JP3762663B2 - 図面の三次元分析用のツール - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
関連出願の相互参照
本出願は、2000年6月9日出願の米国出願第09/590977号の優先権を主張するものである。
【0002】
本発明は、コンピュータソフトウェアユーティリティプログラムに関し、より詳細には、コンピュータ援用設計(CAD)、コンピュータ援用生産(CAM)、コンピュータ援用エンジニアリング(CAE)の分野のプログラムに関する。より全般的には、本発明は、ある物体をそれに対する様々な位置から見たときの物体の複数のビューの表示に関する。
【0003】
【従来の技術】
CAD/CAM/CAEシステムでは、三次元モデリングソフトウェアを使用して部品(parts)または物体(objects)を設計することができる。このようなソフトウェアを使用して設計される物体は、各面(face)が1組の辺(edge)を有するいくつかの面で構成される。三次元(「3D」)立体(silid)を面、辺、および頂点に分解することと、これらの要素間の論理関係とに関する情報は、位相(topological)情報と呼ばれ、位相ジャーナル(journals)に記憶される。
【0004】
CAD/CAM/CAEの分野において、設計者は、物体または部品の設計または分析を容易にするために様々なツールを使用することができる。物体が完全に設計された後、物体を作るのに必要な情報を機械工または供給業者に与えるためにこれらの機械工または供給業者に送るべき図面が作成される。図面には、たとえば平面図、左側面図、右側面図、底面図などある部品の様々な二次元投影図を含めることができ、通常、ある物体のいくつかの異なる投影図、切取図、または詳細図が含まれる。これらの図面は、その部品を作る機械工にすべての必要な情報が与えられるように、たとえばISO、JIS、ANSIなど様々な業界標準を満たすように作成される。通常、この図面は電子フォーマットで提供される。
【0005】
下図工の仕事を簡略化するために、機械工または供給業者によって三次元モデルから理解されるように適切なフォーマットおよび規約で物体の最終的な二次元図面を自動的に作成するツールが存在する。その結果、初期3D立体モデルに含まれるある位相情報を継承する「生成」ビューを有する図面が得られる。また、本体の外側シェルに対応する物体の3D表現は通常、3D立体モデルから抽出され、位相情報の関連する部分集合を有する。この3D表現は、3Dビューアに表示される。これによって、図面および3D表現は、3D立体モデルとは独立したものになる。
【0006】
しかし、図面において、表現される幾何学的形状は、図面ビューに投影される3D立体のワイヤフレーム表現であり、意味を有さず(面や辺など)、かつ線分の集合である。図面中の線分と3D立体中の辺または面との関係は、ビュー中の各線分を辺に関連付けるテーブルを通して確立される。次いで、位相ジャーナルを通して各辺から面識別が行われる。本明細書において、図面ビュー中の辺または面を参照するときは、これらの辺または面を表す線分が参照されているものと理解されたい。
【0007】
物体が複雑な幾何学的形状を有するとき、物体が図面の様々なビューに表示されるときに物体の様々な面および微細形状を追跡することが困難になる可能性がある。これは不確かさや混乱を引き起こしかねない。物体が複雑になればなるほど、この問題は深刻になる。たとえば、供給業者は、物体の20個以上のビューを有する図面を受け取ることがある。様々なビューにおける物体の幾何学的形状の態様を理解し追跡することは極めて困難になる可能性がある。
【0008】
したがって、物体が図面中の様々なビューに表示されるときに物体の共通部分を識別する視覚的手掛かりをユーザに与える必要がある。これは、ユーザが物体およびその微細形状をより明確に視覚化する助けになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明は、ある物体の、図面のあらゆるビューにおける同じ部分の、各ビュー間の対応を示す視覚的ツールを作成するシステム、方法および装置を提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、ユーザは物体の特定の部分または微細形状を選択することができる。このような選択が行われると、物体のその部分または微細形状が、表示中の他のビューのそれぞれで自動的に強調表示される。好ましい実施形態において、この部分または微細形状は、物体が三次元で表わされるウィンドウ強調表示される。
【0011】
本発明の好ましい実施形態において、ユーザは、辺の上でカーソルを移動することによって1つのビュー中の物体の特定の辺を選択することができる。ユーザが1つのビュー中の辺を選択した直後に、この辺は、表示中の他のビューのそれぞれで強調表示される。また、本発明の他の態様では、ユーザが辺を選択すると、物体の、その辺に隣接する面も、ユーザによって選択されたビューと他の各ビューとの両方で強調表示される。各辺およびそれに隣接する各面は、ユーザを混乱させないように異なるように強調表示される。好ましい実施形態では、選択された辺が青で強調表示され、選択された辺に隣接する各面は、それらの各辺を赤で強調表示することによって区別される。これによって、各ビュー間の非常に重要な相互参照情報がユーザに与えられ、したがって、図面の理解が容易になる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1を参照すると、本発明を実施する際に使用できるコンピュータシステム100の物理的リソースが示されている。コンピュータ100は、それがデータ信号、アドレス信号、および制御信号を供給するプロセッサホストバス102に接続された中央プロセッサ101を有する。プロセッサ101は、Pentium(登録商標)シリーズプロセッサ、K6プロセッサ、MIPS(登録商標)プロセッサ、Power PC(登録商標)プロセッサ、ALPHA(登録商標)プロセッサなど、任意の従来型の汎用単一チップまたはマルチチップマイクロプロセッサでよい。また、プロセッサ101は、デジタル信号プロセッサやグラフィックスプロセッサなど任意の従来型の専用マイクロプロセッサでよい。マイクロプロセッサ101は、それをプロセッサホストバス102に結合する従来型のアドレス線、データ線、および制御線を有することができる。
【0013】
コンピュータ100は、一体型RAMメモリコントローラ104を有するシステムコントローラ103を含むことができる。システムコントローラ103は、ホストバス102に接続することができ、かつランダムアクセスメモリ105とのインタフェースを提供することができる。それによって、システムコントローラ103は、ホストバス周辺バス間ブリッジング機能に提供することもできる。それによって、コントローラ103は、プロセッサホストバス102上の信号を一次周辺バス110上の信号と適切に交換することを可能にする。周辺バス110は、たとえばPCIバスや、業界標準アーキテクチャ(ISA)バスや、マイクロチャネルバスでよい。また、コントローラ103は、ホストバス102と周辺バス110との間でデータをバッファし、データ転送速度を一致させる。それによって、コントローラ103は、たとえば64ビット66MHzインタフェースおよび533Mバイト/秒データ転送速度を有するプロセッサが、データパスビット幅、クロック速度、またはデータ転送速度が異なるデータパスを有するPCI110とのインタフェースをとることを可能にする。
【0014】
たとえば、ハードディスクドライブ113に結合されたハードディスクドライブ制御インタフェース111や、ビデオディスプレイ115に結合されたビデオディスプレイコントローラ112や、キーボードおよびマウスコントローラ121を含む付属装置をバス120に結合し、プロセッサ101によって制御することができる。コンピュータシステムは、コンピュータシステムネットワーク、イントラネット、またはインタネットとの接続部を含むことができる。そのような接続部を介してデータベースおよび情報を送受信することができる。
【0015】
コンピュータ100は、基本コンピュータソフトウェアルーチンを記憶する非揮発性ROMメモリ122を含むこともできる。ROM122は、構成データを記憶するEEPROM(電気的消去型PROM)など変更可能なメモリを含むことができる。BIOSルーチン123は、ROM122に含めることができ、基本コンピュータ初期設定サービス、システム試験サービス、および入出力(I/O)サービスを実現することができる。BIOS123は、オペレーティングシステムをディスク113から「ブート」できるようにするルーチンを含むこともできる。高レベルオペレーティングシステムの例としては、MicrosoftWindows 98(商標)、Windows NT(商標)、UNIX、LINUX、Apple MacOS(商標)オペレーティングシステム、その他のオペレーティングシステムがある。
【0016】
オペレーティングシステムは、RAMメモリ105に完全にロードすることも、あるいはRAMメモリ105、ディスクドライブ記憶域113、またはネットワーク位置にある記憶域に各部分を含めることができる。オペレーティングシステムは、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアシステム、およびソフトウェアシステムのツールを実行する機能を提供することができる。ソフトウェア機能は、ビデオディスプレイコントローラ112およびコンピュータシステム100の他のリソースにアクセスし、物体の図面および表現をビデオコンピュータディスプレイ115上に表示することができる。
【0017】
図2を参照すると、本発明による物体のグラフィック表示の例が示されている。この表示では、物体が様々な角度から表示されている。たとえば、物体は等角投影図20として示されており、正面ビュー21、左側面ビュー、22、平面ビュー23が示されている。右側面ビュー、背面ビュー、底面ビューなど他のビューを示すこともできることを理解されたい。また、物体の三次元表現が独立のウィンドウ24(「3Dビューア」)に示されている。三次元ビューアでは、ユーザの指示に従って物体を三次元で回転させ、ユーザが望むどんな角度からでも物体を視覚化できるようにすることができる。
【0018】
好ましい実施形態では、ユーザが図面の新しいビュー上にカーソルを移動させるたびに、3Dビューアの視点が、このビューの、カーソルが配置された点に一致するように位置合わせされ直す。この再整列機能はユーザの好みに応じてオンまたはオフにすることができる。
【0019】
正面ビュー21に焦点を合わせると、ユーザが、正面ビュー21上にカーソル25を配置し、図面中の物体の辺26を指し示すようにカーソルを位置決めしていることがわかる。本発明の好ましい実施形態では、選択された辺26は、表示中の他の辺に対して強調表示されるように青で表示される。ただし、この辺を図面中の他の辺と区別するあらゆる方法が本発明の範囲内である。また、本発明によれば、選択された辺は、表示されている他のビューのそれぞれで強調表示される。図2で、これらの辺は等角ビュー20では26aとして示され、平面ビュー23では26bとして示され、3Dビューアでは26cとして示される。
【0020】
好ましい実施形態では、単に任意のビュー内の所望の辺の上にカーソルを移動させることによって辺が選択される。言い換えれば、マウス上でボタンをクリックすることなど、独立の処置が必要である。このように、あらゆるビュー中の辺の強調表示は自動的にかつ高速に行われる。ユーザは辺から辺へ、およびビューからビューへカーソルを高速に移動させることができ、すべてのビュー中の強調表示は、カーソルが任意のビュー中のある辺から別の辺へ移動したときに自動的に変更される。ユーザが辺または微細形状を選択するプロセスを多数の他の方法で実現できることを理解されたい。たとえば、マウスのクリックを付加して辺を選択することは、キーボード入力、プルダウンメニューオプション、またはその他の手段とともに、本発明の範囲内である。好ましい実施形態では、選択された辺の強調表示が図面のあらゆるビューだけでなく3Dビューアでも実現されることを理解されたい。
【0021】
図3は、図2の等角投影図を拡大形式で示している。選択された辺は26aである。辺26aは、本発明の好ましい実施形態では、選択の結果として青で強調表示されており、これは、2つの隣接する面、すなわち面30および31の辺である。本発明の好ましい実施形態では、面30および31の残りの辺は、ユーザにとってより視覚的にわかりやすいように強調表示される。したがって、図3では、面30の辺37が赤で強調表示され、面31の辺38も赤で強調表示される。
【0022】
図4は、図2の正面ビュー、平面ビュー、および左側面ビューの拡大図である。選択された辺26は、正面ビュー(26参照)および平面ビュー(26b参照)には現われているが、左側面図には現われていない。本発明によれば、選択された辺は、正面ビューと平面ビューの両方で、各ビュー中の残りの辺から区別されるように強調表示される。同様に、選択された辺に隣接する各面の見える辺は、選択された辺および残りの辺から区別されるように強調表示される。好ましい実施形態では、これは、これらの辺を赤で強調表示することによって行われる。したがって、正面ビューでは、面30の選択されていない3つの辺41が赤で強調表示されている。同様に、平面ビューでは、面31の選択されていない3つの辺42が赤で強調表示されている。最後に、左側面ビューでは、面31の1つの見える辺42が赤であり、面30の1つの見える辺41が赤である。
【0023】
簡単に言えば、好ましい実施形態では、表示されるあらゆるビューにおいて、ユーザによって選択された辺は、見える場合には、青で表示され、互いに隣接する面の各辺は、見える場合には、赤で表示される。これによって、ユーザは物体の各微細形状をただちに区別することができ、それによって、物体の幾何学的形状をより迅速にかつより正確に理解することができる。
【0024】
図5は、好ましい実施形態で強調表示を決定するために使用される好ましい方法を示すフローチャートである。図5において、この方法はいくつかのビューを含む図面と、独立のウィンドウ内に物体を示す3Dビューアから始まる。最初の状態では、ユーザはポインティングデバイスまたはカーソルをどのビューにも、あるいはどの辺にも配置しておらず(ステップ50)、この場合、何も強調表示されない。カーソルが移動したことを示す信号が受信されると(ステップ51)、カーソルが物体の辺上にあるかどうかが問い合わせられる(ステップ52)。答えが「no」である場合、システムは各ビュー中の物体に対するカーソルの位置を示す。カーソルの位置は、簡単な十字記号または折畳み線によって表すことができる。あるビューで十字記号を表示する場合、このビューは、カーソルがあるビューに平行でなければならない。たとえば、正面ビューと背面ビューは平行であり、平面ビューと底面ビューは平行であり、右側面ビューと左側面ビューは平行である。カーソルの軌跡を表す折畳み線は、他の場合、すなわちビューが互いに平行でないときに表示される(ステップ53)。図6は、各ビュー間の折畳み線を示す図である。これらの折畳み線は、物体の共通の辺を各ビュー間でリンクし、ユーザが物体を三次元で視覚化するのを助ける他の有用な装置となる。
【0025】
再び図5のフローチャートを参照するとわかるように、ポインタが辺である場合(ステップ52、「yes」)、選択された辺が現在のビューの辺であるかどうかが問い合わせられる(ステップ54)。好ましい実施形態では、現在のビューは、カーソルが前に位置していたビューである。答えが「no」である場合、現在のビューは、ユーザによって選択されたビューが現在のビューになるように変化し、また、3Dビューアは、物体の3D表示を、選択されたビューと一致するように位置合わせし直す(ステップ55)。現在のビューおよび3Dビューアの再設定がそれぞれ、本発明の好ましい実施形態の有用な特徴であり、それによってユーザインタフェースが改善されるが、あらゆる場合に行う必要はないことを理解されたい。
【0026】
選択された辺が現在のビュー内にあると判定され、3Dビューアが現在のビューに対応するように位置合わせされ直した後、選択されたビューが「生成」ビューであるかどうかが問い合わされる(ステップ56)。生成ビューとは、三次元モデルから自動的に生成された図面の二次元ビューである。ユーザは他のビューを直接図面として選択することができ、その場合、ビューは非生成ビューまたは「インタラクティブ」ビューと呼ばれる。
【0027】
選択されたビューが生成ビューである場合(ステップ56、「yes」)、以下で図7を参照しながら説明する方法が使用され、それによって、選択された辺が、3Dビューアを含めあらゆるビューにおいて青で強調表示され、選択された辺に隣接する各面の辺が、3Dビューアを含めあらゆるビューにおいて赤で強調表示される(ステップ58)。すべての他の辺は強調表示されない。本発明の好ましい実施形態のステップ58の方法の詳細について図7を参照しながら説明する。
【0028】
ビューが生成ビューではない場合(ステップ56、「no」)、選択された辺が青で強調表示され、あらゆるビューにおいて、選択された辺の各終点とそれに対応する辺をリンクする折畳み線が表示される(ステップ57)。
【0029】
図7は、あらゆるビューにおいて、選択された辺およびそれに隣接する各面の辺を強調表示する本発明の方法をフローチャート形式で示している。したがって、本発明の方法によれば、カーソルがある辺上にあることが認められるたびに(ステップ70)、選択された辺に隣接する各面のリストが得られる。この情報は、各辺ごとに、その辺に隣接する各面をリストしたデータベースから参照される(ステップ71)。大部分の場合は2つの面を含む、この面リストを「参照リスト」と呼ぶ。また、図面中の各ビューのリストが得られ(ステップ72)、1つのビューが開始点として選択される(ステップ73)。次いで、参照リストをベースとして使用して、以下のプロセスが各ビューに対して反復的に実行される。
【0030】
最初に行われる問合せは、参照リストのある面がビューに表示されているかどうかである。表示されていない場合(ステップ74、「no」)、そのことは、強調表示すべき辺がこのビューにはないことを意味し、その場合、この方法の強調表示部分はこのビューについてはスキップされ、方法は次のビューに進む(ステップ75)。参照リストのある面がビュー内に存在する場合(ステップ74、「yes」)、「参照リスト」内の第1の面が選択され、ビュー内に存在する辺のリストがデータベースから得られる(ステップ76)。これらの辺のそれぞれについて、その辺に隣接する各面のリストが得られる(ステップ77)。次いで、この辺に関する面のリストが参照リスト内の面のリストと同じであるかどうかが各辺ごとに問い合わせされる(ステップ78)。そうである場合、その辺が青で強調表示され、現在の辺として指定される(ステップ79)。答えが「no」であり、すなわち、この面リストが参照面リストに厳密には対応しない場合、その辺が赤で強調表示され、それが、選択された辺に隣接する各面のうちの1つの辺であるが、選択された辺自体ではないことが示される(ステップ80)。
【0031】
次いで、このプロセスが参照リスト内の次の面に繰り返される。上記で指摘したように、このプロセスは各ビューごとに繰り返される。また、ユーザによって新しい辺が選択されるたびに、プロセス全体が繰り返される。
【0032】
参照リストのみを使用して辺の強調表示が行われるので、選択された辺に隣接する各面に対応する辺のみが強調表示の対象になることに留意されたい。すべての他の辺は強調表示されないか、あるいは好ましい実施形態では黒で強調表示される。
【0033】
CAD/CAM/CAEシステム、または様々な視点から物体のビューを表示するために使用されるシステムによって画定できるあらゆる構成のあらゆる物体に前述の方法を適用できることを理解されたい。本発明は、デジタル電子回路、あるいはコンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはそれらの組合せで実施することができる。本発明の装置は、プログラマブルプロセッサによって実行できる、機械読取り可能な記憶装置で具体化されるコンピュータプログラム製品で実施することができ、本発明の方法ステップは、プログラマブルプロセッサにより、指示プログラムを実行し、入力データに作用し出力を生成することによって本発明の機能を実行することによって実行することができる。
【0034】
本発明は、データ記憶システムとの間でデータおよび命令を送受信するように結合された少なくとも1つのプログラマブルプロセッサと、少なくとも1つの入力装置と、少なくとも1つの出力装置とを含むプログラマブルシステム上で実行できる1つまたは複数のコンピュータプログラムで実施することができ有利である。アプリケーションプログラムは、高級手続き言語またはオブジェクト指向プログラミング言語、あるいは必要に応じてアセンブリ言語または機械言語で実施することができ、いずれの場合も、言語は、コンパイルまたは解釈される言語でよい。
【0035】
一般に、プロセッサは読取り専用メモリおよび/またはランダムアクセスメモリから命令およびデータを受信する。コンピュータプログラム命令およびデータを具体化するのに適した記憶装置には、一例としてEPROM、EEPROM、フラッシュメモリなどの半導体メモリ装置、内部ハードディスクや取外し可能ディスクなどの磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROMディスクを含め、すべての形態の非揮発性メモリが含まれる。前記の記憶装置はいずれも、特別に指定されたASIC(特定用途向け集積回路)によって補助するか、あるいはそのようなASICに組み込むことができる。
【0036】
本発明の好ましい実施形態について説明した。本発明の趣旨および範囲から逸脱せずに様々な修正を加えられることが理解されよう。したがって、他の実現形態も特許請求の範囲の範囲内である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明とともに使用するコンピュータシステムのブロック図である。
【図2】物体の二次元投影図、等角投影図、および三次元ビューアウィンドウを示す、本発明の態様によるグラフィック表示の例を示す図である。
【図3】選択された辺の強調表示と、選択された辺に隣接する各面の各辺の強調表示とを示す、図2の等角投影図の拡大図である。
【図4】選択された辺の強調表示と、選択された辺に隣接する各面の各辺の強調表示とを示す、図2の正面図、左側面図、および平面図である。
【図5】本発明の好ましい実施形態の方法の態様の、フローチャート形式の概略図である。
【図6】本発明の態様による折畳み線のグラフィック表示を示す図である。
【図7】本発明による各辺の強調表示を決定するために好ましい実施形態で使用される方法の、フローチャート形式の概略図である。
【符号の説明】
20 等角投影図
21 正面ビュー
22 左側面ビュー
23 平面ビュー
24 3Dビューア
25 カーソル
26 辺
100 コンピュータシステム
101 中央プロセッサ
102 プロセッサホストバス
103 システムコントローラ
105 ランダムアクセスメモリ
110 周辺バス
111 ハードディスク制御インタフェース
112 ビデオディスプレイコントローラ
113 ハードディスクドライブ
115 ビデオディスプレイ
120 バス
121 マウスコントローラ
122 ROMメモリ
123 BIOSルーチン
Claims (5)
- 様々な視点から見た物体の複数のビューを表示できるディスプレイと、受信手段と、第1変更手段と、第2変更手段と、第3変更手段と、第4変更手段とを有するコンピュータシステムによって実行されるコンピュータシステム操作方法であって、
前記ディスプレイによって物体の少なくとも1つのビューを表示し、
前記受信手段によって前記物体の辺の表現を選択するユーザからの入力を受信し、
前記第1変更手段によって、現在のビュー内の前記物体の選択された辺の表現の表示を、前記選択された辺を前記物体の残りの部分に対して視覚的に識別できるように変更し、
前記第2変更手段によって、前記物体の選択された辺の表現が見えて表示されている他の各ビュー内の前記対応する表現の表示を、前記選択された辺を前記物体の残りの部分に対して視覚的に識別できるように変更し、
前記第3変更手段によって、現在のビューにおいて、選択された辺に隣接する物体の面の辺の表現の表示を、前記隣接する面を前記物体の残りの部分および選択された辺に対して視覚的に識別できるように変更し、
前記第4変更手段によって、前記物体の、選択された辺に隣接する面の辺の表現が見えて表示されている他の各ビュー内の前記対応する表現の表示を、前記隣接する面を前記物体の残りの部分および選択された辺に対して視覚的に識別できるように変更する、
各ステップを含むことを特徴とするコンピュータシステム操作方法。 - 前記選択された辺の表現の表示を変更するステップは、前記辺の表示色を変更することを含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
- 様々な視点から見た物体の複数のビューを表示できるディスプレイと、受信手段と、第1変更手段と、識別手段と、第2変更手段とを有するコンピュータシステムによって実行されるコンピュータシステム操作方法であって、
前記ディスプレイによって物体の少なくとも1つのビューを表示し、
前記受信手段によって前記物体の辺の表現を選択するユーザからの入力を受信し、
前記第1変更手段によって、前記物体の選択された辺の表現の表示を、前記選択された辺を前記物体の残りの部分と視覚的に区別できるように変更し、
前記識別手段によって前記選択された辺に隣接する面の辺を識別し、
前記第2変更手段によって、前記選択された辺に隣接する面の辺の表示が見えて前記物体が表示されている各ビュー内の前記表現の表示を変更する、
各ステップを含むことを特徴とするコンピュータシステム操作方法。 - 前記選択された辺に隣接する面の辺を識別するステップが、
前記選択された辺に隣接する面のリストをデータベースから取得し、
前記面リストを記憶し、
前記記憶されたリスト内の各面ごとの辺のリストをデータベースから得る、
各ステップを含むことを特徴とする、請求項3に記載の方法。 - 様々な視点から見た物体の複数のビューを表示できるディスプレイと、受信手段と、アクセス手段と、判定手段と、変更手段とを有するコンピュータシステムによって実行されるコンピュータシステム操作方法であって、
前記ディスプレイによって物体の少なくとも1つのビューを表示し、
前記受信手段によって前記物体の辺の表現を選択するユーザからの入力を受信し、
前記アクセス手段によって前記物体の三次元構成に関する情報を含むデータベースにアクセスし、
前記判定手段によって、各ビューにおける前記物体の、ユーザによって選択された辺の表現に対応する辺の表現の位置と、各ビューにおける前記物体の、選択された辺に隣接する面の辺の表現の位置とを、前記データベースから判定し、
前記変更手段によって、前記物体の選択された辺の対応する表現、および前記物体の、選択された辺に隣接する面の対応する辺の表現が見える各ビュー内の前記表現の表示を、前記表現を前記物体の残りの部分に対して識別できるように変更する、
各ステップを含むことを特徴とするコンピュータシステム操作方法。
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