JP3227014U - ループ付きタオル - Google Patents
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Abstract
【課題】ループ及びタオル本体を備えるループ付きタオルであって、フックによってタオルを他の物体に吊り下げた状態で、ループの内側にタオル本体を通した状態を維持することが可能なループ付きタオルを提供する。【解決手段】本考案のループ付きタオルは、長方形を呈するタオル本体2と、タオル本体2の長辺2aの中央位置に取り付けられた第一ループR1及び第二ループR2を備えており、第一ループR1に捻りを加えていない状態において、第二ループR2は、第一ループR1の内側に位置し、第一ループR1に捻りを加えて第一ループR1の表裏を逆転させることで、第二ループR2を露出させることが可能である。【選択図】図7
Description
本考案は、ループがタオル本体に取り付けられたループ付きタオルに関する。
タオルは、家庭や職場で使用頻度の高い布製品であり、使用時及び非使用時に様々な形態とされる。例えば、タオルで汗を拭う際にはタオルは拡げた形態とされ、タオルを戸棚や鞄等に収容する際にはタオルは折り畳まれた形態とされ、ペットボトル等の飲料容器をタオルで覆う際にはタオルは巻き回された形態(飲料容器に巻き付けた形態)とされる。
特許文献1,2には、タオルに取り付けた1つのループを用いることで、タオルの形態を維持する技術が開示されている。特許文献1では、タオルを巻き付けた飲料容器をループ(輪ゴム)の内側に通すことで、タオルを飲料容器に巻き付けた状態が維持される。特許文献2では、ユーザに巻き付けたタオルの一端部及び他端部を、ループの内側に通すことで、タオルをユーザに巻き付けた状態が維持される。
ところで、ユーザがスポーツを行なっている間や、ユーザが屋外を歩いている間など、ユーザがある行為を行なっている間において、ユーザの近傍にある物体(例えば衣服やベビーカー)にタオルを吊り下げることができれば、ユーザは、手を使うことなくタオルを携帯でき、且つ、所望のタイミングでタオルで汗や汚れ等を拭くことができる。さらにタオルをコンパクトにした状態でタオルを上記の物体に吊り下げることができれば、タオルが床や地面に接触することや、タオルがユーザの行為の妨げになることを防止できる。
そこで特許文献1,2に開示される1つのループを備えるループ付きタオルにおいて、コンパクトな形態(折り畳んだ形態や巻き回した形態)にしたタオルの状態を維持すべく、ループの内側にタオルを通してタオルにループを巻き付けるとともに、当該ループにフックを引っ掛けることでタオルをユーザの近傍にある物体(衣服やベビーカー等)に吊り下げることが考えられる。しかしこの場合には、フックの牽引力によって、ループが伸びたり、ループの位置がずれることで、ループの内側にタオルを通した状態(つまりタオルにループを巻き付けた状態)を維持できなくなる虞がある。
本考案は、上記事項に鑑みてなされたものであって、その目的は、ループ及びタオル本体を備えるループ付きタオルであって、フックによってタオルを他の物体に吊り下げた状態で、ループの内側にタオル本体を通した状態を維持することが可能なループ付きタオルを提供することにある。
上記目的を達成するため、本考案は、次の項に記載の主題を包含する。
項1.タオル本体と、
前記タオル本体の外縁に取り付けられた複数のループとを備えるループ付きタオル。
前記タオル本体の外縁に取り付けられた複数のループとを備えるループ付きタオル。
項2.前記タオル本体は、四角形を呈しており、
前記ループとして、前記タオル本体の一辺に取り付けられた第一ループ及び第二ループを備える請求項1に記載されるループ付きタオル。
前記ループとして、前記タオル本体の一辺に取り付けられた第一ループ及び第二ループを備える請求項1に記載されるループ付きタオル。
項3.前記第一ループ及び前記第二ループは、前記タオル本体の一辺の同一位置に取り付けられており、
前記第一ループに捻りを加えていない状態において、前記第二ループは、前記第一ループの内側に位置し、前記第一ループに捻りを加えて前記第一ループの表裏を逆転させることで、前記第二ループを露出させることが可能である項2に記載のループ付きタオル。
前記第一ループに捻りを加えていない状態において、前記第二ループは、前記第一ループの内側に位置し、前記第一ループに捻りを加えて前記第一ループの表裏を逆転させることで、前記第二ループを露出させることが可能である項2に記載のループ付きタオル。
項4.前記タオル本体は、長方形を呈しており、
前記第一ループ及び前記第二ループは、前記タオル本体の長辺の中央位置に取り付けられている項3に記載のループ付きタオル。
前記第一ループ及び前記第二ループは、前記タオル本体の長辺の中央位置に取り付けられている項3に記載のループ付きタオル。
項5.前記タオル本体は、長方形を呈しており、
前記第一ループ及び第二ループは、前記タオル本体の同一の長辺に取り付けられており、
前記タオル本体の短辺の長さをLcmとしたときに、前記タオル本体の長辺の長さは1Lcm以上5Lcm以下であり、前記タオル本体の総重量は0.8Lg以上9Lg以下であり、前記第一ループの周回りの長さは0.2Lcm以上0.7Lcm以下であり、前記第一ループの幅は0.03Lcm以上0.2Lcm以下であり、前記第二ループの周回りの長さは0.03Lcm以上0.1Lcm以下であり、前記第二ループの幅は0.03Lcm以上0.2Lcm以下である項2乃至4のいずれかに記載のループ付きタオル。
前記第一ループ及び第二ループは、前記タオル本体の同一の長辺に取り付けられており、
前記タオル本体の短辺の長さをLcmとしたときに、前記タオル本体の長辺の長さは1Lcm以上5Lcm以下であり、前記タオル本体の総重量は0.8Lg以上9Lg以下であり、前記第一ループの周回りの長さは0.2Lcm以上0.7Lcm以下であり、前記第一ループの幅は0.03Lcm以上0.2Lcm以下であり、前記第二ループの周回りの長さは0.03Lcm以上0.1Lcm以下であり、前記第二ループの幅は0.03Lcm以上0.2Lcm以下である項2乃至4のいずれかに記載のループ付きタオル。
項6.前記第一ループ及び前記第二ループは、それぞれ、綿、ポリエステル、ナイロン、或いはポリウレタンから形成される項1乃至5のいずれかに記載のループ付きタオル。
項7.前記第一ループ及び前記第二ループの一方又は双方は、白色の素材から形成されている項6に記載のループ付きタオル。
本考案のループ付きタオルによれば、複数のループを備えるため、一のループにタオル本体を通すとともに、他のループにフックを引っ掛けて当該フックによってタオルを他の物体に吊り下げることができる。つまりタオル本体を通すループと、フックを引っ掛けるループとを別々にすることができるので、フックの牽引力によって、タオル本体を通した一のループが伸びたり、当該一のループの位置がずれることを回避できる。したがってフックによってタオルを他の物体に吊り下げた状態で、一のループの内側にタオル本体を通した状態を維持できる。
以下、本考案の実施形態について説明する。図1は、本考案の実施形態に係るループ付きタオル1の正面図である。図2は、図1のA−A線断面図である(図2では、タオル1の一部の図示を省略している)。図3及び図4は、ループ付きタオル1の一部を示す斜視図である。
本実施形態に係るループ付きタオル1は、タオル本体2と、第一ループR1と、第二ループR2とを備える。
タオル本体2、第一ループR1、及び第二ループR2は、それぞれ、綿、ポリエステル、ナイロン、或いはポリウレタンから形成される。タオル本体2は長方形を呈しており、第一ループR1及び第二ループR2は、タオル本体2の長辺2aの中央位置に取り付けられる。
第一ループR1及び第二ループR2は、それぞれ、上記の材料(綿、ポリエステル、ナイロン、或いはポリウレタン)から形成された帯材がループ状とされたものであり、第二ループR2の周回りの長さは、第一ループR1の周回りの長さ未満とされる。上記の「第一ループR1の周回りの長さ」は、「第一ループR1を構成する帯材の長さ」に相当し、上記の「第二ループR2の周回りの長さ」は、「第二ループR2を構成する帯材の長さ」に相当する。
本実施形態のタオル1では、上記の帯材を用いて以下の作業A,B,Cが順次実行されることで、第一ループR1及び第二ループR2がタオル本体2に取り付けられる。
作業A:第一ループR1を構成する帯材(以下、帯材R1と記す)の一方面3が表面(外面)となり、帯材R1の他方面4が裏面(内面)となるように、帯材R1をループ状にして、帯材R1の一端部5の一方面3をタオル本体2の外縁部の一方面6に当接させ、帯材R1の他端部7の一方面3をタオル2の外縁部の他方面8に当接させる。
作業B:第二ループR2を構成する帯材(以下、帯材R2と記す)の一方面9が表面(外面)となり、帯材R2の他方面10が裏面(内面)となるように、帯材R2をループ状にして、帯材R2の一端部11の他方面10を帯材R1の一端部5の他方面4に当接させ、帯材R2の他端部12の他方面10を帯材R1の他端部7の他方面4に当接させる。
作業C:重ね合わせた帯材R2の一端部11・帯材R1の一端部5・タオル本体2の外縁部・帯材R1の他端部7・帯材R2の他端部12を、糸13で縫い合わせる。
作業B:第二ループR2を構成する帯材(以下、帯材R2と記す)の一方面9が表面(外面)となり、帯材R2の他方面10が裏面(内面)となるように、帯材R2をループ状にして、帯材R2の一端部11の他方面10を帯材R1の一端部5の他方面4に当接させ、帯材R2の他端部12の他方面10を帯材R1の他端部7の他方面4に当接させる。
作業C:重ね合わせた帯材R2の一端部11・帯材R1の一端部5・タオル本体2の外縁部・帯材R1の他端部7・帯材R2の他端部12を、糸13で縫い合わせる。
上記の作業A,B,CによってループR1,R2がタオル本体2に取り付けられることで、第一ループR1に捻りを加えていない通常の状態では(つまり図2及び図3に示すように第一ループR1の一方面3が第一ループR1の表面(外面)となり、第一ループR1の他方面4が第一ループR1の裏面(内面)となる状態では)、第二ループR2は第一ループR1の内側に位置したものとなる。なお上記の「第二ループR2が第一ループR1の内側に位置する」とは、「タオル1を正面から視た状態(図1に示す状態)で、第二ループR2の一部又は全体が、第一ループR1によって隠されること」を意味する(図1は、第二ループR2の全体が、第一ループR1によって隠される例を示している)。そして図4に示すように、第一ループR1に捻りを加えて、第一ループR1の表裏を逆転させた状態において(すなわち第一ループR1の一方面3が第一ループR1の裏面(内面)となり、第一ループR1の他方面4が第一ループR1の表面(外面)となる状態において)、第二ループR2を露出させることが可能である。上記の「第二ループR2を露出させることが可能」とは、「タオル1を正面から視た状態(図1に示す状態)で第一ループR1によって隠されていた第二ループR2の範囲の少なくとも一部を、露出させることが可能であること」を意味する(図4は、第二ループR2の全体が露出した状態を示している)。
本実施形態のループ付きタオル1によれば、タオル本体2に2つのループR1,R2が取り付けられることで、図5及び図6に示すように、タオル本体2を内側に通すループRと、フックFを引っ掛けるループRとを、別々にすることができる(例えば図4に示すように第一ループR1の表裏を逆転して第二ループR2を露出させた状態で、図5及び図6に示すように第一ループR1の内側にタオル本体2を通して第一ループR1をタオル本体2に巻き付けるとともに、第二ループR2にフックFを引っ掛けることで、タオル本体2を内側に通すループRと、フックFを引っ掛けるループRとを、別々にすることができる)。そしてこのようにすれば、フックFの牽引力によって、タオル本体2を通したループRが伸びることや、タオル本体2を通したループRの位置がずれることを回避できる(図5及び図6の例では、フックFの牽引力によって、第一ループR1が伸びることや、第一ループR1の位置がずれることを回避できる)。したがって本実施形態のループ付きタオル1によれば、フックFによってタオル1を他の物体(ユーザの衣服やベビーカー等)に吊り下げた状態で、ループRの内側にタオル本体2を通した状態を維持できる(図5及び図6の例では、第一ループR1の内側にタオル本体2を通した状態を維持できる)。
なお図5に示すようにタオル1をズボン21に吊り下げる場合は、例えば上記のフックFとしてカラビナと称されるフックが使用されて、当該フックをベルト20及び第二ループR2に引っ掛けることが行なわれる。また図6に示すようにタオル1をベビーカー22に吊り下げる場合は、上記のフックFとしてS字フックが使用されて、当該S字フックを、ベビーカー22の持ち手23及び第二ループR2に引っ掛けることが行なわれる。
また本実施形態のループ付きタオル1によれば、第一ループR1と第二ループR2とがタオル本体2の同一辺2aに取り付けられる。このため、タオル本体2を折り畳んだり巻き回すことで、図7や図8の上図に示すようにタオル本体2の形態をコンパクトにした状態で、タオル本体2の外側に第一ループR1及び第二ループR2を延び出させることができる(第一ループR1及び第二ループR2が、コンパクトな形態にしたタオル本体2に覆われないようにすることができる)。これにより図7や図8の下図に示すように、コンパクトにしたタオル本体2の形態を維持すべくタオル本体2を第一ループR1の内側に通すことと(第一ループR1をタオル本体2に巻き付けることと)、タオル1を他の物体に吊り下げるべく第二ループR2にフックF(図5,図6)を引っ掛けることとを両立できる。
なお図7の下図に示すタオル1の形態は、タオル本体2を折り畳む作業を複数回行なってタオル1を図7の上図に示す状態にした後、第一ループR1の表裏を逆転させて、当該第一ループR1の内側にタオル本体2を通すことで実現されるものである。
また図8の下図に示すタオル1の形態は、図9(A)〜図9(E)に示す作業を順次行なうことで実現されるものである。以下、図9(A)〜図9(E)に示す作業について説明する。
まず、タオル本体2を拡げた状態から、一方の短辺2b側にあるタオル本体2の幅1/3の範囲30を折り畳むことが行なわれる(図9(A)→図9(B))。ついで他方の短辺2b側にあるタオル本体2の幅1/3の範囲31を折り畳んで、当該範囲31を先に折り畳んだ範囲30の上に重ね合わせることが行なわれる(図9(B)→図9(C))。ついでループR1,R2が取り付けられていない一方の長辺2a側から、ループR1,R2が取り付けられた他方の長辺2a側に向けて、タオル本体2を巻き回すことが行なわれる(図9(C)→図9(D))。以上の作業によって、タオル1は図8の上図に示す状態となる。そして、第一ループR1の表裏を逆転させた状態で、第一ループR1の内側にタオル本体2を通して第一ループR1をタオル本体2に巻き付けることが行なわれる(図9(D)→図9(E))。これにより、タオル1は図8の下図に示す状態となる。この状態では、上記の折り畳み作業及び巻き回し作業によってコンパクトにされたタオル本体2の形態が第一ループR1によって維持される。また第二ループR2が露出することで、第二ループR2にフックFを引っ掛けることが可能となる。
なお本実施形態のタオル1のように、タオル本体2が長方形を呈して、第一ループRと第二ループR2とがタオル本体2の同一の長辺2aに取り付けられる場合には、タオル本体2の短辺2b(図1)の長さをLcmとしたときに、タオル本体2の長辺2aの長さが1Lcm以上5Lcm以下となり、タオル本体2の総重量が0.8Lg以上9Lg以下となり、第一ループR1の周回りの長さが0.2Lcm以上0.7Lcm以下となり、第一ループR1の幅が0.03Lcm以上0.2Lcm以下となるようにすることが好ましい。このようにすれば、タオル本体2を折り畳んだり巻き回して、タオル本体2の形態をコンパクトにした状態で、第一ループR1の内側にタオル本体2を通して第一ループR1にタオル本体2を巻き付けることが可能となる。なお上記のようにタオル本体2の寸法・総重量及び第一ループR1の寸法が設定される場合には、例えば、第二ループR2の長さは0.03Lcm以上0.1Lcm以下とされ、第二ループR2の幅は0.03Lcm以上0.2Lcm以下とされる。なお本考案では、タオル本体2の厚さを示唆する指標として、上記のタオル本体2の総重量を使用している。これは、本考案が属するタオルの技術分野で、タオルの厚さを示唆する指標として、タオルの重量が一般的に使用されることによる。
また第一ループR1をタオル本体2に巻き付ける作業を円滑に行えるようにする観点から、第一ループR1は、伸縮性を有する素材から形成されることが好ましい。また第二ループR2に様々な大きさのフックFを引っ掛けることを可能にする観点から、第二ループR1も、伸縮性を有する素材から形成されることが好ましい。
また本実施形態のループ付きタオル1によれば、第一ループR1が長辺2aの中央位置に取り付けられるため、物体(例えばユーザーの衣服やベビーカー)に吊り下げられたタオル1に強い揺れが生じる場合でも、第一ループR1の内側にタオル本体2を通した状態(タオル本体2に第一ループR1を巻き付けた状態)を維持できるので、第一ループR1によってタオル本体2の形態を維持できる。
さらに本実施形態のループ付きタオル1によれば、第二ループR2も長辺2aの中央位置に取り付けられることで、フックFの吊り下げ位置(長辺2aの中央位置)からタオル本体2が鉛直下方に垂れ下がる長さを短く抑えることができる(フックFの吊り下げ位置とタオル本体2の最下部との間の高低差を小さく抑えることができる)。したがって本実施形態のループ付きタオル1は、タオル本体2が床或いは地面に接することを防止する上で有利である。
また本実施形態のループ付きタオル1は、第一ループR1に捻りを加えていない通常の状態で第二ループR2が第一ループR1の内側に位置するので、タオル1の外観を良好なものにすることができる(第二ループR2が第一ループR1の内側に位置しない場合に比して、外観をすっきりした印象を与えるものにすることができる)。なお第二ループR2の幅を第一ループR1の幅以下として、図1に示すように第一ループR1によって第二ループR2の全体を隠せば、タオル1の外観をより良好なものにすることができる。
また本実施形態のループ付きタオル1によれば、第一ループR1及び第二ループR2が、綿、ポリエステル、ナイロン、或いはポリウレタンから形成されることで、広く普及するペンを用いて文字等を第一ループR1及び/又は第二ループR2に記載できる。このためループR1,R2に記載した文字によってタオル1の用途やユーザ等を限定できる。例えば第一ループR1或いは第二ループR2にユーザの氏名を記載すれば、タオル1がユーザ以外の者に使用されることを防止できる。また第一ループR1或いは第二ループR2にタオル1が人体を拭くために使用されることを記載すれば、人体以外の物体を拭くためにタオル1が使用されることを防止できる。
なお第一ループR1及び第二ループR2の一方又は双方を、白色無地の素材から形成することが好ましい。このようにすれば、第一ループR1及び第二ループR2の一方又は双方に記載される文字等を明確に確認できる。
本考案のループ付きタオル1は、上記実施形態に示すものに限定されず、種々改変され得る。
例えば上記実施形態では、第一ループR1及び第二ループR2が、有端の帯材から構成される例を示したが、図10に示すように、第一ループR1及び第二ループR2は、無端の環状体から構成されてもよい。
この場合、第一ループR1及び第二ループR2を構成する環状体は、例えば、綿、ポリエステル、ナイロン、或いはポリウレタンから形成される。そして例えば以下の作業D,E,Fが順次実行されて、ループR1,R2を構成する環状体がタオル本体2に取り付けられることで、第一ループR1に捻りを加えていない状態で、第二ループR2は、第一ループR1の内側に位置したものとなり、第一ループR1に捻りを加えて第一ループR1の表裏を逆転させることで、第二ループR2を露出させることが可能とされる。
作業D:第一ループR1を構成する環状体(以下、環状体R1と記す)の一部32の外面33(表面)を、タオル本体2の外縁部の一方面6に当接させる。
作業E:第二ループR2を構成する環状体(以下、環状体R2と記す)を環状体R1の内側に配置して、環状体R2の一部34の外面35(表面)を環状体R1の一部32の内面36(裏面)に当接させる。
作業F:重ね合わせた環状体R2の一部34・環状体R1の一部32・タオル本体2の外縁部を、糸37で縫い合わせる。
作業E:第二ループR2を構成する環状体(以下、環状体R2と記す)を環状体R1の内側に配置して、環状体R2の一部34の外面35(表面)を環状体R1の一部32の内面36(裏面)に当接させる。
作業F:重ね合わせた環状体R2の一部34・環状体R1の一部32・タオル本体2の外縁部を、糸37で縫い合わせる。
また上記実施形態では、第一ループR1及び第二ループR2がタオル本体2の長辺2aの同一位置(長辺2aの中央位置)に取り付けられる例を示したが、第一ループR1及び第二ループR2は、タオル本体2の短辺2bの同一位置に取り付けられてもよい。また上記実施形態では、タオル本体2が長方形を呈していたが、タオル本体2の形状を正方形として、第一ループR1及び第二ループR2をタオル本体2の一辺の同一位置に取り付けてもよい。またタオル本体2が四角形(長方形或いは正方形)を呈する場合には、第一ループR1及び第二ループR2を、タオル本体2の同一辺の異なる位置に取り付けてもよい。以上のようにしても、第一ループR1と第二ループR2とがタオル本体2の同一辺に取り付けられることで、タオル本体2を折り畳んだ状態や、タオル本体2を巻き回した状態で、タオル本体2の外側に第一ループR1及び第二ループR2を延び出させることができる(第一ループR1及び第二ループR2がタオル本体2で覆われないようにすることができる)。このため、第一ループR1をタオル本体2に巻き付けてタオル本体2の形態を維持するとともに、第二ループR2にフックFを引っ掛けて、当該フックFによってタオル1を他の物体に吊り下げることができる。なお第一ループR1及び第二ループR2を異なる位置に取り付けることで第一ループR1の内側に第二ループR2を位置させない場合には、必ずしも、第二ループR2の周回りの長さを、第一ループR1の周回りの長さ未満とする必要はない(つまり第二ループR2の周回りの長さを、第一ループR1の周回りの長さ以上としてもよい)。この場合でも、第一ループR1及び第二ループR2の寸法等を適宜調整することで、第一ループR1をタオル本体2に巻き付けてタオル本体2の形態を維持し、第二ループR2にフックFを引っ掛けることが可能である。
また第一ループR1及び第二ループR2の一方又は双方に模様が施されてもよい(図11は、国旗の模様を第一ループRに施した例を示しているが、第一ループR1又は第二ループR2に施す模様は、国旗の模様に限定されない)。このようにすれば、タオル1の意匠性を高めることができるので、タオル1をファッションアイテムやインテリアアイテムとして好適に使用できる。
またタオル1を吊り下げる物体も、ズボン等のユーザーの衣服やベビーカーに限定されず、様々な物体とされ得る。例えばタオル1をカバンやパイプ等に吊り下げる場合には、タオル本体2に第一ループR1を巻き付けてタオル本体2の形態を維持した状態で、第二ループR2にフックFを引っ掛けて、当該フックFによってタオル1をカバンやパイプ等に吊り下げることが行なわれる。
またタオル1を他の物体に吊り下げていない間において、タオル1は、様々な用途に使用され得る。例えば、タオル1は飲料容器40からの液垂れを防止する手段として使用され得る(図12)。この場合、例えば図12に示すように、タオル本体2を巻き付けた飲料容器40を第一ループR1の内側に通すことで、飲料容器40にタオル本体2を巻き付けた状態が維持される。またタオル1は枕カバーとしても使用され得る(図13)。この場合、例えば図13に示すように、第一ループR1の内側に枕50を通すことで、タオル1が枕50に固定された状態とされ、この後、枕50の回りにタオル本体2を巻き付けて、タオル本体2の短辺側端部を枕50の下側に配置することが行なわれる。またタオル1は弁当箱を包む風呂敷としても使用され得る(図示省略)。この場合、例えば、タオル本体2の中央に弁当箱を載置した状態で弁当箱をタオル本体2で包み、この後、タオル本体2で包まれた弁当箱を第一ループR1の内側に通して第一ループR1を弁当箱に巻き付けることで、タオル本体2を第一ループR1で固定することが行なわれる。またタオル1は、ユーザの髪から水分が垂れ落ちることを防止する手段としても使用され得る。この場合、例えば、タオル本体2を巻き付けたユーザの頭部を第一ループR1の内側に通すことで、ユーザの頭部にタオル本体2を巻き付けた状態が維持される。また、タオル本体2でユーザの汗や物体の汚れを拭く際には、ループR1,R2がタオル本体2の外縁に取り付けられることで、ループR1,R2が汗や汚れを拭く作業の支障物にならない。
また、タオル本体2に取り付けるループRは、上記実施形態で示した第一ループR1及び第二ループR2に限定されず、3以上のループRがタオル本体2の辺に取り付けられてもよく、タオル本体2の2以上の辺にループRが取り付けられてもよい。。またタオル本体2の形状を四角形以外の形状として、タオル本体2の外縁に複数のループRを取り付けてもよい。以上のようにしても、タオル1が複数のループRを備えるものとなるため、一のループRの内側にタオル本体2を通し、他のループRにフックFを引っ掛けることができる。このため、フックFの牽引力によって、タオル本体2を通した一のループRが伸びたり、当該一のループRの位置がずれることを回避できる。したがってフックFによってタオル1を他の物体に吊り下げた状態で、一のループRの内側にタオル本体2を通した状態を維持できる。
1 ループ付きタオル、
2 タオル本体、
2a タオル本体の長辺、
2b タオル本体の短辺、
3 第一ループの一方面、
4 第一ループの他方面、
5 第一ループの一端部、
6 タオル本体の一方面、
7 第一ループの他端部、
8 タオル本体の他方面、
9 第二ループの一方面、
10 第二ループの他方面、
11 第二ループの一端部、
12 第二ループの他端部、
13,35 糸、
20 ベルト、
21 ズボン、
22 ベビーカー、
23 ベビーカーの持ち手、
30 タオル本体の一方の短辺側の幅1/3の範囲、
31 タオル本体の他方の短辺側の幅1/3の範囲、
32 第一ループの一部、
33 第一ループの外面、
34 第二ループの一部、
35 第二ループの外面、
36 第一ループの内面、
40 飲料容器、
50 枕、
R1 第一ループ、
R2 第二ループ
2 タオル本体、
2a タオル本体の長辺、
2b タオル本体の短辺、
3 第一ループの一方面、
4 第一ループの他方面、
5 第一ループの一端部、
6 タオル本体の一方面、
7 第一ループの他端部、
8 タオル本体の他方面、
9 第二ループの一方面、
10 第二ループの他方面、
11 第二ループの一端部、
12 第二ループの他端部、
13,35 糸、
20 ベルト、
21 ズボン、
22 ベビーカー、
23 ベビーカーの持ち手、
30 タオル本体の一方の短辺側の幅1/3の範囲、
31 タオル本体の他方の短辺側の幅1/3の範囲、
32 第一ループの一部、
33 第一ループの外面、
34 第二ループの一部、
35 第二ループの外面、
36 第一ループの内面、
40 飲料容器、
50 枕、
R1 第一ループ、
R2 第二ループ
Claims (7)
- タオル本体と、
前記タオル本体の外縁に取り付けられた複数のループとを備えるループ付きタオル。 - 前記タオル本体は、四角形を呈しており、
前記ループとして、前記タオル本体の一辺に取り付けられた第一ループ及び第二ループを備える請求項1に記載されるループ付きタオル。 - 前記第一ループ及び前記第二ループは、前記タオル本体の一辺の同一位置に取り付けられており、
前記第一ループに捻りを加えていない状態において、前記第二ループは、前記第一ループの内側に位置し、前記第一ループに捻りを加えて前記第一ループの表裏を逆転させることで、前記第二ループを露出させることが可能である請求項2に記載のループ付きタオル。 - 前記タオル本体は、長方形を呈しており、
前記第一ループ及び前記第二ループは、前記タオル本体の長辺の中央位置に取り付けられている請求項3に記載のループ付きタオル。 - 前記タオル本体は、長方形を呈しており、
前記第一ループ及び第二ループは、前記タオル本体の同一の長辺に取り付けられており、
前記タオル本体の短辺の長さをLcmとしたときに、前記タオル本体の長辺の長さは1Lcm以上5Lcm以下であり、前記タオル本体の総重量は0.8Lg以上9Lg以下であり、前記第一ループの周回りの長さは0.2Lcm以上0.7Lcm以下であり、前記第一ループの幅は0.03Lcm以上0.2Lcm以下であり、前記第二ループの周回りの長さは0.03Lcm以上0.1Lcm以下であり、前記第二ループの幅は0.03Lcm以上0.2Lcm以下である請求項2乃至4のいずれかに記載のループ付きタオル。 - 前記第一ループ及び前記第二ループは、それぞれ、綿、ポリエステル、ナイロン、或いはポリウレタンから形成される請求項1乃至5のいずれかに記載のループ付きタオル。
- 前記第一ループ及び前記第二ループの一方又は双方は、白色の素材から形成されている請求項6に記載のループ付きタオル。
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