JP3765157B2 - コンバータ装置およびコンバータシステム装置 - Google Patents

コンバータ装置およびコンバータシステム装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3765157B2
JP3765157B2 JP12407897A JP12407897A JP3765157B2 JP 3765157 B2 JP3765157 B2 JP 3765157B2 JP 12407897 A JP12407897 A JP 12407897A JP 12407897 A JP12407897 A JP 12407897A JP 3765157 B2 JP3765157 B2 JP 3765157B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
smoothing capacitor
resistor
electrode side
voltage
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP12407897A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10323042A (ja
Inventor
清高 藤
英史 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yaskawa Electric Corp filed Critical Yaskawa Electric Corp
Priority to JP12407897A priority Critical patent/JP3765157B2/ja
Publication of JPH10323042A publication Critical patent/JPH10323042A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3765157B2 publication Critical patent/JP3765157B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Rectifiers (AREA)
  • Continuous-Control Power Sources That Use Transistors (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、交流入力電圧を直流電圧に変換して出力する整流用半導体素子群の直流出力部の正極側と負極側との間に、第1の平滑用コンデンサと第2の平滑用コンデンサの直列接続回路を接続したコンバータ装置に関するもので、特に、前記両平滑用コンデンサの負担する電圧バランスを常に平衡させる機能を持ったコンバータ装置に関する。
この種のコンバータ装置は、従来、映写機器・音響機器・各種コンピュータ機器等の電子機器類、あるいは、複写機・ファン・ブロア・エアコン等のモータドライブコントロール機器類等の電源として好適に用いられている。
【0002】
【従来の技術】
交流入力電圧を直流電圧に変換する整流用半導体素子群の直流出力部の正極側と負極側との間に、第1の平滑用コンデンサと第2の平滑用コンデンサとの直列接続回路を接続したコンバータ装置においては、直列接続した第1・第2の平滑用コンデンサの固有の漏れ電流によって、第1・第2の平滑用コンデンサに印加される電圧のバランスが崩れ、直列接続した平滑用コンデンサのいずれか一方に定格値よりも大きな電圧が印加される状態となり、高電圧が印加された平滑用コンデンサを破壊に追いやる場合が多かった。
また、直列接続した第1・第2の平滑用コンデンサの負極側の平滑用コンデンサに負荷を接続して使用した場合、負極側の平滑用コンデンサの電圧負担が急激に低下し、それによって正極側の平滑用コンデンサの電圧負担が上昇して、電圧値のアンバランスが急激に大きくなり、正極側の平滑用コンデンサの負担電圧が定格値を超過してしまい、破壊に至る場合もあった。
【0003】
このような不都合を解決するため、従来は、直列接続した第1・第2の平滑用コンデンサと並列に電圧値のアンバランスを常時解消するような抵抗器を接続していた。しかし、上記の抵抗器では直列接続した第1・第2の平滑用コンデンサの電圧アンバランスを解消するような電流が常時流れてしまうため、抵抗器で消費される電力損失が大きくなってしまう。このため、抵抗器の形状も大きくなり、さらにこの抵抗器が第1・第2の平滑用コンデンサに近接して配設されると、平滑用コンデンサの劣化時間も短くなり、負担電圧値のアンバランスがより大きくなってしまった。
【0004】
この状態を解消するため、例えば、特開昭61−76069号公報に記載の発明においては、第1の平滑用コンデンサと第2の平滑用コンデンサとの直列接続回路の第1の平滑用コンデンサの正極側と、第2の平滑用コンデンサの負極側との間に第1の負荷を接続し、第2の平滑用コンデンサの正極側と負極側の間に第2の負荷を接続して、直列接続した第1・第2の平滑用コンデンサの接続部に流入電流検出回路を設け、第2の負荷が接続されない第1の平滑用コンデンサと並列に流入電流検出回路の信号を受けて動作する半導体素子とダミー抵抗器とで電圧アンバランスを補正する回路を形成し、両平滑用コンデンサの接続部に流入する電流が零または少量であるときは電圧アンバランス補正回路は動作せず、回路は切り放されているが、第2の負荷に電力供給があると両平滑用コンデンサの接続部への流入電流を検出して第2の負荷が接続されていない側の第1の平滑用コンデンサと並列にダミー抵抗器を接続するよう半導体素子が動作し、直列接続した第1・第2の平滑用コンデンサの負荷電流を制御することで比較的小電力で電圧バランスの補正を行っていた。
【0005】
また、特公昭62−17959号公報に記載の発明によると、交流入力電圧を直流電圧に変換する整流用半導体素子群の直流出力部の正極側と負極側との間に第1の平滑用コンデンサと第2の平滑用コンデンサとの直列接続回路を接続し、これと並列に第1・第2の主スイッチング用半導体素子の直列接続回路を接続して構成した400ボルトを越える高電圧回路において、平滑用コンデンサの定格電圧値を超えずに使用可能であるが、直列接続した第1・第2の主スイッチング用半導体素子の何れか一方にターンオフの遅れが生ずると、第1または第2の主スイッチング用半導体素子の一方に高電圧が印加され、主スイッチング用半導体素子の電圧定格値を越えて破壊に至った。直列接続した第1・第2の主スイッチング用半導体素子の接続部と、この半導体素子と並列に接続された第1・第2の平滑用コンデンサの直列接続回路の接続部とを連結してやれば、上記ターンオフの遅れによる高電圧を第1もしくは第2の平滑用コンデンサに分担させて上記第1・第2の主スイッチング用半導体素子の電圧破壊を防止すること可能である。
【0006】
しかしながら、上記高電圧が直列接続した第1・第2の平滑用コンデンサの何れか一方に印加されてその定格値を越えると、その平滑用コンデンサは電圧破壊に至る。直列接続した第1・第2の平滑用コンデンサの何れか一方に印加される高電圧は、直列接続した第1・第2の主スイッチング用半導体素子の何れか一方のターンオフの遅れ時間に発生するので、上記遅れ時間の間に印加される高電圧を補正してやれば平滑用コンデンサの電圧破壊を防止できる。前記のごとく、電圧アンバランスを常時解消するような抵抗器を用いて、直列接続した第1・第2の平滑用コンデンサの何れか一方に印加される高電圧を補正させれば良いが、前記と同ように、直列接続した第1・第2の平滑用コンデンサの電圧アンバランスを解消するような電流が常時抵抗器に流れているので、消費される電力損失が大きくなる。
【0007】
直列接続した第1・第2の平滑用コンデンサの何れか一方に印加される高電圧によって生じる電圧アンバランスで動作する半導体素子と抵抗器とを直列接続し、半導体素子(この場合NPNトランジスタ)のエミッタを直列接続した第1・第2の平滑用コンデンサの接続部に接続し、整流用半導体素子群の直流出力部の正極側と負極側との間に接続した2個の抵抗器の直列接続回路の接続部に該NPNトランジスタのベースを接続し、直列接続した2個の抵抗器の電圧バランス差によって上記半導体がオンし、半導体素子と直列接続した抵抗器でターンオフの遅れ時間に発生する高電圧を補正する。また、上記直列接続した第1・第2の平滑用コンデンサの接続部に半導体素子(この場合PNPトランジスタ)のエミッタ側を接続し、コレクタ側に抵抗器を接続し、その抵抗器の他端を整流用半導体素子群の直流出力部の負極側に接続する。直列接続した2個の抵抗器の接続部と上記PNPトランジスタのベースとを接続して第2の平滑用コンデンサの電圧バランスを補正していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記の通り、従来のコンバータ装置においては、直列接続した第1・第2の平滑用コンデンサの電圧定格値異常による破壊を防ぐため、第1・第2の平滑用コンデンサの直列接続回路と並列に電圧値のアンバランスを常時解消するような抵抗器を接続していた。しかしながら、この抵抗器には直列接続した第1・第2の平滑用コンデンサの電圧アンバランスを解消するような電流が常時流れ、しかも交流入力電圧を直流電圧に変換する整流用半導体素子群の直流出力部の正極側と負荷側との間に接続されているため、消耗される電力損失が大きいので抵抗器の形状も大きくなり、直列接続した第1・第2の平滑用コンデンサの近傍に上記の抵抗器を配設すると抵抗器の発生する熱によって平滑用コンデンサが劣化してしまい、さらに電圧アンバランスをもたらしていた。また、電圧値のアンバランスを解消するために接続した抵抗器のみでは消費電力損失が大きいので、消費電力損失を少なくするために、直列接続した第1・第2の平滑用コンデンサの接続部に流入する電流もしくは電圧を検出する装置の付加が必要になり、その制御もしなければならなかった。
【0009】
そこでこの発明は、直列接続した第1・第2の平滑用コンデンサの電圧アンバランスを解消するために用いる抵抗器の電力消費を最小にすると共に、直列接続した第1・第2の平滑用コンデンサの接続部に流入する電流もしくは電圧の検出、並びに第1・第2の平滑用コンデンサの電圧値異常を検出する手段を付加することなしに、平滑用コンデンサの電圧アンバランスのみを補正することで装置を小型化することを目的とするものである。
また、この発明はコンバータ装置の負荷としてインバータ装置が接続された場合のコンバータ装置の異常時においてインバータ装置動作による二次破壊を防止するコンバータ装置を提供することを目的とするものである。
さらにこの発明は、負荷として接続されるスイッチング電源回路内の一部の回路部品をコンバータ装置内の一部の回路部品と兼用できるコスト安・小型化のコンバータ装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達するために、この発明によれば、交流入力電圧を直流電圧に変換する整流用半導体素子群の直流出力部の正極側と負極側との間に、第1の平滑用コンデンサと第2の平滑用コンデンサとの直列接続回路を接続したコンバータ装置において、前記第1の平滑用コンデンサと第2の平滑用コンデンサとの直列接続回路と並列に接続される第1の抵抗器と第2の抵抗器との直列接続回路と、1入力端子と2出力端子を有する半導体スイッチング素子であって、前記第1の抵抗器と第2の抵抗器との接続部に前記入力端子が接続され、前記第1の平滑用コンデンサと第2の平滑用コンデンサとの接続部に一方の出力端子が接続される半導体スイッチング素子と、該半導体スイッチング素子の他方の出力端子と前記直流出力部の正極側との間に接続される第3の抵抗器と、および、前記半導体スイッチング素子の一方の出力端子と前記直流出力部の負極側との間に接続される負荷と、を備えることを特徴としている。
【0011】
また、請求項2記載の発明によれば、交流入力電圧を直流電圧に変換する整流用半導体素子群の直流出力部の正極側と負極側との間に、第1の平滑用コンデンサと第2の平滑用コンデンサとの直列接続回路を接続したコンバータ装置において、前記第1の平滑用コンデンサと第2の平滑用コンデンサとの直列接続回路と並列に接続される第1の抵抗器と第2の抵抗器との直列接続回路と、1入力端子と2出力端子を有する半導体スイッチング素子であって、前記第1の抵抗器と第2の抵抗器との接続部に前記入力端子が接続され、前記第1の平滑用コンデンサと第2の平滑用コンデンサとの接続部に一方の出力端子が接続される半導体スイッチング素子と、該半導体スイッチング素子の他方の出力端子と前記直流出力部の負極側との間に接続される第3の抵抗器と、および、前記第1の平滑用コンデンサと第2の平滑用コンデンサとの接続部と前記直流出力部の正極側との間に接続される負荷と、を備えることを特徴としている。
【0012】
さらに、請求項3記載の発明によれば、交流入力電圧を直流電圧に変換する整流用半導体素子群の直流出力部の正極側と負極側との間に、正極側に配置した第1の平滑用コンデンサと負極側に配置した第2の平滑用コンデンサとの直列接続回路を接続したコンバータ部と、前記直流出力部の正極側と負極側との間に接続したスイッチング電源回路部を備えるコンバータシステム装置において、
前記第1の平滑用コンデンサと第2の平滑用コンデンサとの直列接続回路と並列に、第1の抵抗器と第2の抵抗器との抵抗直列接続回路とスイッチング電源回路が接続され、前記抵抗直列接続回路が前記スイッチング電源回路部の起動用抵抗を兼ね、1入力端子と2出力端子を有する半導体スイッチング素子であって、前記第1の抵抗器と第2の抵抗器との接続部に前記入力端子が接続され、前記第1の平滑用コンデンサと第2の平滑用コンデンサとの接続部に一方の出力端子が接続される半導体スイッチング素子と、該半導体スイッチング素子の他方の出力端子と前記直流出力部の正極側との間に接続される第3の抵抗器と、前記第1の平滑用コンデンサと第2の平滑用コンデンサとの接続部と前記直流出力部の負極側との間に接続される負荷を備えることを特徴としている。
【0013】
さらに、請求項4記載の発明によれば、交流入力電圧を直流電圧に変換する整流用半導体素子群の直流出力部の正極側と負極側との間に、正極側に配置した第1の平滑用コンデンサと負極側に配置した第2の平滑用コンデンサとの直列接続回路を接続したコンバータ部と、前記直流出力部の正極側と負極側との間に接続されインバータ部を備えたコンバータシステム装置において、前記第1の平滑用コンデンサと第2の平滑用コンデンサとの直列接続回路と並列に接続される第1の抵抗器と第2の抵抗器との直列接続回路と、1入力端子と2出力端子を有する半導体スイッチング素子であって、前記第1の抵抗器と第2の抵抗器との接続部に前記入力端子が接続され、前記第1の平滑用コンデンサと第2の平滑用コンデンサとの接続部に一方の出力端子が接続される半導体スイッチング素子と、該半導体スイッチング素子の他方の出力端子と前記直流出力部の正極側との間に接続される第3の抵抗器と、前記第1の平滑用コンデンサと第2の平滑用コンデンサとの接続部と前記直流出力部の負極側との間に接続される負荷を備えることを特徴としている。
【0014】
そして、請求項5記載の発明によれば、請求項4記載のコンバータシステム装置において、前記第1の平滑用コンデンサまたは第2の平滑用コンデンサの端子間電圧が所定値を越えるとインバータ部動作を停止させる保護手段を備えたことを特徴としている。
【0015】
以上のように、この発明のコンバータ装置においては、交流入力電圧を直流電圧に変換する整流用半導体素子群の直流出力部の正極側と負極側との間に接続された直列接続した第1・第2の平滑用コンデンサの電圧バランスが、第2の平滑用コンデンサの電圧値よりも第1の平滑用コンデンサの電圧値のほうが常に大きくなる不平衡状態となるように前記半導体スイッチング素子の1方の出力端子と前記直流出力部の負極側との間に接続した負荷により設定し、前記直流出力部の正極側と負極側との間に接続された直列接続の第1の抵抗器と第2の抵抗器のそれぞれの抵抗値を同じ値の抵抗値としておき、この両抵抗器の直列接続部を半導体スイッチング素子のオン信号入力端子に接続し、両平滑用コンデンサの直列接続部を前記半導体スイッチング素子の一方の出力端子に接続しておくので、オン信号入力端子と一方の出力端子との間に正の電位差が生じ、それによって半導体スイッチング素子が導通状態となり、この半導体スイッチング素子の他方の出力端子と前記直流出力部の正極側との間に接続された補正抵抗器に電流を流して前記第1の平滑用コンデンサの端子間電圧を下げ、結果としてアンバランス電圧のみを補正抵抗器で補正するように半導体スイッチング素子が動作する。これにより、直列接続した第1・第2の平滑用コンデンサの接続部に流入する電流もしくは電圧の検出手段、並びに、第1・第2の平滑用コンデンサの電圧値異常を検出する手段を付加すること無しに、直列接続した第1・第2の平滑用コンデンサの電圧バランスを常に平衡させることが可能となる。
【0016】
また、第1の平滑用コンデンサと第2の平滑用コンテンサの負担電圧が該半導体スイッチング素子の導通動作により等しくなった場合は、半導体スイッチング素子の一方の出力端子とオン信号入力端子との間の電位差が小さくなるので、半導体スイッチング素子は半導通状態となって前記の等しくなった状態を維持する。
かくして、予想される電圧上昇および平滑用コンデンサの漏れ電流のみを補正するように半導体スイッチング素子と第1・第2の抵抗器、前記半導体スイッチング素子の1方の出力端子と前記直流出力部の負極側との間に接続された負荷、並びに補正抵抗器を選択することで小容量化・小型化が可能となる。
【0017】
コンバータ装置の半導体スイッチング素子の短絡や断線によって直列接続した第1・第2の平滑用コンテンサの電圧バランスが崩れた場合には、平滑用コンデンサと並列状態に接続された負荷としてのインバータ装置が停止状態にあるときは、設定された第1・第2の抵抗器、前記半導体スイッチング素子の1方の出力端子と前記直流出力部の負極側(請求項2記載のコンバータ装置においては正極側)との間に接続される負荷、補正抵抗器の抵抗値によって両平滑用コンデンサの端子間電圧が決定されるので、この決定された電圧が平滑用コンデンサの定格電圧を越えないようにこれらの値を設定してやれば、半導体スイッチング素子の異常時でも、インバータ装置を停止することによって平滑用コンデンサが保護される。しかしながら、インバータ装置が動作状態にあるときは、前記各値の適正設定にもかかわらず、平滑用コンデンサの端子間電圧が定格値を越えて破壊に至らないとは限らない。そこで、本発明においては、直列接続された第1・第2の平滑用コンデンサのそれぞれの端子間電圧を検出する第1の電圧検出回路と第2の電圧検出回路を設け、これらの電圧検出回路により検出した両平滑用コンデンサの端子間電圧の少なくとも一方の端子間電圧値が設定値を越えた場合にインバータ装置を停止する保護手段を設けることで、二次破壊を防いでいる。
【0018】
このコンバータ装置の負荷にスイッチング電源回路を含んでいるような場合には、第1の抵抗器と第2の抵抗器との両抵抗器の抵抗値の和を選定して、スイッチング電源回路の起動用抵抗として共有できる。かくして、コンバータ装置の負荷用の第1・第2の抵抗器を負荷であるスイッチング電源回路の起動用抵抗として共有化できるので小型化が可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態1:
図1は本発明の第1の実施の形態によるコンバータ装置の接続回路図である。3相交流電源1の各相が、整流用半導体素子2の直列接続部3u・3v・3wに入力されている。6個の整流用半導体素子2からなる整流用半導体素子群4の直流出力部の正極側5と負極側6の間には、第1の平滑用コンデンサ7と第2の平滑用コンデンサ8との直列接続回路が接続され、この第1・第2の平滑用コンデンサ7・8の直列接続回路と並列に、第1の抵抗器9と第2の抵抗器10との直列接続回路が接続されている。この第1の抵抗器9と第2の抵抗器10との接続部11には、NチャンネルMOSFETトランジスタ12のゲート端子13が接続されている。このNチャンネルMOSFETトランジスタ12は出力端子がソース端子とドレイン端子の2つあって、一方の出力端子であるソース端子14は、第1・第2の平滑用コンデンサ7・8の接続部15に接続され、他方の出力端子であるドレイン端子16と直流出力部の正極側5の間には第3の抵抗器である補正抵抗器17が接続されている。また、平滑用コンデンサ7・8の接続部15と、直流出力部の負極側6との間には負荷18が接続されている。なお、ツェナーダイオード19はNチャンネルMOSFETトランジスタ12のゲート端子13に過電圧が印加された場合にNチャンネルMOSFETトランジスタ12を破損から保護するために設けられ、コンデンサ20はノイズによりNチャンネルMOSFETトランジスタ12が誤動作することを防ぐために接続されている。
【0020】
このコンバータ装置において、第1・第2の抵抗器9・10は等しい抵抗値に設定されているので、第1の平滑用コンデンサ7と第2の平滑用コンデンサ8の電圧バランスが平衡状態にあるときは、ゲート端子13とソース端子14との間には電位差が小さいので、NチャンネルMOSFETトランジスタ12は半導通状態となって電圧バランスの平衡状態を維持する。
【0021】
第1の平滑用コンデンサ7の端子間電圧が第2の平滑用コンデンサ8の端子間電圧よりも高い場合(常にこのような状態とするために第2の平滑用コンデンサ8に並列に抵抗18を接続している。)は、接続部11・15間に電位差が生じ、すなわちNチャンネルMOSFETトランジスタ12のゲート端子13に正の電位差が生じてNチャンネルMOSFETトランジスタ12が導通状態となり、補正抵抗器17及びNチャンネルMOSFETトランジスタ12を流れる電流により第1の平滑用コンデンサ7の端子間電圧を下げて両コンデンサ7・8の端子間電圧が平衡するまでこのようなNチャンネルMOSFETトランジスタ12の導通動作により自動調整する。この場合、第1の平滑用コンデンサ7と第2の平滑用コンデンサ8との端子間電圧の電圧アンバランスのみを補正できるように補正抵抗器17と負荷(又は抵抗器)18の抵抗値を設定することで消費電力の少ない装置が実現できる。
また、第1の平滑用コンデンサ7の端子間電圧が第2の平滑用コンデンサ8の端子間電圧よりも低い場合には、NチャンネルMOSFETトランジスタ12は不導通であり、補正抵抗器17は無効であるので、この場合の電圧差は負荷(又は抵抗器)18により第2の平滑用コンデンサ8の端子間電圧が下げられるのですぐに解消される。
【0022】
本発明の実施の形態2:
図2は、本発明の実施の形態1のコンバータ装置の負荷18として、スイッチング電源回路21を接続した例を示している。スイッチング電源回路21自体は公知の回路でよい。例えば、出力電圧を電圧検出回路で常時検出し、出力電圧が所定値以下になったとき制御回路に出力してスイッチング素子をオンにし、第2の平滑用コンデンサ8からトランスを介して電力を受け、出力電圧が所定値に達したとき、スイッチング素子をオフにするものである。
図2において、3相交流電源1より交流を入力する整流用半導体素子群4の直流出力部の正極側5と負極側6との間に、第1の平滑用コンデンサ7と第2の平滑用コンデンサ8の直列接続回路と、第1の抵抗器9と第2の抵抗器10との直列接続回路とを接続し、NチヤンネルMOSFETトランジスタ12のゲート端子13を接続部11に接続し、ソース端子14を接続部15に接続し、ドレイン端子16と正極側5との間に第3の抵抗器としての補正抵抗器17を接続し、ソース端子14と負極側6との間に負荷としてスイッチング電源回路21を接続している。この場合も、第1の平滑用コンデンサ7の端子間電圧と第2の平滑用コンデンサ8の端子間電圧とのアンバランスのみを補正するように補正抵抗器17を選べば小型化が達成できる。
【0023】
本発明の実施の形態3:
図3はPチャンネルMOSFETトランジスタを用いた例を示している。
3相交流電源1の各相が、整流用半導体素子2の直列接続部3u・3v・3wに入力されている。6個の整流用半導体素子2からなる整流用半導体素子群4の直流出力部の正極側5と負極側6の間には、第1の平滑用コンデンサ7と第2の平滑用コンデンサ8の直列接続回路が接続され、この第1・第2の平滑用コンデンサ7・8の直列接続回路と並列に、第1の抵抗器9と第2の抵抗器10との直列接続回路が接続されている。この第1の抵抗器9と第2の抵抗器10との接続部11には、PチャンネルMOSFETトランジスタ22のゲート端子23が接続されている。
PチャンネルMOSFETトランジスタ22のソース端子24は、第1・第2の平滑用コンデンサ7・8の接続部15に接続され、ドレイン端子25と直流出力部の負極側6の間には、第3の抵抗器としての補正抵抗器17が接続されている。また、PチャンネルMOSFETトランジスタ22のソース端子(すなわち平滑用コンデンサ7・8の接続部15)と直流出力部の正極側5との間には、負荷18が接続されている。なお、ツェナーダイオード19はPチヤンネルMOSFETトランジスタ22のゲート端子23に過電圧が印加される場合にPチャンネルMOSFETトランジスタ22を破損から保護するために設けられ、コンデンサ20はノイズによりPチャンネルMOSFETトランジスタ22が誤動作することを防ぐために接続されている。
このコンバータ装置において、第1の平滑用コンデンサ7の端子間電圧が第2の平滑用コンデンサの端子間電圧よりも低い場合(常にこのような状態とするために第1の平滑用コンデンサ7に並列に抵抗18を接続している。)は、平滑用コンデンサ7・8の接続部15と抵抗器9・10の接続部11との間に電位差が生じ、ゲート端子23とソース端子24との間に負の電位差が発生し、PチャンネルMOSFETトランジスタ22が導通状態となる。その結果、第2の平滑用コンデンサ8の端子間電圧を降下させ、アンバランスが解消されるまで自動調整される。第1の平滑用コンデンサ7の端子間電圧が第2の平滑用コンデンサの端子間電圧よりも高くなった場合は、PチャンネルMOSFETトランジスタ22が不導通であるので、負荷18により電圧アンバランスがすぐに補正される。ツェナーダイオード19とコンデンサ20とは前記と同ような働きをする。
【0024】
本発明の実施の形態4:
図4は、平滑用コンデンサの負担する電圧アンバランスを補正すると共に、電圧アンバランスが生じたときに負荷としてのインバータ装置の動作を停止させる機能を持ったコンバータ装置の例を示している。
図4において、整流用半導体素子群の直流出力部の正極側5と負極側6との間には、第1の平滑用コンデンサ7と第2の平滑用コンデンサ8との直列接続回路と、第1の抵抗器9と第2の抵抗器10との直列接続回路が接続されている。
NチヤンネルMOSFETトランジスタ12のゲート端子13は前記第1・第2の抵抗器9・10の直列接続部11に接続され、ソース端子14は両平滑用コンデンサ7・8の接続部15に接続され、ドレイン端子16と直流出力部の正極側5との間には補正抵抗器17が接続されている。
この実施の形態では特に整流用半導体素子群の直流出力部の正極側と負極側との間に、負荷としてのインバータ装置26が接続されている。また、抵抗器18と一方の電圧検出抵抗器27の直列接続回路が第2の平滑用コンデンサ8の端子間に接続されているので、この一方の電圧検出抵抗器27は第2の平滑用コンデンサ8の端子間電圧V2 に比例する電圧を取り出すことができる。この電圧を第1の電圧検出回路28で検出し、保護手段29に出力している。また、高抵抗器30と他方の電圧検出抵抗器31との直列接続回路が直流出力部の正極側5と負極側6との間に接続されている。この電圧検出抵抗器31は第1の平滑用コンデンサ7の端子間電圧V1 と第2の平滑用コンデンサ8の端子間電圧V2 の和に相当する全電圧VPNに比例する電圧を取り出すことができ、それを第2の電圧検出回路32によって検出し保護手段29に出力している。
保護手段29は、マイクロプロセツサやA/D変換器等を含み、第2の平滑用コンデンサの端子間電圧V2 と全電圧VPNとを入力して、
VPN−V2 =V1 ・・・(1)
式(1)によって全電圧VPNと第2の平滑用コンデンサの端子間電圧V2 との差、すなわち第1の平滑用コンデンサの端子間電圧V1 を算出する。
そして、V1 とV2 の少なくとも一方の電圧が設定値を越えるとそれを判別し、インバータ装置26の動作を停止させて、コンバータ装置の二次破壊を防止する。
【0025】
本発明の実施の形態5:
図5において、3相交流電源1に給電される整流用半導体素子群4の直流出力部の正極側5と負極側6の間には、第1の平滑用コンデンサ7と第2の平滑用コンデンサ8との直列接続回路が接続され、この平滑用コンデンサの直列接続回路と並列に、第1の抵抗器9と第2の抵抗器10とスイッチング電源回路の起動部34との直列接続回路が接続されている。NチヤンネルMOSFETトランジスタ12のゲート端子13は前記第1・第2の抵抗器の接続部11に接続され、ソース端子14は前記第1・第2の平滑用コンデンサの接続部15に接続されている。また、ドレイン端子16と正極側5との間には補正抵抗器17が接続され、ソース端子(すなわち、接続部15)と負極側6の間には、前記スイッチング電源回路33の回路が接続されている。このスイッチング電源回路33の回路を構成するスイッチング素子35を起動させるスイッチング電源回路起動部34が前記第1の抵抗器9と第2の抵抗器10の直列接続回路に直列接続されている。スイッチング素子35のベース入力側は起動のためのベース電流供給源として高抵抗を必要とする。この実施の形態においては、その高抵抗を前記第1の抵抗器9と第2の抵抗器10の直列接続回路に代替させるもので、このことにより、コスト安・小型化のコンバータ装置が得られることとなる。なお、ツェナーダイオード19とコンデンサ20とは、図1に示したツェナーダイオードとコンデンサと同じ作用をする。
ここで、第1の抵抗器9の抵抗値は第2の抵抗器10の抵抗値と等しく定められるので、両平滑用コンデンサ7・8の端子間電圧が等しく、平衡している場合は、接続部11と15の間の電位差が小さいので、NチヤンネルMOSFETトランジスタ12は半導通状態のままである。
しかし、第1の平滑用コンデンサ7の端子間電圧が第2の平滑用コンデンサ8の端子間電圧よりも高くなると、接続部11・15間に電位差が生じ、NチヤンネルMOSFETトランジスタ12が導通し、第1の平滑用コンデンサ7の端子間電圧が下がり、平衡状態となるまでNチヤンネルMOSFETトランジスタ12自身の導通状態を自動的に調整する。この場合も、平滑用コンデンサの端子間電圧のみを調整するように、補正抵抗器17と、負荷とを設定することで消費電力の少ないコンバータ装置を実現できる。そればかりか負荷のスイッチング電源回路との回路の共有化も形成でき、機器の小型化に寄与できる。
【0026】
本発明の実施の形態6:
図6において、3相交流電源1によって給電される整流用半導体素子群4の直流出力部の正極側5と負極側6の間には、第1の平滑用コンデンサ7と第2の平滑用コンデンサ8との直列接続回路が接続され、この平滑用コンデンサの直列接続回路と並列に、第1の抵抗器9と第2の抵抗器10との直列接続回路及びスイッチング電源回路33が接続されている。NチヤンネルMOSFETトランジスタ12のゲート端子13は前記第1・第2の抵抗器の接続部11に接続され、ソース端子14は前記第1・第2の平滑用コンデンサの接続部15に接続されている。また、ドレイン端子16と正極側5との間には補正抵抗器17が接続され、ソース端子(すなわち、接続部15)と負極側6の間には、調整抵抗器36が接続されている。この実施例では、前記スイッチング電源回路駆動部34によってオンされるスイッチング素子35を含むスイッチング電源回路33の回路は、直流出力部の正極側5と負極側6との間に接続されている。なお、ツェナーダイオード19とコンデンサ20とは、図1に示したツェナーダイオードとコンデンサと同じ作用をする。
この実施例においては、第1の平滑用コンデンサ7と第2の平滑用コンデンサ8の電圧バランスを、NチヤンネルMOSFETトランジスタ12と、補正抵抗器17と、調整抵抗器36とで補正している。ここで、第1の抵抗器9の抵抗値は第2の抵抗器10の抵抗値と等しく定められるので、両平滑用コンデンサ7・8の端子間電圧が等しく、平衡している場合は、接続部11と15の間の電位差が小さいのでNチヤンネルMOSFETトランジスタ12は半導通状態のままである。
しかし何らかの要因で両平滑用コンデンサの電圧バランスが不平衡となり、第1の平滑用コンデンサ7の端子間電圧が第2の平滑用コンデンサ8の端子間電圧よりも高くなると、接続部11・15間に電位差が生じ、NチヤンネルMOSFETトランジスタ12が導通し、第1の平滑用コンデンサ7の端子間電圧が下がり、平衡状態となるまでNチヤンネルMOSFETトランジスタ12は自身の導通状態を自動的に調整する。この場合も、平滑用コンデンサの端子間電圧のみを調整できるように、補正抵抗器17と、調整抵抗器36とを設定することで消費電力の少ないコンバータ装置を実現出来る。
なお、この実施例では、第1の抵抗器9と第2の抵抗器10とを高抵抗値とすることでスイッチング電源回路33の起動用抵抗として共用することが可能となる。また、PチャンネルMOSFETトランジスタを用いた回路構成も可能である。
【0027】
【発明の効果】
以上の通り、この発明によれば、平滑用コンデンサの電圧アンバランスのみを補正するので、小型小容量の電圧アンバランス補正回路を備えたコンバータ装置を提供できる。また、インバータ装置を負荷とする場合の二次破壊を阻止したコンバータ装置を提供できるばかりか、負荷としてのスイッチング電源回路との回路共有化も出来るので、機器の小型安全化に寄与するところ大となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるコンバータ装置の接続回路図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態によるコンバータ装置の接続回路図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態によるコンバータ装置の接続回路図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態によるコンバータ装置の接続回路図である。
【図5】本発明の第5の実施の形態によるコンバータ装置の接続回路図である。
【図6】本発明の第6の実施の形態によるコンバータ装置の接続回路図である。
【符号の説明】
1 3相交流電源
4 整流用半導体素子群
5 正極側
6 負極側
7 第1の平滑用コンデンサ
8 第2の平滑用コンデンサ
9 第1の抵抗器
10 第2の抵抗器
11 接続部
12 NチャンネルMOSFETトランジスタ
13 ゲート端子
14 ソース端子
15 接続部
16 ドレイン端子
17 補正抵抗器
18 負荷
22 PチャンネルMOSFETトランジスタ
23 ゲート端子
24 ソース端子
25 ドレイン端子
26 インバータ装置
27 一方の電圧検出抵抗器
28 第1の電圧検出回路
29 保護手段
30 高抵抗器
31 他方の電圧検出抵抗器
32 第2の電圧検出回路
33 スイッチング電源回路
34 スイッチング電源回路の起動部
35 負荷用スイッチング素子
36 調整抵抗器

Claims (5)

  1. 交流入力電圧を直流電圧に変換する整流用半導体素子群の直流出力部の正極側と負極側との間に、正極側に配置した第1の平滑用コンデンサと負極側に配置した第2の平滑用コンデンサとの直列接続回路を接続したコンバータ装置において、
    前記第1の平滑用コンデンサと第2の平滑用コンデンサとの直列接続回路と並列に接続される第1の抵抗器と第2の抵抗器との直列接続回路と、
    1入力端子と2出力端子を有する半導体スイッチング素子であって、前記第1の抵抗器と第2の抵抗器との接続部に前記入力端子が接続され、前記第1の平滑用コンデンサと第2の平滑用コンデンサとの接続部に一方の出力端子が接続される半導体スイッチング素子と、
    該半導体スイッチング素子の他方の出力端子と前記直流出力部の正極側との間に接続される第3の抵抗器と、
    前記第1の平滑用コンデンサと第2の平滑用コンデンサとの接続部と前記直流出力部の負極側との間に接続される負荷と、を備えることを特徴とするコンバータ装置。
  2. 交流入力電圧を直流電圧に変換する整流用半導体素子群の直流出力部の正極側と負極側との間に、正極側に配置した第1の平滑用コンデンサと負極側に配置した第2の平滑用コンデンサとの直列接続回路を接続したコンバータ装置において、
    前記第1の平滑用コンデンサと第2の平滑用コンデンサとの直列接続回路と並列に接続される第1の抵抗器と第2の抵抗器との直列接続回路と、
    1入力端子と2出力端子を有する半導体スイッチング素子であって、前記第1の抵抗器と第2の抵抗器との接続部に前記入力端子が接続され、前記第1の平滑用コンデンサと第2の平滑用コンデンサとの接続部に一方の出力端子が接続される半導体スイッチング素子と、
    該半導体スイッチング素子の他方の出力端子と前記直流出力部の負極側との間に接続される第3の抵抗器と、
    前記第1の平滑用コンデンサと第2の平滑用コンデンサとの接続部と前記直流出力部の正極側との間に接続される負荷と、を備えることを特徴とするコンバータ装置。
  3. 交流入力電圧を直流電圧に変換する整流用半導体素子群の直流出力部の正極側と負極側との間に、正極側に配置した第1の平滑用コンデンサと負極側に配置した第2の平滑用コンデンサとの直列接続回路を接続したコンバータ部と、前記直流出力部の正極側と負極側との間に接続したスイッチング電源回路部を備えるコンバータシステム装置において、
    前記第1の平滑用コンデンサと第2の平滑用コンデンサとの直列接続回路と並列に、第1の抵抗器と第2の抵抗器との抵抗直列接続回路とスイッチング電源回路が接続され、前記抵抗直列接続回路が前記スイッチング電源回路部の起動用抵抗を兼ね、
    1入力端子と2出力端子を有する半導体スイッチング素子であって、前記第1の抵抗器と第2の抵抗器との接続部に前記入力端子が接続され、前記第1の平滑用コンデンサと第2の平滑用コンデンサとの接続部に一方の出力端子が接続される半導体スイッチング素子と、
    該半導体スイッチング素子の他方の出力端子と前記直流出力部の正極側との間に接続される第3の抵抗器と、
    前記第1の平滑用コンデンサと第2の平滑用コンデンサとの接続部と前記直流出力部の負極側との間に接続される負荷を備えることを特徴とするコンバータシステム装置。
  4. 交流入力電圧を直流電圧に変換する整流用半導体素子群の直流出力部の正極側と負極側との間に、正極側に配置した第1の平滑用コンデンサと負極側に配置した第2の平滑用コンデンサとの直列接続回路を接続したコンバータ部と、前記直流出力部の正極側と負極側との間に接続されインバータ部を備えたコンバータシステム装置において、
    前記第1の平滑用コンデンサと第2の平滑用コンデンサとの直列接続回路と並列に接続される第1の抵抗器と第2の抵抗器との直列接続回路と、
    1入力端子と2出力端子を有する半導体スイッチング素子であって、前記第1の抵抗器と第2の抵抗器との接続部に前記入力端子が接続され、前記第1の平滑用コンデンサと第2の平滑用コンデンサとの接続部に一方の出力端子が接続される半導体スイッチング素子と、
    該半導体スイッチング素子の他方の出力端子と前記直流出力部の正極側との間に接続される第3の抵抗器と、
    前記第1の平滑用コンデンサと第2の平滑用コンデンサとの接続部と前記直流出力部の負極側との間に接続される負荷を備えることを特徴とするコンバータシステム装置。
  5. 前記第1の平滑用コンデンサまたは第2の平滑用コンデンサの端子間電圧が所定値を越えるとインバータ部動作を停止させる保護手段を備えたことを特徴とする請求項4記載のコンバータシステム装置。
JP12407897A 1997-05-14 1997-05-14 コンバータ装置およびコンバータシステム装置 Expired - Fee Related JP3765157B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12407897A JP3765157B2 (ja) 1997-05-14 1997-05-14 コンバータ装置およびコンバータシステム装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12407897A JP3765157B2 (ja) 1997-05-14 1997-05-14 コンバータ装置およびコンバータシステム装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10323042A JPH10323042A (ja) 1998-12-04
JP3765157B2 true JP3765157B2 (ja) 2006-04-12

Family

ID=14876390

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12407897A Expired - Fee Related JP3765157B2 (ja) 1997-05-14 1997-05-14 コンバータ装置およびコンバータシステム装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3765157B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4636210B1 (ja) * 2010-04-13 2011-02-23 ダイキン工業株式会社 電圧平滑回路
KR101292468B1 (ko) * 2009-08-07 2013-07-31 다이킨 고교 가부시키가이샤 전압 평활 회로

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10323042A (ja) 1998-12-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8618753B2 (en) Inverter device
US6396721B1 (en) Power converter control device and power converter thereof
JP2005506025A (ja) パワーエレクトロニクス及び駆動システム用dcリンクコンデンサのソフトスタート
US7161783B2 (en) Overcurrent protection circuit for switching power supply
KR100549135B1 (ko) 스위칭 전원 회로 및 인버터 장치
EP1755209B1 (en) Three-phase rectifier with inrush current limiting circuit
JP2000201429A (ja) 過電圧保護回路
CN109728719B (zh) 功率转换装置
KR20090096689A (ko) 보조 보호 회로를 구비한 전원 및 전자식 안정기
US20040155623A1 (en) Motor power supply
KR20050010511A (ko) 보호된 이중-전압 마이크로회로 전원 장치
JP3765157B2 (ja) コンバータ装置およびコンバータシステム装置
JP4662022B2 (ja) マトリクスコンバータ
US6008602A (en) Arrangement with an electronically commutated motor
JP2008146576A (ja) 安定化電源回路および携帯端末
US6239998B1 (en) Inverter circuit
JPH08182315A (ja) スイッチング電源装置
JP2006067660A (ja) 半導体装置
JPH0530756A (ja) コンバータ回路
JP3251814B2 (ja) インバータ装置の保護回路
JP2001286173A (ja) Dcファン駆動回路
JP7030612B2 (ja) インバータ装置
JP2004254388A (ja) 電源検出回路
JP2001268935A (ja) 空気調和機の駆動回路
KR20030072126A (ko) 인버터의 출력 전류 제한 회로

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050530

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051005

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060104

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060117

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100203

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110203

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120203

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120203

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130203

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140203

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150203

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees