JP3769639B2 - ドーム用煉瓦 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
熱風炉等の天井にドーム形状を有する炉のドームの築造に使用するドーム用煉瓦に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7に示す従来のドーム部に築造するドーム煉瓦4は、基本的には同一形状で、稼働中の煉瓦脱落防止のために、図9に示すように下面に凸ダボ47を設け、煉瓦上面には凹ダボ48を設け、築造時にその凹凸をかみあわせ煉瓦4の脱落を防止する形状としている。
また、ドームの築造は図8に示すように、1点線に示す築造した煉瓦の上に径を狭めながらリング状に築造し、これを積層してドームを構築する。
このため、煉瓦の形状は、まず、リングを形成できるものである必要がある。従って、図9に示す如く、リングを形成する煉瓦の外周側の長さa(又はa′)より内周側の長さb(又はb′)が小さくなるように、側面45、46がテーパー状になっている。
また、このリングを積層して半球状のドームを形成するのであるから、煉瓦積み初期では、煉瓦外周面41の角度が、床面にほぼ直角であるのが、積み上げるに従って床面に平行方向に角度が緩くなる必要がある。また、煉瓦はリング状に、ドーム頂部に積層するのであるから、リングの直径は小さくなる。
このため、煉瓦4の外周面41の高さcを、内周面42の高さc′より大きくして、煉瓦の水平方向の煉瓦の上下面43、44を、テーパー状に形成している。更に、前記した両側面45、46のテーパー方向を、外周面41の上辺aより下辺a′及び内周面42の上辺bより下辺b′の方を大きくなる方向にも、テーパーとなっている(図9)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
天井にドーム形状を有する炉のドームを築造する場合は、根本的には同一形状の多数のドーム用煉瓦を円周方向に配置してリング状に積み上げ(図8、図11(a))、リング状の内径を徐々に縮小し(図7)、ドーム形状を形成する(図6)。リング状にドーム煉瓦を築造する場合に、そのリングの最後の煉瓦を挿入する方法は、以下に述べる2方法がある。
【0004】
▲1▼ 最終煉瓦をリングの上面側から挿入する方法
この方法では、図9に示す如く、従来のドームを形成する煉瓦4の上面側の長さa又はbが、下面側の長さa′又はb′より小さいテーパー形状のため、リング上方から煉瓦を挿入することは物理的に不可能である。
【0005】
▲2▼ 最終煉瓦を、ドームの外周側から内周側に向かって煉瓦を挿入する方法
この方法では、煉瓦自体が図9に示すとおり煉瓦4の上辺長さa(又はb)が下辺長さa′(又はb′)に比べ短いこと、及び従来のドーム煉瓦4の下面に凸ダボ47があり、前に築造したリングの煉瓦の内面の凹ダボ48と一致するようになっている。従って、図10(b)の煉瓦4をリングの外周側から挿入しようとすると、その凸ダボ47を凹ダボ48に挿入前は、図11点線に示すように煉瓦4が、凸ダボ47の高さ分だけ浮いた状態となる。
ところが、前述の如く煉瓦4の上面側が、下面側より短くできているテーパー状に形成されていることより、通常、両脇の煉瓦の隙間aに対し、煉瓦の巾eの方がやや大きくなる。
従って、最終煉瓦と最終煉瓦の両隣の煉瓦を厳密に製作した場合には、最終煉瓦を挿入することが不可能となる。
【0006】
そこで、従来は前述の▲1▼の方法で行う場合には、リングの最終煉瓦の両隣に配置される煉瓦間の上面の長さを、最終煉瓦の下面長さ以上に長くして最終煉瓦を挿入する。また、▲2▼の方法で行う場合には、最終煉瓦の大きさを、凸ダボ47だけ浮いた状態でも、最終煉瓦の両隣の煉瓦間に挿入出来る大きさに設定していた。 この為、▲1▼或いは▲2▼の何れの場合でも、最終煉瓦とその両隣に配置された煉瓦目地厚が大きくなる。
【0007】
また、あらかじめ最終煉瓦周辺のドーム煉瓦の目地厚みを正規寸法より小さく築造して、最終挿入煉瓦と、その両隣に配置されるドーム煉瓦間の長さを大きく取り、最終煉瓦を挿入し、その後、最終挿入煉瓦周辺ドーム煉瓦及び最終挿入煉瓦の目地寸法を正規寸法に調整する方法がとられていた。このため煉瓦目地が正規寸法より大きすぎたり、煉瓦目地が切れモルタルの接着力がなくなり、ドーム煉瓦構造の安定性を阻害し、しいては炉の寿命を著しく短縮させる。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述の課題を解決するために、煉瓦を円周方向に配置し、これを積層しドーム煉瓦を築造する際に用い、内外周面、上下面及び両側面よりなる六面体よりなる煉瓦であって、上下面、及び両側面をテーパー形状に形成するとともに、上下面のそれぞれに煉瓦脱落防止用凹ダボ、又は凸ダボを設けているドーム用煉瓦において、最後に配置する煉瓦の内外周面の形状を、両側面側の対向する端辺を平行に設定し、かつ該最後に配置する煉瓦に接する両隣に配置する各煉瓦の側面を、最後に配置する煉瓦側面に密接する角度に設定したことを特徴とするドーム用煉瓦である。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら築炉施工方法と共に説明する。
図1は、本発明の第1の実施例による最終挿入煉瓦(迫め煉瓦)挿入時の外周側を見た説明図、図2は、本発明による最終挿入煉瓦の斜視図、図3は、図2による最終挿入煉瓦の左側用煉瓦の斜視図、図4は、図2による最終挿入煉瓦の右側用煉瓦の斜視図、図5は、本発明の第2の実施例による最終挿入煉瓦を示す斜視図である。
図6は、ドーム全体の斜視図であり、図7は、その垂直断面図、図8は、ドーム1リングの平面図である。
【0011】
本発明による最終挿入煉瓦の単体形状は図2に示すが、この煉瓦は、外周面11、内周面12、上面13、下面14及び右側面15、左側面16よりなる六面体より構成されている。そして、他のドーム煉瓦4と同様に、上面13に煉瓦脱落防止用凹ダボ18、及び下面に煉瓦脱落防止用の凸ダボ17が設けられている。
【0012】
また、外周面11は、幅A,高さBの大きさの長方形状で、内周面12は、外周面11より小型の幅A′、高さB′の大きさの長方形より形成されている。
そして上下面13、14及び両側面15、16は、内外周面11、12の各辺を接続するように形成されている為、上下面間、或いは左右側面間でテーパー形状となっている。
【0013】
図3は、上述した最終挿入煉瓦1の左側用に位置する左側煉瓦2であり、図4は最終挿入煉瓦1の右側煉瓦3を示している。
これらの煉瓦は原則的に図9に示す従来の煉瓦と同様の形状テーパー形状を有し、凹ダボ28、38が上面23、33、凸ダボ27、37が下面24、34にそれぞれ形成されている。
ただ、最終挿入煉瓦1の外周面11及び内周面12の形状が台形状ではなく長方形状等となっており、従来の煉瓦の上辺a(又はb)と下辺a′(又はb′)の差分だけ大きくなっている。したがって、この増加した体積分を最終挿入煉瓦1の両隣のある左側煉瓦2の右側面25、右側煉瓦3の左側面36から削るように角度を設定し大きさを調整している。そして、最終挿入煉瓦1を上方、或いは外周側から挿入したとき、最終挿入煉瓦1の左側面16と左側煉瓦2の右側面25が、そして最終挿入煉瓦1の右側面1と右側煉瓦3の左側面36が、それぞれ面全体で密着可能としている。
【0014】
本実施例のドーム用煉瓦を使用してドームを築造する場合の手順を、図1の、本発明による最終挿入煉瓦の挿入図を説明する。
従来のドーム用煉瓦4を通常通り円周方向に煉瓦積みを行う。そして、円周方向に煉瓦を配置して残り3個となった際に本発明の最終挿入煉瓦の左側煉瓦2、と最終挿入煉瓦の右側煉瓦3を煉瓦積みする。最後に本発明による最終挿入煉瓦1を上面から挿入する。
その場合、最終挿入煉瓦1の上辺と下辺がいずれも同じ長さAであることより、図1の煉瓦目地厚み20、30についても正規寸法で煉瓦積みを行い、最終挿入煉瓦1を容易に挿入することが可能である。
【0015】
次に、図5は、第2の実施例を示す最終挿入煉瓦5の斜視図である。
この、最終挿入煉瓦5は、外周面51或いは内周面52の形状を相似形の平行四辺形に形成した形状である。このため、周方向の同じ高さの位置であれば右側面55と左側面56間の間隔が等しくなる。このため、最終挿入煉瓦5の内外周面の傾きにあわせて角度で煉瓦を、上方から挿入することが出来る。
この場合、最終挿入煉瓦5の内外周面の平行四辺形の一つの角度を、ドーム用煉瓦4の台形状の一つの角度と一致させて製作した場合、最終挿入煉瓦の両脇に設ける煉瓦を通常のドーム煉瓦で兼ねることが出来る。通常のドーム煉瓦4と異なる形状の煉瓦を製作は2個で済み効率的となる。
【0016】
なお、本発明で使用する最終挿入煉瓦の使用位置は、近傍のリングの最終挿入煉瓦位置と異なる位置に設けることが望ましい。
【0017】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によるドーム用単体煉瓦を使用することにより、ドームの築造をする場合、そのドームの各リング毎の最終挿入煉瓦周辺の煉瓦目地が正規寸法以上になったり目地切れを起こすことなく、容易に内側から最終煉瓦を挿入でき、ドーム構造の安定を確保し、炉の寿命延長を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による最終挿入煉瓦(迫め煉瓦)挿入時の外周側を見た説明図である。
【図2】本発明による最終挿入煉瓦の斜視図である。
【図3】図2による最終挿入煉瓦の左側用煉瓦の斜視図である。
【図4】図2による最終挿入煉瓦の右側用煉瓦の斜視図である。
【図5】本発明の第2の実施例による最終挿入煉瓦を示す斜視図である。
【図6】ドーム全体の概略斜視図である。
【図7】ドームの垂直断面図である。
【図8】ドームを形成する煉瓦により形成したドームリングの平面図である。
【図9】従来のドーム煉瓦の斜視図挿入図である。
【図10】従来の最終挿入煉瓦の挿入状態を示す説明図である。
【図11】従来の最終挿入煉瓦の挿入状態を示す外周側から見た説明図である。
【符号の説明】
1 最終挿入煉瓦
2 左側用煉瓦
3 右側用煉瓦
4 ドーム煉瓦
5 最終挿入煉瓦
11、21、31、41、51 外周面
12、22、32、42、52 内周面
13、23、33、43、44 上面
14、24、34、44、45 下面
15、25、35、45、55 右側面
16、26、36、46、56 左側面
17、27、37、47、57 煉瓦脱落防止用凸ダボ
18、28、38、48、58 煉瓦脱落防止用凹ダボ
20 最終挿入煉瓦と最終挿入煉瓦の左右煉瓦の目地
30 最終挿入煉瓦の左右煉瓦と一般煉瓦目地

Claims (1)

  1. 煉瓦を円周方向に配置し、これを積層しドーム煉瓦を築造する際に用い、内外周面、上下面及び両側面よりなる六面体よりなる煉瓦であって、上下面、及び両側面をテーパー形状に形成するとともに、上下面のそれぞれに煉瓦脱落防止用凹ダボ、又は凸ダボを設けているドーム用煉瓦において、周方向最後に配置する煉瓦の内外周面の形状を、両側面側の対向する端辺を平行に設定し、かつ該最後に配置する煉瓦に接する両隣に配置する各煉瓦の側面を、最後に配置する煉瓦側面に密接する角度に設定したことを特徴とするドーム用煉瓦。
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