JP3768396B2 - 位置表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、位置表示装置に関し、特に、携帯電話等の端末装置を用いて目的とする行先等の位置や道路情報を容易、かつ、速やかに得ることのできる位置表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネットに代表される通信ネットワークが発展し、文字、画像、音声等の種々なデータの伝送が通信ネットワークを介して行われている。また、ユーザー用の端末装置として、携帯電話やパーソナルハンディホン(PHS)等の移動通信機器(以下、携帯電話という)の小型化、高機能化が進み、電話としての機能に加えて公衆電話回線網を介して上記した通信ネットワーク上に存在するデータから必要とするものを選択的に受信して利用することが可能である。また、通信ネットワーク上に設けられたサーバー装置から提供される様々なサービスに基づく画面表示を行うことができる。
【0003】
特に、近年の移動通信機器では、文字および画像を表示可能な表示部を有しており、この表示部に様々な表示を行うことが可能である。このような表示による通信サービスとして、例えば、操作者がインターネット等の通信網を介して地図データを格納したサーバー装置にアクセスし、サーバー装置から指定した場所又は地域の地図データを移動通信機器にダウンロードすることによって表示部への表示を可能にする地図情報提供サービスがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の地図情報提供サービスによると、ダウンロードされた地図データを表示部に表示する操作や、表示された地図から目的とする対象、場所を探すための操作が必要となるため、操作者が必要とする行先等の位置や道路情報を得るのに複雑な操作を行わなければならないという問題がある。
【0005】
従って、本発明の目的は、操作者が複雑な操作を行うことなく、最小限の操作で目的とする行先等の位置や道路情報を容易、かつ、速やかに得ることのできる位置表示装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を実現するため、移動者の現在位置と前記移動者の行先位置を入力する入力部を有した携帯装置と、前記携帯装置とインターネット等の通信網を介して接続され、前記行先位置の所在地を記憶したメモリ部を備えたサーバと、前記サーバ内に設けられ、前記現在位置と前記行先位置を入力して、前記行先位置と同一の名称又は名称等の一部に同一部分を含む複数の候補が存在するとき所定の条件に基づいて選択された行先位置を表示部に表示させるとともに、前記現在位置から前記選択された行先位置へ到達する道路情報を前記メモリ部から読み出して前記携帯装置へ伝送させる制御部とを備え、前記携帯装置は、前記道路情報を受信して前記表示部に表示するものであり、前記表示部は、前記道路情報に関する前記現在位置および前記行先位置を含む画像表示と、前記道路情報に関する前記現在位置から前記行先位置にかけての文字表示とが、スクロールにより切り替え可能に行われることを特徴とする位置表示装置を提供する。
【0007】
また、本発明は、上記目的を実現するため、移動者の現在位置と前記移動者の行先位置を入力する入力部を有した携帯装置と、前記携帯装置とインターネット等の通信網を介して接続され、前記行先位置の所在地を記憶したメモリ部を備えたサーバと、前記サーバ内に設けられ、前記現在位置と前記行先位置を入力して、前記行先位置と同一の名称又は名称等の一部に同一部分を含む複数の候補が存在するとき所定の条件に基づいて選択された行先位置を表示部に表示させるとともに、前記現在位置から前記選択された行先位置へ到達する道路情報を前記メモリ部から読み出して前記携帯装置へ伝送させる制御部とを備え、前記携帯装置は、前記道路情報を受信して前記表示部に表示するものであり、前記表示部は、前記道路情報に関する前記現在位置および前記行先位置を含む画像表示と、前記現在位置、前記行先位置、前記現在位置と前記行先位置とを結ぶ線分、及び前記現在位置と前記行先位置との距離を含む画像表示とが、スクロールにより切り替え可能に行われることを特徴とする位置表示装置を提供する。
【0008】
本発明によると、建物、店舗、構造物等の行きたい場所および現在位置を通信網を介して接続される制御部に入力すると、行先位置に応じた道路情報がメモリ部から通信網を介して移動者に提供される。このことにより複雑な操作を必要としないで行先等の位置その他の情報を容易、かつ、速やかに得ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の位置表示装置および位置表示プログラムを記憶した記憶媒体について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0010】
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る位置表示装置の概略構成を示し、音声、画像等のデータを送受信する携帯電話1と、携帯電話1と無線通信を行う移動通信交換機2と、携帯電話1の属する通話エリアについての情報を一時的に格納するロケーションレジスタ3と、移動通信交換機2を電話回線網5に接続する中継交換機4と、電話回線網5を含む種々のネットワークと接続されるインターネット6と、インターネット6に接続されて地図データおよび地図データにリンクされた表示物ついての道路情報(後述)、営業情報等の種々のデータを提供するサーバー7と、携帯電話1の位置データ(現在位置)を無線通信によって提供するGPS(Global Positioning System)8より構成される。
【0011】
携帯電話1は、文字列および数字の入力キー、および画面上のカーソルを上下左右の4方向に移動させる方向キーを有し、操作者(移動者)の現在位置、操作者が知りたい建物等を特定する情報(行先位置)を入力するキー操作部10と、音声、画像等のデータ、現在地等の位置データをアンテナ11Aを介して送受信する無線回路部11と、マイク12Aを介して入力する操作者の音声を信号変換し、音声に基づく信号を信号変換してスピーカー12Bから音声として出力する音声回路部12と、所定の表示部面積を有する液晶パネル等によって形成されて文字、画像等を表示する表示部13と、電話機の動作に必要な種々のプログラム、一時データ、および電話帳等の個人データを格納する記憶部14と、行先位置について複数の候補があるとき各候補について操作者の現在位置との間の距離を演算する位置演算部15と、各部に電力を供給するリチウム電池等の電源部16と、外部機器とケーブル等によって接続することによりデータの授受を行うインターフェース部(I/F)部17と、各部の動作を制御するとともに現在位置および行先位置に基づいて後述するサーバー7から道路情報(本実施の形態では地図データ)の読み込みを行うCPU18を内部バス19によって接続している。
【0012】
行先位置は、同一の名称であっても支店、店舗等の複数の候補(○○銀行、コンビニエンスストア△△等)が存在するもの、また、名称等の一部に同一文字を含む複数の候補(××商店、株式会社××、××信用金庫等)のほか、同一名でも鉄道会社の違いによって位置が異なる駅等を含む。
【0013】
道路情報は、前述した行先位置の複数の候補から特定されたひとつ又は複数の行先位置について、その場所を特定しうる道路、建造物、公共施設、河川、および水路等の位置、空路、現在位置からの所要時間、緯度および経度で示される座標値等を含む。また、複数の行先位置が対象である場合には、それぞれについての道路情報が示される。
【0014】
表示部13は、画像、文字、および音声等によって行先位置について操作者に情報を出力する。また、操作の状況に応じて携帯電話1を振動させるようにしても良い。
【0015】
携帯電話1の現在位置は、上記したGPSによる入力方法のほかに、携帯電話1の送信波を3点の受信局で受信し、受信波の電波強度に基づいて三角関数等による位置演算を行って得られる現在位置を入力する方法を含む。
【0016】
移動通信交換機2は、所定の通信エリアに少なくとも1つ設けられ、所定の周波数帯の電波に基づいて通信エリアに属する携帯電話1と交信する。
【0017】
ロケーションレジスタ3は、移動通信交換機2が携帯電話1と所定の周期で交信することにより得られる携帯電話1の存在についての情報を把握しており、通信エリア内に属する携帯電話1に呼び出し要求があるとき、その携帯電話1の属する通信エリアの移動通信交換機2に呼び出し符号を送信させる。
【0018】
中継交換機4は、移動通信交換機2と信号線を介して音声および通信データに基づく電気信号を送受信する。
【0019】
サーバー7は、HTML(Hyper-Text Markup Language)によって作成される地図データを図示しない記憶部に格納している。この地図データは、所定のサイズのページ単位で分割されており、地図表示される建物等の位置に対応した座標値等のデータ、店舗等の開店時間・閉店時間についての営業情報、道路情報が付加されている。分割された地図データは各ページ毎にURL(UniformResource Locators)を付加されて管理されている。地図データは、携帯電話1にインストールされたWWWブラウザと呼ばれるアプリケーションに基づいて表示部13に表示される。道路情報は、例えば、URLに道路情報を示す文字列を付与することによって識別化することができるようになっている。
【0020】
図2は、位置演算部15を示し、現在位置と行先位置との間の距離を地図データに付加されている座標値に基づいて演算する演算部150と、操作者が行先位置についての定かな情報を持ち合わせていないとき、キー操作部10から行先位置に関連して入力されるキーワードに基づいて行先位置の候補を検索する候補検索部151と、演算結果およびキーワード等の入力情報を一時的に格納するデータメモリ152と、行先位置を検出するエリアや管轄領域等のテリトリーといった検出条件に基づいて演算を制御する演算制御部153を有する。また、現在位置はGPS8から入力する位置データを用いることもできる。
【0021】
以下、第1の実施の形態の動作について図面を参照して説明する。
以下の説明では、操作者が行先位置に関して不確かな情報しか持ち合わせていないときの操作(第1の場合の操作)と、行先位置に関して複数の候補があるときの操作(第2の場合の操作)について説明する。
【0022】
図3は、第1の場合の操作における携帯電話1の表示部13に表示される表示画面、図4は、行先位置の位置表示処理にかかるフローチャートを示す。
【0023】
操作者が行先位置の検出モードを実行すると、携帯電話1の表示部13には、図3(a)に示す表示画面13Aが表示される。操作者は表示画面13Aに従ってキー操作部10を操作して行先位置の名称、あるいはキーワードを行先位置の情報(以下、行先位置情報という)として入力する(S1)。
【0024】
このとき、操作者は行先位置が○○銀行か、あるいは○○信用金庫であったか記憶が定かでないことに気付き、記憶している○○の部分のみをキーワード入力し、続いて、キー操作部10を操作して現在位置を入力した(S2)。
【0025】
入力された行先位置情報(○○)および現在位置のデータは位置演算部15のデータメモリ152に格納される。この現在位置の入力時にGPS8を指定すると、無線回路部11はGPS8と交信して携帯電話1の位置を現在位置として取得する。CPU18は、行先位置情報および現在位置の入力に基づいて地図データの読み込みを実行する。このとき、携帯電話1に最初に読み込まれる地図データは、例えば、現在位置からの所定の半径距離を初期設定することで所定のデータ量に設定することができる。位置演算部15の候補検索部151は、行先位置情報に基づいて地図データに含まれる行先位置の候補をサーチする(S3)。
【0026】
行先位置情報に基づいて地図データに候補があり(S4)、かつ、行先位置の複数の候補が含まれていると(S5)、候補検索部151は、図3(b)に示すように行先位置の複数の候補について表示部13に表示する(S6)。同図において○○銀行が表示されており、操作者は行先位置が○○銀行であることを確認するとともに地図データからの検出を指示する(S7)。演算部150は演算制御部153からの演算命令に基づいて○○銀行について、営業時間内であるか否かを確認して現在位置からの直線距離演算を実行する(S8)。演算結果はデータメモリ152に格納される。また、演算制御部153は○○銀行について付加された電話番号、住所等の情報を地図データから取得し(S9)、記憶部14に出力する。
【0027】
CPU18は、検出された情報に基づく表示用データを表示部13のサイズに合わせて文字等により作成し(S10)、図3(c)および(d)に示すように、現在位置Aおよび○○銀行131Aを含む地図と表示用データ13Bを方向キーによるスクロール操作に基づいて切り替えて表示する(S11)。地図データの作成時には、自動車等を利用して○○銀行131Aに行く場合のルート、徒歩によるルート、あるいは地図データの作成時に最も渋滞していないルート等を選択して作成するようにしても良い。図3(c)に示す地図では、行先位置である○○銀行131Aが点滅表示されるとともに現在位置からの距離Bが表示部13の下部に表示される。また、図3(d)に示す表示用データ13Bでは,徒歩による○○銀行131Aへの道路情報が表示される。
【0028】
最初に読み込まれた地図データに行先位置が含まれないとき、また、営業時間外であるときは、候補なしを表示(S12)し、拡大された範囲の地図データの入力を要求して同様の操作を実行する。
【0029】
図5は、第2の場合の操作における携帯電話1の表示部13に表示される表示画面、図6は、行先位置の位置表示処理にかかるフローチャートを示す。
【0030】
操作者が行先位置の検出モードを実行すると、携帯電話1の表示部13には、図5(a)に示す表示画面13Aが表示される。操作者は表示画面13Aに従ってキー操作部10を操作して行先位置の名称(○○銀行)を行先位置情報として入力し(S1)、続いて、現在位置を入力する(S2)。入力された行先位置情報および現在位置のデータは位置演算部15のデータメモリ152に格納される。この現在位置の入力時にGPS8を指定すると、無線回路部11はGPS8と交信して携帯電話1の位置を現在位置として取得する。CPU18は、行先位置情報および現在位置の入力に基づいて地図データの読み込みを実行する。このとき、携帯電話1に最初に読み込まれる地図データは、例えば、現在位置からの所定の半径距離を初期設定することで所定のデータ量に設定することができる。位置演算部15の候補検索部151は、行先位置情報に基づいて地図データに含まれる行先位置の候補をサーチする(S3)。
【0031】
行先位置情報に基づいて地図データに○○銀行の3支店(例えば、AA支店、BB支店、およびCC支店)が候補が含まれていると(S4)、候補検索部151はこの3支店についての座標値を地図データより読み出して演算部150に出力する。演算部150は演算制御部153の演算命令に基づいて営業時間内であるか否かを確認して○○銀行の3支店について現在位置からの直線距離演算を実行する(S5)。演算結果はデータメモリ152に格納される。演算制御部153は、現在位置から最も近い行先位置を検出するように検出条件を設定されているとき、3支店についての演算結果に基づいて現在位置から最も近い距離にあるBB支店を検出し(S6)、BB支店に付加された電話番号、住所等の情報を地図データから取得し(S7)、記憶部14に出力する。
【0032】
CPU18は、検出された情報に基づく表示用データを表示部13のサイズに合わせて文字等により作成し(S8)、図5(b)および(c)に示すように、現在位置AおよびBB支店134Aを含む地図と表示用データ13Bを方向キーによるスクロール操作に基づいて切り替えて表示する(S9)。図5(b)に示す地図では、行先位置であるBB支店134Aが点滅表示されるとともに現在位置からの距離Bが表示部13の下部に表示される。また、図5(c)に示す表示用データ13Bでは,徒歩による○○銀行134Aへの道路情報が表示される。
【0033】
また、最初に読み込まれた地図データに行先位置が含まれないとき、また、営業時間外であるときは、候補なしを表示(S10)し、拡大された範囲の地図データの入力を要求して同様の操作を実行する。
【0034】
図7は、サーバー7の他の構成を示し、携帯電話1に設けられる位置演算部をサーバー内に設けたものである。このようにサーバー7に演算部70、候補検索部71、地図データメモリ72、および一時メモリ73を設け、これらを制御部74によって制御するようにしても良い。このような位置演算部の構成および機能は、例えば、サーバー7にハードディスクを設けて演算および候補検索を行うプログラムを格納し、更に地図データメモリや一時メモリを設けることによって実現することができる。また、CD−ROM等の記憶媒体を再生装置で再生することによって記憶媒体に格納されているプログラムを実行させるようにしても良い。
【0035】
図8は、図7に示すサーバー7で現在位置から行先位置までの距離演算を行うフローチャートを示し、行先位置の候補として、ある宅配便業者の営業所が複数候補となっている場合について説明する。
【0036】
制御部74は、予め操作者によって入力された現在位置(Xm,Ym)(S1)、および範囲K(S2)に基づいて定まるエリア内の営業所の候補の位置データ(Xk,Yk)を入力し(S3)、候補検索部71にサーチさせる(S4)。営業所の候補が発見されると、データメモリ152に格納される(S5)。
【0037】
演算部70は、候補検索部71によって発見された営業所の候補(Xk,Yk)について現在位置からの距離演算を行い(S6)、現在位置から最も近い位置にある営業所を含めた地図データを検出し(S7)、営業所について付加された電話番号、住所等の情報に基づく表示用データを表示部13のサイズに合わせて文字等により作成する。一時メモリ73は、地図データ、表示用データ、および地図上に営業所の位置を表示するためのマーカー等のデータを格納し、制御部74から入力する読み出し要求に基づいて所定のタイミングで携帯電話1に送信する(S8)。
【0038】
ここで、候補がないと判断されたときは範囲Kの値を大にして(S9)エリアを拡大した後に同じ処理を行う。
【0039】
図9(a)および(b)は、現在位置Aと検出された営業所Cの表示例を示し、携帯電話1は、サーバー7から受信した地図データ、表示用データ、および地図上に営業所Cを表示するためのマーカー等のデータに基づいて、地図データの位置に応じて現在位置Aと営業所C、および両者を結ぶ線分Lを演算部70で演算された距離Dとあわせて表示部13に表示画像13Cとして表示している。ここで、方向キーによってスクロール操作を行うと、図9(b)に示すように現在位置Aと営業所Cとを含めた地図データMが表示され、線分Lと距離Dが非表示となる。この表示画像13Cは、現在位置Aと営業所Cの距離に応じた所定の表示倍率に自動的に設定されて表示される。
【0040】
上記した地図データは地域毎、あるいは所定の区画で分割されたものを用いることができるが、例えば、行先位置である営業所のテリトリーに応じて分割されたマップを併用することもできる。以下に、サーバー7の地図データメモリ72にテリトリーに基づいて分割されたマップを格納し、これを利用することに基づく行先位置の検出動作について説明する。
【0041】
図10は、地図データの分割形態を示し、(a)は日本全土についての分割単位を示す大分類、(b)は北海道について大分類を拡大した中分類、(c)は、中分類に含まれる小分類とテリトリーのマップTの合成された地図データを示す。
【0042】
現在位置Aが入力されると、候補検索部71は日本全土の地図データから現在位置Aが含まれる中分類bを検出し、この中分類bから現在位置Aを含む小分類cを検出するとともに地図データメモリ72に格納されているマップTを重ねあわせて小分類とマップTの双方に属している行先位置の候補について距離演算を行う。図10(c)では、小分類cについての表示画面13Aにおいて、境界線132で分割された2つのテリトリーTAおよびTBが表示されており、2つの候補133Aおよび133Bが表示されている。この場合、現在位置AがテリトリーTAに属していることから候補133Bは対象外となる。このことから候補133Aが行先位置として検出される。検出された行先位置については、上述したように距離および付加された電話番号、住所等の情報が地図データから検出されて表示可能となる。
【0043】
上記した第1の実施の形態によると、現在位置および行先位置を入力したとき、地図データに付加された座標値を用いて現在位置からの距離演算を行って行先位置を特定することから、行先位置について複数の候補が存在していたとしても操作者の要求に応じた行先位置を特定することが可能である。また、名称等に同一部分を有する行先位置について、操作者があいまいな情報しか有していないような場合であっても複雑な操作を必要としないで最小限の操作で行先位置を地図データから容易、かつ、速やかに知ることができる。これにより、行先位置情報についての誤認識等によって行先位置を検出できないことがなく、また、地図の見方に不慣れな人であっても現在位置から行先位置までの距離や所要時間等の道路情報を容易、かつ、速やかに得ることができる。
【0044】
なお、第1の実施の形態では、行先位置の検出条件として、現在位置から最も近い行先位置を検出する動作について説明したが、例えば、現在位置から最も遠い行先位置、あるいは現在位置から所定の距離範囲に含まれる複数の行先位置を検出するようにしても良い。
【0045】
距離演算を行う演算部は、上述したように携帯電話1あるいはサーバー7のいずれか、あるいは双方に設けることが可能であるが、携帯電話1で利用可能なメモリ容量、高速な演算処理性を考慮すればサーバー7で候補検索および距離演算を行うことが好ましい。また、行先位置を探すために用いる地図データは複数のサーバー7に格納されていても良い。これによりサーバー7へのアクセスが集中する状況であってもシステムダウン等の障害発生によるサービス停止を防止できる。
【0046】
キー操作部10により入力される行先位置情報としては、上記したものの他に、Eメールアドレス、ホームページのURL、住所等であっても良い。
【0047】
また、行先位置の表示については点滅表示と表示内容を説明する音声を合わせて出力するようにしても良く、更に、カラー表示が可能な表示部を備えている場合には、現在位置と行先位置とで表示カラーを変えて表示するようにしても良い。
【0048】
図11は、本発明の第2の実施の形態に係る位置表示装置の概略構成を示し、携帯電話に代わるものとしてパーソナルコンピュータ9をモデムやターミナルアダプタ等の回線接続装置20を介して中継交換機4に接続している構成において第1の実施の形態と相違しており、その他の構成および機能については第1の実施の形態と同一であるので重複する説明を省略する。パーソナルコンピュータ9は、各種演算処理を実行するCPUを内蔵した本体、画像を表示するためのディスプレイ、本体と接続されて各種プログラムを格納する外部記憶媒体(いずれも図示せず)より構成される。
【0049】
上記した第2の実施の形態によると、回線接続装置を介してサーバー7に接続可能なパーソナルコンピュータも用いて地図データから行先位置を検出することができる。パーソナルコンピュータを用いる場合は、現在位置として現在地を入力するほかに、任意の場所(例えば、駅等の建造物)を現在位置とした行先位置の検出を容易に行うことができる。
【0050】
なお、上記した第1及び第2の実施の形態では、行先位置を検出するデータとして地図データを使用したが、地図データの代わりに、例えば、文字により作成された道路情報を含む文字案内をキーワードに基づいてサーチすることにより行先位置データとして出力するようにしても良い。行先位置データを用いた場合には地図表示の代わりに一覧表示等の表示形態で表示部に表示させることができる。また、地図表示は、幹線道路や駅等の目標物によって形成される簡易化された地図を用いて行っても良い。
【0051】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明によると、移動者の現在位置と行先位置を入力したとき行先位置に関連した道路情報を記憶したメモリ部から通信網を介して表示部に表示させるようにしたため、操作者が複雑な操作を行うことなく、最小限の操作で目的とする行先位置等の位置や道路情報を容易、かつ、速やかに得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る位置表示装置を示すブロック図
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る位置演算部を示すブロック図
【図3】(a)から(d)は、本発明の第1の実施の形態に係る第1の場合の操作において携帯電話の表示部に表示される表示画面を示す正面図
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る行先位置の位置表示処理にかかるフローチャート
【図5】(a)から(c)は、本発明の第1の実施の形態に係る第2の場合の操作において携帯電話の表示部に表示される表示画面を示す正面図
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る行先位置の位置表示処理にかかるフローチャート
【図7】本発明の第1の実施の形態に係るサーバーの他の構成を示すブロック図
【図8】図5に示すサーバーで現在位置から行先位置までの距離演算を行うフローチャート
【図9】(a)および(b)は、本発明の第1の実施の形態に係る表示部の表示例を示す正面図
【図10】(a)から(c)は、本発明の第1の実施の形態に係る地図データの分割形態を示す説明図
【図11】本発明の第2の実施の形態に係る位置表示装置を示すブロック図
【符号の説明】
1,携帯電話 2,移動通信交換機 3,ロケーションレジスタ
4,中継交換機 5,電話回線網 6,インターネット 7,サーバー
10,キー操作部 11A,アンテナ 11,無線回線部
11,無線回路部 12B,スピーカー 12A,マイク 12,音声回路部
13C,表示画像 13,表示部 13A,表示画面 13B,表示用データ
14,記憶部 15,位置演算部 16,電源部 17,I/F部
18,CPU 19,内部バス 20,回線接続装置 70,演算部
71,候補検索部 72,地図データメモリ 73,一時メモリ
74,制御部 132,境界線 133A,候補 133B,候補
150,演算部 151,候補検索部 152,データメモリ
153,演算制御部
Claims (4)
- 移動者の現在位置と前記移動者の行先位置を入力する入力部を有した携帯装置と、前記携帯装置とインターネット等の通信網を介して接続され、前記行先位置の所在地を記憶したメモリ部を備えたサーバと、前記サーバ内に設けられ、前記現在位置と前記行先位置を入力して、前記行先位置と同一の名称又は名称等の一部に同一部分を含む複数の候補が存在するとき所定の条件に基づいて選択された行先位置を表示部に表示させるとともに、前記現在位置から前記選択された行先位置へ到達する道路情報を前記メモリ部から読み出して前記携帯装置へ伝送させる制御部とを備え、
前記携帯装置は、前記道路情報を受信して前記表示部に表示するものであり、前記表示部は、前記道路情報に関する前記現在位置および前記行先位置を含む画像表示と、前記道路情報に関する前記現在位置から前記行先位置にかけての文字表示とが、スクロールにより切り替え可能に行われることを特徴とする位置表示装置。 - 前記制御部は、前記文字表示における文字を前記表示部のサイズに合わせて作成することを特徴とする請求項1記載の位置表示装置。
- 移動者の現在位置と前記移動者の行先位置を入力する入力部を有した携帯装置と、前記携帯装置とインターネット等の通信網を介して接続され、前記行先位置の所在地を記憶したメモリ部を備えたサーバと、前記サーバ内に設けられ、前記現在位置と前記行先位置を入力して、前記行先位置と同一の名称又は名称等の一部に同一部分を含む複数の候補が存在するとき所定の条件に基づいて選択された行先位置を表示部に表示させるとともに、前記現在位置から前記選択された行先位置へ到達する道路情報を前記メモリ部から読み出して前記携帯装置へ伝送させる制御部とを備え、
前記携帯装置は、前記道路情報を受信して前記表示部に表示するものであり、前記表示部は、前記道路情報に関する前記現在位置および前記行先位置を含む画像表示と、前記現在位置、前記行先位置、前記現在位置と前記行先位置とを結ぶ線分、及び前記現在位置と前記行先位置との距離を含む画像表示とが、スクロールにより切り替え可能に行われることを特徴とする位置表示装置。 - 前記制御部は、前記複数の候補が1つも存在しないとき、あるいはいずれも営業時間外であるときには、前記表示部に候補なしと表示させることを特徴とする請求項1又は請求項3記載の位置表示装置。
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