JP3767823B2 - 携帯用袋及びその製作方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、長方形状の布材を用いて製作される携帯用袋及びその製作方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、外出時に財布、ハンカチ、タオル、ティッシュ又は化粧品などの小物を携帯するための袋として鞄、巾着又はナップザックなどが広く用いられている。これらの袋は、皮材、布材又はプラスチックフィルムなどから形成されており、一つあるいは複数の袋部を有し、袋部の開口部が紐、ファスナー又は粘着テープなどで開閉可能に構成され、袋部に収容された内容物が簡単に取り出せるとともに、外に出てこないようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
これらの携帯用袋は、通常、既製品として、それぞれの目的に応じた使用を考慮して、一定の形態として形成されて販売されている。そのため、使用者は、内容物の形状、大きさなどを考慮して、その目的に応じたものを購入しなければならない。また、これらの携帯用袋は、汚れた場合、その部分だけをもみ洗いしたり、クリーナーで部分的に汚れを落としたりするしかなく、袋自体をそのまま洗うことは難しく、その取扱い、管理が容易でない。
【0004】
本発明の目的は、多目的利用が可能であるとともに、汚れたときには袋ごと洗濯することができる携帯用袋及びその製作方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載の携帯用袋は、長方形状の布材の両短辺部を他面側に折り曲げて形成される一対の紐通し部と、前記布材の前記両短辺部を除く中間部分を実質上8等分して前記布材の片側の第1、第2、第3及び第4部分をそれらの一面側が対面するように折り曲げて形成される片側袋状部と、前記布材の他側の第1、第2、第3及び第4部分をそれらの一面側が対面するように折り曲げて形成される他側袋状部と、前記一対の紐通し部の一端側から前記片側袋状部の前記紐通し部及び前記他側袋状部の前記紐通し部を通して前記一端側に導出するよう装着された第1紐部材と、前記一対の紐通し部の他端側から前記他側袋状部の前記紐通し部及び前記片側袋状部の前記紐通し部を通して前記他側に導出するように装着された第2紐部材と、を備えたことを特徴とする。
【0006】
また、本発明の請求項5に記載の携帯用袋の製作方法は、長方形状の布材を用いて携帯用袋を製作する製作方法において、前記布材の両短辺部を他面側に折り曲げて一対の紐通し部を形成し、次いで、前記布材の前記両短辺部を除く中間部分を実質上8等分して前記布材の片側の第1、第2、第3及び第4部分をそれらの一面側が対面するように折り曲げて片側袋状部を形成するとともに、前記布材の他側の第1、第2、第3及び第4部分をそれらの一面側が対面するように折り曲げて他側袋状部を形成し、次に、前記片側袋状部及び前記他側袋状部の両側部を縫い付け、その後前記一対の紐通し部を縫い付け、その後更に、前記一対の紐通し部の一端側から前記片側袋状部の前記紐通し部及び前記他側袋状部の前記紐通し部を通して前記一端側に第1紐部材を導出するとともに、前記一対の紐通し部の他端側から前記他側袋状部の前記紐通し部及び前記片側袋状部の前記紐通し部を通して前記他側に第2紐部材を導出することを特徴とする。
【0007】
この携帯用袋においては、布材の片側(及び他側)にて、第1及び第2部分の一面側が相互に対面するように、また第3及び第4部分の一面側が相互に対面するように折り曲げて片側袋状部(及び他側袋状部)が形成され、従って、この製作基本的形態においては、片側袋状部(及び他側袋状部)は、第1及び第2部分の一面側により規定される袋部と、第3及び第4部分の一面側により規定される袋部とを有する。また、布材の両短辺部を他面側に折り曲げて紐通し部が形成され、第1紐部材は一対の紐通し部の一端側からこれら紐通し部を通してこの一端側に導出され、第2紐部材は一対の紐通し部の他端側からこれら紐通し部を通してこの他端側に導出され、従って、第1及び第2紐部材を相互に反対方向に引っ張ることによって、片側袋状部及び他側袋状部の開口部を閉じることができる。
【0008】
このような携帯用袋は、布材として家庭内にある綿製布、例えばタオルなどを用いて作成することができ、このようなタオルを用いることによって、汚れたときには袋ごと洗濯することができ、常に清潔さを維持することができる。また、タオルは柔軟性があり、その形状を自在に変形することができるので、この携帯用袋は、内容物の形状に制限されることなく、多目的利用が可能である。
【0009】
本発明の請求項2に記載の携帯用袋では、前記片側袋状部の前記第1及び第2部分の前記一面側が外側になるように裏返すとともに、前記他側袋状部の前記第1及び第2部分の前記一面側が外側となるように裏返して第1使用態様で使用され、この第1使用態様においては、前記片側袋状部及び前記他側袋状部は、それぞれ、前記第3及び第4部分の前記一面側が対面する袋部と、前記第1及び第4部分の他面側が対面する袋部を有することを特徴とする。
【0010】
この携帯用袋においては、上述した製作基本形態の状態から片側袋状部及び他側袋状部の第1及び第2部分の一面側が外側になるように裏返して使用することができ、この第1使用形態においては、片側袋状部及び他側袋状部における第3及び第4部分の一面側によって、携帯用袋の片面にて一つの袋部を規定し、それらの第1及び第4部分の他面側によって、携帯用袋の他面にて一つの袋部を規定する。携帯用袋の片面及び他面の袋部はその内容量がある程度大きく、従って、いずれか一方の袋部には比較的大きな内容物、例えばティッシュケースなどのようなものを収納することができ、残りの袋部には、比較的大きくて薄い内容物又は比較的小さくて薄い内容物、例えばハンカチやポケットティッシュのようなものを収納することができる。
【0011】
また、本発明の請求項3に記載の携帯用袋では、前記片側袋状部の前記第3及び第4部分の前記一面側が外側になるように裏返すとともに、前記他側袋状部の前記第3及び第4部分の前記一面側が外側になるように裏返して第2使用態様で使用され、この第2使用態様においては、前記片側袋状部及び前記他側袋状部は、それぞれ、前記第1及び第2部分の前記一面側が対面する袋部と、前記第1及び第4部分の前記他面側が対面する袋部を有することを特徴とする。
【0012】
この携帯用袋においては、上述した製作基本形態の状態から片側袋状部及び他側袋状部の第3及び第4部分の一面側が外側になるように裏返して使用することができ、この第2使用形態においては、携帯用袋の片面側にて、第1及び第4部分の他面側によって内側の袋部が規定されるとともに、第1及び第2部分の一面側によって外側袋部が規定される。従って、携帯用袋の片側に比較的大きな二つの袋部が設けられ、内側袋部には比較的大きな内容物、例えばティッシュケースなどのようなものを収納することができ、外側袋部には比較的大きくて薄い内容物又は比較的小さくて薄い内容物、例えばハンカチやポケットティッシュのようなものを収納することができる。
【0013】
また、本発明の請求項4に記載の携帯用袋では、前記片側袋状部の前記第1、第2、第3及び第4部分の前記一面側が外側になるように裏返すとともに、前記他側袋状部の前記第1、第2、第3及び第4部分の前記一面側が外側になるように裏返して第3使用形態で使用され、この第3使用形態においては、前記片側袋状部の前記第1、第2、第3及び第4部分の前記他面側と前記他側袋状部の前記第1、第2、第3及び第4部分の前記他面側によって、一つの袋部が構成されることを特徴とする。
【0014】
この携帯用袋においては、上述した製作基本形態の状態から片側袋状部及び他側袋状部の第1、第2、第3及び第4部分の一面側が外側になるように裏返して使用され、この第3使用形態においては携帯用袋の片側にて片側袋状部及び他側袋状部の第1〜第4部分によって大きな一つの袋部が形成され、従って、より大きな内容物、例えば菓子缶、着替えなどを収容することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、更に詳細に説明する。
携帯用袋の製作方法
まず、図1〜図7を参照して、本発明に従う携帯用袋の製作方法について説明する。図1は、携帯用袋を作成する材料としての布材をを完全に広げた状態を示す平面図であり、図2は、図1の布材の短辺側に紐通し部を設けるために折り曲げた状態を示す部分斜視図であり、図3は、図2の状態から布材の片側の第3及び第4部分の一面側が対面するように折り曲げた状態を示す部分斜視図であり、図4は、図3の状態から布材の片側の第1及び第2部分の一面が対面するように折り曲げた状態を示す部分斜視図であり、図5は、図4の状態から折り曲げられた布材の片側の袋状部の側部を縫い付けた状態を示す部分斜視図であり、図6は、図5の状態から布材の短辺部を縫い付けた状態を示す部分斜視図であり、図7は、片側袋状部及び他側袋状部の紐通し部に第1及び第2紐部材を通した状態を示す斜視図である。
【0016】
携帯用袋は、図1に示すような布材1を用いて製作される。尚、以下の説明において、製作手順の理解を容易にするために、布材の片面、図1において紙面表側を一面側(内面側)とし、図1において紙面裏側を他面側(外面側)として説明する。布材1は、例えばタオル、手ぬぐいなどの綿製布4などを好都合に用いることができ、このような綿製布を用いることによって身近な布材を利用して手軽に製作することができる。このような布材1を用いて製作する場合、文字、図形、広告などが書かれている側を一面側(図1において表側)となるようにし、文字などが書かれていない側を他面側(図1において裏側)とするのが好ましく、このようにすることによって、後述する各種使用形態において、文字などが書かれている側が携帯用袋の外側となる。
【0017】
綿製布4として通常の大きさのタオルを用いる場合、その長手方向(図1〜図7において左右方向)の長さLは例えば84cm程度に、幅方向(図1〜図7において上下方向)の幅Wは32cm程度に、紐通し部6a,6bの大きさL1は4cm程度に設定される。また、綿製布4の長手方向における両短辺部10a,10b(紐通し部6a,6bを形成するために折り曲げられる部分)を除く中間部分が実質上8等分され、短辺部10a,10bから長辺(長手方向の辺)8a,8bの中心を結ぶ長手方向中心線12の方向(図1において両端側から内側)に実質上均等な幅でそれぞれ第1部分14a,14b、第2部分16a,16b、第3部分18a,18b及び第4部分20a,20bとなり、各部分14a〜20a,14b〜20bの長さL2は9.5cm程度となる。
【0018】
この製作方法では、第1〜第4部分14a〜20a、14b〜20bは、後述するように、それらの一面側が対面するように折り曲げられるようになり、従って、第1部分14a,14bと第2部分16a、16bとの境目が、それぞれ、谷折りの折り目部22a,22bとなり、第2部分16a,16bと第3部分18a、18bとの境目が、それぞれ、山折りの折り目部24a,24bとなり、第3面部18a,18bと第4面部20a,20bとの境目が、それぞれ、谷折りの折り目部26a,26bとなる。また、短辺部10a,10bは、後述するように他面側に折り曲げられるので、第1部分14a,14bと短辺部10a,10bとの境目が、それぞれ、山折りの折り目部28a,28bとなる。
【0019】
このような綿製布4を用いて携帯用袋2(図7参照)を製作するには、次のようにして製作することができるが、この説明においては、図1における中心線12から長手方向右側部分(参照番号において「a」を付した部分)についての製作を説明し、その左側部分(参照番号において「b」を付した部分)についての製作を省略するが、この左側部分の製作方法は、その右側部分の製作方法と実質上同様に行われる。
【0020】
携帯用袋2を製作するには、まず、図2に示すように、綿製布4の短辺部10aを折り目部28aで山折りして他面側に折る。次に、図3に示すように、中心線12と折り目部24aが重なるとともに、第4部分20a及び第3部分18aの一面側が相互に対面するように、折り目部26aで谷折りする。次いで、図4に示すように、折り目部24aと折り目部28aが重なるとともに、第2部分16a及び第1部分14aの一面側が相互に対面するように、折り目部24aで山折りするとともに、折り目部22aで谷折りする。このように折り曲げると、綿製布4の中心線12、折り目部24a及び折り目部28aが上下方向に重なるとともに、折り目部22a及び折り目部26aが上下方向に重なるようになる。
【0021】
その後、上述した如く折り曲げた綿製布4に、次のように縫製が行われる。まず、図5に示すように、折り曲げられて重なっている第1〜第4部分14a〜20aの長辺8aの側端部(後述する袋状部の側部)が一体となるように縫製糸30によって縫製される。このとき、短辺部10aの長辺8aの側端部は縫製糸30によって縫製されないようにする。同様に、図示していないが、第1〜第4部分14a〜20aの他方の長辺8bの側端部も一体となるように縫製を行う。このように縫製を行うと、綿製布4の片側に袋状部31aが形成され、この袋状部31aは、第1及び第2部分14a,16aの一面側が対面する外側袋部32aと、第3及び第4部分18a,20aの一面側が対面する内側袋部34aとを有し、この片側に二つの袋部32a,34aが設けられる。
【0022】
次に、図6に示すように、綿製布4の短辺部10aが第1部分14aに縫製糸36によって縫製される。このとき、短辺部10aは第1部分14aに縫製されるが、第2〜第4部分16a〜20aとは縫製されることはなく、それ故に、この短辺部10aは第1部分14aの一部とともに幅方向に筒状に延びる紐通し部6aを構成する。
【0023】
上述したようにして綿製布4の片側に紐通し部6aを有する袋状部31aが形成され、同様にして綿製布4の他側にも紐通し部6aを有する袋状部31bが形成される(図7参照)。しかる後、図7に示すように、片側袋状部31aの紐通し部6a及び他側袋通し部31bの紐通し部6bを通して第1及び第2紐部材42,44が取り付けられる。即ち、図7に示す状態において、第1紐部材42は、例えば、一対の紐通し部6a,6bの一端側から片側袋状部31aの紐通し部6aを通してそれらの他端側に延び、この他端側から他側袋状部31bの紐通し部6bを通してそれらの一端側に延び、この一端側に導出している両端部42a,42bが所要の通りに結んで接続される。また、第2紐部材44は、例えば、一対の紐通し部6a,6bの他端側から片側袋状部31aの紐通し部6aを通してそれらの一端側に延び、この一端側から他側袋状部31bの紐通し部6bを通してそれらの他端側に延び、この他端側に導出している両端部44a,44bが所要の通りに結んで接続される。従って、第1及び第2紐部材42,44が交差して一対の紐通し部6a,6bを通して取り付けられるので、第1及び第2紐部材42,44の例えば結び目をそれぞれ反対方向に引っ張っることによって、片側袋状部31a及び他側袋状部31bの開口部を締め付けて閉じることができ、また第1及び第2紐部材42,44による締付けを開放することによって、それらの開口部を開けることができる。
【0024】
この携帯用袋1は、上述した状態が製作基本形態となり、この製作基本形態から次のような各種使用形態に変えて使用することができる。
第1使用形態
まず、図8を参照して、上述した携帯用袋2の第1使用形態について説明する。図8は、携帯用袋の第1使用形態における他側半分を示す斜視図であり、この図8では携帯用袋の片側半分を省略しているが、左側半分と同様に構成される。
【0025】
図8において、この第1使用形態では、図7に示すように製作された携帯用袋2の製作基本形態の状態において、開口部を通して手を入れ、片側袋状部31a及び他側袋状部31bの第1部分14a,14b及び第2部分16a,16bの一面側が外側(表側)になるように裏返して使用する。この第1使用形態では、携帯用袋2の片側においては、第1部分14a,14bの一面側が外側となり、その他側においては第2部分16a,16bの一面側が外側となり、従って、綿製布4の文字、図形、広告などが書かれている一面側が携帯用袋2の外面となり、文字などが見えて外観の見栄えが良くなるとともに、この部分に広告などを施すことによって、広告宣伝機能を持たせることができる。
【0026】
この第1使用形態では、片側袋状部31a及び他側袋状部31bの第1部分14a、14bの他面側とそれらの第4部分20a,20bの他面側とが対面して携帯用袋2の片側にて比較的大きな一つの袋部(この袋部は、片側袋状部31aのものと他側袋状部31bのを合わせて一つのものを構成しているが、片側袋状部31aのものと他側袋状部31bのものとを別個の袋部として機能させるように用いることもできる)を規定する。また、片側袋状部31a及び他側袋状部31bの第3部分18a、18bの一面側とそれらの第4部分20a,20bの一面側とが対面して携帯用袋2の他側にて比較的大きな一つの袋部(この袋部も、上述したと同様に、片側袋状部31aのものと他側袋状部31bのを合わせて一つのものを構成しているが、片側袋状部31aのものと他側袋状部31bのものとを別個の袋部として機能させるように用いることもできる)を規定する。
【0027】
この第1使用形態では、携帯用袋2の両面に比較的大きい袋部を形成することができ、通常の大きさのタオルを用いて形成した場合、例えば、長さ24cmx幅17cmx高さ5cm程度の大きさのティッシュケースなどをそのまま箱ごと収容することができる。尚、一方の袋部に比較的大きな内容物を収容したときには、他方の袋部に比較的大きな内容物を収容することができず、このようなときには、残りの袋部には比較的小さなもの、例えば、ハンカチやポケットテッシュ、小物入れなどを収容して携帯することができる。そして、例えば屋外でこの携帯用袋2を使用する場合、第1及び第2紐部材42,44をそれぞれ結んで輪状にすることによって、フックや小枝などの突起物にぶらさげて使用することができるので便利である。
【0028】
第2使用形態
次に、図9を参照して、上述した携帯用袋2の第2使用形態について説明する。図9は、携帯用袋の第2使用形態を示す斜視図である。
【0029】
図9において、この第2使用形態では、図7に示すように製作された携帯用袋2の製作基本形態の状態において、開口部を通して手を入れ、片側袋状部31a及び他側袋状部31bの第3部分18a,18b及び第4部分20a,20bの一面側が外側(表側)になるように裏返して使用する。この第2使用形態では、携帯用袋2の片側においては、第3部分18a,18bの一面側が外側となり、その他側においては第4部分20a,20bの一面側が外側となり、従って、この使用形態においても、綿製布4の文字、図形などが書かれている一面側が携帯用袋2の外面となり、文字などが見えて外観の見栄えが良くなるとともに、この部分に広告などを施すことによって、広告宣伝機能を持たせることができる。
【0030】
この第2使用形態では、携帯用袋2の片側において、片側袋状部31a及び他側袋状部31bの第1部分14a,14bの他面側とそれらの第4部分20a,20bの他面側とが対面して比較的大きな内側の袋部(この袋部は、上述したと同様に、片側袋状部31aのものと他側袋状部31bのを合わせて一つのものを構成するが、片側袋状部31aのものと他側袋状部31bのものとを別個の袋部として機能させるように用いることもできる)を規定する。また、片側袋状部31a及び他側袋状部31bの第1部分14a,14bの一面側とそれらの第2部分16a,16bの一面側とが対面して比較的大きな外側の袋部(この袋部も、上述したと同様に、片側袋状部31aのものと他側袋状部31bのを合わせて一つのものを構成するが、片側袋状部31aのものと他側袋状部31bのものとを別個の袋部として機能させるように用いることもできる)を規定する。
【0031】
第1使用形態では、携帯用袋2の片側に一方の袋部が設けられ、その他側に他方の袋部が設けられるのに対し、この第2使用形態では、二つの袋部が携帯用袋2の片側に内側と外側に重ねて設けられるが、袋部の基本的構成自体は実質上同一であるので、第1の使用形態で収容可能な内容物を同様にして収容することができる。
【0032】
第3使用形態
次に、図10を参照して、上述した携帯用袋2の第3使用形態について説明する。図10は、携帯用袋の第3使用形態を示す斜視図である。
【0033】
図10において、この第3使用形態では、図7に示すように製作された携帯用袋2の製作基本形態の状態において、開口部を通して手を入れ、片側袋状部31a及び他側袋状部31bの第1部分14a,14b、第2部分16a,16b、第3部分18a,18b及び第4部分20a,20bが外側となるように裏返して使用する。この第3使用形態では、携帯用袋2の片側袋状部31a及び他側袋状部31bの第1〜第4部分14a〜20a,14b〜20bの一面側が外側となり、従って、この使用形態においても、綿製布4の文字、図形などが書かれている一面側が携帯用袋2の外面となり、文字などが見えて外観の見栄えが良くなるとともに、この部分に広告などを施すことによって、広告宣伝機能を持たせることができる。
【0034】
この第3使用形態では、図10から理解されるように、携帯用袋2の片側袋状部31a及び他側袋状部31bの第1〜第4部分14a〜20a,14b〜20bの他面側が連続して対面するので、携帯用袋2の片側に大きな一つの袋部を規定する。この袋部48は綿製布4のほぼ全体を用いて形成され、通常の大きさのタオルを用いて携帯用袋2を製作した場合、例えば、直径15cmx高さ15cm程度の大きさの円柱形容器や同程度の大きさの方形容器などを収納することができる。このような使用形態でも、タオルなどの綿製布4から形成すると、柔軟性を有するために、容器の形状に制限されることなく、大きな容器を収容し、携帯することができ、また輪状にした第1及び第2紐部材42,44をフックや小枝等にぶら下げて使用することができる。
【0035】
第4使用形態
次に、図11を参照して、上述した携帯用袋2の第4使用形態について説明する。図11は、携帯用袋の第4使用形態を示す斜視図である。
【0036】
図11において、この第4使用形態では、図7に示すように製作された携帯用袋2の製作基本形態の状態において、開口部を通して手を入れ、片側袋状部31a及び他側袋状部31bの第1部分14a,14b及び第2部分16a,16bの一面側が外側(表側)になるように裏返して第1使用形態にするとともに、第1紐部材42を中空筒状部材54を通して結び、この第1紐部材42に筒状部材54を取り付けている。尚、この中空筒状部材54を第2紐部材44に取り付けるようにしてもよい。
【0037】
図示の使用例では、携帯用袋2の片側の袋部に、ティッシュケース50を収容するとともに、中空筒状部材54にタオル52を掛けて使用している。第1及び第2紐部材42,44はそれぞれ結ばれて輪状に形成されるので、筒状部材54を第1紐部材42に保持することができ、他方の第2紐部材44をフックや小枝などの突起物にぶら下げて使用することができる。従って、この第4使用形態では、携帯用袋2を突起物にぶらさげて、ティッシュを使用することができるとともに、濡れた手や顔などを拭くことができる。
【0038】
以上、本発明に従う携帯用袋及びその製作方法の実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能である。
【0039】
例えば、上述した実施形態では、布材1の片側部及び他側部をそれぞれ4つの部分にし、これら4つの部分を折り重ねて片側部及び他側部にそれぞれ2つの袋部を形成しているが、このような構成に限定されず、布材1の片側部及び他側部を例えば6つの部分にし、これら6つの部分を折り重ねて片側部及び他側部に3つの袋部を形成するようにしてもよい。
【0040】
また、上述した実施形態では、携帯用袋2にティッシュケースを収容しているが、このようなものに限らず、靴や衣服などでもよく、これらによって汚れた場合には携帯用袋ごと洗濯して清潔さを維持することができ、また最終的には雑巾として利用することができ、非常に経済的なものである。また、携帯用袋の表面には文字、図形などを表すことができるので、各種製品名、会社名などを記載し、贈答品として使用することもでき、この場合、特に屋外でぶら下げて使用したときは広告宣伝機能を充分に発揮するものとなる。
【0041】
【発明の効果】
本発明の請求項1に記載の携帯用袋及び請求項5に記載の携帯用袋の製作方法によれば、携帯用袋の製作基本的形態においては、その片側袋状部及び他側袋状部は、第1及び第2部分の一面側により規定される袋部と、第3及び第4部分の一面側により規定される袋部とを有し、その一部を外側に裏返すことによって、種々の使用形態で使用することができる。また、第1紐部材は一対の紐通し部の一端側からこれら紐通し部を通してこの一端側に導出され、第2紐部材は一対の紐通し部の他端側からこれら紐通し部を通してこの他端側に導出されるので、第1及び第2紐部材を相互に反対方向に引っ張ることによって、片側袋状部及び他側袋状部の開口部を閉じることができる。
【0042】
また、本発明の請求項2に記載の携帯用袋によれば、その第1使用形態においては、片側袋状部及び他側袋状部における第3及び第4部分の一面側によって、携帯用袋の片面にて一つの袋部が規定され、それらの第1及び第4部分の他面側によって、携帯用袋の他面にて一つの袋部が規定されるので、携帯用袋の両面側に袋部を有する形態で使用することができる。
【0043】
また、本発明の請求項3に記載の携帯用袋によれば、その第2使用形態においては、携帯用袋の片面側にて、第1及び第4部分の他面側によって内側の袋部が規定されるとともに、第1及び第2部分の一面側によって外側袋部が規定されるので、携帯用袋の片側に二つの袋部を有する形態で使用することができる。
【0044】
また、本発明の請求項4に記載の携帯用袋によれば、その第3使用形態においては携帯用袋の片側にて片側袋状部及び他側袋状部の第1〜第4部分によって袋部が規定されるので、大きな袋部を有する形態で使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】携帯用袋を作成する材料としての布材を完全に広げた状態を示す平面図である。
【図2】図1の布材の短辺側に紐通し部を設けるために折り曲げた状態を示す部分斜視図である。
【図3】図2の状態から布材の片側の第3及び第4部分の一面側が対面するように折り曲げた状態を示す部分斜視図である。
【図4】図3の状態から布材の片側の第1及び第2部分の一面が対面するように折り曲げた状態を示す部分斜視図である。
【図5】図4の状態から折り曲げられた布材の片側の袋状部の側部を縫い付けた状態を示す部分斜視図である。
【図6】図5の状態から布材の短辺部を縫い付けた状態を示す部分斜視図である。
【図7】片側袋状部及び他側袋状部の紐通し部に第1及び第2紐部材紐を通した状態を示す斜視図である。
【図8】携帯用袋の第1使用形態における他側半分を示す斜視図である。
【図9】携帯用袋の第2使用形態を示す斜視図である。
【図10】携帯用袋の第3使用形態を示す斜視図である。
【図11】携帯用袋の第4使用形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
2 携帯用袋
4 綿製布
6a,6b 紐通し部
8a,8b 長辺
10a,10b 短辺部
12 中心線
14a,14b 第1部分
16a,16b 第2部分
18a,18b 第3部分
20a,20b 第4部分
22a〜28a,22b〜28b 折り目部
30,36 縫製糸
31a,31b 袋状部
32a,32b,34a,34b 袋部
42,44 紐部材

Claims (5)

  1. 長方形状の布材の両短辺部を他面側に折り曲げて形成される一対の紐通し部と、前記布材の前記両短辺部を除く中間部分を実質上8等分して前記布材の片側の第1、第2、第3及び第4部分をそれらの一面側が対面するように折り曲げて形成される片側袋状部と、前記布材の他側の第1、第2、第3及び第4部分をそれらの一面側が対面するように折り曲げて形成される他側袋状部と、前記一対の紐通し部の一端側から前記片側袋状部の前記紐通し部及び前記他側袋状部の前記紐通し部を通して前記一端側に導出するよう装着された第1紐部材と、前記一対の紐通し部の他端側から前記他側袋状部の前記紐通し部及び前記片側袋状部の前記紐通し部を通して前記他側に導出するように装着された第2紐部材と、を備えたことを特徴とする携帯用袋。
  2. 前記片側袋状部の前記第1及び第2部分の前記一面側が外側になるように裏返すとともに、前記他側袋状部の前記第1及び第2部分の前記一面側が外側となるように裏返して第1使用態様で使用され、この第1使用態様においては、前記片側袋状部及び前記他側袋状部は、それぞれ、前記第3及び第4部分の前記一面側が対面する袋部と、前記第1及び第4部分の他面側が対面する袋部を有する請求項1に記載の携帯用袋。
  3. 前記片側袋状部の前記第3及び第4部分の前記一面側が外側になるように裏返すとともに、前記他側袋状部の前記第3及び第4部分の前記一面側が外側になるように裏返して第2使用態様で使用され、この第2使用態様においては、前記片側袋状部及び前記他側袋状部は、それぞれ、前記第1及び第2部分の前記一面側が対面する袋部と、前記第1及び第4部分の前記他面側が対面する袋部を有する請求項1に記載の携帯用袋。
  4. 前記片側袋状部の前記第1、第2、第3及び第4部分の前記一面側が外側になるように裏返すとともに、前記他側袋状部の前記第1、第2、第3及び第4部分の前記一面側が外側になるように裏返して第3使用形態で使用され、この第3使用形態においては、前記片側袋状部の前記第1、第2、第3及び第4部分の前記他面側と前記他側袋状部の前記第1、第2、第3及び第4部分の前記他面側によって、一つの袋部が構成される請求項1に記載の携帯用袋。
  5. 長方形状の布材を用いて携帯用袋を製作する製作方法において、前記布材の両短辺部を他面側に折り曲げて一対の紐通し部を形成し、次いで、前記布材の前記両短辺部を除く中間部分を実質上8等分して前記布材の片側の第1、第2、第3及び第4部分をそれらの一面側が対面するように折り曲げて片側袋状部を形成するとともに、前記布材の他側の第1、第2、第3及び第4部分をそれらの一面側が対面するように折り曲げて他側袋状部を形成し、次に、前記片側袋状部及び前記他側袋状部の両側部を縫い付け、その後前記一対の紐通し部を縫い付け、その後更に、前記一対の紐通し部の一端側から前記片側袋状部の前記紐通し部及び前記他側袋状部の前記紐通し部を通して前記一端側に第1紐部材を導出するとともに、前記一対の紐通し部の他端側から前記他側袋状部の前記紐通し部及び前記片側袋状部の前記紐通し部を通して前記他側に第2紐部材を導出することを特徴とする携帯用袋の製作方法。
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