JP7030612B2 - インバータ装置 - Google Patents

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本発明は、交流電力で負荷を駆動するインバータ装置に関する。
回転電機を駆動するインバータ装置には、半導体スイッチング素子を用いて構成されたインバータ回路が備えられていることが多い。このようなインバータ装置では、インバータ回路を収容するケースとインバータ回路との接触などにより、半導体スイッチング素子に過電流が流れることがある。このような過電流が流れると、半導体素子の破壊、およびインバータ装置の寿命の低下を招くことがある。特許文献1に記載のインバータ装置には、過電流を検出してインバータ回路への電力供給を遮断するようにしたインバータ回路の保護機構が備えられている。
特開2014-165956号公報
上述した特許文献1に記載の技術では、負荷として接続された回転電機が地絡した状態でインバータ装置が起動された場合、当該起動時に過電流検出回路のブートストラップ電源を構成するブートストラップコンデンサの充電が完了していないため、当該起動時に過電流検出回路が機能しない、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、負荷が地絡した状態でインバータ装置が起動された場合においても、過電流が半導体スイッチング素子などに流れないようにすることができるインバータ装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる、3相交流入力電源から供給される交流電力を電力変換して負荷を駆動するインバータ装置は、3相交流入力電源から供給される3相交流の整流用のダイオード群と、母線電圧平滑用のコンデンサと、U相上段スイッチング素子と、V相上段スイッチング素子と、W相上段スイッチング素子と、U相下段スイッチング素子と、V相下段スイッチング素子と、W相下段スイッチング素子とを備える3相インバータモジュールとを備える。インバータ装置は、U相上段スイッチング素子とU相下段スイッチング素子との接続点である第1の接続点と、負荷のU相端子との間に設けられるU相出力電流検出抵抗と、V相上段スイッチング素子とV相下段スイッチング素子との接続点である第2の接続点と、負荷のV相端子との間に設けられるV相出力電流検出抵抗と、W相上段スイッチング素子とW相下段スイッチング素子との接続点である第3の接続点と、負荷のW相端子との間に設けられるW相出力電流検出抵抗とを備える。インバータ装置は、プラス入力端がU相出力電流検出抵抗の一端に接続され、マイナス入力端がU相出力電流検出抵抗の他端に接続され、出力電圧検出側の電源入力端子が、ダイオード群の負側の直流出力部と3相インバータモジュールの陰極部との接続点である第4の接続点の電位を基準電位とした出力電源に接続され、出力電圧検出側のグランド端子が第1の接続点に接続されるU相絶縁アンプと、プラス入力端がV相出力電流検出抵抗の一端に接続され、マイナス入力端がV相出力電流検出抵抗の他端に接続され、出力電圧検出側の電源入力端子が出力電源に接続され、出力電圧検出側のグランド端子が第2の接続点に接続されるV相絶縁アンプと、プラス入力端がW相出力電流検出抵抗の一端に接続され、マイナス入力端がW相出力電流検出抵抗の他端に接続され、出力電圧検出側の電源入力端子が出力電源に接続され、出力電圧検出側のグランド端子が第3の接続点に接続されるW相絶縁アンプとを備える。インバータ装置は、出力電源と、U相絶縁アンプの出力電圧検出側の電源入力端子との間に設けられる第1の抵抗器と、出力電源と、U相絶縁アンプの出力電圧検出側の電源入力端子との間に設けられ、アノードが第1の抵抗器に接続され、カソードがU相絶縁アンプの出力電圧検出側の電源入力端子に接続される第1のダイオードと、一端がU相絶縁アンプの出力電圧検出側の電源入力端子と第1のダイオードとの間に接続され、他端がU相絶縁アンプの出力電圧検出側のグランド端子と第1の接続点との間に接続される第1のブートストラップコンデンサとを備える。インバータ装置は、出力電源と、V相絶縁アンプの出力電圧検出側の電源入力端子との間に設けられる第2の抵抗器と、出力電源と、V相絶縁アンプの出力電圧検出側の電源入力端子との間に設けられ、アノードが第2の抵抗器に接続され、カソードがV相絶縁アンプの出力電圧検出側の電源入力端子に接続される第2のダイオードと、一端がV相絶縁アンプの出力電圧検出側の電源入力端子と第2のダイオードとの間に接続され、他端がV相絶縁アンプの出力電圧検出側のグランド端子と第2の接続点との間に接続される第2のブートストラップコンデンサとを備える。インバータ装置は、出力電源と、W相絶縁アンプの出力電圧検出側の電源入力端子との間に設けられる第3の抵抗器と、出力電源と、W相絶縁アンプの出力電圧検出側の電源入力端子との間に設けられ、アノードが第3の抵抗器に接続され、カソードがW相絶縁アンプの出力電圧検出側の電源入力端子に接続される第3のダイオードと、一端がW相絶縁アンプの出力電圧検出側の電源入力端子と第3のダイオードとの間に接続され、他端がW相絶縁アンプの出力電圧検出側のグランド端子と第3の接続点との間に接続される第3のブートストラップコンデンサとを備える。インバータ装置は、3相交流の各相の電圧波形をそれぞれ検出する入力電圧検出回路と、入力電圧検出回路で検出された電圧波形に基づいて、負荷の地絡による地絡電流がインバータ装置内に流れないタイミングで、U相下段スイッチング素子、V相下段スイッチング素子、およびW相下段スイッチング素子を導通させる制御回路とを備える。
本発明によれば、負荷が地絡した状態でインバータ装置が起動された場合においても、過電流が半導体スイッチング素子などに流れないようにすることができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1にかかるインバータ装置の概略構成を説明するための図 図1に示すインバータ装置の制御回路および駆動回路などに電力を供給する制御電源部の概略構成を説明するための図 図1に示すインバータ装置の電流検出回路の概略構成を説明するための図 図1に示す3相交流入力電源のS相が接地された状態で、回転電機のW相が地絡した場合を説明するための図 図1に示すインバータ装置の下段スイッチング素子を導通させるタイミングを説明するための図 本発明の実施の形態2にかかるインバータ装置の概略構成を説明するための図 本発明の実施の形態3にかかるインバータ装置の概略構成を説明するための図
以下に、本発明の実施の形態にかかるインバータ装置を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
まず、本発明の実施の形態1にかかるインバータ装置について説明する。図1は、本発明の実施の形態1にかかるインバータ装置の概略構成を説明するための図である。図2は、図1に示すインバータ装置の制御回路および駆動回路などに電力を供給する制御電源部の概略構成を説明するための図である。図3は、図1に示すインバータ装置の電流検出回路の概略構成を説明するための図である。図3では、W相の電流検出回路の概略構成のみが図示されており、U相の電流検出回路、およびV相の電流検出回路の概略構成の図示は省略されている。
図1に示す、3相交流入力電源1は、インバータ装置100の電力供給源である。本実施の形態では、3相交流入力電源1はY結線であり、S相が接地されている。3相交流入力の整流用のダイオード群2は、R相、S相およびT相の交流入力部と、直流出力部P1およびN1とを備える。ダイオード群2の交流入力部は、3相交流入力電源1のR相、T相およびS相と、入力電圧検出回路8とに接続される。入力電圧検出回路8の検出結果である出力は、制御回路9に入力される。制御回路9は、駆動回路10を介して、3相インバータモジュール5を制御する。
遮断器3aの一端には、ダイオード群2の直流出力部P1が接続される。直流出力部P1は、正側の直流出力部に対応する。遮断器3aの他端は、接続点Pに接続する。遮断器3aは、第1の遮断器に対応する。遮断器3aの他端には、母線電圧平滑用のコンデンサ4の一端と、3相インバータモジュール5の陽極部P2と、図2に示す制御電源平滑用のコンデンサ16の一端と、制御電源トランス19の1次側巻線19np1の巻き終わり端とが接続される。
ダイオード群2の直流出力部N1は、接続点Nに接続する。接続点Nは、第4の接続点に対応する。直流出力部N1は、負側の直流出力部に対応する。直流出力部N1には、コンデンサ4の他端と、3相インバータモジュール5の陰極部N2と、図2に示すコンデンサ16の他端と、制御電源用のスイッチング素子18のソース端子と、制御電源トランス19の2次側巻線19np2の巻き終わり端と、2次側巻線平滑用のコンデンサ21cの他端とが接続される。
W相上段スイッチング素子5Wpのエミッタ端は、接続点Wpに接続する。接続点Wpは、第3の接続点に対応する。W相上段スイッチング素子5Wpのエミッタ端は、W相出力電流検出抵抗6cの一端と、図3に示す電流検出回路11を構成するW相絶縁アンプ15のプラス入力端とに接続される。同様に、U相上段スイッチング素子5Upのエミッタ端は、接続点Upに接続する。接続点Upは、第1の接続点に対応する。U相上段スイッチング素子5Upのエミッタ端は、U相出力電流検出抵抗6aの一端と、電流検出回路11を構成する図示しないU相絶縁アンプのプラス入力端とに接続される。同様に、V相上段スイッチング素子5Vpのエミッタ端は、接続点Vpに接続する。接続点Vpは、第2の接続点に対応する。V相上段スイッチング素子5Vpのエミッタ端は、V相出力電流検出抵抗6bの一端と、電流検出回路11を構成する図示しないV相絶縁アンプのプラス入力端とに接続される。
W相出力電流検出抵抗6cの他端は、W相絶縁アンプ15のマイナス入力端と、回転電機7のW相端子W1とに接続される。同様に、U相出力電流検出抵抗6aの他端は、図示しないU相絶縁アンプのマイナス入力端と、回転電機7のU相端子U1とに接続される。同様に、V相出力電流検出抵抗6bの他端は、図示しないV相絶縁アンプのマイナス入力端と、回転電機7のV相端子V1とに接続される。
図2に示すように、スイッチング素子18のゲート端子に入力されるゲート電圧は、電源制御回路17によって制御される。制御電源トランス19の2次側巻線19ns1の巻き始め端には、2次側巻線整流用のダイオード20aのアノードが接続される。ダイオード20aのカソードには、2次側巻線平滑用のコンデンサ21aの一端と、出力電源Va1とが接続される。2次側巻線19ns1の巻き終わり端には、コンデンサ21aの他端と、出力電源Va1の基準電位とが接続される。
制御電源トランス19の2次側巻線19nsnの巻き始め端には、2次側巻線整流用のダイオード20bのアノードが接続される。ダイオード20bのカソードには、2次側巻線平滑用のコンデンサ21bの一端と、出力電源Vanとが接続される。2次側巻線19nsnの巻き終わり端には、コンデンサ21bの他端と、出力電源Vanの基準電位とが接続される。
2次側巻線19np2の巻き始め端には、2次側巻線整流用のダイオード20cのアノードが接続される。ダイオード20cのカソードには、2次側巻線平滑用のコンデンサ21cの一端と、出力電源VNとが接続される。2次側巻線19np2の巻き終わり端には、コンデンサ21cの他端と、接続点Nとが接続される。
図3に示すように、出力電源VNには、電流制限用の抵抗器12の一端が接続される。抵抗器12は、第3の抵抗器に対応する。抵抗器12の他端には、ブートストラップ用のダイオード13のアノードが接続される。ダイオード13は、第3のダイオードに対応する。ダイオード13のカソードには、ブートストラップコンデンサ14の一端と、W相絶縁アンプ15の出力電圧検出側の電源入力端子とが接続される。ブートストラップコンデンサ14は、第3のブートストラップコンデンサに対応する。W相絶縁アンプ15の出力電圧検出側のグランド端子には、ブートストラップコンデンサ14の他端と、接続点Wpとが接続される。
W相絶縁アンプ15の絶縁出力側の電源入力端子には、出力電源VNとは絶縁された出力電源Vanが接続される。W相絶縁アンプ15の絶縁出力側のグランド端子は、出力電源Vanの基準電位に接続される。
U相の電流検出回路は、W相の電流検出回路の構成と同様であり、U相絶縁アンプの出力電圧検出側のグランド端子には、接続点Upが接続される。V相の電流検出回路も、W相の電流検出回路の構成と同様であり、V相絶縁アンプの出力電圧検出側のグランド端子には、接続点Vpが接続される。
上述したインバータ装置100において、3相交流入力電源1から供給される3相交流電圧はダイオード群2によって直流電圧に整流され、コンデンサ4によって平滑される。なお、ダイオード群2の直流出力部P1と、コンデンサ4および3相インバータモジュール5の陽極部P2との間には遮断器3aが挿入されている。インバータ装置100の異常時に遮断器3aを開放することにより直流出力部P1と接続点Pとの間の電路を遮断し、3相交流入力電源1との接続を切り離す。
コンデンサ4およびコンデンサ16がある電位まで充電されると、電源制御回路17が起動し、スイッチング素子18がスイッチング動作を開始する。スイッチング素子18がオンになると、制御電源トランス19の2次側巻線に電圧が発生する。2次側巻線19ns1に発生した電圧は、ダイオード20aで整流され、コンデンサ21aで平滑される。2次側巻線19nsnに発生した電圧は、ダイオード20bで整流され、コンデンサ21bで平滑される。2次側巻線19np2に発生した電圧は、ダイオード20cで整流され、コンデンサ21cで平滑される。出力電源VNの基準電位は、接続点Nの電位であり、フローティング状態とはならない。このようにして制御電源が確立される。
制御電源の確立後、コンデンサ4によって平滑された直流電圧を3相インバータモジュール5が任意の周波数成分を有する交流電圧に変換し、回転電機7が駆動される。3相インバータモジュール5の内部は、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT:Insulated Gate Bipolar Transistor)または電界効果トランジスタ(FET:Field Effect Transistor)などのスイッチング用の半導体素子で構成されている。なお、本実施の形態においては、3相インバータモジュール5は、スイッチング用の半導体素子のみで構成されたモジュール構成としたが、同一パッケージ内に、3相整流用のダイオード、制動回路用のダイオード、およびIGBTが内蔵されたモジュール構成であってもよい。
インバータ装置100では、3相インバータモジュール5のU相、V相およびW相の出力端子と、回転電機7のU相端子U1、V相端子V1およびW相端子W1との間に挿入されたU相出力電流検出抵抗6a、V相出力電流検出抵抗6bおよびW相出力電流検出抵抗6cを用いて、各相の電流を検出し、制御回路9に検出した電流の情報をフィードバックし、制御回路9が駆動回路10を介して3相インバータモジュール5を制御して、回転電機7を駆動している。
3相インバータモジュール5のU相上段スイッチング素子5Up、V相上段スイッチング素子5VpおよびW相上段スイッチング素子5Wpに関しては、基準電位が接続点Nの電位とは異なるため、接続点Up、接続点Vpおよび接続点Wpを基準電位としたゲート駆動用電源が必要となる。3相インバータモジュール5のU相下段スイッチング素子5Un、V相下段スイッチング素子5VnおよびW相下段スイッチング素子5Wnに関しては、基準電位が接続点Nの電位であるため、ゲート駆動用電源としての出力電源VNに接続する。
上段スイッチング素子の1つ目のゲート駆動用電源の構成としては、多出力の絶縁型制御電源を用い、接続点Up、接続点Vpおよび接続点Wpのそれぞれの基準電位に対応したトランスの2次側巻線を各々用意することが挙げられる。
上段スイッチング素子の2つ目のゲート駆動用電源の構成としては、ブートストラップ方式が挙げられる。ブートストラップ方式では、接続点Up、接続点Vpおよび接続点Wpのそれぞれの基準電位に対応したトランスの2次側巻線を各々用意せずに、上段スイッチング素子のゲート駆動用電源として下段スイッチング素子と同様に基準電位が接続点Nの電位である出力電源VNを使用する。接続点Up、接続点Vpおよび接続点Wpの電位と、接続点Nの電位は異なる。たとえば接続点Upと出力電源VNとの間に直列に電流制限用の抵抗器と、ブートストラップ用のダイオードと、ブートストラップコンデンサとを挿入する。
制御電源が確立し、出力電源VNが確立された段階では3相インバータモジュール5のU相下段スイッチング素子5Unがスイッチングしていないため、接続点Upの電位はフローティング状態となる。このため、出力電源VNが抵抗器およびダイオードを介してブートストラップコンデンサを充電する経路が存在せず、上段スイッチング素子のゲート駆動用電源は確立されない。この状態において、U相下段スイッチング素子5Unを一定のキャリア周波数でスイッチングすることで、接続点Upの電位が周期的に接続点Nの電位となる。U相下段スイッチング素子5Unの導通毎にブートストラップコンデンサが充電され、上段スイッチング素子のゲート駆動用電源が確立する。V相およびW相についても同様の動作を行う。制御電源の確立後に下段スイッチング素子のみをスイッチングさせることで、回転電機7を駆動する前に上段スイッチング素子のゲート駆動用電源を確立することが可能である。
本実施の形態によれば、ダイオード群2に入力されるR相、S相およびT相の各々の交流電圧が入力電圧検出回路8で検出される。R相、S相およびT相の各々の交流電圧は、3相交流入力電源1の商用周波数50Hzまたは60Hzで各相120°ずつ位相がずれている。入力電圧検出回路8で検出された電圧波形は制御回路9に入力される。
3相インバータモジュール5のU相、V相およびW相の出力端子にはU相出力電流検出抵抗6a、V相出力電流検出抵抗6bおよびW相出力電流検出抵抗6cが接続されており、各検出抵抗6a,6b,6cの両端には各検出抵抗6a,6b,6cの両端に発生する電圧を検出する絶縁アンプがそれぞれ接続される。U相、V相およびW相ともに同一の回路構成であるため、W相の回路構成にて説明を行う。
W相絶縁アンプ15の出力電圧検出側の電源入力端子には、制御電源より生成された出力電源VNが抵抗器12とダイオード13を介して接続される。ダイオード13のカソードには、ブートストラップコンデンサ14の一端と、W相絶縁アンプ15の出力電圧検出側の電源入力端子とが接続される。W相絶縁アンプ15の出力電圧検出側のグランド端子には、ブートストラップコンデンサ14の他端と、接続点Wpとが接続される。上述した3相インバータモジュール5の各相上段スイッチング素子のゲート駆動用電源と同様に、ブートストラップ方式にて電流検出回路11の電源を生成する。制御電源の確立後に下段スイッチング素子のみをスイッチングさせることで、回転電機7を駆動する前に上段スイッチング素子のゲート駆動用電源を確立するとともに、電流検出回路11の電源を確立することが可能である。
図4は、図1に示す3相交流入力電源のS相が接地された状態で、回転電機のW相が地絡した場合を説明するための図である。図4に示すように、3相交流入力電源1のS相が接地された状態で、回転電機7のW相が絶縁破壊によって地絡した場合を想定し、インバータ装置100の動作を説明する。当該地絡した状態で、制御電源の確立後、3相インバータモジュール5の各相上段スイッチング素子のゲート駆動用電源と、電流検出回路11の電源とをブートストラップ方式にて確立するため、下段スイッチング素子のスイッチングを開始すると、3相交流入力電源1のS相から大地を介して、W相出力電流検出抵抗6cを通り、導通したW相下段スイッチング素子5Wnを通り、接続点Nを通り、ダイオード群2を通り、3相交流入力電源1のT相に戻る経路で地絡電流が流れる。当該地絡電流が流れる経路上にW相出力電流検出抵抗6cがあるため、定常動作中における地絡発生であれば電流検出回路11にて過電流を検出することが可能であり、3相インバータモジュール5のスイッチングを停止するといった処置が可能である。しかしながら、電流検出回路11の電源生成は3相インバータモジュール5のスイッチングを利用したブートストラップ方式としているため、インバータ装置100の起動時には電流検出回路11が機能しない、という問題があった。
本実施の形態では、制御回路9は、入力電圧検出回路8で検出された電圧波形に基づいて、地絡電流が流れないタイミングで下段スイッチング素子を導通させる。図5は、図1に示すインバータ装置の下段スイッチング素子を導通させるタイミングを説明するための図である。図5の上段には、入力電圧検出回路8で検出されたR相の電圧波形Vrs、S相の電圧波形Vst、およびT相の電圧波形Vtrが示されている。具体的には、3相交流入力電源1のS相が接地された状態で、回転電機7のW相が地絡した場合を想定して、制御回路9は、図5の下段に示す期間tのタイミングでW相下段スイッチング素子5Wnを導通させる。期間tのタイミングでW相下段スイッチング素子5Wnが導通した場合には、3相交流入力電源1のS相から大地を介して、W相出力電流検出抵抗6cを通り、導通したW相下段スイッチング素子5Wnを通り、接続点Nを通り、ダイオード群2を通り、3相交流入力電源1のT相に戻る経路で地絡電流は流れない。期間tのタイミング以外の期間では、ダイオード群2が導通するため、地絡電流が流れる経路が発生するが、期間tのタイミングでは、ダイオード群2のカソードからアノードに対して地絡電流を流そうとする電流方向となり、ダイオード群2が導通しないため、地絡電流が流れる経路が発生しない。期間tは、R相の電圧波形Vrsが負から正となる時点からS相の電圧波形Vstが負から正となる時点までの間の期間である。同様に、3相交流入力電源1のS相が接地された状態で、回転電機7のU相が地絡した場合を想定して、制御回路9は、地絡電流が流れないタイミングでU相下段スイッチング素子5Unを導通させる。同様に、3相交流入力電源1のS相が接地された状態で、回転電機7のV相が地絡した場合を想定して、制御回路9は、地絡電流が流れないタイミングでV相下段スイッチング素子5Vnを導通させる。
本実施の形態によれば、負荷として接続された回転電機7が地絡した状態でインバータ装置100が起動された場合においても、地絡電流が半導体スイッチング素子などに流れないようにすることができる。地絡電流が流れない周期で下段スイッチング素子を導通させることができ、電流検出回路11のブートストラップ電源を確立することが可能となるため、電流検出回路11が機能せずに、地絡電流が流れることがなくなる。電流検出回路11が機能することにより、電流検出回路11の検出結果に基づいて制御回路9は3相インバータモジュール5を停止させることが可能である。これにより、地絡電流などの過電流による半導体素子の破壊、およびインバータ装置の寿命の低下を防ぐことが可能となる。
本実施の形態によれば、電流検出回路11の電源生成をブートストラップ方式としたため、制御電源トランスに要求される巻線数およびトランスボビンのピン数を削減することが可能となり、トランスの小型化およびインバータ装置100の小型化が可能となる。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2にかかるインバータ装置について説明する。図6は、本発明の実施の形態2にかかるインバータ装置の概略構成を説明するための図である。本発明の実施の形態2にかかるインバータ装置100Aは、遮断器3bを備える点が、上述した実施の形態1と異なる。実施の形態1と重複した構成および作用については説明を省略し、以下に異なる構成および作用についての説明を行う。
図6に示す、インバータ装置100Aでは、ダイオード群2の直流出力部N1と、コンデンサ4および3相インバータモジュール5の陰極部N2との間には遮断器3bが挿入されている。遮断器3bは、第2の遮断器に対応する。
上述したインバータ装置100Aにおいて、3相交流入力電源1から供給される3相交流電圧はダイオード群2によって直流電圧に整流され、コンデンサ4によって平滑される。なお、ダイオード群2の直流出力部P1と、コンデンサ4および3相インバータモジュール5の陽極部P2との間には遮断器3aが挿入されている。インバータ装置100Aの異常時に遮断器3aおよび遮断器3bを開放することにより直流出力部P1と接続点Pとの間の電路、および直流出力部N1と接続点Nとの間の電路を遮断し、3相交流入力電源1との接続を切り離す。
本実施の形態によれば、電流検出回路11が機能することにより、制御回路9は地絡電流を検出することが可能となり、遮断器3aおよび遮断器3bを開放することにより、直流出力部P1と接続点Pとの間の電路、および直流出力部N1と接続点Nとの間の電路を遮断し、地絡電流が流れる経路をなくすことができる。これにより、インバータ装置100Aにおける負荷の地絡に対する保護をさらに確実なものとすることができる。
実施の形態3.
次に、本発明の実施の形態3にかかるインバータ装置について説明する。図7は、本発明の実施の形態3にかかるインバータ装置の概略構成を説明するための図である。本発明の実施の形態3にかかるインバータ装置100Bは、3相インバータモジュール5A内部のU相、V相およびW相の各相に、ブートストラップ用のスイッチング素子、およびブロッキング用のダイオードがそれぞれ追加され、入力電圧検出回路8が削除されている点が、上述した実施の形態1と異なる。実施の形態1と重複した構成および作用については説明を省略し、以下に異なる構成および作用についての説明を行う。
図7に示す、インバータ装置100Bは、3相インバータモジュール5A内部のU相、V相およびW相の各相に、ブートストラップ用のスイッチング素子22a,22b,22c、およびブロッキング用のダイオード23a,23b,23cがそれぞれ追加されている。スイッチング素子22aは、第1のスイッチング素子に対応する。スイッチング素子22bは、第2のスイッチング素子に対応する。スイッチング素子22cは、第3のスイッチング素子に対応する。ダイオード23aは、第1のブロッキングダイオードに対応する。ダイオード23bは、第2のブロッキングダイオードに対応する。ダイオード23cは、第3のブロッキングダイオードに対応する。インバータ装置100Bは、入力電圧検出回路8を備えない。
ブートストラップ用のスイッチング素子22a,22b,22cのそれぞれの機能、およびブロッキング用のダイオード23a,23b,23cのそれぞれの機能は、同様であるため、以下では、3相インバータモジュール5A内部のU相についての説明のみ行う。
上述したインバータ装置100Bにおいて、制御電源より生成された出力電源VNには、電流制限用の抵抗器12aの一端が接続される。抵抗器12aは、第1の抵抗器に対応する。抵抗器12aの他端には、ブートストラップ用のダイオード13aのアノードが接続される。ダイオード13aは、第1のダイオードに対応する。ダイオード13aのカソードには、ブートストラップコンデンサ24aの一端と、U相絶縁アンプの出力電圧検出側の電源入力端子とが接続される。ブートストラップコンデンサ24aは、第1のブートストラップコンデンサに対応する。U相絶縁アンプの出力電圧検出側のグランド端子には、ブートストラップコンデンサ24aの他端と、ダイオード23aのアノードと、スイッチング素子22aのコレクタ端子とが接続される。スイッチング素子22aのエミッタ端子は、接続点Nに接続される。スイッチング素子22aのゲート端子に入力されるゲート電圧は、駆動回路10を介して、制御回路9によって制御される。ダイオード23aのカソードには、接続点Upが接続される。
U相絶縁アンプの絶縁出力側の電源入力端子には、出力電源VNとは絶縁された出力電源Vanが接続される。U相絶縁アンプの絶縁出力側のグランド端子は、出力電源Vanの基準電位に接続される。
インバータ装置100Bでは、3相インバータモジュール5A内部のV相およびW相の回路構成は、図7に示すように、U相の回路構成と同様であるため、V相およびW相の回路構成の説明については省略する。
インバータ装置100Bにおいて、制御電源の確立後に、各相のブートストラップ用のスイッチング素子22a,22b,22cを一定の周波数でスイッチングすることにより、電流検出回路11の各相の絶縁アンプ用の電源となるブートストラップコンデンサ24a,24b,24cの充電を行う。3相交流入力電源1のS相が接地された状態で、回転電機7のW相が絶縁破壊によって地絡した場合においても、各相に挿入されたダイオード23a,23b,23cによって、地絡電流が流れる経路が遮断される。したがって、任意のタイミングでスイッチング素子22a,22b,22cをスイッチングすることが可能となる。
本実施の形態によれば、上述した実施の形態1とは異なり、任意のタイミングでブートストラップ用のスイッチング素子22a,22b,22cをスイッチングすることによって、電流検出回路11の電源を確立することが可能となる。このため、3相交流入力電源1の各相の電圧波形を考慮したシーケンスが不要となる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略および変更することも可能である。
1 3相交流入力電源、2 ダイオード群、3a,3b 遮断器、4,16,21a,21b,21c コンデンサ、5,5A 3相インバータモジュール、5Un U相下段スイッチング素子、5Up U相上段スイッチング素子、5Vn V相下段スイッチング素子、5Vp V相上段スイッチング素子、5Wn W相下段スイッチング素子、5Wp W相上段スイッチング素子、6a U相出力電流検出抵抗、6b V相出力電流検出抵抗、6c W相出力電流検出抵抗、7 回転電機、8 入力電圧検出回路、9 制御回路、10 駆動回路、11 電流検出回路、12,12a,12b,12c 抵抗器、13,13a,13b,13c,20a,20b,20c,23a,23b,23c ダイオード、14,24a,24b,24c ブートストラップコンデンサ、15 W相絶縁アンプ、18,22a,22b,22c スイッチング素子、19 制御電源トランス、19np1 1次側巻線、19np2,19ns1,19nsn 2次側巻線、100,100A,100B インバータ装置。

Claims (4)

  1. 3相交流入力電源から供給される交流電力を電力変換して負荷を駆動するインバータ装置であって、
    前記3相交流入力電源から供給される3相交流の整流用のダイオード群と、
    母線電圧平滑用のコンデンサと、
    U相上段スイッチング素子と、V相上段スイッチング素子と、W相上段スイッチング素子と、U相下段スイッチング素子と、V相下段スイッチング素子と、W相下段スイッチング素子とを備える3相インバータモジュールと、
    前記U相上段スイッチング素子と前記U相下段スイッチング素子との接続点である第1の接続点と、前記負荷のU相端子との間に設けられるU相出力電流検出抵抗と、
    前記V相上段スイッチング素子と前記V相下段スイッチング素子との接続点である第2の接続点と、前記負荷のV相端子との間に設けられるV相出力電流検出抵抗と、
    前記W相上段スイッチング素子と前記W相下段スイッチング素子との接続点である第3の接続点と、前記負荷のW相端子との間に設けられるW相出力電流検出抵抗と、
    プラス入力端が前記U相出力電流検出抵抗の一端に接続され、マイナス入力端が前記U相出力電流検出抵抗の他端に接続され、出力電圧検出側の電源入力端子が、前記ダイオード群の負側の直流出力部と前記3相インバータモジュールの陰極部との接続点である第4の接続点の電位を基準電位とした出力電源に接続され、出力電圧検出側のグランド端子が前記第1の接続点に接続されるU相絶縁アンプと、
    プラス入力端が前記V相出力電流検出抵抗の一端に接続され、マイナス入力端が前記V相出力電流検出抵抗の他端に接続され、出力電圧検出側の電源入力端子が前記出力電源に接続され、出力電圧検出側のグランド端子が前記第2の接続点に接続されるV相絶縁アンプと、
    プラス入力端が前記W相出力電流検出抵抗の一端に接続され、マイナス入力端が前記W相出力電流検出抵抗の他端に接続され、出力電圧検出側の電源入力端子が前記出力電源に接続され、出力電圧検出側のグランド端子が前記第3の接続点に接続されるW相絶縁アンプと、
    前記出力電源と、前記U相絶縁アンプの出力電圧検出側の電源入力端子との間に設けられる第1の抵抗器と、
    前記出力電源と、前記U相絶縁アンプの出力電圧検出側の電源入力端子との間に設けられ、アノードが前記第1の抵抗器に接続され、カソードが前記U相絶縁アンプの出力電圧検出側の電源入力端子に接続される第1のダイオードと、
    一端が前記U相絶縁アンプの出力電圧検出側の電源入力端子と前記第1のダイオードとの間に接続され、他端が前記U相絶縁アンプの出力電圧検出側のグランド端子と前記第1の接続点との間に接続される第1のブートストラップコンデンサと、
    前記出力電源と、前記V相絶縁アンプの出力電圧検出側の電源入力端子との間に設けられる第2の抵抗器と、
    前記出力電源と、前記V相絶縁アンプの出力電圧検出側の電源入力端子との間に設けられ、アノードが前記第2の抵抗器に接続され、カソードが前記V相絶縁アンプの出力電圧検出側の電源入力端子に接続される第2のダイオードと、
    一端が前記V相絶縁アンプの出力電圧検出側の電源入力端子と前記第2のダイオードとの間に接続され、他端が前記V相絶縁アンプの出力電圧検出側のグランド端子と前記第2の接続点との間に接続される第2のブートストラップコンデンサと、
    前記出力電源と、前記W相絶縁アンプの出力電圧検出側の電源入力端子との間に設けられる第3の抵抗器と、
    前記出力電源と、前記W相絶縁アンプの出力電圧検出側の電源入力端子との間に設けられ、アノードが前記第3の抵抗器に接続され、カソードが前記W相絶縁アンプの出力電圧検出側の電源入力端子に接続される第3のダイオードと、
    一端が前記W相絶縁アンプの出力電圧検出側の電源入力端子と前記第3のダイオードとの間に接続され、他端が前記W相絶縁アンプの出力電圧検出側のグランド端子と前記第3の接続点との間に接続される第3のブートストラップコンデンサと、
    前記3相交流の各相の電圧波形をそれぞれ検出する入力電圧検出回路と、
    前記入力電圧検出回路で検出された電圧波形に基づいて、前記負荷の地絡による地絡電流が前記インバータ装置内に流れないタイミングで、前記U相下段スイッチング素子、前記V相下段スイッチング素子、および前記W相下段スイッチング素子を導通させる制御回路と
    を備えることを特徴とするインバータ装置。
  2. 前記ダイオード群の正側の直流出力部と、前記コンデンサおよび前記3相インバータモジュールの陽極部との間に設けられる第1の遮断器を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のインバータ装置。
  3. 前記ダイオード群の前記負側の直流出力部と、前記コンデンサおよび前記3相インバータモジュールの前記陰極部との間に設けられる第2の遮断器を備える
    ことを特徴とする請求項2に記載のインバータ装置。
  4. 3相交流入力電源から供給される交流電力を電力変換して負荷を駆動するインバータ装置であって、
    前記3相交流入力電源から供給される3相交流の整流用のダイオード群と、
    母線電圧平滑用のコンデンサと、
    U相上段スイッチング素子と、V相上段スイッチング素子と、W相上段スイッチング素子と、U相下段スイッチング素子と、V相下段スイッチング素子と、W相下段スイッチング素子とを備える3相インバータモジュールと、
    前記U相上段スイッチング素子と前記U相下段スイッチング素子との接続点である第1の接続点と、前記負荷のU相端子との間に設けられるU相出力電流検出抵抗と、
    前記V相上段スイッチング素子と前記V相下段スイッチング素子との接続点である第2の接続点と、前記負荷のV相端子との間に設けられるV相出力電流検出抵抗と、
    前記W相上段スイッチング素子と前記W相下段スイッチング素子との接続点である第3の接続点と、前記負荷のW相端子との間に設けられるW相出力電流検出抵抗と、
    プラス入力端が前記U相出力電流検出抵抗の一端に接続され、マイナス入力端が前記U相出力電流検出抵抗の他端に接続され、出力電圧検出側の電源入力端子が、前記ダイオード群の負側の直流出力部と前記3相インバータモジュールの陰極部との接続点である第4の接続点の電位を基準電位とした出力電源に接続され、出力電圧検出側のグランド端子が前記第1の接続点に接続されるU相絶縁アンプと、
    プラス入力端が前記V相出力電流検出抵抗の一端に接続され、マイナス入力端が前記V相出力電流検出抵抗の他端に接続され、出力電圧検出側の電源入力端子が前記出力電源に接続され、出力電圧検出側のグランド端子が前記第2の接続点に接続されるV相絶縁アンプと、
    プラス入力端が前記W相出力電流検出抵抗の一端に接続され、マイナス入力端が前記W相出力電流検出抵抗の他端に接続され、出力電圧検出側の電源入力端子が前記出力電源に接続され、出力電圧検出側のグランド端子が前記第3の接続点に接続されるW相絶縁アンプと、
    前記出力電源と、前記U相絶縁アンプの出力電圧検出側の電源入力端子との間に設けられる第1の抵抗器と、
    前記出力電源と、前記U相絶縁アンプの出力電圧検出側の電源入力端子との間に設けられ、アノードが前記第1の抵抗器に接続され、カソードが前記U相絶縁アンプの出力電圧検出側の電源入力端子に接続される第1のダイオードと、
    一端が前記U相絶縁アンプの出力電圧検出側の電源入力端子と前記第1のダイオードとの間に接続され、他端が前記U相絶縁アンプの出力電圧検出側のグランド端子と前記第1の接続点との間に接続される第1のブートストラップコンデンサと、
    アノードが前記U相絶縁アンプの出力電圧検出側のグランド端子および前記第1のブートストラップコンデンサの前記他端に接続され、カソードが前記第1の接続点に接続される第1のブロッキングダイオードと、
    前記U相絶縁アンプの出力電圧検出側のグランド端子、前記第1のブートストラップコンデンサの前記他端、および前記第1のブロッキングダイオードのアノードと、前記第4の接続点との間に設けられる第1のスイッチング素子と、
    前記出力電源と、前記V相絶縁アンプの出力電圧検出側の電源入力端子との間に設けられる第2の抵抗器と、
    前記出力電源と、前記V相絶縁アンプの出力電圧検出側の電源入力端子との間に設けられ、アノードが前記第2の抵抗器に接続され、カソードが前記V相絶縁アンプの出力電圧検出側の電源入力端子に接続される第2のダイオードと、
    一端が前記V相絶縁アンプの出力電圧検出側の電源入力端子と前記第2のダイオードとの間に接続され、他端が前記V相絶縁アンプの出力電圧検出側のグランド端子と前記第2の接続点との間に接続される第2のブートストラップコンデンサと、
    アノードが前記V相絶縁アンプの出力電圧検出側のグランド端子および前記第2のブートストラップコンデンサの前記他端に接続され、カソードが前記第2の接続点に接続される第2のブロッキングダイオードと、
    前記V相絶縁アンプの出力電圧検出側のグランド端子、前記第2のブートストラップコンデンサの前記他端、および前記第2のブロッキングダイオードのアノードと、前記第4の接続点との間に設けられる第2のスイッチング素子と、
    前記出力電源と、前記W相絶縁アンプの出力電圧検出側の電源入力端子との間に設けられる第3の抵抗器と、
    前記出力電源と、前記W相絶縁アンプの出力電圧検出側の電源入力端子との間に設けられ、アノードが前記第3の抵抗器に接続され、カソードが前記W相絶縁アンプの出力電圧検出側の電源入力端子に接続される第3のダイオードと、
    一端が前記W相絶縁アンプの出力電圧検出側の電源入力端子と前記第3のダイオードとの間に接続され、他端が前記W相絶縁アンプの出力電圧検出側のグランド端子と前記第3の接続点との間に接続される第3のブートストラップコンデンサと、
    アノードが前記W相絶縁アンプの出力電圧検出側のグランド端子および前記第3のブートストラップコンデンサの前記他端に接続され、カソードが前記第3の接続点に接続される第3のブロッキングダイオードと、
    前記W相絶縁アンプの出力電圧検出側のグランド端子、前記第3のブートストラップコンデンサの前記他端、および前記第3のブロッキングダイオードのアノードと、前記第4の接続点との間に設けられる第3のスイッチング素子と
    を備えることを特徴とするインバータ装置。
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