JP3765979B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、受信機側から送信機側に受信機能力情報を通知する手順を省略する短縮プロトコルの伝送制御手順により画情報を伝送する機能を備えたファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
CCITTのG3規格のファクシミリ装置は、勧告T.30に準拠した伝送制御手順により画情報を伝送する。この伝送制御手順では、最初に受信機側が受信機能力情報を送信機側に通知し、送信機側ではその受信機側の受信機能力情報に応じて送信モードを決定し、決定した送信モードを受信機側に通知するようにしている。
【0003】
一方、近年、上記のように受信機側が受信機能力情報を送信機側に通知する手順を省略する短縮プロトコルによるファクシミリ通信が行なわれている(特開平5−136965号公報等参照)。
【0004】
この短縮プロトコルは、ファクシミリ装置が画像送信を実行した際に、受信機側の受信機能力情報を記憶しておき、次に、同一相手先に画像送信する際には、伝送制御手順の最初に記憶情報が正しいかどうかをチェックし、正しい場合には直ちに画情報を送信させるものである。この短縮プロトコルを実行することにより、画情報を早く送信することができ、通信時間の短縮化を図れる。
【0005】
なお、送信機側で記憶している受信機能力情報が正しくない場合には、勧告T.30に準拠した通常の伝送制御手順により画情報を送信する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ここに、短縮プロトコルを実行する際に、送信機側が、記憶している受信機側の受信機能力情報が正しいかどうかをチェックする方法の一つに、記憶している機能情報に対応したCRC(Cyclic Redundancy Check)コードを受信機側に送信する方法がある。このCRCコードは、過去に受信機側からNSF信号により受信機側の受信機能力情報を受信した際に、そのNSF信号にセットされていたものである。
【0007】
受信機側は、送信機側からCRCコードを受信すると、自端末の受信機能力情報を送信機側に通知するためのNSF信号のCRCコードと、受信したCRCコードとを照合する。そして、照合の結果、両者が一致した場合、短縮プロトコルの伝送制御手順を実行する。
【0008】
ところが、特開平5−136965号公報等に示される従来の短縮プロトコル機能によると、受信機の端末名称が変更された場合、受信機能力情報のCRCコードは変化しないため、短縮プロトコルが実行されてしまう。即ち、受信機の端末名称が変更されていることを送信機側では認識できず、送信機側では以前に受け取った受信機の端末名称を表示させたりレポート印刷させているものである。即ち、受信機の端末名称の変更に対処できない不具合がある。
【0009】
そこで、本発明は、短縮プロトコルが可能な環境下に、受信機の端末名称の変更に対処でき、送信機側では最新の受信機端末名称を表示させたりレポート印刷させたりすることができるファクシミリ装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、受信機能力情報と受信機端末名称を記憶するメモリと、受信機能力情報のCRCコードを生成する送信側CRC生成部とを有し、或る受信機に対する2回目以降の送信で前回送信時に前記メモリに記憶した当該受信機能力情報を基に決定した通信パラメータとCRCコードとを送信して短縮プロトコルを行い、前記メモリに記憶した当該受信機端末名称を通信相手先として使用する送信機と、自端末の設定状況に基づき受信機能力情報を作成し、作成した受信機能力情報のCRCコードを生成する受信側CRC生成部を有し、短縮プロトコル時に、送信機側より送信されたCRCコードの情報と前記受信側CRC生成部で生成したCRCコードとを比較し、両コードが一致した場合には短縮プロトコルを実行し、両コードが不一致の場合には通常プロトコルを行なう受信機と、を備えるファクシミリ装置において、前記受信機は、自端末の端末名称を記録する名称記憶メモリを有し、自端末の設定状況に基づき作成される前記受信機能力情報に自端末の端末名称の前記名称記憶メモリへの更新記録を設定し自端末の端末名称が更新された場合に前記送信機側から送信されたCRCコードに対して不一致を生じさせるようにした。
【0011】
従って、受信機が自端末の設定状況に基づき作成される受信機能力情報に自端末の端末名称の名称記憶メモリへの更新記録を設定するので、受信側の端末名称が変更された場合には送信機側から送信されたCRCコードに対して当該受信機で作成させるCRCコードが不一致となり、通常プロトコルが実行され、この通常プロトコルに従い変更更新後の端末名称が送信機に対して送信されることとなる。
【0012】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のファクシミリ装置において、前記受信機は、自端末の端末名称の更新をカウントするカウンターを有し、自端末の端末名称の更新記録に、前記カウンターの更新値を用いるようにした。
【0013】
従って、請求項1記載の発明の場合には交信記録情報がバイト単位となり、NSFフレームの増加が懸念されるが、本発明によれば、カウンターを利用することで数ビットで対応可能となる。
【0014】
請求項3記載の発明は、請求項1記載のファクシミリ装置において、前記受信機は、自端末の端末名称の更新記録に、更新された自端末の端末名称のCRCコードを用いるようにした。
【0015】
従って、更新記録やカウンターで管理する場合、実際には全く同じ端末名称が登録された場合でもCRCコードの変化に伴い通常プロトコルが実行されたり、更新記録やカウンターが一巡してしまった場合には逆にCRCコードが変化せず短縮プロトコルが実行されてしまう懸念があるが、本発明によれば、自端末の端末名称の更新記録に更新された自端末の端末名称のCRCコードを用いているので、本来の端末名称の変更があった場合にのみ的確に通常プロトコルを実行させることができる。
【0016】
請求項4記載の発明は、受信機能力情報と受信機端末名称を記憶するメモリと、受信機能力情報と受信機端末名称のCRCコードを生成する送信側CRC生成部とを有し、或る受信機に対する2回目以降の送信で前回送信時に前記メモリに記憶した当該受信機能力情報を基に決定した通信パラメータとCRCコードとを送信して短縮プロトコルを行い、前記メモリに記憶した当該受信機端末名称を通信相手先として使用する送信機と、自端末の設定状況に基づき受信機能力情報を作成し、作成した受信機能力情報と自端末の端末名称のCRCコードを生成する受信側CRC生成部を有し、短縮プロトコル時に、送信機側より送信されたCRCコードの情報と前記受信側CRC生成部で生成したCRCコードとを比較し、両コードが一致した場合には短縮プロトコルを実行し、両コードが不一致の場合には通常プロトコルを行なう受信機と、を備える。
【0017】
従って、更新記録やカウンターで管理する場合、実際には全く同じ端末名称が登録された場合でもCRCコードの変化に伴い通常プロトコルが実行されたり、更新記録やカウンターが一巡してしまった場合には逆にCRCコードが変化せず短縮プロトコルが実行されてしまう懸念があるが、本発明によれば、送信機、受信機双方で端末名称を含むCRCコードを用いているので、本来の端末名称の変更があった場合にのみ的確に通常プロトコルを実行させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の第一の実施の形態を図1ないし図7に基づいて説明する。図1は、本実施の形態の送信機及び受信機の双方の機能を持つファクシミリ装置全体のハードウェア構成の概略を示すブロック図である。短縮プロトコル機能等を含む基本的事項は、前述の特開平5−136965号公報例に準ずるものであり、詳細説明に関しては、適宜省略するものとする。
【0019】
システム制御部1はCPU等によるいわゆるマイクロコンピュータ構成で、当該ファクシミリ装置全体を監視制御するもので、システムバス2を介して以下の各部が接続されている。システムメモリ3は、当該ファクシミリ装置に予め登録されている情報や受信機能力情報、自端末の端末名称(受信機端末名称)、通信に必要なデータ等を一時的に格納するもので、メモリとして機能する。画情報メモリ4は、読取部(スキャナ)5により読み取られた原稿画像情報や受信した画像情報を格納する。読取部5は原稿画像を光学的に読取り電気信号に変換する。書込部(プロッタ)6は、電子写真法等を用いて記録紙に画像を出力する。操作部7は、ユーザにより操作される各種キー類を備えるとともに、適宜表示部を備える。DCR(符号化復号化部)8は符号化方式により画情報を圧縮再生する。G3モデム9はG3通信のデータを復調変調する。NCU(網制御装置)10は回線へのダイヤル発信やリンギングの検出を行なう。CRC生成部11は送信機側CRC生成部と受信機側CRC生成部とを兼用し、受信機能力情報などに基づきCRC演算を行いCRCコードを作成する。
【0020】
このような基本構成において、当該ファクシミリ装置は、任意の時点で、受信機としての自端末の端末名称は変更自在であり、操作部7の所定の操作により端末名称が変更される。操作部7の操作により端末名称の変更操作がなされた場合にシステム制御部1により実行される処理制御例を図2のフローチャートに示す。本実施の形態では、端末名称変更操作があった場合、端末名称の編集作業を行なった後(ステップS1)、名称変更の更新操作が終了すれば(S2のY)、端末名称の更新記録を変更する(S3)。このステップS3の処理は、自端末の設定状況に基づき作成する受信機能力情報にこの自端末の端末名称の更新記録を設定する処理である。
【0021】
次に、本実施の形態における送受信プロトコルを図3ないし図7を参照して説明する。まず、1回目の送信時には図3に示すシーケンス図のような通常プロトコルによる伝送が行なわれる。受信機側では、現在の自端末の設定状況を判断し、図8に示すような受信機能力情報に関するNSF(S)フレームを作成する。この時、受信機端末名称の変更更新情報がNSF(S)フレームの予め定められた位置XXに付加される。そして、受信機側ではCED信号(被呼端末識別信号)、作成したNSF(S)フレームの受信能力情報とNSF(R)フレームの端末名称、及び、DIS(デジタル識別信号)フレームを送信する。そして、送信機側では、これらの信号を受け取り、受信したNSF(S)フレームの受信能力情報とNSF(R)フレームの端末名称とをシステムメモリ3に記憶し、NSS(非標準機能設定信号)フレーム、必要に応じてTCF(トレーニングチェック)フレームを送信して通信を行なう。ここで、記憶した内容は次回送信時に引用されて短縮プロトコルに供される。
【0022】
2回目以降の送信時には、図4に示すような短縮プロトコルが実行される。この場合に、システム制御部1により実行される処理制御例を図6及び図7に示すフローチャートを参照して説明する。即ち、送信機は今から送信する相手先の受信機能力情報をシステムメモリ3より取出し(S11)、併せて、相手先の端末名称情報もシステムメモリ3より取出し(S12)、短縮プロトコルが可能か否かを判断する(S13)。短縮プロトコルが可能であれば(S13のY)、受信機能力情報に基づき所定のCRC演算を行い(S14)、CRCコードを生成する(S15)。そして、読み出した受信機能力情報に基づき通信(送信)パラメータを決定し(S16)、図9に示すような通常のNSSフレームを作成する(S17)。作成したNSSフレームは、受信機がCED信号を送出後、NSF(S)フレームを送信する前に行なう(S18)。
【0023】
一方、受信機側では、CED信号を送出し(S31)、或る受信機側からNSF(S)/(R)フレームを送信する前に、短縮プロトコルで送られてきたNSSフレームを受信し(S32のY,S33)、受信機能力情報のCRCコードを取出す(S34)。さらに、自端末の名称変更情報を引用するとともに(S35)、自端末の現在の設定状況に基づき受信機能力情報用のNSFフレームを作成し(S36)、かつ、このSNFフレームに基づき所定のCRC演算を行いCRCコードを作成する(S37)。そして、作成したこのCRCコードと受信したCRCコードとの比較を行なう(S38)。比較の結果、両CRCコードが一致すれば(S38のY)、受信機能力情報及び端末名称に変更がなかったものと判断し、送信側で指定したNSSフレームによる通信パラメータでの受信を開始する(S39)。送信機側では、短縮プロトコルを実行し(S19のY,S20)、システムメモリ3に記憶されている或る受信機の端末名称を読み出して通信相手先の表示及びレポート印刷に供する。
【0024】
比較の結果、両CRCコードが一致しなければ(S38のN)、受信機能力情報又は端末名称の少なくとも何れかが変更されたものと判断し、図5に示すように、短縮プロトコルではなく、通常のプロトコルが実行される。即ち、自端末の現在の設定状況に基づきNSFフレームを作成し(S40)、通常通り、NSFフレーム及びDISフレームを送信し(S41)、かつ、NSSフレームを送信する(S42)。これにより、変更更新されている新たな端末名称や受信機能力情報が送信機側に送信される。送信機側では、短縮プロトコルではないので通常プロトコルを実行し(S19のN,S22)、受信機側から新たに受信した端末名称及び受信機能力情報をシステムメモリ3に記憶するとともに、通信相手先の表示及びレポート印刷に供する(S23,S24)。
【0025】
従って、本実施の形態によれば、受信機が自端末の設定状況に基づき作成される受信機能力情報に自端末の端末名称のシステムメモリ3への更新記録を設定するので、受信側の端末名称が登録操作された場合には送信機側から送信されたCRCコードに対して当該受信機で作成させるCRCコードが不一致となり、通常プロトコルが実行され、この通常プロトコルに従い登録操作後の端末名称が送信機に対して送信されることとなる。これにより、送信機側において登録操作後の最新の端末名称の表示やレポート印刷が可能となる。
【0026】
本発明の第二の実施の形態を図10ないし図12に基づいて説明する。第一の実施の形態で示した部分と同一部分は同一符号を用いて示し、説明も省略する(以降の各実施の形態でも同様とする)。
【0027】
前述の第一の実施の形態による場合、端末名称の更新記録情報がバイト単位となり、NSFフレームの増加が懸念されることから、本実施の形態では、基本的には、受信機としての自端末の端末名称の変更を更新する更新カウンター(カウンター)をシステムメモリ3中に備え、自端末の端末名称の更新記録にこの更新カウンターのカウンター値を利用することで数ビットで対応できるようにしたものである。
【0028】
まず、端末名称の変更操作があった場合、本実施の形態では、図10のフローチャートに示すように、ステップS3に代えて、端末名称の変更に伴い更新カウンターを+1することにより更新記録を変更する(S4)。そして、送受信動作において、1回目の送信時には図3に示したような通常プロトコルが実行される。この動作において、受信機側では現在の端末状況を判断してNSF(S)フレームを作成するが、本実施の形態の場合、図8に示した場合に代えて、図11に示すように、NSF(S)フレームの決められた位置XXに端末名称更新カウンター値を設定する。
【0029】
そして、受信機側ではCED信号、作成したNSF(S)フレームの受信能力情報とNSF(R)フレームの端末名称、及び、DISフレームを送信する。そして、送信機側では、これらの信号を受け取り、受信したNSF(S)フレームの受信能力情報とNSF(R)フレームの端末名称とをシステムメモリ3に記憶し、NSSフレーム、必要に応じてTCFフレームを送信して通信を行なう。ここで、記憶した内容は次回送信時に引用されて短縮プロトコルに供される。
【0030】
2回目以降の送信時には、図4に示したような短縮プロトコルが実行される。この場合に、システム制御部1により実行される処理制御は基本的には図6及び図7のフローチャートで説明した場合と同様である。もっとも、受信機側の動作制御としては、図7に代えて示す図12のように、受信機能力情報のCRCコードを取出した後(S34)、端末名称更新カウンターのカウント値が引用される(S43)。後の処理は図7の場合と同様である。
【0031】
従って、本実施の形態によれば、第一の実施の形態に比して、更新カウンターを利用することで数ビットで対応可能となる。
【0032】
本発明の第三の実施の形態を図13ないし図15に基づいて説明する。前述の第一又は第二の実施の形態による場合、現実には全く同じ端末名称が再登録された場合でも結果的にCRCコードが変化するため、通常プロトコルを実行してしまい、逆に、交信記録や更新カウンターが一巡したときには端末名称が変更されていてもCRCコードが変化しないため、短縮プロトコルが実行されてしまうことが懸念されることから、本実施の形態では、基本的には、自端末の端末名称の更新記録に更新された自端末の端末名称のCRCコードを用いるようにしたものである。
【0033】
まず、端末名称の変更操作があった場合、本実施の形態では、図13のフローチャートに示すように、ステップS3やステップS4に代えて、CRC生成部11で端末名称のCRC演算を行い、その結果である端末名称のCRCコードをシステムメモリ3に記憶する(S5)。そして、送受信動作において、1回目の送信時には図3に示したような通常プロトコルが実行される。この動作において、受信機側では現在の端末状況を判断してNSF(S)フレームを作成するが、本実施の形態の場合、図8に示した場合に代えて、図14に示すように、NSF(S)フレームの決められた位置XXに端末名称のCRCコードを設定する。
【0034】
そして、受信機側ではCED信号、作成したNSF(S)フレームの受信能力情報とNSF(R)フレームの端末名称、及び、DISフレームを送信する。そして、送信機側では、これらの信号を受け取り、受信したNSF(S)フレームの受信能力情報とNSF(R)フレームの端末名称とをシステムメモリ3に記憶し、NSSフレーム、必要に応じてTCFフレームを送信して通信を行なう。ここで、記憶した内容は次回送信時に引用されて短縮プロトコルに供される。
【0035】
2回目以降の送信時には、図4に示したような短縮プロトコルが実行される。この場合に、システム制御部1により実行される処理制御は基本的には図6及び図7のフローチャートで説明した場合と同様である。もっとも、受信機側の動作制御としては、図7に代えて示す図15のように、受信機能力情報のCRCコードを取出した後(S34)、端末名称のCRCコードが引用される(S44)。後の処理は図7の場合と同様である。
【0036】
従って、本実施の形態によれば、自端末の端末名称の更新記録に更新された自端末の端末名称のCRCコードを用いているので、本来の端末名称の変更があった場合にのみ的確に通常プロトコルを実行させることができる。
【0037】
本発明の第四の実施の形態を図16ないし図18に基づいて説明する。前述の第一又は第二の実施の形態による場合、現実には全く同じ端末名称が再登録された場合でも結果的にCRCコードが変化するため、通常プロトコルを実行してしまい、逆に、交信記録や更新カウンターが一巡したときには端末名称が変更されていてもCRCコードが変化しないため、短縮プロトコルが実行されてしまうことが懸念されることから、本実施の形態では、第三の実施の形態の場合と同様に、基本的には、送信機、受信機双方で端末名称を含むCRCコードを用いるようにしたものである。
【0038】
本実施の形態における送受信プロトコルを説明する。まず、1回目の送信時には図3で前述したような通常プロトコルによる伝送が行なわれる。2回目以降の送信時には、図4で前述したような短縮プロトコルが実行される。この場合に、システム制御部1により実行される処理制御例を図17及び図18に示すフローチャートを参照して説明する。即ち、送信機は今から送信する相手先の受信機能力情報をシステムメモリ3より取出し(S11)、併せて、相手先の端末名称情報もシステムメモリ3より取出し(S12)、短縮プロトコルが可能か否かを判断する(S13)。短縮プロトコルが可能であれば(S13のY)、受信機能力情報と端末名称に基づき所定のCRC演算を行い(S25)、CRCコードを生成する(S15)。即ち、本実施の形態では、受信機能力情報だけでなく端末名称を含めてCRCコードが生成される。そして、読み出した受信機能力情報に基づき通信(送信)パラメータを決定し(S16)、図16に示すようなNSSフレームを作成する(S26)。即ち、受信機能力情報に端末名称を含めて演算したCRCコードをNSSフレームの所定の位置に設定する。作成したNSSフレームは、受信機がCED信号を送出後、NSF(S)フレームを送信する前に行なう(S18)。
【0039】
一方、受信機側では、CED信号を送出し(S31)、或る受信機側からNSF(S)/(R)フレームを送信する前に、短縮プロトコルで送られてきたNSSフレームを受信し(S32のY,S33)、受信機能力情報及び端末名称のCRCコードを取出す(S34)。さらに、自端末の現在の設定状況に基づき受信機能力情報用のNSFフレームを作成し(S36)、かつ、このSNFフレームの受信機端末情報端末名称を取出し、自端末の受信機能力情報と端末名称についてCRC演算を行い、CRCコードを作成する(S45)。即ち、受信機側においても、受信機能力情報だけでなく端末名称を含めてCRCコードが生成される。そして、作成したこのCRCコードと受信したCRCコードとの比較を行なう(S38)。比較の結果、両CRCコードが一致すれば(S38のY)、受信機能力情報及び端末名称に変更がなかったものと判断し、送信側で指定したNSSフレームによる通信パラメータでの受信を開始する(S39)。送信機側では、短縮プロトコルを実行し(S19のY,S20)、システムメモリ3に記憶されている或る受信機の端末名称を読み出して通信相手先の表示及びレポート印刷に供する。
【0040】
比較の結果、両CRCコードが一致しなければ(S38のN)、受信機能力情報又は端末名称の少なくとも何れかが変更されたものと判断し、図5に示すように、短縮プロトコルではなく、通常のプロトコルが実施される。即ち、自端末の現在の設定状況に基づきNSFフレームを作成し(S40)、通常通り、NSFフレーム及びDISフレームを送信し(S41)、かつ、NSSフレームを送信する(S42)。これにより、変更更新されている新たな端末名称や受信機能力情報が送信機側に送信される。送信機側では、短縮プロトコルではないので通常プロトコルを実行し(S19のN,S22)、受信機側から新たに受信した端末名称及び受信機能力情報をシステムメモリ3に記憶するとともに、通信相手先の表示及びレポート印刷に供する(S23,S24)。
【0041】
従って、本実施の形態によれば、送信機、受信機双方で端末名称を含むCRCコードを用いているので、本来の端末名称の変更があった場合にのみ的確に通常プロトコルを実行させることができる。
【0042】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、受信機が自端末の設定状況に基づき作成される受信機能力情報に自端末の端末名称の名称記憶メモリへの更新記録を設定するので、受信側の端末名称が変更された場合には送信機側から送信されたCRCコードに対して当該受信機で作成させるCRCコードが不一致となり、通常プロトコルを実行させることができ、この通常プロトコルに従い変更更新後の端末名称を送信機に対して送信させることができ、よって、送信機側において登録操作後の最新の端末名称の表示やレポート印刷が可能となる。
【0043】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載のファクシミリ装置において、前記受信機は、自端末の端末名称の更新をカウントするカウンターを有し、自端末の端末名称の更新記録に、前記カウンターの更新値を用いるようにしたので、請求項1記載の発明に比して、数ビットで対応可能となる。
【0044】
請求項3記載の発明によれば、請求項1記載のファクシミリ装置において、自端末の端末名称の更新記録に更新された自端末の端末名称のCRCコードを用いているので、本来の端末名称の変更があった場合にのみ的確に通常プロトコルを実行させることができる。
【0045】
請求項4記載の発明によれば、送信機、受信機双方で端末名称を含むCRCコードを用いているので、本来の端末名称の変更があった場合にのみ的確に通常プロトコルを実行させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態を示すファクシミリ装置のハードウェア構成の概略を示すブロック図である。
【図2】端末名称変更時の処理制御例を示すフローチャートである。
【図3】通常プロトコル実行時のシーケンス図である。
【図4】短縮プロトコル実行時のシーケンス図である。
【図5】CRCコード不一致時のシーケンス図である。
【図6】送信機側の処理制御例を示すフローチャートである。
【図7】受信機側の処理制御例を示すフローチャートである。
【図8】NSFフレームの構成例を示す説明図である。
【図9】NSSフレームの構成例を示す説明図である。
【図10】本発明の第二の実施の形態の端末名称変更時の処理制御例を示すフローチャートである。
【図11】NSFフレームの構成例を示す説明図である。
【図12】受信機側の処理制御例を示すフローチャートである。
【図13】本発明の第三の実施の形態の端末名称変更時の処理制御例を示すフローチャートである。
【図14】NSFフレームの構成例を示す説明図である。
【図15】受信機側の処理制御例を示すフローチャートである。
【図16】本発明の第四の実施の形態のNSSフレームの構成例を示す説明図である。
【図17】送信機側の処理制御例を示すフローチャートである。
【図18】受信機側の処理制御例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
3 メモリ、名称記憶メモリ
11 送信側CRC生成部、受信側CRC生成部

Claims (4)

  1. 受信機能力情報と受信機端末名称を記憶するメモリと、受信機能力情報のCRCコードを生成する送信側CRC生成部とを有し、或る受信機に対する2回目以降の送信で前回送信時に前記メモリに記憶した当該受信機能力情報を基に決定した通信パラメータとCRCコードとを送信して短縮プロトコルを行い、前記メモリに記憶した当該受信機端末名称を通信相手先として使用する送信機と、
    自端末の設定状況に基づき受信機能力情報を作成し、作成した受信機能力情報のCRCコードを生成する受信側CRC生成部を有し、短縮プロトコル時に、送信機側より送信されたCRCコードの情報と前記受信側CRC生成部で生成したCRCコードとを比較し、両コードが一致した場合には短縮プロトコルを実行し、両コードが不一致の場合には通常プロトコルを行なう受信機と、
    を備えるファクシミリ装置において、
    前記受信機は、自端末の端末名称を記録する名称記憶メモリを有し、自端末の設定状況に基づき作成される前記受信機能力情報に自端末の端末名称の前記名称記憶メモリへの更新記録を設定し自端末の端末名称が更新された場合に前記送信機側から送信されたCRCコードに対して不一致を生じさせるようにしたことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 前記受信機は、自端末の端末名称の更新をカウントするカウンターを有し、自端末の端末名称の更新記録に、前記カウンターの更新値を用いるようにしたことを特徴とする請求項1記載のファクシミリ装置。
  3. 前記受信機は、自端末の端末名称の更新記録に、更新された自端末の端末名称のCRCコードを用いるようにしたことを特徴とする請求項1記載のファクシミリ装置。
  4. 受信機能力情報と受信機端末名称を記憶するメモリと、受信機能力情報と受信機端末名称のCRCコードを生成する送信側CRC生成部とを有し、或る受信機に対する2回目以降の送信で前回送信時に前記メモリに記憶した当該受信機能力情報を基に決定した通信パラメータとCRCコードとを送信して短縮プロトコルを行い、前記メモリに記憶した当該受信機端末名称を通信相手先として使用する送信機と、
    自端末の設定状況に基づき受信機能力情報を作成し、作成した受信機能力情報と自端末の端末名称のCRCコードを生成する受信側CRC生成部を有し、短縮プロトコル時に、送信機側より送信されたCRCコードの情報と前記受信側CRC生成部で生成したCRCコードとを比較し、両コードが一致した場合には短縮プロトコルを実行し、両コードが不一致の場合には通常プロトコルを行なう受信機と、
    を備えることを特徴とするファクシミリ装置。
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