JP3765141B2 - 伝熱フィン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
【0002】
本願発明は、クロスフィンコイル型熱交換器に用いられる伝熱フィンに関するものである。
【従来の技術】
【0003】
クロスフィンコイル型熱交換器は、多数平行に配置された伝熱管と該伝熱管に対して直交状態で配設される多数の板状の伝熱フィンとにより構成されており、その高性能化による小型化が強く求められている。そこで、平板状の伝熱フィンから空気流に乱れを起こす波形フィン(換言すれば、ワッフルフィン)や境界層の発達を抑制する切起し片を有する伝熱フィンを採用するようになってきている(例えば、特開昭55−12302号公報参照)。
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、空気調和機用室外機に用いられる熱交換器の伝熱フィンとして前記した切起し片を有するものを採用すると、熱交換器が暖房運転時に蒸発器として作用するところから、外気温度が0℃以下となると伝熱フィンに着霜が生ずる。すると、単位面積当たりの着霜量が増えることとなり、風量ダウンが著しくなって能力低下を招くこととなる。このような理由から、室外機用熱交換器の伝熱フィンとしては、ワッフルフィンが用いられることが多い。
【0005】
ところが、ワッフルフィンの場合、空気流の流通方向に直交する山部および谷部が空気流通方向に交互に並んでいるため、フィンピッチが大きくなると、凹部となる山部あるいは谷部へ空気が入り込みにくくなり、表面熱伝達率が低下するおそれがある。
【0006】
本願発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、伝熱フィンのほぼ全域において空気流が接触し易くすることにより、表面熱伝達率を向上させることを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願発明の基本構成では、上記課題を解決するための手段として、伝熱管1に対して直交状態で配置される板状の伝熱フィンにおいて、空気流Wに対して直交する方向に延びる山部2aと空気流Wの流れ方向に幅を有する平坦部2bとを空気流通方向に交互に形成するとともに、前記平坦部2bに、空気流Wに対して直交する方向に延び且つ該平坦部2bにおける空気流通方向の幅より狭い幅を有する切起し片3を一体に形成している。
【0008】
上記のように構成したことにより、空気流Wが切起し片3の前縁において乱流化されて凹部となる山部2a側へ導かれることとなり、空気流Wとフィン面との接触面積が大幅に増大する。しかも、平坦部2bが部分的に残置されるため、平坦部2bの強度低下を小さくできる。
【0009】
本願発明の基本構成において、前記切起し片3の架橋部3bを、前記平坦部2bと平行とした場合、切起し片3を形成するための金型形状が単純化されることとなり、容易且つ低コストで製作できる。
【0010】
また、前記切起し片3の架橋部3bを、上流側から下流側に向かうにしたがって前記平坦部2bから離れる勾配を有するものとした場合、空気流Wは架橋部3bに沿って凹部となる山部2aへより円滑に導かれることとなる。
【0011】
また、前記切起し片3の架橋部3bを、上流側から中間部に向かうにしたがって前記平坦部2bに近づく勾配と、中間部から下流側に向かうにしたがって前記平坦部2bから離れる勾配とを有するものとした場合、空気流Wの山部2aへの円滑な流れが得られるとともに、切起し片3を形成した後に形成される開口4を介して隣合う伝熱フィン側へ空気流Wが導かれることとなり、空気流Wとフィン面との接触面積がより一層増大する。
【発明の実施の形態】
【0012】
以下、添付の図面を参照して、本願発明の参考例および幾つかの好適な実施の形態について詳述する。
【0013】
参考例
図1には、本願発明の参考例にかかる伝熱フィンを用いた熱交換器が示されている。
【0014】
この熱交換器は、多数平行に配置された伝熱管1,1・・と該伝熱管1,1・・に対して直交状態で配設される多数の板状の伝熱フィン2,2・・とにより構成されており、該各伝熱フィン2は、空気流Wに対して直交する方向に延びる山部2aと空気流Wの流れ方向に幅を有する平坦部2bとを空気流通方向に交互に形成して構成されている。符号5は伝熱管1を嵌挿するためのフィンカラーである。
【0015】
そして、前記平坦部2bには、空気流Wに対して直交する方向に延び且つ平坦部2bにおける空気流通方向の幅を有する切起し片3が一体に形成されている。該切起し片3は、フィン主体における平坦部2bに空気流Wと直交し且つ平坦部2bにおける空気流通方向の幅と同等の幅を有する開口4を残すように金型を用いて打ち抜くことにより形成されており、該開口4において空気流Wと直交する方向において相対向する口縁から立ち上がる立ち上がり部3a,3aと、該立ち上がり3a,3aの先端を連結する架橋部3bとからなっている。なお、本実施の形態の場合、前記架橋部3bは、前記平坦部2bと平行とされている。
【0016】
上記のように構成したことにより、空気流Wが切起し片3の前縁において乱流化されて凹部となる山部2a側へ導かれることとなり、空気流Wとフィン面との接触面積が大幅に増大することとなり、表面熱伝達率が大幅に向上することとなる。架橋部3bが平坦部2bと平行となっているため、切起し片3を形成するための金型形状が単純化されることとなり、容易且つ低コストで製作できる。
【0017】
ちなみに、本参考例にかかる伝熱フィンと従来の伝熱フィン(即ち、ワッフルフィン)とにおける通風抵抗と熱交換量との関係を調べたところ、図5に示す結果が得られた。ここで実線は本参考例の場合を示し、点線は従来の場合を示している。
【0018】
これによれば、同一通風抵抗においては本参考例のものが従来のものに比べて熱交換量が増大していることが分かる。これは、切起し片3を形成したことによる熱伝達率の向上ばかりでなく、山部2aへの空気流Wの接触の増大による接触面積の増大により表面熱伝達率が向上したことを示している。
【0019】
の実施の形態
図2には、本願発明の第の実施の形態にかかる伝熱フィンを用いた熱交換器が示されている。
【0020】
この場合、切起し片3は、平坦部2bにおける空気流通方向の幅より狭い幅を有するものとされている。このようにすると、平坦部2bが部分的に残置されるため、平坦部2bの強度低下を小さくできる。その他の構成および作用効果は参考例と同様なので説明を省略する。
【0021】
の実施の形態
図3には、本願発明の第の実施の形態にかかる伝熱フィンを用いた熱交換器が示されている。
【0022】
この場合、切起し片3の架橋部3bは、上流側から下流側に向かうにしたがって平坦部2bから離れる勾配を有するものとされている。このようにしたことにより、空気流Wは架橋部3bに沿って凹部となる山部2aへより円滑に導かれることとなり、山部2aへの空気流Wの接触のより一層の増大による接触面積の増大により表面熱伝達率がより向上する。その他の構成および作用効果は参考例におけると同様なので説明を省略する。なお、この場合においても、第の実施の形態におけるように、切起し片3における空気流通方向の幅を、平坦部2bにおける空気流通方向の幅より小さくしてもよい。
【0023】
の実施の形態
図4には、本願発明の第の実施の形態にかかる伝熱フィンを用いた熱交換器が示されている。
【0024】
この場合、切起し片3の架橋部3bは、上流側から中間部に向かうにしたがって平坦部2bに近づく勾配と、中間部から下流側に向かうにしたがって平坦部2bから離れる勾配とを有するものとされている。このようにしたことにより、空気流Wの山部2aへの円滑な流れが得られるとともに、切起し片3を形成した後に形成される開口4を介して隣合う伝熱フィン側へ空気流Wが導かれることとなり、空気流Wとフィン面との接触面積がより一層増大することとなり、表面熱伝達率がより向上する。その他の構成および作用効果は参考例におけると同様なので説明を省略する。なお、この場合においても、第の実施の形態におけるように、切起し片3における空気流通方向の幅を、平坦部2bにおける空気流通方向の幅より小さくしてもよい。
【発明の効果】
【0025】
本願発明によれば、伝熱管1に対して直交状態で配置される板状の伝熱フィンにおいて、空気流Wに対して直交する方向に延びる山部2aと空気流Wの流れ方向に幅を有する平坦部2bとを空気流通方向に交互に形成するとともに、前記平坦部2bに、空気流Wに対して直交する方向に延び且つ該平坦部2bにおける空気流通方向の幅より狭い幅を有する切起し片3を一体に形成して、空気流Wが切起し片3の前縁において乱流化されて凹部となる山部2a側へ導かれるようにしたので、空気流Wとフィン面との接触面積が大幅に増大することとなり、表面熱伝達率が向上するという優れた効果がある。しかも、平坦部2bが部分的に残置されるため、平坦部2bの強度低下を小さくできるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明の参考例にかかる伝熱フィンを用いた熱交換器の部分断面図である。
【図2】 本願発明の第の実施の形態にかかる伝熱フィンを用いた熱交換器の部分断面図である。
【図3】 本願発明の第の実施の形態にかかる伝熱フィンを用いた熱交換器の部分断面図である。
【図4】 本願発明の第の実施の形態にかかる伝熱フィンを用いた熱交換器の部分断面図である。
【図5】 本願発明の参考例にかかる伝熱フィンと従来の伝熱フィン(即ち、ワッフルフィン)とにおける通風抵抗と熱交換量との関係を示す特性図である。
【符号の説明】
1は伝熱管、2は伝熱フィン、2aは山部、2bは平坦部、3は切起し片、3aは立ち上がり部、3bは架橋部、4は開口、Wは空気流。

Claims (4)

  1. 伝熱管(1)に対して直交状態で配置される板状の伝熱フィンであって、空気流(W)に対して直交する方向に延びる山部(2a)と空気流(W)の流れ方向に幅を有する平坦部(2b)とを空気流通方向に交互に形成するとともに、前記平坦部(2b)には、空気流(W)に対して直交する方向に延び且つ該平坦部(2b)における空気流通方向の幅より狭い幅を有する切起し片(3)を一体に形成したことを特徴とする伝熱フィン。
  2. 前記切起し片(3)の架橋部(3b)は、前記平坦部(2b)と平行とされていることを特徴とする前記請求項1記載の伝熱フィン。
  3. 前記切起し片(3)の架橋部(3b)は、上流側から下流側に向かうにしたがって前記平坦部(2b)から離れる勾配を有することを特徴とする前記請求項1記載の伝熱フィン。
  4. 前記切起し片(3)の架橋部(3b)は、上流側から中間部に向かうにしたがって前記平坦部(2b)に近づく勾配と、中間部から下流側に向かうにしたがって前記平坦部(2b)から離れる勾配とを有することを特徴とする前記請求項1記載の伝熱フィン。
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