JP4089388B2 - 後処理装置 - Google Patents

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JP4089388B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真複写機、プリンタ、ファクシミリ、及びこれらの諸機能を有する複合機等の画像形成装置から排出される用紙に対して、綴じ処理の後処理を行う後処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複合機等の画像形成装置本体により画像が記録された多数枚の用紙を、用紙載置台にプリント部数毎に受け、綴じ処理手段(ステープラ)により綴じ合わせて製本する後処理装置が提供されている。この後処理装置は、画像形成装置本体のプリント機能と接続されて駆動され、複数枚で1セットになる用紙束に対して綴じ処理を行う。(例えば特許文献1、2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−61687号公報
【0004】
【特許文献2】
特開平9−67062号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の後処理装置では、用紙載置台に受ける用紙の部数によっては用紙が不揃いの状態で綴じ処理を行ってしまう事態が発生する。綴じ処理は綴じ処理手段の打針部材(ステープラヘッド)と受針部材(ステープラクリンチ)で用紙を挟み、用紙に綴じ処理を施すのであるが、綴じ処理を行う用紙の枚数が少ないような場合には、綴じ処理を行う際、用紙載置台で受けた用紙がステープラヘッドにより持ち上げられ、用紙が曲がった状態で綴じ処理が行われてしまい、用紙が不揃いの状態で綴じ処理が行われるという事態が生じる。
【0006】
また、用紙載置台に受ける用紙が薄いような場合は、用紙載置台で受けた用紙が用紙の重さで曲がってしまう(いわゆる腰砕け状態)事態が生じることもある。この状態で綴じ処理を行うと同様に用紙が不揃いの状態で綴じ処理を行ってしまうことになる。
【0007】
本発明は係る課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、綴じ処理を行う用紙の枚数、種類によらず、より確実に用紙が揃った状態で綴じ処理を行うことができる後処理装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、下記の構成用紙後処理装置により解決される。
【0009】
(1) 用紙を受ける用紙載置台と、前記用紙載置台で受けた用紙の束を針で綴じる処理を施す綴じ処理手段と、を備えた後処理装置において、前記用紙載置台の用紙載置側に配置した用紙押圧部材と、前記用紙載置台を前記用紙押圧部材の方向に向けて移動させる用紙載置台移動手段と、を備え、前記用紙載置台移動手段で前記用紙載置台を前記用紙押圧部材の方向に向けて移動させ、前記用紙載置台と前記用紙押圧部材とで前記用紙載置台に搬入されてくる用紙を挟持して静止させる制御を行う制御手段と、を有することを特徴とする後処理装置。
【0010】
(2) 前記用紙押圧部材を前記用紙載置台の方向に向けて移動させる用紙押圧部材移動手段を有し、前記制御手段は、前記用紙押圧部材移動手段で前記用紙押圧部材を前記用紙載置台の方向に向けて移動させ、前記用紙載置台と前記用紙押圧部材とで前記用紙載置台に搬入されてくる用紙を挟持して静止させる制御を行うことを特徴とする(1)に記載の後処理装置。
【0011】
(3) 前記制御手段は、前記用紙載置台で受ける用紙の種類、枚数に基づいて前記用紙押圧部材移動手段による前記用紙押圧部材の移動距離を制御することを特徴とする(2)に記載の後処理装置。
【0012】
(4) 前記用紙押圧部材の位置を検出する用紙押圧部材位置検出手段を有し、
前記制御手段は、
前記用紙押圧部材位置検出手段で得た情報に基づいて前記用紙押圧部材移動手段による前記用紙押圧部材の移動距離を制御することを特徴とする(2)または(3)に記載の後処理装置。
【0013】
(5) 前記綴じ処理手段は、前記用紙載置台で受けた用紙の束を打ち込む打針部材と、前記針を曲げて用紙の束に固定させる受針部材と、を有し、前記受針部材を前記用紙載置台の用紙載置側に配置させ、前記打針部材を前記用紙載置台の用紙載置側の反対側に配置させ、前記制御手段は、前記用紙載置台で受けた用紙の束が前記受針部材に近づくように前記用紙載置台移動手段で前記用紙載置台を移動させてから前記綴じ処理手段で用紙の束に綴じ処理を施す制御を行うことを特徴とする(1)乃至(4)の何れか一項に記載の後処理装置。
【0027】
【発明の実施の形態】
図1は画像形成装置A、後処理装置Bから成る画像形成システムの断面図である。図2は画像形成システムの外観斜視図である。
【0028】
画像形成装置Aは、回転する静電潜像担持体(以下、像担持体と称す)1の周囲に、帯電装置2、像露光装置(画像書込部)3、現像装置4、転写装置5A、除電装置5B、及びクリーニング装置6を配置した画像形成部を有する。画像形成部は、帯電装置2によって像担持体1の表面に一様帯電を行った後に、像露光装置3のレーザビームによって原稿から読み取られた画像データに基づく露光走査を行って潜像を形成し、該潜像を現像装置4により反転現像して像担持体1の表面にトナー像を形成する。
【0029】
一方、画像形成装置Aの中段に配置された給紙カセット7A,7B、下段に配置された大容量給紙トレイ7C,7D、側方に配置された手差し給紙トレイ7E等から給紙された記録用紙Sは、レジストローラ7Fを経由して転写位置へ送られる。
【0030】
転写位置において転写装置5Aにより前記トナー像が記録用紙S上に転写される。その後に、記録用紙Sは除電装置5Bにより裏面の電荷が消去されて像担持体1から分離され、反転搬送部9Cにより搬送され、引き続き定着装置8により加熱定着され、排紙ローラ9Aにより排出される。
【0031】
記録用紙Sの両面に画像形成を行う場合には、定着装置8により加熱定着された記録用紙Sを、搬送路切り換え板9Bにより通常の排紙通路から分岐し、反転搬送部9Cにおいてスイッチバックして表裏反転した後、再び画像形成部を通過し、記録用紙Sの裏面に画像を形成し、定着装置8を経て、排紙ローラ9Aにより装置外に排出される。
【0032】
一方、像担持体1の画像処理後の表面は、クリーニング装置6により表面に残留している現像剤が除去され、次の画像形成に備える。
【0033】
図3は、本発明に係る後処理装置Bの断面図である。
後処理装置Bは、受入部10、直接排紙部20、表紙用紙給紙部30、穿孔処理部40、用紙折り処理部50、綴じ処理部60、用紙束折り部70、排紙部80、後処理装置制御部90を有している。
【0034】
受入部10の入口11は、画像形成装置Aの排紙ローラ9Aと合致するような位置と高さに設置されている。
【0035】
受入部10には、画像形成装置Aから画像形成処理された記録用紙Sと、表紙用紙給紙部30から供給される表紙用紙Kとが導入される。
【0036】
入口11に導入された記録用紙Sは、搬送路切換手段G1によって直接排紙部20、穿孔処理部40、用紙折り処理部50、綴じ処理部60の何れかに分岐される。
【0037】
直接排紙搬送が設定されると、搬送路切換手段G1は穿孔処理部40への搬送路を遮断し、直接排紙部20への搬送路を開放する。
【0038】
直接排紙部20の搬送路を通過する記録用紙Sは、搬送ローラ21に挟持されて上昇し、排紙ローラ22により排出され、固定排紙台23上に載置され、順次積載される。
【0039】
表紙用紙給紙部30の給紙皿内に収容された表紙用紙Kは、給紙手段31により分離、給送され、搬送ローラ32,33,34に挟持されて、受入部10に導入される。以下、記録用紙Sと表紙用紙Kとを一括して用紙Sと総称する場合もある。
【0040】
穿孔処理が設定されると、受入部10の搬送路切換手段G1により分岐された用紙Sは、後処理装置Bの最上段に配置された穿孔処理部40に搬送される。用紙Sは、入り口ローラ41を通過し、入り口ローラ41の外周面の線速と同一線速で移動するグリッパ42に挟持されて進行する。
【0041】
用紙Sの後端部が入り口ローラ41の挟持位置を通過すると、用紙Sの後端部は自由になり用紙載置台43上に落下する。その後、移動するグリッパ42によって保持された用紙Sの先端部が用紙先端規制部材44に突き当たる事により、グリッパ42は用紙Sの先端部保持を解除する。先端部保持を解除された用紙Sの先端部は、自重落下し、傾斜配置された用紙載置台43上を速やかに下降する。
【0042】
用紙載置台43上に載置された用紙Sは、用紙先端規制部材44により押圧されて穿孔器46の用紙突当部47に当接して停止する。この用紙搬送方向の整合過程で、用紙幅整合手段45により用紙Sの幅方向の位置決めが行われる。引き続き、穿孔器46により用紙Sの先端部付近にファイル用の孔hがあけられる。
【0043】
穿孔器46は、駆動手段により昇降駆動されるパンチと、パンチの刃部に嵌合するダイスとから成る。
【0044】
穿孔処理された用紙Sの後端部は、回動する排紙ベルト48に固定された排紙爪48Aに押圧されて用紙載置台43上を図示左方向に移動し、排紙ローラ81に挟持されて昇降排紙台82上に載置される。又は、搬送路切換手段G2により分岐された用紙Sは、綴じ、折り等の後処理が行われる。
【0045】
図4(a)は、穿孔器46により穿孔処理された用紙Sの斜視図である。
綴じ処理、折り処理が施される用紙Sは、搬送路切換手段G2により下方に方向変換されて、更に複数の搬送ローラR1,R2,R3によって図示右方向に移動する。搬送路切換手段G3は、用紙Sを用紙折り処理部50と綴じ処理部60の何れかの搬送路に切り換える。
【0046】
搬送路切換手段G3の上方の搬送路を通り、用紙折り処理部50に進行した用紙Sには、複数の折りローラ51,52,53,54によって各種の折り処理が行われる。
【0047】
折り処理された用紙Sは、綴じ処理部60内の用紙載置台62上に搬送され、回動する排紙ベルト67に固定された排紙アーム68に押圧されて用紙載置台62上を図示左方向に移動し、排紙ローラ83に挟持されて昇降排紙台82上に載置される。
【0048】
図4(b)は、中折り処理された用紙Sの斜視図、図4(c)は、Z折り処理された用紙Sの斜視図、図4(d)は、内巻き三折り処理された用紙Sの斜視図である。
【0049】
次に本発明の後処理装置の綴じ処理について説明する。
図5は、綴じ処理部60の断面図である。
【0050】
61は、入り口ローラであり、用紙Sを用紙載置台に搬入する。入り口ローラ61は図示しない搬送モータにより駆動可能である。
【0051】
62は、綴じ処理を行う用紙Sを載置する用紙載置台である。
63Aは、打針部材(ステープラヘッドともいう)であり、63Bは、受針部材(ステープラクリンチともいう)である。打針部材63A、受針部材63Bは、本発明に係る綴じ処理手段である。打針部材63Aは、用紙載置台の用紙載置側の反対側に配置されており、綴じ針SPを収容し、用紙Sの束の下面側から綴じ針SPを打針する。受針部材63Bは、用紙載置台の用紙載置側に配置されており、固定配置されている。受針部材63Bは、用紙Sの束に打ち込まれた綴じ針SPの先端部を押圧して折り曲げ(クリンチ)、用紙Sの束を綴じる。打針部材63Aは、図示しないステープラヘッド移動モータによって打針部材63Aを移動させ、受針部材63Bとで用紙Sの束を持することができる構造となっている。さらに打針部材63Aは、図示しないステープラヘッドモータにより、用紙Sの束に打針することができる。
【0052】
64は、本発明に係る用紙載置台移動手段であり、用紙載置台62を移動させる用紙載置台移動ユニットである。用紙載置台移動ユニット64は、用紙載置台移動ユニットモータ64aが駆動することにより用紙載置台が移動する構造となっている。さらに、本発明に係る用紙載置台位置検出手段であり、用紙載置台62の位置を検出する用紙載置台位置検出センサ64bを有している。
【0053】
65は、本発明に係る用紙押圧部材であり、用紙載置台62の用紙載置側に配置されており、用紙載置台62に搬入されてくる用紙Sを押さえるためのものである。用紙押圧部材65は、用紙押圧部材モータ65aが駆動することにより用紙押圧部材が移動する構造となっている。さらに、本発明に係る用紙押圧部材位置検出手段であり、用紙押圧部材65の位置を検出する用紙押圧部材位置検出センサ65bを有している。
【0054】
66は、排紙モータであり、67は排紙ベルトであり、68は排紙アームである。
【0055】
図6は本発明の後処理装置の制御系のブロック図であり、図7は、本発明の後処理装置の綴じ処理のフローチャート図である。
【0056】
図6、7を用いて、綴じ処理が設定された場合の、本発明の後処理装置の綴じ処理の制御についてさらに説明する。
【0057】
まず、図示しない入力手段により、後処理装置で綴じ処理を行う用紙Sの用紙の条件(用紙の種類、綴じ処理を行う用紙の枚数等)の入力が行われる(S−1)。
【0058】
後処理装置制御部90は、画像形成装置で画像形成された記録用紙Sを含む用紙Sを搬送路切換手段G3の下方の搬送路を通り、搬送ローラR4,R5,R6,R7を通過させる制御を行う。さらに、図示しない搬送モータを作動させて、入り口ローラ61から用紙Sを用紙載置台62に載置させていく制御を行う(S−2)。
【0059】
後処理装置制御部90は、図示しない用紙載置台入り口センサで用紙載置台62に用紙Sが搬入されている否かの検知を行う(S−3)。用紙Sが検知された場合は、用紙載置台移動ユニット64の駆動手段である用紙載置台移動ユニットモータ64aを作動させ、用紙載置台62と用紙押圧部材65とで用紙載置台62に搬送されてくる用紙Sを押さえる制御を行う(S−4)。本発明の後処理装置はこのような制御が行われることで、入り口ローラ61からいきおいよく搬送されてくる用紙Sの動きを停止させてから用紙載置台62に載置させていくことができる。従って、例えば用紙Sの厚さの薄いような場合、用紙Sが入り口ローラ61からいきおいよく搬送され、さらに重力によって排紙アーム68で止められて用紙載置台62に載置されていく場合、用紙Sが排紙アーム68で止められた勢いで曲がってしまう(いわゆる腰砕け状態)事態が生じることがあるが、入り口ローラ61から搬送されてくる用紙Sの動きを用紙載置台62と用紙押圧部材65で押さえ込み、用紙Sの動きを一旦止めてから、用紙載置台62に載置させることで、用紙載置台62で用紙Sが曲がるといった事態を回避することができる。本発明の後処理装置は、このような構成を有することで、用紙が揃った状態で綴じ処理を行うことができる。
【0060】
図8に本発明の後処理装置の綴じ処理部60の用紙Sを押さえる動作を示す断面図を示す。
【0061】
図8に示す矢印の方向で入り口ローラ61より勢いよく搬入されてくる用紙Sを用紙載置台62と用紙押圧部材65を矢印の方向に移動させて押さえ込み、用紙Sの動きを一旦止めてから用紙載置台62に載置させている。
【0062】
後処理装置制御部90は、先に入力手段で入力された用紙載置台62に載置される用紙Sの種類(紙の厚さ等)や、用紙載置台62に載置されていく用紙Sの枚数に基づいて用紙載置台62を移動させる移動距離を制御する。画像形成装置の制御部に用紙の条件に関する情報がある場合は、画像形成装置制御部から送信されてくるようにしてもよい。これにより搬入されてくる用紙Sをより正確に押さえ込むことができる。
【0063】
また、用紙載置台位置検出センサ64bを有しており、用紙載置台62が特定の位置に移動してきたことを検出し、その位置の情報を後処理装置制御部90に送信する構成となっている。後処理装置制御部90は、用紙載置台位置検出センサ64bからの用紙載置台62の位置の情報に基づいて、用紙載置台62の移動距離を制御する(S−5)。このような構成とすることで、用紙Sの押さえ込み時に、より確実に用紙載置台62の位置を把握して制御することができるので、より一層正確に用紙Sを押さえ込むことができる。用紙載置台位置検出センサ64bは、用紙載置台62の位置を検出できるものであればどのようなものでもよく、スイッチやフォトセンサ等を用紙載置台位置検出センサ64bとして用いることができる。
【0064】
本発明の後処理装置では、さらに後処理装置制御部90は、用紙押圧部材65の駆動手段である用紙押圧部材モータ65aを駆動させ用紙押圧部材65を移動させることで、用紙載置台62と用紙押圧部材65とで用紙載置台62に搬送されてくる用紙Sをより高速に持させて静止させる制御を行うようにすることもできる(S−6)。このような制御を行うことによって、より確実に入り口ローラ61から搬送されてくる用紙Sの動きを押さえ込んで停止させることができ、用紙Sが揃った状態で綴じ処理を行うことができる。
【0065】
また、用紙押圧部材位置検出センサ65bを有しており、用紙押圧部材65が特定の位置に移動してきたことを検出し、その位置の情報を後処理装置制御部90に送信する構成となっている。後処理装置制御部90は、用紙押圧部材位置検出センサ65bからの用紙押圧部材65の位置の情報に基づいて、用紙押圧部材65の移動距離を制御する(S−7)。本発明の後処理装置は、このような構成とすることで、用紙Sの押さえ込み時に、より確実に用紙押圧部材65の位置を把握して制御することができるので、より一層正確に用紙Sを押さえ込むことができる。用紙押圧部材位置検出センサ65bは、用紙押圧部材65の位置を検出できるものであればどのようなものでもよく、スイッチやフォトセンサ等を用いることができる。
【0066】
後処理装置制御部90は、用紙載置台に載置される用紙Sの種類(紙の厚さ等)や、用紙載置台に載置されていく用紙Sの枚数に基づいて用紙押圧部材65を移動させる移動距離を制御する。これにより搬入されてくる用紙Sをより正確に押さえ込むことができる。
【0067】
次に、本発明の後処理装置の後処理装置制御部90は、綴じ処理を行う部数分の用紙Sが用紙載置台62に載置されたら、用紙載置台移動ユニットモータ64aを駆動させ、用紙載置台62を上昇させ、用紙Sの束を受針部材63Bに近づける制御を行う(S−8、S−9)。そして、後処理装置制御部90は、ステープラヘッド移動モータを駆動させて打針部材63Aを移動させ、受針部材63Bとで用紙Sの束を持させ、ステープラヘッドモータを駆動させて用紙Sの束に打針し、さらに受針部材63Bで打ち込まれた針を曲げて用紙Sの束に固定させる制御を行う(S−11、S−12)。図4(e)には綴じ処理された用紙Sの斜視図を示す。
【0068】
本発明の後処理装置は、用紙Sの束を打針部材63Aと受針部材63Bで持して打針する際に、用紙Sの束を歪ませない状態としたままで針を打ち込むことで、用紙Sを揃えた状態で確実に綴じ処理を行うようにしたものである。従来は、図9に示すように、綴じ処理は綴じ処理手段の打針部材63Aと受針部材63Bで用紙Sを挟み、用紙Sに綴じ処理を施すような場合には、用紙載置台62で受けた用紙Sが打針部材63Aに持ち上げられ、用紙が曲がった状態で綴じ処理が行われてしまい、用紙が不揃いの状態で綴じ処理が行われるという事態が生じていた。しかしながら、本発明の後処理装置では、用紙Sの束を歪ませない状態としたままで針を打ち込むために、用紙載置台62を移動可能とし、用紙Sの束を用紙載置台62に載置された状態(用紙Sを歪ませない状態)で受針部材63Bに近づけてから綴じ処理を行うようにすることで、用紙Sを揃えた状態で綴じ処理を行うことができるようにしている。
【0069】
本発明の後処理装置は、例えば、綴じ処理を行う用紙Sの枚数が少ないような場合に特に有効であり、用紙Sの枚数が少ない場合は、図9に示すように用紙Sの束を特に歪ませた状態で綴じ処理を行ってしまっていたが、本発明の後処理装置では、用紙Sの枚数が少ない様な場合でも、上述の機構により確実に用紙が揃った状態で綴じ処理を行うことができる。
【0070】
用紙載置台62の移動距離は、先ほど入力手段で入力した用紙載置台62に載置させる用紙Sの種類(紙の厚さ等)や、用紙載置台に載置される用紙Sの枚数に基づき、用紙載置台62を受針部材63Bにより近接させた状態となる移動距離とするのが好ましい。これにより、より一層用紙Sを揃えた状態で綴じ処理を行うことができる。
【0071】
図10に綴じ処理部60の綴じ処理時の動作を示す断面図を示す。
図10に示す矢印の方向に用紙載置台62を移動させることにより、用紙Sの束を用紙載置台62に載置させ用紙Sが歪まない状態で受針部材63Bに近づけてから綴じ処理を行うことで、用紙Sを揃えた状態で綴じ処理を行うことができる。
【0072】
また、用紙載置台位置検出センサ64bで用紙載置台62が特定の位置に移動してきたことを検出し、その位置の情報を後処理装置制御部90に送信する構成となっている。後処理装置制御部90は、用紙載置台位置検出センサ64bからの用紙載置台62の位置の情報に基づいて、用紙載置台62の移動距離を制御する(S−10)。本発明の後処理装置は、このような構成とすることで、綴じ処理時により確実に用紙載置台62の位置を把握して制御することができるので、より一層用紙Sを揃えた状態で綴じ処理を行うことができる。
【0073】
後処理装置制御部90は、排紙モータ66を作動させて排紙ベルトを回転させ、排紙ベルトに固定された排紙アーム68に押圧させて綴じ処理が行われた用紙Sを用紙載置台62上を移動させ、排紙ローラ83に挟持されて昇降排紙台82上に載置させる制御をする(S−13)。
【0074】
【発明の効果】
本発明により、綴じ処理を行う用紙の枚数、種類によらず、確実に用紙を揃えた状態で綴じ処理を行うことができる後処理装置を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置、本発明の後処理装置から成る画像形成システムの断面図である。
【図2】画像形成システムの外観斜視図である。
【図3】本発明の後処理装置の断面図である。
【図4】穿孔処理された用紙、中折り処理された用紙、Z折り処理された用紙、内巻き三折り処理された用紙、綴じ処理された用紙束を施した用紙束の斜視図である。
【図5】本発明の後処理装置の綴じ処理部の断面図である。
【図6】本発明の後処理装置の制御系のブロック図である。
【図7】本発明の後処理装置の綴じ処理のフローチャート図である。
【図8】本発明の後処理装置の綴じ処理部の動作を示す断面図である。
【図9】従来の後処理装置の綴じ処理部の動作を示す断面図である。
【図10】本発明の後処理装置の綴じ処理時の動作を示す断面図である。
【符号の説明】
10 受入部
20 直接排紙部
30 表紙用紙給紙部
40 穿孔処理部
50 用紙折り処理部
60 綴じ処理部
61 入り口ローラ
62 用紙載置台
63A 打針部材
63B 受針部材
64 用紙載置台移動ユニット
64a 用紙載置台移動ユニットモータ
64b 用紙載置台位置検出センサ
65 用紙押圧部材
65a 用紙押圧部材モータ
65b 用紙押圧部材位置検出センサ
66 排紙モータ
67 排紙ベルト
68 排紙アーム
80 排紙部
90 後処理装置制御部

Claims (5)

  1. 用紙を受ける用紙載置台と、
    前記用紙載置台で受けた用紙の束を針で綴じる処理を施す綴じ処理手段と、
    を備えた後処理装置において、
    前記用紙載置台の用紙載置側に配置した用紙押圧部材と、
    前記用紙載置台を前記用紙押圧部材の方向に向けて移動させる用紙載置台移動手段と、を備え、
    前記用紙載置台移動手段で前記用紙載置台を前記用紙押圧部材の方向に向けて移動させ、前記用紙載置台と前記用紙押圧部材とで前記用紙載置台に搬入されてくる用紙を挟持して静止させる制御を行う制御手段と、
    を有することを特徴とする後処理装置。
  2. 前記用紙押圧部材を前記用紙載置台の方向に向けて移動させる用紙押圧部材移動手段を有し、
    前記制御手段は、前記用紙押圧部材移動手段で前記用紙押圧部材を前記用紙載置台の方向に向けて移動させ、前記用紙載置台と前記用紙押圧部材とで前記用紙載置台に搬入されてくる用紙を挟持して静止させる制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の後処理装置。
  3. 前記制御手段は、前記用紙載置台で受ける用紙の種類、枚数に基づいて前記用紙押圧部材移動手段による前記用紙押圧部材の移動距離を制御することを特徴とする請求項に記載の後処理装置。
  4. 前記用紙押圧部材の位置を検出する用紙押圧部材位置検出手段を有し、
    前記制御手段は、
    前記用紙押圧部材位置検出手段で得た情報に基づいて前記用紙押圧部材移動手段による前記用紙押圧部材の移動距離を制御することを特徴とする請求項2または3に記載の後処理装置。
  5. 前記綴じ処理手段は、前記用紙載置台で受けた用紙の束を打ち込む打針部材と、前記針を曲げて用紙の束に固定させる受針部材と、を有し、前記受針部材を前記用紙載置台の用紙載置側に配置させ、前記打針部材を前記用紙載置台の用紙載置側の反対側に配置させ、
    前記制御手段は、前記用紙載置台で受けた用紙の束が前記受針部材に近づくように前記用紙載置台移動手段で前記用紙載置台を移動させてから前記綴じ処理手段で用紙の束に綴じ処理を施す制御を行うことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の後処理装置。
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