属薄膜のパンチングなどにより電極部へ配置し、またはボール形状金属塊などを電極部へ配置して、第2配線基板6の電極上にバンプ36を形成し、第1配線基板3に接続する。
【0036】
第2配線基板6と第1配線基板3とを接続した後、図4(c)に示すように、上記バンプの作製と同様に、InSn(共晶温度117℃)、SnBi(同139℃)、SnZn(同198℃)、SnAu(同280℃)、SnCu(同227℃)などや、これらの共晶などの金属を、蒸着法、金属薄膜のパンチングなどにより電極部へ配置し、またはボール形状金属塊などを電極部へ配置して、半導体素子2上の電極上にバンプ26を形成し、半導体素子2に接続する。ここで、バンプ26は、パンブ36よりも共晶温度の低い材料を選択する。これは、バンプ26はバンプ36より後に形成するため、バンプ26による第2配線基板6と半導体素子2との接続中に、先に作製したバンプ36が溶融してしまうのを避けるためである。例えば、バンプ36にSnAu(Au70%、共晶温度280℃)を用い、バンプ26にSnAu(Au5%、共晶温度217℃)を用いる(参考文献:特願2000−221980)。
【0037】
次に、図4(d)に示すように、半導体素子2の搭載後、フレーム1の下方から半導体素子支持部材7を挿入し、半導体素子支持部材7の上部と半導体素子2の下部とを、はんだ、銀ペースト、あるいはシリコン系ペースト材等によって接着する。
【0038】
最後に、フレーム1の上部および下部に、シーム溶接、ろう付け、あるいは接着等の手段によって、シールキャップ4、40を接続することで気密性を保持して、半導体素子実装が完了する。
【0039】
このように、本実施の形態4の半導体素子実装方法は、上部と下部に開口部11、14を有し、中空部12を有し、側壁に少なくとも1個の同軸端子である同軸ビーズ5を有するフレーム1に、キャビティ32を有する第1配線基板3をフレーム1内に挿入し、該第1配線基板3の配線31を同軸ビーズ5と電気的に接続する第1工程と、半導体素子2および第1配線基板3と電気的接続を行う電極端子(図示省略)を有する第2配線基板6を、第1配線基板3にバンプボンディングにより電気的・機械的に接続する第2工程と、第2配線基板6に半導体素子2を、前記バンプボンディングのバンプよりも低い温度で溶融するバンプを用いてバンプボンディングにより電気的・機械的に接続する第3工程と、フレーム1の下方から、半導体素子2を載置する半導体素子支持部材7を挿入し、該半導体素子支持部材7と半導体素子2とを機械的に接続する第4工程と、上部と下部の開口部11、14をキャップ4、40で覆う第5の工程とを含む。なお、上部のキャップ4は、第2配線基板6を第1配線基板3に接続した後、すぐに(すなわち、第2工程と第3工程との間で)接続することも可能である。
【0040】
これにより、半導体素子2と配線基板3間のインピーダンス整合を図り、両者の接続点での信号損失を低減させ得る半導体素子実装用パッケージを作製することができる。また、高周波入出力端子が多い半導体素子2でも、少ない労力で実装することが可能となる。
【0041】
以上本発明を実施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。例えば、図1〜図4の半導体素子実装用パッケージおよび実装方法において、半導体素子支持部材7と下部のキャップ40を設けないで、半導体素子2をフレーム1上に機械的に接続することも可能である。図4の実施の形態4では、第1配線基板3、第2配線基板6、半導体素子2の順で実装したが、この場合は、第1配線基板3、半導体素子2、第2配線基板6の順で実装することになる。しかし、半導体素子支持部材7と下部のキャップ40を設ける方が、バンプ26、36の接続を確実にする上で望ましい。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、半導体素子および配線基板の上部に、半導体素子および配線基板と電気接続を行うための電極端子が設けられた第2配線基板を設け、半導体素子および配線基板と第2配線との接続にバンプボンディングを用いることで、超高周波半導体素子の特性を十分に引き出すことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の半導体素子実装用パッケージの構造を示す断面図である。
【図2】本発明の実施の形態2の半導体素子実装用パッケージの構造を示す断面図である。
【図3】本発明の実施の形態3の半導体素子実装用パッケージの構造を示す断面図である。
【図4】(a)〜(d)は本発明の実施の形態4の半導体素子実装方法を示す工程断面図である。
【図5】従来の半導体素子実装用パッケージの構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1…フレーム、2…半導体素子、3…第1配線基板、4、40…シールキャップ、5…ガラス同軸ビーズ、6…第2配線基板、7…半導体素子支持部材、8…緩衝層、11、14…フレームの開口部、12…フレームの中空部、13…フレームの貫通孔、21…半導体素子上の配線、26、36…バンプ、31…配線基板上の平面導波路配線、32…配線基板のキャビティ、51…ガラス同軸ビーズの中心導体、52…ガラス同軸ビーズの誘電体、60…第2配線基板、61…第2配線基板の平面導波路配線。
Claims (5)
- 上部と下部に開口部を有し、中空部を有し、側壁に少なくとも1個の同軸端子を有するフレームと、
前記中空部内に収納し、キャビティを有し、前記同軸端子と電気的に接続する配線を有する第1配線基板と、
前記キャビティ内に収納した半導体素子と、
前記半導体素子の下に位置し、前記半導体素子を載置する半導体素子支持部材と、
上部と下部の前記開口部を覆うキャップと、
前記半導体素子および前記第1配線基板の上に位置し、前記半導体素子上の配線と前記第1の配線基板上の配線とを電気的に接続する電極端子を有する第2配線基板とを備え、
前記半導体素子上の配線および前記第1配線基板上の配線と、前記第2配線基板の前記電極端子とをバンプボンディングにより接続したことを特徴とする半導体素子実装用パッケージ。 - 前記第2配線基板が、半導体材料、セラミック、ガラス、ガラスセラミック、ポリテトラフルオロエチレン、もしくは絶縁性樹脂からなることを特徴とする請求項1記載の半導体素子実装用パッケージ。
- 前記第2配線基板が、ポリイミドまたは液晶ポリマーからなることを特徴とする請求項1記載の半導体素子実装用パッケージ。
- 前記半導体素子支持部材と、下部の前記キャップとの間に、弾性を有する緩衝層を有することを特徴とする請求項1記載の半導体素子実装用パッケージ。
- 上部と下部に開口部を有し、中空部を有し、側壁に少なくとも1個の同軸端子を有するフレームに、
キャビティを有する第1配線基板を前記フレーム内に挿入し、該第1配線基板の配線を前記同軸端子と電気的に接続する第1工程と、
前記半導体素子および前記第1配線基板と電気的接続を行う電極端子を有する第2配線基板を、前記第1配線基板にバンプボンディングにより電気的・機械的に接続する第2工程と、
前記第2配線基板に前記半導体素子を、前記バンプボンディングのバンプよりも低い温度で溶融するバンプを用いてバンプボンディングにより電気的・機械的に接続する第3工程と、
前記フレームの下方から、前記半導体素子を載置する半導体素子支持部材を挿入し、該半導体素子支持部材と前記半導体素子とを接続する第4工程と、
上部と下部の前記開口部をキャップで覆う第5の工程とを含むことを特徴とする半導体素子実装方法。
Priority Applications (1)
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