JP3771178B2 - カメラ、画像情報再現方法及び画像情報校正方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像情報を記録するカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のカメラは、例えば、写真カメラ、映画カメラ、あるいはTVカメラとして広く知られている。通常、この種のカメラは、画像情報が特定の方法で記録される記録媒体を内蔵している。例えば、カラーフィルムを内蔵した写真カメラの場合、画像情報、すなわち、被写体がカメラ自体に左右されかつ記録媒体にも左右される特定の方法で記録される。その後、この記録された情報は、現像所で、例えば印画紙上に再現される。カラーフィルムの場合は、通常、複数の部分スペクトル域、すなわち、赤、緑および青のスペクトル域に細分化される。このスペクトル分布は、カラーフィルタを使用して、あるいは、現在では当たり前のことであるが、それぞれ可視スペクトルの3分の1に対して感度を有する3層の積層体を有するフィルムを使用して撮影することで得られる。
【0003】
白黒写真の場合は、そのように画像情報のスペクトルが部分域に分布することはない。しかしながら、この場合、画像情報は輝度漸変、すなわち、強度レベルの形で記録媒体に記録される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
カラー画像情報を記録する際の問題は、記録された画像情報のそのままの色合いが再現されるように記録媒体のスペクトル域を現像または再現する必要があることである。それ故、画像情報の再現時には、フィルム現像時に記録媒体の対応するスペクトル域が十分に露光されなかった場合に起こりうるような、画像が青みを帯びたり、緑がかったり、赤みを帯びたりすることを避けるように注意しなければならない。カラーフィルムの場合、この欠陥は、例えば、青のスペクトル域に対する感色層が古く、それに対応して感度が低下していることによって起こる可能性がある。この種のフィルムを標準の現像処理で現像すると、再現時に記録画像の青セグメントに対する制約が強くなりすぎるという状況に至ってしまい、その結果、再現画像が緑がかったり、赤みを帯びたものになってしまう。
【0005】
上記の作用は、例えば、デジタルカメラにおいて、様々なスペクトル域に対して感度を有する成分が様々な温度にさらされることによって様々な感度で反応する場合にも起こる可能性がある。その種のカメラで記録された画像を再現した場合も、やはり上述の問題が発生し、すなわち、色の重みが本来の被写体と一致しなくなる。
【0006】
白黒フィルムの場合の問題は、再現物の輝度が被写体の輝度と一致しないこと、すなわち、再現画像の輝度が過度に高いもしくは低いことによって画像が明るくなりすぎたり暗くなりすぎることである。
【0007】
したがって、本発明の目的は、個々の照明条件に関係なく被写体の色情報または輝度情報を確実に再現できる手段により画像情報を記録するカメラを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的は、画像情報を記録するカメラであって、既知のスペクトル強度分布及び/または既知の色度座標及び/または既知の輝度を有する光信号を生成する1つ以上の光信号生成手段と、上記カメラ内に配置されていて、上記光信号生成手段により生成された光信号における上記既知のスペクトル強度分布及び/または既知の色度座標及び/または既知の輝度と、上記画像情報とを共に記録する記録媒体とを備え、上記光信号生成手段は、上記カメラ内に配置されており、上記光信号生成手段により生成された光信号は、上記カメラにより撮影される被写体の照明条件とは無関係のものであることを特徴とするカメラによって達成される。例えば、カラーフィルムの場合、上記光信号生成手段は既知のスペクトル強度分布または既知の色度座標で光信号を生成し、その光信号がカメラ内の記録媒体に記録される。その記録により、既知のスペクトル強度分布及び/または色度座標及び/または輝度を含んだ基準信号が生成され、この基準信号を利用して上記の記録が校正される。これにより、原画像に忠実な再現物、すなわち、フィルム現像が可能になる。
【0009】
カメラという言葉は、原則として、目的の画像を記録可能な全ての装置を指す。光信号の決定的要因は、それが記録媒体によって何らかの方法で記録可能であること、すなわち、光信号を記録媒体の感度域内におさめる必要があることである。しかしながら、光信号を可視域内におさめる必要はない。例えば、紫外線などの短波の光も利用可能である。上記光信号の波長は、例えば、可視領域の波長またはそれより短い波長領域内の波長であってもよい。
【0010】
可視領域内の各色は色度座標によって明確に規定することが可能である。色度座標とは、公知の三原色である赤(700nm)、緑(546.1nm)及び青(435.8nm)に基づき、色補整を通じて全ての色ベクトル、すなわち、全ての色値を表現できる重み付け色度である。全ての色は、その色度座標の表示によって精確に規定される。このことは、明色のみならず、全ての色度座標が等しい大きさである白色にも当てはまる。光信号は、そのスペクトル強度分布によっても判明できる。このスペクトル強度分布には、波長に応じた光信号の強度などがある。しかしながら、強度の絶対レベルを判明させる必要はない。波長に応じて、相対的な強度の大きさを知るだけでよい。
【0011】
本発明によれば、色度座標または輝度、すなわち、強度のスペクトル強度分布に加えてあるいはその代わりに、色信号を判明させることも同様に可能である。これにより、例えば、カラーフィルムや白黒フィルムの輝度校正が可能になる。
【0012】
本発明の好ましい実施形態では、上記光信号は、白色光から成っている。白色光は、x=y=z=0.33の色座標を有している。そのような光信号を生成するため、光信号生成手段は、例えば、グローランプを有していてもよい。本発明によれば、写真の場合、白色光点が作成され、記録媒体の所望の位置に記録される。この白色光点は、画像を現像所で再現する際に基準となる。この場合、現像者は、その光点が再現画像上で再び適切な白色になるまで、すなわち、少なくとも上記色度座標で既知のスペクトル強度分布を持つようになるまでフィルムの対応するスペクトル域のみを露光する。これにより、感度が弱いスペクトルカラーフィルム層の場合でも適切な現像調整を確保し、例えば、感度が弱い場合にはそのスペクトル色度域をより長く露光することができる。
【0013】
本発明の別の実施形態では、上記光信号生成手段により、上記記録媒体によって記録可能なそれぞれ対応する既知の色度座標を有する複数の光信号を生成することができる。
【0014】
上記複数の光信号は、空間的位置及び/またはスペクトルにおいて個々に異ならせることが可能である。すなわち、光信号は、空間的に分離したり、例えば、赤、緑及び青など三色の発光ダイオードによって生成することができる。赤色光、緑色光及び青色光をそれぞれ発光する3個の発光ダイオードを組み合わせ、1つの構成部品にすることも可能である。この場合は、一般に、3つの個別のスペクトル信号を結合しても、単色あるいは白色のビーム衝突点となる。この型の部品、例えば、“白色”LEDは、本発明にかかるカメラに非常に適している。
【0015】
上記光信号生成手段によって、例えば、赤色、緑色及び青色の光信号を生成することができる。この場合、既知の色度座標を有する光信号が、例えば、三層カラーフィルムの各スペクトル域に作用することにより、適切で精確な現像が可能になる。
【0016】
上記光信号は、赤色、緑色及び青色の光信号が一体化して白色光を生成するように構成することができる。
【0017】
カメラ内で生成された光信号が白色光からなる場合の長所は、光信号が適正に再現される限り、様々な照明状況も画像中に適確に再現できるという点である。
【0018】
本発明のさらに別の好ましい実施形態は、上記光信号生成手段により、赤の補色の光信号と、緑の補色の光信号と、青の補色の光信号を生成するものである。
【0019】
上記光信号生成手段により、中心波長が上記記録媒体の主要スペクトル感度の間にそれぞれ位置する光信号を生成してもよい。例えば、記録媒体の中心波長が青−緑−赤の域にあるならば、生成された光信号が青−緑域間の中心波長と緑−赤域間の中心波長をもつようにしてもよい。例えば、スペクトル幅の広い光信号、すなわち、青と緑の間及び緑と赤の間で広い波長分布を有する光信号を使用する場合、記録媒体の青色、緑色及び赤色感度域と入力信号とが対応する幅を有することにより交差部分が存在すれば、対応するセグメントが上記各感度域内に記録される。これにより、記録媒体のスペクトル伝達関数の校正を2つのスペクトル幅の広い光信号で行うことができる。
【0020】
本発明の好ましい実施形態によれば、上記カメラは、アナログまたはディジタル写真カメラ、アナログまたはディジタル映画カメラ、あるいはTVカメラである。アナログ写真カメラには、例えば、一般的な写真カメラもインスタントカメラも含まれる。ディジタル写真カメラには、例えば、CCDカメラやCMOSカメラがある。
【0021】
しかしながら、原則として、本発明は上記のカメラに限定されるものではなく、選択した画像情報を記録可能な全ての装置を対象としている。
【0022】
上記光信号生成手段は、光信号をその輝度で特徴付けるよう構成されてもよい。そのような実施形態は、例えば、白黒フィルムの場合に重要である。この場合、カメラ内や記録媒体内には、画像情報のスペクトル分布は存在しない。白黒フィルムの場合、輝度が既知であれば、正確な再現像を作成することができる。本発明によれば、この目的のため、既知の輝度を有する光信号が光信号生成手段によって生成され、記録媒体上に記録される。これは、例えば、既知の強度を有する白色あるいは有彩色の光点であってもよい。現像者は、画像再現時に光点がその正確な輝度で現れるように現像処理を調整することができる。そのような輝度の校正は、白黒フィルムだけでなくカラーフィルムにおいても考えられることであり、重要なことである。
【0023】
上記光信号生成手段がそれぞれ異なる輝度を有する2つ以上の別の光信号を生成可能に構成されているならば特に有利である。既知の輝度を有する光信号を1つ生成すれば、現像者は、既知の輝度の領域を原画像に忠実に再現することができる。しかしながら、その場合、少なくとも部分域内での強度、すなわち、輝度と色の深みとの関係が線形でないことに注意を払う必要がある。この関係の非線形性を調整するため、本発明によれば、2つ以上、例えば3つの異なる輝度を有する別個の光信号を生成可能にして、色の深みと放射輝度との関係を精確に再現する色深み曲線を作成することができる。これにより、例えば、白黒フィルムにおいて、広い強度領域にわたって光学的濃度を被写体の状態と確実に一致させることができる。
【0024】
露光曲線が非線形進路の場合、露光曲線上に、そこを通過してそれぞれ直線を描くことができる少なくとも3つの点が必要である。これにより、露光エネルギーが光学的濃度に依存する非線形進路が有効に再現される。しかしながら、露光曲線に対して線形の対処で十分であれば、わずか2点、すなわち、強度の異なる2つの光信号があればよい。非線形性も記録することが望ましい場合は、少なくとも3つの試験点、すなわち、強度の異なる2つの光信号が近似計算のために必要である。
【0025】
色度座標によって特徴付けされた光信号の場合でさえ、多数の異なる任意の輝度が存在するので、輝度による光信号の特徴付けは、勿論、白黒フィルムだけでなくカラーフィルムにも利用可能である。したがって、カラーフィルムの場合でも、輝度を色度座標の代わりのパラメータとして、あるいは、色度座標に加えて記録すべきパラメータとして利用してもよい。このことは、スペクトル強度分布が判明している光信号にも当てはまる。これらの光信号が可視紫外線または赤外線領域にあるか否かに関係なく、この場合も、強度に従ってさらに特徴付けを行ったり代わりに特徴付けを行うことが可能である。
【0026】
上記複数の光信号が様々な輝度からなる白色光を含んでいると特に有利である。
【0027】
本発明の別の実施形態は、画像情報を複数のスペクトル域に記録するよう構成されたカメラあるいは記録媒体に備えるものである。そのような画像情報のスペクトル分解は、例えば、カラーフィルムの場合に一般的である。例えば、被写体の赤セグメントと、緑セグメントと、青セグメントをそれぞれ記録する3つのスペクトルチャネルを設けることができる。例えば、白色光信号を得るためには、それらの色の強度比率はもとより個々の色の波長も適正に調整する必要がある。強度比率のみならず赤色光、緑色光及び青色光の個々の強度の絶対値も判明していれば、白色光信号だけでなく、カメラ内で作成され記録媒体に記録された光信号の本来の輝度を有する白色光信号も得られる。
【0028】
本発明の別の実施形態では、画像情報を、赤色、緑色及び青色の3つのスペクトル域、あるいはそれらの補色域、あるいは青色−緑色域間と緑色−赤色域間、あるいは、それらの補色域に記録するようになっており、上記光信号生成手段は、上記各スペクトル域に光信号を記録可能に構成されている。
【0029】
この場合、光信号は、例えば、適切な赤セグメント、緑セグメントおよび青セグメントからなる白色光点となる。これにより、記録媒体の各スペクトル域を確実に校正することができる。
【0030】
本発明の好ましい実施形態では、上記画像情報が白黒画像として記録可能であり、上記信号生成手段により、輝度の異なる少なくとも2つの白色光信号が生成されてもよい。光学的密度の強度依存性、すなわち、輝度依存性が非線形であることを考慮に入れたい場合は、輝度が異なる少なくとも3つの白色光信号を生成する必要がある。本発明にかかる実施形態によれば、特に2つ以上の白色光信号が存在する場合は、非常に精確な光学的密度曲線が忠実に記録され、被写体の輝度の非常に精確な再現が可能になる。
【0031】
上記光信号生成手段には、LED、グローランプ、レーザダイオード、蛍光ダイオード、発光ダイオード、その他の照明手段などがある。
【0032】
本発明の別の実施形態では、上記光信号生成手段は、上記照明手段と上記記録媒体との間に位置する1つ以上の色フィルタ及び/または強度フィルタを有している。これにより、例えば、白熱ランプの白色光から特定のスペクトル域を消失させ、これらの領域のみを校正用に利用することが可能である。同様に、白熱ランプの白色光を3つのスペクトル域に分解することができ、この場合、記録媒体が記録可能なそれぞれ異なる光信号を適切に生成することが可能になる。
【0033】
さらに、本発明はカメラにより記録媒体に記録された画像情報を再現する方法を対象とし、この方法は、上記記録媒体に記録され再現された光信号情報のスペクトル強度分布及び/または色度座標及び/または輝度を、光信号生成手段が生成した光信号、あるいはそれと補色関係にある光信号と一致させるように、あるいは、上記再現された光信号と上記生成された光信号との間の相違を許容範囲内におさめるかまたはできるだけ少なくするように画像再現を調整する工程を備えている。そして、上記光信号生成手段は、上記カメラ内に配置されたものであり、上記光信号生成手段により生成された光信号は、上記カメラにより撮影される被写体の照明条件とは無関係のものである。
【0034】
例えば、カラーフィルムあるいは白黒フィルムであっても、記録媒体となりうる。それ以外の所望の記録媒体も使用可能である。
【0035】
また、本発明はカメラにより記録媒体に記録された画像情報を校正する方法を対象とし、この方法は、光信号生成手段が生成した光信号あるいはそれと補色関係にある光信号と、上記記録媒体に記録され再現された後の光信号との間の相違をこれら光信号のパラメータで記録する工程と、該パラメータを以後の画像再現用または画像処理用に校正パラメータとして処理する工程とを備えている。そして、上記光信号生成手段は、上記カメラ内に配置されたものであり、上記光信号生成手段により生成された光信号は、上記カメラにより撮影される被写体の照明条件とは無関係のものである。
【0036】
予測によると、例えば、カラーフィルムなどのフィルムは、処理コストを変えたり上昇させないように、従来どおり現像所で現像されることになる。その後、顧客には、現像後に校正パラメータを付与してもよい。
【0037】
画像再現時に上記校正パラメータを利用して、カメラ内で光信号生成手段により生成された光信号あるいはそれと補色関係にある光信号と再現後の光信号との相違をできる限り少なくするようにすれば非常に有利である。顧客は、例えば、家庭でスライドやネガをスキャンしたり、校正パラメータを適切なソフトウェアプログラムに入力することができる。そのソフトウェアプログラムは、適切な調整を行って、顧客に最適の結果をもたらすことができる。
【0038】
本発明にかかる方法によれば、フィルム現像時に、現像者が被写体のカラープリントあるいは輝度の非常に精確な再現物を作成できるようになる。フィルム自体は、例えば、従来通り印画紙上に現像することもできるし、コンピュータによる画像再現も可能である。
【0039】
本発明にかかる方法で使用される光信号、記録媒体及びカメラは、好ましくは、請求項1ないし18のいずれかに従って具体化される。
【0040】
【発明の実施の形態】
本発明の更に詳細な説明と利点を、実施形態の一例により説明する。
【0041】
本実施形態のカメラは、白黒フィルムを備えた写真カメラあるいは単純なCCDカメラである。カメラは、1つのスペクトル感度域を有し、そこに強度(明暗)のみを記録する。すなわち、例えば、カラーカメラの場合にそうであるような感度域の個別域への細分化は行われない。
【0042】
このカメラは白色光生成用白熱ランプを備えている。各撮影前、すなわち、フィルムの最初に一度だけ、適切な白色光信号が生成され、白黒フィルム上に記録される。その光信号の輝度、すなわち、強度は既知である。
【0043】
フィルムは、記録媒体上に記録された生成済光信号が既知の輝度を示すまで、再現、すなわち、現像される。これにより、少なくともこの強度域では、原画像に忠実な画像再現が保証される。
【0044】
本発明の別の実施形態は、カラーフィルムを備えた写真カメラ、あるいは、カラーCCDカメラを対象としている。この型のカメラのスペクトル強度域は、複数の部分スペクトル域に細分化される。これらの部分域は、記録された画像情報の赤セグメントと、緑セグメントと、青セグメントとに細分化される。
【0045】
このカメラは、既知の強度分布を有する白色光の発光のオンとオフを行う白熱ランプを備えている。あるいは、赤色域と、緑色域と、青色域でそれぞれ発光する3つのLEDをさらに設けてもよい。
【0046】
この型のフィルムを現像する際は、適切な露光を行って、色度座標の相互比率が変わらないように保証することができる。すなわち、再現時には、白色光信号を再度生成するようにして、赤セグメントと、緑セグメントと、青セグメントとの比率が選択される。3個の別々のLEDを使用する場合は、適切に生成された有彩色点が適切な発色かつその強度に適切な比率で、すなわち、既知の一定の色度座標値で再出現するように、現像がなされる。これにより、画像再現時に、撮影開始時の状態の色の印象、すなわち、記録された通りの画像を確実に維持することができる。
【0047】
本発明の別の実施形態では、上述のカラーフィルムカメラは、色度座標のみならず輝度も判明している光信号を生成する手段を備えている。これにより、光信号の色度座標を再生できるだけでなく、現像時にその信号の輝度を確実に維持することができる。したがって、画像を再現した時に、撮影場面の明るさの印象を写実的な状態で得ることができる。このように、本発明によれば、撮影場面の色及び/または明るさの印象を精確に再現することができる。
【0048】
カメラで生成された信号から説明すると、記録された画像場面の色及び/または強度の印象を維持するように画像再現処理に影響を及ぼすことができる。画像は、例えば、光化学的手段(印画紙上への印画)あるいはコンピュータ画像処理によっても処理することが可能である。
【0049】
画像の記録時に、例えば、カラーフィルムの該当する層が古かったり、対応する感光材料の温度が低すぎたりして、青セグメントの伝達が相対的に弱い場合には、異なるスペクトル部分域間の比率が青セグメントに不利に変化し、標準的な画像再現では、色の印象が緑色域と赤色域にずれる。その時には、画像が緑がかったあるいは赤がかったものになる。
【0050】
本発明によれば、コンピュータ画像再現時に、記録済の校正信号が既知であれば、最終的に生成された再現画像における個々の赤、緑及び青スペクトル有彩色域の比率が、生成された時の光信号における比率と一致するように青セグメントを強調するだけでよい。このことは、個別スペクトル域間の反比、すなわち、色度座標値を維持するように調整が行われることを意味している。これにより、色の印象が維持される。
【0051】
上記比率に加えて、強度、すなわち、輝度の絶対レベルをカメラが生成した信号に調整すれば、画像をその明暗の印象に最適化することができる。
【0052】
光化学的現像方法では、青セグメントの伝達の弱さは、そのスペクトル域を強めること、例えば、そのスペクトル域での印画紙の露光を増加させること、すなわち、“青色”がより長時間露光され、より大きな強度で処理されることによって補整される。同じことは、ポジあるいはネガを作成する“ネガまたはポジ処理”が関係しているか否かによるが、該当するスペクトル域の補色についても当てはまる。この場合も、色及び/または明暗印象を調整することが可能である。
【0053】
使用可能な光信号生成手段の例としては、白熱ランプ、LEDなどがある。
【0054】
強度の非線形の伝達を調整するため、適切な光学的密度を白黒フィルムに記録可能にする手段によって、様々な強度の白色点を作成することができる。
【0055】
光信号生成手段の例としては、3つの別々のスペクトル強度からなる白色LEDがある。このLEDは、フィルムカメラのフィルム面の直前に配置することができる。画像再現時に、再現された白色点の色度のみならず輝度を相応に調整すれば、その明暗の印象を画像再現時に維持することができる。
【0056】
本発明によれば、既知のスペクトル強度分布及び/または既知の色度座標及び/または既知の輝度を有する光信号を生成する光信号生成手段により、色印象及び/または明暗に関して精確な画像再現を実現することができる。光信号生成手段は、カメラ内に配置される。但し、フィルム面の直上に設けられることが好ましい。
【0057】
本発明によれば、明確な校正光信号を生成及び記録できるのみならず、スペクトル伝達関数の測定、すなわち、例えば、個々の色セグメントがいかに伝達されるかの測定と、紙印刷物の作成やビデオビーマ、モニタまたはカラープリンタ等へのデータ伝送時のカラーデータの調整など画像再現時のスペクトル伝達関数の補整とが可能になる。
Claims (21)
- 画像情報を記録するカメラであって、
既知のスペクトル強度分布及び/または既知の色度座標及び/または既知の輝度を有する光信号を生成する1つ以上の光信号生成手段と、
上記カメラ内に配置されていて、上記光信号生成手段により生成された光信号における上記既知のスペクトル強度分布及び/または既知の色度座標及び/または既知の輝度と、上記画像情報とを共に記録する記録媒体とを備え、
上記光信号生成手段は、上記カメラ内に配置されており、
上記光信号生成手段により生成された光信号は、上記カメラにより撮影される被写体の照明条件とは無関係のものであることを特徴とするカメラ。 - 上記光信号の波長は、可視領域あるいはそれより短波長領域の波長であることを特徴とする請求項1記載のカメラ。
- 上記光信号は、白色光からなっている請求項1または2記載のカメラ。
- 上記光信号生成手段は、上記記録媒体によって記録可能なそれぞれ異なる既知の色度座標を有する複数の光信号を生成するよう構成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のカメラ。
- 空間的位置及び/またはスペクトルにおいてそれぞれ異なる複数の光信号を生成するよう構成されていることを特徴とする請求項4記載のカメラ。
- 上記光信号生成手段は、赤色、緑色及び青色の光信号を生成可能に構成されていることを特徴とする請求項4または5記載のカメラ。
- 上記赤色、緑色及び青色の光信号は、一体化して白色光を生成することを特徴とする請求項6記載のカメラ。
- 上記光信号生成手段は、赤の補色の光信号と、緑の補色の光信号と、青の補色の光信号とを生成可能に構成されていることを特徴とする請求項4記載のカメラ。
- 上記光信号生成手段は、中心波長が上記記録媒体またはカメラの主要スペクトル感度の間にそれぞれ位置している光信号を生成可能に構成されていることを特徴とする請求項4ないし8のいずれかに記載のカメラ。
- 上記カメラは、アナログまたはディジタル写真カメラ、アナログまたはディジタル映画カメラ、あるいはTVカメラである請求項1ないし9のいずれかに記載のカメラ。
- 上記光信号生成手段は、光信号をその輝度によって特徴付けるよう構成されている請求項1ないし10のいずれかに記載のカメラ。
- 上記光信号生成手段は、それぞれ異なる輝度を有する2つ以上の光信号を生成可能に構成されている請求項11記載のカメラ。
- 上記2つ以上の光信号は、様々な輝度からなる白色光を含んでいる請求項12記載のカメラ。
- 上記カメラまたは記録媒体は、画像情報を複数のスペクトル域に記録するよう構成されている請求項1ないし13のいずれかに記載のカメラ。
- 上記画像情報は、赤色、緑色及び青色の3つのスペクトル域、あるいはそれらの補色域、あるいは青色−緑色域間と緑色−赤色域間、あるいはそれらの補色域に記録され、上記光信号生成手段は、上記各スペクトル域に光信号を記録可能に構成されている請求項14記載のカメラ。
- 上記画像情報は、白黒画像として記録可能であり、上記光信号生成手段は、輝度の異なる少なくとも2つの白色光信号を生成可能に構成されている請求項1ないし15のいずれかに記載のカメラ。
- 上記光信号生成手段は、LED、白熱ランプ、レーザダイオード、蛍光ダイオード、発光ダイオード、グローランプあるいはその他の照明手段である請求項1ないし16のいずれかに記載のカメラ。
- 上記光信号生成手段は、上記照明手段と上記記録媒体との間に位置する1つ以上の色度フィルタ及び/または強度フィルタを備えている請求項1ないし17のいずれかに記載のカメラ。
- カメラにより記録媒体に記録された画像情報を再現する方法であって、
スペクトル強度分布及び/または色度座標及び/または輝度を、光信号生成手段により生成された光信号あるいはそれと補色関係にある光信号に関して上記記録媒体に記録され再現された光信号情報と一致させるように、あるいは、上記再現された光信号と上記生成された光信号との間の相違を許容範囲内におさめるかまたはできるだけ少なくするように画像を再現する工程を備え、
上記光信号生成手段は、上記カメラ内に配置されたものであり、
上記光信号生成手段により生成された光信号は、上記カメラにより撮影される被写体の照明条件とは無関係のものであることを特徴とする画像情報再現方法。 - カメラにより記録媒体に記録された画像情報を校正する方法であって、
光信号生成手段が生成した光信号あるいはそれと補色関係にある光信号と、上記記録媒体に記録され再現された後の光信号との間の相違をこれら光信号のパラメータで記録する工程と、
該パラメータを以後の画像再現用または画像処理用の校正パラメータとして処理する工程とを備え、
上記光信号生成手段は、上記カメラ内に配置されたものであり、
上記光信号生成手段により生成された光信号は、上記カメラにより撮影される被写体の照明条件とは無関係のものであることを特徴とする画像情報校正方法。 - 画像再現時に上記校正パラメータを利用して、上記カメラ内で上記光信号生成手段により生成された光信号あるいはそれと補色関係にある光信号と上記再現後の光信号との相違をできる限り少なくすることを特徴とする請求項20記載の画像情報校正方法。
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