JP3766408B2 - 車両盗難防止方法/プログラム/記録媒体/システム、処理装置、車載機 - Google Patents

車両盗難防止方法/プログラム/記録媒体/システム、処理装置、車載機 Download PDF

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本発明は、電子的処理にもとづいて、駐車場における車両の盗難などを防止する方法に関する。
電子的処理にもとづいて駐車場における車両の盗難を防止するためには、一般に、車両が駐車場に入庫するときと、駐車場から出庫するときに、車両を識別するための情報(以下、車両情報とする)と、車両の利用者を識別するための情報(以下、利用者情報とする)を取得して、車両情報と利用者情報の組が、入庫時と出庫時で一致することを認証する必要がある。
従来技術の多くも、このような認証を行っている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2002−319099号公報 特開2003−16487号公報
以上のように、従来技術においては、車両情報と利用者情報の組が、入庫時と出庫時で一致することを認証していた。すなわち、車両情報と利用者情報の2つの情報について認証処理を行っていた。
しかしながら、一般に、認証処理はコンピュータシステムに負荷がかかる。さらに、こうした車両盗難防止システムが普及すれば、負荷はますます大きくなるであろう。
本発明の目的は、認証処理を軽減した車両盗難防止方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、車載機を搭載した車両から、無線通信によって、処理装置に、車両情報が送信される。車載機は、車両情報の送信機能が停止される駐車モードに設定可能である。そして、駐車モードの解除は、車両の利用者のみが行える。
処理装置は、入庫時、駐車場のゲートの開放を待機する、または、駐車場の車室のロックを待機する車両の車載機から、車両情報を受信する。受信後、この車載機に駐車モードの設定を促し、車載機が駐車モードに設定されたのを検出してから、ゲートの開放または車室のロックを行う。出庫時、車両の車載機から車両情報を受信すれば、利用者情報に関しては、入庫時と出庫時とで同一性が確認されたことになり、通常行うような認証処理は不要である。
処理装置がゲートに関連づけられている場合は、車両情報に関しては、通常行うような認証処理が必要であるが、処理装置が車室に関連づけられている場合は、車室は個室であるため、車両情報に関しても、通常行うような認証処理は不要である。
無線通信に関しては、DSRC(Dedicated Short Range Communication)通信であることが望ましい。近年、最先端の情報通信技術を用いて、人と道路と車両を一体のシステムとして構築する高度道路交通システム(ITS:Intelligent Transport System)が提唱され、その1つとして、高速道路における自動料金収受システム(ETC:Electronic Toll Collection)が実用段階に入っている。日本のETCで使われる通信方式は、5.8GHzアクティブ方式の双方向通信DSRCである。今後、ITSは、DSRCを用いて、ETCにとどまらず、多彩なサービスを提供して新たなマーケットを形成していくことが予想されるが、本発明もその1つとして位置づけることが可能である。
以上説明したように、本発明によれば、次のような効果を有する。
第1の効果は、車載機の駐車モードの設定により、利用者情報の認証処理が不要になることである。
第2の効果は、車載機以外から利用者情報を取得して認証処理を行うと、従来技術と同じ手間で、実質的に二重に利用者情報を認証したことになり、盗難防止の確実性を高めることができることである。
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
本発明は、認証処理を軽減することを目的としてはいるが、入庫時から出庫時までの、車両と車両の利用者の同一性を確認することは当然必要である。以下では、本発明の第1から第7の実施形態が説明されているが(ただし、第7の実施形態は、車上荒らし防止方法の付加された形態であり、認証処理の軽減とは直接関係ない)、各実施形態の詳細な説明に入る前に、各実施形態において、どのように認証処理が軽減されているかを概略する。
表1には、第1から第6の各実施形態における、入庫時と出庫時の車両情報と利用者情報の取得源が示されている。
Figure 0003766408
第1の実施形態では、駐車場のゲートに処理装置が関連づけられる。そして、車両に搭載された車載機から車両情報を取得する。車載機の駐車モード設定によって利用者の同一性は維持されるので、利用者情報は取得しない。すなわち、第1の実施形態では、車両情報のみについて認証処理を行う。
第2の実施形態では、駐車場内の車室に処理装置が関連づけられる。車室は個室であるから、車両が車室に入庫してから出庫するまでの車両の同一性は維持されているので、利用者情報のみの認証を行えばよい。第2の実施形態では、車両に搭載された車載機から車両情報を取得するが、これは車両情報の認証のためではなく、車載機の駐車モードの設定によって、利用者の同一性を確認するためである。したがって、第2の実施形態では、認証処理は一切不要である。
第3の実施形態では、駐車場のゲートに処理装置が関連づけられる。第3の実施形態では、処理装置は、車載機を搭載していない車両にも対応できる。
車載機を搭載していない車両の場合、車両情報は、カメラによって車両のナンバープレートを撮影して取得し、利用者情報は、利用者の携帯端末から取得する。そして、車両情報と利用者情報の双方の認証を行う。したがって、この場合は従来技術と同様である。
車載機を搭載している車両の場合、車両情報は車載機から、利用者情報は利用者の携帯端末から取得する。そして、車両情報と利用者情報の双方の認証を行う。しかしながら、車載機の駐車モードの設定によって利用者の同一性を確認するので、利用者情報は実質的に二重に認証されていることになる。すなわち、従来技術のように、車両情報と利用者情報の双方の認証を行うが、利用者情報の認証が実質的に二重に行われることで、盗難防止の確実性が高まる。
第4の実施形態では、駐車場内の車室に処理装置が関連づけられる。車室は個室であるから、車両が車室に入庫してから出庫するまでの車両の同一性は維持されているので、利用者情報のみの認証を行えばよい。第4の実施形態では、処理装置は、車載機を搭載していない車両にも対応する。
車載機を搭載していない車両の場合、利用者情報は、利用者の携帯端末から取得する。そして、利用者情報のみの認証を行う。
車載機を搭載している車両の場合、車両情報は車載機から、利用者情報は利用者の携帯端末から取得する。そして、利用者情報のみの認証を行う。車両情報は、認証のために取得するのではなく、車載機の駐車モードの設定によって、利用者の同一性を確認するためである。したがって、第4の実施形態では、利用者情報は実質的に二重に認証されていることになり、盗難防止の確実性が高まる。
第5の実施形態、第6の実施形態は、利用者情報を、駐車券を発券する精算機から取得する点以外は、それぞれ、第7の実施形態、第8の実施形態と同様である。
以上のように、本発明では、車載機の駐車モードの設定によって、利用者情報の認証を省略できる。また、他の手段で利用者情報を取得して認証する場合は、従来技術と同じ手間で、利用者情報を実質的に二重に認証したことになるので、盗難防止の確実性を高めることができる。
以下、各実施形態について詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1を参照すると、本発明の第1の実施形態の車両盗難防止システムは、処理装置10と、車両20と、データベース30と、ゲート40と、警報装置50と、センター60を含む。処理装置10は、処理部11と、DSRC通信部12を含む。車両20は、車載機21を含む。車載機21は、DSRC通信部22を含む。
処理装置10は、駐車場のゲート40の近傍に設置される。
処理部11は、車両20が駐車場に入庫しようとしてきたときには、DSRC通信部12を介して、車両20の車両情報を受信し、受信した車両情報をデータベース30に記録する。その後、DSRC通信部12を介して、車載機21を駐車モードに設定するように促す旨の信号を送信する。車載機21が駐車モードに設定されたのを検出すると、ゲート40を開放し、車両20に入庫を促す。
ここで、車両情報とは、車両20のID、ナンバーなど、車両20を特定するための情報である。また、車載機21の駐車モードとは、車載機21が利用者以外の第3者によって無断使用されないようにロックされたモードのことである。例えば、駐車モードを解除するにはパスワード入力を必要とすることによって、利用者以外の第3者が無断使用しないようにロックする。駐車モードでは、車載機21のDSRC通信部22は、車両情報の送信機能が停止している。
処理部11は、車両20が駐車場から出庫しようとしてきたときには、DSRC通信部12を介して、車両20の車両情報を受信し、受信した車両情報が、データベース30に入庫中として含まれているかどうかを検索する。含まれていれば、ゲート40を開いて出庫を促す。含まれていなければ、警報装置50を作動して警報を鳴らすとともに、センター60へ通知する。車両20が駐車モードを解除しようとしない場合も、警報装置50を作動して警報を鳴らすとともに、センター60へ通知する。
車両20の車両情報が入庫中としてデータベース30に含まれていない場合、および、車両20が駐車モードを解除しようとしない場合は、車両20が盗難されようとしている可能性が高い。なぜなら、これらの場合、車両20の利用者以外の第3者によって利用されている可能性があるからである。
DSRC通信部12は、車両20のDSRC通信部22から、車両20の車両情報を受信して、これを処理部11に送信するとともに、処理部11から受信した各種の信号を、DSRC通信部22に送信する。
車両20は、駐車場に駐車可能なあらゆる自動車を含む。
車載機21は、車両20に取り付けられ、利用者からの入力機能、および、利用者への表示機能などを備える。利用者からの入力によって駐車モードに設定することが可能である。
DSRC通信部22は、車載機21によって制御され、処理装置10のDSRC通信部12に、車両20の車両情報を送信するともに、DSRC通信部12から、処理部11が出力した各種の信号を受信する。
データベース30は、入庫した車両20の車両情報を入庫中として保存する。
ゲート40は、処理部11からの信号により、車両20の駐車場への入庫および駐車場からの出庫を制限する。
警報装置50は、処理部11からの信号により警報を鳴らす。
センター60は、処理部11から、車両20の不正利用の通知を受信する。
次に、本実施形態の車両盗難防止システムの動作を、処理部11における処理の流れを示す図2のフローチャートを参照して、詳細に説明する。
(入庫時)
ステップ201で、処理部11は、DSRC通信部12から、車両20の車両情報を受信する。この車両情報は、駐車場に入庫しようとしている車両20のDSRC通信部22から、処理装置10のDSRC通信部12へ送信されたものである。
ステップ202で、処理部11は、受信した車両情報をデータベース30に記録する。
ステップ203で、処理部11は、DSRC通信部12を介して、DSRC通信部22に、車載機21を駐車モードにするように促す旨の信号を送信する。これに応答して、利用者は、車載機21を駐車モードにする。
ステップ204で、処理部11は、DSRC通信部12を介して、車載機21が駐車モードに設定されたことを検出する。検出は、DSRC通信部22の車両情報の送信が停止されたことを検出することによって行う。または、駐車モードに設定されたことを通知する旨の信号をDSRC通信部22から受信することによって行ってもよい。
ステップ205で、処理部11は、ゲート40を開放して、車両20に入庫を促す。このように、車両20の駐車場への入庫を、ステップ202の車両情報登録と、ステップ204の駐車モード検出にかからしめることによって、車両盗難防止の実効性を高める。
(出庫時)
ステップ211で、処理部11は、DSRC通信部12を介して、DSRC通信部22に、車載機21の駐車モードの解除を促す旨の信号を送信する。
ステップ212で、処理部11は、DSRC通信部12を介して、DSRC通信部22と通信可能かどうか判断する。すなわち、利用者が、車載機21の駐車モードを解除したかどうかを判断する。
なお、利用者が自発的に車載機21の駐車モードを解除した場合は、ステップ211とステップ212は不要である。
ステップ212で通信可能と判断した場合、ステップ213に進む。
ステップ213で、処理部11は、DSRC通信部12から、車両20の車両情報を受信する。この車両情報は、駐車場から出庫しようとしている車両20のDSRC通信部22から、処理装置10のDSRC通信部12に送信されたものである。
ステップ214で、処理部11は、ステップ213で受信した車両情報が、データベース30に入庫中として含まれているかどうかを検索する。
ステップ215で、入庫中として含まれていると判断した場合、ステップ216に進む。
ステップ216で、処理部11は、ゲート40を開放して、車両20の出庫を促す。そして、データベース30における車両20の車両情報を出庫したものとして記録する。
ステップ212で通信不可能と判断した場合、および、ステップ215で入庫記録に含まれていないと判断した場合は、ステップ217に進む。
ステップ217で、処理部11は、警報装置50を作動して、警報を鳴らす。
ステップ218で、処理部11は、センター60に、盗難の可能性が高い、車両20の不正利用を通知する。
(第2の実施の形態)
図3を参照すると、本発明の第2の実施形態の車両盗難防止システムは、処理装置10と、車両20と、警報装置50と、センター60と、車室ロック装置70を含む。処理装置10は、処理部11と、DSRC通信部12を含む。車両20は、車載機21を含む。車載機21は、DSRC通信部22を含む。
処理装置10は、駐車場の車室の近傍に設置される。
処理部11は、車両20が車室に入庫しようとしてきたときには、車室ロック装置70から車両20を検出した旨の信号を受信し、さらに、DSRC通信部12を介して、車両20の車両情報を受信する。その後、DSRC通信部12を介して、車載機21を駐車モードに設定するように促す旨の信号を送信する。車載機21が駐車モードに設定されたのを検出すると、車室ロック装置70にロックを促す旨の信号を送信する。
ここで、車両情報とは、車両20のID、ナンバーなど、車両20を特定するための情報である。また、車載機21の駐車モードとは、車載機21が利用者以外の第3者によって無断使用されないようにロックされたモードのことである。例えば、駐車モードを解除するにはパスワード入力を必要とすることによって、利用者以外の第3者が無断使用しないようにロックする。駐車モードでは、車載機21のDSRC通信部22は、車両情報の送信機能が停止している。
処理部11は、車両20が車室から出庫しようとしてきたときには、DSRC通信部12を介して、車両20の車両情報を受信し、車室ロック装置70にロックの解除を促す旨の信号を送信する。車両20が駐車モードを解除しようとしない場合は、警報装置50を作動して警報を鳴らすとともに、センター60へ通知する。
車両20が駐車モードを解除しようとしない場合は、車両20が盗難されようとしている可能性が高い。なぜなら、車両20が、車両20の利用者以外の第3者によって利用されている可能性があるからである。
DSRC通信部12は、車両20のDSRC通信部22から、車両20の車両情報を受信して、これを処理部11に送信するとともに、処理部11から受信した各種の信号を、DSRC通信部22に送信する。
車両20は、駐車場の車室に駐車可能なあらゆる自動車を含む。
車載機21は、車両20に取り付けられ、利用者からの入力機能、および、利用者への表示機能などを備える。利用者からの入力によって駐車モードに設定することが可能である。
DSRC通信部22は、車載機21によって制御され、処理装置10のDSRC通信部12に、車両20の車両情報を送信するともに、DSRC通信部12から、処理部11が出力した各種の信号を受信する。
警報装置50は、処理部11からの信号により警報を鳴らす。
センター60は、処理部11から、車両20の不正利用の通知を受信する。
車室ロック装置70は、駐車場内の各車室に備えられる。車室内に車両20が入ったのを検出すると、処理部11に車両20を検出した旨の信号を送信する。また、処理部11から車室のロックまたはロックの解除を促す旨の信号を受信すると、これに応答して、車室のロックまたはロックの解除を行う。
次に、本実施形態の車両盗難防止システムの動作を、処理部11における処理の流れを示す図4のフローチャートを参照して、詳細に説明する。
(入庫時)
ステップ401で、処理部11は、車室ロック装置70から、車両20を検出した旨の信号を受信する。
ステップ402で、処理部11は、DSRC通信部12から、車両20の車両情報を受信する。この車両情報は、車室に入庫しようとしている車両20のDSRC通信部22から、処理装置10のDSRC通信部12へ送信されたものである。
ステップ403で、処理部11は、DSRC通信部12を介して、DSRC通信部22に、車載機21を駐車モードにするように促す旨の信号を送信する。これに応答して、利用者は、車載機21を駐車モードにする。
ステップ405で、処理部11は、DSRC通信部12を介して、車載機21が駐車モードに設定されたことを検出する。検出は、DSRC通信部22の車両情報の送信が停止されたことを検出することによって行う。または、駐車モードに設定されたことを通知する旨の信号をDSRC通信部22から受信することによって行ってもよい。
ステップ406で、処理部11は、車室ロック装置70に、ロックを促す旨の信号を送信する。これに応答して、車室ロック装置70は、車室をロックし、車両20を閉じ込める。このように、車室のロックを、ステップ402の車両情報受信と、ステップ404の駐車モード検出にかからしめることによって、車両盗難防止の実効性を高める。
(出庫時)
ステップ411で、処理部11は、DSRC通信部12を介して、DSRC通信部22に、車載機21の駐車モードの解除を促す旨の信号を送信する。
ステップ412で、処理部11は、DSRC通信部12を介して、DSRC通信部22と通信可能かどうか判断する。すなわち、利用者が、車載機21の駐車モードを解除したかどうかを判断する。
なお、利用者が自発的に車載機21の駐車モードを解除した場合は、ステップ411とステップ412は不要である。
ステップ412で通信可能と判断した場合、ステップ413に進む。
ステップ413で、処理部11は、DSRC通信部12から、車両20の車両情報を受信する。この車両情報は、車室から出庫しようとしている車両20のDSRC通信部22から、処理装置10のDSRC通信部12に送信されたものである。
ステップ414で、処理部11は、車室ロック装置70に、ロックの解除を促す旨の信号を送信する。これに応答して、車室ロック装置70は、車室のロックを解除し、車両20の出庫を促す。
ステップ412で通信不可能と判断した場合は、ステップ417に進む。
ステップ417で、処理部11は、警報装置50を作動して、警報を鳴らす。
ステップ418で、処理部11は、センター60に、盗難の可能性が高い、車両20の不正利用を通知する。
(第3の実施の形態)
図5を参照すると、本発明の第3の実施形態の車両盗難防止システムは、処理装置10と、車両20と、データベース30と、ゲート40と、警報装置50と、センター60と、カメラ80と、携帯端末90を含む。処理装置10は、処理部11と、DSRC通信部12を含む。車両20は、車載機21を含む。車載機21は、DSRC通信部22を含む。
処理装置10は、駐車場のゲート40の近傍に設置される。
処理部11は、車両20が駐車場に入庫しようとしてきたとき、次の方法で、車両20の車両情報と、車両20の利用者の利用者情報を取得できる。
(1)DSRC通信部12を介して、車載機21から車両情報を取得する。
(2)車両20のナンバープレートを撮影するカメラから撮影データを受信し、撮影データから、車両20のナンバーを車両情報として取得する。
(3)携帯端末91から無線通信で、または、携帯端末90とネットワークを介して接続するセンター60から利用者情報を取得する。
ここで、車両情報とは、車両20のID、ナンバーなど、車両20を特定するための情報である。利用者情報とは、車両20の利用者のID、氏名など、利用者を特定するための情報である。
車両20が車載機21を搭載していない場合、処理部11は、上記(2)の方法によって車両情報を、上記(3)の方法で利用者情報を取得する。取得した車両情報と利用者情報は組にして、データベース30に記録する。その後、ゲート40を開放し、車両20に入庫を促す。
車両20が車載機21を搭載している場合、処理部11は、上記(1)の方法によって車両情報を、上記(3)の方法で利用者情報を取得する。取得した車両情報と利用者情報は組にして、データベース30に記録する。その後、DSRC通信部12を介して、車載機21を駐車モードに設定するように促す旨の信号を送信する。車載機21が駐車モードに設定されたのを検出すると、ゲート40を開放し、車両20に入庫を促す。
ここで、車載機21の駐車モードとは、車載機21が利用者以外の第3者によって無断使用されないようにロックされたモードのことである。例えば、駐車モードを解除するにはパスワード入力を必要とすることによって、利用者以外の第3者が無断使用しないようにロックする。駐車モードでは、車載機21のDSRC通信部22は車両情報の送信機能が停止している。
処理部11は、車両20が駐車場から出庫しようとしてきたときには、入庫しようとしてきた場合と同一の方法で、車両情報と利用者情報を受信し、受信した車両情報と利用者情報の組が、データベース30の入庫中として含まれているかどうかを検索する。含まれていれば、ゲート40を開いて出庫を促す。含まれていなければ、警報装置50を作動して警報を鳴らすとともに、センター60へ通知する。車両20が車載機21を搭載している場合、車両20が駐車モードを解除しようとしない場合も、警報装置50を作動して警報を鳴らすとともに、センター60へ通知する。
車両情報と利用者情報の組が入庫中として含まれていない場合、および、車両20が駐車モードを解除しようとしない場合は、車両20が盗難されようとしている可能性が高い。なぜなら、これらの場合、車両20の利用者以外の第3者によって利用されている可能性があるからである。
DSRC通信部12は、車両20のDSRC通信部22から、車両20の車両情報を受信して、これを処理部11に送信するとともに、処理部11から受信した各種の信号を、DSRC通信部22に送信する。
車両20は、駐車場に駐車可能なあらゆる自動車を含む。
車載機21は、車両20に取り付けられ、利用者からの入力機能、および、利用者への表示機能などを備える。利用者からの入力によって駐車モードに設定することが可能である。
DSRC通信部22は、車載機21によって制御され、処理装置10のDSRC通信部12に、車両20の車両情報を送信するともに、DSRC通信部12から、処理部11が出力した各種の信号を受信する。
データベース30は、入庫した車両20の車両情報と利用者情報を組にして、入庫中として保存する。
ゲート40は、処理部11からの信号により、車両20の駐車場への入庫および駐車場からの出庫を制限する。
警報装置50は、処理部11からの信号により警報を鳴らす。
センター60は、処理部11から、車両20の不正利用の通知を受信する。また、携帯端末90から、ネットワークを介して、車両20の利用者の利用者情報を受信して、処理部11に送信する。
カメラ80は、車両20のナンバープレート近傍を撮影して、その撮影データを処理部11に送信する。
携帯端末90は、車両20の利用者の利用者情報を、直接またはネットワークを介して接続されたセンター60を介して、処理部11に送信する。
次に、本実施形態の車両盗難防止システムの動作を、処理部11における処理の流れを示す図6、7のフローチャートを参照して、詳細に説明する。
図6を参照すると、車載機21を搭載していない車両20に対する、処理部11における処理の流れを示すフローチャートが示されている。
(入庫時)
ステップ601で、処理部11は、携帯端末90から、車両20の利用者の利用者情報を受信する。
ステップ602で、処理部11は、カメラ80から、車両20のナンバープレートを撮影した撮影データを受信する。
ステップ603で、処理部11は、ステップ602で受信した撮影データから、車両20のナンバーを車両情報として抽出する。
ステップ604で、処理部11は、ステップ601で取得した利用者情報と、ステップ603で取得した車両情報を組にして、データベース30に記録する。
ステップ605で、処理部11は、ゲート40を開放して、車両20に入庫を促す。
(出庫時)
ステップ611で、処理部11は、携帯端末90から、車両20の利用者の利用者情報を受信する。
ステップ612で、処理部11は、カメラ80から、車両20のナンバープレートを撮影した撮影データを受信する。
ステップ613で、処理部11は、ステップ602で受信した撮影データから、車両20のナンバーを車両情報として抽出する。
ステップ614で、処理部11は、ステップ611で取得した利用者情報と、ステップ613で取得した車両情報の組が、データベース30に入庫中として含まれているかどうかを検索する。
ステップ615で、入庫中として含まれていると判断した場合、ステップ616に進む。
ステップ616で、処理部11は、ゲート40を開放して、車両20の出庫を促す。そして、データベース30の車両20の車両情報と利用者情報の組を出庫したものとして記録する。
ステップ615で入庫中として含まれていないと判断した場合は、ステップ617に進む。
ステップ617で、処理部11は、警報装置50を作動して、警報を鳴らす。
ステップ618で、処理部11は、センター60に、盗難の可能性が高い、車両20の不正利用を通知する。
図7を参照すると、車載機21を搭載している車両20に対する、処理部11における処理の流れを示すフローチャートが示されている。なお、車両20が車載機21を搭載している場合、本実施形態は構成として第1の実施形態を含んでいるから、第1の実施形態の処理(図2)を実行することも可能である。
(入庫時)
ステップ701で、処理部11は、携帯端末90から、車両20の利用者の利用者情報を受信する。
ステップ702で、処理部11は、DSRC通信部12から、車両20の車両情報を受信する。この車両情報は、駐車場に入庫しようとしている車両20のDSRC通信部22から、処理装置10のDSRC通信部12へ送信されたものである。
ステップ703で、処理部11は、受信した利用者情報と車両情報を組にして、データベース30に記録する。
ステップ704で、処理部11は、DSRC通信部12を介して、DSRC通信部22に、車載機21を駐車モードにするように促す旨の信号を送信する。これに応答して、利用者は、車載機21を駐車モードにする。
ステップ705で、処理部11は、DSRC通信部12を介して、車載機21が駐車モードに設定されたことを検出する。検出は、DSRC通信部22の車両情報の送信が停止されたことを検出することによって行う。または、駐車モードに設定されたことを通知する旨の信号をDSRC通信部22から受信することによって行ってもよい。
ステップ706で、処理部11は、ゲート40を開放して、車両20に入庫を促す。このように、駐車場への入庫を、ステップ703の利用者情報と車両情報の登録と、ステップ704の駐車モード検出にかからしめることによって、車両盗難防止の実効性を高める。
(出庫時)
ステップ711で、処理部11は、携帯端末90から、車両20の利用者の利用者情報を受信する。
ステップ712で、処理部11は、DSRC通信部12を介して、DSRC通信部22に、車載機21の駐車モードの解除を促す旨の信号を送信する。
ステップ713で、処理部11は、DSRC通信部12を介して、DSRC通信部22と通信可能かどうか判断する。すなわち、利用者が、車載機21の駐車モードを解除したかどうかを判断する。
なお、利用者が自発的に車載機21の駐車モードを解除した場合は、ステップ712とステップ713は不要である。
ステップ713で通信可能と判断した場合、ステップ714に進む。
ステップ714で、処理部11は、DSRC通信部12から、車両20の車両情報を受信する。この車両情報は、駐車場から出庫しようとしている車両20のDSRC通信部22から、処理装置10のDSRC通信部12に送信されたものである。
ステップ715で、処理部11は、ステップ711で受信した利用者情報と、ステップ714で受信した車両情報の組が、データベース30に入庫中として含まれているかどうかを検索する。
ステップ716で、入庫中として含まれていると判断した場合、ステップ717に進む。
ステップ717で、処理部11は、ゲート40を開放して、車両20の出庫を促す。そして、データベース30の利用者情報と車両情報の組を出庫したものとして保存する。
ステップ713で通信不可能と判断した場合、および、ステップ716で入庫記録に含まれていないと判断した場合は、ステップ718に進む。
ステップ718で、処理部11は、警報装置50を作動して、警報を鳴らす。
ステップ719で、処理部11は、センター60に、盗難の可能性が高い、車両20の不正利用を通知する。
(第4の実施形態)
図8を参照すると、本発明の第4の実施形態の車両盗難防止システムは、処理装置10と、車両20と、データベース30と、警報装置50と、センター60と、車室ロック装置70と、携帯端末90を含む。処理装置10は、処理部11と、DSRC通信部12を含む。車両20は、車載機21を含む。車載機21は、DSRC通信部22を含む。
処理装置10は、駐車場内の車室の近傍に設置される。
処理部11は、車両20が車室に入庫しようとしてきたとき、DSRC通信部12を介して、車載機21から車両20の車両情報を取得する。また、携帯端末90から無線通信で、または、携帯端末90とネットワークを介して接続するセンター60から、車両20の利用者の利用者情報を取得する。
ここで、車両情報とは、車両20のID、ナンバーなど、車両20を特定するための情報である。利用者情報とは、車両20の利用者のID、氏名など、利用者を特定するための情報である。
車両20が車載機21を搭載していない場合、利用者情報のみを取得する。取得した利用者情報はデータベース30に記録する。その後、車室ロック装置70にロックを促す旨の信号を送信する。
車両20が車載機21を搭載している場合、処理部11は、車両情報と利用者情報を取得する。取得した利用者情報はデータベース30に記録する。その後、DSRC通信部12を介して、車載機21を駐車モードに設定するように促す旨の信号を送信する。車載機21が駐車モードに設定されたのを検出すると、車室ロック装置70にロックを促す旨の信号を送信する。
ここで、車載機21の駐車モードとは、車載機21が利用者以外の第3者によって無断使用されないようにロックされたモードのことである。例えば、駐車モードを解除するにはパスワード入力を必要とすることによって、利用者以外の第3者が無断使用しないようにロックする。駐車モードでは、車載機21のDSRC通信部22は、車両情報の送信機能が停止している。
処理部11は、車両20が駐車場から出庫しようとしてきたときには、入庫しようとしてきた場合と同様に、利用者情報、または、利用者情報と車両情報を受信し、受信した利用者情報が、データベース30に入庫中として含まれているかどうかを検索する。含まれていれば、車室ロック装置70にロックを促す旨の信号を送信する。含まれていなければ、警報装置50を作動して警報を鳴らすとともに、センター60へ通知する。車両20が車載機21を搭載している場合において、車両20が駐車モードを解除しようとしない場合も、警報装置50を作動して警報を鳴らすとともに、センター60へ通知する。
利用者情報が入庫中として含まれていない場合、および、車両20が駐車モードを解除しようとしない場合は、車両20が盗難されようとしている可能性が高い。なぜなら、これらの場合、車両20の利用者以外の第3者によって利用されている可能性があるからである。
DSRC通信部12は、車両20のDSRC通信部22から、車両20の車両情報を受信して、これを処理部11に送信するとともに、処理部11から受信した各種の信号を、DSRC通信部22に送信する。
車両20は、駐車場に駐車可能なあらゆる自動車を含む。
車載機21は、車両20に取り付けられ、利用者からの入力機能、および、利用者への表示機能などを備える。利用者からの入力によって駐車モードに設定することが可能である。
DSRC通信部22は、車載機21によって制御され、処理装置10のDSRC通信部12に、車両20の車両情報を送信するともに、DSRC通信部12から、処理部11が出力した各種の信号を受信する。
データベース30は、入庫した車両20の利用者情報を入庫中として保存する。
警報装置50は、処理部11からの信号により警報を鳴らす。
センター60は、処理部11から、車両20の不正利用の通知を受信する。また、携帯端末90から、ネットワークを介して、車両20の利用者の利用者情報を受信して、処理部11に送信する。
車室ロック装置70は、駐車場内の各車室に備えられる。車室内に車両20が入ったのを検出すると、処理部11に車両20を検出した旨の信号を送信する。また、処理部11から車室のロックまたはロックの解除を促す旨の信号を受信すると、これに応答して、車室のロックまたはロックの解除を行う。
携帯端末90は、車両20の利用者の利用者情報を、直接またはネットワークを介して接続されたセンター60を介して、処理部11に送信する。
次に、本実施形態の車両盗難防止システムの動作を、処理部11における処理の流れを示す図9、10のフローチャートを参照して、詳細に説明する。
図9を参照すると、車載機21を搭載していない車両20に対する、処理部11における処理の流れを示すフローチャートが示されている。
(入庫時)
ステップ901で、処理部11は、車室ロック装置70から、車両20を検出した旨の信号を受信する。
ステップ902で、処理部11は、携帯端末90から、車両20の利用者情報を受信する。
ステップ903で、処理部11は、ステップ902で受信した利用者情報をデータベース30に記録する。
ステップ904で、処理部11は、車室ロック装置70に、ロックを促す旨の信号を送信する。これに応答して、車室ロック装置70は、車室をロックし、車両20を閉じ込める。
(出庫時)
ステップ911で、処理部11は、携帯端末90から、車両20の利用者情報を受信する。
ステップ912で、処理部11は、ステップ911で取得した利用者情報がデータベース30の入庫中として含まれているかどうかを検索する。
ステップ913で、入庫中として含まれていると判断した場合、ステップ914に進む。
ステップ914で、処理部11は、車室ロック装置70に、ロックの解除を促す旨の信号を送信する。これに応答して、車室ロック装置70は、車室のロックを解除し、車両20の出庫を促す。そして、データベース30の車両20の利用者情報を出庫したものとして保存する。
ステップ913で入庫中として含まれていないと判断した場合は、ステップ915に進む。
ステップ915で、処理部11は、警報装置50を作動して、警報を鳴らす。
ステップ916で、処理部11は、センター60に、盗難の可能性が高い、車両20の不正利用を通知する。
図7を参照すると、車載機21を搭載している車両20に対する、処理部11における処理の流れを示すフローチャートが示されている。なお、車両20が車載機21を搭載している場合、本実施形態は構成として第2の実施形態を含んでいるから、第2の実施形態の処理(図4)を実行することも可能である。
(入庫時)
ステップ1001で、処理部11は、車室ロック装置70から、車両20を検出した旨の信号を受信する。
ステップ1002で、処理部11は、携帯端末90から、車両20の利用者情報を受信する。
ステップ1003で、処理部11は、DSRC通信部12から、車両20の車両情報を受信する。この車両情報は、車室に入庫しようとしている車両20のDSRC通信部22から、処理装置10のDSRC通信部12へ送信されたものである。
ステップ1004で、処理部11は、受信した利用者情報をデータベース30に記録する。
ステップ1005で、処理部11は、DSRC通信部12を介して、DSRC通信部22に、車載機21を駐車モードにするように促す旨の信号を送信する。これに応答して、利用者は、車載機21を駐車モードにする。
ステップ1006で、処理部11は、DSRC通信部12を介して、車載機21が駐車モードに設定されたことを検出する。検出は、DSRC通信部22の車両情報の送信が停止されたことを検出することによって行う。または、駐車モードに設定されたことを通知する旨の信号をDSRC通信部22から受信することによって行ってもよい。
ステップ1007で、処理部11は、車室ロック装置70に、ロックを促す旨の信号を送信する。これに応答して、車室ロック装置70は、車室をロックし、車両20を閉じ込める。このように、車室への入庫を、ステップ1004の利用者情報の登録と、ステップ1006の駐車モード検出にかからしめることによって、車両盗難防止の実効性を高める。
(出庫時)
ステップ1011で、処理部11は、携帯端末90から、車両20の利用者情報を受信する。
ステップ1012で、処理部11は、DSRC通信部12を介して、DSRC通信部22に、車載機21の駐車モードの解除を促す旨の信号を送信する。
ステップ1013で、処理部11は、DSRC通信部12を介して、DSRC通信部22と通信可能かどうか判断する。すなわち、利用者が、車載機21の駐車モードを解除したかどうかを判断する。
なお、利用者が自発的に車載機21の駐車モードを解除した場合は、ステップ1012とステップ1013は不要である。
ステップ1013で通信可能と判断した場合、ステップ1014に進む。
ステップ1014で、処理部11は、DSRC通信部12から、車両20の車両情報を受信する。この車両情報は、駐車場から出庫しようとしている車両20のDSRC通信部22から、処理装置10のDSRC通信部12に送信されたものである。
ステップ1016で、処理部11は、ステップ1011で受信した利用者情報が、データベース30に入庫中として含まれているかどうかを検索する。
ステップ1016で、入庫中として含まれていると判断した場合、ステップ1017に進む。
ステップ1017で、処理部11は、車室ロック装置70に、ロックの解除を促す旨の信号を送信する。これに応答して、車室ロック装置70は、車室のロックを解除し、車両20の出庫を促す。そして、データベース30の車両20の利用者情報を出庫したものとして保存する。
ステップ1013で通信不可能と判断した場合、および、ステップ1016で入庫中として含まれていないと判断した場合は、ステップ1018に進む。
ステップ1017で、処理部11は、警報装置50を作動して、警報を鳴らす。
ステップ1018で、処理部11は、センター60に、盗難の可能性が高い、車両20の不正利用を通知する。
(第5の実施の形態)
図11を参照すると、本発明の第5の実施形態の車両盗難防止システムは、処理装置10と、車両20と、データベース30と、ゲート40と、警報装置50と、センター60と、カメラ80と、精算機100を含む。処理装置10は、処理部11と、DSRC通信部12を含む。車両20は、車載機21を含む。車載機21は、DSRC通信部22を含む。
処理装置10は、駐車場のゲート40の近傍に設置される。
処理部11は、車両20が駐車場に入庫しようとしてきたとき、次の方法で、車両20の車両情報と利用者情報を取得できる。
(1)DSRC通信部12を介して、車載機21から車両情報を取得する。
(2)車両20のナンバープレートを撮影するカメラ80から撮影データを受信し、この撮影データから、車両20のナンバーを車両情報として取得する。
(3)精算機100の駐車券の発券の際、利用者が精算機100に入力する利用者情報を精算機100から取得する(この際、精算機100は同時に、駐車券に利用者情報を書き込む)。
ここで、車両情報とは、車両20のID、ナンバーなど、車両20を特定するための情報である。利用者情報とは、車両20の利用者のID、氏名など、利用者を特定するための情報である。
車両20が車載機21を搭載していない場合、処理部11は、上記(2)の方法によって車両情報を、上記(3)の方法で利用者情報を取得する。取得した車両情報と利用者情報を組にしてデータベース30に記録する。その後、ゲート40を開放し、車両20に入庫を促す。
車両20が車載機21を搭載している場合、処理部11は、上記(1)の方法によって車両情報を、上記(3)の方法で利用者情報を取得する。取得した車両情報と利用者情報は組にして、データベース30に記録する。その後、DSRC通信部12を介して、車載機21を駐車モードに設定するように促す旨の信号を送信する。車載機21が駐車モードに設定されたのを検出すると、ゲート40を開放し、車両20に入庫を促す。
ここで、車載機21の駐車モードとは、車載機21が利用者以外の第3者によって無断使用されないようにロックされたモードのことである。例えば、駐車モードを解除するにはパスワード入力を必要とすることによって、利用者以外の第3者が無断使用しないようにロックする。駐車モードでは、車載機21のDSRC通信部22は、車両情報の送信機能が停止している。
処理部11は、車両20が駐車場から出庫しようとしてきたときには、次の方法で、車両20の車両情報と利用者情報を取得する。
(1)DSRC通信部12を介して、車載機21から車両情報を取得する。
(2)車両20のナンバープレートを撮影するカメラ80から撮影データを受信し、この撮影データから、車両20のナンバーを車両情報として取得する。
(3)利用者が精算する際、精算機100に駐車券を挿入し、精算機が読み取る、駐車券に記録された利用者情報を精算機100から取得する。
車両20が車載機21を搭載していない場合、処理部11は、上記(2)の方法によって車両情報を、上記(3)の方法で利用者情報を取得する。車両20が車載機21を搭載している場合、処理部11は、上記(1)の方法によって車両情報を、上記(3)の方法で利用者情報を取得する。受信した車両情報と利用者情報の組が、データベース30の入庫中として含まれているかどうかを検索する。含まれていれば、ゲート40を開いて出庫を促す。含まれていなければ、警報装置50を作動して警報を鳴らすとともに、センター60へ通知する。車両20が車載機21を搭載している場合、車両20が駐車モードを解除しようとしない場合も、警報装置50を作動して警報を鳴らすとともに、センター60へ通知する。
車両情報と利用者情報の組が入庫中として含まれていない場合、および、車両20が駐車モードを解除しようとしない場合は、車両20が盗難されようとしている可能性が高い。なぜなら、これらの場合、車両20の利用者以外の第3者によって利用されている可能性があるからである。
DSRC通信部12は、車両20のDSRC通信部22から、車両20の車両情報を受信して、これを処理部11に送信するとともに、処理部11から受信した各種の信号を、DSRC通信部22に送信する。
車両20は、駐車場に駐車可能なあらゆる自動車を含む。
車載機21は、車両20に取り付けられ、利用者からの入力機能、および、利用者への表示機能などを備える。利用者からの入力によって駐車モードに設定することが可能である。
DSRC通信部22は、車載機21によって制御され、処理装置10のDSRC通信部12に、車両20の車両情報を送信するともに、DSRC通信部12から、処理部11が出力した各種の信号を受信する。
データベース30は、入庫した車両20の車両情報と利用者情報を組にして、入庫中として保存する。
ゲート40は、処理部11からの信号により、車両20の駐車場への入庫および駐車場からの出庫を制限する。
警報装置50は、処理部11からの信号により警報を鳴らす。
センター60は、処理部11から、車両20の不正利用の通知を受信する。
カメラ80は、車両20のナンバープレート近傍を撮影して、その撮影データを処理部11に送信する。
精算機100は、入庫時、利用者に駐車券を発行し、その際、利用者から利用者情報の入力を受ける。この利用者情報は、処理部11に送信するとともに、駐車券に記録する。出庫時、利用者によって駐車券が挿入されると、駐車券に記録された利用者情報を読み取って、処理部11に送信する。
次に、本実施形態の車両盗難防止システムの動作を、処理部11における処理の流れを示す図12、13のフローチャートを参照して、詳細に説明する。
図12を参照すると、車載機21を搭載していない車両20に対する、処理部11における処理の流れを示すフローチャートが示されている。
(入庫時)
ステップ1201で、処理部11は、精算機100を介して、利用者が入力した車両20の利用者情報を受信する。
ステップ1202で、処理部11は、カメラ80から、車両20のナンバープレートを撮影した撮影データを受信する。
ステップ1203で、処理部11は、ステップ602で受信した撮影データから、車両20のナンバーを車両情報として抽出する。
ステップ1204で、処理部11は、ステップ1201で取得した利用者情報と、ステップ1203で取得した車両情報を組にして、データベース30に記録する。
ステップ1205で、処理部11は、ゲート40を開放して、車両20に入庫を促す。
(出庫時)
ステップ1211で、処理部11は、精算機100から、精算機100が挿入された駐車券から読み取った利用者情報を受信する。
ステップ1212で、処理部11は、カメラ80から、車両20のナンバープレートを撮影した撮影データを受信する。
ステップ1213で、処理部11は、ステップ1212で受信した撮影データから、車両20のナンバーを車両情報として抽出する。
ステップ1214で、処理部11は、ステップ1211で取得した利用者情報と、ステップ1213で取得した車両情報の組が、データベース30に入庫中として含まれているかどうかを検索する。
ステップ1215で、入庫中として含まれていると判断した場合、ステップ1216に進む。
ステップ1216で、処理部11は、ゲート40を開放して、車両20の出庫を促す。そして、データベース30の車両20の車両情報と利用者情報の組を出庫したものとして保存する。
ステップ1215で入庫中として含まれていないと判断した場合は、ステップ1217に進む。
ステップ1217で、処理部11は、警報装置50を作動して、警報を鳴らす。
ステップ1218で、処理部11は、センター60に、盗難の可能性が高い、車両20の不正利用を通知する。
図13を参照すると、車載機21を搭載している車両20に対する、処理部11における処理の流れを示すフローチャートが示されている。なお、車両20が車載機21を搭載している場合、本実施形態は構成として第1の実施形態を含んでいるから、第1の実施形態の処理(図2)を実行することも可能である。
(入庫時)
ステップ1301で、処理部11は、精算機100を介して、利用者が入力した車両20の利用者情報を受信する。
ステップ1302で、処理部11は、DSRC通信部12から、車両20の車両情報を受信する。この車両情報は、駐車場に入庫しようとしている車両20のDSRC通信部22から、処理装置10のDSRC通信部12へ送信されたものである。
ステップ1303で、処理部11は、受信した利用者情報と車両情報を組にして、データベース30に記録する。
ステップ1304で、処理部11は、DSRC通信部12を介して、DSRC通信部22に、車載機21を駐車モードにするように促す旨の信号を送信する。これに応答して、利用者は、車載機21を駐車モードにする。
ステップ1305で、処理部11は、DSRC通信部12を介して、車載機21が駐車モードに設定されたことを検出する。検出は、DSRC通信部22の車両情報の送信が停止されたことを検出することによって行う。または、駐車モードに設定されたことを通知する旨の信号をDSRC通信部22から受信することによって行ってもよい。
ステップ1306で、処理部11は、ゲート40を開放して、車両20に入庫を促す。このように、駐車場への入庫を、ステップ1303の利用者情報と車両情報の登録と、ステップ1304の駐車モード検出にかからしめることによって、車両盗難防止の実効性を高める。
(出庫時)
ステップ1311で、処理部11は、精算機100から、精算機100が挿入された駐車券から読み取った利用者情報を受信する。
ステップ1312で、処理部11は、DSRC通信部12を介して、DSRC通信部22に、車載機21の駐車モードの解除を促す旨の信号を送信する。
ステップ1313で、処理部11は、DSRC通信部12を介して、DSRC通信部22と通信可能かどうか判断する。すなわち、利用者が、車載機21の駐車モードを解除したかどうかを判断する。
なお、利用者が自発的に車載機21の駐車モードを解除した場合は、ステップ1312とステップ1313は不要である。
ステップ1313で通信可能と判断した場合、ステップ1314に進む。
ステップ1314で、処理部11は、DSRC通信部12から、車両20の車両情報を受信する。この車両情報は、駐車場から出庫しようとしている車両20のDSRC通信部22から、処理装置10のDSRC通信部12に送信されたものである。
ステップ1315で、処理部11は、ステップ1311で受信した利用者情報と、ステップ1314で受信した車両情報の組が、データベース30に入庫中として含まれているかどうかを検索する。
ステップ1316で、入庫中として含まれていると判断した場合、ステップ1317に進む。
ステップ1317で、処理部11は、ゲート40を開放して、車両20の出庫を促す。そして、データベース30の利用者情報と車両情報の組を出庫したものとして保存する。
ステップ1313で通信不可能と判断した場合、および、ステップ1316で入庫中として含まれていないと判断した場合は、ステップ1318に進む。
ステップ1318で、処理部11は、警報装置50を作動して、警報を鳴らす。
ステップ1319で、処理部11は、センター60に、盗難の可能性が高い、車両20の不正利用を通知する。
(第6の実施の形態)
図14を参照すると、本発明の第6の実施形態の車両盗難防止システムは、処理装置10と、車両20と、データベース30と、警報装置50と、センター60と、車室ロック装置70と、精算機100を含む。処理装置10は、処理部11と、DSRC通信部12を含む。車両20は、車載機21を含む。車載機21は、DSRC通信部22を含む。
処理装置10は、駐車場内の車室の近傍に設置される。
処理部11は、車両20が車室に入庫しようとしてきたとき、次の方法で、車両20の車両情報と利用者情報を取得する。
(1)DSRC通信部12を介して、車載機21から車両情報を取得する。
(2)精算機100の駐車券の発券の際、利用者が精算機100に入力する利用者情報を精算機100から取得する(この際、精算機100は同時に、駐車券に利用者情報を書き込む)。
ここで、車両情報とは、車両20のID、ナンバーなど、車両20を特定するための情報である。利用者情報とは、車両20の利用者のID、氏名など、利用者を特定するための情報である。
車両20が車載機21を搭載していない場合、処理部11は、上記(2)の方法で利用者情報のみを取得する。取得した利用者情報はデータベース30に記録する。その後、車室ロック装置70にロックを促す旨の信号を送信する。
車両20が車載機21を搭載している場合、処理部11は、上記(1)の方法によって車両情報を、上記(2)の方法で利用者情報を取得する。取得した利用者情報はデータベース30に記録する。その後、DSRC通信部12を介して、車載機21を駐車モードに設定するように促す旨の信号を送信する。車載機21が駐車モードに設定されたのを検出すると、車室ロック装置70にロックを促す旨の信号を送信する。
ここで、車載機21の駐車モードとは、車載機21が利用者以外の第3者によって無断使用されないようにロックされたモードのことである。例えば、駐車モードを解除するにはパスワード入力を必要とすることによって、利用者以外の第3者が無断使用しないようにロックする。駐車モードでは、車載機21のDSRC通信部22は、車両情報の送信機能が停止している。
処理部11は、車両20が車室から出庫しようとしてきたときには、次の方法で、車両20の車両情報と利用者情報を取得する。
(1)DSRC通信部12を介して、車載機21から車両情報を取得する。
(2)利用者が精算する際、精算機100に駐車券を挿入し、精算機が読み取る、駐車券に記録された利用者情報を精算機100から取得する。
車両20が車載機21を搭載していない場合、処理部11は、上記(2)の方法で利用者情報のみを取得する。車両20が車載機21を搭載している場合、処理部11は、上記(1)の方法によって車両情報を、上記(2)の方法で利用者情報を取得する。その後、取得した利用者情報が、データベース30に入庫中として含まれているかどうかを検索する。含まれていれば、車室ロック装置70にロックの解除を促す旨の信号を送信する。含まれていなければ、警報装置50を作動して警報を鳴らすとともに、センター60へ通知する。車両20が車載機21を搭載している場合、車両20が駐車モードを解除しようとしない場合も、警報装置50を作動して警報を鳴らすとともに、センター60へ通知する。
車両情報と利用者情報の組が入庫中そして含まれていない場合、および、車両20が駐車モードを解除しようとしない場合は、車両20が盗難されようとしている可能性が高い。なぜなら、これらの場合、車両20の利用者以外の第3者によって利用されている可能性があるからである。
DSRC通信部12は、車両20のDSRC通信部22から、車両20の車両情報を受信して、これを処理部11に送信するとともに、処理部11から受信した各種の信号を、DSRC通信部22に送信する。
車両20は、駐車場に駐車可能なあらゆる自動車を含む。
車載機21は、車両20に取り付けられ、利用者からの入力機能、および、利用者への表示機能などを備える。利用者からの入力によって駐車モードに設定することが可能である。
DSRC通信部22は、車載機21によって制御され、処理装置10のDSRC通信部12に、車両20の車両情報を送信するともに、DSRC通信部12から、処理部11が出力した各種の信号を受信する。
データベース30は、入庫した車両20の利用者情報を入庫中として保存する。
警報装置50は、処理部11からの信号により警報を鳴らす。
センター60は、処理部11から、車両20の不正利用の通知を受信する。
車室ロック装置70は、駐車場内の各車室に備えられる。車室内に車両20が入ったのを検出すると、処理部11に車両20を検出した旨の信号を送信する。また、処理部11から車室のロックまたはロックの解除を促す旨の信号を受信すると、これに応答して、車室のロックまたはロックの解除を行う。
精算機100は、入庫時、利用者に駐車券を発行し、その際、利用者から利用者情報の入力を受ける。この利用者情報は、処理部11に送信するとともに、駐車券に記録する。出庫時、利用者によって駐車券が挿入されると、駐車券に記録された利用者情報を読み取って、処理部11に送信する。
次に、本実施形態の車両盗難防止システムの動作を、処理部11における処理の流れを示す図15、16のフローチャートを参照して、詳細に説明する。
図15を参照すると、車載機21を搭載していない車両20に対する、処理部11における処理の流れを示すフローチャートが示されている。
(入庫時)
ステップ1501で、処理部11は、車室ロック装置70から、車両20を検出した旨の信号を受信する。
ステップ1502で、処理部11は、精算機100を介して、利用者が入力した車両20の利用者情報を受信する。
ステップ1503で、処理部11は、ステップ1502で受信した利用者情報をデータベース30に記録する。
ステップ1504で、処理部11は、車室ロック装置70に、ロックを促す旨の信号を送信する。これに応答して、車室ロック装置70は、車室をロックし、車両20を閉じ込める。
(出庫時)
ステップ1511で、処理部11は、精算機100から、精算機100が挿入された駐車券から読み取った利用者情報を受信する。
ステップ1512で、処理部11は、ステップ1511で取得した利用者情報がデータベース30に入庫中として含まれているかどうかを検索する。
ステップ1513で、入庫中として含まれていると判断した場合、ステップ1514に進む。
ステップ1514で、処理部11は、車室ロック装置70に、ロックの解除を促す旨の信号を送信する。これに応答して、車室ロック装置70は、車室のロックを解除し、車両20の出庫を促す。そして、データベース30の車両20の利用者情報を出庫したものとして保存する。
ステップ1513で入庫中として含まれていないと判断した場合は、ステップ1515に進む。
ステップ1515で、処理部11は、警報装置50を作動して、警報を鳴らす。
ステップ1516で、処理部11は、センター60に、盗難の可能性が高い、車両20の不正利用を通知する。
図16を参照すると、車載機21を搭載している車両20に対する、処理部11における処理の流れを示すフローチャートが示されている。なお、車両20が車載機21を搭載している場合、本実施形態は構成として第2の実施形態を含んでいるから、第2の実施形態の処理(図4)を実行することも可能である。
(入庫時)
ステップ1601で、処理部11は、車室ロック装置70から、車両20を検出した旨の信号を受信する。
ステップ1602で、処理部11は、精算機100を介して、利用者が入力した車両20の利用者情報を受信する。
ステップ1603で、処理部11は、DSRC通信部12から、車両20の車両情報を受信する。この車両情報は、車室に入庫しようとしている車両20のDSRC通信部22から、処理装置10のDSRC通信部12へ送信されたものである。
ステップ1604で、処理部11は、受信した利用者情報をデータベース30に記録する。
ステップ1605で、処理部11は、DSRC通信部12を介して、DSRC通信部22に、車載機21を駐車モードにするように促す旨の信号を送信する。これに応答して、利用者は、車載機21を駐車モードにする。
ステップ1606で、処理部11は、DSRC通信部12を介して、車載機21が駐車モードに設定されたことを検出する。検出は、DSRC通信部22の車両情報の送信が停止されたことを検出することによって行う。または、駐車モードに設定されたことを通知する旨の信号をDSRC通信部22から受信することによって行ってもよい。
ステップ1607で、処理部11は、車室ロック装置70に、ロックを促す旨の信号を送信する。これに応答して、車室ロック装置70は、車室をロックし、車両20を閉じ込める。このように、車室への入庫を、ステップ1004の利用者情報の登録と、ステップ1006の駐車モード検出にかからしめることによって、車両盗難防止の実効性を高める。
(出庫時)
ステップ1611で、処理部11は、精算機100から、精算機100が挿入された駐車券から読み取った利用者情報を受信する。
ステップ1612で、処理部11は、DSRC通信部12を介して、DSRC通信部22に、車載機21の駐車モードの解除を促す旨の信号を送信する。
ステップ1613で、処理部11は、DSRC通信部12を介して、DSRC通信部22と通信可能かどうか判断する。すなわち、利用者が、車載機21の駐車モードを解除したかどうかを判断する。
なお、利用者が自発的に車載機21の駐車モードを解除した場合は、ステップ1612とステップ1613は不要である。
ステップ1613で通信可能と判断した場合、ステップ1614に進む。
ステップ1614で、処理部11は、DSRC通信部12から、車両20の車両情報を受信する。この車両情報は、駐車場から出庫しようとしている車両20のDSRC通信部22から、処理装置10のDSRC通信部12に送信されたものである。
ステップ1615で、処理部11は、ステップ1611で受信した利用者情報が、データベース30の入庫中として含まれているかどうかを検索する。
ステップ1616で、入庫中として含まれていると判断した場合、ステップ1617に進む。
ステップ1617で、処理部11は、車室ロック装置70に、ロックの解除を促す旨の信号を送信する。これに応答して、車室ロック装置70は、車室のロックを解除し、車両20の出庫を促す。そして、データベース30の車両20の利用者情報を出庫したものとして保存する。
ステップ1613で通信不可能と判断した場合、および、ステップ1616で入庫中として含まれていないと判断した場合は、ステップ1618に進む。
ステップ1618で、処理部11は、警報装置50を作動して、警報を鳴らす。
ステップ1619で、処理部11は、センター60に、盗難の可能性が高い、車両20の不正利用を通知する。
(第7の実施の形態)
図17を参照すると、本発明の第7の実施形態の車両盗難防止システムは、処理装置10と、車両20と、ゲート40と、警報装置50と、センター60と、車室ロック装置70を含む。処理装置10は、処理部11と、DSRC通信部12を含む。車両20は、車載機21と、センサ23を含む。車載機21は、DSRC通信部22を含む。
本実施形態は、第1から第6の実施形態とは異なり、車両の盗難を直接防止するためのものではなく、車上荒らしの防止を目的とし、さらに、車上荒らしの防止を通じて、車両の盗難を防止することを目的とする。
処理装置10は、駐車場のゲート40または車室の近傍に設置される。
処理部11は、DSRC通信部12を介して、センサ23が検出した異常発生の通知を受信し、ゲート40を開放しないように制御し、または、車室ロック装置70が車室のロックを解除しないように制御する。また、警報装置50を作動し、センター60へ通知する。
DSRC通信部12は、車両20のDSRC通信部22から、センサ23が検出した異常発生の通知を受信し、これを処理部11に送信する。
車両20は、駐車場または駐車場内の車室に駐車可能なあらゆる自動車を含む。
車載機21は、車両20に取り付けられる。
DSRC通信部22は、センサ23が検出した異常発生の通知を受信し、これをDSRC通信部12に送信する。
センサ23は、例えば、窓ガラスを割られたなどの異常を検出すると、それをDSRC通信部22に通知する。振動センサ(車両の衝撃を検出)や音波センサ(大きな音を検出)などを含む。
ゲート40は、処理部11からの信号により、車両20の駐車場からの出庫を制限する。
警報装置50は、処理部11からの信号により警報を鳴らす。
センター60は、処理部11から、車両20の車上荒らしの通知を受信する。
車室ロック装置70は、処理部11からの信号により、車両20の車室からの出庫を制限する。
次に、本実施形態の車両盗難防止システムの動作を、処理部11における処理の流れを示す図18のフローチャートを参照して、詳細に説明する。
ステップ1801で、処理部11は、DSRC通信部12を介して、センサ23が検出した異常発生の通知を受信する。
ステップ1802で、処理部11は、ゲート40が決して開放しないように制御する。または、車室ロック装置70が車室のロックを決して解除しないように制御する。
ステップ1803で、処理部11は、警報装置50を作動して、警報を鳴らす。
ステップ1804で、処理部11は、センター60へ車上荒らし発生を通知する。
なお、第1から第6の実施形態において、車載機21を駐車モードに設定する際、処理部11から車載機21に、車両の利用者に駐車モードの設定を促す旨の信号を送信し、これに応答して、車両の利用者が車載機21を駐車モードに設定し、処理部11が駐車モードに設定されたのを検出して、ゲートを開くなり、車室ロック装置70に車室をロックさせたが、駐車モードの設定は、処理部11が直接行ってもよい。
また、第1から第6の実施形態においては、駐車モードの設定を通じて利用者の同一性を確実に維持するため、処理部11が駐車モードの設定を利用者に促す信号を車載機21に送信し(ステップ203、403、704、1005、1304、1605)、処理部11が車載機21の駐車モードの設定を検出してから(ステップ204、404、705、1006、1305、1606)、ゲートを開くなり、車室をロックするなりしていたが、これらの処理を省略し、駐車モードの設定を完全に車両の利用者に委ねて、すぐにゲートを開くなり、車室をロックするなりしてもよい。
また、本発明の処理装置10は、専用のハードウェアにより実現する以外に、その機能を実現するためのプログラムを、コンピュータ読み取りが可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムを、処理装置10となるべきコンピュータシステムに読み込ませて実行することにより、実現するものでもよい。コンピュータ読み取りが可能な記録媒体とは、フロッピーディスク、光磁気ディスク、CD−ROM等の記録媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク装置などの記憶装置を指す。さらに、コンピュータ読み取りが可能な記録媒体とは、インターネットを介してプログラムを送信する場合のように、短時間の間に、動的にプログラムを保持するもの(伝送媒体もしくは伝送波)、コンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含む。
本発明の第1の実施形態の車両盗難防止システムの構成を示した図である。 本発明の第1の実施形態の車両盗難防止システムの処理部11における処理の流れを示したフローチャートである。 本発明の第2の実施形態の車両盗難防止システムの構成を示した図である。 本発明の第2の実施形態の車両盗難防止システムの処理部11における処理の流れを示したフローチャートである。 本発明の第3の実施形態の車両盗難防止システムの構成を示した図である。 本発明の第3の実施形態の車両(車載機を搭載していない車両の場合)盗難防止システムの処理部11における処理の流れを示したフローチャートである。 本発明の第3の実施形態の車両(車載機を搭載している車両の場合)盗難防止システムの処理部11における処理の流れを示したフローチャートである。 本発明の第4の実施形態の車両盗難防止システムの構成を示した図である。 本発明の第4の実施形態の車両(車載機を搭載していない車両の場合)盗難防止システムの処理部11における処理の流れを示したフローチャートである。 本発明の第4の実施形態の車両(車載機を搭載している車両の場合)盗難防止システムの処理部11における処理の流れを示したフローチャートである。 本発明の第5の実施形態の車両盗難防止システムの構成を示した図である。 本発明の第5の実施形態の車両(車載機を搭載していない車両の場合)盗難防止システムの処理部11における処理の流れを示したフローチャートである。 本発明の第5の実施形態の車両(車載機を搭載している車両の場合)盗難防止システムの処理部11における処理の流れを示したフローチャートである。 本発明の第6の実施形態の車両盗難防止システムの構成を示した図である。 本発明の第6の実施形態の車両(車載機を搭載していない車両の場合)盗難防止システムの処理部11における処理の流れを示したフローチャートである。 本発明の第6の実施形態の車両(車載機を搭載している車両の場合)盗難防止システムの処理部11における処理の流れを示したフローチャートである。 本発明の第7の実施形態の車両盗難防止システムの構成を示した図である。 本発明の第7の実施形態の車両盗難防止システムの処理部11における処理の流れを示したフローチャートである。
符号の説明
10 処理装置
11 処理部
12 DSRC通信部
20 車両
21 車載機
22 DSRC通信部
23 センサ
30 データベース
40 ゲート
50 警報装置
60 センター
70 車室ロック装置
80 カメラ
90 携帯端末
100 精算機
201〜218 ステップ
401〜416 ステップ
601〜618 ステップ
701〜719 ステップ
901〜916 ステップ
1001〜1019 ステップ
1201〜1218 ステップ
1301〜1319 ステップ
1501〜1516 ステップ
1601〜1619 ステップ
1801〜1804 ステップ

Claims (47)

  1. 駐車場での車両の盗難を防止する方法において、
    処理装置が、駐車場に入庫しようとしている車両の車載機から、無線通信によって、車両を識別するための車両情報を受信する第1のステップと、
    前記処理装置が、前記第1のステップで受信した車両情報をデータベースに記録する第2のステップと、
    前記処理装置が、前記第2のステップで記録した車両情報を送信した車載機に、車載機の車両情報の送信機能が停止される、車両の利用者のみが解除可能な駐車モードの設定を車両の利用者に促す旨の信号を送信する第31のステップと、
    前記処理装置が、前記第31のステップで送信した信号を受信した車載機が前記駐車モードに設定されたのを検出する第32のステップと、
    前記処理装置が、前記第32のステップの後、前記駐車場のゲートを開放する第3のステップと、
    前記処理装置が、前記駐車モードが解除された、駐車場から出庫しようとしている車両の車載機から、無線通信によって、車両情報を受信する第4のステップと、
    前記処理装置が、前記第4のステップで受信した車両情報が、前記データベースに入庫中として記録されている車両情報のなかに含まれているかどうかを調べる第5のステップと、
    前記処理装置が、前記第5のステップで含まれていると判断した場合にのみ、ゲートを開放する第6のステップを有することを特徴とする方法。
  2. 前記処理装置が、駐車場に入庫しようとしている車両のナンバープレートを撮影したカメラから撮影データを受信して、車両情報となるナンバーを抽出し、車両の利用者の携帯端末から、車両の利用者を識別するための利用者情報を受信する第7のステップと、
    前記処理装置が、前記第7のステップで抽出した車両情報と受信した利用者情を組にして、前記データベースに記録する第8のステップと、
    前記処理装置が、前記第8のステップの後、ゲートを開放する第9のステップと、
    前記処理装置が、駐車場から出庫しようとしている車両のナンバープレートを撮影したカメラから撮影データを受信して、車両情報となるナンバーを抽出し、車両の利用者の携帯端末から、利用者情報を受信する第10のステップと、
    前記処理装置が、前記第10のステップで抽出した車両情報と受信した利用者情報の組が、前記データベースに入庫中として記録されている車両情報と利用者情報の組のなかに含まれているかどうかを調べる第11のステップと、
    前記処理装置が、前記第11のステップで含まれていると判断した場合にのみ、ゲートを開放する第12のステップをさらに有する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記処理装置が、駐車場に入庫しようとしている車両の車載機から、無線通信によって、車両情報を受信し、車両の利用者の携帯端末から、利用者情報を受信する第13のステップと、
    前記処理装置が、前記第13のステップで受信した車両情報と利用者情報を組にして、前記データベースに記録する第14のステップと、
    前記処理装置が、前記第14のステップの後、ゲートを開放する第15のステップと、
    前記処理装置が、駐車モードが解除された、駐車場から出庫しようとしている車両の車載機から、無線通信によって、車両情報を受信し、車両の利用者の携帯端末から、利用者情報を受信する第16のステップと、
    前記処理装置が、前記第16のステップで受信した車両情報と利用者情報の組が、前記データベースに入庫中として記録されている車両情報と利用者情報の組のなかに含まれているかどうかを調べる第17のステップと、
    前記処理装置が、前記第17のステップで含まれていると判断した場合にのみ、ゲートを開放する第18のステップをさらに有する、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記第15ステップの前に、
    前記処理装置が、前記第14のステップで記録した車両情報を送信した車載機に、前記駐車モードの設定を車両の利用者に促す旨の信号を送信する第35のステップと、
    前記処理装置が、前記第35のステップで送信した信号を受信した車載機が前記駐車モードに設定されたのを検出する第36のステップをさらに有する、請求項3に記載の方法。
  5. 前記処理装置が、駐車場に入庫しようとしている車両のナンバープレートを撮影したカメラから撮影データを受信して、車両情報となるナンバーを抽出し、車両の利用者から利用者情報の入力を受け付け、この利用者情報が記録された駐車券を発券する精算機から、この利用者情報を受信する第19のステップと、
    前記処理装置が、前記第19のステップで抽出した車両情報と受信した利用者情報を組にして、前記データベースに記録する第20のステップと、
    前記処理装置が、前記第20のステップの後、ゲートを開放する第21のステップと、
    前記処理装置が、駐車場から出庫しようとしている車両のナンバープレートを撮影したカメラから撮影データを受信して、車両情報となるナンバーを抽出し、車両の利用者が挿入した駐車券に記録された利用者情報を読み取った精算機から、この利用者情報を受信する第22のステップと、
    前記処理装置が、前記第22のステップで抽出した車両情報と受信した利用者情報の組が、前記データベースに入庫中として記録されている車両情報と利用者情報の組のなかに含まれているかどうかを調べる第23のステップと、
    前記処理装置が、前記第23のステップで含まれていると判断した場合にのみ、ゲートを開放する第24のステップをさらに有する、請求項1からのいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記処理装置が、駐車場に入庫しようとしている車両の車載機から、無線通信によって、車両情報を受信し、車両の利用者から利用者情報の入力を受け付け、この利用者情報が記録された駐車券を発券する精算機から、この利用者情報を受信する第25のステップと、
    前記処理装置が、前記第25のステップで受信した車両情報と利用者情報を組にして、前記データベースに記録する第26のステップと、
    前記処理装置が、前記第26のステップの後、ゲートを開放する第27のステップと、
    前記処理装置が、駐車モードが解除された、駐車場から出庫しようとしている車両の車載機から、無線通信によって、車両情報を受信し、車両の利用者が挿入した駐車券に記録された利用者情報を読み取った精算機から、この利用者情報を受信する第28のステップと、
    前記処理装置が、前記第28のステップで受信した車両情報と利用者情報の組が、前記データベースに入庫中として記録されている車両情報と利用者情報の組のなかに含まれているかどうかを調べる第29のステップと、
    前記処理装置が、前記第29のステップで含まれていると判断した場合にのみ、ゲートを開放する第30のステップをさらに有する、請求項1からのいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記第27のステップの前に、
    前記処理装置が、前記第26のステップで記録した車両情報を送信した車載機に、前記駐車モードの設定を車両の利用者に促す旨の信号を送信する第37のステップと、
    前記処理装置が、前記第37のステップで送信した信号を受信した車載機が駐車モードに設定されたのを検出する第38のステップをさらに有する、請求項6に記載の方法。
  8. 前記処理装置が、駐車場内に駐車している車両の車載機から、無線通信によって、車載機の内部に備えられているセンサによって検出された異常発生の通知を受信する第33のステップと、
    前記処理装置が、前記第33のステップの後、ゲートを開放しないように制御する第34のステップをさらに有する、請求項1からのいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記無線通信はDSRC通信である、請求項1からのいずれか1項に記載の方法。
  10. 駐車場での車両の盗難を防止する方法において、
    処理装置が、車室に入庫した車両の車載機から、無線通信によって、車両を識別するための車両情報を受信する第1のステップと、
    前記処理装置が、前記第1のステップで受信した車両情報を送信した車載機に、車載機の車両情報の送信機能が停止される、車両の利用者のみが解除可能な駐車モードの設定を車両の利用者に促す旨の信号を送信する第29のステップと、
    前記処理装置が、前記第29のステップで送信した信号を受信した車載機が駐車モードに設定されたのを検出する第30のステップと、
    前記処理装置が、前記第30のステップの後、前記車室をロックする第2のステップと、
    前記処理装置が、前記駐車モードが解除された、車室から出庫しようとしている車両の車載機から、無線通信によって、車両情報を受信する第3のステップと、
    前記処理装置が、前記第3のステップの後、車室のロックを解除する第4のステップを有することを特徴とする方法。
  11. 前記処理装置が、車室に入庫した車両の利用者の携帯端末から、車両の利用者を識別するための利用者情報を受信する第5のステップと、
    前記処理装置が、前記第5のステップで受信した利用者情報をデータベースに記録する第6のステップと、
    前記処理装置が、前記第6のステップの後、車室をロックする第7のステップと、
    前記処理装置が、車室から出庫しようとしている車両の利用者の携帯端末から、利用者情報を受信する第8のステップと、
    前記処理装置が、前記第8のステップ受信した利用者情報が、前記データベースに入庫中として記録されている利用者情報と一致しているかどうかを調べる第9のステップと、
    前記処理装置が、前記第9のステップで一致していると判断した場合にのみ、車室のロックを解除する第10のステップをさらに有する、請求項10に記載の方法。
  12. 前記処理装置が、駐車場に入庫した車両の車載機から、無線通信によって、車両情報を受信し、車両の利用者の携帯端末から、利用者情報を受信する第11のステップと、
    前記処理装置が、前記第11のステップで受信した利用者情報を前記データベースに記録する第12のステップと、
    前記処理装置が、前記第12のステップの後、車室をロックする第13のステップと、
    前記処理装置が、駐車モードが解除された、駐車場から出庫しようとしている車両の車載機から、無線通信によって、車両情報を受信し、車両の利用者の携帯端末から、利用者情報を受信する第14のステップと、
    前記処理装置が、前記第14のステップで受信した利用者情報が、前記データベースに入庫中として記録されている利用者情報と一致しているかどうかを調べる第15のステップと、
    前記処理装置が、前記第15のステップで一致していると判断した場合にのみ、車室のロックを解除する第16のステップをさらに有する、請求項10または11に記載の方法。
  13. 前記第13のステップの前に、
    前記処理装置が、前記第11のステップで受信した車両情報を送信した車載機に、前記駐車モードの設定を車両の利用者に促す旨の信号を送信する第33のステップと、
    前記処理装置が、前記第33のステップで送信した信号を受信した車載機が駐車モードに設定されたのを検出する第34のステップをさらに有する、請求項12に記載の方法。
  14. 前記処理装置が、車室に入庫した車両の利用者から利用者情報の入力を受け付け、この利用者情報が記録された駐車券を発券する精算機から、この利用者情報を受信する第17のステップと、
    前記処理装置が、前記第17のステップで受信した利用者情報を前記データベースに記録する第18のステップと、
    前記処理装置が、前記第18のステップの後、車室をロックする第19のステップと、
    前記処理装置が、車室から出庫しようとしている車両の利用者が挿入した駐車券に記録された利用者情報を読み取った精算機から、この利用者情報を受信する第20のステップと、
    前記処理装置が、前記第20のステップで受信した利用者情報が、前記データベースに入庫中として記録されている利用者情報に一致しているかどうかを調べる第21のステップと、
    前記処理装置が、前記第21のステップで一致していると判断した場合にのみ、車室のロックを解除する第22のステップをさらに有する、請求項10から13のいずれか1項に記載の方法。
  15. 前記処理装置が、車室に入庫した車両の車載機から、無線通信によって、車両情報を受信し、車両の利用者から利用者情報の入力を受け付け、この利用者情報が記録された駐車券を発券する精算機から、この利用者情報を受信する第23のステップと、
    前記処理装置が、前記第23のステップで受信した利用者情報を前記データベースに記録する第24のステップと、
    前記処理装置が、前記第24のステップの後、車室をロックする第25のステップと、
    前記処理装置が、駐車モードが解除された、車室から出庫しようとしている車両の車載機から、無線通信によって、車両情報を受信し、車両の利用者が挿入した駐車券に記録された利用者情報を読み取った精算機から、この利用者情報を受信する第26のステップと、
    前記処理装置が、前記第26のステップで受信した利用者情報が、前記データベースに入庫中として記録されている利用者情報に一致しているかどうかを調べる第27のステップと、
    前記処理装置が、前記第27のステップで一致していると判断した場合にのみ、車室のロックを解除する第28のステップをさらに有する、請求項10から14のいずれか1項に記載の方法。
  16. 前記25のステップの前に、
    前記処理装置が、前記第23のステップで受信した車両情報を送信した車載機に、前記駐車モードの設定を車両の利用者に促す旨の信号を送信する第35のステップと、
    前記処理装置が、前記第35のステップで送信した信号を受信した車載機が駐車モードに設定されたのを検出する第36のステップをさらに有する、請求項15に記載の方法。
  17. 前記処理装置が、車室内に駐車している車両の車載機から、無線通信によって、車載機の内部に備えられているセンサによって検出された異常発生の通知を受信する第31のステップと、
    前記処理装置が、前記第31のステップの後、車室のロックを解除しないように制御する第32のステップをさらに有する、請求項10から16のいずれか1項に記載の方法。
  18. 前記無線通信はDSRC通信である、請求項10から17のいずれか1項に記載の方法。
  19. 請求項1からのいずれか1項に記載の各ステップを、前記処理装置となるべきコンピュータに実行させるゲート用車両盗難防止プログラム。
  20. 請求項10から18のいずれか1項に記載の各ステップを、前記処理装置となるべきコンピュータに実行させる車室用車両盗難防止プログラム。
  21. 請求項1からのいずれか1項に記載の各ステップを、前記処理装置となるべきコンピュータに実行させるゲート用車両盗難防止プログラムを記録した、コンピュータ読み取りが可能な記録媒体。
  22. 請求項10から18のいずれか1項に記載の各ステップを、前記処理装置となるべきコンピュータに実行させる車室用車両盗難防止プログラムを記録した、コンピュータ読み取りが可能な記録媒体。
  23. 駐車場での車両の盗難を防止する装置において、
    駐車場に入庫しようとしている車両の車載機から、無線通信によって、車両を識別するための車両情報を受信する第1の手段と、
    前記第1の手段が受信した車両情報をデータベースに記録する第2の手段と、
    前記第2の手段が記録した車両情報を送信した車載機に、車載機の車両情報の送信機能が停止される、車両の利用者のみが解除可能な駐車モードの設定を車両の利用者に促す旨の信号を送信する第31の手段と、
    前記第31の手段が送信した信号を受信した車載機が駐車モードに設定されたのを検出する第32の手段と、
    前記第32の手段が駐車モードに設定されたのを検出した後、前記駐車場のゲートを開放する第3の手段と、
    前記駐車モードが解除された、駐車場から出庫しようとしている車両の車載機から、無線通信によって、車両情報を受信する第4の手段と、
    前記第4の手段が受信した車両情報が、前記データベースに入庫中として記録されている車両情報のなかに含まれているかどうかを調べる第5の手段と、
    前記第5の手段が含まれていると判断した場合にのみ、ゲートを開放する第6の手段を有することを特徴とする装置。
  24. 駐車場に入庫しようとしている車両のナンバープレートを撮影したカメラから撮影データを受信して、車両情報となるナンバーを抽出し、車両の利用者の携帯端末から、車両の利用者を識別するための利用者情報を受信する第7の手段と、
    前記第7の手段が抽出した車両情報と受信した利用者情報を組にして、前記データベースに記録する第8の手段と、
    前記第8の手段が記録した後、ゲートを開放する第9の手段と、
    駐車場から出庫しようとしている車両のナンバープレートを撮影したカメラから撮影データを受信して、車両情報となるナンバーを抽出し、車両の利用者の携帯端末から、利用者情報を受信する第10の手段と、
    前記第10の手段が抽出した車両情報と受信した利用者情報の組が、前記データベースに入庫中として記録されている車両情報と利用者情報の組のなかに含まれているかどうかを調べる第11の手段と、
    前記第11の手段が含まれていると判断した場合にのみ、ゲートを開放する第12の手段をさらに有する、請求項23に記載の装置。
  25. 駐車場に入庫しようとしている車両の車載機から、無線通信によって、車両情報を受信し、車両の利用者の携帯端末から、利用者情報を受信する第13の手段と、
    前記第13の手段が受信した車両情報と利用者情報を組にして、前記データベースに記録する第14の手段と、
    前記第14の手段が記録した後、ゲートを開放する第15の手段と、
    駐車モードが解除された、駐車場から出庫しようとしている車両の車載機から、無線通信によって、車両情報を受信し、車両の利用者の携帯端末から、利用者情報を受信する第16の手段と、
    前記第16の手段が受信した車両情報と利用者情報の組が、前記データベースに入庫中として記録されている車両情報と利用者情報の組のなかに含まれているかどうかを調べる第17の手段と、
    前記第17の手段が含まれていると判断した場合にのみ、ゲートを開放する第18の手段をさらに有する、請求項23または24に記載の装置。
  26. 前記第15の手段がゲートを開放する前に、前記第14の手段が記録した車両情報を送信した車載機に、前記駐車モードの設定を車両の利用者に促す旨の信号を送信する第35の手段と、
    前記第15の手段がゲートを開放する前に、前記第35の手段が送信した信号を受信した車載機が駐車モードに設定されたのを検出する第36の手段をさらに有する、請求項25に記載の装置。
  27. 駐車場に入庫しようとしている車両のナンバープレートを撮影したカメラから撮影データを受信して、車両情報となるナンバーを抽出し、車両の利用者から利用者情報の入力を受け付け、この利用者情報が記録された駐車券を発券する精算機から、この利用者情報を受信する第19の手段と、
    前記第19の手段が抽出した車両情報と受信した利用者情報を組にして、前記データベースに記録する第20の手段と、
    前記第20の手段が記録した後、ゲートを開放する第21の手段と、
    駐車場から出庫しようとしている車両のナンバープレートを撮影したカメラから撮影データを受信して、車両情報となるナンバーを抽出し、車両の利用者が挿入した駐車券に記録された利用者情報を読み取った精算機から、この利用者情報を受信する第22の手段と、
    前記第22の手段が抽出した車両情報と受信した利用者情報の組が、前記データベースに入庫中として記録されている車両情報と利用者情報の組のなかに含まれているかどうかを調べる第23の手段と、
    前記第23の手段が含まれていると判断した場合にのみ、ゲートを開放する第24の手段をさらに有する、請求項23から26のいずれか1項に記載の装置。
  28. 駐車場に入庫しようとしている車両の車載機から、無線通信によって、車両情報を受信し、車両の利用者から利用者情報の入力を受け付け、この利用者情報が記録された駐車券を発券する精算機から、この利用者情報を受信する第25の手段と、
    前記第25の手段が受信した車両情報と利用者情報を組にして、前記データベースに記録する第26の手段と、
    前記第26の手段が記録した後、ゲートを開放する第27の手段と、
    駐車モードが解除された、駐車場から出庫しようとしている車両の車載機から、無線通信によって、車両情報を受信し、車両の利用者が挿入した駐車券に記録された利用者情報を読み取った精算機から、この利用者情報を受信する第28の手段と、
    前記第28の手段が受信した車両情報と利用者情報の組が、前記データベースに入庫中として記録されている車両情報と利用者情報の組のなかに含まれているかどうかを調べる第29の手段と、
    前記第29の手段が含まれていると判断した場合にのみ、ゲートを開放する第30の手段をさらに有する、請求項23から27のいずれか1項に記載の装置。
  29. 前記第27の手段がゲートを開放する前に、前記第26の手段が記録した車両情報を送信した車載機に、前記駐車モードの設定を車両の利用者に促す旨の信号を送信する第37の手段と、
    前記第27の手段がゲートを開放する前に、前記第37の手段が送信した信号を受信した車載機が駐車モードに設定されたのを検出する第38の手段をさらに有する、請求項28に記載の装置。
  30. 駐車場内に駐車している車両の車載機から、無線通信によって、車載機の内部に備えられているセンサによって検出された異常発生の通知を受信する第33の手段と、
    前記第33の手段が受信した後、ゲートを開放しないように制御する第34の手段をさらに有する、請求項23から29のいずれか1項に記載の装置。
  31. 前記無線通信はDSRC通信である、請求項23から30のいずれか1項に記載の装置。
  32. 駐車場での車両の盗難を防止する装置において、
    駐車場の車室に入庫した車両の車載機から、無線通信によって、車両を識別するための車両情報を受信する第1の手段と、
    前記第1の手段が受信した車両情報を送信した車載機に、車載機の車両情報の送信機能が停止される、車両の利用者のみが解除可能な駐車モードの設定を車両の利用者に促す旨の信号を送信する第29の手段と、
    前記第29の手段が送信した信号を受信した車載機が駐車モードに設定されたのを検出する第30の手段と、
    前記第30の手段が駐車モードに設定されたのを検出した後、車室をロックする第2の手段と、
    前記駐車モードが解除された、車室から出庫しようとしている車両の車載機から、無線通信によって、車両情報を受信する第3の手段と、
    前記第3の手段が受信した後、車室のロックを解除する第4の手段を有することを特徴とする装置。
  33. 車室に入庫した車両の利用者の携帯端末から、車両の利用者を識別するための利用者情報を受信する第5の手段と、
    前記第5の手段が受信した利用者情報をデータベースに記録する第6の手段と、
    前記第6の手段が記録した後、車室をロックする第7の手段と、
    車室から出庫しようとしている車両の利用者の携帯端末から、利用者情報を受信する第8の手段と、
    前記第8の手段が受信した利用者情報が、前記データベースに入庫中として記録されている利用者情報と一致しているかどうかを調べる第9の手段と、
    前記第9の手段が一致していると判断した場合にのみ、車室のロックを解除する第10の手段をさらに有する、請求項32に記載の装置。
  34. 駐車場に入庫した車両の車載機から、無線通信によって、車両情報を受信し、車両の利用者の携帯端末から、利用者情報を受信する第11の手段と、
    前記第11の手段が受信した利用者情報を前記データベースに記録する第12の手段と、
    前記第12の手段が記録した後、車室をロックする第13の手段と、
    駐車モードが解除された、駐車場から出庫しようとしている車両の車載機から、無線通信によって、車両情報を受信し、車両の利用者の携帯端末から、利用者情報を受信する第14の手段と、
    前記第14の手段が受信した利用者情報が、前記データベースに入庫中として記録されている利用者情報と一致しているかどうかを調べる第15の手段と、
    前記第15の手段が一致していると判断した場合にのみ、車室のロックを解除する第16の手段をさらに有する、請求項32または33に記載の装置。
  35. 前記第13の手段がゲートを開放する前に、前記第11の手段が受信した車両情報を送信した車載機に、前記駐車モードの設定を車両の利用者に促す旨の信号を送信する第33の手段と、
    前記第13の手段がゲートを開放する前に、前記第33の手段が送信した信号を受信した車載機が駐車モードに設定されたのを検出する第34の手段をさらに有する、請求項34に記載の装置。
  36. 車室に入庫した車両の利用者から利用者情報の入力を受け付け、この利用者情報が記録された駐車券を発券する精算機から、この利用者情報を受信する第17の手段と、
    前記第17の手段が受信した利用者情報を前記データベースに記録する第18の手段と、
    前記第18の手段が記録した後、車室をロックする第19の手段と、
    車室から出庫しようとしている車両の利用者が挿入した駐車券に記録された利用者情報を読み取った精算機から、この利用者情報を受信する第20の手段と、
    前記第20の手段が受信した利用者情報が、前記データベースに入庫中として記録されている利用者情報に一致しているかどうかを調べる第21の手段と、
    前記第21の手段が一致していると判断した場合にのみ、車室のロックを解除する第22の手段をさらに有する、請求項32から35のいずれか1項に記載の装置。
  37. 車室に入庫した車両の車載機から、無線通信によって、車両情報を受信し、車両の利用者から利用者情報の入力を受け付け、この利用者情報が記録された駐車券を発券する精算機から、この利用者情報を受信する第23の手段と、
    前記第23の手段が受信した利用者情報を前記データベースに記録する第24の手段と、
    前記第24の手段が記録した後、車室をロックする第25の手段と、
    駐車モードが解除された、車室から出庫しようとしている車両の車載機から、無線通信によって、車両情報を受信し、車両の利用者が挿入した駐車券に記録された利用者情報を読み取った精算機から、この利用者情報を受信する第26の手段と、
    前記第26の手段が受信した利用者情報が、前記データベースに入庫中として記録されている利用者情報に一致しているかどうかを調べる第27の手段と、
    前記第27の手段が一致していると判断した場合にのみ、車室のロックを解除する第28の手段をさらに有する、請求項32から36のいずれか1項に記載の装置。
  38. 前記第25の手段がゲートを開放する前に、前記第23の手段が受信した車両情報を送信した車載機に、前記駐車モードの設定を車両の利用者に促す旨の信号を送信する第35の手段と、
    前記第25の手段がゲートを開放する前に、前記第35の手段が送信した信号を受信した車載機が駐車モードに設定されたのを検出する第36の手段をさらに有する、請求項37に記載の装置。
  39. 車室内に駐車している車両の車載機から、無線通信によって、車載機の内部に備えられているセンサによって検出された異常発生の通知を受信する第31の手段と、
    前記第31の手段が受信した後、車室のロックを解除しないように制御する第32の手段をさらに有する、請求項32から38のいずれか1項に記載の装置。
  40. 前記無線通信はDSRC通信である、請求項32から39のいずれか1項に記載の装置。
  41. 請求項23から40のいずれか1項に記載の処理装置と無線通信する車載機であって、
    無線通信によって、車両を識別するための車両情報を前記処理装置に発信する第1の手段と、
    利用者の入力に応答して、前記車両情報の発信が停止され車両の利用者のみが解除可能な駐車モードの設定および解除を行う第2の手段と、
    前記処理装置から送信された前記駐車モードの設定を車両の利用者に促す旨の信号を受信する第3の手段と、を有する車載機。
  42. 前記第3の手段による前記信号の受信を車両の利用者に知覚させる第4の手段をさらに有する、請求項41に記載の車載機。
  43. 前記第2の手段は、利用者からのパスワード入力により、駐車モードを解除する、請求項41または42に記載の車載機。
  44. 車両に生じた異常を検出する第5の手段と、
    前記異常発生を発信する第6の手段をさらに有する、請求項41から43のいずれか1項に記載の車載機。
  45. 前記無線通信はDSRC通信である、請求項41から44のいずれか1項に記載の車載機。
  46. 駐車場において、請求項23から31のいずれか1項に記載の処理装置が、請求項41から45のいずれか1項に記載の車載機を搭載した車両の入庫時と出庫時における、車両と車両の利用者の同一性を確認する処理を行うことにより、車両の盗難を防止するシステム。
  47. 駐車場において、請求項32から40のいずれか1項に記載の処理装置が、請求項41から45のいずれか1項に記載の車載機を搭載した車両の入庫時と出庫時における、車両と車両の利用者の同一性を確認する処理を行うことにより、車両の盗難を防止するシステム。
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