JP3762074B2 - 圧潰廃棄容易な合成樹脂製簡易使い捨て容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧潰廃棄容易な合成樹脂製簡易使い捨て容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、用済み後の容器類は、分別収拾されて再利用に供されているが、処理に限度もあり、未だ多くのものが圧潰されることもなくそのままの姿で廃棄されている現状であり、これを如何にするかが重大な問題となっている。
かかる容器類のゴミ問題に鑑み、最近では、単なる容器として或いは詰め替え容器としていわゆるパウチと称される袋容器が出回るようになってきている。この種の袋容器は、廃棄時に、折り畳み、圧潰等によりかなり小さくすることができて、量を格段に少なくすることができる点で優れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、その反面、この種の袋容器には保形性がなく、形が定まり難いくねくねしたものであるために、使用上、取り扱い上或いは外観上、次のような多くの欠点も合わせて有している。
▲1▼ 内容物の充填が容易でなく、充填速度が甚だ遅い。
▲2▼ 起立させることが困難であり、起立タイプのものであっても、内容物が少なくなるにつれ倒れ易くなる。
▲3▼ 把持手段を有しないこともあって持ち難く、注出方向が定まり難いため注ぎ難く、また、取り扱いが容易でなく、漏らし易い。
▲4▼ 内容物を途中まで注出して残量を保存するような場合、倒れて内容物が漏出し、周辺を汚すことが多い。殊に、口部を切り開くような詰め替え容器では、十分に閉口できないため、漏れ防止はほとんど不可能である。
▲5▼ 見映えが悪い。
そこで、本発明は、圧潰廃棄を容易にするとともに、ボトルの機能をも十分発揮できるようにして、それらの問題点を全て解決しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的達成のため、請求項1の発明は、ブロー成形によって、内容物を収容する胴2の上端より、内容物充填にのみ用いて充填後に封止する筒状の充填口3を、また、該充填口から左方又は右方に連なる肩部4より、破断開口させる筒状の注出口5を、それぞれ上方突設したボトル形の肉薄の容器体1を形成し、上記注出口の先端には、破断開口用の蝶形つまみ片6を、薄肉破断線7を介して連設しており、更に圧潰可能であって自らの形態を維持できる程度の剛性を有する、合成樹脂製使い捨て容器であって、
上記蝶形つまみ片6は、上記注出口5の先端を閉口する中間部から、その注出口の筒壁周面との間に間隙を存して、左右のつまみ部分を垂下しておりこれらつまみ部分の下端部を、薄肉破断線8を介して、上記肩部4のうち注出口5の左右両側の肩部分へそれぞれ連続している。
【0007】
【発明の実施の形態】
図面は、本発明に係る圧潰廃棄容易な合成樹脂製簡易使い捨て容器実施の形態を示す。図において、1は、ポリオレフィン系合成樹脂等でブロー成形したボトル形の容器体、2は、該容器体の胴、3は、該胴の上端から突設した円筒状の充填口で、該充填口は専ら充填にのみ用いるものであって、充填後に一字状に押し潰して融着封止するものである。4は、上記胴2の肩部であり、上記充填口の左右に連なっている。5は、その一方肩部から破断開口可能に突設した注出にのみ用いる小筒状の注出口、6は、該注出口5の先端に中間部にて薄肉破断線7を介して破断開口可能に連設した蝶形つまみ片であるこのつまみ片6は、左右のつまみ部分を上記注出口5の筒壁周面との間隙を存して垂下しておりこれらつまみ部分の下端(つまみ片6の両端)を、薄肉破断線8を介して上記肩部4へ連続させている。尚、これらの注出口5乃至つまみ片6も上記ブロー成形で一体成形するものである。
【0008】
上述のブロー成形による容器体1の肉厚は、1mm以下の薄肉でよいが、該容器体1には、自体で自然的に形態を維持できる程度に適度な剛性を保有させる。
【0009】
如上の構成であるから、図2乃至図4に示す充填口3の開口状態において、ボトルと同様にして内容物を充填すればよい。
充填後、図1に示すように、その充填口3を超音波溶着手段等により一字状に押し潰して融着封止9する。以後、充填口3は開口させない。
内容物を注出する際には、つまみ片6を指でつまんでひねり、各薄肉破断線7,8を破断させることにより、注出口5の先端を開口させて、該注出口から内容物を注出する。
注出後に内容物が残り、これを保存するときは、その容器体1をボトルと同様に起立させ、注出口5を栓等で閉じて保存、保管する。
【0010】
【発明の効果】
本発明によれば、既述構成であるから、以下の効果を奏する。
(1) 注出専用で破断開口させる注出口5を胴2の肩部4から突設しており、該注出口の先端に破断開口用つまみ片6を連設しているので、内容物を注出する際には、そのつまみ片6を指でつまんでひねるだけで注出口5を極めて簡単に破断開口させることができ、容易に注出できる。
(2) 容器体1がボトル形であり、ブロー成形で適度に剛性を持たせることができるから、容器体1にはボトルと同様にして内容物を充填することができ、袋容器ではあっても高速度に充填でき、しかも、その充填口3の封止も押し潰しで融着(シール)させることで簡単かつ迅速に行える。
(3) ボトル形の容器体1であり、ブロー成形で適度に剛性をもたせることができるから、適確に起立させることができて、安定に保存、保管でき、しかも、内容物の充填後は、充填口3の封止により完全な密閉状態で漏れなく保存、保管できる。また、内容物を途中まで注出して残量を保存するような場合でも、転倒等することなく保存、保管でき、内容物が漏出して周辺を汚すことはない。したがって、注出口5は栓等で簡単に閉じるだけてよい。
(4) 容器体1がボトル形であり、ブロー成形で適度に剛性を持たせることができるから、持ち易くかつ取り扱い易くでき、注出の際に不意の屈曲等により注出方向が変動することや該変動で注ぎ難くなることを防止することができ、漏らすことを少なくできる。
(5) ボトルと同様の外観を呈するので、見映えがよい。
(6) ボトル形で薄肉の容器体であり、キャップ等を有しないものであるから、廃棄の際には、簡単に圧潰、折り畳み等できて、かなり小さくすることができ、その量を格段に少なくすることができる。また、キャップ等を分別する必要もなく、手間もかからない。
(7) そして、その構造上、ブロー成形等で簡単に一体成形できて、極めて容易に製作でき、安価に提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る圧潰廃棄容易な合成樹脂製簡易使い捨て容器の実施の形態を示す斜視図である。
【図2】 同実施の形態における充填口封止前の斜視図である。
【図3】 同実施の形態における充填口封止前の正面図である。
【図4】 同実施の形態における充填口封止前の平面図である。
【図5】 同実施の形態における要部の側面図である。
【図6】 同実施の形態における図3のA−A線断面図である。
【符号の説明】
1…容器体 2…胴
3…充填口 4…肩部
5…注出口 6…つまみ片
7…薄肉破断線 8…薄肉破断線
9…融着封止

Claims (1)

  1. ブロー成形によって、内容物を収容する胴2の上端より、内容物充填にのみ用いて充填後に封止する筒状の充填口3を、また、該充填口から左方又は右方に連なる肩部4より、破断開口させる筒状の注出口5を、それぞれ上方突設したボトル形の肉薄の容器体1を形成し、上記注出口の先端には、破断開口用の蝶形つまみ片6を、薄肉破断線7を介して連設しており、更に圧潰可能であって自らの形態を維持できる程度の剛性を有する、合成樹脂製使い捨て容器であって、
    上記蝶形つまみ片6は、上記注出口5の先端を閉口する中間部から、その注出口の筒壁周面との間に間隙を存して、左右のつまみ部分を垂下しておりこれらつまみ部分の下端部を、薄肉破断線8を介して、上記肩部4のうち注出口5の左右両側の肩部分へそれぞれ連続したことを特徴とする、圧潰廃棄容易な合成樹脂製簡易使い捨て容器。
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