JP3765490B2 - 土壌消毒方法及び装置 - Google Patents

土壌消毒方法及び装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3765490B2
JP3765490B2 JP2003092909A JP2003092909A JP3765490B2 JP 3765490 B2 JP3765490 B2 JP 3765490B2 JP 2003092909 A JP2003092909 A JP 2003092909A JP 2003092909 A JP2003092909 A JP 2003092909A JP 3765490 B2 JP3765490 B2 JP 3765490B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
microwave
ground
soil
underground
soil disinfection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003092909A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004298026A (ja
Inventor
憲 谷脇
有一 小林
渡 飯嶋
正照 山下
一 小谷
Original Assignee
独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構
セルテック・プロジェクト・マネージメント株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2003092909A priority Critical patent/JP3765490B2/ja
Application filed by 独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構, セルテック・プロジェクト・マネージメント株式会社 filed Critical 独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構
Priority to PCT/JP2003/011953 priority patent/WO2004086860A1/ja
Priority to AU2003264501A priority patent/AU2003264501A1/en
Priority to EP03816550A priority patent/EP1611788A1/en
Priority to CNB038262428A priority patent/CN100418416C/zh
Priority to KR1020057018344A priority patent/KR20060010733A/ko
Priority to US10/551,264 priority patent/US20060283364A1/en
Publication of JP2004298026A publication Critical patent/JP2004298026A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3765490B2 publication Critical patent/JP3765490B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01MCATCHING, TRAPPING OR SCARING OF ANIMALS; APPARATUS FOR THE DESTRUCTION OF NOXIOUS ANIMALS OR NOXIOUS PLANTS
    • A01M1/00Stationary means for catching or killing insects
    • A01M1/22Killing insects by electric means
    • A01M1/226Killing insects by electric means by using waves, fields or rays, e.g. sound waves, microwaves, electric waves, magnetic fields, light rays
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01BSOIL WORKING IN AGRICULTURE OR FORESTRY; PARTS, DETAILS, OR ACCESSORIES OF AGRICULTURAL MACHINES OR IMPLEMENTS, IN GENERAL
    • A01B35/00Other machines for working soil not specially adapted for working soil on which crops are growing
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01BSOIL WORKING IN AGRICULTURE OR FORESTRY; PARTS, DETAILS, OR ACCESSORIES OF AGRICULTURAL MACHINES OR IMPLEMENTS, IN GENERAL
    • A01B79/00Methods for working soil
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01GHORTICULTURE; CULTIVATION OF VEGETABLES, FLOWERS, RICE, FRUIT, VINES, HOPS OR SEAWEED; FORESTRY; WATERING
    • A01G11/00Sterilising soil by steam
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01MCATCHING, TRAPPING OR SCARING OF ANIMALS; APPARATUS FOR THE DESTRUCTION OF NOXIOUS ANIMALS OR NOXIOUS PLANTS
    • A01M1/00Stationary means for catching or killing insects

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Soil Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Pest Control & Pesticides (AREA)
  • Insects & Arthropods (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Catching Or Destruction (AREA)
  • Soil Working Implements (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、圃場の線虫駆除等の目的で使用される農業用の土壌消毒方法及び装置に係り、特に、マイクロ波を利用した土壌消毒方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、野菜類、花卉類の床土消毒、葉菜類の苗床消毒、施設野菜の土壌消毒については、廉価で使用方法が簡単かつ効果の高い薬剤である『臭化メチル』が広く利用されてきた。しかし、この臭化メチルは、1987年にウイーン条約締結国によって採択された『オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書』によってその使用制限が合意され、その後数回の改訂を経て、2005年1月1日を以て全面使用禁止が決定された。
【0003】
こうした状況を受けて、臭化メチルに代わる土壌消毒技術の開発が試みられており、その代表的なものとして、土壌燻蒸による消毒、太陽熱消毒、温湯消毒、燻蒸消毒等が挙げられるが、いずれも有効性、経済性、作業性において問題を残しており、代替案が確立したとは言い難い。タイムリミットとなる2005年の年頭まで余すところ2年弱であり、有効な技法の確立が急務とされている。
【0004】
マイクロ波を利用した殺菌、殺虫、除草等はかつて欧州で試みられたが、安定した技法としての認知はなされていないのが現状である。なお、マイクロ波を照射することにより、誘電加熱作用を利用して含有水分を加熱膨張させることにより、岩盤や地盤を破壊させる土木技術は従来より知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平07−91181号
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
圃場に植え付けられた作物が土壌中の線虫から受ける影響(所謂、連作障害)を、土壌の加熱殺菌消毒により防止するためには、圃場における通常の作物(例えば、根菜類等)の植え付け深さである地面から20乃至30cm程度に至る範囲に存在する土壌の温度を、少なくとも数分程度の間、所定温度(例えば摂氏60度)以上に維持することが条件とされている。
【0007】
このような加熱殺菌消毒のための温度条件を圃場に対する熱湯散布により実現しようとすると、大量の熱湯の供給、その散布、散布後の保温用シートによる被覆、それらの作業の繰り返し、等々のために多大なる手間と費用が掛かることに加えて、地中浸透に際して熱湯の温度は急激に低下するため、目的とする深さの土壌中の線虫を確実に死滅させるためには、長期間(例えば、1週間程度)を要する。
【0008】
そこで、本発明者等は、上述の温度条件を圃場に対するマイクロ波照射により達成することを試みた。しかし、圃場の地面に対して真上からマイクロ波を照射したところでは、地面下10cm程度の深さまでが精々であって、目的とする深さ(例えば、地面下20乃至30cm程度)まで上述の温度条件を達成することはできないとの知見が得られた。
【0009】
加えて、マイクロ波の送信出力を増加させても、マイクロ波の地中浸透深さはあまり変わらないらしく、実際、比較的に浅い領域(例えば、地面から10cm程度までの深さ領域)の土壌に関する到達温度は送信出力に応じて上昇するものの、それ以上の深さ領域については送信出力を増大させても、なかなか目的とする温度にまで到達しないとの知見も得られた。
【0010】
この発明は、上述の知見に基づいてなされたものであり、その目的とするところは、圃場における作物植え付け深さ範囲の土壌を確実かつ短時間に消毒することができ、しかも経済性並びに作業性も良好な土壌の消毒方法及び装置を提供することにある。
【0011】
この発明のさらに他の目的並びに作用効果については、明細書の以下の記述を参照することにより、当業者であれば容易に理解されるであろう。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の土壌消毒方法は、地下所定深さを進行するマイクロ波放射器から地中へとマイクロ波を放射することにより、消毒対象となる土壌をマイクロ波放射器の進行軌跡に沿って誘電加熱により昇温させるものである。つまり、圃場の表面に真上からマイクロ波を照射するのではなく、マイクロ波放射器それ自体を地中に潜行させることで、その潜行深さの位置からマイクロ波を地中へと任意の角度で放射するのである。
【0013】
このような構成によれば、マイクロ波放射器それ自体を地中に位置させることで、圃場の地面への垂直照射ではマイクロ波が十分に届かない深さの土壌であっても、これに十分な強度を有するマイクロ波を照射し、誘電加熱作用により消毒対象となる土壌の温度を消毒必要温度にまで確実に上昇させ、消毒目的とする微生物(線虫等)を死滅させることができる。
【0014】
このとき、マイクロ波放射器から地中へと放射されるマイクロ波の放射中心軸の方向をほぼ水平方向とすれば、土壌は所定の深さ範囲内においてのみ誘電加熱により層状に昇温されるから、土壌中の一定の深さ範囲に生息する線虫等の微生物を集中的に死滅させることができる。
【0015】
また、マイクロ波放射器の地中進行を同一進行軌跡に沿って2回以上かつ深さを異ならせて行わせれば、地面から所定深さに至る一連の土壌が各回の既加熱層を重ねるようにして全体的に加熱され、その結果、作物植え付け深さ範囲の土壌を均一に消毒することができる。
【0016】
また、複数台のマイクロ波放射器を進行方向と直交する方向へと適当な距離を隔てて配置すれば、それら複数のマイクロ波放射器の進行に伴い消毒対象となる土壌を地面に沿った所定幅に亘って誘電加熱により帯状に昇温させ、それにより任意の幅に亘って圃場を帯状に消毒することができる。
【0017】
さらに、複数台のマイクロ波放射器のうちの相隣接する2台が互いに放射面を向かい合わせて配置されていれば、それにより2台のマイクロ波放射器の間にマイクロ波の重畳電場が形成されて、土壌をより強力に加熱することでがきる。
【0018】
本発明方法の実施にあたっては、マイクロ波の照射に先立ち、消毒対象となる土壌に塩類である肥料(例えば、窒素、リン酸、カリウムを含む化成肥料等)を混入すれば、その分だけ土壌の複素誘電率が高くなり、マイクロ波照射による加熱効率が向上する。また、土壌中の線虫を対象として加熱消毒を行う場合、土壌の昇温目標温度としては摂氏60度以上とすることが好ましい。さらに、植え付け対象となる作物が根菜類である場合には、昇温されるべき土壌の深さ範囲は地面から20乃至30cm程度の範囲内であることが好ましい。
【0019】
次に、本発明の土壌消毒装置は、地中潜行部と地上進行部とを有する圃場移動体と、圃場移動体の地中潜行部に保持されたマイクロ波放射器と、圃場移動体の地上進行部に保持されたマイクロ波発生源と、地上進行部に保持されたマイクロ波発生源と地中潜行部に保持されたマイクロ波放射器とを繋ぐ導波管と、を具備するものである。ここで、『地中潜行部』とは、進行に伴い地中に潜り込んでほぼ一定の深さを進行する作用を有する部分であり、チゼルやサブソイラ等の農機具における地中潜行部がこれに近似する概念と言えるであろう。
【0020】
このような構成によれば、マイクロ波放射器は地中潜行部に保持されて地中を進行する一方、地上進行部に保持されたマイクロ波発生源(例えば、マグネトロン等)から発生したマイクロ波は導波管を通じて地中のマイクロ波発生器へと導かれるから、マイクロ波放射器それ自体を地中に位置させることで、圃場の地面への垂直照射ではマイクロ波が十分に届かない深さの土壌であっても、これに十分な強度を有するマイクロ波を照射し、誘電加熱作用により消毒対象となる土壌の温度を消毒必要温度にまで確実に上昇させ、消毒目的とする微生物(線虫等)を死滅させることができる。しかも、マイクロ波発生源は地上に位置するから、冷却等に支障を来すこともない。
【0021】
このとき、圃場移動体が、進行方向と直交する方向へと適当な距離を隔てて配置された複数個の地中潜行部を有し、マイクロ波放射器は各地中潜行部のそれぞれに保持されていれば、それら複数のマイクロ波放射器の進行に伴い消毒対象となる土壌を地面に沿った所定幅に亘って誘電加熱により帯状に昇温させ、それにより任意の幅に亘って圃場を帯状に消毒することができる。
【0022】
また、マイクロ波放射器の放射中心軸が進行方向と直交する方向においてほぼ水平方向に向けられていれば、土壌は所定の深さ範囲内においてのみ誘電加熱により層状に昇温されるから、土壌中の一定の深さ範囲に生息する線虫等の微生物を集中的に死滅させることができる。
【0023】
また、相隣接する地中潜行部のそれぞれに保持されたマイクロ波放射器が互いに対向していれば、それにより2台のマイクロ波放射器の間にマイクロ波の重畳電場が形成されて、土壌をより強力に加熱することでがきる。
【0024】
また、地中潜行部の潜行深さを調整するための潜行深さ調整具を有していれば、潜行深さを任意に変更して所望深さの土壌を選択的に消毒することができると共に、同一の圃場を2乃至3回に分けて深さを異ならせて消毒することにより、圃場を深く掘り下げるようにして、地面から所定深さに至る一連の土壌を連続的に消毒することができる。
【0025】
また、地中潜行部に保持されたマイクロ波放射器から放射されたマイクロ波が地上へと漏洩することを防止するための遮蔽体を有していれば、作業者が不用意にマイクロ波を浴びる危険を未然に防止することができる。
【0026】
以上説明した圃場移動体は、牽引式としても、自走式としてもよい。ここで、牽引式とした場合には、例えば耕耘機の後部に取り付ける等して牽引移動すればよく、又自走式とした場合には、所謂ミッドマウント方式の農作業車に取り付ければ良いであろう。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明に係る土壌消毒方法並びにそれを実施するための土壌消毒装置の好適な実施の一形態を添附図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は本発明装置の使用状態における概略的側断面図、図2は本発明装置の概略的平面図、図3は本発明装置の概略的正面図、図4はマイクロ波放射器の配置を示す本発明装置の平断面図である。
【0028】
図1に示されるように、本発明に係る圃場移動体100は、地中潜行部Aと地上進行部Bとを有する。地中潜行部Aにはマイクロ波放射器21a〜21dが保持されている。地上進行部Bにはマイクロ波発生源であるマグネトロン31a〜31dが保持されている。地上進行部Bに保持されたマグネトロン31a〜31dと地中潜行部Aに保持されたマイクロ波放射器21a〜21dとは導波管41a〜41dを介して結ばれている。そのため、マイクロ波放射器21a〜21dは地中潜行部Aに保持されて地中を進行する一方、地上進行部Bに保持されたマグネトロン31a〜31dから発生したマイクロ波は導波管41a〜41dを通じて地中のマイクロ波発生器21a〜21dへと導かれるから、マイクロ波放射器21a〜21dそれ自体を地中に位置させることで、圃場の地面への垂直照射ではマイクロ波が十分に届かない深さの土壌8であっても、これに十分な強度を有するマイクロ波を照射し、誘電加熱作用により消毒対象となる土壌の温度を消毒必要温度にまで確実に上昇させ、消毒目的とする微生物(線虫等)を死滅させることができる。
【0029】
より詳細に説明すると、図4に示されるように、圃場移動体100は、ベースフレーム1を主体として構成されている。ベースフレーム1は、前部支持バー11と、後部支持バー12と、左側部支持バー13と、右側部支持バー14とからなる矩形フレーム内に、8本の縦方向リブ15と、4本の横方向リブ16とを組み込んで一体化したものである。
【0030】
このベースフレーム1には、4個の地中潜行体21,22,23,24が垂直下向きに取り付けられている。地中潜行体21,22,23,24のそれぞれは、鋼板よりなるの左右の側壁板25,26を図示しないスペーサを介して対向一体化してなるものであり、それら左右の側壁板25,26で囲まれる空所は上下方向へと連通すると共に、前部は後述する先き金(図1参照)27にて塞がれている。図1に示されるように、先き金27の先端部には、地中に潜り込ませるための前下がりのテーパ面を有する爪28が設けられている。したがって、圃場移動体100が前方へと進行すると、先き金27の先端に設けられた爪28に案内されて、地中潜行体21,22,23,24は地中に潜り込み、それによりマイクロ波放射器21a〜21d、22a〜22d、23a〜23d、24a〜24dについても、地中潜行体に保護されつつ地中を潜行することとなる。なお、図1は、図2に示される圃場移動体100を、左側壁板26を取り外して左側面より見た状態を示している。
【0031】
図4に示されるように、地中潜行体21内の下部に水平一列に収容された4個のマイクロ波放射器21a〜21dのうちで、進行方向後部に配置された2個のマイクロ波放射器21a,21bは進行方向に向かって水平右向きに取り付けられており、進行方向前部に配置された2個のマイクロ波放射器21c,21dは進行方向に向かって水平左向きに取り付けられている。同様にして、地中潜行体22内の下部に水平一列に収容された4個のマイクロ波放射器22a〜22dのうちで、進行方向後部に配置された2個のマイクロ波放射器22a,22bは進行方向に向かって水平左向きに取り付けられており、進行方向前部に配置された2個のマイクロ波放射器22c,22dは進行方向に向かって水平右向きに取り付けられている。同様にして、地中潜行体23内の下部に水平一列に収容された4個のマイクロ波放射器23a〜23dのうちで、進行方向後部に配置された2個のマイクロ波放射器23a,23bは進行方向に向かって水平右向きに取り付けられており、進行方向前部に配置された2個のマイクロ波放射器23c,23dは進行方向に向かって水平左向きに取り付けられている。同様にして、地中潜行体24内の下部に水平一列に収容された4個のマイクロ波放射器24a〜24dのうちで、進行方向後部に配置された2個のマイクロ波放射器24a,24bは進行方向に向かって水平左向きに取り付けられており、進行方向前部に配置された2個のマイクロ波放射器24c,24dは進行方向に向かって水平右向きに取り付けられている。
【0032】
そのため、図4から明らかなように、地中潜行体21に設けられた2個のマイクロ波 器21a,21bと隣接する地中潜行体22に設けられた2個のマイクロ波放射器22a,22bとは互いに向かい合わせに配置されることとなり、それらのマイクロ波放射器間にはマイクロ波の重畳電場が形成される。同様にして、地中潜行体22に設けられた2個のマイクロ波放射器22c,22dと隣接する地中潜行体23に設けられた2個のマイクロ波放射器23c,23dとは互いに向かい合わせに配置されることとなり、それらのマイクロ波放射器間にはマイクロ波の重畳電場が形成される。同様にして、地中潜行体23に設けられた2個のマイクロ波放射器23a,23bと隣接する地中潜行体24に設けられた2個のマイクロ波放射器24a,24bとは互いに向かい合わせに配置されることとなり、それらのマイクロ波放射器間にはマイクロ波の重畳電場が形成される。これにより、圃場移動体100の移動に連れて、4個の地中潜行体21〜24の間の土壌には、強力なマイクロ波が放射され、誘電加熱作用により土壌8の加熱がなされることとなる。
【0033】
図1に戻って、マイクロ波発生源であるマグネトロン(例えば、2.45GHz)31a〜31dは、図では中に浮いた状態に示されているが、実際には、図示しない支持機構を介してベースフレーム1上に支持固定され、それには図示しないが冷却用のブロワが付設されている。すなわち、図2に示されるように、4個の地中潜行体21〜24のそれぞれには、マイクロ波放射器に結合される4本の導波管41a〜41d,42a〜42d,43a〜43d,44a〜44dが垂直方向に向けて収容されており、それらの導波管の上端部のそれぞれ毎にマグネトロンが設けられているのである。そのため、マグネトロンから発せされたマイクロ波は導波管を伝ってマイクロ波放射器へと至り、ここで水平方向右側又は左側へと向きを変えて地中へ放出されることとなる。なお、地中潜行体21〜24を構成する左右の側壁板25,26には、図示しないが、マイクロ波放射器の放射口に対応して円形の開口が形成されており、この開口を介してマイクロ波は地中へと放射される。
【0034】
こうして地中に放出されたマイクロ波は土壌の加熱に供されるのであるが、地中潜行体21〜24の左右側面とそれに接する土壌との間は密に接してはいないから、それらの隙間よりマイクロ波が地上へと漏洩することが考えられる。そのため、図2に示されるように、相隣接する地中潜行体21〜24の間の空所は鋼板等よりなるシールド板9にて塞がれている。これにより、土壌消毒作業中に作業者が漏洩マイクロ波を浴びると言った危険が排除される。
【0035】
図1に戻って、ベースフレーム1の後部にはブラケット51が設けられ、このブラケット51には左右2個の定規輪65,65が支持されている(図2参照)。すなわち、図において、64は定規輪のシャフト、63は定規輪のシャフトを支える二股状のヨーク、61はヨーク63に固定された支持ロッド、62は支持ロッド61の長さを調整するためのストッパであり、このストッパ62の位置を上下することで支持ロッド61の突出長さを変更して、定規輪65の高さ(すなわち、潜行深さD1)を任意に調整可能となされている。同様にして、ベースフレーム1の前部にもブラケット52が設けられ、このブラケット52にも左右2個の定規輪65,65が支持されている(図2参照)。すなわち、図において、64は定規輪のシャフト、63は定規輪のシャフトを支える二股状のヨーク、61はヨーク63に固定された支持ロッド、62は支持ロッド61の長さを調整するためのストッパであり、このストッパ62の位置を上下することで支持ロッド61の突出長さを変更して、定規輪65の高さ(すなわち、潜行深さD1)を任意に調整可能となされている。
【0036】
さらに、図2に示されるように、ベースフレーム1の前端部には、前部ベース板73が一体的に固定されている。この前部ベース板73には、牽引作業の際に用いるための引き手71並びに引き棒73が取り付けられている。
【0037】
本発明装置の作用を説明するための側面図並びに正面図が図7及び図8に示されている。それらの図を参照しながら、本発明装置を使用した土壌消毒方法を以下に詳細に説明する。
【0038】
圃場移動体100の使用にあたっては、先ず、これを図7に示されるように、耕耘機200の後部に取り付けて牽引させる。このとき、定規輪65の高さを調整することにより、地中潜行体21〜24の潜行深さD1(図1参照)を適切に設定する。根菜類等の植え付けが予定される圃場の場合、例えば地面から20乃至30cmの深さ範囲に存在する土壌を消毒する。この場合、例えば、1回目は30cmから15cmの深さ範囲、2回目は15cmから地表面までの深さ範囲と言ったように2回に分けて消毒を行うとすれば、定規輪65の高さをそのような深さD1に合わせて設定する。次に、土壌消毒に先立って、対象土壌の複素誘電率を高めるために、圃場の消毒予定領域に塩類である肥料(例えば、窒素、リン酸、カリウムを含む化成肥料等)を混入する。次に、耕耘機200に牽引させながら、圃場移動体100を圃場の消毒予定領域に走行させる。1回目の走行が完了したならば、定規輪65の高さを変えて、2回目の走行を行わせる。すると、各走行の毎に、地中潜行体21〜24に挟まれる領域に存在する土壌は、図8に示されるように、水平方向両側からのマイクロ波照射による誘電加熱作用によって加熱昇温される。このとき、マイクロ波のパワー並びに圃場移動体の移動速度を適切に設定しておけば、消毒対象となる土壌の温度は摂氏60度以上となり、しかもその状態は少なくとも数分程度は維持されるから、目的とする線虫を圃場移動体100の全幅並びに予定深さ(地表から30cm程度)に亘って確実に死滅させることができる。
【0039】
なお、以上の実施形態においては、本発明の圃場移動体を牽引式に構成したが、それに替えて、ミッドマウント式農作業機に装着する等して、自走式に構成することもできることは勿論である。また、以上の実施形態においては、地中潜行体を圃場移動体に4列設け、それぞれにマイクロ波放射器を内蔵させたが、地中潜行体の配列並びにそれに内蔵されるマイクロ波放射器の個数並びに向きはこれに限定されるものではない。また、以上の実施形態においては、マイクロ波発生源として2.45GHzのマグネトロンを採用したが、マイクロ波発生源の構成並びに周波数もこれに限定されるものではない。さらに、以上の実施形態においては、潜行深さ調整具として定規輪を示したが、例えば引き手71と耕耘機200とのジョイント部で高さ調整できるような構造を採用してもよい。
【0040】
次に、本発明装置に好適なマイクロ波放射器付の導波管について図5〜図7を参照して説明する。図5及び図6に示されるように、この導波管は、断面長方形状を有する所定長さの角筒状導波管91と、この角筒状導波管91の先端部に取り付けられる底の平坦な円形腕状放射器92とから構成されている。角筒状導波管91並びに円形腕状放射器92の素材としてはステンレス(SUS)が使用される。角筒状導波管91は幅W並びに高さHからなる長方形状の断面形状を有する。円形腕状放射器92は深さD2を有しかつ底部92aの平坦な腕状外形を有する。また、円形腕状放射器92の直径は、角筒状導波管91の幅Wよりも大径とされている。円形腕状放射器92の内周の一部は角筒状導波管91との接続のために切り欠かれる。角筒状導波管91の先端部は、接続対象となる腕状放射器92の周側面の曲率に合わせて切断される。こうして予備加工された角筒状導波管91と円形腕状放射器92とは切り口91a,91bを整合させて溶接により結合される。なお、図において、91cは取付け用のブラケットである。
【0041】
こうして得られたマイクロ波放射器付き導波管によれば、導波管に沿って伝播されたマイクロ波を、導波管の先端部から直角方向に曲げて外部に放射することができ、しかも導波管先端で反射して戻るマイクロ波が極めて少なく、マイクロ波を効率よく地中へと放射することができる。対向するマイクロ波放射器間における加熱エネルギ分布を示すコンピュータシミュレーション結果が図9に示されている。同図に示されるように、図5及び図6に示される構造のマイクロ波放射器付きの導波管を使用したところでは、両マイクロ波放射器間に高密度の加熱エネルギ分布が得られることが確認された。
【0042】
また、角筒状導波管91の高さHと円形腕状放射器92の深さD2とはほぼ同等であるため、地中潜行体21〜24を構成する左右の側壁板25,26の間にコンパクトに収容することができる。加えて、角筒状導波管91と円形腕状放射器92とを溶接一体化すると言う加工方法を採用しているため、素材として曲げ加工が難しい硬質素材(SUS)を使用しつつも、製作が容易であると言う利点もある。すなわち、角筒状導波管それ自体をプレスで曲げ加工して、角筒状導波管の先端部を直角に曲げることも考えられるが、その場合には著しく加工が困難であるのに対して、この例のように、放射器部分はプレスで成形しつつも、これと導波管部分とを溶接するようにすれば、曲げ加工が不要であるから製作が著しく容易となる。
【0043】
最後に、マイクロ波式土壌消毒方法と熱湯式土壌消毒方法とで経済性を比較して示すグラフが図10に示されている。同図から明らかなように、本発明者等による試算によれば、処理面積が180ヘクタールを越える領域においては、熱湯散布方式よりも、本発明方法の採用が有利であることが判明した。
【0044】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、経済性並びに作業性を良好に維持しつつ、圃場における作物植え付け深さ範囲の土壌を確実かつ短時間に消毒することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明装置の使用状態における概略的側断面図である。
【図2】 本発明装置の概略的平面図である。
【図3】 本発明装置の概略的正面図である。
【図4】 マイクロ波放射器の配置を中心として示す本発明装置の平断面図である。
【図5】 マイクロ波放射器付き導波管の一例を示す構成図である。
【図6】 マイクロ波付き導波管の斜視図である。
【図7】 本発明装置の作用を説明するための側断面図である。
【図8】 本発明装置の作用を説明するための正面図である。
【図9】 対向するマイクロ波放射器間における加熱エネルギー分布を示すコンピュータシミュレーション結果を示す図である。
【図10】 マイクロ波式土壌消毒方法と熱湯式土壌消毒方法とで経済性を比較して示すグラフである。
【符号の説明】
1 ベースフレーム
11 全部支持バー
12 後部支持バー
13 左側部支持バー
14 右側部支持バー
15 縦方向リブ
16 横方向リブ
21〜24 地中潜行体
21a〜21d、22a〜22d、23a〜23d、24a〜24d マイクロ波放射
25 左側壁板
26 右側壁板
31a〜31d マグネトロン(マイクロ波発生源)
41a〜41d、42a〜42d、43a〜43d、44a〜44d 導波管
51,52 ブラケット
61 支持ロッド
62 ストッパ
63 ヨーク
64 シャフト
65 定規輪
71 引き手
72 引き棒
73 前部ベース板
8 土壌
9 シールド板
91 角筒状導波管
92 円形腕状放射
100 圃場移動体
200 耕耘機
A 地中潜行部
B 地上進行部

Claims (15)

  1. 放射中心軸をほぼ水平方向へ向けた状態のままで地下所定深さを進行するマイクロ波放射器から地中へとマイクロ波を放射することにより、消毒対象となる土壌を進行深さを基準とする所定の深さ範囲内において誘電加熱により昇温させるようにした土壌消毒方法。
  2. マイクロ波放射器の地中進行が同一進行軌跡に沿って2回以上かつ深さを異ならせて行われ、それによりマイクロ波放射器の進行に伴い地面から所定深さに至る一連の土壌が誘電加熱により昇温される請求項に記載の土壌消毒方法。
  3. 複数台のマイクロ波放射器が進行方向と直交する方向へと適当な距離を隔てて配置され、それによりマイクロ波放射器の進行に伴い消毒対象となる土壌が地面に沿った所定幅に亘って誘電加熱により帯状に昇温される請求項1又は2に記載の土壌消毒方法。
  4. 複数台のマイクロ波放射器のうちの相隣接する2台が互いに放射方向を向かい合わせて配置され、それにより2台のマイクロ波放射器の間にマイクロ波の重畳電場が形成される請求項に記載の土壌消毒方法。
  5. マイクロ波の照射に先立ち、消毒対象となる土壌に塩類である肥料を混入して対象土壌の複素誘電率を調整する請求項1〜4のいずれかに記載の土壌消毒方法。
  6. 昇温されるべき規定温度が線虫が数分程度で死滅する温度である60度以上とされる請求項1〜5のいずれかに記載の土壌消毒方法。
  7. 昇温される土壌の深さ範囲が根菜類の植え付け深さ範囲である地面から20乃至30cm以内である請求項1〜5のいずれかに記載の土壌消毒方法。
  8. 地中潜行部と地上進行部とを有する圃場移動体と、圃場移動体の地中潜行部に保持されたマイクロ波放射器と、圃場移動体の地上進行部に保持されたマイクロ波発生源と、地上進行部に保持されたマイクロ波発生源と地中潜行部に保持されたマイクロ波放射器とを繋ぐ導波管と、を具備し、
    地中潜行部は、進行方向に沿って垂直下向きに突出され、かつ左右の側壁板に挟まれた空所内にマイクロ波放射器をその放射中心軸が水平方向へ向くような姿勢で収容する扁平な地中潜行体を含み、
    それにより、マイクロ波放射器が、地中潜行体に保護されつつ、左右の側壁板のいずれかに開けられた開口からマイクロ波を水平方向へと放射しながら地中を進行するようにした土壌消毒装置。
  9. 地中潜行部が、進行方向と直交する方向へと適当な距離を隔てて配置された複数個の地中潜行含み、マイクロ波放射器は各地中潜行のそれぞれに保持されている請求項に記載の土壌消毒装置。
  10. マイクロ波放射器の放射中心軸が進行方向と直交する方向においてほぼ水平方向に向けられている請求項又はのいずれかに記載の土壌消毒装置。
  11. 相隣接する地中潜行のそれぞれに保持されたマイクロ波放射器が互いに対向している請求項10に記載の土壌消毒装置。
  12. 地中潜行部の潜行深さを調整するための潜行深さ調整具を有する請求項11のいずれかに記載の土壌消毒装置。
  13. 地中潜行部に保持されたマイクロ波放射器から放射されたマイクロ波が地上へと漏洩することを防止するための遮蔽体を有する請求項〜12のいずれかに記載の土壌消毒装置。
  14. 圃場移動体が牽引式とされた請求項13のいずれかに記載の土壌消毒装置。
  15. 圃場移動体が自走式とされた請求項13のいずれかに記載の土壌消毒装置。
JP2003092909A 2003-03-28 2003-03-28 土壌消毒方法及び装置 Expired - Fee Related JP3765490B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003092909A JP3765490B2 (ja) 2003-03-28 2003-03-28 土壌消毒方法及び装置
AU2003264501A AU2003264501A1 (en) 2003-03-28 2003-09-19 Soil processing method
EP03816550A EP1611788A1 (en) 2003-03-28 2003-09-19 Soil processing method
CNB038262428A CN100418416C (zh) 2003-03-28 2003-09-19 土壤处理方法和装置
PCT/JP2003/011953 WO2004086860A1 (ja) 2003-03-28 2003-09-19 土壌処理方法
KR1020057018344A KR20060010733A (ko) 2003-03-28 2003-09-19 토양 처리 방법
US10/551,264 US20060283364A1 (en) 2003-03-28 2003-09-19 Soil processing method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003092909A JP3765490B2 (ja) 2003-03-28 2003-03-28 土壌消毒方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004298026A JP2004298026A (ja) 2004-10-28
JP3765490B2 true JP3765490B2 (ja) 2006-04-12

Family

ID=33127343

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003092909A Expired - Fee Related JP3765490B2 (ja) 2003-03-28 2003-03-28 土壌消毒方法及び装置

Country Status (7)

Country Link
US (1) US20060283364A1 (ja)
EP (1) EP1611788A1 (ja)
JP (1) JP3765490B2 (ja)
KR (1) KR20060010733A (ja)
CN (1) CN100418416C (ja)
AU (1) AU2003264501A1 (ja)
WO (1) WO2004086860A1 (ja)

Families Citing this family (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100583249B1 (ko) * 2006-02-16 2006-05-25 (주)수림건설 준설토의 배수로 형성과 해충의 박멸을 위한 일체식시공장비 및 그의 공법
DE102007043326A1 (de) * 2007-09-12 2009-03-19 Claas Saulgau Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur Bekämpfung einer Verbreitung von fressenden Pflanzenschädlingen
FR2963242B1 (fr) * 2010-07-29 2013-04-26 Cie Continentale Simmons Procede de desinfection d'elements de literie par micro-ondes, notamment de matelas, et installation associee
JP2013031394A (ja) * 2011-08-01 2013-02-14 National Agriculture & Food Research Organization 土壌処理方法及び土壌処理装置
CN102487910B (zh) * 2011-12-23 2013-04-17 潍坊科技学院 一种大蒜生长期灭杀蒜蛆的方法
CN102487911B (zh) * 2011-12-23 2013-06-05 潍坊科技学院 一种在大蒜生长期灭杀蒜蛆的微波照射机
CN102487933B (zh) * 2011-12-23 2013-08-14 潍坊科技学院 一种灭杀保护地蔬菜全生育期根结线虫的微波机
CN102487930B (zh) * 2011-12-23 2013-08-28 潍坊科技学院 一种作物全生育期微波灭杀根结线虫的方法
CN102487929B (zh) * 2011-12-23 2013-08-28 潍坊科技学院 一种灭杀地下害虫蛴螬的方法
DK2872693T3 (en) * 2012-05-04 2018-11-12 Alm Holding Company INDOOR ASPAL PREPARATION FOR MANUFACTURING A HIGH-PERFORMANCE HOT MIX ASPHALT PRODUCT
KR101515867B1 (ko) * 2014-11-05 2015-05-04 (주)에이에이치씨시스템 마그네트론을 이용한 칡 제거 장치
KR101520881B1 (ko) * 2014-11-07 2015-05-15 (주)에이에이치씨시스템 마그네트론을 이용한 잡초 제거 장치
EP3433430B1 (en) 2016-03-23 2022-08-17 A.L.M. Holding Company Batch asphalt mix plant
CN105900648A (zh) * 2016-04-22 2016-08-31 固镇县绿禾家庭农场 一种无公害冬瓜的种植方法
CN105917894A (zh) * 2016-04-22 2016-09-07 固镇县绿禾家庭农场 一种白菜的种植方法
CN105900645A (zh) * 2016-04-22 2016-08-31 固镇县绿禾家庭农场 一种优质黄瓜的种植方法
CN105917892A (zh) * 2016-04-22 2016-09-07 固镇县绿禾家庭农场 一种优质白菜的种植方法
CN105917891A (zh) * 2016-04-22 2016-09-07 固镇县绿禾家庭农场 一种优质高产芥蓝的种植方法
US10433494B1 (en) * 2016-08-08 2019-10-08 Edward E. Woerner Steam treatment of soil
US10512222B1 (en) 2016-08-08 2019-12-24 Edward E. Woerner Steam treatment of soil
CN106376382A (zh) * 2016-08-30 2017-02-08 广德县时顺竹木有限公司 一种智能移动园林花圃与其操作方法
DK179614B1 (da) * 2016-10-28 2019-03-01 Weed Fighter Aps Maskine og metode til ukrudtsbekæmpelse med mikrobølger
WO2018171876A1 (en) * 2017-03-21 2018-09-27 Soil Steam International As System and method for processing soil
CN111148827A (zh) 2017-05-09 2020-05-12 塔克森生物科学公司 促进植物生长的微生物、组合物和用途
CN107624291A (zh) * 2017-08-28 2018-01-26 杭州波光中道农业科技有限责任公司 一种土壤催肥电路和土壤催肥装置
WO2019104592A1 (zh) * 2017-11-30 2019-06-06 惠州大亚湾四海风园林工程有限公司 一种土壤病虫害微波防治设备
CN108184808B (zh) * 2018-03-12 2023-07-25 宁夏大学 微波消毒机构以及微波消毒设备
WO2020076888A1 (en) 2018-10-10 2020-04-16 Pioneer Hi-Bred International, Inc. Plant growth-promoting microbes, compositions, and uses
CN110278935B (zh) * 2019-06-06 2021-11-30 广西科学院 一种利用微波对土壤灭菌杀虫的方法
IL272383A (en) * 2020-01-30 2021-08-31 Barel Nimrod Purification of contaminated soils by using electric voltage
NL2026583B1 (en) * 2020-09-30 2022-06-01 Rootbarrier B V Systems and methods for killing or damaging a plant
KR102373976B1 (ko) * 2021-04-02 2022-03-11 김영숙 마이크로파를 사용하는 토양방제장치 및 이를 이용한 토양방제방법
KR102377111B1 (ko) * 2021-04-02 2022-03-21 김영숙 마이크로파를 사용한 다환경 방제장치 및 이를 이용한 방제 방법

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2064522A (en) * 1931-12-10 1936-12-15 Jesse H Davis Method of and apparatus for treating materials for the destruction of insect life therein
US4092800A (en) * 1973-09-24 1978-06-06 Phytox Corporation Vegetation control
JPS5720882U (ja) * 1980-07-14 1982-02-03
DE3682894D1 (de) * 1985-08-29 1992-01-23 Electromagnetic Energy Corp Verfahren und vorrichtung zur verringerung der viskositaet hochviskoser materialien.
CA2054841C (en) * 1991-10-31 1999-12-07 Erick Schmidt Methods for treating infectious wastes
US5287818A (en) * 1993-05-11 1994-02-22 Aqua Heat Technology Inc. Method for killing soil pathogens with micro-wave energy
US6401637B1 (en) * 2001-01-08 2002-06-11 Harold Earl Haller Microwave energy applicator

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004298026A (ja) 2004-10-28
AU2003264501A1 (en) 2004-10-25
EP1611788A1 (en) 2006-01-04
KR20060010733A (ko) 2006-02-02
WO2004086860A1 (ja) 2004-10-14
CN1829436A (zh) 2006-09-06
CN100418416C (zh) 2008-09-17
US20060283364A1 (en) 2006-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3765490B2 (ja) 土壌消毒方法及び装置
US20030215354A1 (en) Systems and methods for in situ soil sterilization, insect extermination and weed killing
US5287818A (en) Method for killing soil pathogens with micro-wave energy
US6401637B1 (en) Microwave energy applicator
US5141059A (en) Method and apparatus for controlling agricultural pests in soil
JP2009148207A (ja) 土壌処理方法及び同方法に好適な農作業機
KR100472190B1 (ko) 토양살균방법및토양살균장치
CA2483749A1 (en) Method and device for combating pests living in the earth, especially termites
WO1997017830A1 (en) Method of controlling pests and pathogens in growing media with pulsed electromagnetic energy
JP6818713B2 (ja) 電磁波地中照射装置
US5060414A (en) Phytotoxicity of a combined RF and microwave electromagnetic field
CN115915932A (zh) 通过施加电压对土壤进行消毒
KR101225931B1 (ko) 토양멸균기
US7560673B2 (en) Device for soil sterilization, insect extermination, and weed killing using microwave energy
JP2013031394A (ja) 土壌処理方法及び土壌処理装置
EP3531831B1 (en) Method and apparatus for weed control with microwaves
JP2002521039A (ja) 農作物の病原生物及び有害生物を駆除するための方法及び装置
JP2008072964A (ja) 土壌殺菌装置
EP1183943B1 (en) Method and apparatus for the disinfection of soil
JP2011019501A (ja) 播種装置及び播種方法
KR101515867B1 (ko) 마그네트론을 이용한 칡 제거 장치
CN108184808B (zh) 微波消毒机构以及微波消毒设备
KR102373976B1 (ko) 마이크로파를 사용하는 토양방제장치 및 이를 이용한 토양방제방법
FI74191B (fi) FOERFARANDE FOER SKYDDANDE AV NYTTOVAEXTER. SIIRRETTY PAEIVAEMAEAERAE-FOERSKJUTET DATUM PL 14 ç 13.12.85.
US20190374666A1 (en) Systems and method for decontaminating a tube

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050526

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050725

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060119

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100203

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110203

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees