JP3768000B2 - 用紙処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は,用紙に所定の処理を施す用紙処理装置に係り,詳しくは,用紙の排出枚数に応じて降下する排出トレイの位置を検知する検知手段を具備する用紙処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6は,用紙処理装置の一例であるフィニッシャーの一般的な構成を示すものである。
上記フィニッシャーA0は複写機等の画像形成装置200の用紙排出側に,例えば着脱自在に連結される。
上記画像形成装置200から排出された用紙Pは,矢印Y101で示すように当該フィニッシャーA0内に搬入され,搬入ローラ102a及び搬入ガイド102bを有する搬入部102を介して,矢印Y102で示すように中間トレイ101へ搬入される。上記中間トレイ101には,該中間トレイ101に沿って上下可能な束搬送用爪103が設けられており,常時は中間トレイ101の下部に位置している。上記中間トレイ101内に搬入された用紙Pは上記束搬送用爪103によって端部が揃えられた状態で順次載置される。また,上記束搬送用爪103の常時位置近傍には,例えばステイプルユニット104が設けられており,上記中間トレイ101内に所定枚数搬入され,上記束搬送用爪103によって端部が位置合わせされた一組の用紙Pに対して必要に応じてステイプル処理が行われる。上記ステイプル処理が終了した一組の用紙Pは,上記束搬送用爪103の上昇移動によって中間トレイ101の上方向へ束搬送され,束排出ローラ105を介して矢印Y103で示すように排出トレイ106上に排出され,積載される。
ここで,上記排出トレイ106は,その上に積載された用紙Pの枚数に応じて上下可能に構成されており,その上下動はフィニッシャーA0本体側に設けられた用紙検知センサ107からの検出信号に基づいて図示しない制御部により制御される。即ち,上記排出トレイ106上に用紙Pが排出されて積載され,上記用紙検知センサ107により用紙Pの最上層部が検知されると,上記排出トレイ106は,上記用紙検知センサ107で用紙Pが検知されない位置,若しくはそれよりも若干低い位置まで移動するように制御される。
そして,上記排出トレイ106が所定の最大スタック量の用紙を積載する位置に到達した場合には,上記用紙後処理装置による処理を中断させていた。
また,上記排出トレイ106の現在位置については,例えば上記排出トレイ106の上下駆動を行う図外のモータの回転数をカウントすることにより検出され,その検出結果はメモリに格納されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記ステイプルユニット104では,ステイプル処理の施された用紙が上記排出トレイ106に多量にスタックされると,ステイプル位置が他の部分よりも盛り上がって不安定となる。そのため,同サイズの用紙の場合は,ステイプル処理された用紙を基準にして一律に定められた位置に上記排出トレイ106が到達した場合に上記用紙後処理装置による処理を中断させていた。しかしながら,これではステイプル処理が無い場合の用紙の最大スタック量が無駄に制限されるという問題がある。
また,上述のように上記排出トレイ106の位置をモータの回転数のカウントにより検出し,メモリに記憶する方法では,例えば停電などにより電源が突然遮断されたような場合には上記排出トレイ106の現在位置の情報は消失してしまう。従って,電源再投入時に上記排出トレイ106の現在位置が判らないためにその後の処理に支障をきたしたり,或いは上記排出トレイ106の現在位置を確認するための無駄な動作が必要となり,その後の処理を迅速に行うことができないといった問題点があった。また,そのような問題を解決するために上記メモリとして不揮発性メモリを用いるなどの方法も考えられるが,コスト高になるなどの新たな問題点が発生する。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり,その目的とするところは,ステイプル処理の有無に応じた位置に排出トレイが到達した場合に用紙処理装置による処理を一時中断させることが可能な用紙処理装置を提供することである。また,簡単な構成により,電源が切断されても排出トレイの現在位置の情報が保持可能な用紙処理装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は,画像形成装置から排出された用紙を必要に応じてステイプル処理するステイプル処理手段と,所定の処理を施した用紙を,載置された用紙の枚数に応じて上下する排出トレイ上に排出する排紙手段と,上記排出トレイの上下方向の位置を検知する第1の検知手段と,上記排出トレイの上下方向の位置を上記第1の検知手段よりも下方の位置で検知する第2の検知手段と,を具備してなる用紙処理装置において,ステイプル処理手段によるステイプル処理の有無を検出し,ステイプル処理有りが検出された場合は上記第1の検知手段の検知により,ステイプル処理無しが検出された場合は上記第1の検知手段の検知にかかわらず上記第2の検知手段の検知により,上記排紙手段による用紙の排出を中断することを特徴とする用紙処理装置として構成されている。
また,上記第1の検知手段が,機械式検知手段であって,上記用紙処理装置本体の上記排出トレイの上下方向移動経路上に設けられ,上記排出トレイの通過によって上記第1の検知手段の検知状態が変化されると共にその変化された上記検知状態を機械的に保持してなる用紙処理装置として構成されている。
【0005】
【作用】
本発明に係る用紙処理装置によれば,ステイプル処理の有無に応じた位置に排出トレイが到達した場合に用紙処理装置による処理を一時的に中断させることが可能となる。
また,例えば用紙処理動作中に停電になったような場合でも,上記機械式検知手段による検知状態,例えば上記排出トレイが中間位置に対して上下いずれの位置にあるかという情報が確実に保持される。従って,電源再投入時の制御を正確且つ迅速に行うことが可能となる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下添付図面を参照して,本発明の実施の形態及び実施例につき説明し,本発明の理解に供する。尚,以下の実施の形態及び実施例は本発明を具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
ここに,図1は本発明の実施の形態に係るフィニッシャーA1の排出トレイ10周辺の概略構成を示す側面図,図2は上記フィニッシャーA1の全体概略構成を示す側面断面図,図3は中間位置検出センサ12の動作状態を示す説明図,図4は排出トレイ10の位置と中間位置検出センサ12の動作との関係を示す説明図,図5は用紙の最大スタック枚数の設定手順を示すフローチャートである。
本実施の形態に係るフィニッシャーA1は,本発明に係る用紙処理装置を画像形成装置などの後処理装置であるフィニッシャーとして具現化したものであり,図2に示すような概略構成を有しており,図2の右側側面において画像形成装置(不図示)と連結される。
【0007】
以下,図2を用いて,上記フィニッシャーA1の処理動作を,各部の概略構成と共に説明する。
画像形成装置(不図示)から排出された用紙Pは,矢印Y1に示すように搬入口1からフィニッシャーA1内に搬入される。上記搬入口1内に搬入された用紙Pは,搬送ローラ2により引き込まれ,搬送路3内を矢印Y2方向に搬送される。
上記搬送路3の下流側には,4組の搬送ローラ対4a,4b,4c,4dが配置され,上記各搬送ローラ対の間にはそれぞれ分岐爪5a,5b,5cが揺動可能に配置されている。上記分岐爪5a,5b,5cは,図2に実線と一点鎖線とで示す2つの位置に切り換え可能であり,各分岐爪5a,5b,5cをそれぞれ個別に切り換えることにより図2に示す矢印Y3a,Y3b,Y3c,Y3dの4通りの搬送経路を選択することが可能である。
用紙Pが上記搬送路3内を搬送されてくると,上記各分岐爪5a,5b,5cは上記用紙Pのサイズに応じてそれぞれ個別に切り換えられる。そして,用紙Pは,例えばA3サイズであれば搬送経路Y3aを,B4サイズであれば搬送経路Y3bをというように,サイズによって異なる搬送経路を介して中間トレイ6内に搬送される。このように,用紙のサイズに応じて搬送路を使い分けることにより,既に中間トレイ6内に搬入された用紙の裏側に次に搬入される用紙がもぐり込んで用紙の順序が変わってしまう不具合が防止できる。上記中間トレイ6内に搬入された用紙Pは,所定の枚数になるまでここに一旦収納される。
ここで,上記中間トレイ6は,垂直方向から少し傾けて設けられており,その下部には,該中間トレイ6に沿って上昇可能な束搬送用爪7が設けられている。上記中間トレイ6内に順次搬入される用紙Pの下端は,この束搬送用爪7で支持される。また,上記束搬送用爪7の近傍にはステイプルユニット8(ステイプル処理手段の一例)が設けられており,上記中間トレイ6内に所定枚数が収納され,上記束搬送用爪7によって下端が位置合わせされた一組の用紙Pについて必要に応じてステイプル処理を行う。
必要に応じて上記ステイプル処理が施された一組の用紙Pは,上記束搬送用爪7の上昇移動によって矢印Y4方向に束搬送され,束排出ローラ9により矢印Y5で示すように排出トレイ10上に排出される。上記排出トレイ10は,その上に排出された用紙Pの枚数に応じて上下動可能に構成されている。ここで,上記用紙Pを上記排出トレイ10上に排出するための構成,例えば上記束搬送用爪7や上記束排出ローラ9等が上記排紙手段の一例である。
【0008】
以下,図1を用いて,上記排出トレイ10の構成及びその動作について詳述する。
図1に示すように,上記排出トレイ10の移動経路付近には,用紙検知センサ11,中間位置検出センサ12,及び下限位置検出センサ13の3つのセンサが設けられている。
上記用紙検知センサ11は,上記排出トレイ10上にスタックされた用紙Pを検出する透過型センサであり,上記排出トレイ10の移動上限位置よりも若干上方の位置に設けられている。上記排出トレイ10上に用紙Pが順次排出され,上記用紙検知センサ11によりそれらの用紙Pが検知されると,上記排出トレイ10は,図示しない制御部により,上記用紙検知センサ11で用紙Pが検知されない位置,若しくはそれよりも若干低い位置まで移動するように制御される。
上記下限位置検出センサ13(第2の検知手段の一例)は,上記排出トレイ10の上下方向の位置を上記中間位置検出センサ12よりも下方の位置で検知するものであって,上記排出トレイ10が移動下限位置(図1の10″で示す位置)にきた時に上記排出トレイ10の突起部10aを検出できる位置に設置されており,この下限位置検出センサ13により上記排出トレイ10の下限位置への到達が検出される。ここでは,上記排出トレイ10の下限位置は,約3000枚の用紙をスタックしたときの高さに設定されている。
上記中間位置検出センサ12(第1の検知手段,機械的検知手段の一例)は,上記排出トレイ10が所定の中間位置(図1の10′で示す位置)にきた時に上記排出トレイ10の突起部10aを検出できる上記排出トレイ10の移動経路上の位置に設置されており,この中間位置検出センサ12により上記排出トレイ10の上記中間位置への到達が検出される。ここでは,上記排出トレイ10の中間位置は,約1500枚の用紙をスタックしたときの高さに設定されている。
ここで,上記中間位置検出センサ12は,図3に示すように,2つのレバー14a,14bよりなる検知レバー14と,上記検知レバー14に取り付けられたコイルバネ16とを具備して構成されている。上記検知レバー14は,支点15を中心としてレバー14aを水平にした状態(図3(a))とレバー14bを水平にした状態(図3(b))との間で揺動自在に取り付けられている。また,図3(a),(b)に示すように,上記検知レバー14の上記2つの状態は上記コイルバネ16の付勢力によりそれぞれ保持される。
【0009】
続いて,上記中間位置検出センサ12による上記排出トレイ10の検知方法について簡単に説明する。上記中間位置検出センサ12は,上記排出トレイ10が上記中間位置よりも上方にあるとき(図4(a))には,図3(a)に示すようにレバー14aを水平にした状態が保持されている。用紙Pが順次排出されて上記排出トレイ10が徐々に降下し,突起部10aによって上記レバー14aが下方向に押されると,上記検知レバー14は上記コイルバネ16の付勢力に抗して上記支点15を中心に反時計回りに回転を始める。そして,ある角度回転すると,上記コイルバネ16の付勢力の方向が上記検知レバー14を反時計回りに回転させる方向へと変化し,それにより上記検知レバー14は図3(b)に示すようにレバー14bを水平にした状態まで回転する。これにより,上記排出トレイ10の上記中間位置への到達,即ち用紙のスタック枚数が1500枚となったことが検知される。その後,上記排出トレイ10が上記中間位置よりも下方にある間(図4(b))は,上記検知レバー14は図3(b)の状態が保持される。続いて,当該フィニッシャーA1による用紙Pに対する一連の処理が終了し,上記排出トレイ10上にスタックされた用紙Pが取り除かれると,上記排出トレイ10は自動的に上昇を始める。そして,上記中間位置を上向きに通過する際には,上記突起部10aによって上記レバー14bが上方向に押され,上記検知レバー14は上記コイルバネ16の付勢力に抗して上記支点15を中心として時計回りに回転を始める。そして,ある角度回転すると,上記コイルバネ16の付勢力の方向が上記検知レバー14を時計回りに回転させる方向へと変化し,それにより上記検知レバー14は図3(a)に示すようにレバー14aを水平にした状態まで回転する。これにより,上記排出トレイ10の上記中間位置の上向きでの通過が検知される。
このように,上記中間位置検出センサ12は,上記排出トレイ10の通過によってその検知状態が変化されると共にその変化された検知状態を機械的に保持するものであるため,例えばフィニッシャーA1の動作中に停電になったような場合でも,その検知状態,即ち上記排出トレイ10が中間位置に対して上下いずれの位置にあるかという情報が確実に保持される。従って,電源再投入時の制御を正確且つ迅速に行うことが可能となる。
【0010】
続いて,上述した用紙検知センサ11,中間位置検出センサ12,及び下限位置検出センサ13の3つのセンサを用いた上記排出トレイ10上への用紙スタック量の制御について説明する。
ここでは,ステイプル処理を施していないA4サイズの用紙のみが排出される場合の最大スタック枚数を3000枚とし,それ以外のサイズの用紙やステイプル処理が施されている用紙の場合の最大スタック枚数を1500枚とした。これは,ステイプル処理を施した用紙を多量にスタックするとステイプル位置が他の部分よりも盛り上がって不安定となること,用紙サイズが大きい場合には同じ枚数でも重量が大きくなること,用紙サイズがある程度小さくなると多量にスタックしたときに不安定となることなどを考慮したものである。
図示しない制御部は,フィニッシャーA1による処理を開始すると,処理対象とする用紙Pのサイズとステイプル処理の有無を検出し,図5に示すフローチャートに従って上記排出トレイ10上への最大スタック枚数を設定する。例えば,上記最大スタック枚数は,サイズがA4でステイプル処理を施さない場合には3000枚,サイズがA3の場合やステイプル処理を施す場合には1500枚に設定される。
用紙Pに対する処理が進められ,上記排出トレイ10上に順次用紙Pが排出されると,上述したように上記排出トレイ10は上記用紙検知センサ11により用紙Pが検知されない位置まで順次降下する。そして,上記排出トレイ10の突起部10aにより上記中間位置検出センサ12のレバー14aが押し下げられ,検知レバー14が図3(a)の状態から図3(b)の状態に変化すると,これにより上記制御部はスタック量が1500枚に達したことを認識する。ここで,上記最大スタック枚数が1500枚に設定されている場合には,上記制御部は当該フィニッシャーA1による処理を一時中断させると共に,上記排出トレイ10上に排出された用紙Pの除去を要求するためのメッセージ等を例えば図示しない表示部に表示する。一方,上記最大スタック枚数が3000枚に設定されている場合には,上記制御部はそのまま処理を継続させる。そして,上記下限位置検出センサ13により上記排出トレイ10の突起部10aが検知されると,これにより上記制御部はスタック量が3000枚に達したことを認識し,当該フィニッシャーA1による処理を一時中断させると共に,上記排出トレイ10上に排出された用紙Pの除去を要求するためのメッセージ等を例えば図示しない表示部に表示する。
【0011】
以上説明したように,本実施の形態に係るフィニッシャーA1によれば,ステイプル処理の有無に応じた位置に排出トレイが到達した場合に用紙処理装置による処理を一時中断させることが可能となる。また,フィニッシャーA1の中間位置検出センサ12は,上記排出トレイ10の通過によって上記中間位置検出センサ12の検知状態が変化されると共にその変化された検知状態を機械的に保持するものであるため,例えばフィニッシャーA1の動作中に停電になったような場合でも,その検知状態,即ち上記排出トレイ10が中間位置に対して上下いずれの位置にあるかという情報が確実に保持される。従って,電源再投入時の制御を正確且つ迅速に行うことが可能となる。
【0012】
【実施例】
上記実施の形態では,上記中間位置検出センサ12を一箇所にのみ設けたが,複数箇所に設けることにより上記排出トレイの位置をより詳細に検出することが可能となる。
また,上記実施の形態では,本発明を画像形成装置の後処理装置であるフィニッシャーに適用した例を示したが,本発明に係る用紙処理装置は例えば複写機などの画像形成装置そのものであってもよい。
【0013】
【発明の効果】
以上説明したように,本発明は,画像形成装置から排出された用紙を必要に応じてステイプル処理するステイプル処理手段と,所定の処理を施した用紙を,載置された用紙の枚数に応じて上下する排出トレイ上に排出する排紙手段と,上記排出トレイの上下方向の位置を検知する第1の検知手段と,上記排出トレイの上下方向の位置を上記第1の検知手段 よりも下方の位置で検知する第2の検知手段と,を具備してなる用紙処理装置において,ステイプル処理手段によるステイプル処理の有無を検出し,ステイプル処理有りが検出された場合は上記第1の検知手段の検知により,ステイプル処理無しが検出された場合は上記第1の検知手段の検知にかかわらず上記第2の検知手段の検知により,上記排紙手段による用紙の排出を中断することを特徴とする用紙処理装置として構成されているため,ステイプル処理の有無に応じた位置に排出トレイが到達した場合に用紙処理装置による処理を一時中断させることが可能となる。
また,上記第1の検知手段が,機械式検知手段であって,上記用紙処理装置本体の上記排出トレイの上下方向移動経路上に設けられ,上記排出トレイの通過によって上記第1の検知手段の検知状態が変化されると共にその変化された上記検知状態を機械的に保持してなる用紙処理装置として構成されているため,例えば用紙処理動作中に停電になったような場合でも,上記機械式検知手段による検知状態,例えば上記排出トレイが中間位置に対して上下いずれの位置にあるかという情報が確実に保持される。従って,電源再投入時の制御を正確且つ迅速に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るフィニッシャーA1の排出トレイ10周辺の概略構成を示す側面図。
【図2】 上記フィニッシャーA1の全体概略構成を示す側面断面図。
【図3】 中間位置検出センサ12の動作状態を示す説明図。
【図4】 排出トレイ10の位置と中間位置検出センサ12の動作との関係を示す説明図。
【図5】 用紙の最大スタック枚数の設定手順を示すフローチャート。
【図6】 従来のフィニッシャーA0の全体概略構成を示す模式図。
【符号の説明】
10…排出トレイ
12…中間位置検出センサ(第1の検知手段,機械的検知手段の一例)
Claims (2)
- 画像形成装置から排出された用紙を必要に応じてステイプル処理するステイプル処理手段と,
所定の処理を施した用紙を,載置された用紙の枚数に応じて上下する排出トレイ上に排出する排紙手段と,
上記排出トレイの上下方向の位置を検知する第1の検知手段と,
上記排出トレイの上下方向の位置を上記第1の検知手段よりも下方の位置で検知する第2の検知手段と,
を具備してなる用紙処理装置において,
ステイプル処理手段によるステイプル処理の有無を検出し,ステイプル処理有りが検出された場合は上記第1の検知手段の検知により,ステイプル処理無しが検出された場合は上記第1の検知手段の検知にかかわらず上記第2の検知手段の検知により,上記排紙手段による用紙の排出を中断することを特徴とする用紙処理装置。 - 上記第1の検知手段が,機械式検知手段であって,上記用紙処理装置本体の上記排出トレイの上下方向移動経路上に設けられ,上記排出トレイの通過によって上記第1の検知手段の検知状態が変化されると共にその変化された上記検知状態を機械的に保持してなる用紙処理装置。
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