JP3771083B2 - 光ディスクドライブ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、厚さの異なるCD(Compact Disk)やDVD(Digital Video 又はVersatile Disk)等の光ディスクに共用される光ディスクドライブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、高密度な光ディスクとしてDVDが知られている。このDVDは従来のCDに対して約7倍の記録密度を有する。ここに、DVDとCDとの相違点の一つに、厚さ(基板厚さ)があり、通常、CDの厚さは1.2mm、DVDの厚さは0.6mmとされている。記録密度を高くするためには光スポットを小さくする必要があるが、対物レンズの開口数(NA)を大きくすることにより、光スポットの小径化が可能である。もっとも、開口数(NA)を大きくすると、光軸と光ディスクとの傾斜角(チルト)変動による球面収差の発生が顕著となり、光スポットが劣化する。その対策として、ディスク基板を薄くしている。
【0003】
図9を参照して光ディスクと対物レンズとの関係を説明する。図9(a)はDVD101と対物レンズ102との関係を示し、図9(b)はCD103と対物レンズ102との関係を示している。図9(a)においては、光束はアパーチャ104により絞られてから対物レンズ102に入射し、DVD101の透明基板105を透過し、その記録面106にDVD用光スポット107を形成し、情報の記録、再生又は消去動作が行われる。DVD用光スポット107の開口数(NA)は、アパーチャ104と対物レンズ102の開口数(NA)とにより決まる。ここに、DVD101は厚さ0.6mmの2枚の透明基板105を貼り合わせることによりCD103と同じ厚さの1.2mmとされている。一方、図9(b)においては、光束は対物レンズ102に入射し、CD103の透明基板108を透過し、そのその記録面109にCD用光スポット110を形成し、情報の再生動作が行われる。
【0004】
ここに、対物レンズ102とディスク101,103との間の間隔を一般に、“作動距離”と称し、図9(a)ではLd,図9(b)ではLcが相当する。開口数(NA)、ディスク基板厚さが異なるため、DVDとCDとで作動距離Ld,Lcが異なり、Ld>Lcなる関係にある。
【0005】
ところで、対物レンズ102はアクチュエータ(図示せず)に搭載される。このアクチュエータは、対物レンズ102の光軸方向(フォーカシング方向)と光軸直交方向(トラッキング方向)とに対物レンズ102を変位駆動することにより、光スポット107,110の焦点合わせ(フォーカシング)とトラッキングとを行う。アクチュエータによる対物レンズ102の光軸方向移動可能範囲(フォーカシングストローク)は、ディスク101,103の面振れ量や、ディスク101,103を回転駆動するスピンドルモータの振れ量などから決められるが、一般に、±0.8mm〜±0.7mm程度とされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
DVD101のみ、或いは、CD103のみを対象とする専用機に比べ、DVD101とCD103との両方のディスクを対象とする兼用機の場合、前述したようなDVDとCDとで作動距離Ld,Lcが異なる点が問題となる。つまり、図10に示すように、作動距離Ld,Lcの差ΔL=Ld−Lcの分だけ、フォーカシングストロークを長くする必要がある。
【0007】
フォーカシングストロークが長くなると、以下のような問題がある。第1に、アクチュエータが厚くなり、ドライブ装置の薄型化が困難となる。一般に、アクチュエータは対物レンズをばね部材により弾性的に支持するが、長いストロークに渡ってそのばね特性(ばね定数)を変化させないためには、ばねの長さを長くしなければならない。このため、アクチュエータが大きくなってしまう。また、一般に、アクチュエータは、永久磁石と駆動コイルとからなるリニアモータにより対物レンズを駆動するが、永久磁石端部の磁束の低下から、ストロークの終端部で推力特性が低下する(図10参照)。ストロークを長くすると、この推力特性の低下が顕著となり、非線形な特性となってしまい、制御上、好ましくない。
【0008】
ちなみに、国際公開WO97/50086号公報によれば、このような記録密度の異なる(従って、厚さの異なる)ディスクに対する兼用機として、光ピックアップ装置を傾斜させるチルト補正機構と、光ピックアップ装置と光ディスクとの角度位置関係を検出するチルトセンサとを備え、ディスク種類判別手段により対象光ディスクが記録密度の高いディスクと判別した場合には、チルト補正機構により光ピックアップ装置の光軸と光ディスクの記録面とが垂直となるようにチルト補正を行うようにし、記録密度の低いディスクと判別した場合にはチルト補正を行わず、チルト可動部(即ち、光ピックアップ装置搭載部分)を固定したままとしている。同公報例による場合、前述したようなDVDとCDとで作動距離Ld,Lcが異なる点に起因する上述の問題は解決されていない。
【0009】
本発明の目的は、厚さの異なる種類の光ディスクに対して同一の対物レンズを共用して情報の再生、記録又は消去動作を行う光ディスクドライブ装置に関して、対物レンズを搭載したアクチュエータのフォーカシングストロークを対象ディスクの違いにより増やす必要がなく、ドライブ装置の薄型化、小型化、さらには、制御の安定を図れる光ディスクドライブ装置を提供することである。より具体的には、厚さの異なる光ディスク毎に対物レンズの作動距離が変化してもその変化分をアクチュエータのフォーカシングストロークに加算することなしに済ませることができる光ディスクドライブ装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、厚さの異なる種類の光ディスクに対して同一の対物レンズを共用して情報の再生、記録又は消去動作を行う光ディスクドライブ装置において、前記光ディスクの記録面に光を照射する前記対物レンズを有する光ピックアップ装置と、この光ピックアップ装置を、前記光ディスクの内周近くを支持部として、前記光ディスクの外周側が前記光ディスクとの距離を可変できるように回動させるチルト補正機構と、前記光ピックアップ装置と前記光ディスクとの角度位置関係を検出するチルトセンサとを備え、厚さの薄い光ディスクに対する再生、記録又は消去動作時には前記チルトセンサの出力に基づき前記光ピックアップ装置の光軸と前記光ディスクの記録面とが垂直となるように前記チルト補正機構を駆動し、厚さの厚い光ディスクに対する再生、記録又は消去動作時には、厚さの薄い光ディスクと厚さの厚い光ディスクとの作動距離の差をΔL、前記チルト補正機構の回動中心と前記光ピックアップ装置の前記対物レンズとの間の距離をBとする場合において、前記チルト補正機構の駆動量を tan -1 (ΔL/B)として、前記光ディスクの記録面と前記光ピックアップ装置との距離を設定するために前記チルト補正機構を駆動する。
請求項2記載の発明は、厚さの異なる種類の光ディスクに対して同一の対物レンズを共用して情報の再生、記録又は消去動作を行う光ディスクドライブ装置において、前記対物レンズを保持するレンズボビンを光軸方向に変位自在に支持する支持機構と固定部に固定された永久磁石と前記レンズボビンの一部に設けられて前記永久磁石に対向する駆動コイルとを含み、前記対物レンズを光軸方向に駆動制御するアクチュエータを備えて、前記光ディスクの記録面に光を照射する前記対物レンズを有する光ピックアップ装置と、この光ピックアップ装置を、前記光ディスクの内周近くを支持部として、前記光ディスクの外周側が前記光ディスクとの距離を可変できるように回動させるチルト補正機構と、前記光ピックアップ装置と前記光ディスクとの角度位置関係を検出するチルトセンサとを備え、厚さの薄い光ディスクに対する再生、記録又は消去動作時には前記チルトセンサの出力に基づき前記光ピックアップ装置の光軸と前記光ディスクの記録面とが垂直となるように前記チルト補正機構を駆動し、厚さの厚い光ディスクに対する再生、記録又は消去動作時には、前記駆動コイルに対する駆動電流の直流成分をA、前記チルト補正機構の回動中心と前記光ピックアップ装置の前記対物レンズとの間の距離をBとする場合において、前記チルト補正機構の駆動量を tan -1 (A/B)として、前記光ディスクの記録面と前記光ピックアップ装置との距離を設定するために前記チルト補正機構を駆動する。
【0011】
従って、本来は光ピックアップ装置の光軸と光ディスクの記録面とが垂直となるようにチルト補正するためのチルト補正機構を利用して、厚さの厚い光ディスクに対する再生、記録又は消去動作時には光ピックアップ装置を光ディスクの記録面に近づけるようにその高さ制御を行わせることで、光ディスクの厚さに違いによる対物レンズの作動距離の変化分を、対物レンズアクチュエータのフォーカシングストロークに含める必要がなくなる。よって、対物レンズアクチュエータのフォーカシングストロークの中心が厚さの異なる光ディスク毎に変化することがないので、厚さの異なる種類の光ディスクに対応した対物レンズアクチュエータの薄型化、小型化及び制御の安定化を図れる。
【0012】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の光ディスクドライブ装置において、前記チルトセンサと前記チルト補正機構とによるチルト制御系と、前記駆動コイルに対する駆動電流の直流成分と前記チルト補正機構とによるピックアップ高さ制御系とを選択自在に有し、厚さの薄い光ディスクに対する再生、記録又は消去動作時には前記チルト制御系を選択し、厚さの厚い光ディスクに対する再生、記録又は消去動作時には前記ピックアップ高さ制御系を選択する。
【0013】
従って、厚さの異なる光ディスクに対して対物レンズの作動距離が変化することにより、アクチュエータの光軸方向の駆動コイルの駆動電流にバイアスがかかることがない。よって、アクチュエータのフォーカシングストロークの中心が厚さの異なる光ディスク毎に変化することがないので、厚さの異なる種類の光ディスクに対応したレンズアクチュエータの薄型化、小型化及び制御の安定化を図れる。
【0014】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の光ディスクドライブ装置において、前記チルトセンサと前記チルト補正機構とによるチルト制御系と、前記駆動コイルに対する駆動電流の直流成分と前記チルト補正機構とによるピックアップ高さ制御系とを選択自在に有し、厚さの薄い光ディスクに対する再生、記録又は消去動作時には前記チルト制御系を選択し、厚さの厚い光ディスクに対する再生、記録又は消去動作時には前記ピックアップ高さ制御系を選択するようにした。
【0015】
従って、対象となる光ディスクに応じて制御系の元となる検出系を、チルトセンサの出力と駆動コイルに対する駆動電流の直流成分とで切換えることで、チルト制御系やピックアップ高さ制御系を閉ループ制御することが可能となり、請求項3記載の発明を容易に実現できる。
【0021】
従って、光ディスクの最も面振れの大きい半径方向外周部で光ピックアップ装置の高さ調整が可能となり、請求項1記載の発明を容易に実現できる。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明の前提となる第一の参考構成例を図1及び図2に基づいて説明する。図1は、本参考構成例が適用される光ディスクドライブ装置の概略構成を示す分解斜視図である。この構成は、基本的には前述した国際公開WO97/50086号公報例の構成を利用したものである。まず、厚さの異なるCD又はDVDなる光ディスクが共通に搭載されるターンテーブル1を有するスピンドルモータ2が矩形枠状の固定シャーシ3の一部に固定されている。ターンテーブル1上に搭載された光ディスクはスピンドルモータ2により回転駆動される。
【0025】
一方、固定シャーシ3の下部には固定シャーシ3よりも一回り小さな矩形枠状に形成されてチルト補正機構4の主体をなす回動シャーシ5が固定シャーシ3に形成された軸穴6に嵌合させた回動軸7によりチルト方向に回動変位自在に取付けられている。ここに、回動軸7は支持部となり、チルト補正機構4の回動中心として作用し、光ディスクの内周近く(即ち、ターンテーブル1寄りの位置)に設定されている。この回動シャーシ5上には光ディスクの半径方向に沿って配設させたガイドレール8に沿って半径方向(シーク方向)に移動自在なキャリッジ9が搭載され、このキャリッジ9上には対物レンズ10を有する光ピックアップ装置11が一体的に搭載されている。対物レンズ10は光ディスクの記録面に対して光をスポット状に集光させて照射するもので、図3等で後述するようなアクチュエータにより光軸方向(フォーカシング方向)及び光軸直交方向(トラッキング方向)に変位自在に光ピックアップ装置11に設けられている。ここに、キャリッジ9にはある程度の長さを有してガイドレール8に平行なラック12が一体的に設けられており、回動シャーシ5にはラック12に噛み合うピニオンギヤ13、このピニオンギヤ13上のプーリ14に回転力を伝達するベルト15が掛け渡されたプーリ16、このプーリ16軸上のギヤ17に噛み合うギヤ(図示せず)を有するシーク用モータ19等によるシーク駆動系が搭載されており、シーク用モータ19の回転方向に応じてピニオンギヤ13、ラック12を介してキャリッジ9、従って、光ピックアップ装置11をディスク半径方向にシーク移動させ得る構成とされている。ここに、ラック12とシーク駆動系とがともに回動シャーシ5上に搭載されているので、後述するように回動シャーシ5が回動変位しても、ピニオンギヤ13とラック12との噛み合い状態に変化を生じない。
【0026】
また、光ピックアップ装置11の一部には光ディスクに対向するように配置されてこの光ピックアップ装置11と搭載された光ディスクとの角度位置関係を検出する周知のチルトセンサ20が搭載されている。
【0027】
一方、回動軸7により回動自在な回動シャーシ5の半径方向外側辺の位置を高さ方向に可変自在に支持する駆動部21が固定シャーシ3の半径方向外側辺に設けられている。即ち、回動シャーシ5の半径方向外側辺から外側に向けて突出させたピン22が入り込む溝23が形成されたプーリギヤ24とこのプーリギヤ24に噛み合うギヤ25を有するチルト制御用モータ26がブラケット27を利用して固定シャーシ5に取付けられている。ここに、チルト制御用モータ26によりプーリギヤ24を回動させ、溝23に入り込んだピン22の高さ位置を可変させることにより、回動シャーシ5が回動軸7を中心に回動変位することとなる。回動シャーシ5が回動変位すると、回動シャーシ5に搭載された光ピックアップ装置11も変位することとなる。
【0028】
このような構成において、ターンテーブル1上に搭載された光ディスクがDVDのように厚さの薄いディスクであって光軸の傾斜に対する変動許容量が少ない場合には、光ピックアップ装置11に搭載されたチルトセンサ20の信号をモニタしてチルト制御用モータ26を適正量だけ駆動させることにより、光ピックアップ装置11の光軸が光ディスクの記録面に対して垂直となるように回動シャーシ7を回動変位させる。即ち、本来のチルト補正動作を行わせる。この後、対物レンズ10に対するフォーカシング動作、トラッキング動作等を行いながら、光ディスクに対する記録、再生又は消去動作が行われる。
【0029】
一方、ターンテーブル1上に搭載された光ディスクがCDのように厚さの厚いディスクであって光軸の傾斜に対する変動許容量が大きい場合には、チルトセンサ20によるモニタを行わず、チルト制御用モータ26により回動シャーシ7をより大きく回動変位させて光ピックアップ装置11を光ディスクの記録面に近づける。即ち、図9で説明したように、光ディスクが厚さ1.2mmのCDの場合の作動距離のほうが厚さ0.6mmのDVDの場合の作動距離よりも短く、DVDの場合よりもCDの場合のほうが対物レンズ10が光ディスクに近づくこととなる。そこで、DVDとCDとの作動距離の差の分だけ、光ピックアップ装置11が光ディスクに近づくように回動シャーシ7を回動変位させる。図2はこの様子を誇張して模式的に示す概略側面図である。28はCDなる厚さの厚い光ディスクである。この後、対物レンズ10に対するフォーカシング動作、トラッキング動作等を行いながら、光ディスクに対する記録、再生又は消去動作が行われる。
【0030】
従って、本参考構成例によれば、本来は光ピックアップ装置11の光軸と光ディスクの記録面とが垂直となるようにチルト補正するためのチルト補正機構4を利用して、厚さの厚い光ディスク(CD28)に対する再生、記録又は消去動作時には光ピックアップ装置11を光ディスクの記録面に近づけるようにその高さ制御を行わせることで、光ディスクの厚さの違いによる対物レンズ10の作動距離の変化分を、対物レンズアクチュエータのフォーカシングストロークに含める必要がなくなる。よって、対物レンズアクチュエータのフォーカシングストロークの中心が厚さの異なる光ディスク毎に変化することがないので、厚さの異なる種類の光ディスクに対応した対物レンズアクチュエータの薄型化、小型化及び制御の安定化を図れる。
【0031】
本発明の第二の参考構成例を図3ないし図5に基づいて説明する。第一の参考構成例で示した部分と同一部分は同一符号を用いて示し、説明も省略する(後述する各参考構成例や各実施の形態でも順次同様とする)。第一の参考構成例では、DVDとCDとの作動距離の差の分だけ回動シャーシ7を回動させて光ピックアップ装置11を光軸方向に移動させるようにしたが、本参考構成例では光ピックアップ装置11に設けられているアクチュエータのフォーカシング駆動量を把握して回動シャーシ7を光軸方向に移動させるものである。
【0032】
まず、光ピックアップ装置11に搭載されているアクチュエータ31の構成の一例を図3に示す。まず、対物レンズ10を保持したレンズボビン32を光軸方向(フォーカシング方向)に変位自在に支持する4本のワイヤばね33が支持機構として固定部34から引出されている。レンズボビン32の周りには、互いに直交する方向に駆動コイルである光軸方向駆動コイル35とトラッキング方向駆動コイル36とが巻回されている。そして、レンズボビン32を挟んでヨーク37により固定部34に支持された永久磁石38が互いに磁極を対向させて配設されている。ここに、永久磁石38と駆動コイル35,36とにより2軸方向のリニアモータが形成されている。これにより、光軸方向駆動コイル35とトラッキング方向駆動コイル36とに制御電流を与えることにより、レンズボビン32が移動して対物レンズ10を光軸方向(フォーカシング方向=Y方向)及びトラッキング方向(Z方向)に移動させることができる。
【0033】
ここに、図4はアクチュエータ31におけるフォーカシングモータ(光軸方向駆動コイル35)に対する駆動電流の波形を示している。横軸は時間軸である。上述したように、アクチュエータ31は対物レンズ10を光軸方向に変位駆動して焦点合わせを行う。その駆動力は、永久磁石38とヨーク37とからなる磁気回路の空隙中に配置させた光軸方向駆動コイル35に電流を流すことにより発生するローレンツ力である。図4に示す波形はこの光軸方向駆動コイル35に流す電流値の時間的変化の様子を示している。光軸方向駆動コイル35に流す電流は図示しない検出系により検出される焦点誤差信号に応じて変化する。光ディスクに対物レンズ10が近ければマイナス側に電流を流し、光ディスクに対物レンズ10が遠ければプラス側に電流を流す。光ディスクの持つ面振れ量は、光ディスクの回転数に応じて変化するので、光軸方向駆動コイル35に流す電流波形は、図示の如く、光ディスクの回転周波数の周期で変動している。
【0034】
従って、光軸方向駆動コイル35に流す駆動電流のDCレベル(直流レベル)が図示の如く0よりも小さい場合にはアクチュエータ31自身が光ディスクから遠く、対物レンズ10を光ディスクから遠い位置で光ディスクの面振れ周波数に応じて振動させていることを意味する。逆に、光軸方向駆動コイル35に流す駆動電流のDCレベルが0よりも大きい場合にはアクチュエータ31自身が光ディスクに近く、対物レンズ10を光ディスクに近い位置で光ディスクの面振れ周波数に応じて振動させていることを意味する。そこで、光軸方向駆動コイル35に流す駆動電流のDCレベルに応じてチルト制御用モータ26を駆動させることで回動シャーシ7を傾斜させて、光ピックアップ装置11自身を光ディスクに対して近づけたり遠ざけたりして、そのDCレベルを0に保つようにする。
【0035】
図5はこのためのピックアップ高さ制御系40の構成例を示す。即ち、光軸方向駆動コイル35に流れる駆動電流をDCレベル検出回路41に入力させて、そのDCレベルを検出し、検出されたDCレベルをチルト制御用アンプ42に入力させることでDCレベルが0となるようにチルト制御用モータ26を駆動させる。
【0036】
本発明の第三の参考構成例を図6に基づいて説明する。本参考構成例では、チルトセンサ20、チルト制御用アンプ42及びチルト制御用モータ26によりチルト制御系43が形成されている。ここに、チルト制御用アンプ42前段において、チルトセンサ20側とDCレベル検出回路41側との間には周知のディスク識別手段44により切換えられるスイッチ45が介在され、チルト制御系43とピックアップ高さ制御系40とが選択自在とされている。
【0037】
このような構成において、搭載された光ディスクがDVDであるとディスク識別手段44により識別された場合には、チルトセンサ20側が有効となるようにスイッチ45が切換えられ、チルト制御系43が選択される。これにより、チルトセンサ20の信号をモニタしてチルト制御用アンプ42によりチルト制御用モータ26を駆動させることにより、光ピックアップ装置11の光軸が光ディスクの記録面に対して垂直となるように回動シャーシ7を回動変位させる。
【0038】
一方、搭載された光ディスクがCDであるとディスク識別手段44により識別された場合には、DCレベル検出回路41側が有効となるようにスイッチ45が切換えられ、ピックアップ高さ制御系40が選択される。これにより、光軸方向駆動コイル35に流れる駆動電流をDCレベル検出回路41に入力させて、そのDCレベルを検出し、検出されたDCレベルをチルト制御用アンプ42に入力させることでDCレベルが0となるようにチルト制御用モータ26を駆動させる。
【0039】
このようにして、本参考構成例によれば、DVD、CDに応じて、容易にチルト制御用モータ26の駆動を使い分けることができる。
【0040】
従って、本参考構成例によれば、対象となる光ディスクに応じて制御系の元となる検出系を、チルトセンサ20の出力と光軸方向駆動コイル35に対する駆動電流のDC成分とで切換えることで、チルト制御系43やピックアップ高さ制御系40を閉ループ制御することが可能となる。
【0041】
本発明の第一の実施の形態を図7に基づいて説明する。第三の参考構成例において、アクチュエータ31の光軸方向駆動コイル35のDCレベルを入力としてチルト制御用モータ26を閉ループ制御する場合、DCレベルの時間的変動がある程度速いとチルト補正機構4の構造物の振動特性をよくする必要が出てくる。また、一般に、DVDよりもCDのほうが高速回転させることが多く、光ディスクの面振れの周波数がCDのほうが高い。つまり、DVDのときに行う光ピックアップ装置11のチルト補正に必要な制御帯域に対して、CDのときに行う光ピックアップ装置11の高さ制御に必要な制御帯域のほうが広い。従って、CDのときに行う光ピックアップ装置11の高さ制御を開ループで行うことが望ましい。
【0042】
そこで、本実施の形態は、CDのときに光ピックアップ装置11の高さ制御を開ループで行えるように構成したものである。本実施の形態では、演算回路46が付加され、DCレベル検出回路41の出力とともに光ピックアップ装置11の光ディスクに対する半径方向の位置情報47が入力されている。
【0043】
このような構成において、搭載された光ディスクがDVDであるとディスク識別手段44により識別された場合には、図6の場合と同様にチルト制御系43による制御となる。
【0044】
一方、搭載された光ディスクがCDであるとディスク識別手段44により識別された場合には、DCレベル検出回路41側が有効となるようにスイッチ45が切換えられ、ピックアップ高さ制御系40が選択される。これにより、光軸方向駆動コイル35に流れる駆動電流をDCレベル検出回路41に入力させて、そのDCレベルを検出し、検出されたDCレベルを演算回路46に入力する。さらに、光ピックアップ装置11の位置情報47も演算回路46に入力する。演算回路46では、光ピックアップ装置11の位置情報47からチルト補正機構4の回動中心である回動軸7から光ピックアップ装置11の対物レンズ10までの距離(この距離をBとする)を算出する。同時に、DCレベルを演算回路46から得られたDCレベルをアクチュエータ31のDC感度で除算して対物レンズ10のオフセット距離(この距離を、駆動電流の直流成分に相当するAとする)を算出する。さらに、DCレベルを0にするために、回動シャーシ5に必要な回動角をtan-1(A/B)として算出し、チルト制御用アンプ42に出力する。これにより、開ループ制御が可能となる。
【0045】
本発明の第二の実施の形態を図8に基づいて説明する。本実施の形態は、第一の参考構成例の場合のように、光ピックアップ装置11の高さ制御をDVDとCDとの作動距離の差の分だけとする場合のより具体的な工夫例を示すものである。即ち、本実施の形態では、光ピックアップ装置11の位置情報47を入力として所定の演算処理を行う演算回路48が付加され、この演算回路48の出力とチルトセンサ20の出力とが周知のディスク識別手段44により切換えられるスイッチ49により選択自在とされている。
【0046】
このような構成において、搭載された光ディスクがDVDであるとディスク識別手段44により識別された場合には、図6の場合と同様にチルト制御系43による制御となる。
【0047】
一方、搭載された光ディスクがCDであるとディスク識別手段44により識別された場合には、光ピックアップ装置11の位置情報47を用いて演算処理を行う演算回路48側が有効となるようにスイッチ49が切換えられる。演算回路48では、光ピックアップ装置11の位置情報47からチルト補正機構4の回動中心である回動軸7から光ピックアップ装置11の対物レンズ10までの距離(この距離をBとする)を算出する。そして、DVDの場合とCDの場合との作動距離の差をΔLとした場合、この作動距離の差ΔLの分だけ光ピックアップ装置11を光ディスクに近づけるために、回動シャーシ5に必要な回動角をtan-1(ΔL/B)として算出し、チルト制御用アンプ42に出力する。これにより、第一の実施の形態の場合に関しても開ループ制御が可能となる。
【0048】
ところで、対象となる光ディスクがCDである場合、常に光ピックアップ装置11の高さ調整を行わなくてもよい。つまり、円盤状の光ディスクが反りにより変形している場合、対物レンズ10の光軸方向に最も遠く或いは最も近くなるのは、反り量の大きい半径方向外周側である。これは、光ディスクの半径方向内周側位置では、反り量が少なく、対物レンズ10のアクチュエータ31の光軸方向の駆動量が少ないことを意味する。従って、前述したように、対物レンズ10の光軸方向の移動量(フォーカシングストローク)にDVDとCDとの作動距離の差が加算されることが問題であるが、半径方向内周側では光ディスクの反りが少なく元々フォーカシングストロークが小さくてよいので、光ディスクの半径方向内周側位置でのみ、前述したようにチルト補正機構4を利用して光ピックアップ装置11の高さ調整を行うようにしてもよい。
【0049】
また、これらの実施の形態において、チルト補正機構4の回動中心である回動軸7が光ディスクの半径方向内周側の位置に設定され、回動シャーシ5が半径方向外周側ほど大きく変位するようにしているので、光ディスクの最も面振れ(反り量)の大きい半径方向外周側位置においてチルト補正機構4を用いた光ピックアップ装置11の高さ調整量を最大にとることが可能とされている。
【0050】
【発明の効果】
請求項1及び2記載の発明によれば、厚さの薄い光ディスクに対する再生、記録又は消去動作時にはチルトセンサの出力に基づき光ピックアップ装置の光軸と光ディスクの記録面とが垂直となるようにチルト補正機構を駆動し、厚さの厚い光ディスクに対する再生、記録又は消去動作時には光ピックアップ装置を、例えば、作動距離の差の分だけ、光ディスクの記録面に近づけるようにチルト補正機構を駆動するようにしたので、本来は光ピックアップ装置の光軸と光ディスクの記録面とが垂直となるようにチルト補正するためのチルト補正機構を利用して、厚さの厚い光ディスクに対する再生、記録又は消去動作時には光ピックアップ装置を光ディスクの記録面に近づけるようにその高さ制御を行わせることで、光ディスクの厚さの違いによる対物レンズの作動距離の変化分を、対物レンズアクチュエータのフォーカシングストロークに含める必要がなくなり、よって、対物レンズアクチュエータのフォーカシングストロークの中心が厚さの異なる光ディスク毎に変化することがないので、厚さの異なる種類の光ディスクに対応した対物レンズアクチュエータの薄型化、小型化及び制御の安定化を図ることができる。また、厚さの厚い光ディスクに対する再生、記録又は消去動作時には、光ディスクに対する光ピックアップ装置の半径方向の位置に応じてチルト補正機構の駆動量を可変させることで、アクチュエータのフォーカシング方向の駆動電流用の制御信号を検出することなく、光ピックアップ装置の高さ補正を行うことができる。さらには、光ピックアップ装置の高さ調整量を、光ディスクの最も面振れの大きい半径方向外周部で最大とすることが可能となる。
【0051】
請求項3記載の発明によれば、請求項1記載の光ディスクドライブ装置において、厚さの厚い光ディスクに対する再生、記録又は消去動作時にはアクチュエータの駆動コイルへの駆動電流の直流成分が小さくなるようにチルト補正機構を駆動するようにしたので、厚さの異なる光ディスクに対して対物レンズの作動距離が変化することにより、アクチュエータの光軸方向の駆動コイルの駆動電流にバイアスがかかることがなく、よって、アクチュエータのフォーカシングストロークの中心が厚さの異なる光ディスク毎に変化することがないので、厚さの異なる種類の光ディスクに対応した対物レンズアクチュエータの薄型化、小型化及び制御の安定化を図ることができる。
【0052】
請求項4記載の発明によれば、対象となる光ディスクに応じて制御系の元となる検出系を、チルトセンサの出力と駆動コイルに対する駆動電流の直流成分とで切換えることで、チルト制御系やピックアップ高さ制御系を閉ループ制御することが可能となり、請求項3記載の発明を容易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の前提となる第一の参考構成例の光ディスクドライブ装置の概略構成を示す分解斜視図である。
【図2】 光ピックアップ装置の高さ調整の様子を模式的に示す概略側面図である。
【図3】 第二の参考構成例のアクチュエータの構成例を示す斜視図である。
【図4】 光軸方向駆動コイルに対する駆動電流の時間的変化の様子を示す電流波形図である。
【図5】 そのピックアップ高さ制御系の構成例を示すブロック図である。
【図6】 第三の参考構成例を示すブロック図である。
【図7】 本発明の第一の実施の形態を示すブロック図である。
【図8】 本発明の第二の実施の形態を示すブロック図である。
【図9】 DVDとCDとの作動距離の違いを示す説明図である。
【図10】 フォーカシングストロークの違いを示す説明図である。
【符号の説明】
4 チルト補正機構
7 支持部
10 対物レンズ
11 光ピックアップ装置
20 チルトセンサ
21 駆動部
28 厚さの厚い光ディスク
31 アクチュエータ
32 レンズボビン
33 支持機構
35 駆動コイル
38 永久磁石
40 ピックアップ高さ制御系
43 チルト制御系
Claims (3)
- 厚さの異なる種類の光ディスクに対して同一の対物レンズを共用して情報の再生、記録又は消去動作を行う光ディスクドライブ装置において、
前記光ディスクの記録面に光を照射する前記対物レンズを有する光ピックアップ装置と、
この光ピックアップ装置を、前記光ディスクの内周近くを支持部として、前記光ディスクの外周側が前記光ディスクとの距離を可変できるように回動させるチルト補正機構と、
前記光ピックアップ装置と前記光ディスクとの角度位置関係を検出するチルトセンサとを備え、
厚さの薄い光ディスクに対する再生、記録又は消去動作時には前記チルトセンサの出力に基づき前記光ピックアップ装置の光軸と前記光ディスクの記録面とが垂直となるように前記チルト補正機構を駆動し、
厚さの厚い光ディスクに対する再生、記録又は消去動作時には、厚さの薄い光ディスクと厚さの厚い光ディスクとの作動距離の差をΔL、前記チルト補正機構の回動中心と前記光ピックアップ装置の前記対物レンズとの間の距離をBとする場合において、前記チルト補正機構の駆動量を tan -1 (ΔL/B)として、前記光ディスクの記録面と前記光ピックアップ装置との距離を設定するために前記チルト補正機構を駆動するようにしたことを特徴とする光ディスクドライブ装置。 - 厚さの異なる種類の光ディスクに対して同一の対物レンズを共用して情報の再生、記録又は消去動作を行う光ディスクドライブ装置において、
前記対物レンズを保持するレンズボビンを光軸方向に変位自在に支持する支持機構と固定部に固定された永久磁石と前記レンズボビンの一部に設けられて前記永久磁石に対向する駆動コイルとを含み、前記対物レンズを光軸方向に駆動制御するアクチュエータを備えて、前記光ディスクの記録面に光を照射する前記対物レンズを有する光ピックアップ装置と、
この光ピックアップ装置を、前記光ディスクの内周近くを支持部として、前記光ディスクの外周側が前記光ディスクとの距離を可変できるように回動させるチルト補正機構と、
前記光ピックアップ装置と前記光ディスクとの角度位置関係を検出するチルトセンサとを備え、
厚さの薄い光ディスクに対する再生、記録又は消去動作時には前記チルトセンサの出力に基づき前記光ピックアップ装置の光軸と前記光ディスクの記録面とが垂直となるように前記チルト補正機構を駆動し、
厚さの厚い光ディスクに対する再生、記録又は消去動作時には、前記駆動コイルに対する駆動電流の直流成分をA、前記チルト補正機構の回動中心と前記光ピックアップ装置の前記対物レンズとの間の距離をBとする場合において、前記チルト補正機構の駆動量を tan -1 (A/B)として、前記光ディスクの記録面と前記光ピックアップ装置との距離を設定するために前記チルト補正機構を駆動するようにしたことを特徴とする光ディスクドライブ装置。 - 前記チルトセンサと前記チルト補正機構とによるチルト制御系と、
前記駆動コイルに対する駆動電流の直流成分と前記チルト補正機構とによるピックアップ高さ制御系とを選択自在に有し、
厚さの薄い光ディスクに対する再生、記録又は消去動作時には前記チルト制御系を選択し、
厚さの厚い光ディスクに対する再生、記録又は消去動作時には前記ピックアップ高さ制御系を選択するようにしたことを特徴とする請求項2記載の光ディスクドライブ装置。
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