JP3761211B2 - 顧客情報管理装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、顧客情報を商品に対応づけて管理する顧客情報管理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子メールやオンラインによってセンタから商品を購入する場合、IDおよびパスワードを入力してOKとなったときに商品のダウンロードあるいは配送を受けるようにしていた。この際、顧客がIDとパスワードを決めてセンタに登録あるいはIDをセンタが決め、パスワードを顧客が任意に決めてセンタに登録していた。
【0003】
例えばIDを“会社コード+従業員番号”とし、パスワードを“従業員番号+会社コード”とするなどして画一的に決めて登録していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このため、顧客が電子メールやオンラインによってセンタから商品を購入する場合、購入する商品に無関係にIDおよびパスワードを画一的に決めて登録して使用していたため、この画一性から他人にIDとパスワードを推測されて商品が盗用や誤って購入されてしまうという問題があった。
【0005】
本発明は、これらの問題を解決するため、顧客が電子メールやオンラインなどによって商品の購入依頼に対応して、商品毎に対応づけたIDおよびパスワードを動的に一意に生成し登録すると共に顧客に通知し、顧客がこの通知された一意のIDおよびパスワードを用いて商品の購入を行い、IDおよびパスワードの漏洩を防止することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
図1を参照して課題を解決するための手段を説明する。
図1において、端末1は、顧客が回線を介して電子メールあるいはオンラインでセンタ2に商品の購入依頼などを行なう端末である。
【0007】
センタ2は、顧客からの商品の購入依頼に対応して一意なIDとパスワードを生成して登録および通知したりなどするものであって、ここで、付与手段5、登録手段6、通知手段7などから構成されるものである。
【0008】
付与手段5は、商品に対応づけて一意のIDとパスワードを生成して付与するものである。
登録手段6は、付与手段5によって生成されたIDとパスワードを登録して記憶させるものである。
【0009】
通知手段7は、商品に対応づけて生成した一意なIDとパスワードを顧客に通知するものである。
【0010】
【作用】
本発明は、図1に示すように、端末1から回線を介して電子メールあるいはオンラインなどによる商品の購入依頼に対応して、センタ2の付与手段5が商品に対応づけた一意のIDとパスワードを動的に生成し、登録手段6が登録して記憶すると共に、通知手段7がこの生成した一意のIDとパスワードを端末1に通知し、顧客は通知を受けた一意のIDおよびパスワードを用いて回線を介した商品の購入要求およびこの一意のIDとパスワードの通知に対応して、センタ2が商品を回線を介してダウンロードあるいは配送するようにしている。
【0011】
この際、電子メールによる商品の購入依頼に対応して、センタ2の付与手段5が商品に対応づけた一意のIDとパスワードとして、商品の受注番号および商品の商品管理番号を動的に生成するようにしている。
【0012】
また、オンラインによる商品の購入依頼に対応して、センタ2の付与手段5が商品に対応づけた一意のIDとパスワードとして、通信IDおよびオンライン購入番号とするようにしている。
【0013】
また、商品が改良されて発売されたときに、登録した一意のIDおよびパスワードをもとに当該改良した商品の情報およびIDとパスワードを電子メールで該当顧客宛に送信するようにしている。
【0014】
従って、顧客が電子メールやオンラインなどによって商品の購入依頼に対応して、商品毎に対応づけたIDおよびパスワードを動的に一意に生成し登録すると共に顧客に通知し、顧客がこの通知された一意のIDおよびパスワードを用いて商品の購入を行うことにより、商品の購入時に一意のIDおよびパスワードを動的に生成し漏洩を防止することが可能となる。
【0015】
【実施例】
次に、図1から図21を用いて本発明の実施例の構成および動作を順次詳細に説明する。
【0016】
図1は、本発明の1実施例構成図を示す。
図1において、端末1は、顧客が操作し、回線を介して電子メールあるいはオンラインでセンタ2に商品の購入依頼などを行なう端末である。
【0017】
センタ2は、端末1から回線を介して通知された顧客からの商品の購入依頼などに対応して一意なIDとパスワードを生成して登録したり、この一意なIDとパスワードを端末1に送信したり、この一意なIDとパスワードを使用した商品の購入要求に対応して商品をダウンロードあるいは配送したりなどするものであって、管理装置3、商品実体DB11、受注番号マスタ12、商品番号マスタ13、受注・購入管理DB14、顧客ID管理DB15、期日DB16、メッセージDB17、18、入力装置19、および出力装置20などから構成されるものである。
【0018】
管理装置3は、各種管理を行なうものであって、判別手段4、付与手段5、登録手段6、通知手段7、購入形態識別手段8、振分通知手段9などから構成されるものである。
【0019】
判別手段4は、端末1から回線を介して商品の購入依頼がいずれの購入形態(例えば電子メールで注文した購入依頼、あるいはオンラインで直接の購入依頼などの購入形態)かを判別するものである。
【0020】
付与手段5は、商品毎に一意のIDおよびパスワードを付与するものである。
登録手段6は、付与手段5によって付与された商品毎の一意のIDおよびパスワードを登録するものである。
【0021】
通知手段7は、付与した商品毎の一意のIDおよびパスワードを端末1に送信するものである。
購入形態識別手段8は、購入依頼を受けた顧客の購入形態(例えば電子メールで注文した購入依頼、あるいはオンラインで直接の購入依頼などの購入形態)を識別し、識別した購入形態に合わせて処理を振分通知手段9に行わせるものである。
【0022】
振分通知手段9は、購入形態識別手段8によって識別された購入形態に対応して振り分けて当該購入形態に合わせて通知するものである。
商品実体DB11は、商品を検索し易く登録したものである(図6参照)。
【0023】
受注番号マスタ12は、受注した商品の受注番号を管理するものである(図7参照)。
商品番号マスタ13は、商品の商品番号を管理するものである(図8参照)。
【0024】
受注・購入管理DB14は、商品の受注および購入を管理するものである(図9参照)。
顧客ID管理DB15は、顧客が購入する商品毎のIDおよびパスワードを管理するものである(図11参照)。
【0025】
期日DB16は、商品の発売などの期日を管理するものである(図12参照)。
メッセージDB17、18は、各種メッセージを管理するものである。
【0026】
入力装置19は、各種入力を行なうものである(例えばキーボード、マウスなどである)。
出力装置20は、各種出力を行なうものである(例えば表示装置、印刷装置などである)。
【0027】
次に、図2および図3のフローチャートに従い、図1の構成の動作を詳細に説明する。
図2において、S1は、顧客がネットワークにアクセスする。これは、顧客が図1の端末1を操作して回線を介してセンタ2に接続し、アクセスする。
【0028】
S2は、顧客の購入形態をチェックする。これは、S1でアクセスして依頼した顧客の購入形態(例えば電子メールで商品の注文をしたか、あるいはオンライで直接に購入するかの購入形態)をチェックする。電子メールで注文した場合には、S3からS7を行う。一方、オンラインで直接購入する場合には、S8からS14を行なう。
【0029】
S3は、S2で電子メールで注文したと判明したので、電子メールから氏名と住所、メールアドレス、そして商品名と数量を読み取る。
S4は、受注番号マスタ12から受注番号を、商品番号マスタ13から商品毎の商品管理番号と単価を読み取る。
【0030】
S5は、受注・購入管理DB14に対して、商品毎に受注番号、氏名、住所、メールアドレス(通信ID)、そして数毎に商品管理番号を登録する。更に、商品毎に請求額(単価)や数量、請求額合計も計算して登録する。
【0031】
S6は、商品を郵送する。
S7は、商品毎に、ID、パスワードを付与する。ここで、
・ID←受注番号
・パスワード←商品管理番号
として商品毎に付与する。
【0032】
以上のS3からS7によって、電子メールで注文した場合には、商品毎に受注番号および商品管理番号をIDおよびパスワードとして付与することが可能となる。
【0033】
S8は、S2でオンラインで直接購入と判明したので、顧客がID、パスワードを入力する。
S9は、購入者が商品名と数量を指定する。
【0034】
S10は、商品番号マスタ13から商品毎の商品管理番号と単価を読み取る。
S11は、商品番号マスタ13から、商品毎のオンライン購入番号を読み取る。
【0035】
S12は、受注・購入管理DB14に対して、商品毎にメールアドレス(通信ID)、そして数毎にオンライン購入番号を登録する。更に、商品毎に請求額(単価)や数量、請求額合計も計算して登録する。
【0036】
S13は、商品実体DB11から商品をダウンロードする。
S14は、商品毎に、ID、パスワードを付与する。ここで、
・ID←通信ID
・パスワード←オンライン購入番号
として商品毎に付与する。
【0037】
以上のS8からS14によって、オンラインで直接購入する場合には、商品毎に通信IDおよびオンライン購入番号をIDおよびパスワードとして付与することが可能となる。
【0038】
S15は、商品毎に、ID(受注番号あるいは通信ID)およびパスワード(商品管理番号あるいはオンライン購入番号)を顧客ID管理DB15に格納する。
【0039】
S16は、旧版商品に対応する新版商品(パッケージのバージョンアップ版、レベルアップ版、改版マニュアルなど)を商品実体DB11に登録する。
S17は、その新版商品の商品IDや商品名、単価、商品管理番号、オンライン購入番号を、商品番号マスタ13に登録する。
【0040】
S18は、旧版商品IDに対応させて、新版商品IDとその期日情報を期日DB16に登録する。
以上のS15からS18によって、商品毎に付与されたID(受注番号あるいは通信ID)およびパスワード(商品管理番号あるいはオンライン購入番号)を顧客ID管理DB15に登録する。そして、旧版商品に対応する新版商品を商品実体DB11に登録、この新版商品の商品IDや商品名、単価、商品管理番号、オンライン購入番号を商品番号マスタ13に登録、および旧版商品IDに対応づけて新版商品IDとその期日情報を期日DB16に登録する。これらの登録により、顧客の注文や直接購入したときに、商品毎のIDおよびパスワードを登録すると共に新版商品が発売された場合に後述するS19からS27によって発売の期日に注文あるいは直接購入した顧客にその新版の商品の情報を自動的に通知するための準備ができたこととなる。
【0041】
図3のS19は、その期日情報をチェックする。このチェックの結果、その期日に達した場合と判明したときは、S20に進む。
S20は、期日DB16の旧版商品IDと同じ商品IDで、顧客ID管理DB15にあるIDとパスワードを読み取る。
【0042】
S21は、先のID(受注番号あるいは通信ID)とパスワード(商品管理番号あるいはオンライン購入番号)で受注・購入管理DB14にある顧客のメールアドレス(あるいは通信ID)を読み取り、ID(受注番号あるいは通信ID)とパスワード(商品管理番号あるいはオンライン購入番号)の通知を、顧客宛に電子メールで送信する。
【0043】
S22は、次の購入を行なうか判別する。YESの場合には、図2のS1に戻り繰り返す。一方、NOの場合には、S23に進む。
S23は、運用管理者が端末から、ある商品の“購入形態別に電子メールを出したい”旨の指示を出す。
【0044】
S24は、顧客ID管理DB15から、その商品の購入者の全てのIDを参照する。
S25は、IDから顧客の購入形態をチェックする。チェックの結果、電子メールで注文したと識別した場合には、S26で“電子メールで注文した”顧客に通知処理を行なう。一方、チェックの結果、オンラインで直接購入したと識別した場合には、S27で“オンラインで直接購入した”顧客に通知処理を行なう。
【0045】
以上のS19からS27によって、新版の商品の発売の期日が到来したときに、旧版商品を購入した顧客に当該新版の商品の情報を自動的に電子メールで通知することが可能となる。
【0046】
図4は、本発明の注文用電子メールの内容例を示す。これは、図2のS1で顧客が端末1を操作してセンタ2に送信した注文用の電子メールの内容例である。
例1は、図示の下記の項目を設定した電子メールの内容例である。
【0047】
・<宛先>
・氏名:倉田 賢一
・住所:千葉県千葉市・・・
・メールアドレス:ABC00351
・<注文内容>
・商品名:Aシステム
・数量 :3
・商品名:Bマニュアル
・数量 :1
例2は、例1と同様に図示の項目を設定する。
【0048】
図5は、本発明のオンラインで購入する内容例を示す。これは、図2のS1で顧客が端末1を操作してオンラインでセンタ2と接続し、直接購入するときの内容例である。
【0049】
例1は、図示の下記の項目を設定した内容例である。
・通信ID:DEF00017
・通信パスワード:××××××××
・商品名:Aシステム
・数量 :2
ここで、通信IDおよび通信パスワードは、最初からダウンロードで購入する場合は、事前に申請取得したパソコン通信などの通信IDと通信パスワードで商品にアクセスする。また、商品名および数量は、商品を購入するときにオンラインで画面に表示させてその中から購入する商品を選択して指定する。
【0050】
例2は、同様に図示の下記の項目を設定した内容である。
・通信ID:GHI00803
・通信パスワード:××××××××
・商品名:Aシステム
・数量 :1
・商品名:Cシステム
・数量 :2
図6は、本発明の商品実体DB例を示す。この商品実体DB11は、商品の実体を登録したDBを模式的に表したものであって、図示の下記のように設定する。
【0051】
・ヘッダ:A00001
・商品実体:Aシステム実体
ここで、ヘッダには、商品ID(例えばA00001)を設定する。商品実体には、商品の実体(例えばパッケージの場合にはプログラムモジュール)を設定する。
【0052】
図7は、本発明の受注番号マスタ例を示す。この受注番号マスタ12は、電子メールで商品の注文を受けた場合に、当該商品の受注毎に一意に発行する受注番号に対応づけて発行フラグを設け、発行の発行済/未発行を管理するものである。例えば図示の下記のように設定する。
【0053】
受注番号 発行フラグ
JC000001 1(1:発行済を表す)
JC000003 0(0:未発行を表す)
ここで、受注番号は、電子メールによる注文時(物送)のみ発行し、商品の種類や数に関係なく、受注毎に一意に発行する。発行フラグは、電子メールによる注文時に発行を行ったときに1(発行済)と設定し、当初は0(未発行)である。
【0054】
図8は、本発明の商品番号マスタ例を示す。この商品番号マスタ13は、図示の下記の項目を設定して管理するものである。
・商品ID
・商品名
・単価
・商品管理番号
・発行フラグ:1(発行済)、0(未発行)
・オンライン購入番号
・発行フラグ:1(発行済)、0(未発行)
ここで、商品管理番号は、各商品や有償情報毎に発行する。物送による購入時のみ、商品ラベルに付与するために発行する。オンライン購入番号は、各商品や有償情報毎に発行する。オンライン購入(ダウンロード)時のみ発行する。
【0055】
図9は、本発明の受注・購入管理DB例を示す。この受注・購入管理DB14は、図示の下記の項目を設定して管理するものである。
・商品ID
・受注番号
・オンライン購入番号
・商品管理番号
・氏名
・住所
・メールアドレス(あるいは通信ID)
・請求額
ここで、図示のように、1回のオンライン購入単位あるいは受注番号単位に、オンライン購入番号あるいは商品管理番号毎に氏名、住所、メールアドレス、請求額のうちの必要な項目に設定する。例えばオンライン直接購入の場合には、1回のオンライン購入単位に、オンライン購入番号毎に、メールアドレス(あるいは通信ID)、請求額の欄に設定する。電子メールで注文する場合には、受注番号単位に、商品管理番号、氏名、住所、メールアドレス、請求額の欄に設定する。そして、1回のオンライン購入単位あるいは受注番号単位に、数量と請求額合計に設定する。
【0056】
図10は、本発明の顧客の種類に対応したIDとパスワードの取決めの概念説明図を示す。これは、既述した顧客の種類(購入形態)のIDおよびパスワードの決め方の概念を判り易くまとめたものである。ここでは、図示の下記のように決める。
【0057】
図11は、本発明の顧客ID管理DB例を示す。この顧客ID管理DB15は、図示のように下記の項目を設定して管理するものである。
【0058】
・商品ID
・ID
・パスワード
ここで、IDの先頭が“JC”のものは受注番号を表し、IDの先頭が“JC以外”のものは通信用IDを表す。パスワードの先頭が“OL”のものはオンライン購入番号を表し、パスワードの先頭が“OL以外”のものは商品管理番号を表す。
【0059】
また、商品IDが“A00001”と“B00002”において、IDとパスワードが同じものがあるが、商品が異なるので問題はない。また、1回の受注は一意の購入者に対応するので、同じIDとパスワードを異なる顧客が持つこともない。
【0060】
図12は、本発明の期日DB例を示す。この期日DB16は、図示のように下記の項目を設定して管理するものである。
・旧版商品ID
・新版商品ID
・期日情報
ここで、旧版商品IDは、既に購入者に提供した商品(例えばパッケージソフト)や有償情報(例えばマニュアル)などの商品IDである。新版商品IDは、既に購入者に提供した商品のバージョンアップ版やレベルアップ版、有償情報の改版などの商品IDである。期日情報は、旧版を購入した顧客に対して、新版をダウンロードで提供するためのIDおよびパスワードを通知する年月日である。
【0061】
図13は、本発明の電子メールで注文し配送により購入した購入者への通知例を示す。これは、既述した図3のS26の通知例であって、図1のメッセージDB17から取り出してメッセージとして自動的に通知した図示の下記の例である。
【0062】
電子メールで注文し配送により購入された方々へ
ご購入頂いたxxxシステムの配送物に添付しているお支払い方法の記載に一部間違いがありました。その修正内容は、以下のとおりである。
【0063】
・・・・・・
図14は、本発明のオンラインで直接購入した購入者への通知例を示す。これは、既述した図3のS27の通知例であって、図1のメッセージDB18から取り出してメッセージとして自動的に通知した図示の下記の例である。
【0064】
オンラインで直接購入された方々へ
購入されたxxxシステムのお支払いにつきまして、従来のyyカードに加え、zzカードも使用できることになりました。
【0065】
zzカードをお持ちの方で、このカードによる支払いへの切替えをご希望される方は、以下の指示に従い・・・
・・・・・
次に、図15から図17のフローチャートに示す順序に従い、最初は電子メールで注文し配送により購入する場合の図1の構成の動作を詳細に説明する。
【0066】
図15において、S31は、顧客が端末1を操作して<宛先>と<注文内容>を記入した注文用電子メールを送信する。
S32は、S31で送信された<宛先>と<注文内容>が記載された注文用電子メールをセンタ2が回線を介して受信する。
【0067】
S33は、顧客の購入形態をチェックする。ここでは、電子メールで注文した場合の購入形態に該当するので、S34に進む。一方、オンラインで直接購入の場合には、後述する図18のS63に進む。
【0068】
S34’は、電子メールの<宛先>にある氏名と住所、メールアドレス、そして<注文内容>にある商品名と数量を読み取る。
S34は、受注番号マスタ12から、発行フラグが0の番号の若い受注番号を読み取り、その発行フラグに1を立てる。
【0069】
S35は、商品番号マスタ13から、先の電子メールの<注文内容>の各々の商品に対応する商品管理番号において、発行フラグが0の番号の若い番号を数量分読み取り、それぞれの発行フラグに1を立てる。更に、各々の商品の単価も読み取る。
【0070】
S36は、受注・購入管理DB14に対して、各々の商品毎に、受注番号、先の電子メールの<宛先>の氏名、住所、メールアドレス(通信ID)を設定し、その数毎に商品管理番号も設定する。更に、各々の商品毎に請求額(単価)や数量、請求額合計も計算して設定する。
【0071】
S37は、受注・購入管理DB14の各々の商品毎に、その氏名、住所の内容で配送指示をする。
S38は、各々の商品毎の箱詰めをする(パッケージング)。
【0072】
S39は、配送する。
S40は、S39の配送を受けた顧客が商品と請求書を受け取る。
S41は、商品毎にID、パスワードを付与する。
【0073】
S42は、商品毎にIDとパスワードを顧客ID管理DB15に格納する。
図16のS43は、旧版商品に対応する新版商品を、その商品IDをヘッダとして、商品実体DB11に登録する。
【0074】
S44は、その新版商品の、商品IDや商品名、単価、そして商品管理番号(新規未発行)やオンライン購入番号(新規未発行)も相当数(例、10,000個)だけ、商品番号マスタ13に登録する。
【0075】
S45は、旧版商品IDに対応させて、新版商品IDとその期日情報を期日DB16に設定する。
S46は、その期日情報をチェックする。その期日に達した場合には、S47に進む。
【0076】
S47は、期日DB16の旧版商品IDと同じ商品IDで、顧客ID管理DB15にあるIDとパスワードを読み取る。
S48は、先のID(受注番号)とパスワード(商品管理番号)で受注・購入管理DB14にある顧客のメールアドレス(通信ID)を読み取り、IDとパスワードの通知を顧客宛に電子メールで送信する。
【0077】
S49は、S48で送信された電子メールを端末1が受信する。
S50は、S49で受信した電子メールのIDとパスワードをファイルに保存する。
【0078】
S51は、顧客が端末1を操作してネットワークをアクセスする。
S52は、センタ2が顧客の購入形態をチェックする。ここでは、オンライン直接購入する場合と判明するので、S53に進む。
【0079】
S53は、通知ID、通信パスワードを要求する。
S54は、S53の要求に対応して、顧客が端末1を操作して、通信IDおよび通信パスワードを送信する。
【0080】
S55は、通信IDおよび通信パスワードを確認する。
S56は、データベースのアクセスを促す。
S57は、顧客が端末を操作して商品を選択指示する。
【0081】
S58は、商品へのアクセスのためのIDおよびパスワードを要求する。
S59は、端末がS50で保存しておいたIDおよびパスワードを送信する。
図17のS60は、IDとパスワードで顧客ID管理DB15を参照し、商品IDを読み取り、その商品IDを旧版商品IDとして、対応する新版商品IDを読み取る。
【0082】
S61は、商品番号マスタ13から、その新版商品IDのオンライン購入番号において、発行フラグが0の番号の若い番号を読み取り、その発行フラグに1を立てる。更に、商品の単価を読み取る。
【0083】
S62は、受注・購入管理DB14に対して、その商品IDで、メールアドレス(通信ID)、そして数毎にオンライン購入番号を設定する。請求額(単価)や請求額合計も計算して設定する(この場合、数量は1のみ)。
【0084】
S63は、顧客からの指示に基づいて、商品をダウンロードさせる。
S64は、端末が商品を受信する。
S65は、IDおよびパスワードの付与する。ここで、
・ID←メールアドレス(通信ID)
・パスワード←オンライン購入番号
と付与する。
【0085】
S66は、IDとパスワードを顧客ID管理DB15に格納する。
S67は、旧版商品に対応する新版商品を、商品実体DB11に登録する。
S68は、その新版商品の、商品IDや商品名、単価、そして商品管理番号(新規未発行)やオンライン購入番号(新規未発行)も相当数(例えば、10,000)だけ、商品番号マスタ13に登録する。
【0086】
S69は、旧版商品IDに対応させて、新版商品IDとその期日情報を期日DB16に設定する。
S70は、その期日情報をチェックする。期日に達した場合には、S71に進む。
【0087】
S71は、期日DB16の旧版商品IDと同じ商品IDで、顧客ID管理DB15にあるIDとパスワードを読み取る。
S72は、先のIDとパスワードで受注・購入管理DB14にある顧客のメールアドレス(通信ID)を読み取り、IDとパスワードの通知を顧客宛に電子メールで送信する。
【0088】
S73は、端末1がS72で送信されてきた、IDとパスワードの通知を電子メールで受信する。
S74は、S73で受信したIDとパスワードをファイルに保存する。
【0089】
以上のS31からS74によって、最初は電子メールで注文し配送により購入する場合の動作を詳細に説明したこととなる。
次に、図18から図20のフローチャートに示す順序に従い、最初からオンラインで直接購入する場合の図1の構成の動作を詳細に説明する。
【0090】
図18において、S81は、顧客が端末1を操作してネットワークにアクセスし、センタ2との間で接続する。
S82は、センタ2が顧客の購入形態をチェックする。ここでは、オンラインで直接購入する場合と判明するので、S83に進む。一方、電子メールで注文する場合と判明したときは、既述した図15のS34に進む。
【0091】
S83は、通信IDおよび通信パスワードを要求する。
S84は、顧客が端末1を操作して通信IDおよび通信パスワードを送信する。
【0092】
S85は、S84で送信されたIDおよびパスワードをセンタ2が確認する。
S86は、データベースへのアクセスを促す。
S87は、顧客が端末1上に表示された商品と数量を選択して指示する。
【0093】
S88は、商品へのアクセスのためのIDおよびパスワードを要求する。
S89は、顧客が端末1を操作して、新規購入のための、IDを通信IDで、パスワードを通信パスワードとして送信する。
【0094】
S90は、S89で送信されてきたIDおよびパスワードをもとに、商品番号マスタ13から、先の電子メールの<注文内容>の各々の商品に対応するオンライン購入番号において、発行フラグが0の番号の若い番号を数量分読み取り、それぞれの発行フラグに1を立てる。更に、各々の商品の単価も読み取る。
【0095】
S91は、受注・購入管理DB14に対して、各々の商品毎に、メールアドレス(通信ID)を設定し、その数毎にオンライン購入番号も設定する。更に、各々の商品毎に請求額(単価)や数量、請求額合計も計算して設定する。
【0096】
S92は、顧客からの指示に基づいて、商品のダウンロードさせる。
S93は、S92でダウンロードされた商品を端末1が受信する。
S94は、商品毎にIDおよびパスワードの付与する。例えば
・ID←メールアドレス(通信ID)
・パスワード←オンライン購入番号
と設定する。
【0097】
S95は、商品毎にIDとパスワードを顧客ID管理DB15に格納する。
図19のS96は、旧版商品に対応する新版商品を、その商品IDをヘッダとして、商品実体DB11に登録する。
【0098】
S97は、その新版商品の、商品IDや商品名、単価、そして商品管理番号(新規未発行)やオンライン購入番号(新規未発行)も相当数(例、10,000個)だけ、商品番号マスタ13に登録する。
【0099】
S98は、旧版商品IDに対応させて、新版商品IDとその期日情報を期日DB16に設定する。
S99は、その期日情報をチェックする。その期日に達した場合には、S100に進む。
【0100】
S100は、期日DB16の旧版商品IDと同じ商品IDで、顧客ID管理DB15にあるIDとパスワードを読み取る。
S101は、先のID(メールアドレス(通信ID))とパスワード(オンライン購入番号)で受注・購入管理DB14にある顧客のメールアドレス(通信ID)を読み取り、IDとパスワードの通知を顧客宛に電子メールで送信する。
【0101】
S102は、S101で送信された、IDとパスワードの通知を電子メールで端末1が受信する。
S103は、S102で受信した電子メールのIDとパスワードをファイルに保存する。
【0102】
S104は、顧客が端末1を操作してネットワークをアクセスする。
S105は、センタ2が顧客の購入形態をチェックする。ここでは、オンライン直接購入する場合と判明するので、S106に進む。
【0103】
S106は、通知ID、通信パスワードを要求する。
S107は、S106の要求に対応して、顧客が端末1を操作して、通信IDおよび通信パスワードを送信する。
【0104】
S108は、通信IDおよび通信パスワードを確認する。
S109は、データベースのアクセスを促す。
S110は、顧客が端末を操作して商品を選択指示する。
【0105】
S111は、商品へのアクセスのためのIDおよびパスワードを要求する。
S112は、端末がS103で保存しておいたIDおよびパスワードを送信する。
【0106】
図20のS113は、IDとパスワードで顧客ID管理DB15を参照し、商品IDを読み取り、その商品IDを旧版商品IDとして、対応する新版商品IDを読み取る。
【0107】
S114は、商品番号マスタ13から、その新版商品IDのオンラン購入番号において、発行フラグが0の番号の若い番号を読み取り、その発行フラグに1を立てる。更に、商品の単価を読み取る。
【0108】
S115は、受注・購入管理DB14に対して、その商品IDで、メールアドレス(通信ID)、そして数毎にオンライン購入番号を設定する。請求額(単価)や請求額合計も計算して設定する(この場合、数量は1のみ)。
【0109】
S116は、顧客からの指示に基づいて、商品をダウンロードさせる。
S117は、端末が商品を受信する。
S118は、IDおよびパスワードの付与する。ここで、
・ID←メールアドレス(通信ID)
・パスワード←オンライン購入番号
と付与する。
【0110】
S119は、IDとパスワードを顧客ID管理DB15に格納する。
S120は、旧版商品に対応する新版商品を、商品実体DB11に登録する。
S121は、その新版商品の、商品IDや商品名、単価、そして商品管理番号(新規未発行)やオンライン購入番号(新規未発行)も相当数(例えば、10,000)だけ、商品番号マスタ13に登録する。
【0111】
S122は、旧版商品IDに対応させて、新版商品IDとその期日情報を期日DB16に設定する。
S123は、その期日情報をチェックする。期日に達した場合には、S124に進む。
【0112】
S124は、期日DB16の旧版商品IDと同じ商品IDで、顧客ID管理DB15にあるIDとパスワードを読み取る。
S125は、先のIDとパスワードで受注・購入管理DB14にある顧客のメールアドレス(通信ID)を読み取り、IDとパスワードの通知を顧客宛に電子メールで送信する。
【0113】
S126は、端末1がS125で送信されてきた、IDとパスワードの通知を電子メールで受信する。
S127は、S126で受信したIDとパスワードをファイルに保存する。
【0114】
以上のS81からS127によって、最初からオンラインで直接購入する場合の動作を詳細に説明したこととなる。
次に、図21のフローチャートに示す順序に従い、ID、パスワードから購入形態を識別して電子メールを出す場合の図1の構成の動作を詳細に説明する。
【0115】
図21において、S131は、旧版商品IDを指定すると共に購入形態別にメール通知を指示する。
S132は、S131の通知を、旧版商品IDと共に指示をセンタ2が受信する。
【0116】
S133は、顧客ID管理DB15において、先の旧版商品IDに対応する全てのIDを参照する。
S134は、顧客の購入形態をチェックする。ここでは、電子メールで注文したと識別した場合(例えばIDの先頭=“JC”と設定されていた場合)か、あるいはオンラインで直接購入したと識別した場合(IDの先頭≠“JC”と設定されていた場合)かを判別する。IDの先頭が“JC”と設定され電子メールで注文したと識別された場合、S135に進む。一方、IDの先頭が“JC”以外と設定されオンラインで直接購入と識別された場合、S137に進む。
【0117】
S135は、S134で電子メールで注文と識別されたので、“電子メールで注文”した購入者用の電子メール内容を読み出す。
S136は、受注・購入管理DB14でID(受注番号)、パスワード(商品管理番号)に対応するメールアドレス(通信ID)宛で購入者宛に送信する。
【0118】
一方、S137は、S134でオンラインで直接購入と識別されたので、“オンラインで直接購入”した購入者用の電子メール内容を読み出す。
S138は、ID(メールアドレス(通信ID))宛で購入者宛に送信する。
【0119】
以上のS131からS138によって、IDおよびパスワードから購入形態を識別し、それ用(電子メールで注文した形態、あるいはオンラインで直接購入した形態)のメッセージを顧客宛に送信することが可能となる。
【0120】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、顧客が電子メールやオンラインなどによって商品の購入依頼に対応して、商品毎に対応づけた一意のIDおよびパスワードを顧客毎に動的に生成し登録すると共に顧客に通知し、顧客がこの通知された一意のIDおよびパスワードを用いて商品の購入を行う構成を採用しているため、商品の購入時に一意のIDおよびパスワードを動的に生成し漏洩を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例構成図である。
【図2】本発明の全体フローチャート(続く)である。
【図3】本発明の全体フローチャート(続き)である。
【図4】本発明の注文用電子メールの内容例である。
【図5】本発明のオンラインで購入する内容例である。
【図6】本発明の商品実体DB例である。
【図7】本発明の受注番号マスタ例である。
【図8】本発明の商品番号マスタ例である。
【図9】本発明の受注・購入管理DB例である。
【図10】本発明の顧客の種類に対応したIDとパスワードの取決めの概念説明図である。
【図11】本発明の顧客ID管理DB例である。
【図12】本発明の期日DB例である。
【図13】本発明の電子メールで注文し配送により購入した購入者への通知例である。
【図14】本発明のオンラインで直接購入した購入者への通知例である。
【図15】本発明の最初は電子メールで注文し配送により購入する場合のフローチャート(続く)である。
【図16】本発明の最初は電子メールで注文し配送により購入する場合のフローチャート(続く)である。
【図17】本発明の最初は電子メールで注文し配送により購入する場合のフローチャート(続き)である。
【図18】本発明の最初からオンラインで直接購入する場合のフローチャート(続く)である。
【図19】本発明の最初からオンラインで直接購入する場合のフローチャート(続く)である。
【図20】本発明の最初からオンラインで直接購入する場合のフローチャート(続き)である。
【図21】本発明のID、パスワードから購入形態を識別して電子メールを出す場合のフローチャートである。
【符号の説明】
1:端末
2:センタ
3:管理装置
4:判別手段
5:付与手段
6:登録手段
7:通知手段
8:購入形態識別手段
9:振分通知手段
11:商品実体DB
12:受注番号マスタ
13:商品番号マスタ
14:受注・購入管理DB
15:顧客ID管理DB
16:期日DB
17、18:メッセージDB
19:入力装置
20:出力装置
Claims (4)
- 商品ID毎に、IDおよびパスワードを対応付けて格納する顧客ID管理手段と、
前記顧客ID管理手段に格納されたIDおよびパスワードを購入依頼元の顧客に通知する通知手段と、
少なくとも2つの商品IDを対応付けて管理する期日DB手段と、
回線を介した、IDおよびパスワードを入力した商品の購入依頼に対応して、該IDおよびパスワードを元に前記顧客ID管理手段に格納されたIDおよびパスワードに対応する商品IDを読み取り、前記期日DB手段から該商品IDに対応付けて格納された商品IDを読み取る読み取り手段と、
前記購入依頼対象の商品の商品ID毎に、回線を介した商品の購入依頼の受注単位または当該購入依頼元毎に一意のIDをID、各商品を一意に識別する番号をパスワードとして前記顧客ID管理手段に格納する顧客ID格納手段と
を備えたことを特徴とする顧客情報管理装置。 - 少なくとも商品の受注毎に発行した一意の受注番号を管理する受注番号管理手段と、
各商品毎に発行した、該商品を一意に識別する商品管理番号を商品ID毎に管理する商品番号管理手段とを更に備え、
電子メールによ商品の購入依頼時に、前記顧客ID格納手段は、購入依頼対象の商品ID毎にIDおよびパスワードとして、前記受注番号管理手段で管理する商品の受注毎に発行した受注番号に基づく未発行の受注番号および前記商品番号管理手段で管理する商品管理番号に基づく未発行の商品管理番号を前記顧客ID管理手段に格納する
ことを特徴とする請求項1記載の顧客情報管理装置。 - 各商品毎に発行した、該商品を一意に識別するオンライン購入番号を商品ID毎に管理する商品番号管理手段を更に備え、
オンラインによる商品の購入依頼時に、前記顧客ID格納手段は、購入依頼対象の商品ID毎にIDおよびパスワードとして、該オンラインによる商品の購入依頼で入力された通信IDおよび前記商品番号管理手段で管理するオンライン購入番号に基づく未発行のオンライン購入番号を前記顧客ID管理手段に格納する
ことを特徴とする請求項1記載の顧客情報管理装置。 - 前記期日DB手段は更に期日情報を対応付けて管理し、
前記通知手段は、前記期日DB手段に管理する期日がきたときに、該期日に対応付けて該期日DB手段で管理する商品IDと同じ商品IDに対応付けて前記顧客ID管理手段に格納したIDおよびパスワードを、電子メールで該当顧客宛に通知する
ことを特徴とする請求項1に記載の顧客情報管理装置。
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