JP3765512B2 - 固定長セル伝送装置並びに固定長セル送信装置及び固定長セル受信装置 - Google Patents

固定長セル伝送装置並びに固定長セル送信装置及び固定長セル受信装置 Download PDF

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Description

【0001】
(目次)
発明の属する技術分野
従来の技術(図15)
発明が解決しようとする課題
課題を解決するための手段(図1)
発明の実施の形態
(A)第1実施形態の説明(図2〜図8)
(B)第2実施形態の説明(図9,図10)
(C)第3実施形態の説明(図11)
(D)第4実施形態の説明(図12,図13)
(E)第5実施形態の説明(図14)
(F)その他
発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】
本発明は、固定長セル伝送装置並びに固定長セル送信装置及び固定長セル受信装置に関し、特に、ATM(Asynchronous Transfer Mode)セルと呼ばれる固定長のデータ(セル)を扱うATM光伝送技術(非同期光伝送網)に用いて好適な、固定長セル伝送装置並びに固定長セル送信装置及び固定長セル受信装置に関する。
【0003】
周知のように、ATM伝送技術は、広帯域通信ネットワークを実現する技術として注目されているが、特に近年では、光伝送技術の進歩によって、例えば、複数の異なる光波長情報を有するデータ(ATMセル)を波長多重して1本当たりの光ファイバにおける使用帯域の有効利用(広帯域化)を図ることが可能な光波長多重技術を利用したATM光伝送技術が注目されている。
【0004】
【従来の技術】
図15はATMセル伝送装置の一例を示すブロック図で、この図15に示すように、ATMセル伝送装置は、例えば、ATM交換機(図示略)などを有するセンタ側に設けられる分離装置101と、加入者(ユーザ)側に設けられるRT(Remote Terminal)と呼ばれる多重化装置102とをそなえて構成されている。
【0005】
さらに、この図15に示すように、分離装置(固定長セル送信装置)101は、分離部(DMUX)103及び複数の電気/光変換部(E/O)104−1〜104−n(nは自然数)をそなえて構成され、多重化装置(固定長セル受信装置)102は、各電気/光変換部(E/O)104−1〜104−nに対応した光/電気変換部(O/E)105−1〜105−n及び多重部(MUX)106をそなえて構成されている。
【0006】
ここで、分離装置101において、分離部103は、ATM交換機側からメタリック信号(電気信号)で受けるATMセルデータをそのVPI(Virtual Path Identifier)/VCI(Virtual Channel Identifier)に基づき対応する電気/光変換部104−i(ただし、i=1〜n)に分配すべく入力データを分離するものであり、各電気/光変換部(光送信部)104−iは、それぞれ、入力データを所定の波長λiを有する光信号に変換するものである。
【0007】
なお、これらの各電気/光変換部104−iにおいて光信号に変換されたデータは、ここでは、波長多重されて1本の光伝送路107を通じて送信されるようになっている。
一方、多重化装置102において、各光/電気変換部(光受信部)105−iは、それぞれ、光伝送路107を通じて入力される波長λiをもった光信号をメタリック信号に変換するものであり、多重部106は、各光/電気変換部105−iからのメタリック信号(ATMセル)を時分割に出力することにより多重してユーザ側へ出力するものである。
【0008】
つまり、上述のATMセル伝送装置(光波長多重技術を用いたATM伝送技術)では、伝送すべきデータ(ATMセル)を光電変換するに当たって、全体の使用帯域を光送信部104−i(光受信部105−i)の伝送速度(帯域λ1〜λn)に分割して伝送するようになっているのである。なお、この場合、全体の伝送速度は情報の有無に関係なく一定になる。
【0009】
このような構成により、上述のATMセル伝送装置では、分離装置101から多重化装置102までの間、センタ側からのデータを光伝送路107を通じて極めて効率良く伝送することができるようになる。従って、例えば、多重化装置102をユーザの近辺に配置すれば、センタからのデータを光伝送路107によりユーザの近くまでほとんど損失なく伝送することが可能になる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、一般にATM伝送技術では、使用帯域がそのときどきにおいて変化するので、物理レイヤ部分に相当する光部は場合によっては全ての光送信部104−iを用いずともデータ伝送が可能になることがある。しかしながら、上述のATMセル伝送装置では、常に一定帯域の情報を流すことになっているため、一部の光送信部104−iからは空きセルを送るなどの処理が必要になる。これは、システム全体の消費電力を浪費するばかりでなく、ATMの特徴であるVP/VCを用いた柔軟な伝送技術を有効に利用したものとはいえない。
【0011】
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、データ(固定長セル)伝送時の使用帯域に応じて使用する光送信部,光受信部を決定することにより、固定長セルの伝送を効率良く且つ柔軟に行なえるようにした、固定長セル伝送装置並びに固定長セル送信装置及び固定長セル受信装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
図1は本発明の原理ブロック図であるが、この図1に示すように、本発明の固定長セル伝送装置は、固定長セル送信装置1と固定長セル受信装置2とをそなえて構成されており、さらに、固定長セル送信装置1が、交換部11,複数の光送信部12−1〜12−n(nは自然数)及び帯域測定・制御部13をそなえて構成されるとともに、固定長セル受信装置2が、複数の光受信部21−1〜21−n及び受信制御部22をそなえて構成されている。なお、固定長セル送信装置1において、11−1〜11−nはそれぞれ交換部11の出口ポートである。
【0013】
ここで、固定長セル送信装置(以下、単に「送信装置」という)1において、交換部11は、固定長セルを電気信号で受けてその固定長セルを複数の出口ポート11−1〜11−nの何れかに出力しうるものであり、各光送信部12−i(ただし、i=1〜n)は、交換部11の各出口ポート11−iに接続されて電気信号の固定長セルを光信号に変換して出力するものである。
【0014】
また、帯域測定・制御部13は、入力されてきた電気信号の固定長セルから帯域情報を測定し、その測定結果に基づいて各光送信部12−iの中から使用すべき光送信部12−iを決定して、その使用すべき光送信部12−iを駆動させるとともに、交換部11へ入力されてきた固定長セルを使用すべき光送信部12−iが接続されている出口ポート11−iへ出力させるものである。
【0015】
一方、固定長セル受信装置(以下、単に「受信装置」という)2において、各光受信部21−iは、それぞれ、上述の送信装置1に光伝送路3を介して接続され、光信号の固定長セルを電気信号に変換して出力するものであり、受信制御部22は、送信装置1における使用すべき光送信部12−iに対応した光受信部21−iを駆動させるものである。
【0016】
上述のごとく構成された本発明の固定長セル伝送装置では、送信装置1において、入力固定長セルの帯域情報に基づきデータ(固定長セル)送信に必要な分だけの光送信部12−iが駆動され、その光送信部12−iのみにデータが供給されて光信号に変換された固定長セルが受信装置2へ出力される。一方、受信装置2では、受信制御部22によって送信装置1において駆動されている光送信部12−iに対応した光受信部21−iが駆動されて、受信した光信号の固定長セルが電気信号に変換される。
【0017】
つまり、上述の固定長セル伝送装置は、入力固定長セルの帯域情報に基づきデータ伝送に必要な分だけの光送信部12−i,光受信部21−iのみを使用(駆動)して、空きセル等を送信することなく、効率良くデータ伝送を行なうのである。
このため、例えば、送信装置1は、使用すべき光送信部12−iの情報を有する制御セルを受信装置2へ送信しうるように構成される。これにより、受信装置2では、駆動すべき上記光送信部12−iに対応した光受信部21−iを、上記制御セルを検出することで把握できる。
【0018】
なお、この場合、上記の制御セルを専用で伝送する制御用伝送路を送信装置1と受信装置2との間に介装すれば、上記制御セルを固定長セルとは別個に受信装置2側へ送信できるので、受信装置2では、受信固定長セル群から上記制御セルを検出するといった特別な検出処理を施すことなく、上記制御セルを検出できる。
【0019】
ところで、上述の送信装置1の交換部11の入力側には、到着した固定長セルを蓄積するバッファを設けてもよい。これにより、送信装置1は、入力固定長セルのデータ量や使用帯域に変化があった場合でも、固定長セルを損失することなく伝送することが可能になる。
また、本固定長セル伝送装置は、送信装置1を、固定長セルの論理チャネル情報を変更して交換部11での交換を行なうように構成するとともに、受信装置2を、変更された上記の論理チャネル情報を元の論理チャネル情報に変更するように構成してもよい。これにより、送信装置1では、固定長セルの論理チャネル情報の変更によって、使用すべき(駆動されている)光送信部12−iの接続されている交換部11の出口ポート11−iに固定長セルが出力される一方、受信装置2では、送信装置1で変更された論理チャネル情報が元の論理チャネル情報に変更されるので、送信装置1と受信装置2との間での固定長セルの使用論理チャネルを伝送装置内で独立して自由に設定することができる。
【0020】
なお、送信装置1において、上記複数の光送信部12−iのうちの使用しない光送信部12−iは、障害発生時予備用光送信部として使用するようにしてもよい。この場合、送信装置1では、何らかの障害が発生して使用中の光送信部12−iが機能しなくなったとしても、その光送信部12−iに代わって上記の予備用光送信部が駆動されることによって、正常に、固定長セルの送信処理を継続することが可能になる。
【0021】
また、上述の受信装置2(受信制御部22)は、送信装置1から送信されてくる送信装置1における使用すべき光送信部12−iの情報に基づいて、対応した光受信部21−iを駆動させるように構成してもよい。この場合、受信装置2では、確実に、送信装置1からの光信号の固定長セルを対応する光受信部21−iで受信することができる。
【0022】
具体的に、上述の受信制御部22は、例えば、送信装置1から送信されてくる送信装置1における使用すべき光送信部12−iの情報を有する制御セルを検出することにより、対応した光受信部21−iを駆動させるように構成すれば、光送信部12−iと対になる光受信部21−iを確実に駆動して機能させることができる。
【0023】
ところで、図1では、送信装置1と受信装置2との間に介装された光伝送路3が、各光送信部12−iからの光信号を多重する光信号多重伝送路として構成されており、これにより、1本の光伝送路における帯域の有効利用を図るようにしている。ただし、この光伝送路3は、各光送信部12−iからの光信号をそれぞれ伝送しうる複数の光伝送路からなる空間多重伝送路として構成してもよく、この場合は、光送信部12−iと光受信部21−iとが1対1で接続されるので、例えば、光送信部12−i,光受信部21−iの増設などにも柔軟に対応することが可能になる。
【0024】
次に、上述の帯域測定・制御部13は、例えば、下記項目(1)(2)に示す各部をそなえて構成される。
(1)入力されてきた電気信号の固定長セルから帯域情報を測定する帯域情報測定部
(2)上記の帯域情報測定部で測定された帯域情報に基づいて、各光送信部12−iの中から使用すべき光送信部12−iを決定して、使用すべき光送信部12−iを駆動させるための駆動制御信号を対応する光送信部12−iへ出力するとともに、交換部11へ入力されてきた固定長セルを使用すべき光送信部12−iが接続されている出口ポート11−iへ出力させるためのルーティング制御信号を交換部11へ出力する送信制御部
これにより、この場合の帯域測定・制御部13では、上記駆動制御信号により必要な分の光送信部12−iを駆動させて、上記ルーティング制御信号により交換部11からその光送信部12−iへ固定長セルを供給することができる。
【0025】
このとき、上述の帯域情報測定部は、入力されてきた電気信号の固定長セルから全体の使用帯域情報を測定する全使用帯域情報測定部と、固定長セルが使用している各論理チャネル毎の使用帯域情報を測定する論理チャネル使用帯域情報測定部とをそなえて構成してもよい。この場合、この帯域情報測定部では、使用すべき光送信部12−iの決定に必要な情報として、全体の使用帯域情報と各論理チャネル毎の使用帯域情報とを確実に得ることができる。
【0026】
さらに、上述の全使用帯域情報測定部は、固定長セルを計数するカウンタをそなえ、論理チャネル使用帯域情報測定部は、論理チャネル情報を検出する論理チャネル情報検出部と、該論理チャネル情報検出部で検出された該論理チャネル情報に基づいて同じ論理チャネル情報を有する固定長セルを計数する複数のカウンタをそなえるようにしてもよい。
【0027】
これにより、この場合の全使用帯域情報測定部では、上記カウンタの計数値が全使用帯域情報となり、論理チャネル使用帯域情報測定部では、上記各カウンタの計数値が各論理チャネル毎の使用帯域情報となるので、容易に、上記各部の機能が実現される。
一方、上述の送信制御部は、例えば、下記項目(1)(4)に示す各部をそなえて構成される。
【0028】
(1)上述の全使用帯域情報測定部での測定結果に基づいて各光送信部12−iの中から使用すべき光送信部12−iを決定する使用数決定部
(2)上述の論理チャネル使用帯域情報測定部での測定結果に基づいて使用すべき光送信部毎に論理チャネルに対応した使用帯域情報を記憶する記憶部
(3)この記憶部から記憶情報を読み出すことにより上記の駆動制御信号を出力する駆動制御信号出力部
(4)上述の記憶部から記憶情報を読み出すことにより上記のルーティング制御信号を出力するルーティング制御信号出力部
これにより、この場合の送信制御部では、記憶部における論理チャネルに対応した使用帯域情報を順次更新してゆくので、常に必要な分だけの光送信部12−iを駆動させてその光送信部12−iに固定長セルを供給することができる。
【0029】
なお、このとき、上述の送信制御部は、各光送信部12−iのうちの使用しない光送信部12−iには非駆動制御信号を出力するようにしてもよい。これにより、この場合は、より確実に、必要な分だけの光送信部12−iのみを駆動させることができる。
また、図1に示す固定長セル伝送装置は、送信装置1と受信装置2とを両方そなえて構成されているが、いずれか一方のみをそなえて、送信専用の伝送装置あるいは受信専用の伝送装置として構成してもよい。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(A)第1実施形態の説明
図2は本発明の第1実施形態としてのATMセル伝送装置の構成を示すブロック図であるが、この図2に示すように、本実施形態のATMセル(固定長セル)伝送装置は、ATMセル送信装置1とATMセル受信装置2とをそなえるとともに、各装置1,2間に光ファイバからなる光伝送路3が介装されて構成されている。
【0031】
さらに、この図2に示すように、上述のATMセル送信装置1は、送信側ATMスイッチ/クロスコネクト(SW/XC)部11,複数の電気/光(E/O)変換部12−1〜12−n(#1〜#n),帯域測定・制御部13及びバッファ14をそなえて構成され、ATMセル受信装置2は、各E/O変換部12−p(ただし、p=1〜n)に対応した複数の光/電気(O/E)変換部21−p(O/E#p),受信制御部22,受信側ATMスイッチ(MUX)23及び各O/E変換部21−pに対応した複数のバッファ24−pをそなえて構成されている。なお、符号11−pで示すものは送信側ATMSW/XC部11の出口ポートである。
【0032】
ここで、まずATMセル送信装置(以下、単に「送信装置」ということがある)1において、送信側ATMSW/XC部(交換部)11は、ATM交換機(図示略)等から出力されるATMセルをメタリック信号(電気信号)で受けてそのATMセルを各出口ポート11−pの何れかに出力しうるものであり、各E/O変換部(光送信部)12−pは、この送信側ATMSW/XC部11の各出口ポート11−pに接続されてメタリック信号のATMセルを所定の帯域(周波数)λpを有する光信号に変換して出力するものである。
【0033】
また、帯域測定・制御部13は、入力されてきたメタリック信号のATMセルから帯域情報を測定し、この測定結果に基づいて各E/O変換部12−pの中から使用すべきE/O変換部12−pを決定して、その使用すべきE/O変換部12−pを駆動させるとともに、送信側ATMSW/XC部11へ入力されてきたATMセルを使用すべきE/O変換部12−pが接続されている出口ポート11−pへ出力させるものである。
【0034】
なお、バッファ14は、到着したATMセルを蓄積するもので、ここでは、図2に示すように送信側ATMSW/XC部(交換部)11の入力側に設けられることにより、入力ATMセルのデータ量が急激に増加した場合でも、ATMセルを損失することなく伝送できるようにしている。
一方、ATMセル受信装置(以下、単に「受信装置」ということがある)2において、各O/E変換部(光受信部)21−pは、それぞれ、上述の送信装置1(対応するE/O変換部12−p)に光伝送路3を介して接続され、光信号のATMセルをメタリック信号に変換して出力するものであり、受信制御部22は、送信装置1における使用すべき(駆動されている)E/O変換部12−pに対応したO/E変換部21−pを駆動させるものである。なお、この受信制御部22の構成については後述する。
【0035】
また、受信側ATMスイッチ23は、上述の各O/E変換部21−pからのメタリック信号のATMセルを受信制御部22からの制御信号に応じて選択的に出力することにより、ATMセルを時分割に多重して出力するものであり、各バッファ24−pは、送信装置1におけるものと同様に、到着したATMセルを、一旦、蓄積して、入力(受信)ATMセルのデータ量が急激に増加した場合でも、ATMセルを損失することなく伝送できるようにするためのものである。
【0036】
上述のごとく構成された本実施形態のATMセル伝送装置では、送信装置1において、入力ATMセルの帯域情報に基づきデータ(ATMセル)送信に必要な分だけのE/O変換部12−pが帯域・測定制御部13により駆動され、そのE/O変換部12−pから光信号のATMセルが出力される。一方、受信装置2では、受信制御部22によって、送信装置1において駆動されているE/O変換部12−pに対応したO/E変換部21−pが駆動される。
【0037】
つまり、上述のATMセル伝送装置は、入力ATMセルの帯域情報に基づきデータ伝送に必要な分だけのE/O変換部12−p,O/E変換部21−pのみを使用(駆動)して、空きセル等を送信することなく、効率良くデータ伝送を行なうのである。
このため、まず、上述の帯域測定・制御部13は、例えば図3に示すように、帯域情報測定部13A,送信制御部13B,制御セル生成部(CCG:Control Cell Generator)13C及びセレクタ(SEL)13Dをそなえて構成される。
【0038】
ここで、上述の帯域情報測定部13Aは、入力されてきたメタリック信号のATMセルから帯域情報を測定するもので、本実施形態では、図3に示すように、VPI/VCI検出部131,カウンタ132及びセレクタ・カウンタ部133をそなえて構成されており、カウンタ(全使用帯域情報測定部)132は、単位時間当たりの入力ATMセルの総数をカウント(計数)することによりATMセル全体の使用帯域情報を測定するものである。
【0039】
また、VPI/VCI検出部131及びセレクタ・カウンタ部133は、ATMセルが使用している各VPI/VCI毎の使用帯域情報を測定する論理チャネル使用帯域情報測定部としての機能を果たすもので、VPI/VCI検出部(論理チャネル情報検出部)131は、入力ATMセルからそのVPI/VCI(論理チャネル情報)を検出するものであり、セレクタ・カウンタ部133は、このVPI/VCI検出部131で検出されたVPI/VCIに基づいて同じVPI/VCIを有するATMセルの数をカウントすることによりVPI/VCI毎の使用帯域情報を測定するものである。
【0040】
このため、上述のセレクタ・カウンタ部133は、具体的には、例えば図4に示すように、セレクタ136及び複数のカウンタ137−1〜137−M(ただし、Mは自然数で存在しうるVPI/VCI値の全種類数に相当する)をそなえて構成されており、上述のVPI/VCI検出部131で検出されたVPI/VCIの値(VPI/VCI検出信号)に応じてセレクタ136の出力が切り替えられることにより、各VPI/VCI値に対応するカウンタ137−J(ただし、J=1〜M)において同じVPI/VCI値のATMセルがカウントされるようになっている。
【0041】
次に、送信制御部13Bは、上述の帯域情報測定部13Aで測定された帯域情報に基づいて、各E/O変換部12−pの中から使用すべきE/O変換部12−pを決定して、その使用すべきE/O変換部12−pを駆動させるための駆動制御情報(駆動制御信号)を対応するE/O変換部12−pへ出力するとともに、送信側ATMSW/XC部11へ入力されてきたATMセルを使用すべきE/O変換部12−pが接続されている出口ポート11−pへ出力させるためのルーティング制御信号を送信側ATMSW/XC部へ出力するものである。
【0042】
このため、上記送信制御部13Bは、図3に示すように、演算装置(CPU)134及びメモリ135をそなえて構成されており、演算装置134は、図6,図7にて後述するように、帯域情報測定部13Aでの測定結果とともに、制御セル(後述)用に確保すべきVPI/VCI,使用帯域(いずれも固定値)を各E/O変換部12−p毎にメモリ135に記憶させ、その記憶情報に基づき使用するE/O変換部12−pの決定,そのE/O変換部12−pへのVPI/VCI,使用帯域の割り当て等の情報更新操作を行なったのち、その記憶情報を読み出すことにより、上記の駆動制御信号,ルーティング制御信号を出力するものである。
【0043】
つまり、この演算装置134は、以下のような各機能部分を有していることになる。
(1)カウンタ132での測定結果(カウント値)に基づいて各E/O変換部12−pの中から使用すべきE/O変換部12−pを決定する使用数決定部としての機能
(2)メモリ135からその記憶情報を読み出すことにより駆動制御信号を出力する駆動制御信号出力部としての機能
(3)メモリ135からその記憶情報を読み出すことによりルーティング制御信号を出力するルーティング制御信号出力部としての機能
なお、メモリ(記憶部)135は、VPI/VCI検出部131及びセレクタ・カウンタ部133による測定結果(カウント値)に基づいて使用すべきE/O変換部12−p毎にVP/VCに対応した使用帯域情報を記憶するものである。このメモリ135は、演算装置134内に内蔵されている場合もある。
【0044】
また、図3において、制御セル生成部13Cは、使用すべきE/O変換部12−pとして決定されたE/O変換部12−pの情報(例えば、装置番号#1〜#n)に、送信制御部13Bからのタグ情報(ルーティング情報:制御セル用に確保されたVPI/VCI,使用帯域)を付加することにより制御セルを生成するものであり、セレクタ13Dは、送信制御部13Bからのルーティング情報に応じてその出力が切り替えられることにより、入力ATMセルと制御セル生成部13Cで生成された制御セルとを選択的に出力するものである。
【0045】
つまり、本実施形態の送信装置1は、使用すべきE/O変換部12−pの情報を有する制御セルを受信装置2へ送信しうるようになっているのである。
次に、図5は上述の送信側ATMSW/XC部11の構成を示すブロック図で、この図5に示すように、本実施形態の送信側ATMSW/XC部11は、VPI/VCI検出部111,照合部112及び送信側ATMスイッチ(ATMSW:MUX)113を有して構成されている。
【0046】
ここで、VPI/VCI検出部111は、上述の帯域情報測定部13A(図3参照)におけるものと同様に、入力ATMセルのタグ情報からVPI/VCIを検出するものであり、照合部112は、このVPI/VCI検出部111で検出されたVPI/VCIと上述の演算装置134から供給されるルーティング情報とを照合し、その照合結果に応じて、マトリックススイッチ等で実現されるATMスイッチ113を切り替えることにより、ATMセル(制御セルも含む)を、使用すべきE/O変換部12−pへ供給すべく所定の出口ポート11−pに出力させるものである。
【0047】
次に、受信装置2において、上述の受信制御部22は、図3に示すように、制御セル検出部22A及び光受信・交換制御部22Bを有して構成されており、制御セル検出部22Aは、各O/E変換部21−pの出力から上述のごとく送信装置1から送られてくる制御セルを検出するものであり、光受信・交換制御部22Bは、この制御セル検出部22Aでの検出結果に応じて、O/E変換部21−pの駆動および受信側ATMスイッチ113の切り替えを制御するものである。
【0048】
以下、上述のごとく構成された本実施形態におけるATMセル伝送装置の動作(動作アルゴリズム)について、図6及び図7を併用して詳述する。
まず、本ATMセル伝送装置に入力されたATMセルは、帯域測定・制御部13の帯域情報測定部13A及び送信制御部13Bにより、そのVP/VCの帯域がVCレベルまで測定される。具体的に、このとき、帯域情報測定部13Aでは、まず図6に示すように、カウンタ132により単位時間当たりの入力ATMセルの総数をカウントするとともに、VPI/VCI検出部131により入力ATMセルのVP/VCをチェック(VPI/VCIを検出)し同じVPI/VCIを有するATMセルの数をセレクタ・カウンタ部133でカウントしてVPI/VCI毎のATMセル数を得る(ステップS1)。
【0049】
具体的に、セレクタ・カウンタ部133では、VPI/VCI検出部131からのVPI/VCI検出信号に応じてセレクタ136(図4参照)の出力が切り替えられることにより、各カウンタ137−Jにおいてそれぞれ自己が担当するVPI/VCIを有するATMセルの計数が行なわれる。
そして、帯域情報測定部13Aは、得られた上記の各カウント値を送信制御部13Bの演算装置134に渡す(ステップS2)。すると、演算装置134は、まず、カウンタ132により得られたカウント値(全ATMセル数)に基づき、全てのATMセルによる使用帯域(全使用帯域)を測定(算出)する(ステップS2)。
【0050】
つまり、本実施形態のATMセル伝送装置(送信装置1)は、上記の全使用帯域情報及びVP/VC毎の使用帯域情報を、それぞれ、カウンタ132,137−Jの計数値(カウント値)により得ることで、極めて容易に且つ簡素に、上記の機能を実現しているのである。
さらに、演算装置134は、得られた全使用帯域情報とセレクタ・カウンタ部133からのVPI/VCI毎のATMセル数とに基づき、各VP/VCに割り当ててある使用帯域を測定し(ステップS3)、各測定結果(全使用帯域,VPI/VCI,各VP/VCに割り当ててある使用帯域)をメモリ135に蓄える(ステップS5)。
【0051】
ただし、このとき演算装置134は、上記の各測定結果とともに、制御セル(各VP/VCをどのE/O変換部12−pに振り分けるかという情報を有するセル)のためのVPI/VCI及び使用帯域をメモリ135に蓄える(ステップS4)。なお、この制御セル用のVPI/VCI及び使用帯域は予め設定しておく。
【0052】
その後、演算装置134は、メモリ135から記憶情報(全使用帯域,VPI/VCI,各VP/VCに割り当ててある使用帯域)を読み出し、その情報に基づいて、使用すべきE/O変換部(以下、光送信部,光送信器又は光送信モジュールということがある)12−p,その光送信部12−pへのVP/VCの割り当て(光送信部12−pへの使用経路の振り分け)を決定し、使用すべき光送信部12−pへの設定を駆動制御情報により与え、送信側ATMSW/XC部11への設定をルーティング情報により与える。
【0053】
具体的に、このとき演算装置134は、例えば図7に示すような手順で、各VP/VCの使用経路の振り分けを行なう。
即ち、まず、演算装置134は、メモリ135から全使用帯域情報を読み出し(ステップS6)、その情報(全体の使用帯域の状況)に基づき、使用すべき光送信モジュール12−pの数N(Nは自然数)を次式(1)に示す演算により算出し、最低限必要な光送信モジュールの使用数Nを決定する。ただし、次式(1)の演算では小数点以下の端数は切り上げるものとする(ステップS7)。
【0054】
使用数N=全使用帯域(bps)/1つ当たりの光送信器12−pの伝送帯域(伝送速度)(bps)・・・(1)
つまり、上述の伝送装置(送信装置1)は、使用すべき光送信モジュール12−pの決定に際して、必要な情報として全使用帯域情報と各VP/VC毎の使用帯域情報とを得て、上記式(1)で表されるような極めて単純な演算で、必要な帯域分の光送信モジュール12−pの数Nを算出・決定するのである。従って、常に高速に、使用すべき光送信モジュール12−pを決定でき、本伝送装置の処理能力が大幅に向上する。
【0055】
さらに、演算装置134は、メモリ135から各VPI/VCIにおける使用帯域情報を読み出し(ステップS8)、その情報と上述のごとく得られた使用数Nとに基づき、各VP/VCをどの光送信モジュール12−pに出力する(割り当てる)かを決定する(このとき、VCの帯域は分割しない)(ステップS9)。
【0056】
ただし、この決定は、各光送信モジュール12−pの伝送速度及び各VP/VCの使用帯域を考慮して、全体の使用帯域が、N個分の各光送信モジュール12−pにより提供可能な伝送帯域(=各光送信モジュール12−pの伝送速度×使用数N)を超えないように行なわれる。
例えば、{VPI,VCI}={Pj,Cj}(j=1〜m)の使用帯域が“aj”(bps)、各光送信モジュール12−iの最大伝送速度が“b”(bps)(ただし、b>aj)で、使用数N=i(光送信モジュール12−1〜12−iを使用する)と決定されると、使用する全ての光送信モジュール12−1〜12−iに対して、全ての使用帯域“aj”を不足することないように、且つ、1つ当たりの光送信モジュール12−1〜12−iに割り当てる使用帯域“aj”の総和が最大伝送速度“b”を超えないように各VP/VCが各光送信モジュール12−1〜12−iに振り分けられる。
【0057】
ただし、上記の処理において、光送信モジュール12−1〜12−iのうち、1つでも割り当てた使用帯域“aj”の総和が最大伝送速度“b”を超えたものがあった場合は、使用数Nを1つ増やし(N=i+1)て再割り当てが行なわれる。なお、帯域測定・制御部13と送信側ATMSW/XC部11との間には、図3に示すようにバッファ3が設けられているので、使用帯域が変更されても遅延なく上記の帯域の再振り分けを行なうことが可能である。
【0058】
そして、演算装置134は、上記の使用帯域“aj”に相当するVP/VC({VPI,VCI}={Pj,Cj})をルーティング情報として引き出し、送信側ATMSW/XC部11(図2,図5参照)への設定を与える。また、使用すべき光送信モジュール12−1〜12−iへは駆動制御情報が供給され、その光送信モジュール12−1〜12−iが駆動される。
【0059】
つまり、上述の送信装置1では、使用すべき光送信モジュール12−1〜12−i毎にVP/VCに対応した使用帯域情報をメモリ135に記憶させておき、その記憶情報を順次更新しながら読み出すことにより、駆動制御情報,ルーティング情報を得るようになっているのである。従って、極めて単純な制御で、常に、必要な分だけの光送信モジュール12−1〜12−iを駆動させてその光送信モジュール12−1〜12−iにデータ(ATMセル)を供給することができ、確実に、本装置の簡素化,制御の高速化等が図られる。
【0060】
なお、使用しない光送信モジュール12−(i+1)〜12−nへは、使用しない旨の信号(非駆動制御信号)を供給して、その光送信モジュール12−(i+1)〜12−nの駆動を停止させれば、より確実に、必要な分だけの光送信モジュール12−1〜12−iのみを駆動させることができるので、本伝送装置の信頼性のさらなる向上に大いに寄与する。
【0061】
次に、送信側ATMSW/XC部11では、上述のごとく得られたルーティング情報に応じて送信側ATMスイッチ113を切り替えることにより、入力ATMセル(メタリック信号)を使用すべき光送信モジュール12−1〜12−iが接続された出口ポート11−1〜11−iに振り分ける。そして、光送信モジュール12−1〜12−iは、メタリック信号のATMセルを光信号(波長λ1〜λi)に変換したのち光伝送路3を通じて受信装置2側へ送信する。
【0062】
つまり、上述の使用すべき光送信モジュール12−1〜12−iは、演算装置134から駆動制御信号を受けることにより駆動され、送信側ATMSW/XC部11へのルーティング情報により、接続されている出口ポート11−1〜11−iからATMセルの供給を受けるようになっているのである。従って、送信すべきATMセルは、確実に、光信号に変換されて出力され、本伝送装置の信頼性にも大いに寄与する。
【0063】
なお、このとき、使用する光経路(VP/VC)を1本用いて(制御セルにより)、使用している光送信モジュール12−1〜12−iの使用状況(使用モジュール12−1〜12−iとその使用モジュール12−1〜12−iが確保しているVP/VC)が受信装置2に伝えられる。この制御セル用の帯域は予め演算装置134の中に使用帯域“aj”の1つとして含めてあるので障害は発生しない。
【0064】
一方、受信装置2では、光送信モジュール12−pの使用状況についての情報(制御セル)を受信制御部22にて受け取り、その情報に基づいて、受信制御部22が、O/E変換部(以下、光受信部又は光受信モジュールということがある)21−p及び受信側ATMスイッチ23の設定を行なう。
具体的に、受信制御部22では、まず、制御セル検出部22Aにおいて送信装置1からの制御セルを検出し、その制御セルが有する情報に応じて、駆動されている光送信モジュール12−1〜12−iに対応する光受信モジュール21−1〜21−iを駆動させる(使用しないものについては駆動を停止する)とともに、受信側ATMスイッチ23の設定を行なう。なお、本実施形態では、この設定の時間を考慮して、受信側ATMスイッチ23の前段に、送信側ATMSW/XC部11の入力側と同様に、バッファ24−pを設けている。
【0065】
これにより、各光受信モジュール21−1〜21−iにおいて光/電気変換されたATMセルは、送信装置1の入力側と同様の元の状態に(シリアルに)戻されて出力される。このとき、VP/VCの情報は変換されていないまま送信装置1から送信されているので、受信装置2では、入力ATMセルのヘッダ(VP/VC)の値を変更することなく元に戻すことができる上に、VC単位で伝送されているのでセル順序についても考慮は不要である。
【0066】
以上のように、本実施形態におけるATMセル伝送装置によれば、送信装置1では、入力ATMセルの帯域情報に基づきデータ(ATMセル)送信に必要な分だけの光送信部12−pのみを駆動し、受信装置2では、送信装置1で駆動されている光送信部12−pに対応した光受信部21−pのみを駆動することにより、データ伝送に必要な分だけの光送信部12−p,光受信部21−pのみを使用して、空きセル等を送信することなく、効率良くデータ伝送を行なうので、本伝送装置全体の消費電力を大幅に削減することができるとともに、ATMセルの伝送を柔軟に行なうことができる。
【0067】
また、上述の伝送装置では、送信装置1から、使用すべき光送信モジュール12−1〜12−iの情報を有する制御セルを受信側に送信し、受信装置2において、この制御セルを検出することで駆動すべき光受信モジュール21−1〜21−iを把握するので、受信装置2は、使用すべき光受信モジュール21−1〜21−iを、常に確実に、駆動することができ、本伝送装置の信頼性の向上に大いに寄与する。さらに、受信装置2では、入力データから制御セルを検出するだけでよいので、極めて単純な制御で、使用すべき光受信モジュール21−1〜21−iを確実に駆動して機能させることができる。
【0068】
さらに、上述の伝送装置では、送信装置1の送信側ATMSW/XC部11の入力側に、到着したATMセルを蓄積するバッファ14を設けているので、送信装置1では、入力ATMセルのデータ量や使用帯域情報に変更があった場合でも、ATMセルを損失することなく伝送することが可能である。従って、本伝送装置の伝送時の信頼性が大幅に向上する。
【0069】
また、上述の伝送装置では、送信装置1と受信装置2との間に介装された光伝送路3が、各光送信モジュール12−pからの光信号を多重する光信号多重伝送路として構成されることにより、1本の光伝送路3における帯域の有効利用が図られているので、より効率的に、ATMセルの伝送を行なうことができるとともに、光伝送路3のコストの低減にも大いに寄与する。
【0070】
なお、上記の光伝送路3は、例えば図8に示すように、各光送信部12−pからの光信号をそれぞれパラレルに伝送しうる複数の光伝送路(光ファイバ)3−pからなる空間多重伝送路3′として構成してもよく、この場合は、光送信部12−pと光受信部21−pとが1対1で接続されるので、例えば、光送信部12−p,光受信部21−pの増設などにも柔軟に対応することが可能になり、本伝送装置構成上の柔軟性にさらに寄与することになる。
【0071】
(B)第2実施形態の説明
図9は本発明の第2実施形態としてのATMセル伝送装置の構成を示すブロック図であるが、この図9に示すように、本実施形態におけるATMセル伝送装置は、第1実施形態におけるもの(図2参照)に比して、送信装置1が制御セル生成部(CCG)15を帯域測定・制御部13とは個別にそなえるとともに、この制御セル生成部15で生成された制御セルを専用で伝送する制御用伝送路4が送信装置1(制御セル生成部15)と受信装置2(制御セル検出部22A)との間に介装されている点が異なる。
【0072】
このため、送信装置1の帯域測定・制御部13は、図10に示すように、図3における制御セル生成部13C及びセレクタ13Dが省略された構成となっており、入力ATMセルがそのままバッファ14へ出力されるようになっている。
このような構成により、本実施形態におけるATMセル伝送装置では、使用すべき光送信部12−pの情報を有する制御セルを、制御用伝送路4を通じて、ATMセルとは別個に受信装置2へ送信することができるので、受信装置2では、制御セル検出部22Aにおいて、受信ATMセル群から制御セルを検出するといった特別な検出処理を施すことなく、直接的に、送信装置1からの制御セルを検出できる。
【0073】
従って、受信装置2では、光受信部21−pの駆動制御が単純化され、本伝送装置の低消費電力化,小型化にさらに寄与することとなる。
なお、本実施形態においても、光伝送路3は、図8により前述したごとく空間多重伝送路3′として構成してもよい。
(C)第3実施形態の説明
図11は本発明の第3実施形態としてのATMセル伝送装置の構成を示すブロック図であるが、この図11に示すように、本実施形態におけるATMセル伝送装置は、第1実施形態にて前述したもの(図2参照)に比して、制御セルの代わりに、帯域測定・制御部13内の演算装置134で得られた駆動制御情報,ルーティング情報を制御信号として、制御信号線5を通じて、直接、各光受信部21−p,受信制御部22に供給しうるように構成されている点が異なる。
【0074】
このため、本実施形態における受信制御部22は、図2に示す制御セル検出部22A,光受信・交換制御部22Bに代えて、送信装置1からルーティング情報を直接受けて受信側ATMスイッチ23による交換処理を制御する交換制御部22Cをそなえて構成されている。
このような構成により、上述のATMセル伝送装置では、制御セルの検出を行なうことなく、送信装置1からの制御信号により、直接、使用すべき光送信部12−pに対応した光受信部21−pを駆動して、送信装置1からのATMセルを対応する光受信部21−pで受信することができる。従って、本伝送装置のさらなる小型化,装置構成上の柔軟性に大いに寄与する。
【0075】
なお、本実施形態においても、光伝送路3は、図8により前述したごとく空間多重伝送路3′として構成してもよい。
(D)第4実施形態の説明
図12は本発明の第4実施形態としてのATMセル伝送装置の構成を示すブロック図であるが、この図12に示すように、本実施形態におけるATMセル伝送装置は、第1実施形態にて前述したもの(図2参照)に比して、受信装置2が、受信ATMセルから障害を検出し検出した障害情報を送信装置1(帯域測定・制御部13)へ提供しうる受信側障害検出部24をそなえて構成されている点が異なる。
【0076】
このため、送信装置1の帯域測定・制御部13は、例えば図13に示すように、図3に示した構成に加えて、入力ATMセルから障害を検出するとともに、上記障害検出部24からの障害情報を受けうる送信側障害検出部13Eをそなえて構成されており、この送信側障害検出部13Eにて障害が検出されると、その障害情報が演算装置134に供給されて、その障害に関わる使用中の光送信部12−pの代わりに、使用していない光送信部12−pを駆動すべく、駆動制御情報,ルーティング情報が再生成されるようになっている。
【0077】
つまり、本実施形態のATMセル伝送装置(送信装置1)は、複数の光送信部12−pのうちの使用しない光送信部12−pを障害発生時予備用光送信部として使用しうるようになっているのである。
従って、送信装置1では、何らかの障害が発生して使用中の光送信部12−pが機能しなくなったとしても、その光送信部12−p(光経路)に代わって上記の予備用光送信部(未使用の光経路)が駆動されるので、正常に、ATMセルの送信処理を継続することができ、本装置の運用上の信頼性向上に大いに寄与することとなる。
【0078】
なお、本実施形態においても、光伝送路3は、図8により前述したごとく空間多重伝送路3′として構成してもよい。
(E)第5実施形態の説明
図14は本発明の第5実施形態としてのATMセル伝送装置の構成を示すブロック図であるが、この図14に示すように、本実施形態におけるATMセル伝送装置は、第1実施形態にて前述した構成(図2参照)に加えて、送信装置1が送信側VP/VC変換部16と送信側VP/VC変換テーブル138とをそなえるとともに、受信装置2が受信側VP/VC変換部25と受信側VP/VC変換テーブル221をそなえて構成されている。
【0079】
ここで、送信側VP/VC変換テーブル138は、例えば、この図14中に拡大して示すように、入力ATMセルのVP/VC値をVP1 (VC1 )→VP1 ′(VC1 ′),VP2 (VC2 )→VP2 ′(VC2 ′),・・・というように変換するよう対応付けたもので、送信側VP/VC変換部16が、このテーブル138に基づいて、入力ATMセルのヘッダ(タグ情報)を付け替えることにより、そのATMセルのVP/VC値が上記のような所定値に変換されるようになっている。
【0080】
なお、この送信側VP/VC変換テーブル138は、ここでは、帯域測定・制御部13内のメモリ135(図3参照)に記憶されているものとする。
また、受信側VP/VC変換テーブル221は、送信側で変換されたATMセルのVP/VC値を元の値に復元するためのもので、例えば図14中に拡大して示すように、送信側のテーブル138とは逆に、受信ATMセルのVP/VC値がVP1 ′(VC1 ′)→VP1 (VC1 ),VP2 ′(VC2 ′)→VP2 (VC2 ),・・・というように変換されるよう対応付けられている。
【0081】
そして、受信側VP/VC変換部25は、このテーブル221に基づいて、受信ATMセルのヘッダを付け替えることにより、そのATMセルのVP/VC値を元のVP/VC値に変換して、ATMセルを送出することが可能となる。
つまり、本実施形態におけるATMセル伝送装置は、送信装置1が、ATMセルの論理チャネル情報を変更して送信側ATMSW/XC部11での交換を行なうように構成されるとともに、受信装置2が、変更された上記の論理チャネル情報を元の論理チャネル情報に変更するように構成されているのである。
【0082】
上述のごとく構成された本実施形態における伝送装置では、各テーブル138,221の設定値を任意に定義することにより、送信装置1と受信装置2との間でのATMセルの使用VP/VCを伝送装置内で独立して自由に設定することができる。従って、第1〜第4実施形態にて前述した装置と同様の効果が得られるほか、例えば、既存の伝送系への適用が容易になる等の効果が期待できる。
【0083】
なお、上述のVP/VC変換部16,25及び変換テーブル138,221は、第1〜第4実施形態における伝送装置に適用してもよい。また、本実施形態においても、光伝送路3は、図8により前述したごとく空間多重伝送路3′として構成してもよい。
(F)その他
なお、上述の各実施形態では、ATMセル伝送装置が、ATMセル送信装置1及びATMセル受信装置2の両方をそなえた構成となっているが、例えば、送信装置1のみをそなえて送信専用の伝送装置として構成してもよいし、受信装置2のみをそなえて受信専用の伝送装置として構成してもよい。従って、この場合は、本伝送装置の伝送システムへの適用範囲に幅ができ、システム構築上の柔軟性に大いに寄与することとなる。
【0084】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、送信側では、入力固定長セルの帯域情報に基づきデータ(固定長セル)送信に必要な分だけの光送信部のみを駆動し、受信側では、送信側で駆動されている光送信部に対応した光受信部のみを駆動すすることにより、データ伝送に必要な分だけの光送信部,光受信部のみを使用して、空きセル等を送信することなく、効率良くデータ伝送を行なうので、装置全体の消費電力を大幅に削減することができるとともに、固定長セルの伝送を柔軟に行なうことができる。
【0085】
具体的に、このとき、送信側から使用すべき光送信部の情報を有する制御セルを受信側に送信するようにすれば、受信側では、駆動すべき光受信部を、上記の制御セルを検出することで把握できる。従って、使用すべき光受信部を、常に確実に、駆動することができ、本装置の信頼性の向上にも大いに寄与する。
【0086】
なお、この場合、上記の制御セルを専用で伝送する制御用伝送路を送信側と受信側との間に介装すれば、上記制御セルを固定長セルとは別個に受信側へ送信できるので、受信側では、受信固定長セル群から上記制御セルを検出するといった特別な検出処理を施すことなく、上記制御セルを検出できる。従って、受信側での光受信部の駆動制御が単純化され、本装置の低消費電力化,小型化にさらに寄与する。
【0087】
ところで、送信側の交換部の入力側には、到着した固定長セルを蓄積するバッファを設けてもよいので、送信側では、入力固定長セルのデータ量や帯域情報などに変更があった場合でも、常に、固定長セルを損失することなく伝送することが可能になる。従って、この場合は、本装置の伝送時の信頼性が大幅に向上することになる。
【0088】
また、具体的に、送信側では、固定長セルの論理チャネル情報を変更することにより、使用すべき(駆動されている)光送信部に固定長セルを供給する一方、受信側では、送信側で変更された論理チャネル情報を元の論理チャネル情報に変更するようにすれば、送信側と受信側との間での固定長セルの使用論理チャネルを伝送装置内で独立して自由に設定することができる。従って、例えば、既存の伝送系への適用が容易になる等の効果が期待できる。
【0089】
なお、送信側において、複数の光送信部のうちの使用しない光送信部は、障害発生時予備用光送信部として使用するようにしてもよいので、送信側では、何らかの障害が発生して使用中の光送信部が機能しなくなったとしても、その光送信部に代わって上記の予備用光送信部が駆動されることにより、正常に、固定長セルの送信処理を継続することができ、本装置の運用上の信頼性向上にも大いに寄与する。
【0090】
また、受信側では、送信側から送信されてくる使用すべき光送信部の情報に基づいて、対応した光受信部を駆動するようにすれば、上記制御セルに限らず、対応する光受信部を駆動して、送信側からの固定長セルを確実に受信することができ、装置構成上の柔軟性にも大いに寄与する。ただし、送信側が使用すべき光送信部の情報を有する制御セルを送信する場合は、その制御セルを検出することにより、極めて単純な制御で、使用すべき光受信部を確実に駆動して機能させることができる。
【0091】
ところで、送信側と受信側との間に介装された光伝送路を、各光送信部からの光信号を多重する光信号多重伝送路として構成すれば、1本の光伝送路における帯域の有効利用を図ることができ、より効率的に、固定長セルの伝送を行なうことができるとともに、光伝送路のコストの低減にも大いに寄与する。
【0092】
なお、この光伝送路は、各光送信部からの光信号をそれぞれ伝送しうる複数の光伝送路からなる空間多重伝送路として構成してもよく、この場合は、光送信部と光受信部とが1対1で接続されるので、例えば、光送信部,光受信部の増設などにも柔軟に対応することが可能になる。従って、本装置構成上の柔軟性にさらに寄与する。
【0093】
また、具体的に、上述の使用すべき光送信部は、駆動制御信号を受けることにより駆動され、交換部へのルーチング制御信号により接続されている交換部の出口ポートから固定長セルの供給を受けるようにすることができるので、確実に、送信すべき固定長セルを光信号に変換して出力することができ、さらに本装置の信頼性の向上に寄与する。
【0094】
さらに、使用すべき光送信部の決定に際しては、必要な情報として全体の使用帯域情報と各論理チャネル毎の使用帯域情報とを得るようにすることができるので、極めて単純な演算で、必要な帯域分の光送信部の数を算出・決定することができる。従って、常に高速に、使用すべき光送信部を決定でき、本装置の処理能力を大幅に向上させることができる。
【0095】
また、上記の全使用帯域情報及び論理チャネル使用帯域情報を、それぞれ、所定のカウンタの計数値により得るようにすれば、極めて容易に且つ簡素に、上記の機能を実現することができる。
さらに、上述の駆動制御信号,ルーチング制御信号を、それぞれ、使用すべき光送信部毎に論理チャネルに対応した使用帯域情報を記憶部に記憶させておき、その記憶情報を順次更新しながら読み出すことにより得るようにすれば、極めて単純な制御で、常に、必要な分だけの光送信部を駆動させてその光送信部にデータ(固定長セル)を供給することができる。従って、確実に、本装置の簡素化,制御の高速化等を図ることができる。
【0096】
なお、このとき、各光送信部のうちの使用しない光送信部には非駆動制御信号を出力(供給)するようにしてもよく、この場合は、より確実に、必要な分だけの光送信部のみを駆動させることができるので、本装置の信頼性のさらなる向上に大いに寄与する。
なお、本装置は、送信専用の伝送装置あるいは受信専用の伝送装置として構成してもよいので、本装置の伝送システムへの適用範囲に幅ができ、システム構築上の柔軟性にも大いに寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態としてのATMセル伝送装置の構成を示すブロック図である。
【図3】第1実施形態のATMセル伝送装置における帯域測定・制御部の構成を示すブロック図である。
【図4】第1実施形態のATMセル伝送装置におけるセレクタ・カウンタ部の構成を示すブロック図である。
【図5】第1実施形態のATMセル伝送装置における送信側ATMSW/XC部の構成を示すブロック図である。
【図6】第1実施形態のATMセル伝送装置の動作を説明するための図である。
【図7】第1実施形態のATMセル伝送装置の動作を説明するための図である。
【図8】第1実施形態のATMセル伝送装置の変形例を示すブロック図である。
【図9】本発明の第2実施形態としてのATMセル伝送装置の構成を示すブロック図である。
【図10】第2実施形態のATMセル伝送装置における帯域測定・制御部の構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の第3実施形態としてのATMセル伝送装置の構成を示すブロック図である。
【図12】本発明の第4実施形態としてのATMセル伝送装置の構成を示すブロック図である。
【図13】第4実施形態のATMセル伝送装置における帯域測定・制御部の構成を示すブロック図である。
【図14】本発明の第5実施形態としてのATMセル伝送装置の構成を示すブロック図である。
【図15】ATMセル伝送装置の一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 固定長セル(ATMセル)送信装置
2 固定長セル(ATMセル)受信装置
3 光伝送路(光信号多重伝送路)
3′光伝送路(空間多重伝送路)
3−1〜3−n 光伝送路(光ファイバ)
4 制御用伝送路
5 制御信号線
11 交換部(送信側ATMSW/XC部)
11−1〜11−n 出口ポート
12−1〜12−n 光送信部(光送信器,光送信モジュール,E/O変換部)
13 帯域測定・制御部
13A 帯域情報測定部
13B 送信制御部
13C,15 制御セル生成部(CCG)
13D,136 セレクタ(SEL)
13E 送信側障害検出部
14,24−1〜24−n バッファ
16 送信側VP/VC変換部
21−1〜21−n 光受信部(光受信モジュール,O/E変換部)
22 受信制御部
22A 制御セル検出部
22B 光受信・交換制御部
22C 交換制御部
23 受信側ATMスイッチ(MUX)
24 受信側障害検出部
25 受信側VP/VC変換部
111,131 VPI/VCI検出部(論理チャネル情報検出部)
112 照合部
113 送信側ATMスイッチ(MUX)
132 カウンタ(全使用帯域情報測定部)
133 セレクタ・カウンタ部
134 演算装置(CPU:使用数決定部/駆動制御信号出力部/ルーティング制御信号出力部)
135 メモリ(記憶部)
137−1〜137−M カウンタ
138 送信側VP/VC変換テーブル
221 受信側VP/VC変換テーブル

Claims (16)

  1. 固定長セルを電気信号で受けて該固定長セルを複数の出口ポートの何れかに出力しうる交換部と、該交換部の各出口ポートに接続されて電気信号の固定長セルを光信号に変換して出力する複数の光送信部とをそなえ、入力されてきた電気信号の該固定長セルから帯域情報を測定し、その測定結果に基づいて上記複数の光送信部の中から使用すべき光送信部を決定して、該使用すべき光送信部を駆動させるとともに、該交換部へ入力されてきた固定長セルを該使用すべき光送信部が接続されている出口ポートへ出力させる固定長セル送信装置と、
    該固定長セル送信装置に光伝送路を介して接続され、光信号の該固定長セルを電気信号に変換して出力する複数の光受信部をそなえ、該固定長セル送信装置における該使用すべき光送信部に対応した光受信部を駆動させる固定長セル受信装置とをそなえ
    該固定長セル送信装置が、該固定長セルの論理チャネル情報を変更して該交換部での交換を行なうように構成されるとともに、該固定長セル受信装置が、変更された上記の論理チャネル情報を元の論理チャネル情報に変更する手段を有していることを特徴とする、固定長セル伝送装置。
  2. 該固定長セル送信装置が、該使用すべき光送信部の情報を有する制御セルを該固定長セル受信装置へ送信しうるように構成されていることを特徴とする、請求項1記載の固定長セル伝送装置。
  3. 該制御セルを専用で伝送する制御用伝送路が該固定長セル送信装置と該固定長セル受信装置との間に介装されていることを特徴とする、請求項2記載の固定長セル伝送装置。
  4. 該固定長セル送信装置の該交換部の入力側に、到着した該固定長セルを蓄積するバッファが設けられていることを特徴とする、請求項1記載の固定長セル送信装置
  5. 該固定長セル送信装置が、上記複数の光送信部のうちの使用しない光送信部を障害発生時予備用光送信部として使用しうるように構成されていることを特徴とする、請求項1記載の固定長セル伝送装置。
  6. 該固定長セル受信装置が、該固定長セル送信装置から送信されてくる該固定長セル送信装置における該使用すべき光送信部の情報に基づいて、該対応した光受信部を駆動させるように構成されていることを特徴とする、請求項1記載の固定長セル伝送装置。
  7. 該固定長セル送信装置と該固定長セル受信装置との間に介装される該光伝送路が、上記各光送信部からの光信号を多重する光信号多重伝送路として構成されたことを特徴とする、請求項1記載の固定長セル伝送装置。
  8. 該固定長セル送信装置と該固定長セル受信装置との間に介装される該光伝送路が、上記各光送信部からの光信号をそれぞれ伝送しうる複数の光伝送路からなる空間多重伝送路として構成されたことを特徴とする、請求項1記載の固定長セル伝送装置。
  9. 固定長セルを電気信号で受けて該固定長セルを複数の出口ポートの何れかに出力しうる交換部と、
    該交換部の各出口ポートに接続されて電気信号の固定長セルを光信号に変換して出力する複数の光送信部と、
    入力されてきた電気信号の該固定長セルから帯域情報を測定し、その測定結果に基づいて上記複数の光送信部の中から使用すべき光送信部を決定して、該使用すべき光送信部を駆動させるとともに、該交換部へ入力されてきた固定長セルを該使用すべき光送信部が接続されている出口ポートへ出力させる帯域測定・制御部とをそなえ
    該帯域測定・制御部が、
    入力されてきた電気信号の該固定長セルから帯域情報を測定する帯域情報測定部と、
    該帯域情報測定部で測定された該帯域情報に基づいて、上記複数の光送信部の中から該使用すべき光送信部を決定して、該使用すべき光送信部を駆動させるための駆動制御信号 を対応する光送信部へ出力するとともに、該交換部へ入力されてきた固定長セルを該使用すべき光送信部が接続されている出口ポートへ出力させるためのルーティング制御信号を該交換部へ出力する送信制御部とをそなえ、さらに、
    該帯域情報測定部が、入力されてきた電気信号の該固定長セルから全体の使用帯域情報を測定する全使用帯域情報測定部と、該固定長セルが使用している各論理チャネル毎の使用帯域情報を測定する論理チャネル使用帯域情報測定部とをそなえて構成されたことを特徴とする、固定長セル送信装置
  10. 該全使用帯域情報測定部が、該固定長セルを計数するカウンタをそなえて構成されるとともに、
    該論理チャネル使用帯域情報測定部が、論理チャネル情報を検出する論理チャネル情報検出部と、該論理チャネル情報検出部で検出された該論理チャネル情報に基づいて同じ論理チャネル情報を有する該固定長セルを計数する複数のカウンタをそなえて構成されていることを特徴とする、請求項記載の固定長セル送信装置。
  11. 固定長セルを電気信号で受けて該固定長セルを複数の出口ポートの何れかに出力しうる交換部と、
    該交換部の各出口ポートに接続されて電気信号の固定長セルを光信号に変換して出力する複数の光送信部と、
    入力されてきた電気信号の該固定長セルから帯域情報を測定し、その測定結果に基づいて上記複数の光送信部の中から使用すべき光送信部を決定して、該使用すべき光送信部を駆動させるとともに、該交換部へ入力されてきた固定長セルを該使用すべき光送信部が接続されている出口ポートへ出力させる帯域測定・制御部とをそなえ、
    該帯域測定・制御部が、
    入力されてきた電気信号の該固定長セルから帯域情報を測定する帯域情報測定部と、
    該帯域情報測定部で測定された該帯域情報に基づいて、上記複数の光送信部の中から該使用すべき光送信部を決定して、該使用すべき光送信部を駆動させるための駆動制御信号を対応する光送信部へ出力するとともに、該交換部へ入力されてきた固定長セルを該使用すべき光送信部が接続されている出口ポートへ出力させるためのルーティング制御信号を該交換部へ出力する送信制御部とをそなえ、さらに、
    該帯域情報測定部が、入力されてきた電気信号の該固定長セルから全体の使用帯域情報を測定する全使用帯域情報測定部と、該固定長セルが使用している各論理チャネル毎の使用帯域情報を測定する論理チャネル使用帯域情報測定部とをそなえて構成されるとともに、
    該送信制御部が、該全使用帯域情報測定部での測定結果に基づいて上記複数の光送信部の中から該使用すべき光送信部を決定する使用数決定部と、該論理チャネル使用帯域情報測定部での測定結果に基づいて該使用すべき光送信部毎に論理チャネルに対応した使用帯域情報を記憶する記憶部と、該記憶部から記憶情報を読み出すことにより該駆動制御信号を出力する駆動制御信号出力部と、該記憶部から記憶情報を読み出すことにより該ルーティング制御信号を出力するルーティング制御信号出力部とをそなえて構成されたことを特徴とする、固定長セル送信装置。
  12. 該送信制御部が、上記複数の光送信部のうちの使用しない光送信部には非駆動制御信号を出力するように構成されていることを特徴とする、請求項9または請求項11記載の固定長セル送信装置。
  13. 該交換部の入力側に、到着した該固定長セルを蓄積するバッファが設けられていることを特徴とする、請求項9または請求項11記載の固定長セル送信装置。
  14. 固定長セルを電気信号で受けて該固定長セルを複数の出口ポートの何れかに出力しうる交換部と、該交換部の各出口ポートに接続されて電気信号の固定長セルを光信号に変換して出力する複数の光送信部をそなえ、入力されてきた電気信号の該固定長セルから帯域情報を測定し、この測定結果に基づいて上記複数の光送信部の中から使用すべき光送信部を決定して、該使用すべき光送信部を駆動させるとともに、該固定長セ ルの論理チャネル情報を変更して該交換部での交換を行なう固定長セル送信装置に、光伝送路を介して接続されるとともに、
    光信号の固定長セルを電気信号に変換して出力する複数の光受信部と、
    該固定長セル送信装置における該使用すべき光送信部に対応した光受信部を駆動する受信制御部と、
    変更された上記の論理チャネル情報を元の論理チャネル情報に変更する手段とをそなえて構成されたことを特徴とする、固定長セル受信装置。
  15. 該受信制御部が、該固定長セル送信装置から送信されてくる該固定長セル送信装置における該使用すべき光送信部の情報に基づいて該対応した光受信部を駆動させるように構成されていることを特徴とする、請求項1記載の固定長セル受信装置。
  16. 該受信制御部が、該固定長セル送信装置から送信されてくる該固定長セル送信装置における該使用すべき光送信部の情報を有する制御セルを検出することにより、該対応した光受信部を駆動させるように構成されていることを特徴とする、請求項1記載の固定長セル受信装置。
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