JP3762677B2 - 流体分析用セルおよびこれを用いた分析装置 - Google Patents

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    • G01N21/01Arrangements or apparatus for facilitating the optical investigation
    • G01N21/03Cuvette constructions
    • G01N21/05Flow-through cuvettes

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、流体分析用セルおよびこれを用いた分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
内部をサンプルが流れるように構成されているとともに、一端側に前記サンプルへ向けて光を照射する照射部が配置され、他端側にサンプルを通過した照射部からの光を検出するための検出器が配置される流体分析用セルでは、一般に、サンプルの吸光度を得ることを考慮して前記照射部からの光の光路長が設定されるのであり、この光路長に応じてセルの長さ(セル長)も決められる。
【0003】
そして、前記照射部からの光のロスを最小限に抑え、かつ十分な光路長を稼ぐためのセルとして、従来より、ほぼ直方体形状など直線的な形状をしていて、かつセル長の長いもの(例えば全長が1mのもの)がある。また、セル長は短くとも、断面積を大きくとり、セル内部に複雑な反射構造を設けて照射部からの光を数段階反射せしめ光路長を稼ぐ長光路長セルが提案されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の構成からなる従来の流体分析用セルでは、セル内に導かれた照射部からの光がセル壁を透過して外部に漏れるといったロスを防止し、また、セル壁を透過してセル内に入ってくる外乱光の影響を防止するために、遮光構造が必要であった。また、照射部からの光を適切にセル内へ導入し、かつ検出器まで導くために、絞りやレンズ等の大掛かりな光軸調整機構(光学系調整機構)が必要であった。
【0005】
さらに、上述したセル内部に反射構造を設けてあるものでは、精密で複雑な反射構造を要し、また、反射によって十分な光路長を稼ぐためには、容積が大きくなるといった問題もあった。
【0006】
また、上記の構成からなる従来の流体分析用セルでは、セルが直線的な形状をしていたり、内部に設けられた反射構造のために容積が大きくなっていたことから、セル自体を配置するためのスペースも大きくなるとともに、多量のサンプルが必要となっていた。加えて、セルに上述した付加機構を設ける必要があったことから、このことによって、セルを配置するためのスペースが一層大きくなるという問題があった。
【0007】
また、従来のものでは、セル長を変更する場合、ハード(例えば、セルを用いた分析装置)全体の変更が必要となり、セル長を簡単に変更することができなかった。
【0008】
さらに、他の従来の流体分析用セルとして、図4に示すように、第一の端部17と、第二の端部18とを有するハウジング19を備えたフローセルがある。前記第一の端部17は、図示しない光源に対向して設けられ、かつ透明な窓部17a(この窓部を通じて光は図示しない光源から内部流路内に案内される)を有している。また、前記第二の端部18は、前記光源からの光を検出する図示しないセンサに対向して設けられ、かつ透明な窓部18a(この窓部を通じて前記光が内部流路から外部、すなわちセンサ側へと導出される)を有している。
【0009】
また、前記ハウジング19は、前記第一の端部17から第二の端部18にかけて直線的に形成された内部流路20と、前記第一の端部17へと液体試料を導入するための入口21と、前記内部流路20内の液体試料を導出するための出口22とを有している。
【0010】
そして、上記流体分析用セルでは、前記内部流路20を形成する内壁が、水の屈折率よりも小さい屈折率を有する材料23であるテフロン(登録商標名)AFによって覆われていることから、前記光源から内部流路20内の液体試料を通ってセンサへと向かう光が、前記内部流路20内においては、前記材料23によって略完全に内反射しながら進行することになり、光の損失が抑えられていた。
【0011】
しかし、上記の構成からなる流体分析用セルでは、測定対象とする液体試料の性質・種類などに対応させて、セル長を変更する場合には、内部流路の長さの異なる別のハウジングを用いなければならなかった。言い換えれば、一つのハウジングのみを用いて、セル長の変更を行うことが困難であった。また、上記の構成からなる流体分析用セルでは、測定可能な対象が、前記材料23よりも屈折率が大である液体試料に限られることとなっていた。
【0012】
この発明は上述の事柄に留意してなされたもので、その目的は、セル配置の自由度を高め、小さなスペースにも配置できるとともに、少量のサンプルによって十分な長さの光路長を得ることができ、また、大がかりな遮光機構や付加的な多数の構成部品を必要とせず、さらに、光路長を容易に変更できる製造が容易な流体分析用セルおよびこれを用いた分析装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明の流体分析用セルは、内部をサンプルが流れるとともに、当該サンプルに照射光を通過させるように構成した流体分析用セルであって、内部を前記サンプルが通り光透過性及び可撓性を有する内管と、当該内管の外周よりも内周が大きく、可撓性を有するとともに、外部からの光が内管側へと透過することを防止し、前記内管の形状を保持する保護管と、前記内管が前記保護管内に挿入されて形成される反射層たる空気層とを有し、前記内管内部のサンプル内を通る前記照射光が内管を透過すると前記内管の屈折率よりも屈折率の小さい空気層で反射されるとともに、当該反射した光が内管を透過してサンプル側へと至るようにすることにより、前記内管内部のサンプル内を進むように構成されている(請求項1)。
【0014】
【0015】
上記の構成からなる流体分析用セルでは、内管内に導かれた照射部からの光が外部に漏れることを前記反射層によって防止でき、また、外乱光がセル内に入ってくることを前記保護管によって防止できることから、内管内を通る光の外部への漏れや内管内への外乱光の侵入を防止するための遮光構造を別途設ける必要がない。また、前記反射部からの光は、前記反射層により繰り返し反射されながら内管の内部を通過することから、照射部からの光を適切に検出器にまで導くための絞りやレンズ等の大掛かりな光軸調整機構を別途設ける必要がない。すなわち、本発明の流体分析用セルでは、上述した遮光構造や光軸調整機構などの付加構造が不要であることから、構成をシンプルにすることができ、セル自体をより小さいスペースに配置することが可能となる。
【0016】
また、上記の構成からなる流体分析用セルでは、前記照射部からの光は前記反射層によって繰り返し反射されながら内管の内部を通って検出器まで向かうのであるが、前記反射層は内管の外側に沿って形成されていることから、内管の内径を小さくしても支障を来さないだけでなく、内管の内径を小さくすれば、セル自体をより小さいスペースに配置することが可能となるとともに、少量のサンプルによって十分な長さの光路長を得ることができる。
【0017】
さらに、上記の構成からなる流体分析用セルは、照射部から検出器までの光の伝達に支障を来さない範囲で自在に湾曲させて形成することができるため、すなわち、セル形状の自由度が高いため、湾曲させることができないなどセル形状の自由度が低い(無い)従来のセルに比して、より小さなスペースに配置することができる。
【0018】
また、前記反射層が、空気層であるので、例えば、大気雰囲気中で前記保護管に内管を挿入するだけで反射層を形成することができるのであり、流体分析用セルをより低いコストでかつ容易に製造することが可能となる。また、屈折率の非常に小さい空気層を反射層として用いていることから、例えば、テフロン(登録商標名)AFを反射層として用いている図4に示した従来の流体分析用セルに比して、内管と反射層との屈折率の差を非常に大きくすることができ、内管内に導かれた照射部からの光が外部に漏れることをより確実に防止することができるのである。さらに、図4に示した従来の流体分析用セルでは、水よりも屈折率が小さい材料であるテフロン(登録商標)により内部流路17内の液体試料を通る光を反射させていたことから、測定対象が、テフロン(登録商標)よりも屈折率の大きいものに限られていたが、上述したように、屈折率の非常に小さい空気層を反射層として用いている本発明の流体分析用セルでは、種々の試料を測定対象とすることができる。また、上記の構成からなる流体分析用セルは、照射部からの光の損失が少ないという優れた効果がより重要なものとなる場合、例えば、セルをU字形状などに湾曲させる必要がある場合などに用いると、特に適したものとなるのである。
【0019】
【0020】
【0021】
上記の構成からなる流体分析用セルでは、セル形状の自由度が非常に高くなり、光路長の変更を行う場合には、照射部や検出器などのセルが用いられる分析装置のハード的な構成要素を変更する必要がなく、セルの形状を適宜に変形させたり、セルの一部を切断することで、光路長の変更を簡単に行うことが可能となる。
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
また、この発明の流体分析用セルを用いた分析装置は、請求項1に記載の流体分析用セルと、このセルの一端側に配置され、セルの内部へ向けて光を照射する照射部と、前記セルの他端側に配置され、セルの内部を通過した照射部からの光を検出するための検出器とを備えることを特徴とする(請求項2)
【0032】
上記の構成からなる分析装置は、請求項1に係る流体分析用セルを用いた分析装置であり、請求項1に係る流体分析用セルによって得られる効果と同様の効果が得られ、また、流体分析用セルをより小さいスペースに配置することができることから、装置全体の構成をコンパクトにすることができる。
【0033】
【0034】
また、前記反射層が、空気層であるので、例えば、大気雰囲気中で前記保護管に内管を挿入するだけで反射層を形成することができるのであり、流体分析用セルを用いた分析装置をより低いコストでかつ容易に製造することが可能となる。また、屈折率の非常に小さい空気層を反射層として用いていることから、例えば、テフロン(登録商標名)AFを反射層として用いている図4に示した従来の流体分析用セルを用いる分析装置に比して、内管と反射層との屈折率の差を非常に大きくすることができ、内管内に導かれた照射部からの光が外部に漏れることをより確実に防止することができるのである。さらに、図4に示した従来の流体分析用セルでは、水よりも屈折率が小さい材料であるテフロン(登録商標)により内部流路17内の液体試料を通る光を反射させていたことから、測定対象が、テフロン(登録商標)よりも屈折率の大きいものに限られていたが、上述したように、屈折率の非常に小さい空気層を反射層として用いている本発明の流体分析用セルでは、種々の試料を測定対象とすることができる。また、上記の構成からなる流体分析用セルは、照射部からの光の損失が少ないという優れた効果がより重要なものとなる場合、例えば、セルをU字形状などに湾曲させる必要がある場合などに用いると、特に適したものとなるのである。
【0035】
【0036】
【0037】
上記の構成からなる分析装置では、セル形状の自由度が非常に高くなり、光路長の変更を行う場合には、照射部や検出器などのセルが用いられる分析装置のハード的な構成要素を変更する必要がなく、セルの形状を適宜に変形させたり、セルの一部を切断することで、光路長の変更を簡単に行うことが可能となる。
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】
【0043】
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】
【0048】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施例を、図を参照しながら説明する。
図1、本発明の一実施例に係る流体分析用セル(以下、セルという)Cを用いた分析装置Dの構成を概略的に示す説明図、図2は、前記セルCの構成を概略的に示す説明図である。
前記分析装置Dは、内部をサンプルSが流れるように構成されたセルCと、このセルCの一端側に配置され、セルCの内部へ向けて光を照射する照射部1と、前記セルCの他端側に配置され、セルCの内部を通過した照射部1からの光を検出するための検出器2と、前記セルCの一端3および前記照射部1からの光が透過する透過窓部材4が互いに対向する状態となるように接続され、さらに、前記セルCにサンプルSやレファレンス水(図示せず)などを導入する導入路(図示せず)が接続される第一接続部材5と、前記セルCの他端6およびこのセルCの内部を通過した光が透過する透過窓部材7が互いに対向する状態となるように接続され、さらに、前記セルC内に供給されたサンプルSやレファレンス水(図示せず)などを導出する導出路(図示せず)が接続される第二接続部材8とを備えている。
【0049】
セルCは、ほぼU字形状をしており、内部にサンプルSが通る内管9と、この内管9の外側に形成され(つまり、内管9の外周9aよりも内周10aが大きく)、前記内管9の形状を保持し、かつ外部からの光が内管9側へと透過することを防止するための保護管10と、前記内管9と保護管10との間に形成され、内管9の内部を通る光を反射させるための反射層11とからなる。
【0050】
前記内管9は、例えば、FEP樹脂,ガラスなど、前記照射部1からの光が透過し、かつ内管9の内部を通るサンプルSによって腐食,溶解,軟化などの変質,変形が生じない(耐酸性,耐アルカリ性などを有し、サンプルSと化学反応を起こさない)材料・材質から形成された配管からなり、また、例えば、その内径が2mm以下となるように形成される。
【0051】
前記内管9は可撓性を有する。なお、上述した内管9の有する性質は、サンプルSによって決定され、必ずしも上記性質を有していなくてもよいことはいうまでもない。
【0052】
前記保護管10は、例えば、金属製(ステンレス等)や樹脂製(ナイロン等)の配管からなる。なお、セルCの使用場所などに応じて、前記保護管10の周囲を断熱材で覆ったり、保護管10を断熱材で形成することなどによって、保護管10を断熱構造を有するものとしてもよい。
【0053】
前記反射層11は、適当な屈折率(前記内管9を形成する材料よりも小さい屈折率)を得ることのできる材料からなる層であり、空気層とすることができ、この場合には、大気雰囲気中で前記保護管10に内管9を挿入すれば、内管9と保護管10との間に必然的に形成されることになる。また、前記反射層11を空気層とすることにより、前記セルCおよび分析装置Dをより低いコストで製造することが可能となる。
【0054】
【0055】
【0056】
なお、前記内管9の内径およびセルCの長さは、サンプルSの量や吸光度などに応じて任意に設定すればよい。
【0057】
前記照射部1から照射される光としては、例えば、近赤外線でもよいし、可視光などでもよい。
【0058】
前記透過窓部材4の材質は、ガラスや樹脂などでもよいし、前記検出器2によって検出しようとする光の波長や測定対象に応じて結晶(例えば、KBrの単結晶)などを用いてもよい。また、透過窓部材4の形状は、薄膜状や薄板状としてもよいし、厚板形状や柱形状としてもよい。
【0059】
前記第一接続部材5は、例えば、ほぼT字形状をしており、前記セルCの一端3が接続されるセル用接続口5aと、前記透過窓部材4が接続されることにより閉塞される透過窓用接続口5bと、前記導入路が接続される導入路用接続口5cとを有している。そして、前記セル用接続口5a,透過窓用接続口5bおよび導入路用接続口5cは、それぞれ連通しており、前記セル用接続口5aに接続された状態のセルCの一端3と、前記透過窓用接続口5bに接続された状態の透過窓部材4とが互いに対向するように構成されている。
【0060】
なお、前記第一接続部材5の各接続口5a,5b,5cと、セルCの一端3,透過窓部材4および導入路との接続は、それぞれOリングなどのシール部材12を介して行われ、その接続部分からの水漏れが生じないように構成されている。
【0061】
前記透過窓部材7の材質および形状は、透過窓部材4と同様である。
【0062】
前記第二接続部材8は、例えば、ほぼT字形状をしており、前記セルCの他端6が接続されるセル用接続口8aと、前記透過窓部材7が接続されることにより閉塞される透過窓用接続口8bと、前記導出路が接続される導出路用接続口8cとを有している。そして、前記セル用接続口8a,透過窓用接続口8bおよび導出路用接続口8cは、それぞれ連通しており、前記セル用接続口8aに接続された状態のセルCの他端6と、前記透過窓用接続口8bに接続された状態の透過窓部材7とが互いに対向するように構成されている。
【0063】
なお、前記第二接続部材8の各接続口8a,8b,8cと、セルCの他端6,透過窓部材7および導出路との接続は、それぞれOリングなどのシール部材12を介して行われ、その接続部分からの水漏れが生じないように構成されている。
【0064】
また、前記第一接続部材5および第二接続部材8は、それぞれほぼT字形状をしていることから、セルCを長さの異なる別のセルCに取り替えたり、使用していたセルCの一端あるいは両端を適宜の分だけ切断して長さを変更した後、新たに取り付けなおすということを容易に行うことが可能となる。
【0065】
次に、上記の構成からなる分析装置Dの動作について説明する。
上記の構成からなる分析装置Dでは、前記導入路を通って前記導入路用接続口5cから第一接続部材5内に導入されたサンプルSは、前記透過窓部材4によって閉塞された透過窓用接続口5b側へは向かわず、セル用接続口5aに接続されているセルCの一端3からセルCの内管9の内部へと導出される。そして、前記内管9を通り抜けて前記セル用接続口8aから第二接続部材8内に導入されたサンプルSは、前記透過窓部材7によって閉塞された透過窓用接続口8b側へは向かわず、導出路用接続口8cに接続されている導出路から導出される。
【0066】
そして、セルCの内管9の内側に収容された状態のサンプルSに向けて照射部1から光を照射すると、前記透過窓部材4を透過した光は、セルCの一端3からその内部へと導入される。ここで、前記サンプルSが例えば水の場合、サンプルS(水)の屈折率は内管9の屈折率よりも小さく、また、内管9の屈折率は反射層11(空気層)の屈折率よりも大きくなるのであり、より詳しくは、サンプルS:内管9:反射層11(空気層)の屈折率の関係は、中:大:小となる。そして、サンプルS内を通る光は、内管9を透過した場合、内管9よりも屈折率が小さい反射層11によって反射され、内管9の中心側に向かうことになる。このとき、反射層11によって反射された光のほとんどは内管9を透過してサンプルS側へと至ることになる。このように、前記照射部1からの光はセルC内部のサンプル内を進み、セルCの他端6から導出されて前記透過窓部材7を透過して、前記検出器2へと至る。
【0067】
上記の構成からなる分析装置DによってサンプルSを分析するには、以下のようにすればよい。すなわち、まず、前記セルC内にサンプルSを収容した状態とし、続いて前記照射部1から所定の光をセルC内のサンプルSに向けて照射して、セルC内を通過した光を前記検出器2によって検出するのであり、このようにして得られる検出器2からの出力と、レファレンス水を用いて上記と同様の操作を行うことによって得られる検出器2からの出力とに基づいて、前記サンプルSの透過率や吸光度などを導き出すことができる。
【0068】
なお、前記サンプルSの分析時には、前記サンプルSは流れている状態であってもよいし、流れずに止まっている状態であってもよい。
【0069】
上記の構成からなるセルCは、照射部1から検出器2までの光の伝達に支障を来さない範囲で自在に湾曲させて形成することができ、光路長を長くする必要があり、セルC自体を長くした場合にも、例えばU字形状に形成することによって、湾曲させることができないセルに比してより小さなスペースに配置することが可能となる。また、前記セルCを用いた分析装置Dでは、同様の理由から、装置全体の構成をコンパクトにすることができる。そして、前記セルCおよび分析装置Dは上記のような利点を有していることから、例えば、より小さなケースに格納することが可能となる。
【0070】
また、上記の構成からなるセルCでは、その内管9の内径を小さく(例えば、2mm以下)設定しても、照射部1からの光は大きく損失することなく検出器2へと至ることから、不都合を伴うことなく前記内管9の内径を小さくして内管9の内容積を小さくすることができ、これによって、内管9の外側に形成する反射層11および保護管10の径も小さくすることができ、セルCをより細く・小さく形成することが可能となるだけでなく、必要なサンプルSの量も少量とすることができる。例えば、照射部1からの光の検出器2までの光路長が1mである場合に、前記内管9の内径を1mmとすれば、内管9の内容積を3ml程度にまで削減することができる。また、前記セルCを用いた分析装置Dでは、同様の理由から、装置全体の構成をよりコンパクトにすることができ、必要なサンプルSの量も少量とすることができる。
【0071】
さらに、上記の構成からなるセルCおよび分析装置Dでは、前記内管9の形状を保持する機能と、セルCの外部からの光が内管9側へと至ることを防ぐ遮光機能とを一つの部材(保護管10)に備えており、大がかりな遮光機構や付加的な多数の構成部品が必要とならない。
【0072】
また、上記の構成からなるセルCおよび分析装置Dでは、前記照射部1からの光は前記反射層11によって反射されながら内管9内を通ることから、光のロスが極めて少ないのに加え、この効果を保ちつつセルC自体を湾曲させることもできるのであり、このようにセルCの形状を適宜に変形させれば、例えば、照射部1と検出器2との相対的な距離を変えることなく長さのことなるセルCを自在に取り換えることも可能となる。すなわち、長さのことなるセルCに取り換える場合に、ハード的な構成要素の変更(例えば、検出器2の位置をずらしたり、セルCが短くなったスペースを代替できるものに置き換えるなど)を不要とすることができる。なお、このようにセルCの長さを変更した場合には、感度調整だけを行えばよいのである。
【0073】
さらに、前記セルC自体が硬い枠などで囲まれたものではないことから、例えば、現場でセルCの他端6側(一端3側あるいは両端3,6側でもよい)を切断して、新たに形成されたセルCの他端6(一端3あるいは両端3,6でもよい)を接続部材へ接合するだけで、セル長の異なるセルCへの変更ができるのである。
【0074】
また、上記の構成からなる分析装置Dでは、セルCの両端が、第一接続部材5のセル用接続口5aおよび第二接続部材8のセル用接続口8aに対して着脱自在となっていることから、セルCの長さの変更(すなわち、セルCの取り替えや、セルCの切断など)を容易に行うことが可能となっている。
【0075】
上記の構成からなるセルCおよび分析装置Dでは、少量のサンプルSでも光路長を長くして測定を行うことができることから、純水,超純水中の微量共存物質(溶存物質を含む)を高感度に測定するための吸光度あるいは透過率等の測定に用いて特に有効なものとなる。
【0076】
なお、前記セルCは、ほぼU字形状のものに限られず、さまざまな形状に形成することができるのであり、例えば、図3(A)に示すように、ほぼ直線状に形成してもよいし、図3(B)に示すように、ほぼ螺旋状に形成してもよい。
【0077】
また、前記第一接続部材5および第二接続部材8はそれぞれ、専用のものを用意してもよいが、例えば、一般に出回っている三方継手を利用することも可能である。
【0078】
さらに、上記の構成からなる分析装置Dでは、第一接続部材5に接続された透過窓部材4に向けて照射部1が設けられており、第二接続部材8に接続された透過窓部材7に向けて検出器2が設けられているが、このような構成に限るものではなく、例えば、前記第一接続部材5に接続された透過窓部材4に向けて検出器2が設けられており、第二接続部材8に接続された透過窓部材7に向けて照射部1が設けられているとしてもよい。
【0079】
また、前記セルCを、単体で用いてもよいが、複数のセルC,C…を直列または並列に連結して用いてもよく、このように構成しても、各セルCの配置スペースを小さくできることから、装置全体をほとんど大型化することがない。そして、例えば、互いに長さ(光路長)の異なる複数のセルC,C…を直列または並列に連結すれば、同時に異なる光路長でのサンプルSの分析を行うことが可能となり、また、その長さ、すなわち光路長が短く形成されたセルCは高濃度のサンプルSの分析に適し、光路長が長く形成されたセルCは低濃度のサンプルSの分析に適していることから、連結されている全てのセルC,C…のうち、サンプルSの濃度を考慮してその分析に適した単数または複数のセルC,C…のみを用いてサンプルSの分析を行うようにしてもよい。
【0080】
なお、セルC同士の連結は、例えば、一方のセルCの第二接続部材8の導出路用接続口8cと、他方のセルCの第一接続部材5の導入路用接続口5cとを適宜の配管や接続部材などで接続することで行うことができる。
【0081】
また、複数のセルC,C…を連結して用いる場合に、各セルCの形状を統一する必要はなく、様々な形状のセルC,C…を連結してもいいことはいうまでもない。
【0082】
【0083】
【0084】
【0085】
【0086】
【0087】
【0088】
【0089】
【0090】
【0091】
【0092】
【0093】
【0094】
【0095】
【0096】
【0097】
【発明の効果】
以上説明したように、上記の構成からなる本発明によれば、セル配置の自由度を高め、小さなスペースにも配置できるとともに、少量のサンプルによって十分な長さの光路長を得ることができ、また、大がかりな遮光機構や付加的な多数の構成部品を必要とせず、さらに、光路長を容易に変更できる流体分析用セルおよびこれを用いた分析装置の提供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る流体分析用セルを用いた分析装置の構成を概略的に示す説明図である。
【図2】 上記実施例における流体分析用セルの構成を概略的に示す説明図である。
【図3】 (A)は、前記流体分析用セルの変形例の構成を概略的に示す説明図、(B)は、前記流体分析用セルの他の変形例の構成を概略的に示す説明図である。
【図4】 従来の流体分析用セルの構成を概略的に示す説明図である。
【符号の説明】
9…内管、10…保護管、11…反射層、C…流体分析用セル、D…分析装置、S…サンプル。

Claims (2)

  1. 内部をサンプルが流れるとともに、当該サンプルに照射光を通過させるように構成した流体分析用セルであって、内部を前記サンプルが通り光透過性及び可撓性を有する内管と、当該内管の外周よりも内周が大きく、可撓性を有するとともに、外部からの光が内管側へと透過することを防止し、前記内管の形状を保持する保護管と、前記内管が前記保護管内に挿入されて形成される反射層たる空気層とを有し、前記内管内部のサンプル内を通る前記照射光が内管を透過すると前記内管の屈折率よりも屈折率の小さい空気層で反射されるとともに、当該反射した光が内管を透過してサンプル側へと至るようにすることにより、前記内管内部のサンプル内を進むように構成されていることを特徴とする流体分析用セル。
  2. 請求項1に記載の流体分析用セルと、このセルの一端側に配置され、セルの内部へ向けて光を照射する照射部と、前記セルの他端側に配置され、セルの内部を通過した照射部からの光を検出するための検出器とを備えたことを特徴とする分析装置。
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