JP3772783B2 - デマンド制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の電力消費量削減レベルを設定可能なデマンド制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
需要電力を常に監視してデマンド時限(以下、単に時限という)ごとの最大需要電力を連続的に予測し、最大需要電力が契約電力あるいは管理目標電力を超過するおそれが生じた場合、予め設定されている制御方式に従って自動的に空調機などの対象機器を制御して最大需要電力を契約電力あるいは管理目標電力に抑えるデマンド制御を行うデマンド制御装置が一般に普及している。このデマンド制御装置としては、単純に対象機器の駆動を停止させるものの他、対象機器の動作が停止することで使用者に不快感を与えないよう、必要に応じて電力消費削減の方法を段階的に選択して電力消費量を削減させるものが存在する。例えば、空調室内機の設定温度を段階的に所定量ずつ増加させたり、空調室外機の電力消費量を所定の割合ずつ削減するなどして、対象機器を停止させず、かつ必要なだけ電力消費を段階的に削減することが可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このようなデマンド制御装置が時限の途中にアクシデント、例えば停電やソフトウェアのバグなどにより再起動した場合、少なくとも再起動の開始から再起動完了までの電力消費は把握できない。従って、その時限での最大需要電力の予測が的確に行われず、結果的に最大需要電力が契約電力あるいは管理目標電力を超過してしまい電気基本料金の節減というデマンド制御の目的を達成することが不可能となってしまうことがある。
【0004】
本発明は、時限の途中に起動した場合でもその時限での最大需要電力を契約電力あるいは管理目標電力に抑えることが可能なデマンド制御装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、請求項1に係るデマンド制御装置は、複数の電力消費量削減レベルを設定可能なデマンド制御装置であって、デマンド時限の途中でデマンド制御装置が起動した場合、デマンド時限が終了するまで、複数の電力消費量削減レベルのうち最大の電力消費量削減レベルを選択してデマンド制御を行うデマンド制御装置である。
【0006】
複数の電力消費量削減レベルを設定可能とは、例えばレベル1として空調室外機の消費電力を25%削減し、レベル2として空調室外機の消費電力を50%削減するなど、デマンド制御で削減する電力消費量を段階的に複数設定できることをいう。
【0007】
最大の電力消費量削減レベルとは、上記のレベル1及びレベル2が設定されている場合はレベル2となる。あるいは、大半の空調機器を停止させるレベルが設定されている場合は、そのレベルである。
【0008】
ここでは、デマンド時限の途中で前記デマンド制御装置が起動した場合、そのデマンド時限が終了するまで、複数の電力消費量削減レベルのうち最大の電力消費量削減レベルでデマンド制御が行われる。このため、時限の途中でデマンド制御装置が起動した場合でも、そのデマンド時限で最大需要電力が契約電力あるいは管理目標電力を超過してしまうことを回避できる。
【0009】
請求項2に係るデマンド制御装置は、複数の電力消費量削減レベルを設定可能なデマンド制御装置であって、デマンド時限の途中でデマンド制御装置が起動した場合、デマンド時限が終了するまで、複数の電力消費量削減レベルのうちすくなくともひとつの電力消費量削減レベルの選択を行い、選択は、起動時から前記デマンド時限が終了するまでの時間に基づいて行われる。
【0010】
ここでは、デマンド時限の途中で前記デマンド制御装置が起動した場合、そのデマンド時限が終了するまで、複数の電力消費量削減レベルのうちすくなくともひとつの電力消費量削減レベルの選択を行われ、その選択は、起動時からデマンド時限が終了するまでの時間の長短に基づいて電力消費量削減レベルの選択が行われるため、起動完了後からデマンド時限終了までの間、不必要に高いレベルでのデマンド制御によりユーザに不快感を与えることを防ぐことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係るデマンド制御装置を用いたデマンド制御システムの機能構成図である。このシステムは、電力計1と、パルス変換器2と、デマンド制御装置3と、空調室外機5と、空調室内機6と、管理用端末7と、センター8とを含む。電力計1は、空調室外機5、空調室内機6などに電力を供給する電力線に設けられる。この電力計1には、電力量の検出用センサ(図示せず)が設けられる。この検出センサから出力された信号はパルス変換器2に出力され、パルス変換器2によってKWH/パルスに変換され、デマンド制御装置3に出力される。デマンド制御装置3は、パルス変換器2から受信したパルス信号から時限内での現在の使用電力量をモニタリングしながら時限終了時に到達する予測需要電力量を演算する。時限終了時に予測需要電力量が目標電力(契約電力)を超えるという予測をすると、デマンド制御装置3と2芯式ケーブルなどにより接続された空調室外機5及び空調室外機5と2芯式ケーブルなどにより接続された空調室内機6の各々に制御信号を送信し、空調室外機5の圧縮機用モータを強制的に停止させたり、空調室内機6の設定温度を所定値だけ上げたりする。一方、デマンド制御装置3は、空調室外機5から、空調室外機5及び空調室内機6の状態を示す情報(以下、状態情報という)を受信する。そして、状態情報の一部または全部をLANなどの第1ネットワーク9を介して管理用端末7に送信し、公衆電話回線などの第2ネットワーク10を介してセンター8に送信する。管理用端末7は、状態情報を受信して各種の分析、例えば空調室外機5の連続運転時間算出を行う。センター1は、大型のコンピュータサーバを備えており、デマンド制御装置3から送信された状態情報を分析し、各種のサービス、例えば空調室外機5の故障予知を行う。
【0012】
[最大レベル制御処理]
図2は、デマンド制御装置3が行う起動時の最大レベル制御処理の流れを示すフローチャートである。この処理は、デマンド制御装置3が起動した場合、その起動が完了してデマンド制御が可能になった時から次のデマンド時限(以下、時限という)が開始するまで、デマンド制御装置3に設定された電力消費量削減レベル(以下、レベルという)のうち最大の電力消費量削減効果が得られるような電力消費量削減レベル(以下、最大レベルという)でデマンド制御を行う。この処理は、デマンド装置3が起動した場合に開始するものとし、またレベルは予めデマンド制御装置3に設定、例えばレベル1は空調室外機5の電力消費10%削減、レベル2は空調室外機5の電力消費は20%削減、・・あるいはレベル1は空調室内機6の冷房設定温度を1℃上昇、レベル2は空調室内機6の冷房設定温度を2℃上昇、・・などとレベル数の増加に応じて削減する電力消費が増加するようにされているものとする。
【0013】
ステップS11では、最大レベルでデマンド制御を行う。ここで、最大レベルとは、例えば上記のようにレベルが設定されている場合は最大のレベル数を有するレベルである。
【0014】
ステップS12では、次の時限が開始したか否かを判断する。開始した場合、処理を終了し、通常のデマンド制御に移行する。開始していない場合、ステップS11へ戻る。
【0015】
以上のように、デマンド制御装置3の起動後から次の時限が開始するまでは最大レベルでデマンド制御が行われるため、デマンド制御装置3が起動した時限での最大需要電力が契約電力あるいは管理目標電力を超過することを回避できる。
【0016】
<その他の実施形態>
前記第1実施形態では、デマンド制御装置3の起動完了後からデマンド時限終了までのデマンド制御は、無条件に最大レベルで行われていた。しかし、起動完了後からデマンド時限終了までの時間の長短に応じて電力消費量削減レベルを選択し、そのデマンド時限が終了するまでそのレベルでデマンド制御を行うようにしても良い。例えば、デマンド時限が30分であり、デマンド制御装置3の起動完了時がそのデマンド時限開始から1分後である場合は、残りの29分は最大レベルよりも1段階だけ電力消費量削減レベルが小さいものでデマンド制御を行う。あるいは、起動完了時がそのデマンド時限開始から25分後である場合は、残りの5分は最大レベルでデマンド制御を行うなどである。このようにすれば、起動完了後からデマンド時限終了までの間、不必要に高いレベルでのデマンド制御によりユーザに不快感を与えることを防ぐことができる。
【0017】
【発明の効果】
請求項1に係る発明では、時限の途中でデマンド制御装置が起動した場合でも、そのデマンド時限で最大需要電力が契約電力あるいは管理目標電力を超過することを回避できる。
【0018】
請求項2に係る発明では、起動時からデマンド時限が終了するまでの時間の長短に基づいて目標レベルの選択が行われるため、起動完了後からデマンド時限終了までの間、不必要に高いレベルでのデマンド制御によりユーザに不快感を与えることを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデマンド制御装置を用いたデマンド制御システムの機能構成図。
【図2】最大レベル制御処理の流れを示すフローチャート。
Claims (2)
- 複数の電力消費量削減レベルを設定可能なデマンド制御装置(3)であって、
デマンド時限の途中で前記デマンド制御装置が起動した場合、前記デマンド時限が終了するまで、前記複数の電力消費量削減レベルのうち最大の電力消費量削減レベルを選択してデマンド制御を行うデマンド制御装置(3)。 - 複数の電力消費量削減レベルを設定可能なデマンド制御装置(3)であって、
デマンド時限の途中で前記デマンド制御装置が起動した場合、前記デマンド時限が終了するまで、前記複数の電力消費量削減レベルのうちすくなくともひとつの電力消費量削減レベルの選択を行い、
前記選択は、前記起動時から前記デマンド時限が終了するまでの時間に基づいて行われる、デマンド制御装置(3)。
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