JP3773392B2 - 光電変換中継装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバが同軸ケーブル及び配線コードからの干渉を受けて、傷付いたり、曲率半径が小さくなって光損失が増大することがないように工夫した光電変換中継装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、光信号を電気信号に、電気信号を光信号に変換する光電変換中継装置が知られている。この光電変換中継装置は、例えば、幹線を光ファイバ、分岐/支線を同軸ケーブルとした光/電気複合のCATV伝送路において、光−電気を相互変換する箇所における中継装置として用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この光電変換中継装置においては、光信号を電気信号に変換する光/電気変換ユニット、電気信号を光信号に変換する電気/光変換ユニット、電源ユニット等を含む各種回路ユニットがケース本体及び蓋に配設されている。この結果、蓋側に配設されている回路ユニットとケース本体側に配設されている回路ユニットとを接続用光ファイバで接続したり、同軸ケーブルで接続したり、電源回路から給電のための配線コードを接続したりして、蓋とケース本体との間で各種配線が配設されることになる。
【0004】
一方、伝送路の光ファイバは、通常、余長部と呼ばれる余分に長い部分が円形状に周回されて、光電変換中継装置内に収納されている。又、光ファイバは、伝送損失を低下させないために、所定の曲率半径以上に曲げ具合を保持する必要がある。これらの事情から、光電変換中継装置の敷設や保守等の現場工事において、光ファイバの曲率を変化させないこと、光ファイバを傷付けないことが要求されている。このため、これらの要請を満たすためには、現場作業を注意深く行う必要があり、作業性が悪いものであった。又、注意深く作業をしても、上記の要請が満たされずに、光信号の伝送損失を増大させることが発生していた。
【0005】
本発明は、上記の課題を解決するために成されたものであり、その目的とするところは、光ファイバに対する同軸ケーブルや配線コードからの干渉を防止することである。この結果として、光ファイバに損傷を与えず、所定曲率半径以上を保持して、伝送損失を低下させないようにすることである。又、干渉が防止されることから、現場工事を容易にすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用効果】
上記課題を解決するための発明の構成における第1の特徴は、ケース本体と蓋とがヒンジ部にて開閉軸の周りに回転して開閉可能とされ、ケース本体及び蓋のそれぞれの内部に光/電気変換ユニット、電気/光変換ユニット、光コネクタ、電源ユニット等を含む各種回路ユニットが配設され、それら各種回路ユニット間が光ファイバ、同軸ケーブル、配線コードにて電気的に接続され、光信号を入力して電気信号に変換して出力し、電気信号を入力して光信号に変換して出力する光電変換中継装置において、ケース本体と蓋とを接続する接続用光ファイバを有し、接続用光ファイバの第1端と伝送路の光ファイバとを接続する光コネクタから成る中継アダプタを開閉軸に平行で、開閉軸に平行な方向ではケース本体の略中央部で、開閉軸に垂直な方向ではケース本体の幅における一端側に設け、接続用光ファイバの第1端と反対側の端部であって、蓋に配設された回路ユニットと接続される第2端を、開閉軸に平行で、開閉軸に平行な方向では蓋の略中央部で、開閉軸に垂直な方向の蓋の幅方向では、中継アダプタの位置する側とは反対側の端部に位置させ、ケース本体に蓋が閉じられた時には、接続用光ファイバを半円弧状に収納できるようにしたことを特徴とする。
【0007】
蓋はケース本体に対してヒンジ部により開閉軸の周りに回転して開閉自在に構成されている。このケース本体や蓋には、光/電気変換ユニット、電気/光変換ユニット、光コネクタ、電源ユニット等を含む各種回路ユニットが配設されている。ケース本体と蓋にどの回路ユニットが配設されているかは、接続用光ファイバ、同軸ケーブル、配線コードがケース本体と蓋との間を接続する構成である限り、任意である。例えば、通常は、ケース本体に、光/電気変換ユニット、増幅器ユニット、分配器ユニット、分波器ユニット、光伝送路の光ファイバと接続用光ファイバとを接続する光コネクタ等が配設されており、蓋には、電気/光変換ユニット、分配器ユニット、電源回路ユニット等が配設されている。しかし、このケース本体と蓋とにおける回路ユニットの収納分担は任意である。
【0008】
この構成の光電変換中継装置において、本発明の第1の特徴では、接続用光ファイバを伝送路の光ファイバと接続するための光コネクタから成る中継アダプタを開閉軸に平行に、開閉軸に平行な方向ではケース本体の中央部であり、この開閉軸に垂直な方向ではケース本体の幅における一端側に設けている。例えば、ケース本体が開閉軸の方向に長辺を有し、その軸に垂直な方向に短辺を有する長方形の開口を有する場合には、長辺に平行で長辺の略中央部であって、短辺の一端側、即ち、開閉軸に近い端部又は開閉軸に遠い端部に中継アダプタが設けられている。接続用光ファイバの第1端はこの中継アダプタの光コネクタに対して開閉軸に平行に接続され、反対側の第2端は蓋側の回路ユニットに接続されている。接続用光ファイバの第2端は、蓋側で開閉軸に平行になり、開閉軸に平行な方向では中央部で、開閉軸に垂直な蓋の幅方向では、蓋がケース本体に閉じられた時に、中継アダプタが位置する側とは反対側の端部に位置させている。この結果、蓋がケース本体に閉じられた時には、接続用光ファイバは半円弧状に収納されることになる。即ち、接続用光ファイバはケース本体と蓋の大きさから制限される最大曲率半径となるように配置される。この結果、光の伝送損失の低下が防止される。
【0009】
本発明の第2の特徴は、上記の特徴に加えて、ケース本体において、接続用光ファイバと同軸ケーブル及び配線コードとが干渉しないように、接続用光ファイバが配設される側と反対側で、且つ、開閉軸に近い側で、同軸ケーブル及び配線コードを接続用光ファイバから分離する誘導手段が配設されていることを特徴とする。
【0010】
第1の特徴では、接続用光ファイバがケース本体及び蓋において略片半分に収納されることになる。そして、第2の特徴では、誘導手段が他の片半分側で開閉軸に近い側に配設されている。この誘導手段により、同軸ケーブル及び配線コードと接続用光ファイバとが分離されている。これにより、同軸ケーブル及び配線コードが接続用光ファイバに干渉することが防止され、接続用光ファイバの傷付きが防止され、曲率半径の縮小化が防止される。この結果、光伝送損失の低下が防止される。又、結果として、蓋をケース本体に閉じる動作が容易に実行できるので、現場工事が容易となる。
【0011】
第3の特徴では、誘導手段は、同軸ケーブル及び配線コードを開閉軸側に且つ、ケース本体の底側に排除するように規制するものである。即ち、ケース本体の幅方向の中央部や開口方向の上部に同軸ケーブルや配線コードが迫り出さないように、誘導手段により規制される。この結果、ケース本体には、同軸ケーブル及び配線コードと干渉しない空間が形成される。
【0012】
第4の特徴では、ケース本体には、伝送路の光ファイバの余長部分を収納する収納空間を有し、誘導手段は、この収納空間に対して壁を構成している。即ち、誘導手段により、同軸ケーブル及び配線コードと光ファイバの余長部分との干渉が防止される。その結果、光ファイバの余長部分は当初の可能な最大曲率半径を保持するため、光伝送損失の低減が防止される。さらに、余長部分の傷付きが防止され、これによっても伝送損失の低下が防止される。又、蓋をケース本体に閉じる時に、それほどの注意を必要としないことから、現場工事が容易となる。
【0013】
第5の特徴では、誘導手段は、開閉軸に平行に延びて、ケース本体に立設されている。この構成により、同軸ケーブル及び配線コードを上記のように拘束して、上記の作用効果が発生する。
【0014】
第6の特徴では、誘導手段は、中継アダプタよりも高い位置で、収納空間側に曲げられており、同軸ケーブル、配線コードをこの収納空間内の光ファイバの余長部分と干渉させないようにしたことである。伝送路の光ファイバも中継アダプタに接続されている。よって、この構成により、同軸ケーブル及び配線コードが光ファイバの余長部分の上に迫り出すことが完全に防止され、上記した作用効果を奏する。
【0015】
第7の特徴では、ケース本体と蓋とがヒンジ部にて開閉軸の周りに回転して開閉可能とされ、ケース本体及び蓋のそれぞれの内部に光/電気変換ユニット、電気/光変換ユニット、光コネクタ、電源ユニット等を含む各種回路ユニットが配設され、それら各種回路ユニット間が光ファイバ、同軸ケーブル、配線コードにて電気的に接続され、光信号を入力して電気信号に変換して出力し、電気信号を入力して光信号に変換して出力する光電変換中継装置において、ケース本体と蓋とを接続する接続用光ファイバを有し、ケース本体は、伝送路の光ファイバの余長部分を収納する収納空間を有し、ケース本体に、接続用光ファイバ及び伝送路の光ファイバの余長部分に対して、同軸ケーブル及び配線コードが干渉しないように、開閉軸に近い付近で、同軸ケーブル及び配線コードを拘束する誘導手段を設けたことを特徴とする。
【0016】
誘導手段により、同軸ケーブルと配線コードは、開閉軸に近い側で拘束されているので、誘導手段に対して開閉軸がある方向とは反対側に形成される収納空間に、同軸ケーブルと配線コードが迫り出すことが確実に防止される。従って、誘導手段により、同軸ケーブル及び配線コードと光ファイバの余長部分との干渉が防止される。その結果、光ファイバの余長部分は当初の可能な最大曲率半径を保持するため、光伝送損失の低減が防止される。さらに、余長部分の傷付きが防止され、これによっても伝送損失の低下が防止される。又、蓋をケース本体に閉じる時に、それほどの注意を必要としないことから、現場工事が容易となる。
【0017】
第8の特徴では、誘導手段は、開閉軸に平行に延びて、ケース本体に立設されていることを特徴とする。この構成により、同軸ケーブル及び配線コードと伝送路の光ファイバの余長部分との干渉がより確実に防止される。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体的な実施の形態に基づいて説明する。
図1は本発明に係る光電変換中継装置100の主要回路の構成を示したブロック図である。図2は光電変換中継装置100の機構を示した斜視図である。
先ず、電気的構成について説明する。図1に示すように、光伝送路は下り用として2本の光ファイバ、上り用として2本の光ファイバで構成されている。上り1本、下り1本は予備用の光ファイバである。下り用の光ファイバは孔である光INAと光INBからケース本体11内に挿入されて、それぞれ、光コネクタ52、72を介して、光/電気変換ユニット53、73に接続される。光/電気変換ユニット53、73の出力する電気信号は、切換器54に入力して、何れか1方の信号だけが選択されるようになっている。即ち、選択されていない1本の光ファイバによる伝送路は予備となる。選択されている方の光/電気変換ユニット53の出力は、増幅器55で増幅されて、分配器ユニット56により4分配される。その後、4分配されたそれぞれの信号は増幅器ユニット57で増幅されて、分波器ユニット58に入力する。その後、分波器ユニット58の出力する4出力は、端子IN/OUT1,IN/OUT2,IN/OUT3,IN/OUT4に接続された同軸ケーブルにより電気信号として下流側(需要家側)伝送される。光INA、INBから入力した光ファイバは円弧状に周回された余長部分59,79を有している。上記の余長部分59、79、光コネクタ52、72、光コネクタの集合から成る中継アダプタ30(図2)、光/電気変換ユニット53、73、切換器54、増幅器55、分配器ユニット56、増幅器ユニット57、分波器ユニット58、端子IN/OUT1,IN/OUT2,IN/OUT3,IN/OUT4は、ケース本体11に設けられている。
【0019】
上り系統は次のように構成されている。4本の伝送路の各同軸ケーブルを上り方向(センタ装置側)に伝送する信号は、端子IN/OUT1,IN/OUT2,IN/OUT3,IN/OUT4を介して、分波器ユニット58に入力する。分波器ユニット58で分波された上り信号は、接続用同軸ケーブル88を介して蓋21側に設けられているコンバータユニット89を介して分配器ユニット81に入力する。この分配器ユニット81の出力信号は切換器82を介して電気/光変換ユニット83、93に入力する。この電気/光変換ユニット83、93で電気信号から変換された光信号は接続用光ファイバ87、97により光コネクタ84、94に入力する。そして、光コネクタ84、94に接続された伝送路の光ファイバの余長部85、95を介して、ケース本体11に配設されている孔である光OUTA、光OUTBから外部に出力される。蓋21には、コンバータユニット89、分配器ユニット81、切換器82、電気/光変換ユニット83、電気/光変換ユニット93、電源回路ユニット22が配設されている。電源回路ユニット22からケース本体11に電力を供給するための配線コード91が接続されている。
【0020】
次に、光電変換中継装置100の機構的構成について図2を用いて説明する。光電変換中継装置100は、主として、ケース本体11及び蓋21とそれらの内部に配設された上述した各種回路ユニットから成る。上記ケース本体11と蓋21のそれぞれの内部には、上記した回路ユニットが配設されている。又、蓋21の内部には電源回路ユニット23やシステムの運用状態を常に把握し大規模システムでの回線管理を容易に行うためのステイタスモニターユニット22などが配設されている。
尚、ケース本体11の蓋21との合わせ面の全周にはパッキン14が配設されている。
【0021】
光電変換中継装置100のケース本体11及び蓋21は、それらに配設された複数のヒンジ部17,18などがボルト19により接続されている。それら複数のボルト19を弛めることにより、図2に示されたように、蓋21はケース本体11に対して、開閉軸Xを中心にして回転することで、開閉が可能となる。
【0022】
ケース本体11において、開閉軸Xの近い側で、開閉軸の方向には中央部において、開閉軸に平行な方向に伸びた光コネクタ84、94等の集合から成る中継アダプタ30が配設されている。又、この中継アダプタ30には、接続用光ファイバ87、97の一端(第1端)が接続され、その他端(第2端)は蓋21側において電気/光変換ユニット83、93に、それぞれ、接続されている。この時、接続用ファイバ87、97の第1端及び第2端は、開閉軸Xと平行であり、第1端が開閉軸Xに近い側になり、第2端が開閉軸Xとは遠い側、即ち、中継アダプタ30が配設されていない側に位置するように配設されている。この結果、接続用ファイバ87、97は、中継アダプタ30を中心とする片半分の領域に半円弧形状を成して、配設されることになる。
【0023】
又、中継アダプタ30に対して、接続用ファイバ87、97が配設されている側とは反対側の片側領域では、同軸ケーブル88、配線コード91が蓋21とケース本体11との間を接続している。そして、この片側領域で、これらの同軸ケーブル88と配線コード91の位置を拘束するために、誘導手段の一例である誘導板40がケース本体11に立設されている。誘導板40は開閉軸Xに接近して、その軸方向に伸びて、蓋21の上側(開口側)に向かって立設されている。
【0024】
誘導板40は、図3に示すように構成されている。その主要部は断面L字形状を成し、誘導板40は、側壁43と、側壁43に接続してケース本体11に誘導板40を固定する固定部42と、側壁43に接続して開口面に平行な面を有した上面部41とで構成されている。図2に示すように、誘導板40がケース本体11に固定さた時に、上面部41は、開閉軸Xから遠ざかる方向に折り曲げて、開口面に平行となるように形成されている。
【0025】
図2において、誘導板40により、同軸ケーブル88と配線コード91はケース本体11の底側、且つ、開閉軸X側に抗力が付与されている。従って、誘導板40に対して開閉軸Xが位置しない側(開放側)のケース本体11には、伝送路の光ファイバの余長部85、95を収納する収納空間Aが形成されることになる。この結果、同軸ケーブル88と配線コード91は、蓋21の開閉動作及び閉成状態において、この余長部と干渉を起こすことがなく、光ファイバの曲率半径を減縮することがなく、且つ、傷を付けることがない。又、誘導板40と反対側の領域にある接続用光ファイバ87、97も、同軸ケーブル88と配線コード91により干渉を受けることがないため、曲率半径が小さくなることもなく、傷付けられることもない。この結果、伝送損失の低減が防止される。又、蓋21の開閉動作において、同軸ケーブル88と配線コード91は誘導板40により拘束されていることから、上記の光ファイバに干渉を与えることがないため、現場工事が容易に行える。
【0026】
尚、伝送路の光ファイバの予長部59、79は、ケース本体11における収納空間Aとは反対片側領域の収納空間Bに、同様に、円状に周回させて、配設されている。
上記の実施の形態において、誘導手段を構成する誘導板40は、一例であり、同軸ケーブル、配線コードを拘束するものであれば、任意のものでも良い。尚、誘導板40は、金属製を用いたが、樹脂製であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体的な実施の形態に係る光電変換中継装置の電気的構成を示したブロック図。
【図2】図1の光電変換中継装置の機構を示した斜視図。
【図3】図2における誘導板の詳細な構成を示した斜視図。
【符号の説明】
11−ケース本体
91−配線コード
17,18−ヒンジ部
19−ボルト
21−蓋
22−電源回路ユニット
23−ステイタスモニターユニット
30−中継アダプタ
40−誘導板
84,94−光コネクタ
87,97−接続用光ファイバ
100−光電変換中継装置
Claims (8)
- ケース本体と蓋とがヒンジ部にて開閉軸の周りに回転して開閉可能とされ、前記ケース本体及び前記蓋のそれぞれの内部に光/電気変換ユニット、電気/光変換ユニット、光コネクタ、電源ユニット等を含む各種回路ユニットが配設され、それら各種回路ユニット間が光ファイバ、同軸ケーブル、配線コードにて電気的に接続され、光信号を入力して電気信号に変換して出力し、電気信号を入力して光信号に変換して出力する光電変換中継装置において、
前記ケース本体と前記蓋とを接続する接続用光ファイバを有し、
前記接続用光ファイバの第1端と伝送路の光ファイバとを接続する光コネクタから成る中継アダプタを前記開閉軸に平行で、開閉軸に平行な方向ではケース本体の略中央部で、開閉軸に垂直な方向ではケース本体の幅における一端側に設け、
前記接続用光ファイバの前記第1端と反対側の端部であって、前記蓋に配設された回路ユニットと接続される第2端を、前記開閉軸に平行で、前記開閉軸に平行な方向では蓋の略中央部で、開閉軸に垂直な方向の蓋の幅方向では、前記中継アダプタの位置する側とは反対側の端部に位置させ、
前記ケース本体に前記蓋が閉じられた時には、前記接続用光ファイバを半円弧状に収納できるようにしたことを特徴とする光電変換中継装置。 - 前記ケース本体において、前記接続用光ファイバと前記同軸ケーブル及び前記配線コードとが干渉しないように、前記接続用光ファイバが配設される側と反対側で、且つ、前記開閉軸に近い側で、前記同軸ケーブル及び前記配線コードを前記接続用光ファイバから分離する誘導手段が配設されていることを特徴とする請求項1に記載の光電変換中継装置。
- 前記誘導手段は、前記同軸ケーブル及び前記配線コードを前記開閉軸側に且つ、前記ケース本体の底側に排除するように規制するものであることを特徴とする請求項2に記載の光電変換中継装置。
- 前記ケース本体には、伝送路の光ファイバの余長部分を収納する収納空間を有し、前記誘導手段は、この収納空間に対して壁を構成していることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の光電変換中継装置。
- 前記誘導手段は、前記開閉軸に平行に延びて、前記ケース本体に立設されていることを特徴とする請求項2乃至請求項4の何れか1項に記載の光電変換中継装置。
- 前記誘導手段は、前記中継アダプタよりも高い位置で、前記収納空間側に曲げられており、前記同軸ケーブル、前記配線ケーブルをこの収納空間内の光ファイバの余長部分と干渉させないようにしたことを特徴とする請求項4に記載の光電変換中継装置。
- ケース本体と蓋とがヒンジ部にて開閉軸の周りに回転して開閉可能とされ、前記ケース本体及び前記蓋のそれぞれの内部に光/電気変換ユニット、電気/光変換ユニット、光コネクタ、電源ユニット等を含む各種回路ユニットが配設され、それら各種回路ユニット間が光ファイバ、同軸ケーブル、配線コードにて電気的に接続され、光信号を入力して電気信号に変換して出力し、電気信号を入力して光信号に変換して出力する光電変換中継装置において、
前記ケース本体と前記蓋とを接続する接続用光ファイバを有し、
前記ケース本体は、伝送路の光ファイバの余長部分を収納する収納空間を有し、
前記ケース本体に、前記接続用光ファイバ及び前記伝送路の光ファイバの余長部分に対して、前記同軸ケーブル及び前記配線コードが干渉しないように、前記開閉軸に近い付近で、前記同軸ケーブル及び前記配線コードを拘束する誘導手段を設けたことを特徴とする光電変換中継装置。 - 前記誘導手段は、前記開閉軸に平行に延びて、前記ケース本体に立設されていることを特徴とする請求項7に記載の光電変換中継装置。
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