JP3762678B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置に関し、より詳細には、高温・高出力・高耐圧の超高周波化合物からなる半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、化合物半導体を用いたヘテロ構造電界効果トランジスタ(Heterostructure Field Effect Transistor :HFET)においては、チャネル層に対し基板とは反対側の障壁層にシリコンなどのn型ドーパントをドーピングすることにより、トランジスタ動作を担う2次元電子の供給を行う。このように、チャネル内ではなく障壁層にドーピングするという変調ドーピングによって、トランジスタ動作に有利な高い電子移動度を得ることができる。
【0003】
トランジスタ動作の向上には、その障壁層の厚さを減少させて2次元電子をより表面近傍に存在させることが有効である。現在実用化されている(In)GaAs系HFETにおいて、チャネルに収容可能な2次元電子濃度は1×1012cm−2〜3×1012cm−2程度である。障壁層の厚さを100〜150Å程度以下までに減少させても、2×1018cm−3〜10×1018cm−3程度の濃度のドーピングを障壁層に行うことによって2次元電子を供給し、チャネルに収容可能な最大限の2次元電子濃度を実現することができる。
【0004】
一方、窒化物半導体を用いたHFET(GaN系HFET)においては、チャネル層とチャネル層に対し基板とは反対側の障壁層との間のヘテロ界面に正の分極電荷が発生する。結果として、1×1013cm−2〜5×1013cm−2という非常に高い濃度の2次元電子をチャネルに収容することが可能となる。
【0005】
このGaN系HFETが(In)GaAs系HFETと異なる特徴的な点は、ドーピングを行わなくても上記の分極電荷が存在する結果、0.5×1013cm−2〜2×1013cm−2程度の濃度の2次元電子が発生することである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
GaN系HFETにおいて、チャネルに収容可能な最大限の2次元電子濃度を実現するためには、障壁層へドーピングを行うことにより電子を供給することが必要となる。しかしながら、障壁層の厚さを150Å以下までに減少させると、本来チャネルに収容可能な2次元電子濃度が非常に高いために、障壁層へのドーピングを行って電子を供給しても、収容最大限の高い電子濃度を実現することはできない。
【0007】
このように、従来のGaN系HFETにおいては、電子障壁層を薄くした場合、GaN系HFETが本来持つ高い電子濃度実現に対するポテンシャルを十分に引き出すことができなくなるという問題があった。これは、収容最大限の電子濃度が(In)GaAs系HFETに比べて一桁程度大きいGaN系HFETが、大電力動作への非常に高いポテンシャルを持っているために生じたものである。
【0008】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、GaN系HFETにおいて、トランジスタ動作に有利な150Å以下の薄い障壁層を有し、かつ高電子移動度を損なわずに本来の高い電子濃度を実現可能な半導体装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、基板上に、窒化物のチャネル層、および当該チャネル層に対し基板とは反対側に位置する前記チャネル層よりもバンドギャップが大きい第1の障壁層が積層された半導体装置であって、前記チャネル層は、同一組成の窒化物半導体からなる第1の領域と第2の領域とを備え、前記第1の領域は、前記第1の障壁層との間の界面から30Å以上40Å以下の深さまでの範囲内に位置し、かつn型ドーパントのドーピング濃度が1×1018cm−3以下に抑えられ、前記第2の領域は、前記第1の領域よりも基板側に位置し、厚さが2000Å以下であり、かつ2×1018cm−3以上の濃度にn型ドーパントがドーピングされていることを特徴とする。
【0010】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の半導体装置において、前記チャネル層は、窒化ガリウムまたは窒化インジウムガリウムからなることを特徴とする。
【0011】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の半導体装置において、前記チャネル層基板側に隣接する、前記チャネル層よりもバンドギャップが大きい第2の障壁層が更に設けられていることを特徴とする。
【0012】
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の半導体装置において、前記第2の障壁層は、第3の領域と第4の領域とを備え、前記第3の領域は、前記チャネル層との界面側に位置し、かつn型ドーパントのドーピング濃度が2×1018cm−3以上であり、前記第2の領域および第3の領域の厚さの和は2000Å以下であり、前記第4の領域は、前記第3の領域よりも基板側に位置し、n型ドーパントのドーピング濃度が1×1018cm−3以下に抑えられていることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0020】
本発明では、ヘテロ構造電界効果トランジスタの2次元電子が走行する領域より基板側に、2次元電子を避けてドーピングを行うことによってチャネル電子を供給する「選択的バックドーピング」を行うことである。「選択的バックドーピング」は、GaN系HFETのヘテロ界面に存在する特有の大きな分極効果に由来する(i)小さい2次元電子分布幅と、(ii)基板垂直方向の強いチャネル電界とを利用する。
【0021】
図1は、計算によって求められたAl組成0.15のAlGaN/GaN HFETにおける2次元電子分布とチャネル・ポテンシャル形状を示す図である。本図には、GaNチャネル層に対し基板とは反対側にのみAlGaN障壁層を持つシングルヘテロ構造を有する電界効果トランジスタのポテンシャル101、その2次元電子104、GaNチャネル層より基板側にもAlGaN障壁層を持つダブルヘテロ構造を有する電界効果トランジスタのポテンシャル102、およびその2次元電子103がそれぞれ示されている。
【0022】
どちらの構造も、2次元電子の分布幅は30Å〜40Å程度とGaAs系HFETの3分の1程度と小さく、チャネル電界(三角ポテンシャルの傾き)はGaAs系HFETの2〜3倍程度と大きい様子が示されている。この特徴は、AlGaN/GaNヘテロ界面(AlGaN障壁層とGaNチャネル層とが形成する界面)に1×1013cm−2オーダーの大きな分極電荷が大きな電界を形成するためにもたらされる特徴である。また、ダブルヘテロ構造においては、2つのヘテロ界面が存在するため、シングルヘテロ構造よりもチャネル電界が更に強くなっている様子が示されている。
【0023】
GaN系HFETにおいては、図1に示す上記(i)および(ii)の特徴により、2次元電子の存在する領域よりも基板側にドーピングを行った場合でも、電子はドーピングを行った領域からヘテロ界面近傍に移動し、2次元電子として存在することが可能である。本発明では、チャネル層のヘテロ界面近傍30Å〜40Åの、2次元電子が存在する領域を避けてドーピングを行う。これにより、ドーピングによって発生しうるイオン化不純物散乱による電子移動度の低下を回避することができる。
【0024】
(第1実施形態)
図2は、本発明を適用した半導体装置の一例であるヘテロ構造電界効果トランジスタの層構造を示す図である。本図において、ヘテロ構造電界効果トランジスタには、GaNチャネル層に対し基板と反対側にのみAlGaN障壁層を持つシングルヘテロ構造が適用される。
【0025】
基板204上にはバッファ層203が積層され、バッファ層203の上には2次元電子が存在するGaNのチャネル層(GaNチャネル層)202が積層され、チャネル層に対し基板と反対側にはAlGa1−XN障壁層201が積層されている。ここで、Al組成Xは、0<X≦1なる任意の値であり、AlGa1−XN障壁層201中必ずしも一定である必要はない。
【0026】
基板204には、サファイア、SiC、CaN、Si、またはGaAsなどが使用される。バッファ層203には、GaN、AlNまたはAlGaNが使用される。
【0027】
AlGa1−XN障壁層201内の層厚dの領域Aにはドーピングが施されている。ここで、AlGa1−XN障壁層201に関する構造パラメータ(すなわち、ショットキーコンタクト層の層厚dSC、領域Aの層厚dおよびドーピング濃度およびスペーサ層の層厚dSP)は任意である。これは、上記の任意の構造パラメータに対して、本発明による作用が得られることによる。ただし、本発明の作用が重要になるのは、図2において、AlGa1−XN障壁層201の厚さdSC+d+dSPが150Å以下である構造の場合である。かかる構造においては一般に、領域Aから供給可能な電子数がチャネルに収容可能な電子数を下回る状況が生じるからである。
【0028】
AlGa1−XN障壁層201との間のヘテロ界面から基板へ向かう方向を正とした、深さ方向一次元座標軸(Z軸)を定義する。GaNチャネル層202において、ヘテロ界面からZ軸方向への距離ZがZ以上Z+d以下の範囲に位置する領域Bには、シリコンなどのn型ドーパントがドーピングされている。ここで、Zは2次元電子が集まる領域の幅Z(30Å≦Z≦40Å)より大きい値である。
【0029】
また、領域Bの層厚dは0Å<d≦2000Åなる条件を満たしている。これは、領域Bの層厚が2000Åを越えると、領域Bに電子が存在するようになる結果、領域Bが2次元電子の供給源として機能しなくなるため、本発明においてd>2000Åは不要であることによる。
【0030】
このように、GaNチャネル層202の一部である領域Bにドーピングを行っている点が、本実施形態にかかるヘテロ構造電界効果トランジスタの大きな特徴である。
【0031】
図3は、本実施形態にかかるヘテロ構造電界効果トランジスタがAlGaN/GaN HFETである場合のチャネル・ポテンシャル構造を示す図である。本図において、縦軸はポテンシャル(単位:eV)を示す。領域Bのシリコンなどのn型ドーパントから供給される電子は、領域Bに存在して伝導に寄与するのではなく、強いチャネル電界によりヘテロ界面に引き寄せられて矢印302が示す方向に移動し、2次元電子303として伝導に寄与する。したがって、電子はドーパントによる不純物イオン化散乱を直接的に受けることがなく、高電子移動度が保たれる。
【0032】
なお、2次元電子の存在する0≦Z<Zを満たす領域は、ドーピング濃度が所定濃度以下に抑えられていれば本発明の作用を得ることが可能である。即ち、この領域にドーピングが行われても、ドーピング濃度が1×1018cm−3以下の低濃度であれば、1000cm/Vs以上の高電子移動度が保たれる。また、領域Bのドーピング濃度を2×1018cm−3以上の高濃度にすることにより、2次元電子濃度を1×1013cm−2以上増加させることが可能である。更に、領域Aがドーピングされているか否かにかかわらず、本発明の作用を得ることが可能である。
【0033】
このように、本実施形態にかかるヘテロ構造電界効果トランジスタにより、トランジスタ動作に有利な150Å以下の薄い障壁層(AlGaNチャネル層)を有し、かつ、本来実現可能な高い電子濃度を、高電子移動度を損ねることなく実現することが可能となる。
【0034】
(第2実施形態)
本実施形態では、第1実施形態で示した構造において、AlGa1−XN障壁層直下の、GaNチャネル層202内の2次元電子が走る領域(すなわち0≦Z≦Zの領域)の一部またはすべてを、InGa1−YN層(0≦Y≦1)とする。このような構造においても、図3に示すポテンシャル構造が実現され、本発明の作用が得られる。
【0036】
(第実施形態)
図4は、本発明を適用した半導体装置の一例であるヘテロ構造電界効果トランジスタの層構造を示す図である。本図において、ヘテロ構造電界効果トランジスタには、GaNチャネル層より基板側にも、GaNチャネル層よりバンドギャップが大きいAlGaN障壁層を持つダブルヘテロ構造が用いられている。
【0037】
基板406上にはバッファ層405が積層され、バッファ層405の上にはAlX3Ga1−X3N障壁層404が積層され、AlX3Ga1−X3N障壁層404の上にはAlX2Ga1−X2N障壁層403が積層され、AlX2Ga1−X2N障壁層403の上には2次元電子が存在するGaNのチャネル層(GaNチャネル層)402が積層され、GaNチャネル層402の上にはAlX1Ga1−X1N障壁層401が積層されている。ここで、Al組成X1は0<X1≦1なる任意の値、Al組成X2は0<X≦1なる任意の値、Al組成X3は0≦X3≦1なる任意の値である。これらの値は必ずしも一定である必要はない。
【0038】
基板406には、サファイア、SiC、CaN、Si、またはGaAsなどが使用される。バッファ層405には、GaN、AlNまたはAlGaNが使用される。
【0039】
AlX1Ga1−X1N障壁層401内の層厚dの領域Aにはドーピングが施されている。ここで、AlX1Ga1−X1N障壁層401に関する構造パラメータ(ショットキーコンタクト層の層厚dSC、領域Aの層厚dおよびドーピング濃度、スペーサ層の層厚dSP)は任意である。これは、上記の任意の構造パラメータに対して、本発明による作用が得られることによる。ただし、本発明の作用が特に重要になるのは、図4において、AlX1Ga1−X1N障壁層401の厚さdSC+d+dSPが150Å以下である構造の場合である。かかる構造においては一般に、領域Aから供給可能な電子数がチャネルに収容可能な電子数を下回る状況が生じるからである。
【0040】
AlGa1−X1N障壁層401とGaNチャネル層402との間のヘテロ界面から基板へ向かう方向を正とした、深さ方向一次元座標軸(Z軸)を定義する。GaNチャネル層402において、AlGa1−XN障壁層401との間の界面からZ軸方向へ向かう距離ZがZ以上Z+d以下の範囲にある領域Bには、シリコンなどのn型ドーパントがドーピングされている。ここで、Zは2次元電子が集まる領域の幅Z(30Å≦Z≦40Å)より大きい値である。
【0041】
また、領域Bの層厚dは0<d≦2000Åなる条件を満たしている。これは、領域Bの層厚が2000Åを越えると領域Bに電子が存在するようになる結果、領域Bが2次元電子の供給源として機能しなくなるため、本発明においてd>2000Åは不要であることによる。
【0042】
なお、本図においては、領域BがGaNチャネル層402より基板側のAlX2Ga1−X2N障壁層403の両領域にわたっている最も一般的な状況が描かれているが、領域Bは、GaNチャネル層402のみでも基板側AlX2Ga1−X2N障壁層403のみでも本発明の作用を得ることが可能であり、かかる構造も本発明の範囲内に含まれる。
【0043】
図5は、本実施形態にかかるヘテロ構造電界効果トランジスタがAlGaN/GaN HFETである場合のチャネル・ポテンシャル構造を示す図である。本図において、縦軸はポテンシャル(単位:eV)を示す。ダブルヘテロ構造では、基板側のAlX2Ga1−X2N障壁層403の存在によりチャネル電界が強化されるため、AlX2Ga1−X2N障壁層が存在しない上記図2の構造よりも、領域Bでの電子蓄積・伝導がより起こりにくくなる。したがって、領域Bへより高濃度のドーピングをすることが可能となり、チャネルへの電子供給能力を高めることができる。
【0044】
領域Bのシリコンなどのn型ドーパントから供給される電子は、領域Bに存在して伝導に寄与するのではなく、強いチャネル電界によりヘテロ界面に引き寄せられて矢印502が示す方向へ移動し、2次元電子503として伝導に寄与する。したがって、電子は、ドーパントによる不純物イオン化散乱を直接的に受けることがなく、高電子移動度が保たれる。
【0045】
なお、2次元電子の存在する0≦Z<Zを満たす領域は、ドーピング濃度が所定濃度以下に抑えられていれば本発明の作用を得ることが可能である。即ち、ドーピングが行われても、ドーピング濃度が1×1018cm−3以下の低濃度であれば、1000cm/Vs以上の高電子移動度が保たれる。また、領域Bのドーピング濃度を2×1018cm−3以上の高濃度にすることにより、2次元電子濃度を1×1013cm−2以上増加させることが可能である。更に、領域Aがドーピングされているか否かにかかわらず、本発明の作用を得ることが可能である。
【0046】
このような構造により、トランジスタ動作に有利な150Å以下の薄い障壁層(AlGaNチャネル層)を有し、かつ、本来実現可能な高い電子濃度を、高電子移動度を損ねることなく実現することが可能となる。
【0047】
(第実施形態)
本実施形態では、第実施形態の構造において、チャネル層に対し基板と反対AlX1Ga1−X1N障壁層401と、基板側のAlX2Ga1−X2N障壁層403との間のGaNチャネル層402の一部またはすべてを、InGa1−YN層(0≦Y≦1)とする。このような構造においても、図5に示されるポテンシャル構造が実現され、本発明の作用が得られる。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、GaN系HFETにおいて、トランジスタ動作に有利な150Å以下の薄い障壁層を有し、かつ、本来実現可能な高い電子濃度を、高電子移動度を損ねることなく実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】Al0.15GaN/GaNの2次元電子分布とチャネル・ポテンシャルを示す図である。
【図2】本発明の一実施形態によるシングルヘテロ構造電界効果トランジスタの層構造を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態によるシングルヘテロ構造電界効果トランジスタのチャネル・ポテンシャルを示す図である。
【図4】本発明の一実施形態によるダブルヘテロ構造電界効果トランジスタの層構造を示す図である。
【図5】本発明の一実施形態によるダブルヘテロ構造電界効果トランジスタのチャネル・ポテンシャルを示す図である。
【符号の説明】
101、102 ポテンシャル
103、104 2次元電子
201 障壁層
202 チャネル層
203 バッファ層
204 基板
301 障壁層
302 矢印
303 2次元電子
401 障壁層
402 チャネル層
403 障壁層
405 バッファ層
406 基板
502 矢印
503 2次元電子
A、B 領域
、d、dSC、dSP 層厚

Claims (4)

  1. 基板上に、窒化物のチャネル層、および当該チャネル層に対し基板とは反対側に位置する前記チャネル層よりもバンドギャップが大きい第1の障壁層が積層された半導体装置であって、
    前記チャネル層は、同一組成の窒化物半導体からなる第1の領域と第2の領域とを備え、
    前記第1の領域は、前記第1の障壁層との間の界面から30Å以上40Å以下の深さまでの範囲内に位置し、かつn型ドーパントのドーピング濃度が1×1018cm−3以下に抑えられ、
    前記第2の領域は、前記第1の領域よりも基板側に位置し、厚さが2000Å以下であり、かつ2×1018cm−3以上の濃度にn型ドーパントがドーピングされていることを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1に記載の半導体装置において、前記チャネル層は、窒化ガリウムまたは窒化インジウムガリウムからなることを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項1または2に記載の半導体装置において、前記チャネル層基板側に隣接する、前記チャネル層よりもバンドギャップが大きい第2の障壁層が更に設けられていることを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項3に記載の半導体装置において、
    前記第2の障壁層は、第3の領域と第4の領域とを備え、
    前記第3の領域は、前記チャネル層との界面側に位置し、かつn型ドーパントのドーピング濃度が2×1018cm−3以上であり、
    前記第2の領域および第3の領域の厚さの和は2000Å以下であり、
    前記第4の領域は、前記第3の領域よりも基板側に位置し、n型ドーパントのドーピング濃度が1×1018cm−3以下に抑えられていることを特徴とする半導体装置。
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