JP3251814B2 - インバータ装置の保護回路 - Google Patents

インバータ装置の保護回路

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JP3251814B2 JP18234795A JP18234795A JP3251814B2 JP 3251814 B2 JP3251814 B2 JP 3251814B2 JP 18234795 A JP18234795 A JP 18234795A JP 18234795 A JP18234795 A JP 18234795A JP 3251814 B2 JP3251814 B2 JP 3251814B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直流電圧源と、直流電
圧源の電圧を平滑するフィルタコンデンサと、複数台の
電圧形インバータ回路により構成されるインバータ装置
の保護回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のインバータ装置は、図4に示すよ
うな構成になっている。インバータ装置は、直流電圧E
を出力する直流電圧源1と、直流電圧源1の電圧を平滑
するフィルタコンデンサ2A、2Bと、フィルタコンデ
ンサ2A、2Bが故障し、短絡するとフィルタコンデン
サ2A、2Bを直流電圧源1から切り離すヒューズ3
と、直交変換を行うインバータ4と、このインバータ4
に制御信号を与えるドライブ回路5とからなる。この装
置ではフィルタコンデンサを直列接続しているが、これ
は耐圧を上げるために一般的に用いられている構成であ
る。
【0003】このような構成とすると、直列接続したフ
ィルタコンデンサがすべて故障短絡した場合は主回路の
ヒューズ3が溶断され直流電圧源1から切り離され過電
圧は発生しない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、直列接
続したフィルタコンデンサのうち、一方が故障して短絡
し、他方のフィルタコンデンサが正常の場合には、主回
路のヒューズは溶断されずにフィルタコンデンサには過
電圧がかかる。フィルタコンデンサに過電圧がかかり続
けるとフィルタコンデンサの容器が壊れ、内部の溶解液
が漏れることがある。
【0005】したがって、何らかの方法でフィルタコン
デンサを電源から切り離す必要がある。切り離す手段と
して通常遮断器などを用いるが、装置の小型化を図るた
めに設置できない場合がある。
【0006】よって、本発明は、装置の小型化を図るた
めに遮断器の代わりにヒューズを用い、インバータ回路
を構成しているスイッチング素子を短絡することにより
ヒューズを溶断し、フィルタコンデンサを電圧源から切
り離すことにより、フィルタコンデンサに過電圧がかか
るのを防ぐインバータ装置の保護回路を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1記載のインバータ装置の保護回路で
は、直流電圧源に、ヒューズを介して、複数個直列接続
したフィルタコンデンサを備えたインバータ回路が複数
台並列に接続されているインバータ装置の保護回路にお
いて、上記フィルタコンデンサに並列に接続された直列
接続した複数の分圧抵抗器と、上記フィルタコンデンサ
の中点と上記分圧抵抗器の中点の電位差を検出する電位
差検出手段と、上記電位差検出手段の出力と所定の基準
電圧とを比較し、上記電位差検出手段の出力が上記基準
電圧より大きいときに短絡信号を出力する電圧比較手段
と、上記短絡信号が入力されると上記インバータ回路を
構成するスイッチング素子を強制的に点弧して短絡さ
せ、上記ヒューズを溶断するドライブ手段とからなるこ
とを特徴とする。
【0008】本発明の請求項2記載のインバータ装置の
保護回路では、直流電圧源に、ヒューズを介して、複数
個直列接続したフィルタコンデンサを備えたインバータ
回路が複数台並列に接続されているインバータ装置の保
護回路において、上記フィルタコンデンサに並列に接続
された直列接続した複数の分圧抵抗器と、上記フィルタ
コンデンサの中点と上記分圧抵抗器の中点の間に流れる
電流を検出すると短絡信号を出力する電流検出手段と、
上記短絡信号が入力されると上記インバータ回路を構成
するスイッチング素子を強制的に点弧して短絡させ、上
記ヒューズを溶断するドライブ手段とからなることを特
徴とする。
【0009】本発明の請求項3記載のインバータ装置の
保護回路では、請求項1または請求項2に記載のインバ
ータ装置の保護回路において、上記電圧源の電圧が変動
し、フィルタコンデンサにかかる電圧がフィルタコンデ
ンサの定格電圧を越えると短絡信号を出力する基準電圧
手段を具備したことを特徴とする。
【0010】本発明の請求項4記載のインバータ装置の
保護回路では、請求項1または請求項2に記載のインバ
ータ装置の保護回路において、上記フィルタコンデンサ
の中点と上記分圧抵抗器の中点の間の電位差または電流
を検出するとき、一定時間内の過渡的な変化を無視する
フィルタ手段を具備したことを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明の請求項1記載のインバータ装置の保護
回路は、フィルタコンデンサのいずれかが故障し各々の
フィルタコンデンサの電圧分担に不均衡が生じたとき、
インバータ回路を構成するスイッチング素子を短絡しヒ
ューズを溶断することによりフィルタコンデンサを電源
から切り離す。
【0012】本発明の請求項2記載のインバータ装置の
保護回路は、フィルタコンデンサのいずれかが故障し各
々のフィルタコンデンサの電圧分担に不均衡が生じたと
き、インバータ回路を構成するスイッチング素子を短絡
しヒューズを溶断することによりフィルタコンデンサを
電源から切り離す。
【0013】本発明の請求項3記載のインバータ装置の
保護回路は、フィルタコンデンサのいずれかが故障し各
々のフィルタコンデンサの電圧分担に不均衡が生じたと
き、または、フィルタコンデンサにかかる電圧がフィル
タコンデンサの定格電圧を越えるとき、インバータ回路
を構成するスイッチング素子を短絡しヒューズを溶断す
ることによりフィルタコンデンサを電源から切り離す。
【0014】本発明の請求項4記載のインバータ装置の
保護回路は、フィルタコンデンサのいずれかが故障し各
々のフィルタコンデンサの電圧分担に不均衡が生じたと
き、インバータ回路を構成するスイッチング素子を短絡
しヒューズを溶断することによりフィルタコンデンサを
電源から切り離す。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。本発明の第1の実施例を図1を用いて説明する。
図1は、本発明の第1の実施例の構成図である。
【0016】図1において、インバータ装置の保護回路
は、直流電圧Eを出力する直流電圧源1と、直流電圧源
1の電圧を平滑するフィルタコンデンサ2A、2Bと、
フィルタコンデンサ2A、2Bを直流電圧源1から切り
離すヒューズ3と、直交変換を行うインバータ4と、フ
ィルタコンデンサ2A、2Bに並列に接続された分圧抵
抗器6A、6Bと、フィルタコンデンサ2A、2Bの直
列接続点をA、分圧抵抗器6A、6Bの直列接続点をB
としたときのAB間の電圧VABを入力とし増幅する絶
縁増幅器7と、絶縁増幅器7からの出力の絶対値をとる
絶対値回路8と、一方の入力が絶対値回路8の出力で他
方の入力が基準電圧源9の出力である比較演算器10
と、インバータ4のスイッチング素子を制御するドライ
ブ回路11とからなる。
【0017】上記構成において、直流電圧源1は直流電
圧Eを出力するので、フィルタコンデンサ2A、2Bに
かかる電圧V1、V2はフィルタコンデンサが故障して
いない場合V1=V2=E/2である。また、分圧抵抗
器6A、6Bにかかる電圧V3、V4は分圧抵抗器6
A、6Bの抵抗値が同じ場合、V3=V4=E/2であ
る。よって、正常時はフィルタコンデンサ2A、2Bの
直列接続点Aと分圧抵抗器6A、6Bの直列接続点Bと
の間の電圧VABはほぼ0となる。以下、増幅器の増幅
率は1として説明する。
【0018】フィルタコンデンサ2Aが故障して内部で
絶縁破壊などが起きた場合、V1<V2となり、さらに
は一方のフィルタコンデンサ2Bに定格電圧Vcを超え
る電圧がかかる可能性がある。
【0019】AB間の電圧VABはVAB=V2−E/
2であるので、フィルタコンデンサ2Aが故障した場合
はVAB>0、フィルタコンデンサ2Bが故障した場合
はVAB<0となる。よって、両方の故障に対応するた
めに絶対値回路8でVABの絶対値|VAB|を生成し
ている。
【0020】そして、比較演算器10で絶対値回路8の
出力|VAB|と基準電圧源9の電圧V5を比較し、|
VAB|>V5となったときに、ドライブ回路11に短
絡信号を送る。ここで、基準電圧V5をV5=Vc−E
/2とすれば、フィルタコンデンサ2Aが故障した場
合、VAB=V2−E/2>Vc−E/2、すなわち、
V2>Vcとなったときに作動することになる。フィル
タコンデンサ2Bが故障した場合も同様である。
【0021】ドライブ回路11が短絡信号を受けると、
インバータ4を構成しているスイッチング素子を強制的
に点弧して短絡し、ヒューズ3を溶断することにより、
フィルタコンデンサを直流電圧源1から切り離し、過電
圧を防止することができる。
【0022】次に、本発明の第2の実施例を図2を用い
て説明する。図2は、本発明の第1の実施例の構成図で
ある。図2において、インバータ装置の保護回路は、直
流電圧Eを出力する直流電圧源1と、直流電圧源1の電
圧を平滑するフィルタコンデンサ2A、2Bと、フィル
タコンデンサ2A、2Bを直流電圧源1から切り離すヒ
ューズ3と、直交変換を行うインバータ4と、フィルタ
コンデンサ2A、2Bに並列に接続された分圧抵抗器6
A、6Bと、フィルタコンデンサ2A、2Bの直列接続
点をA、分圧抵抗器6A、6Bの直列接続点をBとした
ときのAB間に接続されるツェナダイオード12、13
とフォトカプラ14、15と、フォトカプラのドライブ
回路16と、インバータ4のスイッチング素子を制御す
るドライブ回路11とからなる。
【0023】上記構成において、直流電圧源1は直流電
圧Eを出力するので、フィルタコンデンサ2A、2Bに
かかる電圧V1、V2はフィルタコンデンサが故障して
いない場合V1=V2=E/2である。また、分圧抵抗
器6A、6Bにかかる電圧V3、V4は分圧抵抗器6
A、6Bの抵抗値が同じ場合、V3=V4=E/2であ
る。よって、ツェナダイオードは通電しない。
【0024】フィルタコンデンサ2Aが故障した場合
は、V2>V4となるのでその電位差がツェナ電圧Vz
を超えるとツェナダイオード12が通電し、フォトカプ
ラ14がオンする。フィルタコンデンサ2Bが故障した
場合は、V2<V4となるのでツェナダイオード13が
通電し、フォトカプラ15がオンする。フォトカプラ1
4、15のいずれかがオンするとフォトカプラドライブ
回路16によりドライブ回路11にインバータ短絡信号
を送る。ドライブ回路11が短絡信号を受けると、イン
バータ4を短絡してヒューズ3を溶断することにより、
フィルタコンデンサを直流電圧源1から切り離し、過電
圧を防止することができる。次に、本発明の第3の実施
例を図3を用いて説明する。
【0025】図3において、インバータ装置の保護回路
は、直流電圧Eを出力する直流電圧源1と、直流電圧源
1の電圧を平滑するフィルタコンデンサ2A、2Bと、
フィルタコンデンサ2A、2Bを直流電圧源1から切り
離すヒューズ3と、直交変換を行うインバータ4と、フ
ィルタコンデンサ2A、2Bに並列に接続された分圧抵
抗器6A、6Bと、フィルタコンデンサ2A、2Bの直
列接続点をA、分圧抵抗器6A、6Bの直列接続点をB
としたときのAB間の電圧VABを入力とし増幅する絶
縁増幅器7と、絶縁増幅器7の出力にフィルタをかける
フィルタ回路17と、フィルタ回路17からの出力の絶
対値をとる絶対値回路8と、分圧抵抗器6Bの端子間電
圧V4を入力とする絶縁増幅器18と、絶縁増幅器18
の出力を入力とする可変基準電圧源19と、一方の入力
が絶対値回路8の出力で他方の入力が可変基準電圧源1
9の出力である比較演算器20と、インバータ4のスイ
ッチング素子を制御するドライブ回路11とからなる。
【0026】上記構成において、直流電圧源1は直流電
圧Eを出力するので、フィルタコンデンサ2A、2Bに
かかる電圧V1、V2はフィルタコンデンサが故障して
いない場合V1=V2=E/2である。また、分圧抵抗
器6A、6Bにかかる電圧V3、V4は分圧抵抗器6
A、6Bの抵抗値が同じ場合、V3=V4=E/2であ
る。よって、正常時はフィルタコンデンサ2A、2Bの
直列接続点Aと分圧抵抗器6A、6Bの直列接続点Bと
の間の電圧VABはほぼ0となる。以下、増幅器の増幅
率は1として説明する。
【0027】フィルタコンデンサ2Aが故障して内部で
絶縁破壊などが起きた場合、V1<V2となり、さらに
は一方のフィルタコンデンサ2Bに定格電圧Vcを超え
る電圧がかかる可能性がある。
【0028】AB間の電圧VABはVAB=V2−E/
2であるので、フィルタコンデンサ2Aが故障した場合
はVAB>0、フィルタコンデンサ2Bが故障した場合
はVAB<0となる。
【0029】可変基準電圧源19の電圧V5は、分圧抵
抗器6Bの端子間電圧V4と可変基準電圧源19の中の
基準電圧V6とにより、V5=V6−V4=V6−E/
2となる。
【0030】比較演算器20では、|VAB|とV5と
を比較し、|VAB|>V5となったときに、ドライブ
回路11に短絡信号を送る。たとえば、V6=Vcとす
れば、フィルタコンデンサ2Aが故障したとき|VAB
|>Vc−E/2、すなわち、V2>Vcとなったとき
に短絡信号を送ることになる。
【0031】一方、直流電圧源1の電圧EがE>2Vc
となり、正常なフィルタコンデンサに定格を超える電圧
がかかった場合を考える。可変基準電圧源の電圧V5=
Vc−E/2は、E>2VcよりV5<0となる。VA
B=0であるので|VAB|>V5となり、このような
場合にも作動することがわかる。
【0032】また、直流電源電圧やフィルタコンデンサ
の分担電圧が過渡的に変動する場合、直流電圧源の電圧
Eとフィルタコンデンサの定格電圧の合計2Vcあるい
は基準電圧の設定値が近いとき、誤動作する可能性があ
る。その場合のために、フィルタ回路17により短時間
の変動に対しては感度を低くしている。
【0033】よって、ドライブ回路11が短絡信号を受
けると、インバータ4を短絡してヒューズ3を溶断する
ことにより、フィルタコンデンサを直流電圧源1から切
り離し、過電圧を防止することができる。
【0034】
【発明の効果】上述したように、本発明の請求項1記載
のインバータ装置の保護回路では、フィルタコンデンサ
のいずれかが故障し各々のフィルタコンデンサの電圧分
担に不均衡が生じたとき、インバータ回路を構成するス
イッチング素子を短絡しヒューズを溶断することにより
フィルタコンデンサを電源から切り離すのでインバータ
装置の保護ができ、かつ、装置の小型化を図ることがで
きる。
【0035】本発明の請求項2記載のインバータ装置の
保護回路では、フィルタコンデンサのいずれかが故障し
各々のフィルタコンデンサの電圧分担に不均衡が生じた
とき、インバータ回路を構成するスイッチング素子を短
絡しヒューズを溶断することによりフィルタコンデンサ
を電源から切り離すのでインバータ装置の保護ができ、
かつ、装置の小型化を図ることができる。
【0036】本発明の請求項3記載のインバータ装置の
保護回路は、フィルタコンデンサのいずれかが故障し各
々のフィルタコンデンサの電圧分担に不均衡が生じたと
き、または、フィルタコンデンサにかかる電圧がフィル
タコンデンサの定格電圧を越えるとき、インバータ回路
を構成するスイッチング素子を短絡しヒューズを溶断す
ることによりフィルタコンデンサを電源から切り離すの
でインバータ装置の保護ができ、かつ、装置の小型化を
図ることができる。
【0037】本発明の請求項4記載のインバータ装置の
保護回路は、フィルタコンデンサのいずれかが故障し各
々のフィルタコンデンサの電圧分担に不均衡が生じたと
き、インバータ回路を構成するスイッチング素子を短絡
しヒューズを溶断することによりフィルタコンデンサを
電源から切り離すのでインバータ装置の保護ができ、か
つ、装置の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のインバータ装置の保護
回路の構成図。
【図2】本発明の第2の実施例のインバータ装置の保護
回路の構成図。
【図3】本発明の第3の実施例のインバータ装置の保護
回路の構成図。
【図4】従来のインバータ装置の保護回路の構成図。
【符号の説明】
1…直流電圧源 2A、2B…フィルタコンデンサ 3…ヒューズ 4…インバータ回路 5、11…ドライブ回路 6A、6B…分圧抵抗器 7、18…絶縁増幅器 8…絶対値回路 9…基準電圧源 10…比較演算器 12、13…ツェナダイオード 14、15…フォトカプラ 16…フォトカプラドライブ回路 17…フィルタ回路 19…可変基準電圧源
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 7/48 H02H 7/12 H02H 7/20

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流電圧源に、ヒューズを介して、複数個
    直列接続したフィルタコンデンサを備えたインバータ回
    路が複数台並列に接続されているインバータ装置の保護
    回路において、前記フィルタコンデンサに並列に接続さ
    れた直列接続した複数の分圧抵抗器と、前記フィルタコ
    ンデンサの中点と前記分圧抵抗器の中点の電位差を検出
    する電位差検出手段と、前記電位差検出手段の出力と所
    定の基準電圧とを比較し、前記電位差検出手段の出力が
    前記基準電圧より大きいときに短絡信号を出力する電圧
    比較手段と、前記短絡信号が入力されると前記インバー
    タ回路を構成するスイッチング素子を強制的に点弧して
    短絡させ、前記ヒューズを溶断するドライブ手段とから
    なることを特徴とするインバータ装置の保護回路。
  2. 【請求項2】直流電圧源に、ヒューズを介して、複数個
    直列接続したフィルタコンデンサを備えたインバータ回
    路が複数台並列に接続されているインバータ装置の保護
    回路において、前記フィルタコンデンサに並列に接続さ
    れた直列接続した複数の分圧抵抗器と、前記フィルタコ
    ンデンサの中点と前記分圧抵抗器の中点の間に流れる電
    流を検出すると短絡信号を出力する電流検出手段と、前
    記短絡信号が入力されると前記インバータ回路を構成す
    るスイッチング素子を強制的に点弧して短絡させ、前記
    ヒューズを溶断するドライブ手段とからなることを特徴
    とするインバータ装置の保護回路。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載のインバー
    タ装置の保護回路において、前記電圧源の電圧が変動
    し、フィルタコンデンサにかかる電圧がフィルタコンデ
    ンサの定格電圧を越えると短絡信号を出力する基準電圧
    手段を具備したことを特徴とするインバータ装置の保護
    回路。
  4. 【請求項4】請求項1または請求項2に記載のインバー
    タ装置の保護回路において、前記フィルタコンデンサの
    中点と前記分圧抵抗器の中点の間の電位差または電流を
    検出するとき、一定時間内の過渡的な変化を無視するフ
    ィルタ手段を具備したことを特徴とするインバータ装置
    の保護回路。
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