JP3770781B2 - 機械プレス - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は主にサイジング加工、精密押出加工等の冷間鍛造加工を高精度に成形するに好適な機械プレスに関する。
【0002】
【従来の技術】
実開昭63−56996号公報には各コラムの前後方向及び左右方向の間に挿入した円筒状のスぺーサと、そのスぺーサおよびこの両側の前記コラムを貫通し、コラムとスぺーサとを締め付ける補助タイロッドとを備えることにより、コラムの変形を極力減少させ、製品の加工精度を向上させることの出来るプレス機械のフレーム構造が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来技術では、コラム間の間隔はある程度保てるが、スぺーサの断面積が小さく、コラムの変形応力は十分に吸収できないことが多い。また、多工程成形方式を採用した場合などは、特にスライドに偏心荷重が掛かるので、スライドはスライドガイドに対し線接触となるため、いわゆるスライドかじりが生じてスムーズなスライドの下降上昇が出来ないばかりか、製品の加工精度の低下と機械の損耗を助長することになる。
【0004】
さらに、スルーボルトそのものは弾性変形が生じるため安定した剛性の高いステーにはならない。 本発明はスライドに掛かる偏心荷重に耐得るフレーム構造を有する機械プレスを簡単な構成にて提供することを目的とする。本発明は、スライドに掛かる偏心荷重を容易に吸収できる構造の機械プレスを提供すること目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、左右の側壁を構成する一対のコラム1、2と、該コラムの下部を結合するリブ3と、前記一対のコラム1、2間を結合する前後一対のステー4、5と、前記コラム1、2間を上下動する上下前後の角部にスライドギブ24を備えたスライド6とを有し、前記ステー4、5は、スライド6が下死点にあるときスライドの上下の中間位置にあり、前記スライドギブ24は、コラム1、2に設けた固定ギブ25面を摺動するL字状の摺動面とスライド6の前後方向へ挿入して回転自在な円柱体部とからなり、スライドギブの摺動面が固定ギブ25の摺動面と面接触することにより達成される。
以上
【0006】
本発明は、左,右のコラム間を結合し、その間にプレス加工に供するスライドを配置してなる機械プレスであって、前記コラム間の前,後に長方形状のステーを配置固定すると共に、前記スライドの上,下の角面に回動自在にスライドギブを配置したことを特徴とした機械プレスによって達成される。
【0007】
本発明の好ましくは、ステーはスライドが下死点のとき、上,下に位置するスライドギブ間にあることにより達成される。本発明の好ましくは、スライドギブはスライドの角面に合わせた形状の円柱体で、スライドにかかる横荷重対して常時前記コラムに装着される固定ギブと面接触する向きに回動自在であることにより達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施例を図1〜図8に示すスライダリングプレスに従って説明する。 図1,2において左右の側壁を構成する一対のコラム1,2は下方に位置するリブ3と、上方の前,後に設けられる一対のステー4,5によって等間隔に保たれ、その間にプレス成形に供するスライド6が配置されている。前記コラム1,2の上部にはクラウン7が配置固定され、該クラウン7の前,後方向には水平に延びるクランク軸8が配置され、図2に示すようにクラウンを構成するリブ9に回転自在に支承されている。
【0009】
前記クランク軸8と直交する左,右方向の右端には、クランク軸8と平行して設けられた揺動支点軸10が設けられ、該支点軸10にはクランク軸8のクランクピン11と係合し上,下に往復運動する揺動リンク12が回動自在に保持されている。該揺動リンク12には長手方向にクランクピン挿入窓13を直線状に設け、この挿入窓13に前記クランクピン11を一対のスライダ14,15を介してスライド自在に保持している。
【0010】
前記スライド6における上面部の前,後方向中央のポイントと、このポイントと上,下で対応する揺動リンク12の下面部には球面軸受け16を介して両端を球状とした連結リンク17が回動自在に保持され、両端部を連結している。
【0011】
図2に示すように前記クランク軸8の後方端には多段減速ギヤ装置18が設けられ、その回転駆動力はフライホイール19を介してモータ20により得られるように構成されている。ここで多段減速ギヤ装置18及びフライホイール19、モータ20は図1の左,右方向のほぼ中央部にバランスして配置されている。
【0012】
次に、本発明の特徴であるステー4,5とスライド6について詳述する。前記ステー4,5は図3〜図6から解るように前面に開放窓41を形成した前,後の厚板42,43を側板44を挟んで結合して強固な二重構造体に形成し、前記側板44をコラム1,2に内側からボルト21により締め付け固定している。このときボルトの締め付け力でコラムが変形することの無いように、図4に示すように一方の面にスぺーサ22が挟み込まれ、該スぺーサ22を介してコラム間が規定の寸法に収まるように調整される。尚、前記ステー4,5は更に剛性を上げるために鋳物等で一体に成形しても良い。
【0013】
一方、揺動リンク12に連動するスライド6は図7に示すようにほぼ中空の長方体からなり、その角面23の上,下はスライドギブ24を介してコラム1に縦長に4本装着される固定ギブ25にスライド自在に対接配置されている。また前記角面23は前記固定ギブ25の角面に合わせて断面L字状のスライド面となっている。一方上,下四隅に配置されたスライドギブ24は前記角面23の形状に近似したL字状のスライド面を有する円柱体(図8)で、左右に回転自在となるように嵌合孔27に挿入配置されている。
【0014】
また前記ステー4,5はスライド6が下死点のとき、丁度上,下に位置する前記スライドギブ24間に位置するようになっている。特に理想的にはそれぞれ上,下のギブ24の中心からステー4までの各々距離L1,L2はスライド4が下死点のときL1≒L2となるように設定されている。
【0015】
上記構成において、クランク軸の8の回転により揺動リンク12がクランクピン11に駆動されて上,下に揺動すると揺動支点軸10を中心として連結リンク17は上,下に往復動し、リブ3上に設けられたボルスタ28の金型(図示せず)に
よって、製品がプレス加工される。
【0016】
前記プレス加工時には、スライド6の下降と共に徐々に加圧力が上昇してスライド6が下死点で最大となる。スライド6は鉛直にバランスして下降するように設計されるのが一般的であるが、揺動リンク12を利用したスライダリンクプレスにかかわらずスライドを均一に平行にして下降させることは難しく、必ず偏心荷重は考慮しなければならない。
【0017】
本構造では、スライド6に偏心荷重が作用し、スライドが傾いても左,右のコラム間の前,後に設けた一対の長方形状のステー4でコラム1,2の横剛性が強化されているため、スライド6のスムーズな移動は保証される。仮に、予想以上の偏心荷重が作用したとしてもスライド6に左右に回動自在に配置された4個のスライドギブ24の働きで常にスライドギブ24が固定ギブに面接触し、スライド6を下降ガイドしている。
【0018】
すなわち、偏心荷重が働いた場合、偏心荷重でスライド6が傾いた場合にもスライドギブ24が回動してスライドギブ24と固定ギブ25は常時面接触する構造になっているので、従来のガイド装置に見られるような線接触の現象は発生せず、従ってガイド面が焼きつくようなことはない。
【0019】
また、コラム1,2間の距離はステー4とスペーサ22の組み合わせで構成されているため組み付け時の締め付け力がコラムに直接作用することはないのでコラムが変形することはない。さらには、ステー4はスライド6が下死点のとき、上,下に位置するスライドギブ24間にあることにより剛性の最も必要とする部分が強化され理想的なフレーム構造となる。
【0020】
加えて、スライドギブ24はスライド6にかかる横荷重に対して常時前記コラムに装着される固定ギブと面接触する向きに回動自在とした円柱体であるため、加工がし易く簡単にして提供できる利点がある。
【0021】
なお、前記実施例で述べたステーは長方形状であれば一対にかかわらず複数に分けて設けてもよいし、弾性変形に対して強ければ必ずしも二重構造でなくてもよい。
【0022】
また、横の偏心荷重に対して常時前記コラムに装着される固定ギブと面接触する向きに回動自在であるためには円柱形のスライドギブ20が効果的であるが、球面スライドギブでもあっても効果は期待できる。
【0023】
本発明の実施例によれば、左,右のコラム間の前,後に長方形状のステーを配置固定することにより、横剛性に強いフレームを有する機械プレスを容易に提供できる。
【0024】
本発明の実施例によれば、コラム間の前,後に長方形状のステーを配置固定すると共に、前記スライドの上,下の角面に回動自在にスライドギブを配置したことによりフレームの剛性を高めることができると相俟って、スライドにかかる偏心荷重に対して常時前記コラムに装着される固定ギブと面接触する向きに回動自在である円柱状のスライドギブ構造になっているので、従来のガイド装置に見られるような線接触の現象は発生せず、ガイド面が焼き付くことはない。従って極めて製品加工精度の高い機械プレスが提供できる。
【0025】
【発明の効果】
本発明によれば、スライドに掛かる偏心荷重に耐得るフレーム構造の機械プレスを簡単な構成にて提供することができる。
本発明よれば、スライドに掛かる偏心荷重を容易に吸収できる構造の機械プレスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のの実施例における機械プレスの要部縦断正面図
【図2】図1の要部縦断側面図
【図3】図1のA−A矢視断面図
【図4】図3の正面図
【図5】図1におけるフレ−ムの斜視図
【図6】図5のステーの拡大図
【図7】図1に用いられるスライドの斜視図
【図8】図7のスライドギブの斜視図
【符号の説明】
1,2…コラム 4,5…ステー 6…スライド 7…クラウン 8…クランク軸 12…揺動リンク 17…連結リンク 22…スペーサ24…スライドギブ25…固定ギブ
Claims (1)
- 左右の側壁を構成する一対のコラム(1、2)と、該コラムの下部を結合するリブ(3)と、前記一対のコラム(1、2)間を結合する前後一対のステー(4、5)と、前記コラム(1、2)間を上下動する上下前後の 4 角にスライドギブ(24)を備えたスライド(6)とを有し、前記ステー(4、5)は、スライド(6)が下死点にあるときスライドの上下の中間位置にあり、前記スライドギブ(24)は、コラム(1、2)に設けた固定ギブ(25)面を摺動するL字状の摺動面とスライド(6)の前後方向へ挿入して回転自在な円柱体部とからなり、スライドギブの摺動面が固定ギブ(25)の摺動面と面接触することを特徴とする機械プレス。
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