JP3762966B1 - 体調管理用携帯端末装置および体調管理プログラム - Google Patents

体調管理用携帯端末装置および体調管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】利用者の生体データのみならず、その利用者の所在雰囲気中の気象データを考慮した上で、各種環境下における利用者の体調を適切に管理・判断し、必要に応じて利用者本人に対する警告や管理者等への通知を適切に行なえるようにする。
【解決手段】利用者の体調を管理するための生体データ閾値を気象条件毎に予め設定される閾値テーブル14と、気象センサ12によって検出された気象データに対応する気象条件について設定された生体データ閾値を閾値テーブル14から読み出す閾値読出手段152と、読み出された生体データ閾値と生体センサ11によって検出された生体データ値とを比較する比較手段153と、その比較の結果、利用者の体調異状を検知した場合、利用者に対して警告を発する警告手段154とをそなえて構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、利用者(具体的には、各種環境下で、スポーツを行なっている人や作業を行なっている人など)の体調を管理し、必要に応じて利用者本人に対する警告や管理者等への通知を行なう体調管理用携帯端末装置、および、同装置を実現するための体調管理プログラムに関する。
近年、携帯電話等の移動体通信が一般的に広く用いられるようになり、その移動体通信を利用して被検者の生体情報を医療機関などで監視することが、例えば下記特許文献1に開示されている。この特許文献1に開示された技術では、生体情報測定装置と携帯電話とを一体化した構成によって、被検者の生体情報を測定して医療機関(主治医)に対し通知し、医療機関側で通知された生体情報に基づいて被検者の様態を解析し、その解析の結果に応じて得られる対処情報/案内情報を被検者に通知することが行なわれている。このような構成により、被検者側での測定(使用)作業を容易にするとともに、医療機関への生体情報の通報,設定時刻や緊急時の自動通報,および被検者の多様な日常生活状態を弁別した測定による生体情報の通知を可能にして、容易かつ確実に被検者の様態を医療機関が把握できるようにしている。
特開2003−047599号公報
ところで、屋外で競技等(例えば、マラソン,トライアスロン,ロードレース,クロスカントリスキー,オープンウォータスイム,アドベンチャーレース,オリエンテーリング等の持久力競技;登山,ハイキング;シーカヤック,サーフィン,ヨット,スキューバダイビング等のマリンスポーツ;サッカー,野球,ラグビー,アメリカンフットボール,ラクロス,バスケットボール等の球技)や作業(農作業,道路工事,建設作業,狩猟,森林伐採作業,発掘調査,清掃作業,水中作業など)を行なう場合、高温多湿時には熱中症になる可能性が高く、また、気温の低い環境下では、競技や作業の種類によっては低体温症になる可能性が高く、このような症状のために死に至る可能性もある。
このような症状に早期に気付いて有効な対処をとるためには、現状では、競技者自身や作業者自身が自分の体調に応じて自ら判断して自己申告してくるのを待って、対処を行なうしかない。特に、近年、中高年の登山やハイキング,夏場のマラソン競技などでは、上述のような体調の自己判断ができないがために、熱中症や低体温症などの症状に気付くのが遅れ、ひいては適切な対処を行なうのが遅れ、危険な状態に至る事故が多く発生している。
そこで、競技者や作業者を被検者として上記特許文献1に開示された技術を用いることも考えられるが、上記特許文献1に開示された技術では、医療機関に被験者の生体情報を通知し被検者の様態を解析するため、様態の判断に時間がかかるだけでなく、上述のような症状は、被検者が今現在存在している環境(所在雰囲気中)における気象条件(例えば気温や湿度)の影響を大きく受けるものであり、生体情報のみを用いて被検者の症状(様態)や危険度を判断することは難しく、また診断の正確性を欠くことにもなる。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、利用者(競技者,作業者など)の生体データのみならず、その利用者の所在雰囲気中の気象データを考慮した上で、各種環境下における利用者の体調を適切に管理・判断し、必要に応じて利用者本人に対する警告や管理者等への通知を適切に行なえるようにして、利用者の自己判断に頼ることなく、利用者の体調に応じた適切な対処・対応を直ちに実行可能にし、競技中や作業中の事故の発生を確実に抑制することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の体調管理用携帯端末装置(請求項1)は、利用者の生体データ値を検出する生体センサと、該利用者の所在雰囲気中の気象データを検出する気象センサと、該利用者の体調を管理するための生体データ閾値を、気象条件毎に予め設定されて保持する閾値テーブルと、該気象センサによって検出された気象データに対応する気象条件について設定された生体データ閾値を該閾値テーブルから検索して読み出す閾値読出手段と、該閾値読出手段によって読み出された生体データ閾値と該生体センサによって検出された生体データ値とを比較する比較手段と、該比較手段による比較の結果、該利用者の体調異状を検知した場合、該利用者に対して警告を発する警告手段と、該比較手段による比較の結果、該利用者の体調異状を検知した場合、その旨を所定の連絡先に通知する通知手段と、該警告手段の警告動作を停止させる操作が該利用者によって所定時間内に実行された場合、該通知手段による通知を実行するか否かについて該利用者に問い合せる問合せ手段と、該警告手段の警告動作を停止させる操作が該利用者によって所定時間以上実行されない場合、もしくは、該問合せ手段による問合せに対し該通知手段による通知を実行する旨の回答を該利用者が行なった場合、該通知手段による通知を実行させるように、該通知手段の通知動作を制御する制御手段とをそなえて構成されていることを特徴としている。
このとき、該利用者が該問合せ手段による問合せに対し所定回数連続して該通知手段による通知の実行を拒否した場合、該制御手段が該通知手段による通知を強制的に実行させてもよい(請求項)。
なお、該警告手段の警告動作を停止させる操作が所定時間以上実行されない場合と、該警告手段の警告動作を停止させる操作が所定時間内に実行された場合と、該利用者が該問合せ手段による問合せに対し所定回数連続して該通知手段による通知の実行を拒否した場合とで、該通知手段が、異なる連絡先に対し該利用者の体調異状を通知してもよい(請求項3)。また、該利用者が競技大会の参加者であり競技中に該利用者の体調異状を検知した場合、該通知手段が、該競技大会の主催者/運営者に対し該利用者の体調異状を通知してもよいし(請求項4)、該利用者が作業者であり作業中に該利用者の体調異状を検知した場合、該通知手段が、その作業の管理者に対し該利用者の体調異状を通知してもよい(請求項5)。その際、該通知手段が、予め登録されている電話番号に自動発呼することにより、該利用者の体調異状を通知してもよいし(請求項6)、予め登録されているメールアドレスに対し電子メールを自動送信することにより、該利用者の体調異状を通知してもよい。
また、該利用者の所在位置を検出する位置検出手段をさらにそなえ、該通知手段が、該利用者の体調異状を通知する際に該位置検出手段によって検出された該利用者の所在位置も通知してもよいし(請求項)、さらに、該通知手段が、該利用者の体調異状を通知する際に、該生体センサによって検出されている生体データ値も通知してもよいし(請求項)、携帯電話に該生体センサおよび該気象センサを接続して構成し、該閾値テーブル,該閾値読出手段,該比較手段,該警告手段,該通知手段,該制御手段および該問合せ手段としての機能を該携帯電話にそなえて構成してもよい(請求項)。
さらに、該生体センサが、前記生体データ値として、体温,血圧,心拍数,呼吸数,脈波,心電,血中酸素飽和濃度,血中酸素濃度,筋組織酸素濃度のうちの少なくとも一つを検出してもよいし、該気象センサが、前記気象データとして、気温,水温,湿度,気圧,水圧,日照状況,紫外線量のうちの少なくとも一つを検出してもよい。
一方、本発明の体調管理プログラム(請求項9)は、生体センサによって検出された利用者の生体データ値と、気象センサによって検出された該利用者の所在雰囲気中の気象データとに基づいて、該利用者の体調をコンピュータに管理させるものであって、該利用者の体調を管理するための生体データ閾値を、気象条件毎に保持する閾値テーブルを作成・設定する手段、該気象センサによって検出された気象データに対応する気象条件について設定された生体データ閾値を該閾値テーブルから検索して読み出す閾値読出手段、該閾値読出手段によって読み出された生体データ閾値と該生体センサによって検出された生体データ値とを比較する比較手段、該比較手段による比較の結果、該利用者の体調異状を検知した場合、該利用者に対して警告を発する警告手段、該比較手段による比較の結果、該利用者の体調異状を検知した場合、その旨を所定の連絡先に通知する通知手段、該警告手段の警告動作を停止させる操作が該利用者によって所定時間内に実行された場合、該通知手段による通知を実行するか否かについて該利用者に問い合せる問合せ手段、および、該警告手段の警告動作を停止させる操作が該利用者によって所定時間以上実行されない場合、もしくは、該問合せ手段による問合せに対し該通知手段による通知を実行する旨の回答を該利用者が行なった場合、該通知手段による通知を実行させるように、該通知手段の通知動作を制御する制御手段として、該コンピュータを機能させることを特徴としている。
このとき、該利用者が該問合せ手段による問合せに対し所定回数連続して該通知手段による通知の実行を拒否した場合、該制御手段が該通知手段による通知を強制的に実行させるするように、上記体調管理プログラムが該コンピュータを機能させてもよい。
なお、該警告手段の警告動作を停止させる操作が所定時間以上実行されない場合と、該警告手段の警告動作を停止させる操作が所定時間内に実行された場合と、該利用者が該問合せ手段による問合せに対し所定回数連続して該通知手段による通知の実行を拒否した場合とで、該通知手段が異なる連絡先に対し該利用者の体調異状を通知するように、上記体調管理プログラムが該コンピュータを機能させてもよい。その際、該通知手段が予め登録されている電話番号に自動発呼することにより該利用者の体調異状を通知するように、上記体調管理プログラムが該コンピュータを機能させてもよいし、該通知手段が予め登録されているメールアドレスに対し電子メールを自動送信することにより該利用者の体調異状を通知するように、上記体調管理プログラムが該コンピュータを機能させてもよい。さらに、該通知手段が該利用者の体調異状を通知する際に位置検出手段によって検出された該利用者の所在位置も通知するように、上記体調管理プログラムが該コンピュータを機能させてもよいし、該通知手段が該利用者の体調異状を通知する際に該生体センサによって検出されている生体データも通知するように、上記体調管理プログラムが該コンピュータを機能させてもよい。
上述した本発明では、利用者(競技者,作業者など)の体調を管理するための生体データ閾値を、閾値テーブルにおいて気象条件毎に予め設定しておき、気象センサによって検出された気象データ(例えば気温,水温,湿度,気圧,水圧,日照状況,紫外線量のうちの少なくとも一つ)に対応する気象条件について設定された生体データ閾値を閾値テーブルから検索して読み出し、読み出された生体データ閾値と生体センサによって検出された生体データ値(例えば体温,血圧,心拍数,呼吸数,脈波,心電,血中酸素飽和濃度,血中酸素濃度,筋組織酸素濃度のうちの少なくとも一つ)とを比較した結果、利用者の体調異状を検知した場合に、利用者に対して警告を発したり、利用者の体調異状を所定の連絡先へ通知(例えば電話や電子メールによって自動通知)したりする。
これにより、利用者の所在雰囲気中の気象データに応じた生体データ閾値を基準にして利用者の体調を管理・判断することができるので、利用者の所在雰囲気中の気象データを考慮した適切な管理・判断が可能になり、さらに、その判断結果に応じて利用者本人に対する警告や、競技大会の主催者/運営者や作業の管理者などへの通知を適切に行なえ、利用者の自己判断に頼ることなく、利用者の体調に応じた適切な対処・対応を直ちに実行でき、競技中や作業中の事故の発生を確実に抑制することができる。
このとき、利用者に対する警告を行なった場合に、その警告動作を停止させる操作が利用者によって所定時間以上実行されなければ、利用者が意識を無くしている等のかなり危険な状態であると判断し、利用者の体調異状の通知が直ちに実行されるので、迅速な対応をとることができるようになる。その際、消防等に通知を行なうことで、救急車等の緊急車両の手配を直ちに行なうことができるほか、生体センサによって検出されている生体データ値を同時に通知することで、生体データ値に応じた適切な処置をより迅速に行なえるようになる。さらに、GPS等の位置検出手段によって利用者の所在位置を同時に通知することで、利用者の所在位置を直ちに確認することができ、利用者が所在する場所に、緊急車両等を直ちに向かわせることができ、迅速な初動対応を実現することができる。
また、警告動作を停止させる操作が利用者によって所定時間内に実行された場合、通知を実行するか否かについて利用者に問い合せ、利用者の回答に応じて通知を実行することにより、利用者に注意を喚起した上で、利用者自身の判断を仰いでから通知が行なわれるので、むやみやたらに自動通知が行なわれないようにすることができる。そして、利用者が望めば通知が行なわれ、その際、通知として主治医への電話発呼を行なうことにより、利用者は、主治医に適切な処置の指示を仰ぐことができるほか、生体センサによって検出されている生体データ値を同時に通知することで、主治医は、適切な判断や、適切な処置の指示を行なうことができる。
上記問合せに対し利用者が所定回数連続して通知の実行を拒否した場合、つまり利用者が自己判断で警告を停止・解除しても異状が繰り返し検知される場合には、利用者はかなり危険な状態にあるものと判断し、体調異状の通知が強制的に行なわれ、迅速な対応をとることができるようになる。その際には、例えば、友人や、親族,配偶者などの近親者に対する通知を行なうほか、GPS等の位置検出手段によって利用者の所在位置を同時に通知することで、利用者の所在位置を直ちに確認することができ、利用者が所在する場所に友人や近親者が直ちに向かうことができる。
また、携帯電話に生体センサおよび気象センサを接続して構成し、携帯電話を、本発明の装置を実現するための各種手段として機能させることで、本発明の体調管理用携帯端末装置を極めて容易に且つ簡単に実現することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
〔1〕本発明の一実施形態の構成
図1は本発明の一実施形態としての体調管理用携帯端末装置の構成を示すブロック図、図2は、図1に示す体調管理用携帯端末装置を含む、本発明の一実施形態としての体調管理システムの構成を示すブロック図である。
まず、本実施形態の体調管理システムの構成について、図2を参照しながら説明する。図2に示すように、本実施形態の体調管理システム1は、複数の利用者によってそれぞれ所持される複数の体調管理用携帯端末装置10のほかに、管理サーバ20,管理者端末30,主催者/運営者端末40,連絡先端末50,主治医端末60およびネットワーク70をそなえて構成されている。
体調管理用携帯端末装置10は、体調を管理されるべき利用者(競技者や作業者など)によって所持されるものであって、詳細には図1を参照しながら後述するごとく構成されている。
管理サーバ20は、契約者(管理サーバ20のサービスを受けるべく予め契約・登録を行なっている者)に対し、図7および図8を参照しながら後述するようなサービスを提供するためのもので、この管理サーバ20は、各体調管理用携帯端末装置10から定期的に受信した生体データ,気象データおよび位置データを蓄積し、生体データ,気象データおよび位置データを検出時刻に対応付けながらグラフ加工や地図生成を行なって得られたグラフや地図を保存する機能を有するほか、契約者に対し、蓄積されたデータやグラフ/地図の閲覧サービス(公開サービス)を提供する機能も有しており、サービス提供を望む契約者の認証を行なって、本人認証がなされた契約者に対し上記閲覧サービスの提供を行なうように構成されている。なお、契約者は、上記利用者と同一人物である場合もあるし、上記利用者と異なる人物(例えば、後述する管理者,主催者/運営者,主治医等)である場合あるもある。
管理者端末30は、体調管理用携帯端末装置10を用いて体調を管理されるべき利用者が、農作業,道路工事,建設作業,狩猟,森林伐採作業,発掘調査,清掃作業,水中作業など各種作業を行なう作業者である場合、その作業の管理者によって用いられる端末である。
主催者/運営者端末40は、体調管理用携帯端末装置10を用いて体調を管理されるべき利用者が、競技会等の大会に出場している競技者やスポーツを行なっている者である場合、その大会の主催者/運営者や、登山,ハイキング,スキューバダイビング等であればその地域の管理を行なう管理者によって用いられる端末である。ここで、競技やスポーツとしては、例えば、マラソン,トライアスロン,ロードレース,クロスカントリスキー,オープンウォータスイム,アドベンチャーレース,オリエンテーリング等の持久力競技;登山,ハイキング;シーカヤック,サーフィン,ヨット,スキューバダイビング等のマリンスポーツ;サッカー,野球,ラグビー,アメリカンフットボール,ラクロス,バスケットボール等の球技を含むものとする。
連絡先端末50は、体調管理用携帯端末装置10を用いて体調を管理されるべき利用者が体調管理用携帯端末装置10に予め登録している連絡先(例えば、その利用者の、友人や、親族,配偶者などの近親者)で用いられる端末である。
主治医端末60は、体調管理用携帯端末装置10を用いて体調を管理されるべき利用者が体調管理用携帯端末装置10に予め登録している、その利用者の主治医によって用いられる端末である。
これらの端末30,40,50,60は、いずれも、電話回線による通話・通信機能や電子メールの送受信機能を有しており、体調管理用携帯端末装置10からの通知(後述する通知手段155による通知)を受けることが可能に構成されている。
ネットワーク70は、上述した携帯端末装置10,サーバ20および端末30〜60の相互を通信可能に接続するもので、ここではイントラネット,インターネット,公衆電話回線,無線LAN(Local Area Network)など各種通信方式のネットワークを含んでいるものとし、携帯端末装置10,サーバ20および端末30〜60の相互間では、電話回線による通話・通信を行なうことも可能であり、電子メールの送受信を行なうことも可能になっている。
ついで、上述した体調管理システム1で用いられる体調管理用携帯端末装置10の構成について、図1を参照しながら説明する。この図1に示すように、本実施形態の体調管理用携帯端末装置10は、生体センサ11,気象センサ12,GPS位置検出部13,閾値テーブル14,CPU15,停止操作部16および回答入力部17をそなえて構成されている。
生体センサ11は、利用者の身体の一部(例えば腕)に装着されて、利用者の生体データ値として、体温,血圧,心拍数,呼吸数,脈波,心電,血中酸素飽和濃度,血中酸素濃度,筋組織酸素濃度のうちの少なくとも一つを所定周期で検出するものであるが、本実施形態では体温,血圧,心拍数,呼吸数を検出するものとする。
気象センサ12は、利用者の所在雰囲気中(利用者が所在している場所)の気象データとして、気温,水温,湿度,気圧,水圧,日照状況,紫外線量,のうちの少なくとも一つを所定周期で検出する超小型のものであるが、本実施形態では、気温(もしくは水温),湿度,気圧(もしくは水圧)を検出するものとする。
GPS位置検出部(位置検出手段)13は、利用者の現在の所在位置(経度・緯度情報)を、全地球方位計測システム〔GPS(Global Positioning Systems)〕によって所定周期で検出するものである。その際、利用者の現在の所在位置として、高度や深度を検出してもよい。その場合、気圧に基づいて高度を計測する高度計(気象センサの気圧測定機能で代用可)や、水圧に基づいて深度を計測する深度計(気象センサの水圧測定機能で代用可)を位置検出手段としてそなえる。
なお、生体センサ11,気象センサ12およびGPS位置検出部13は、本携帯端末装置10の本体に内蔵もしくは外付けされ、ケーブル等を介して有線接続、もしくは無線接続され、図3〜図5を参照しながら後述するごとく、所定周期で検出された結果を本携帯端末装置10の本体に送信するようになっている。
閾値テーブル14は、利用者の体調を管理するための生体データ閾値を、気象条件毎に予め設定されて保持するもので、後述するCPU15の閾値設定手段151としての機能によって作成・設定されるもので、本携帯端末装置10を構成する例えばRAM(Random Access Memory),ROM(Read Only Memory),ハードディスク等の記憶部に保存・格納されている。
このとき、生体データ閾値は、利用者毎に異なるほか、競技環境や作業環境によっても異なるもので、利用者毎に、環境に応じた気象条件に従って設定される。利用者の平常時の体温T0,血圧P0,心拍数N0を基準にして、例えば、高温多湿環境下で競技や作業を行なう場合には、気象条件が気温25〜30℃かつ湿度80%以上である時(気象条件1)の生体データ閾値として体温T1,血圧P1,心拍数N1を設定し、気象条件が気温30〜35℃かつ湿度60%以上である時(気象条件2)の生体データ閾値として体温T2,血圧P2,心拍数N2を設定し、気象条件が気温35℃以上かつ湿度50%以上である時の生体データ閾値として体温T3,血圧P3,心拍数N3を設定しておく。そして、気象条件1である時(気象条件3)には利用者の実際の体温T,血圧P,心拍数Nのいずれか一つもしくは全てが閾値T1,P1,N1を超えた場合、また、気象条件2である時には利用者の実際の体温T,血圧P,心拍数Nのいずれか一つもしくは全てが閾値T2,P2,N2を超えた場合、さらに、気象条件3である時には利用者の実際の体温T,血圧P,心拍数Nのいずれか一つもしくは全てが閾値T3,P3,N3を超えた場合、利用者の体調が異状(熱中症等)であると判断する。
また、低温環境下で競技や作業を行なう場合には、気象条件が気温0〜10℃である時(気象条件4)の生体データ閾値として体温T4を設定し、気象条件が気温−10〜0℃である時(気象条件5)の生体データ閾値として体温T5を設定し、気象条件が気温−10℃以下である時(気象条件6)の生体データ閾値として体温T6を設定しておく。そして、気象条件4である時には利用者の実際の体温Tが閾値T4を下回った場合、また、気象条件5である時には利用者の実際の体温Tが閾値T5を下回った場合、さらに、気象条件6である時には利用者の実際の体温Tが閾値T6を下回った場合、利用者の体調が異状(低体温症等)であると判断する。
さらに、高高度(低気圧)環境下で競技や作業を行なう場合には、気象条件が気圧A2〜A1である時(気象条件7)の生体データ閾値として心拍数N7,呼吸数K7を設定し、気象条件が気圧A3〜A2である時(気象条件8)の生体データ閾値として心拍数N8,呼吸数K8を設定し、気象条件が気温35℃以上かつ湿度50%以上である時(気象条件9)の生体データ閾値として心拍数N9,呼吸数N9を設定しておく。そして、気象条件7である時には利用者の実際の心拍数N,呼吸数Kのいずれか一方もしくは両方が閾値N7,K7を超えた場合、また、気象条件8である時には利用者の実際の心拍数N,呼吸数Kのいずれか一方もしくは両方が閾値N8,K8を超えた場合、さらに、気象条件9である時には利用者の実際の心拍数N,呼吸数Kのいずれか一方もしくは両方が閾値N9,K9を超えた場合、利用者の体調が異状(高山病等)であると判断する。
また、水中で競技や作業を行なう場合には、気象条件が水圧W1〜W2かつ水温がL2〜L1である時(気象条件10)の生体データ閾値として体温T10,心拍数N10を設定し、気象条件が水圧W2〜W3かつ水温がL3〜L2である時(気象条件11)の生体データ閾値として体温T11,心拍数N11を設定し、気象条件が水圧W3以上かつ水温がL3以下である時(気象条件12)の生体データ閾値として体温T12,心拍数N12を設定しておく。そして、気象条件10である時には利用者の実際の体温T,心拍数Nのいずれか一方もしくは両方が閾値T10,N10を下回った場合、また、気象条件11である時には利用者の実際の体温T,心拍数Nのいずれか一方もしくは両方が閾値T11,N11を下回った場合、さらに、気象条件12である時には利用者の実際の体温T,心拍数Nのいずれか一方もしくは両方が閾値T12,N12を下回った場合、利用者の体調が異状(潜水除脈,低体温症等)であると判断する。
CPU(Central Processing Unit)15は、所定のアプリケーションプログラム(体調管理プログラム)を実行することにより、後述する閾値設定手段151,閾値読出手段152,比較手段153,警告手段154,通知手段155,制御手段156および問合せ手段157として機能するものである。
停止操作部16は、後述する警告手段154によって実行される警告動作(鳴動動作や点滅動作等)を、利用者の意識的な操作によって停止させるためのもので、実際には、本携帯端末装置10における操作スイッチ等によって構成される。
回答入力部17は、後述する問合せ手段157による問い合せに応じて、利用者が、後述する通知手段155による通知を実行するか否かを回答するためのもので、実際には、本携帯端末装置10における操作スイッチや、表示画面(ディスプレイ)上のタッチパネルなどによって構成される。
そして、閾値設定手段151は、上述した閾値テーブル14を利用者毎に且つ競技環境/作業環境に応じた気象条件毎に作成・設定するもので、利用者の平常時の体温T0,血圧P0,心拍数N0を基準として、上述のごとき気象条件と所定の生体データ閾値との対を入力設定するためのもので、利用者等が手動操作で入力するように構成されていてもよいし、利用者の平常時の体温T0,血圧P0,心拍数N0と競技環境/作業環境とを指定入力することにより、自動的に入力するように構成されていてもよい。
閾値読出手段152は、気象センサ12によって検出された気象データ(気温/水温,湿度,気圧/水圧)に対応する気象条件について設定された生体データ閾値を閾値テーブル14から検索して読み出すものである。
比較手段153は、閾値読出手段152によって読出された生体データ閾値と生体センサ11によって検出された生体データ値(体温,血圧,心拍数,呼吸数)とを比較し、上述したような基準に従って利用者の体調異状を判断・検知するものである。
警告手段154は、後述の制御手段156によって動作を制御され、比較手段153による比較の結果、利用者の体調異状を検知した場合、利用者に対して警告を発するものであり、本実施形態では、例えば、本携帯端末装置10におけるブザー等を鳴動させたりLEDランプ等を点滅させたりする。このような警告動作(鳴動動作や点滅動作)は、上述した通り、利用者が停止操作部16を操作することにより、後述の制御手段156を介して停止される。なお、携帯端末装置10の本体として、後述するごとく携帯電話を用いる場合には、警告手段154により、鳴動動作として、携帯電話に呼び出し動作を実行させてもよい。
通知手段155は、後述の制御手段156によって動作を制御され、比較手段153による比較の結果、利用者の体調異状を検知した場合、その旨を所定の連絡先に通知するもので、利用者の体調異状を通知する際には、生体センサ11によって検出されている生体データ値,気象センサ12によって検出されている気象データ,およびGPS位置検出部13によって検出された利用者の所在位置も併せて通知する。その際、通知手段155は、予め登録されている電話番号に自動発呼することにより利用者の体調異状の通知を行なってもよいし、予め登録されているメールアドレスに対し電子メールを自動送信することにより、利用者の体調異状の通知を行なってもよい。
なお、所定の連絡先については、制御手段156によって切り換えられるもので、詳細については後述する。また、通知手段155は、生体センサ11によって検出されている生体データ値,気象センサ12によって検出されている気象データ,およびGPS位置検出部13によって検出された利用者の所在位置を、上述した管理サーバ20に対し、所定周期で送信する機能を果たすものとする。
制御手段156は、通知手段155の通知動作および警告手段154の警告動作を制御するもので、具体的には以下のような制御(a)〜(f)を行なう。
ここで、問合せ手段157は、やはり制御手段156によって動作を制御され、警告手段154の警告動作を停止させる操作が所定時間内に実行された場合、通知手段155による通知を実行するか否かについて利用者に問い合せるもので、実際には、本形態端末装置10におけるディスプレイ上に表示を行ない、利用者がタッチパネルや操作スイッチを操作して入力する回答を、制御手段156によって受信するように構成されている。
(a) 比較手段153による比較の結果、利用者の体調異状を検知した場合、警告手段154を介して利用者に対する警告動作を実行させる。
(b) 警告手段154の警告動作を停止させる操作(停止操作部16の操作)が警告動作を開始してから所定時間以上経過しても実行されない場合、通知手段155による通知を実行させる。この場合、例えば消防等に通知を行なうことで、救急車等の緊急車両の手配を直ちに行なう。
(c) 問合せ手段157による問合せに対し通知手段155による通知を実行する旨の回答を利用者が行なった場合、通知手段155による通知を実行させる。この場合、例えば、予め登録されている主治医の電話(例えば、図1の主治医端末60参照)に対する自動発呼を行なうことにより、利用者が、主治医に適切な処置の指示を仰ぐことができるようにする。
(d) 利用者が問合せ手段157による問合せに対し所定回数連続して通知手段155による通知の実行を拒否した場合、通知手段155による通知を強制的に実行させる。この場合、例えば、友人や、親族,配偶者などの近親者(例えば、図1の連絡先端末50参照)に対する通知を行なう。
(e) 利用者が競技大会の参加者であり競技中に利用者の体調異状を検知した場合、通知手段155による通知を、競技大会の主催者/運営者(例えば、図1の主催者/運営者端末40参照)に対して行なう。
(f) 利用者が作業者であり作業中に利用者の体調異状を検知した場合、通知手段による通知を、その作業の管理者(例えば、図1の管理者端末30)に対して行なう。
なお、本実施形態の体調管理用携帯端末装置10は、それ専用の装置として構成することもできるが、例えば、携帯電話に生体センサ11,気象センサ12およびGPS位置検出部13を接続して構成することもできる。GPS機能を内蔵した携帯電話の場合は生体センサ11および気象センサ12を接続して構成する。このように携帯電話を携帯端末装置10の本体として用いる場合、閾値テーブル14,閾値設定手段151,閾値読出手段152,比較手段153,警告手段154,通知手段155,制御手段156および問合せ手段157としての機能をそなえて構成されることになる。
〔2〕本発明の一実施形態の動作
次に、図3〜図8に示すフローチャートを参照しながら、本実施形態の動作について説明する。
図3,図4および図5は、それぞれ、本実施形態の生体センサ11,気象センサ12およびGPS位置検出部13の動作を説明するためのフローチャートであり、図3に示すように、生体センサ11は、利用者の生体データ値(体温,血圧,心拍数,呼吸数)を所定周期で検出し(ステップS11)、検出された生体データ値をCPU15に送信する(ステップS12)。
同様に、図4に示すように、気象センサ12は、利用者が所在している雰囲気中の気象データ(気温/水温,湿度,気圧/水圧)を所定周期で検出し(ステップS21)、検出された気象データをCPU15に送信する(ステップS22)。
さらに、図5に示すように、GPS位置検出部13は、利用者の現在の所在位置(経度・緯度情報)を全地球方位計測システムによって所定周期で検出し(ステップS31)、検出された所在位置をCPU15に送信する(ステップS32)。
ここで、これら生体センサ11,気象センサ12およびGPS位置検出部13によるCPU15への送信動作は、上記所定周期で同期して同時に実行されるように制御されているものとする。
図6は本実施形態の体調管理用携帯端末装置10を成すCPU15の動作を説明するためのフローチャート(ステップS101〜S118)であり、この図6に示すように、生体センサ11,気象センサ12およびGPS位置検出部13から生体データ値,気象データおよび所在位置をそれぞれ受信すると(ステップS101のYESルート)、通知手段155により、受信した生体データ値,気象データおよび所在位置が、ネットワーク70を介して管理サーバ20に送信されるとともに(ステップS102)、気象センサ12によって検出された気象データ(気温/水温,湿度,気圧/水圧)に対応する気象条件について前述のごとく設定された生体データ閾値が、閾値読出手段152により、閾値テーブル14から検索されて読み出される(ステップS103)。
そして、比較手段153において、閾値読出手段152によって読出された生体データ閾値と生体センサ11によって検出された生体データ値(体温,血圧,心拍数,呼吸数)とが比較され(ステップS104)、上述したような基準に従って利用者の体調異状が判断・検知される(ステップS105)。生体データ値が生体データ閾値を超えていない場合もしくは下回っていない場合には、異状なしと判断され(ステップS105のNOルート)、ステップS101に戻る。
一方、生体データ値が生体データ閾値を超えている場合、もしくは、下回っている場合には、異状ありと判断され(ステップS105のYESルート)、警告手段154によって、利用者に対する警告動作が実行される(ステップS106)。具体的には、本携帯端末装置10におけるブザー等が鳴動されたり、LEDランプ等が点滅されたり、携帯電話を用いる場合には呼び出し動作が実行されたりする。
警告動作を開始した後、利用者によって停止操作部16が操作されたか否かを制御部156によって検知し(ステップS107)、警告動作開始後、所定時間だけ経過しても警告手段154の警告動作を停止させる操作(停止操作部16の操作)が実行されない場合(ステップS107のNOルートからステップS108のYESルート)、通知手段155により、ネットワーク70を介して第1連絡先への通知が実行される(ステップS109)。
このとき、上述のごとく停止操作部16の操作が所定時間以上経過しても実行されない状況は、利用者が意識を無くしている等のかなり危険な状態であると考えられ、第1連絡先としての消防等のほか、管理者端末30(利用者が作業者である場合)もしくは主催者/運営者端末40(利用者が競技者である場合)に、利用者の体調異状が、異状発生時の生体データ値,気象データおよび所在位置とともに通知される。また、上述のような状態では、利用者自身が電話や電子メールで対応できる状態ではないと考えられるので、予め登録されている、体調異状通知のための音声情報や電子メール文面に、生体データ値,気象データおよび所在位置を添付して、音声による自動発呼もしくは電子メールの自動送信を行なうことにより、体調異状の通知が行なわれる。
停止操作部16の操作が所定時間内に利用者によって実行され、警告手段154の警告動作が停止された場合(ステップS107のYESルート)、問合せ手段157によって、通知手段155による通知を実行するか否かを利用者に対し問い合せる(ステップS110)。この問合せに対し通知手段155による通知を実行する旨の回答を利用者が行なった場合(ステップS111のYESルート)、通知手段155により、ネットワーク70を介して第2連絡先への通知が実行される(ステップS112)。
このとき、第2連絡先としての主治医の電話(例えば、図1の主治医端末60参照)に対する発呼が自動的に行なわれ、主治医の応答があれば(ステップS113のYESルート)、利用者(携帯端末装置10)と主治医(主治医端末60)との間が通話状態となり(ステップS114)、利用者自身が、主治医に適切な処置の指示を仰ぐことができるようにする。その際、異状発生時の生体データ値,気象データおよび所在位置も、例えば電子メールによって同時に主治医端末60に通知される(ステップS112)。
主治医の応答がなければ(ステップS113のNOルート)、主治医以外の連絡先が登録されているか否かを判断し(ステップS115)、ない場合(ステップS115のNOルート)、ステップS112に戻り、第2連絡先(主治医)への発呼を再度実行する。一方、主治医以外の連絡先(例えば管理者や主催者/運営者など)が登録されている場合(ステップS115のYESルート)、その連絡先に対し自動発呼もしくは電子メールの自動送信を行なう(ステップS116)。
問合せ手段157による問合せに対し通知手段155による通知を実行しない旨の回答を利用者が行なった場合(ステップS111のNOルート)、利用者が、所定回数、連続して通知拒否を行なったか否かを判定する(ステップS117)。そして、所定回数連続して通知拒否を行なっていない場合(ステップS117のNOルート)には、ステップS101に戻る一方、所定回数連続して通知手段155による通知の実行を拒否した場合(ステップS117のYESルート)、通知手段155により、ネットワーク70を介して第3連絡先への通知が強制的に実行される(ステップS118)。
つまり、利用者が自己判断で警告を停止・解除しても異状が繰り返し検知される場合には、利用者はかなり危険な状態にあるものと判断され、第3連絡先としての友人や近親者(連絡先端末50)に対して体調異状の通知が強制的に行なわれる。その際、管理者端末30(利用者が作業者である場合)もしくは主催者/運営者端末40(利用者が競技者である場合)にも体調異状の通知を行なう。
図7はおよび図8はいずれも本実施形態の管理サーバ20の動作を説明するためのフローチャート(ステップS41〜S43,S51〜S55)であり、まず、図7に示すように、管理サーバ20では、体調管理用携帯端末装置10からの生体データ値,気象データおよび所在位置を定期的に受信すると(ステップS41のYESルート)、これらの生体データ,気象データおよび位置データが蓄積されるとともに(ステップS42)、生体データ,気象データおよび位置データが、検出時刻に対応付けながらグラフに加工されたり地図上に反映され、オリジナルデータとともに保存される(ステップS43)。
そして、図8に示すように、管理サーバ20では、契約者(管理サーバ20のサービスを受けるべく予め契約・登録を行なっている者)の端末から、データの閲覧要求があった場合(ステップS51のYESルート)、その契約者の端末に対し、契約・登録時に設定・発行された認証情報(ID番号およびパスワード)を要求し、認証情報を受けると、その認証情報と、管理サーバ20側で予め保存されている契約・登録時の認証情報とを比較・照合することにより本人認証を行ない(ステップS52)、本人認証がなされた場合(ステップS53のYESルート)、サービス提供を望む契約者に対して、蓄積されたデータや加工されたグラフや地図の閲覧サービス(公開サービス)を提供する(ステップS54)。一方、本人認証がなされなかった場合(ステップS53のNOルート)、契約者の端末に対しエラー通知が行なわれる(ステップS55)。
このような管理サーバ20をそなえ、この管理サーバ20によって提供されるサービスを利用することで、利用者の体調異状を通知する際に異状発生時の生体データ値,気象データおよび所在位置を同時に通知しなくても、体調異状の通知を受けた管理者,主催者/運営者,主治医,連絡先は、予め管理サーバ20と契約していれば、体調異状を生じた利用者についての生体データ値,気象データおよび所在位置を、管理サーバ20にアクセスして把握することが可能になる。
〔3〕本発明の一実施形態の効果
このように、本発明の一実施形態としての体調管理用携帯端末装置10および体調管理システム1によれば、利用者(競技者,作業者など)の体調を管理するための生体データ閾値を、閾値テーブル14において気象条件毎に予め設定しておき、気象センサ12によって検出された気象データ(例えば気温,水温,湿度,気圧)に対応する気象条件について設定された生体データ閾値を閾値テーブル14から検索して読み出し、読み出された生体データ閾値と生体センサ11によって検出された生体データ値(例えば体温,血圧,心拍数,呼吸数)とを比較した結果、利用者の体調異状を検知した場合に、利用者に対して警告(例えば、ブザー等の鳴動動作,LEDランプ等の点滅動作,携帯電話の呼び出し動作による警告)が発せられたり、利用者の体調異状が所定の連絡先へ通知(例えば電話や電子メールによって自動通知)されたりする。
これにより、利用者の所在雰囲気中(利用者が所在している場所)の気象データに応じた生体データ閾値を基準にして利用者の体調を管理・判断することができるので、利用者の所在雰囲気中の気象データを考慮した適切な管理・判断が可能になり、さらに、その判断結果に応じて利用者本人に対する警告や、競技大会の主催者/運営者や作業の管理者などへの通知を適切に行なえ、利用者の自己判断に頼ることなく、利用者の体調に応じた適切な対処・対応を直ちに実行でき、競技中や作業中の事故の発生を確実に抑制することができる。
このとき、利用者に対する警告を行なった場合に、その警告動作を停止させる操作が利用者によって所定時間以上実行されなければ、利用者が意識を無くしている等のかなり危険な状態であると判断し、利用者の体調異状の通知が直ちに実行されるので、迅速な対応をとることができるようになる。その際、第1連絡先としての消防等に通知を行なうことで、救急車等の緊急車両の手配を直ちに行なうことができるほか、生体センサ11によって検出されている生体データ値を同時に通知することで、生体データ値に応じた適切な処置をより迅速に行なえるようになる。さらに、GPS位置検出部13によって利用者の所在位置を同時に通知することで、利用者の所在位置を直ちに確認することができ、利用者が所在する場所に、緊急車両等を直ちに向かわせることができ、迅速な初動対応を実現することができる。
また、警告動作を停止させる操作が利用者によって所定時間内に実行された場合、通知を実行するか否かについて利用者に問い合せ、利用者の回答に応じて通知を実行することにより、利用者に注意を喚起した上で、利用者自身の判断を仰いでから通知が行なわれるので、むやみやたらに自動通知が行なわれないようにすることができる。そして、利用者が望めば通知が行なわれ、その際、通知として主治医への電話発呼を行なうことにより、利用者は、主治医に適切な処置の指示を仰ぐことができるほか、生体センサ11によって検出されている生体データ値を同時に通知することで、主治医は、適切な判断や、適切な処置の指示を行なうことができる。
上記問合せに対し利用者が所定回数連続して通知の実行を拒否した場合、つまり利用者が自己判断で警告を停止・解除しても異状が繰り返し検知される場合には、利用者はかなり危険な状態にあるものと判断し、体調異状の通知が強制的に行なわれ、迅速な対応をとることができるようになる。その際には、例えば、友人や、親族,配偶者などの近親者に対する通知を行なうほか、GPS位置検出部13によって利用者の所在位置を同時に通知することで、利用者の所在位置を直ちに確認することができ、利用者が所在する場所に友人や近親者が直ちに向かうことができる。
また、携帯電話に生体センサ11,気象センサ12およびGPS位置検出部13を接続して構成し、携帯電話を、本発明の装置を実現するための各種手段151〜157として機能させることで、本実施形態の体調管理用携帯端末装置10を極めて容易に且つ簡単に実現することができる。
〔4〕その他
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、上述した閾値設定手段151,閾値読出手段152,比較手段153,警告手段154,通知手段155,制御手段156および問合せ手段157としての機能(各手段の全部もしくは一部の機能)は、コンピュータ(CPU,情報処理装置,各種端末を含む)が所定のアプリケーションプログラム(体調管理プログラム)を実行することによって実現される。
そのプログラムは、例えばフレキシブルディスク,CD(CD−ROM,CD−R,CD−RWなど),DVD(DVD−ROM,DVD−RAM,DVD−R,DVD−RW,DVD+R,DVD+RWなど)等のコンピュータ読取可能な記録媒体に記録された形態で提供される。この場合、コンピュータはその記録媒体から体調管理プログラムを読み取って内部記憶装置または外部記憶装置に転送し格納して用いる。また、そのプログラムを、例えば磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスク等の記憶装置(記録媒体)に記録しておき、その記憶装置から通信回線を介してコンピュータに提供するようにしてもよい。
ここで、コンピュータとは、ハードウエアとOS(オペレーティングシステム)とを含む概念であり、OSの制御の下で動作するハードウエアを意味している。また、OSが不要でアプリケーションプログラム単独でハードウェアを動作させるような場合には、そのハードウェア自体がコンピュータに相当する。ハードウエアは、少なくとも、CPU等のマイクロプロセッサと、記録媒体に記録されたコンピュータプログラムを読み取るための手段とをそなえている。上記体調管理プログラムとしてのアプリケーションプログラムは、上述のようなコンピュータに、閾値設定手段151,閾値読出手段152,比較手段153,警告手段154,通知手段155,制御手段156および問合せ手段157としての機能を実現させるプログラムコードを含んでいる。また、その機能の一部は、アプリケーションプログラムではなくOSによって実現されてもよい。
さらに、本実施形態における記録媒体としては、上述したフレキシブルディスク,CD,DVD,磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスクのほか、ICカード,ROMカートリッジ,磁気テープ,パンチカード,コンピュータの内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ),外部記憶装置等や、バーコードなどの符号が印刷された印刷物等の、コンピュータ読取可能な種々の媒体を利用することもできる。
〔5〕付記
(付記1)
利用者の生体データ値を検出する生体センサと、
該利用者の所在雰囲気中の気象データを検出する気象センサと、
該利用者の体調を管理するための生体データ閾値を、気象条件毎に予め設定されて保持する閾値テーブルと、
該気象センサによって検出された気象データに対応する気象条件について設定された生体データ閾値を該閾値テーブルから検索して読み出す閾値読出手段と、
該閾値読出手段によって読み出された生体データ閾値と該生体センサによって検出された生体データ値とを比較する比較手段と、
該比較手段による比較の結果、該利用者の体調異状を検知した場合、該利用者に対して警告を発する警告手段とをそなえて構成されていることを特徴とする、体調管理用携帯端末装置。
(付記2)
該比較手段による比較の結果、該利用者の体調異状を検知した場合、その旨を所定の連絡先に通知する通知手段をさらにそなえて構成されていることを特徴とする、付記1記載の体調管理用携帯端末装置。
(付記3)
該通知手段の通知動作を制御する制御手段をさらにそなえ、
該警告手段の警告動作を停止させる操作が所定時間以上実行されない場合、該制御手段が該通知手段による通知を実行させることを特徴とする、付記2記載の体調管理用携帯端末装置。
(付記4)
該警告手段の警告動作を停止させる操作が所定時間内に実行された場合、該通知手段による通知を実行するか否かについて該利用者に問い合せる問合せ手段をさらにそなえ、
該問合せ手段による問合せに対し該通知手段による通知を実行する旨の回答を該利用者が行なった場合、該制御手段が該通知手段による通知を実行させることを特徴とする、付記3記載の体調管理用携帯端末装置。
(付記5)
該利用者が該問合せ手段による問合せに対し所定回数連続して該通知手段による通知の実行を拒否した場合、該制御手段が該通知手段による通知を強制的に実行させることを特徴とする、付記4記載の体調管理用携帯端末装置。
(付記6)
該警告手段の警告動作を停止させる操作が所定時間以上実行されない場合と、該警告手段の警告動作を停止させる操作が所定時間内に実行された場合と、該利用者が該問合せ手段による問合せに対し所定回数連続して該通知手段による通知の実行を拒否した場合とで、該通知手段が、異なる連絡先に対し該利用者の体調異状を通知することを特徴とする、付記5記載の体調管理用携帯端末装置。
(付記7)
該利用者が競技大会の参加者であり競技中に該利用者の体調異状を検知した場合、該通知手段が、該競技大会の主催者/運営者に対し該利用者の体調異状を通知することを特徴とする、付記2〜付記6のいずれか一項に記載の体調管理用携帯端末装置。
(付記8)
該利用者が作業者であり作業中に該利用者の体調異状を検知した場合、該通知手段が、その作業の管理者に対し該利用者の体調異状を通知することを特徴とする、付記2〜付記6のいずれか一項に記載の体調管理用携帯端末装置。
(付記9)
該通知手段が、予め登録されている電話番号に自動発呼することにより、該利用者の体調異状を通知することを特徴とする、付記2〜付記8のいずれか一項に記載の体調管理用携帯端末装置。
(付記10)
該通知手段が、予め登録されているメールアドレスに対し電子メールを自動送信することにより、該利用者の体調異状を通知することを特徴とする、付記2〜付記9のいずれか一項に記載の体調管理用携帯端末装置。
(付記11)
該利用者の所在位置を検出する位置検出手段をさらにそなえ、
該通知手段が、該利用者の体調異状を通知する際に、該位置検出手段によって検出された該利用者の所在位置も通知することを特徴とする、付記2〜付記10のいずれか一項に記載の体調管理用携帯端末装置。
(付記12)
該通知手段が、該利用者の体調異状を通知する際に、該生体センサによって検出されている生体データ値も通知することを特徴とする、付記2〜付記11のいずれか一項に記載の体調管理用携帯端末装置。
(付記13)
携帯電話に該生体センサおよび該気象センサを接続して構成され、
該携帯電話が、該閾値テーブル,該閾値読出手段,該比較手段,該警告手段,該通知手段,該制御手段および該問合せ手段としての機能をそなえて構成されていることを特徴とする、付記4〜付記12のいずれか一項に記載の体調管理用携帯端末装置。
(付記14)
該生体センサが、前記生体データ値として、体温,血圧,心拍数,呼吸数,脈波,心電,血中酸素飽和濃度,血中酸素濃度,筋組織酸素濃度のうちの少なくとも一つを検出することを特徴とする、付記1〜付記13のいずれか一項に記載の体調管理用携帯端末装置。
(付記15)
該気象センサが、前記気象データとして、気温,水温,湿度,気圧,水圧,日照状況,紫外線量のうちの少なくとも一つを検出することを特徴とする、付記1〜付記14のいずれか一項に記載の体調管理用携帯端末装置。
(付記16)
生体センサによって検出された利用者の生体データ値と、気象センサによって検出された該利用者の所在雰囲気中の気象データとに基づいて、該利用者の体調をコンピュータに管理させる体調管理プログラムであって、
該利用者の体調を管理するための生体データ閾値を、気象条件毎に保持する閾値テーブルを作成・設定する手段、
該気象センサによって検出された気象データに対応する気象条件について設定された生体データ閾値を該閾値テーブルから検索して読み出す閾値読出手段、
該閾値読出手段によって読み出された生体データ閾値と該生体センサによって検出された生体データ値とを比較する比較手段、および、
該比較手段による比較の結果、該利用者の体調異状を検知した場合、該利用者に対して警告を発する警告手段として、該コンピュータを機能させることを特徴とする、体調管理プログラム。
(付記17)
該比較手段による比較の結果、該利用者の体調異状を検知した場合、その旨を所定の連絡先に通知する通知手段として、該コンピュータを機能させることを特徴とする、付記16記載の体調管理プログラム。
(付記18)
該通知手段の通知動作を制御する制御手段として、該コンピュータを機能させるとともに、
該警告手段の警告動作を停止させる操作が所定時間以上実行されない場合、該制御手段が該通知手段による通知を実行させるように、該コンピュータを機能させることを特徴とする、付記17記載の体調管理プログラム。
(付記19)
該警告手段の警告動作を停止させる操作が所定時間内に実行された場合、該通知手段による通知を実行するか否かについて該利用者に問い合せる問合せ手段として、該コンピュータを機能させるとともに、
該問合せ手段による問合せに対し該通知手段による通知を実行する旨の回答を該利用者が行なった場合、該制御手段が該通知手段による通知を実行させるように、該コンピュータを機能させることを特徴とする、付記18記載の体調管理プログラム。
(付記20)
該利用者が該問合せ手段による問合せに対し所定回数連続して該通知手段による通知の実行を拒否した場合、該制御手段が該通知手段による通知を強制的に実行させるするように、該コンピュータを機能させることを特徴とする、付記19記載の体調管理プログラム。
(付記21)
該警告手段の警告動作を停止させる操作が所定時間以上実行されない場合と、該警告手段の警告動作を停止させる操作が所定時間内に実行された場合と、該利用者が該問合せ手段による問合せに対し所定回数連続して該通知手段による通知の実行を拒否した場合とで、該通知手段が異なる連絡先に対し該利用者の体調異状を通知するように、該コンピュータを機能させることを特徴とする、付記20記載の体調管理プログラム。
(付記22)
該通知手段が予め登録されている電話番号に自動発呼することにより該利用者の体調異状を通知するように、該コンピュータを機能させることを特徴とする、付記17〜付記21のいずれか一項に記載の体調管理プログラム。
(付記23)
該通知手段が予め登録されているメールアドレスに対し電子メールを自動送信することにより該利用者の体調異状を通知するように、該コンピュータを機能させることを特徴とする、付記17〜付記22のいずれか一項に記載の体調管理プログラム。
(付記24)
該通知手段が該利用者の体調異状を通知する際に位置検出手段によって検出された該利用者の所在位置も通知するように、該コンピュータを機能させることを特徴とする、付記17〜付記23のいずれか一項に記載の体調管理プログラム。
(付記25)
該通知手段が該利用者の体調異状を通知する際に該生体センサによって検出されている生体データも通知するように、上記体調管理プログラムが該コンピュータを機能させることを特徴とする、付記17〜付記24のいずれか一項に記載の体調管理プログラム。
本発明の一実施形態としての体調管理用携帯端末装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態としての体調管理システムの構成を示すブロック図である。 本実施形態の動作(生体センサの動作)を説明するためのフローチャートである。 本実施形態の動作(気象センサの動作)を説明するためのフローチャートである。 本実施形態の動作(GPS位置検出部の動作)を説明するためのフローチャートである。 本実施形態の動作(体調管理用携帯端末装置を成すCPUの動作)を説明するためのフローチャートである。 本実施形態の動作(管理サーバの動作)を説明するためのフローチャートである。 本実施形態の動作(管理サーバの動作)を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 体調管理システム
10 体調管理用携帯端末装置
11 生体センサ
12 気象センサ
13 GPS位置検出部(位置検出手段)
14 閾値テーブル
15 CPU
151 閾値設定手段
152 閾値読出手段
153 比較手段
154 警告手段
155 通知手段
156 制御手段
157 問合せ手段
16 停止操作部
17 回答入力部
20 管理サーバ
30 管理者端末
40 主催者/運営者端末
50 連絡先端末
60 主治医端末
70 ネットワーク

Claims (10)

  1. 利用者の生体データ値を検出する生体センサと、
    該利用者の所在雰囲気中の気象データを検出する気象センサと、
    該利用者の体調を管理するための生体データ閾値を、気象条件毎に予め設定されて保持する閾値テーブルと、
    該気象センサによって検出された気象データに対応する気象条件について設定された生体データ閾値を該閾値テーブルから検索して読み出す閾値読出手段と、
    該閾値読出手段によって読み出された生体データ閾値と該生体センサによって検出された生体データ値とを比較する比較手段と、
    該比較手段による比較の結果、該利用者の体調異状を検知した場合、該利用者に対して警告を発する警告手段と
    該比較手段による比較の結果、該利用者の体調異状を検知した場合、その旨を所定の連絡先に通知する通知手段と、
    該警告手段の警告動作を停止させる操作が該利用者によって所定時間内に実行された場合、該通知手段による通知を実行するか否かについて該利用者に問い合せる問合せ手段と、
    該警告手段の警告動作を停止させる操作が該利用者によって所定時間以上実行されない場合、もしくは、該問合せ手段による問合せに対し該通知手段による通知を実行する旨の回答を該利用者が行なった場合、該通知手段による通知を実行させるように、該通知手段の通知動作を制御する制御手段とをそなえて構成されていることを特徴とする、体調管理用携帯端末装置。
  2. 該利用者が該問合せ手段による問合せに対し所定回数連続して該通知手段による通知の実行を拒否した場合、該制御手段が該通知手段による通知を強制的に実行させることを特徴とする、請求項記載の体調管理用携帯端末装置。
  3. 該警告手段の警告動作を停止させる操作が所定時間以上実行されない場合と、該警告手段の警告動作を停止させる操作が所定時間内に実行された場合と、該利用者が該問合せ手段による問合せに対し所定回数連続して該通知手段による通知の実行を拒否した場合とで、該通知手段が、異なる連絡先に対し該利用者の体調異状を通知することを特徴とする、請求項2記載の体調管理用携帯端末装置。
  4. 該利用者が競技大会の参加者であり競技中に該利用者の体調異状を検知した場合、該通知手段が、該競技大会の主催者/運営者に対し該利用者の体調異状を通知することを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の体調管理用携帯端末装置。
  5. 該利用者が作業者であり作業中に該利用者の体調異状を検知した場合、該通知手段が、その作業の管理者に対し該利用者の体調異状を通知することを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の体調管理用携帯端末装置。
  6. 該通知手段が、予め登録されている電話番号に自動発呼することにより、該利用者の体調異状を通知することを特徴とする、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の体調管理用携帯端末装置。
  7. 該利用者の所在位置を検出する位置検出手段をさらにそなえ、
    該通知手段が、該利用者の体調異状を通知する際に、該位置検出手段によって検出された該利用者の所在位置を通知することを特徴とする、請求項〜請求項のいずれか一項に記載の体調管理用携帯端末装置。
  8. 該通知手段が、該利用者の体調異状を通知する際に、該生体センサによって検出されている生体データも通知することを特徴とする、請求項〜請求項のいずれか一項に記載の体調管理用携帯端末装置。
  9. 携帯電話に該生体センサおよび該気象センサを接続して構成され、
    該携帯電話が、該閾値テーブル,該閾値読出手段,該比較手段,該警告手段,該通知手段,該制御手段および該問合せ手段としての機能をそなえて構成されていることを特徴とする、請求項〜請求項のいずれか一項に記載の体調管理用携帯端末装置。
  10. 生体センサによって検出された利用者の生体データ値と、気象センサによって検出された該利用者の所在雰囲気中の気象データとに基づいて、該利用者の体調をコンピュータに管理させる体調管理プログラムであって、
    該利用者の体調を管理するための生体データ閾値を、気象条件毎に保持する閾値テーブルを作成・設定する手段、
    該気象センサによって検出された気象データに対応する気象条件について設定された生体データ閾値を該閾値テーブルから検索して読み出す閾値読出手段、
    該閾値読出手段によって読み出された生体データ閾値と該生体センサによって検出された生体データ値とを比較する比較手段、
    該比較手段による比較の結果、該利用者の体調異状を検知した場合、該利用者に対して警告を発する警告手段
    該比較手段による比較の結果、該利用者の体調異状を検知した場合、その旨を所定の連絡先に通知する通知手段、
    該警告手段の警告動作を停止させる操作が該利用者によって所定時間内に実行された場合、該通知手段による通知を実行するか否かについて該利用者に問い合せる問合せ手段、および、
    該警告手段の警告動作を停止させる操作が該利用者によって所定時間以上実行されない場合、もしくは、該問合せ手段による問合せに対し該通知手段による通知を実行する旨の回答を該利用者が行なった場合、該通知手段による通知を実行させるように、該通知手段の通知動作を制御する制御手段として、該コンピュータを機能させることを特徴とする、体調管理プログラム。
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