JP3769355B2 - 耐圧防爆型ロードセル - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、耐圧防爆型ロードセルに関し、特に、この種のロードセルの起歪部に耐圧容器部を直接形成した構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
爆発性ガスの取扱個所で使用されるロードセルにおいては、通常、歪みゲージの発熱や短絡事故などが点火源となって、爆発性ガスに引火して、爆発事故が発生した場合でも、爆発力がロードセル内で収まり、外部の爆発性ガスに引火することがない、耐圧防爆構造が義務付けられている。
【0003】
このような耐圧防爆型のロードセルとしては、ロードセル全体を筒状ケースで覆う構造が用いられていた。しかしながら、このような耐圧防爆構造では、ロードセルを内部に収納する筒状ケースが大型化し、これに伴って内容積も増加し、内部の爆発性ガスの爆発力も大きくなる。
【0004】
このような爆発力に耐え得るためには、筒状ケースの肉厚を厚くする必要があるとともに、内容積の大きさに応じて防爆規格(例えば、産業安全研究所技術指針,工場電気設備防爆指針,防爆構造電気機械器具型式検定ガイド)に規定された、火炎逸走が発生しないようにする防爆用隙間の奥行きを確保するためにも、筒状ケースの肉厚が大きくなって、全体の構造が大型化するという問題があった。
【0005】
また、この種のロードセルでは、防塵対策上、可撓性ベローズで起歪部を覆った構造も使用されているが、このような構造のロードセルに筒状ケース型の防爆構造を適用すると、より一層大型になる上に、製造する際の工程が複雑になり、コストアップの要因となっていた。
【0006】
そこで、例えば、特公平7−26879号公報には、このような問題を解決する防爆構造が提案されている。この公報に提案されている防爆構造は、ロードセルの起歪部に貫通孔を形成し、この貫通孔の内面に歪みゲージを貼着するとともに、貫通孔の両端に形成した円筒部内に密封用円筒体を挿入して、円筒体と円筒部とを溶接して、歪みゲージを完全に密封する構造になっている。
【0007】
しかしながら、この公報に提案されている防爆構造にも以下に説明する課題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
すなわち、上記公報に提案されている防爆構造では、歪みゲージの周辺部分を溶接により完全密閉構造とするため、大型化の回避が可能になるものの、円筒部の形成や溶接などの加工が複雑になり、これらの作業に手間と時間がかかり、製造コストが高くなるという問題があった。
【0009】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、規格上許容されている防爆用隙間を有効に活用することにより、安価にかつ小型の防爆構造が得られる耐圧防爆型ロードセルを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するために、本発明は、印加された荷重により変形する起歪部と、この起歪部に貼着された歪みゲージとを備えたロードセルにおいて、前記起歪部に貫通孔を穿設し、前記貫通孔の内面側に前記歪みケージを貼着するとともに、前記貫通孔内に両端側から相互に緊結される一対の栓体を挿入配置し、前記栓体の外周面と前記貫通孔の内面との間に防爆用隙間を形成した耐圧防爆型ロードセルであって、前記一対の栓体は、前記防爆用隙間を形成する大径円筒部と、前記大径円筒部より小径に形成され、前記貫通孔の内周面との間に前記複数の歪みゲージを貼着するための環状空間を形成する小径円筒部と、を備え、前記大径円筒部の外径を起歪体の可動部に荷重が印加された際に起歪部の変形を妨げない所定の大きさに形成した
このように構成した耐圧防爆構造によれば、起歪部に穿設された貫通孔内に、両端側から相互に緊結される一対の栓体を挿入配置し、栓体の外周面と貫通孔の内面との間に防爆用隙間を形成することで、防爆構造が簡単に得られる。即ち、起歪体の設置時においては、挿入された一対の栓体と起歪体間に、前記貫通孔の内径と前記大径円筒部との差からなる隙間が形成されるため、栓体は自重により下に沈み、貫通孔最下点に点接触した状態で保持される。従って、前記一対の栓体外周面上部と、貫通孔の内周面の間には十分な隙間が形成されるため、ロードセルの可動部に荷重を印加して貫通孔に変形が生じても、起歪体の変形を妨げることがない。
この場合の防爆用隙間は、前述した規定によれば、内容積が、例えば、100cm以下で、接合面の奥行きが6mm以上で25mm以下の円筒接合面では、0.2mm以下となっているので、栓体の外周面と貫通孔の内周面の加工は、非常にラフにすることができる。
また、本発明は、前記栓体は、一端側に前記貫通孔の周縁において前記起歪部の外面と対向するフランジ部を有し、前記栓体の外周面と前記貫通孔の内面との間に設けられた防爆用隙間に代えて、前記フランジ部と前記起歪体の外面との間に防爆用隙間を形成するようにした。
この構成においても上記構成のロードセルと同様に、許容されている防爆用隙間を有効に利用することにより、簡単かつ容易に防爆構造が得られる。
前記起歪部は、前記歪みゲージの貼着位置の背面側に凹状切削部が設けられ、この凹状部の切削量を調整することにより、曲げおよび捩りモーメント誤差の補正を行うことができる。
前記起歪部には、前記栓体の外周を包囲する可撓性カバーを取付けることができる。
この構成を採用すると、全体の大型化を回避しつつ防爆用隙間に防塵対策を施すことができる。
前記貫通孔は、その断面形状が、円形であって、この貫通孔の内面と対向する前記栓体の外周面を、前記貫通孔の内径よりも小径の円形とすることができる。
この構成を採用すると、栓体を貫通孔内に挿入した際に、栓体の外周面が貫通孔の内面と点接触する状態になるので、起歪部の変形に影響を及ぼすことなく、防爆構造が得られる。
また、前記貫通孔は、その断面形状が、円形,角形,楕円形,丸孔連結形,楕円連結形のいずれか1つから選択することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、添付図面を参照して詳細に説明する。図1から図4は、本発明にかかる耐圧防爆型ロードセルの第1実施例和示している。
【0012】
同図に示したロードセルは、断面がほぼ正方形の角筒状に形成され、アルミニウムなどの軽金属,金属一般ないしはセラミックス製の起歪体10を有している。起歪体10は、中央部分に位置する起歪部12と、この起歪部12の左側に位置する固定部14と、起歪部12の右側に位置する可動部16とから構成されている。
【0013】
起歪部12の対向する一方の側面間には、角筒状の起歪体10の長手方向の中心軸上に中心が位置する円形断面の貫通孔18が穿設形成されている。貫通孔18の内周面には、4個の歪みゲージ20が貼着されている。
【0014】
歪みゲージ20の貼着位置は、起歪体10の中心軸上にあって、同一円周上に位置し、かつ、この円の中心に対して、一対ずつが対向するように配置されている。
【0015】
各歪みゲージ20の貼着位置の背面側には、それぞれ円弧状断面の凹状切削部21が設けられている。この凹状切削部21は、起歪部12の外側面を切削することにより形成され、各歪みゲージ20が貼着された部分の厚みを減じることにより、起歪部12の変形を容易にしている。
【0016】
このような作用を有する凹状切削部21は、その切削量を調整すると、歪みゲージ20で検出する変形量を変えることができるので、曲げおよび捩りモーメントの補正を行える。
【0017】
固定部14には、端子板収納室22が設けられている。この端子板収納室22は、一端が貫通孔18が設けられていない側面に開口した凹形円形状のものであって、開口部が密栓24により密封されるとともに、連通孔26により貫通孔18と連通している。
【0018】
また、端子板収納室22には、角形形状の固定部14の3側面(本実施例の場合には、固定部14の端面と貫通孔26が設けられた2つの側面)に開口するケーブル挿入孔28が設けられている。
【0019】
このケーブル挿入孔28は、使用者側の要求に応じていずれか1つを使用するものであり、本実施例の場合には、固定部14の端面に開口した挿入孔28にケーブル30が装着されていて、残りの2つの挿通孔28は、盲栓を用いて封止される。
【0020】
ケーブル30の一端は、端子収納室22内に設置される端子板に接続される。一方、歪みゲージ20のリード線は、連通孔26を介して端子板収納室22に導出され、同じ端子板に接続することによりブリッジ回路とされる。
【0021】
このように構成されたロードセルは、固定部14側を固定支持し、可動部16側に荷重が印加されと、起歪部12が変形し、この変形に対応した歪みが歪みゲージ20のブリッジ回路により検出され、この検出値に基づいて、荷重の大きさを演算することができ、このようなロードルとしての基本的な構成は、従来のこの種の荷重変換器と同じであるが、本実施例のロードセルは、以下の点に注目すべき特徴がある。
【0022】
すなわち、本実施例の耐圧防爆型ロードセルでは、規格上許容されている防爆用隙間を有効に活用することにより、防爆構造を得ている。この具体的な構成は、図2,3にその詳細を示すように、貫通孔18内にその両端側から一対の雄,雌栓体32,34を挿入し、両者をボルト36で緊結し、栓体32,34の外表面と貫通孔18の内面との間に、防爆用隙間dを形成している(図2に○Aで示した部分)。
【0023】
雄栓体32は、大径円筒部32aと、この大径円筒部32aの先端側に設けられた小径円筒部32bと、大径円筒部32aの上端に設けられたフランジ部32cとから構成されている。
【0024】
大径円筒部32aは、貫通孔18の内径よりも小径に形成されていて、その外表面が貫通孔18の内面と対向する接合面を形成し、この接合面が防爆用隙間dとなっている(図3参照)。
【0025】
小径円筒部32bは、大径円筒部32aよりも小径になっていて、貫通孔18の内面との間に、歪みゲージ20を貼着するための環状空間38を形成するようになっている。
【0026】
フランジ部32cは、貫通孔18の内径よりも大きな外径を有し、貫通孔18の一方側の周縁に係止される。雌栓体34は、円筒部34aと、円筒部34aの中心に設けられた凹部34bと、円筒部34aの下端に設けられたフランジ部34cとから構成されている。
【0027】
円筒部34aは、貫通孔18の内径よりも小径に形成されていて、その外表面が貫通孔18の内面と対向する接合面を形成し、この接合面が防爆用隙間dとなっている(図3参照)。凹部34bには、雄栓体32の小径円筒部32bの先端側が嵌合される。
【0028】
フランジ部34cは、貫通孔18の内径よりも大きな外径を有し、貫通孔18の他方側の周縁に係止される。なお、栓体32,34間の緊結構造は、個の実施例で示したボルト36による手段だけでなく、例えば、雌栓体34の凹部34bと雄栓体32の小径円筒部32bとの間に相互に螺合するネジを設けて、ネジ結合により栓体32,34間を緊結させてもよい。
【0029】
防爆用隙間dは、栓体32,34の各接合面の外端からの内容積と端子板収納室22および連通孔26の内容積との和が、例えば、100cm3以下で、接合面の奥行きLが6mm以上で25mm以下の場合には、産業安全研究所技術指針の規定を満足するように、0.2mm以下に設定される。
【0030】
なお、防爆用隙間dは、産業安全研究所技術指針,工場電気設備防爆指針,防爆構造電気機械器具型式検定ガイドの規定に対応させることだけでなく、例えば、電気機械器具防爆構造規格および技術的基準,IEC規格などにも同様の規定があるので、これらの規定に適合するように設定することもできる。
【0031】
また、本実施例の場合には、各栓体32,34のフランジ部32c,34cと貫通孔18の周縁との間の接合面は、防爆用隙間dよりも大きな隙間になるように設定される。
【0032】
さて、以上のように構成された耐圧防爆型ロードセルによれば、起歪部12に穿設された貫通孔18内に、両端側から相互に緊結される一対の栓体32,34を挿入配置し、栓体32,34の外周面と貫通孔18の内面との間に防爆用隙間dを形成することで、防爆構造が簡単に得られる。
【0033】
また、本実施例の耐圧防爆型ロードセルによれば、防爆構造としたことによるロードセルの性能の低下も防止できる。
【0034】
すなわち、本実施例の場合には、防爆用隙間dを形成する接合面は、雄栓体32の大径円筒部32aの外表面および雌栓体34の円筒部34aの外表面と、貫通孔18の内面とであるが、これらがともに円形断面になっている。
【0035】
このため、例えば、起歪体10を設置した場合には、図4に示すように、栓体32,34に作用する自重により、貫通孔18の内面と大径円筒部32aの外表面または雌栓体34の円筒部34aの外表面とが、点接触した状態になる。
【0036】
このような状態で栓体32,34が接触していると、ロードセルの可動部16に荷重を印加させた際に、栓体32,34が、起歪部12の変形を妨げることが防止される。
【0037】
このとき、防爆用隙間dは、同図に示すように、大径円筒部32aの外表面または雌栓体34の円筒部34aの外表面の外側に一様に形成されないが、防爆用隙間dは、必ずしも栓体34,32の外側に一様に形成される必要がなく、一部でも規格を満足していれば、防爆機能が得られるので問題はない。
【0038】
つまり、本実施例の防爆構造によれば、荷重検出性能に影響を及ぼすことなく、防爆規格に規定された要件を満足させることができる。
【0039】
図5は、本発明にかかる耐圧防爆型ロードセルの第2実施例を示しており、上記実施例と同一もしくは相当する部分には、同一符号を付してその説明を省略するとともに、以下にその特徴点についてのみ説明する。
【0040】
同図に示した実施例では、防爆用隙間dを、雄,雌栓体32,34のフランジ部32c,34cの下面と、起歪部12に設けられた貫通孔18の周縁との間に形成している。
【0041】
このような防爆用隙間dでも、内容積の大きさと、接合面の奥行きLとに応じて、防爆用隙間dの大きさを上記実施例と同様に設定すれば、上記実施例と同等の作用効果が得られる。
【0042】
図6は、本発明にかかる耐圧防爆型ロードセルの第3実施例を示しており、上記実施例と同一もしくは相当する部分には、同一符号を付してその説明を省略するとともに、以下にその特徴点についてのみ説明する。
【0043】
同図に示した実施例では、起歪部12の両端に一対の凹溝40を周設し、この凹溝40内に筒状の可撓性カバー42の両端を係止している。
【0044】
可撓性カバー42は、貫通孔18内に挿入された栓体32,34の外周を包囲するものであって、金属性の硬質筒部42aと、この硬質筒部42aの両端に設けられたベローズ部40bとから構成されている。
【0045】
このように構成された耐圧防爆型ロードセルによれば、全体の大型化を回避しつつ防爆用隙間dに防塵対策を施すことができる。
【0046】
図7は、本発明のロードセルにおいて採用することができる貫通孔18の変形例を示している。同図(a)に示した貫通孔18aは、断面形状が一対の丸孔を連結したものである。
【0047】
また、同図(b)に示した貫通孔18bは、断面形状が楕円形のものであり、同図(c)に示した貫通孔18cは、断面形状が角形のものであり、同図(d)に示した貫通孔18dは、断面形状が一対の楕円を連結した形状になっている。
【0048】
このような形状の貫通孔18a〜18dを採用した場合には、栓体32,34の断面形状もこれに合わせるようにすれば、上記実施例と同等の作用効果が得られる。
【0049】
なお、上記実施例では、起歪体10の形状として、角筒状のものを例示したが、本発明の実施は、これに限定されることはなく、例えば、丸筒状の起歪体の一部に対向する平面を形成し、この対向平面間に貫通孔18を穿設する構造であってもよい。
【0050】
また、上記実施例では、雄および雌栓体32,34の双方に防爆用隙間dを形成した場合を例示したが、この防爆用隙間dは、いずれか一方の栓体に形成してもよい。
【0051】
さらに、防爆構造だけを得たい場合には、貫通孔18内に栓体32,34を密着挿入し、これらの接合面の一方に、内部と連通する溝状の防爆用隙間dを1つ以上形成する構造であってもよい。
【0052】
【発明の効果】
以上、実施例により詳細に説明したように、本発明にかかる耐圧防爆型ロードセルによれば、規格上許容されている防爆用隙間を有効に活用することにより、安価にかつ小型の防爆構造が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる耐圧防爆型ロードセルの第1実施例を示す起歪体の側面図である。
【図2】同起歪体の貫通孔に防爆構造を得るための栓体を装着した状態の一部破断側面図である。
【図3】図2のA部拡大図である。
【図4】図2の要部断面図である。
【図5】本発明にかかる耐圧防爆型ロードセルの第2実施例を示す要部断面説明図である。
【図6】本発明にかかる耐圧防爆型ロードセルの第3実施例を示す側面説明図である。
【図7】本発明にかかる耐圧防爆型ロードセルの貫通孔の変形例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 起歪体
12 起歪部
14 固定部
16 可動部
18 貫通孔
20 歪みゲージ
21 凹状切削部
32 雄栓体
32a 大径円筒部
32c フランジ部
34 雌栓体
34a 円筒部
34b フランジ部
36 ボルト
42 可撓性カバー

Claims (6)

  1. 印加された荷重により変形する起歪部と、この起歪部に貼着された歪みゲージとを備えたロードセルにおいて、
    前記起歪部に貫通孔を穿設し、前記貫通孔の内面側に前記歪みケージを貼着するとともに、前記貫通孔内に両端側から相互に緊結される一対の栓体を挿入配置し、前記栓体の外周面と前記貫通孔の内面との間に防爆用隙間を形成した耐圧防爆型ロードセルであって、
    前記一対の栓体は、前記防爆用隙間を形成する大径円筒部と、
    前記大径円筒部より小径に形成され、前記貫通孔の内周面との間に前記複数の歪みゲージを貼着するための環状空間を形成する小径円筒部と、を備え
    前記大径円筒部の外径を起歪体の可動部に荷重が印加された際に起歪部の変形を妨げない所定の大きさに形成したことを特徴とする耐圧防爆型ロードセル。
  2. 前記栓体は、一端側に前記貫通孔の周縁において前記起歪部の外面と対向するフランジ部を有し、前記栓体の外周面と前記貫通孔の内面との間に設けられた防爆用隙間に代えて、前記フランジ部と前記起歪体の外面との間に防爆用隙間を形成したことを特徴とする請求項1記載の耐圧防爆型ロードセル。
  3. 前記起歪部は、前記歪みゲージの貼着位置の背面側に凹状切削部が設けられ、この凹状部の切削量を調整することにより、曲げおよび捩りモーメント誤差の補正を行うことを特徴とする請求項1または2記載の耐圧防爆型ロードセル。
  4. 前記起歪部に、前記栓体の外周を包囲する可撓性カバーを取付けたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の耐圧防爆型ロードセル。
  5. 前記貫通孔は、その断面形状が、円形であって、この貫通孔の内面と対向する前記栓体の外周面を前記貫通孔の内径よりも小径の円形としたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の耐圧防爆型ロードセル。
  6. 前記貫通孔は、円形,角形,楕円形,丸孔連結形,楕円連結形のいずれか1つから選択されることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の耐圧防爆型ロードセル。
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