JP3762271B2 - 昇降式架台付き照明柱及びその架台昇降方法並びにウインチ運搬用キャリヤー - Google Patents

昇降式架台付き照明柱及びその架台昇降方法並びにウインチ運搬用キャリヤー Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空港エプロンや駐車場などの広い場所を照明するために設置される昇降式架台付き照明柱及びその架台昇降方法、並びにその方法の実施に直接使用するウインチ運搬用キャリヤーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の昇降式架台付き照明柱として、例えば特開平10−64327号公報に開示されるように、地面に起立して設置された照明柱本体と、この照明柱本体の外周に昇降自在に配置されかつ照明器具を取り付けた架台と、この架台を照明柱本体に沿って昇降させる昇降装置とを備え、通常は架台を照明柱本体の上限位置に上昇させておき、メンテナンス時に架台を下降させるようにしたものは知られている。昇降装置は種々のタイプのものがあり、区別の仕方も様々であるが、バランスウエイトの有無によって区別することもできる。
【0003】
バランスウエイトを有するものでは、上記例示の公報に開示されるように、照明柱本体の上端部に設けた定滑車に掛けた昇降用ワイヤの一端を架台に連結し、他端を照明柱本体の内部に垂下しかつバランスウエイトに直接又は動滑車を介して連結するとともに、照明柱本体の内部にモータなどの駆動装置を設置し、この駆動装置によりチェーンなどを介してバランスウエイトを照明柱本体内で昇降させることにより、このバランスウエイトと重量的に均衡する架台を昇降させる構成になっている。
【0004】
また、バランスウエイトの無いものでは、照明柱本体の上端部に設けた定滑車に掛けた昇降用ワイヤの一端を架台に連結し、他端を照明柱本体の内部に垂下しかつ照明柱本体の内部に設置したウインチに連結し、このウインチにより昇降用ワイヤを巻き取り又は送り出して架台を昇降させる構成になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の照明柱のうち、バランスウエイトを有するものでは、昇降装置の構成が複雑であって、比較的狭い空間の照明柱本体内にバランスウエイト、昇降用ワイヤ及びチェーンなどの多くのものを動作可能に配置しているため、故障が生じ易く、しかもその修理が面倒であるという問題があった。
【0006】
一方、バランスウエイトの無いものでは、昇降装置の構成自体は比較的簡単であり、故障も少ないが、架台の全荷重がウインチにかかるため、ウインチに大型で高出力のものを使用しなければならず、その分設備コストが高くなるという問題がある。特に、空港エプロンなどに昇降式架台付き照明柱を複数設置する場合があるから、その問題が一層顕著なものとなる。
【0007】
本発明はかかる諸点に鑑みてなされたものであり、その第1の課題とするところは、空港エプロンなどに昇降式架台付き照明柱、特にバランスウエイトの無いものを複数設置する場合に各照明柱でウインチを兼用して架台を昇降させることにより、作業の容易化を図りながら、設備コストの低廉化に寄与し得る昇降式架台付き照明柱の架台昇降方法を提供せんとするものである。
【0008】
また、本発明の第2の課題は、上記の架台昇降方法を実施するのに適した昇降式架台付き照明柱並びにウインチ搬送用キャリヤーを提供せんとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記第1の課題を解決するため、特に請求項としないが、複数の昇降式架台付き照明柱に対し昇降用ワイヤを巻き取るウインチを兼用するための架台昇降方法として、各照明柱の架台が照明柱の上限位置に上昇しているときにはロック装置により架台を固定するとともに、一端が架台に連結され他端が照明柱の上端部に設けた定滑車を通して照明柱の内部の下端部にまで垂下された架台側昇降用ワイヤの他端を照明柱の内面に繋ぎ止めておき、各照明柱のメンテナンス時に架台を下降させるときには先ずウインチを照明柱の内部又は外部近傍に配置し、このウインチに巻き付けたウインチ側昇降用ワイヤの一端を、照明柱内面への繋止状態から外した架台側昇降用ワイヤの他端に連結し、続いて上記ロック装置による架台の固定状態を解除した後、ウインチ側昇降用ワイヤをウインチより送り出して架台を下降させる構成とする。
【0010】
この構成では、各照明柱にウインチを常時装備していなくてもメンテナンス時にウインチを照明柱の内部又は外部近傍に配置し、このウインチに巻き付けたウインチ側昇降用ワイヤの一端を架台側昇降用ワイヤの他端に連結することなどにより、ウインチを用いて架台を地上近くにまで下降させたり、上限位置にまで上昇させたりすることができる。
【0011】
上記第2の課題を解決するため、請求項に係る発明は、地面に起立して設置された照明柱本体と、この照明柱本体の外周に昇降自在に配置されかつ照明器具を取り付けた架台と、この架台を吊り上げるための昇降用ワイヤと、この昇降用ワイヤを巻き取るウインチとを備えた昇降式架台付き照明柱において、上記ウインチを、照明柱のメンテナンス時にのみ照明柱本体の下端部に設けた開口部より照明柱本体の内部に搬入して配置するように構成する一方、上記照明柱本体の上端部に、架台を上限位置に固定するロック装置を設け、上記昇降用ワイヤを、それぞれ一端が架台に連結され、他端が照明柱本体の上端部に各々設けた定滑車を通して照明柱の内部に垂下されかつ1つの連結部材に連結された複数本の架台側昇降用ワイヤと、上記ウインチに巻き付けられ、ウインチを照明柱本体の内部に搬入配置したとき一端が上記連結部材に連結される1本のウインチ側昇降用ワイヤとによって構成する。また、上記連結部材を、照明柱のメンテナンス時以外のときには繋止部材を介して照明柱本体の内面に繋止するように構成する。
【0012】
この構成では、照明柱のメンテナンス時には照明柱本体下端部の開口部よりウインチを照明柱本体の内部に搬入配置した後、このウインチに巻き付けられた1本のウインチ側昇降用ワイヤの一端を、照明柱本体の内面に繋止部材を介して繋止された連結部材に連結することにより、連結部材を介して1本のウインチ側昇降用ワイヤと複数本の架台側昇降用ワイヤとの連結を容易に行うことができる。続いて、繋止部材による連結部材の繋止状態を外すとともに、ロック装置による架台の固定状態を解除した後、ウインチ側昇降用ワイヤをウインチより送り出すことにより、架台を地上近くにまで下降させることができ、また、ウインチによりウインチ側昇降用ワイヤを巻き取ることにより、架台を上限位置にまで上昇させることができる。この際、架台は、照明柱本体の上端部に各々設けた定滑車を通した複数本の架台側昇降用ワイヤにより吊り下げられているため、安定性良く昇降することになる。
【0013】
請求項に係る発明は、更に、上記照明柱本体の内部に、ウインチを搭載した車輪付きウインチ台が走行可能なレールを開口部から配置位置にまで敷設するとともに、配置位置でウインチ台の上方移動を規制する規制部材を設ける構成とする。この構成では、照明柱のメンテナンス時に照明柱本体下端部の開口部よりウインチを照明柱本体の内部に搬入配置する際、ウインチを搭載した車輪付きウインチ台を、照明柱本体内の開口部から配置位置にまで敷設したレール上を走行させことにより、ウインチの搬入を容易に行うことができる上、配置位置ではウインチ台の上方移動が規制部材により規制されるため、ウインチ台ないしウインチの搬入配置を一層容易に行うことができる。
【0014】
請求項に係る発明は、請求項記載の昇降式架台付き照明柱において、上記照明柱本体の上端部をそれより下側の部位とフランジ結合し、このフランジ結合部より上側の部位である照明柱本体の上端部に上記ロック装置及び定滑車を取り付ける構成とする。この構成では、照明柱の施工時には予めロック装置及び定滑車を取り付けた照明柱本体の上端部がユニット化され、施工現場ではこの照明柱本体の上端部を下側の部位とフランジ結合するだけで足り、ロック装置などの取付作業を行う必要がなく、その分施工が簡易なものになる。
【0015】
請求項に係る発明は、請求項1又は2記載の昇降式架台付き照明柱において、上記ロック装置の好ましい形態を提供するものである。すなわち、ロック装置として、照明柱本体の中心側より半径方向外側に向かって移動可能に設けられた複数の支持ロッドと、電動モータにより長さが伸縮する1つの伸縮ロッドと、この伸縮ロッドの伸縮動作を上記各支持ロッドの移動に変換して伝達するリンク機構とを有し、架台が上限位置に上昇した時電動モータが作動し、各支持ロッドが半径方向外側に移動して架台を載置支持するように構成する。この構成では、1つの電動モータの作動により伸縮ロッド及びリンク機構を介して複数の支持ロッドが照明柱本体の中心側より半径方向外側に移動し、これらの支持ロッド上に架台が載置支持されて上限位置に固定されるため、架台の固定が比較的簡単な構成でかつ確実に行われる。また、請求項4に係る発明は、地面に起立して設置された照明柱本体と、この照明柱本体の外周に昇降自在に配置されかつ照明器具を取り付けた架台と、この架台を吊り上げるための昇降用ワイヤと、この昇降用ワイヤを巻き取るウインチとを備えた昇降式架台付き照明柱において、上記ウインチを、照明柱のメンテナンス時にのみ照明柱本体の下端部に設けた開口部より照明柱本体の内部に搬入して配置するように構成する一方、上記照明柱本体の上端部に、架台を上限位置に固定するロック装置を設け、上記昇降用ワイヤを、それぞれ一端が架台に連結され、他端が照明柱本体の上端部に各々設けた定滑車を通して照明柱の内部に垂下されかつ1つの連結部材に連結された複数本の架台側昇降用ワイヤと、上記ウインチに巻き付けられ、ウインチを照明柱本体の内部に搬入配置したとき一端が上記連結部材に連結される1本のウインチ側昇降用ワイヤとによって構成し、上記連結部材を、照明柱のメンテナンス時以外のときには繋止部材を介して照明柱本体の内面に繋止するように構成し、更に、上記ロック装置を、照明柱本体の中心側より半径方向外側に向かって移動可能に設けられた複数の支持ロッドと、電動モータにより長さが伸縮する1つの伸縮ロッドと、この伸縮ロッドの伸縮動作を上記各支持ロッドの移動に変換して伝達するリンク機構とを有し、架台が上限位置に上昇した時電動モータが作動し、各支持ロッドが半径方向外側に移動して架台を載置支持するように構成する。
【0016】
請求項に係る発明は、複数の昇降式架台付き照明柱に対し昇降用ワイヤを巻き取るウインチを兼用するときに用いるウインチ搬送用キャリヤーとして、地面上を走行するキャリヤー本体と、このキャリヤー本体のテーブル上に配置されたテーブルレールと、このテーブルレールの地上高さを調整する高さ調整手段と、上記テーブルレール上に走行可能に載置されたウインチを搭載した車輪付きウインチ台と、キャリヤー本体を照明柱の外部近傍に配置して上記車輪付きウインチ台を照明柱の下端部に設けた開口部を通して照明柱の内部に搬入するとき上記テーブルレールの延長線上でキャリヤー本体と照明柱の開口部との間に掛け渡されるレールとを備える構成とする。
【0017】
この構成では、搬送用キャリヤーを用いてウインチを照明柱の内部に搬入するときには、先ず、ウインチを搭載した車輪付きウインチ台をテーブルレール上に載置したキャリヤー本体を手押しなどで地上を走行させて照明柱の外部近傍に配置した後、テーブルレールの延長線上でキャリヤー本体と照明柱の開口部との間に、キャリヤー本体などに備え付けのレールを掛け渡す。次に、高さ調整手段によりテーブルレールの地上高さを調整して掛け渡したレールとの繋がり具合を水平にし、このレール上を通してウインチ台を照明柱の内部に搬入する。これにより、ウインチの照明柱内への搬入を容易にかつ迅速に行うことができる。
【0018】
請求項に係る発明は、請求項記載のウインチ搬送用キャリヤーにおいて、上記高さ調整手段の好ましい形態を提供するものである。すなわち、高さ調整手段を、キャリヤー本体のテーブル上に固定されかつ上縁に長手方向に傾斜する傾斜面を有するガイドレールと、このガイドレールの傾斜面上を転動する車輪を有しかつ上記テーブルレールが固定された調整台と、この調整台をガイドレールに沿って移動させかつ任意の位置で固定する送り出し機構とにより構成する。この構成では、ガイドレールの傾斜面上における調整台の位置を送り出し機構により変更することで調整台に固定されたテーブルレールの地上高さを容易に調整することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1ないし図3は本発明の一実施形態に係る昇降式架台付き照明柱Aの全体構成を示し、この照明柱Aは、地面1上に垂直に起立して設置された照明柱本体2と、この照明柱本体2の外周に昇降自在に配置された架台3と、この架台3を吊り上げるための昇降用ワイヤ4と、このワイヤ4を巻き取るウインチ5とを備えている。
【0020】
上記照明柱本体2は、上方に向かうに従って直径が次第に小さくなる中空の鋼管からなり、下端の直径は850mm程度であり、上端の直径は550mm程度である。この照明柱本体2の下端部には開口部6が設けられており、上記ウインチ5は、照明柱Aのメンテナンス時にのみこの開口部6より照明柱本体2の内部に搬入されるようになっている。照明柱本体2の下端部外周には防護柵7が設けられている。
【0021】
上記架台3は、図4に詳示するように、直径が照明柱本体2の下端の直径よりも一回り大きい円環状の内枠材11と、この内枠材11から円周方向に等間隔にかつ放射状に突出して設けられた8本の梁材12,12,…と、この8本の梁材12,12,…の先端同士を連結してなる正八角形状の外枠材13とからなる。外枠材13の各角部にはそれぞれ照明器具14が取り付けられており、架台3が照明柱本体2の上限位置に上昇している状態(図1及び図2に示す状態)において合計8つの照明器具14,14,…により照明柱本体2周囲の広い領域を照らすようになっている。
【0022】
また、上記照明柱本体2は、図5及び図6に拡大詳示するように、その上端部2aがそれより下側の部位2bとフランジ結合、つまり上端部2aに設けたフランジ2cと下側の部位2bに設けたフランジ2dとを重ね合わせかつボルトとナットとで締結してなり、このフランジ結合部より上側の部位である照明柱本体2の上端部2aには、昇降用ワイヤ4(詳しくは後述の架台側昇降用ワイヤ48)をそれぞれ通すための2つのワイヤ用定滑車15,15、送電ケーブル16(図7参照)を通すためのケーブル用定滑車17、この両定滑車15,17を覆うカバー体18及び架台3を上限位置に固定するロック装置19などが取り付けられている。カバー本体18は、照明柱本体2の上端部2aの外周面に円周方向に等間隔でかつ放射方向に突出して設けられた4本の支持部材21,21,…に支持されており、この各支持部材21と照明柱本体2の上端部2aのフランジ2cとの間にはそれぞれ支え材22が設けられている。カバー本体18の上面には避雷針23が垂直に立てて取り付けられている。
【0023】
上記ロック装置19は、図7ないし図9に詳示するように、それぞれ照明柱本体2から上記各支え材22に貫通して設けた鞘管25内を通して照明柱本体2の中心側より半径方向外側に向かって移動可能に設けられた4つの支持ロッド26,26,…と、照明柱本体2の内部中心線に沿って配置された1つの電動式伸縮ロッド30とを有している。伸縮ロッド30は、図10に示すように、ハウジング31内に回転自在に設けられかつ外周面に雄ねじを有するねじ棒からなる第1ロッド32と、この第1ロッド32の外周面の雄ねじと螺合する雌ねじ部33aを内周面に有しかつハウジング31内より下方に延出する中空の第2ロッド33と、ハウジング31を拘束するように照明柱本体2に固定部材34を介して固定された鞘管35と、ハウジング31側に設けられ第1ロッド32を回転駆動する電動モータ36とを備え、電動モータ36により第1ロッド32を回転させると第2ロッド33が第1ロッド32に沿ってねじ送りされ、この第2ロッド33のハウジング31からの延出量が変化すると同時にハウジング31の外周面上における鞘管35の相対的な位置が変化するようになっている。つまり、伸縮ロッド30の固定個所である鞘管35を中心に見るとハウジング31と第2ロッド33とが上下方向に互いに同期して伸張動作をするようになる。
【0024】
上記伸縮ロッド30のハウジング31には上バンド41が、伸縮ロッド30の第2ロッド33の先端部には下バンド42がそれぞれ装着されているとともに、上バンド41と上記各支持ロッド26の一端とはそれぞれ上リンク43を介して連結され、下バンド42と各支持ロッド26の一端とはそれぞれ下リンク44を介して連結されており、上下2つのバンド41,42及び上下8つのリンク43,44により、伸縮ロッド30の伸縮動作(第2ロッド33の延出量の変化)を各支持ロッド26の移動に変換して伝達するリンク機構45が構成されている。
【0025】
さらに、上記各支持部材21にはそれぞれ支え材22との接続部より外側(照明柱本体2と反対側)の部位にテーパ状の位置決め凹部46が形成されているとともに、架台3の内枠材11には4個所にそれぞれ上記位置決め凹部46に対応して位置決めピン47が上向きに突出して設けられており、架台3が上限位置に上昇したとき各位置決めピン47が位置決め凹部46に嵌合して架台3の上限位置での位置決めを行うようになっている。4つの位置決めピン47,47,…のうち、少なくとも1つの位置決めピンは上限リミットスイッチとしての機能を有し、その位置決めピン47が位置決め凹部46に所定の状態に嵌合した時(つまり架台3が上限位置に上昇した時)ウインチ5による昇降ワイヤ4の巻き取り動作ひいては架台3の上昇が停止するとともに、電動式伸縮ロッド30の電動モータ36が作動し、ロック装置19の4つの支持ロッド26,26,…がそれぞれ半径方向外側に移動して架台3を上限位置に固定するようになっている。
【0026】
一方、上記昇降用ワイヤ4は、2本の架台側昇降用ワイヤ48,48と1本のウインチ側昇降ワイヤ49とからなる。各架台側昇降用ワイヤ48の一端はそれぞれ架台3の中心を挟んで互いに対向する2つの梁材12,12の一方に結合部材40を介して連結され、他端はそれぞれ照明柱本体2の上端部に設けたワイヤ用定滑車15を通して照明柱本体2の内部に垂下されかつ1つの連結部材51に連結されている。ウインチ側昇降用ワイヤ49は、ウインチ5に巻き付けられるもので、図11及び図12に拡大詳示するように、照明柱Aのメンテナンス時にウインチ5を照明柱本体2の内部に搬入配置したとき一端がフック部材50を介して上記連結部材51に連結され、この連結部材51を介して2本の架台側昇降用ワイヤ48,48と連結される。連結部材51は、照明柱Aのメンテナンス時以外のときには繋止部材としてのチェーン52,52を介して照明柱本体2の内面に固定した繋止部53,53に繋止されるようになっている。
【0027】
上記ウインチ5は、車輪付きウインチ台55に固定して搭載されており、このウインチ台55に搭載されたまま照明柱Aのメンテナンス時に開口部6を通して照明柱本体2の内部に搬入される。このウインチ5ないしウインチ台55を照明柱本体2の内部に搬入するために、図11ないし図13に示すように、照明柱本体2の内部には、ウインチ台55が走行可能な一対のアングル状の走行レール56,56が開口部6から配置位置にまで敷設されているとともに、配置位置でウインチ台55の左右の枠材55a,55aのフランジ片をそれぞれ挟持してウインチ台55の上方移動を規制する左右一対の規制部材57,57が走行レール56と平行に設けられている。
【0028】
照明柱Aのメンテナンス時に上記ウインチ5を照明柱Aに搬送するときには、通常、図11に示すように、ウインチ搬送用キャリヤーBが用いられる。この搬送用キャリヤーBは、図14ないし図16に詳示するように、手押しで地面上を走行するキャリヤー本体60と、このキャリヤー本体60のテーブル60a上に配置された一対のアングル状のテーブルレール61,61と、このテーブルレール61,61の地上高さを調整する高さ調整手段62と、上記テーブルレール61,61上に走行可能に載置された上述の車輪付きウインチ台55とを備えている。
【0029】
上記高さ調整手段62は、キャリヤー本体60のテーブル60a上に固定された左右一対の逆T字形のガイドレール63,63と、この各ガイドレール63の上縁上を各々転動する前後2つずつ計4つの車輪64,64,…を有しかつ上記テーブルレール61,61が固定された調整台65と、この調整台65をガイドレール63,63に沿って移動させかつ任意の位置で固定する送り出し機構66とからなる。各ガイドレール63の上縁には、それぞれその上を転動する調整台65の各車輪64に対応して、長手方向に傾斜する傾斜面63aが前後2つ形成されている。また、送り出し機構66は、一端部の外周面に雄ねじを形成してなるねじ棒67と、このねじ棒67の雄ねじと螺合するねじ孔を有しかつ上記調整台65に支軸68回りに回転可能に連結されたねじ孔部材69と、キャリヤー本体60に支軸70回りに回転可能に連結されかつねじ棒67の他端部を回転可能に支持する支持部材71と、ねじ棒67の他端に連結されたハンドル72とを備え、ハンドル72によりねじ棒67を回転させるとねじ孔部材69と一体的に調整台65をねじ送りし、この調整台65の各車輪64をガイドレール63の傾斜面63a上を転動させるようになっており、この傾斜面63a上における調整台65の車輪64の位置に応じてテーブルレール61,61の地上高さが、図14に示す最低高さ位置と、図17に示す最高高さ位置との範囲内(40mm程度)で調整される。
【0030】
上記ウインチ搬送用キャリヤーBは、更に、図18に示すような仮設レール75を2本備えており、この仮設レール75は、平板75a上にアングル材75bをその角部を上向きにした状態で固着してなり、その両端部には、調整台65に形成した穴76などに嵌合可能なピン77が下向きに突出して設けられている。そして、図11に示すように、キャリヤー本体60を照明柱本体2の外部近傍に配置してウインチ台55を照明柱本体2の開口部6を通して照明柱本体2の内部に搬入するとき、上記仮設レール75をキャリヤーBのテーブルレール61の延長線上でキャリヤー本体60側の調整台65と照明柱本体2の開口部6及び走行レール56の近傍との間に掛け渡たし、この仮設レール75上を通してウインチ台55を照明柱本体2の内部に搬入するようなっている。
【0031】
尚、図7及び図11中、79は照明柱本体2の内部に配管されたケーブル保護管であって、この保護管79内を通して送電ケーブル16を配線するようになっている。
【0032】
次に、上記照明柱Aのメンテナンス時に架台3を昇降させる方法ないし作業手順を説明するに、今、照明柱Aは、図1及び図2に示すように、架台3が照明柱本体2の上限位置に上昇し、架台3に取り付けた照明器具14,14,…により照明ができる通常の使用状態にある。この使用状態においては、ロック装置19により架台3が上限位置に固定されている。また、昇降用ワイヤ4の架台3と連結された2本の架台側昇降用ワイヤ48,48は、それぞれ照明柱本体2上端の定滑車15を通して照明柱本体2の内部の下端部にまで垂下され、連結部材51及びチェーン52,52を介して照明柱本体2内面の繋止部53,53に繋止されている。
【0033】
このような使用状態から架台3を下降させるためには、先ず始めに、ウインチ搬送用キャリヤーBを用いてウインチ5を搭載した車輪付きウインチ台55を照明柱本体2の内部に搬入する。このウインチ台55の搬入は、先ずウインチ台55をキャリヤーBのテーブルレール61上に載置したキャリヤー本体60を手押しで地上を走行させて照明柱本体2の外部近傍に配置した後、テーブルレール61の延長線上でキャリヤー本体60側の調整台65と照明柱本体2の開口部6及び走行レール56の近傍との間に仮設レール75を掛け渡す。続いて、高さ調整手段62によりテーブルレール61の地上高さを調整して仮設レール75及び走行レール56との繋がり具合を水平にし、この仮設レール75上及び走行レール56上を通してウインチ台55を照明柱本体2内の配置位置に搬入する。これにより、ウインチ台55の照明柱本体2内への搬入を容易にかつ迅速に行うことができる。しかも、照明柱本体2内の配置位置にウインチ台55を搬入したときにはウインチ台55の左右の枠材55a,55aのフランジ片がそれぞれ規制部材57により挟持されてウインチ台55の上方移動が規制されるため、ウインチ台55を配置位置に固定するための作業を省略することができる。
【0034】
しかる後、ウインチ台55上のウインチ5に巻き付けたウインチ側昇降用ワイヤ49の一端を、図11及び図12に示す如く連結部材51にフック部材50を介して連結し、この連結部材51を介して2本の架台側昇降用ワイヤ48,48と連結する。この連結方法では、連結部材51を用いずウインチ側昇降用ワイヤ49の一端を直接又はフック部材51を介して2本の架台側昇降用ワイヤ48,48に連結する場合よりも連結を容易にかつ迅速に行うことができる。
【0035】
続いて、上記チェーン52,52による連結部材51の繋止状態を外すとともに、ウインチ5により架台3を上限リミットスイッチが働くまで吊り上げ、ロック装置19の支持ロッド26を引き込んで架台3の固定状態を解除した後、ウインチ5のブレーキ動作を解除してウインチ側昇降用ワイヤ49をウインチ5より送り出し、架台3を地上近くにまで下降させる(図3参照)。その際、架台3は、照明柱本体2の上端部に各々設けた定滑車15,15を通した2本の架台側昇降用ワイヤ48,48により吊り下げられているため、安定性良く下降させることができる。
【0036】
一方、架台3の照明器具14に対するメンテナンスを終了した後は先ずウインチ5を作動させてウインチ側昇降用ワイヤ49をウインチ5に巻き取ることにより、架台3を上限位置にまで上昇させる。この上昇の際にも下降のときと同様に架台3を2本の架台側昇降用ワイヤ48,48により安定性良く上昇させることができる。そして、架台3が上限位置に上昇した時、架台3側の各位置決めピン47がそれぞれ照明柱本体2側の位置決め凹部46に嵌合して架台3の上限位置での位置決めが行われるとともに、1つの位置決めピン47が上限リミットスイッチとしての機能を発揮することにより、ウインチ5による昇降用ワイヤ4の巻き取り動作ひいては架台3の上昇が停止すると同時に、ロック装置19の支持ロッド26を押し出し、架台3をウインチ5により支持ロッド26上にまで降ろす。
【0037】
続いて、照明柱本体2内の下端部にまで下降した連結部材51をチェーン52,52を用いて照明柱本体2内面の繋止部53,53に繋ぎ止めた後、上記連結部材51からウインチ側昇降用ワイヤ48を外す。しかる後、ウインチ台55を照明柱本体2の内部から開口部6を通して照明柱本体2の外部近傍に配置したキャリヤー本体60側に搬出する。このウインチ台55の搬出は、搬入時にキャリヤー本体60側の調整台65と照明柱本体2の開口部6及び走行レール56の近傍との間に掛け渡した仮設レール75上を通して容易にかつ迅速に行うことができる。
【0038】
このような架台3の昇降方法によれば、照明柱Aにウインチ5を常時装備していなくてもメンテナンス時にウインチ5を照明柱本体2の内部に配置し、このウインチ5に巻き付けたウインチ側昇降用ワイヤ49の一端を連結部材51を介して架台側昇降用ワイヤ48の他端に連結するという簡単な作業をするだけでウインチ5を用いて架台3を昇降させることができるので、メンテナンス作業の容易化を図りながら、照明柱Aの1基当たりの単価を低減することができ、特に複数基の照明柱Aを設置する場合に有効なものである。
【0039】
また、上記照明柱Aにおいては、架台3を上限位置で固定するロック装置19は、1つの電動モータ36により伸縮ロッド30及びリンク機構45を介して4つの支持ロッド26,26,…が照明柱本体2の中心側より半径方向外側に移動し、これらの支持ロッド26,26,…上に架台3が載置支持されて上限位置に固定されるため、架台3の固定を比較的簡単な構成でかつ確実に行うことができる。
【0040】
その上、上記照明柱本体2は、その上端部2aがそれより下側の部位2bとフランジ結合されてなり、このフランジ結合部より上側の部位である照明柱本体2の上端部2bに上記ロック装置19、定滑車15,17及びカバー体18などが取り付けられているため、照明柱Aの施工時には予めロック装置19、定滑車15,17及びカバー体18などを取り付けた照明柱本体2の上端部2aをユニット化しておき、施工現場ではこの照明柱本体2の上端部2aを下側の部位2bとフランジ結合するだけで足り、ロック装置19などの取付作業を行う必要がないので、施工の簡易化を図ることができる。
【0041】
さらに、ウインチ5の搬送に用いるウインチ搬送用キャリヤーBにおいては、ウインチ5を搭載した車輪付きウインチ台55が走行可能に載置されるテーブルレール61の地上高さを高さ調整手段62により調整することができる上、この高さ調整手段62は、キャリヤー本体60のテーブル60a上に固定されかつ上縁に長手方向に傾斜する傾斜面63aを有するガイドレール63と、このガイドレール63の傾斜面63a上を転動する車輪64を有しかつ上記テーブルレール61が固定された調整台65と、この調整台63をガイドレール63に沿って移動させかつ任意の位置で固定する送り出し機構66とからなり、ガイドレール63の傾斜面63a上における調整台63の位置を送り出し機構66により変更することでテーブルレール61の地上高さを容易に調整することができるので、実施化を図る上で有効なものである。
【0042】
尚、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態を包含するものである。例えば、上記実施形態の架台昇降方法では、照明柱Aのメンテナンス時にウインチ5を搭載した車輪付きウインチ台55を照明柱本体2の内部に搬入したが、本発明の架台昇降方法は、ウインチ5ないしウインチ台55を照明柱本体2の内部に必ずしも搬入する必要はなく、例えば図19又は図20に示すように、ウインチ80を搭載したウインチ搬送用キャリヤーC又はDを照明柱(照明柱本体2)の外部近傍に配置し、このウインチ80に巻き付けたウインチ側昇降用ワイヤ81を、照明柱本体2の内部の下端部に設置した定滑車82を通して架台側昇降用ワイヤ(図示せず)と連結するようにしてもよい。図19に示す実施形態は、地面に接する照明柱のベース板83に設けた固定金具84,…にキャリヤーCを固定して配置するものであり、図20に示す実施形態は、照明柱の防護柵7にキャリヤーDを当接して配置するものである。
【0043】
また、上記実施形態の昇降式架台付き照明柱Aにおいては、架台3を上限位置で固定するロック装置19として、1つの電動モータ36により伸縮ロッド30及びリンク機構45を介して4つの支持ロッド26,26,…を照明柱本体2の中心側より半径方向外側に移動させ、これらの支持ロッド26,26,…上に架台3を載置支持して上限位置に固定するように構成したが、本発明の昇降式架台付き照明柱は、この形式のロック装置に限らず、例えば振り子式のフック部材をアクチュエータにより揺動させて架台を上限位置に固定するロック装置を用いて構成してもよいのは勿論である。
【0044】
【発明の効果】
以上のように、本発明の昇降式架台付き照明柱の架台昇降方法によれば、各照明柱にウインチを常時装備していなくてもメンテナンス時にウインチを照明柱の内部又は外部近傍に配置し、このウインチに巻き付けたウインチ側昇降用ワイヤの一端を架台側昇降用ワイヤの他端に連結するという簡単な作業をするだけでウインチを用いて架台を昇降させることができるので、メンテナンス作業の容易化を図りながら、設備コストの低廉化に寄与することができるものである。
【0045】
また、本発明の昇降式架台付き照明柱によれば、照明柱のメンテナンス時に照明柱本体下端部の開口部よりウインチを照明柱本体の内部に搬入配置した後、このウインチに巻き付けられた1本のウインチ側昇降用ワイヤの一端を、照明柱本体の内面に繋止部材を介して繋止された連結部材に連結することにより、連結部材を介して1本のウインチ側昇降用ワイヤと複数本の架台側昇降用ワイヤとの連結を容易に行うことができるとともに、架台の昇降を複数本の架台側昇降用ワイヤにより安定性良く吊り下げた状態で行うことができるので、上述の架台昇降方法を実施するのに適したものである。
【0046】
特に、請求項に係る発明では、照明柱のメンテナンス時に照明柱本体下端部の開口部よりウインチを照明柱本体の内部に搬入配置する際、ウインチを搭載した車輪付きウインチ台を、照明柱本体内の開口部から配置位置にまで敷設したレール上を走行させことにより、ウインチの搬入を容易に行うことができる上、配置位置ではウインチ台の上方移動が規制部材により規制されるため、ウインチ台ないしウインチの搬入配置をより容易に行うことができ、作業の容易化を一層図ることができる。
【0047】
請求項に係る発明では、照明柱の施工時に予めロック装置及び定滑車を取り付けた照明柱本体の上端部をユニット化し、施工現場ではこの照明柱本体の上端部を下側の部位とフランジ結合するだけで足り、ロック装置などの取付作業を行う必要がないので、施工の簡易化を図ることができるという効果をも奏する。
【0048】
請求項3又は4に係る発明では、1つの電動モータの作動により伸縮ロッド及びリンク機構を介して複数の支持ロッドが照明柱本体の中心側より半径方向外側に移動し、これらの支持ロッド上に架台が載置支持されて上限位置に固定されるため、架台の固定を比較的簡単な構成でかつ確実に行うことができ、実施化を図る上で有効なものである。
【0049】
さらに、本発明のウインチ搬送用キャリヤーによれば、各照明柱の開口部の地面からの高さが異なる場合でもキャリヤー本体側のテーブルレールの地上高さを調整して、キャリヤー本体と照明柱の開口部との間に掛け渡されるレールを水平にし、このレール上を通してウインチを搭載した車輪付きウインチ台を照明柱の内部に容易にかつ迅速に搬入することができるので、メンテナンス作業の容易化を一層図ることができ、上述の架台昇降方法を実施するのに適したものである。
【0050】
特に、請求項に係る発明では、ガイドレールの傾斜面上における調整台の位置を送り出し機構により変更するという比較的簡単な構成によって、テーブルレールの地上高さを容易に調整することができるので、実施化を図る上で有効なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る昇降式架台付き照明柱の外観図である。
【図2】上記照明柱の使用状態での内部構造を示す縦断側面図である。
【図3】同じく照明柱の架台を下降させた状態での内部構造を示す縦断側面図である。
【図4】照明柱の架台の構造を示す平面図である。
【図5】図3の照明柱本体の上端部付近の拡大図である。
【図6】図2の照明柱本体の上端部付近の拡大図である。
【図7】図6のX−X線における断面図である。
【図8】図7のY−Y線において伸縮ロッドの伸張状態を示す断面図である。
【図9】同じく伸縮ロッドの収縮状態を示す断面図である。
【図10】伸縮ロッドの第2ロッド延出部分の拡大縦断面図である。
【図11】ウインチ台を照明柱本体の内部に搬入する状態を示す縦断側面図である。
【図12】図2の照明柱本体の下端部付近の拡大図である。
【図13】図11のZ−Z線における拡大断面図である。
【図14】ウインチ搬送用キャリヤーの一部切開側面図である。
【図15】同正面図である。
【図16】同平面図である。
【図17】テーブルレールの地上高さを最高高さ位置にした状態を示す図14相当図である。
【図18】(a)は仮設レールの平面図、(b)は同側面図である。
【図19】別の実施形態を示す照明柱本体の下端部付近の断面図である。
【図20】同じく別の実施形態を示す図19相当図である。
【符号の説明】
A 昇降式架台付き照明柱
B,C,D ウインチ搬送用キャリヤー
1 地面
2 照明柱本体
2a 上端部
2b 下側の部位
2c,2d フランジ
3 架台
4 昇降用ワイヤ
5,80 ウインチ
6 開口部
14 照明器具
15 ワイヤ用定滑車
19 ロック装置
26 支持ロッド
30 電動式伸縮ロッド
36 電動モータ
45 リンク機構
48 架台側昇降用ワイヤ
49,81 ウインチ側昇降用ワイヤ
51 連結部材
52 チェーン(繋止部材)
55 ウインチ台
56 走行レール
57 規制部材
60 キャリヤー本体
60a テーブル
61 テーブルレール
62 高さ調整手段
63 ガイドレール
63a 傾斜面
64 車輪
65 調整台
66 送り出し機構
75 仮設レール

Claims (6)

  1. 地面に起立して設置された照明柱本体と、この照明柱本体の外周に昇降自在に配置されかつ照明器具を取り付けた架台と、この架台を吊り上げるための昇降用ワイヤと、この昇降用ワイヤを巻き取るウインチとを備えた昇降式架台付き照明柱であって、
    上記ウインチは、照明柱のメンテナンス時にのみ照明柱本体の下端部に設けた開口部より照明柱本体の内部に搬入して配置されるようになっている一方、
    上記照明柱本体の上端部には架台を上限位置に固定するロック装置が設けられており、
    上記昇降用ワイヤは、それぞれ一端が架台に連結され、他端が照明柱本体の上端部に各々設けた定滑車を通して照明柱の内部に垂下されかつ1つの連結部材に連結された複数本の架台側昇降用ワイヤと、上記ウインチに巻き付けられ、ウインチを照明柱本体の内部に搬入配置したとき一端が上記連結部材に連結される1本のウインチ側昇降用ワイヤとからなり、
    上記連結部材は、照明柱のメンテナンス時以外のときには繋止部材を介して照明柱本体の内面に繋止されるようになっており、
    上記照明柱本体の内部には、ウインチを搭載した車輪付きウインチ台が走行可能なレールが開口部から配置位置にまで敷設されているとともに、配置位置でウインチ台の上方移動を規制する規制部材が設けられていることを特徴とする昇降式架台付き照明柱。
  2. 上記照明柱本体は、その上端部がそれより下側の部位とフランジ結合されてなり、このフランジ結合部より上側の部位である照明柱本体の上端部に上記ロック装置及び定滑車が取り付けられている請求項1記載の昇降式架台付き照明柱。
  3. 上記ロック装置は、照明柱本体の中心側より半径方向外側に向かって移動可能に設けられた複数の支持ロッドと、電動モータにより長さが伸縮する1つの伸縮ロッドと、この伸縮ロッドの伸縮動作を上記各支持ロッドの移動に変換して伝達するリンク機構とを有し、架台が上限位置に上昇した時電動モータが作動し、各支持ロッドが半径方向外側に移動して架台を載置支持するように構成されている請求項1又は2記載の昇降式架台付き照明柱。
  4. 地面に起立して設置された照明柱本体と、この照明柱本体の外周に昇降自在に配置されかつ照明器具を取り付けた架台と、この架台を吊り上げるための昇降用ワイヤと、この昇降用ワイヤを巻き取るウインチとを備えた昇降式架台付き照明柱であって、
    上記ウインチは、照明柱のメンテナンス時にのみ照明柱本体の下端部に設けた開口部より照明柱本体の内部に搬入して配置されるようになっている一方、
    上記照明柱本体の上端部には架台を上限位置に固定するロック装置が設けられており、
    上記昇降用ワイヤは、それぞれ一端が架台に連結され、他端が照明柱本体の上端部に各々設けた定滑車を通して照明柱の内部に垂下されかつ1つの連結部材に連結された複数本の架台側昇降用ワイヤと、上記ウインチに巻き付けられ、ウインチを照明柱本体の内部に搬入配置したとき一端が上記連結部材に連結される1本のウインチ側昇降用ワイヤとからなり、
    上記連結部材は、照明柱のメンテナンス時以外のときには繋止部材を介して照明柱本体の内面に繋止されるようになっており、
    上記ロック装置は、照明柱本体の中心側より半径方向外側に向かって移動可能に設けられた複数の支持ロッドと、電動モータにより長さが伸縮する1つの伸縮ロッドと、この伸縮ロッドの伸縮動作を上記各支持ロッドの移動に変換して伝達するリンク機構とを有し、架台が上限位置に上昇した時電動モータが作動し、各支持ロッドが半径方向外側に移動して架台を載置支持するように構成されていることを特徴とする昇降式架台付き照明柱。
  5. 複数の昇降式架台付き照明柱に対し昇降用ワイヤを巻き取るウインチを兼用するときに用いるウインチ搬送用キャリヤーであって、
    地面上を走行するキャリヤー本体と、
    このキャリヤー本体のテーブル上に配置されたテーブルレールと、
    このテーブルレールの地上高さを調整する高さ調整手段と、
    上記テーブルレール上に走行可能に載置されたウインチを搭載した車輪付きウインチ台と、
    キャリヤー本体を照明柱の外部近傍に配置して上記車輪付きウインチ台を照明柱の下端部に設けた開口部を通して照明柱の内部に搬入するとき上記テーブルレールの延長線上でキャリヤー本体と照明柱の開口部との間に掛け渡されるレールとを備えたことを特徴とするウインチ搬送用キャリヤー。
  6. 上記高さ調整手段は、キャリヤー本体のテーブル上に固定されかつ上縁に長手方向に傾斜する傾斜面を有するガイドレールと、このガイドレールの傾斜面上を転動する車輪を有しかつ上記テーブルレールが固定された調整台と、この調整台をガイドレールに沿って移動させかつ任意の位置で固定する送り出し機構とからなる請求項5記載のウインチ搬送用キャリヤー。
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