JP3760648B2 - ネットワークコピーシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、原稿を読み取って得られた画像データをネットワークを介して受信側のコピー制御装置に送信して印刷させるコピー制御装置から構成されるネットワークコピーシステムに、関する。
【0002】
【従来の技術】
かつてのコピー装置は、原稿台に置かれた原稿の像を感光ドラム上に直接結像させ、電子写真プロセスを用いて用紙上に現像するいわゆるアナログ方式のものであった。ところが、近年におけるデジタル技術の発展に伴って、より高度な画像処理を可能とするために、原稿をデジタル画像データとして読み取った後に適宜画像処理を施した上で印刷するデジタル方式が、コピー装置の方式の主流となってきた。
【0003】
このデジタル方式のコピー装置は、原稿を読み取る読取装置,印刷を行う印刷装置,及び、これらの装置を制御するとともに読取装置から受信した画像データを適宜処理して印刷装置に送信するコピー制御装置から、構成される。このうち、読取装置及び印刷装置は、夫々、コンピュータシステムに用いられているスキャナ及びプリンタ装置と同じ原理で動作する。従って、コピー装置のアーキテクチャーをPC−AT等のコンピュータシステムのものと共通にすれば、読取装置及び印刷装置としてスキャナやプリンタが流用でき、コピー制御装置として印刷制御プログラムをインストールした汎用のパーソナルコンピュータ又は専用コンピュータを用いることができる。
【0004】
ところで、コンピュータシステムに用いられるスキャナとしては、コンピュータシステムに対する様々な要求に応じて、白黒スキャナやカラースキャナの別,高解像度のものや高速読み取りが可能なもの等、様々な種類のものが用意されている。同様に、プリンタとしても、電子写真プロセスを流用したいわゆるレーザプリンタやカラー印刷に有利なインクジェットプリンタや昇華型プリンタ等、様々なものが用意されている。
【0005】
このような理由により、近年では、様々な種類の読取装置(スキャナ)及び印刷装置(プリンタ)の中から目的とする仕様に応じた任意の組合せを選択してコピー制御装置(コンピュータ)に接続することによって構成されるコピー装置も、実用化されている。このようなコピー装置の構成例を、図11に示す。図11において、スキャナ200は、コピー制御装置(コンピュータ)201に接続されており、このコピー制御装置201は、インクジェットプリンタ202やレーザプリンタ203に接続されている。
【0006】
図11のスキャナ200は、図示せぬ原稿台に載せられた原稿の画像を読み取ることによって、その画像を示す画像データを、コピー制御装置201に入力する。この画像データを構成する各画素は、夫々、R(赤),G(緑),B(青)の三原色の強度を0乃至255のグレースケールで表した3個の色強度信号から、成り立っている。
【0007】
以下、これら三原色の色強度信号の組を、「RGB信号」という。このRGB信号における色調(各色強度信号相互の比率)は、スキャナ200に組み込まれた光源の発光スペクトルやCCDの感度特性等に依存する。従って、たとえ同じ原稿を読み取った場合であっても、RGB信号における色調は、スキャナ200の種類毎に異なったものとなってしまう。これを、スキャナの「色特性」という。読み取ったスキャナ200の種類に依らずに常に同じ色調でプリンタ202,203から出力させたり図示せぬディスプレイ上に表示させるためには、各スキャナ200毎の色特性を相殺してRGB信号を正規化し、コピー制御装置201内で処理すべきRGB信号の色調を、スキャナ200の種類に依らずに一定にする必要がある。このようにRGB信号の色調を一定にする処理は、一般に、「色あわせ」と呼ばれている。
【0008】
コピー制御装置201内には、スキャナ200から受信した画像信号に対する色合わせを行うために、第1色変換処理回路211が備えられている。この第1色変換処理回路211は、入力された画像信号に含まれる各画素毎に、その画素の色を示すRGB信号の値に対応する正規化後のR’G’B’信号の値を、そのスキャナ200専用に用意された第1色変換テーブル212内から、読み出す。
【0009】
図9に示すように、この第1色変換テーブル212は、画像信号を構成するR信号,G信号,B信号の強度(0〜255)を夫々36個の領域に区分するとともに、R信号,G信号及びB信号の各領域の組合せ毎に、正規化後のR信号(R’),G信号(G’)及びB信号(B’)の各値の組合せを割り付けたものである。この第1色変換テーブル212において割り付けられている正規化後のR’G’B’信号は、スキャナ200毎に異なる。例えば、赤に対する感度が強いスキャナ200のために用意された第1色変換テーブル212では全体的にR’信号が低目に設定されている。赤に対する感度が弱いスキャナ201のために用意された第1色変換テーブル212では全体的にR’信号が高目に設定されている。
【0010】
第1変換処理回路211にて正規化されたR’G’B’信号は、次に、第2色変換処理回路13に入力される。この第2色変換処理回路13は、出力先プリンタ102,103専用に用意された第2色変換テーブル214を参照して、入力されたR’G’B’信号を、プリンタ202,203で用いられる各色素(C[シアン],M[マゼンタ],Y[黄],K[黒])の強度を示す印刷データ,即ち、C信号,M信号,Y信号及びK信号の組合せに変換する。
【0011】
この第2色変換テーブル214は、図11に示した第1色変換テーブル212と同様に、R’信号,G’信号,B信号の強度(0〜255)を夫々36個の領域に区分するとともに、R’信号,G’信号及びB信号の各領域の組合せ毎に、C信号,M信号,Y信号及びK信号の各値の組合せを割り付けたものである。ここで、プリンタ202,203も、夫々、スキャナ200と同様に色特性を有し、同じ印刷信号を受けた場合であっても、用紙上に印刷される色はプリンタの種類よって異なる。従って、第2色変換テーブル214において割り付けられているYMCK信号も、プリンタ毎に異なる。例えば、赤を濃く印刷するプリンタに用意された第2色変換テーブル214では、C信号が高目に設定され、赤を薄く印刷するプリンタに用意された第2色変換テーブル214では、C信号が低目に設定される。
【0012】
第2色変換処理回路213から出力された印刷データは、出力先プリンタがレーザプリンタ203である場合にはそのまま当該レーザプリンタ203に向けて送信され、出力先プリンタがインクジェットプリンタ202である場合には、二値化処理回路115にてドット信号に変換された後に当該インクジェットプリンタ102に向けて送信される。
【0013】
以上のように構成されることにより、スキャナ200及びプリンタ202,203の種類如何に依らずに、原稿とほぼ同じ色調の画像が用紙上に印刷される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年におけるネットワーク技術の発展に伴い、複数のコピーシステム(コピー制御装置201)をLAN(ローカルエリアネットワーク)や公衆回線網のようなネットワークを介して接続し、或るコピーシステムのスキャナ200にて読み取った画像データを他のコピーシステムへ送信し、送信先のコピーシステムのプリンタにて印刷させるネットワークコピーシステムが、実用化されている。
【0015】
しかしながら、送信元のコピーシステムと送信先のコピーシステムとで、システムの構成が異なる場合,即ち、接続されているスキャナ200の種類が異なる場合には、第1色変換テーブル212の内容も異なる。その場合に、送信元のシステムに接続されたスキャナ200で得られた画像データをそのまま送信先に送信してしまうと、送信先では、本来の色がどのような色であったかを認識することができないので、プリンタ202,203にて印刷される画像の色調は、原稿のものとは大幅に異なったものとなってしまう。従って、従来、ネットワークコピーは、送信元のコピーシステムと送信先のコピーシステムとが同一構成である場合のみに、制限されていた。
【0016】
本発明は、このような問題に鑑み、送信元のコピーシステムと送信先のコピーシステムとが異なるシステム構成を有する場合でも原稿とほぼ同じ色調の画像が印刷できるネットワークコピーシステムの提供を、課題とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
各請求項記載の発明は、上記課題を解決するために、以下の構成を採用した。
【0018】
即ち、請求項1記載の発明は、夫々、原稿を読み取ることによって多数の画素からなる画像データを出力する読取装置,及び色素の配合を夫々示す多数の画素からなる印刷データに基づいて用紙上にカラー印刷を行う印刷装置に接続されている複数のコピー制御装置を、ネットワーク経由で相互に接続してなるネットワークコピーシステムであって、前記各コピー制御装置は、夫々、前記読取装置から出力された画像データに含まれ得る画素の色とその読取装置の色特性を相殺した色との関係を定義する第1色変換テーブルを参照して前記読取装置から出力された画像データを補正する第1色変換手段,この第1色変換手段から出力され得る画素の色と前記印刷装置の色特性を相殺する前記印刷データの画素の値との関係を定義する第2色変換テーブルを参照して前記第1色変換手段にて補正された前記画像データを前記印刷データに変換する第2色変換手段を有しているとともに、第1のコピー制御装置は、自らに接続されている読取装置から出力された画像データを第2のコピー制御装置へ送信する画像データ送信手段,及び、自らに接続されている読取装置の種類を示す指定通知を前記第2のコピー制御装置に送信する指定手段を更に有し、前記第2のコピー制御装置は、自らに接続され得る複数の読取装置の各々に対応した複数の前記第1色変換テーブルを格納した保持部,前記第1のコピー制御装置から送信された指定通知を受信して当該指定通知によって示された読取装置の種類に対応して前記保持部に格納している前記第1色変換テーブルを自らの前記第1色変換手段による参照対象として設定する設定手段,及び、前記第1のコピー制御装置から送信された画像データを受信して自らの前記第1色変換手段に入力する画像データ受信手段を更に有することを、特徴とする。
【0019】
このように構成されると、第1のコピー制御装置の指定手段は、自らに接続されている読取装置の種類を第2のコピー制御装置に指定する。このとき、第1のコピー制御装置に接続されている読取装置の種類に対応した第1色変換テーブルが第2のコピー制御装置の保持部に格納されていれば、第2のコピー制御装置の設定手段は、自らの第1色変換手段による参照対象として、第1のコピー制御装置から通知された読取装置の種類に対応した第1色変換テーブルを設定する。この第1色変換テーブルは、元々、第2のコピー制御装置に適合させて色の対応を定義したのものである。
【0020】
従って、第1のコピー制御装置の画像データ送信手段が第2のコピー制御装置の画像データ受信手段へ第1のコピー制御装置に接続されている読取装置から出力された画像データを送信すると、第2のコピー制御装置内では、この読取装置が自らに接続されている場合と全く同じように、第1色変換手段がこの画像データを色変換し、第2色変換手段が第1色変換手段から出力された画像データを印刷データに変換する。その結果、第1のコピー制御装置に接続された読取装置によって読み取られた原稿とほぼ同じ色調で、第2のコピー制御装置に接続された印刷装置にて用紙上への印刷がなされる。
【0025】
請求項2記載の発明は、夫々、原稿を読み取ることによって多数の画素からなる画像データを出力する読取装置,及び色素の配合を夫々示す多数の画素からなる印刷データに基づいて用紙上にカラー印刷を行う印刷装置に接続されている複数のコピー制御装置を、ネットワーク経由で相互に接続してなるネットワークコピーシステムであって、前記各コピー制御装置は、夫々、前記読取装置から出力された画像データに含まれ得る画素の色とその読取装置の色特性を相殺した色との関係を定義する第1色変換テーブルを参照して前記読取装置から出力された画像データを補正する第1色変換手段,この第1色変換手段から出力され得る画素の色と前記印刷装置の色特性を相殺する前記印刷データの画素の値との関係を定義する第2色変換テーブルを参照して前記第1色変換手段にて補正された前記画像データを前記印刷データに変換する第2色変換手段を有しているとともに、第1のコピー制御装置は、自らに接続されている読取装置から出力された画像データを第2のコピー制御装置へ送信する画像データ送信手段,前記第2のコピー制御装置が自らに接続されている読取装置の種類に対応した前記第1色変換テーブルを有している場合には自らに接続されている読取装置の種類を示す指定通知を前記第2のコピー制御装置に送信する指定手段,自らに接続され得る複数の印刷装置の各々に対応した複数の前記第2色変換テーブルを格納した保持部,及び、前記第2のコピー制御装置が自らに接続されている読取装置の種類に対応した前記第1色変換テーブルを有していない場合には自らが有する前記第1色変換テーブルと前記第2のコピー制御装置に接続されている印刷装置の種類に対応して前記保持部に格納している前記第2色変換テーブルとを前記第2のコピー制御装置に送信するテーブル送信手段を更に有し、前記第2のコピー制御装置は、自らに接続され得る複数の読取装置の各々に対応した複数の前記第1色変換テーブルを格納した保持部,前記第1のコピー制御装置から送信された指定通知を受信して当該指定通知によって示された読取装置の種類に対応して前記保持部に格納している前記第1色変換テーブルを自らの前記第1色変換手段による参照対象として設定し若しくは前記コピー制御装置から送信された前記第1色変換テーブル及び前記第2色変換テーブルを受信して自らの前記第1色変換手段による参照対象及び自らの前記第2色変換手段による参照対象として夫々設定する設定手段,及び、前記第1のコピー制御装置から送信された画像データを受信して自らの前記第1色変換手段に入力する画像データ受信手段を更に有することを、特徴とする。
【0026】
このように構成されると、第1のコピー制御装置に接続された読取装置の種類に対応した第1色変換テーブルが第2のコピー制御装置の保持部に格納されている場合には、請求項1の場合と同様に、第1のコピー制御装置の指定手段が、その読取装置の種類を第2のコピー制御装置に指定し、第2のコピー制御装置の設定手段が、自らの第1色変換手段による参照対象として、第1のコピー制御装置から指定された読取装置の種類に対応した第1色変換テーブルを設定する。
【0027】
また、第1のコピー制御装置に接続された読取装置の種類に対応した第1色変換テーブルが第2のコピー制御装置の保持部に格納されていない場合には、第1のコピー制御装置のテーブル送信手段が、自らの第1色変換手段が参照する第1色変換テーブルを第2のコピー制御装置へ送信するとともに、自らに接続されている印刷装置の種類に対応した第2色変換テーブルを保持部から読み出して第2のコピー制御装置へ送信し、第2のコピー制御装置の設定手段が、自らの第1色変換手段による参照対象として、第1のコピー制御装置から送信された第1色変換テーブルを設定するとともに、自らの第2色変換手段による参照対象として、第1のコピー制御装置から送信された第2色変換テーブルを設定する。その結果、何れの場合においても、第1のコピー制御装置に接続された読取装置によって読み取られた原稿とほぼ同じ色調で、第2のコピー制御装置に接続された印刷装置にて用紙上への印刷がなされる。
【0028】
請求項3記載の発明は、夫々、原稿を読み取ることによって多数の画素からなる画像データを出力する読取装置,及び色素の配合を夫々示す多数の画素からなる印刷データに基づいて用紙上にカラー印刷を行う印刷装置に接続されている複数のコピー制御装置を、ネットワーク経由で相互に接続してなるネットワークコピーシステムであって、前記各コピー制御装置は、夫々、前記読取装置から出力された画像データに含まれ得る画素の色とこの色に対応する前記印刷データに含まれる画素の値との関係を定義する色変換テーブルを参照して前記読取装置から出力された画像データを前記印刷データへ変換する色変換手段を有しているとともに、第1のコピー制御装置は、自らに接続されている読取装置から出力された画像データを第2のコピー制御装置へ送信する画像データ送信手段,及び、自らに接続されている読取装置の種類を示す指定通知を前記第2のコピー制御装置に送信する指定手段を更に有し、前記第2のコピー制御装置は、自らに接続され得る複数の読取装置の夫々に対応した複数の色変換テーブルを格納した保持部,前記第1のコピー制御装置から送信された指定通知を受信して当該指定通知によって示された読取装置の種類に対応して前記保持部に格納している前記色変換テーブルを自らの前記色変換手段による参照対象として設定する設定手段,及び、前記第1のコピー制御装置から送信された画像データを受信して自らの前記色変換手段に入力する画像データ受信手段を更に有することで、特定したものである。
【0029】
このように構成されると、第1のコピー制御装置の指定手段は、自らに接続されている読取装置の種類を第2のコピー制御装置に指定する。このとき、第1のコピー制御装置に接続されている読取装置の種類に対応した色変換テーブルが第2のコピー制御装置の保持部に格納されていれば、第2のコピー制御装置の設定手段は、自らの色変換手段による参照対象として、第1のコピー制御装置から通知された読取装置と自らに接続された印刷装置とに対応した色変換テーブルを設定する。
【0030】
この色変換テーブルは、元々、第2のコピー制御装置に適合させて色の対応を定義したのものである。従って、第1のコピー制御装置の画像データ送信手段が第2のコピー制御装置の画像データ受信手段へ第1のコピー制御装置に接続されている読取装置から出力された画像データを送信すると、第2のコピー制御装置内では、この読取装置が自らに接続されている場合と全く同じように、色変換手段がこの画像データを印刷データに変換する。その結果、第1のコピー制御装置に接続された読取装置によって読み取られた原稿とほぼ同じ色調で、第2のコピー制御装置に接続された印刷装置にて用紙上への印刷がなされる。
【0034】
請求項4記載の発明は、請求項2における第2のコピー制御装置が、自らに接続されている印刷装置の種類を第1のコピー制御装置へ通知する通知手段を更に有していることで、特定したものである。このように構成されると、第1のコピー制御装置のテーブル送信手段は、送信すべき第2色変換テーブルを容易に特定することができる。
【0035】
請求項5記載の発明は、請求項1乃至4の何れかにおいて、ネットワーク経由で相互に接続されている各コピー制御装置が、夫々、前記第1のコピー制御装置の構成と前記第2のコピー制御装置の構成とを兼ね備えていることで、特定したものである。
【0036】
請求項6記載の発明は、夫々、原稿を読み取ることによって多数の画素からなる画像データを出力する読取装置,及び色素の配合を夫々示す多数の画素からなる印刷データに基づいて用紙上にカラー印刷を行う印刷装置に接続されているとともに、前記読取装置から出力された画像データに含まれ得る画素の色とその読取装置の色特性を相殺した色との関係を定義する第1色変換テーブルを参照して前記読取装置から出力された画像データを補正する第1色変換手段及びこの第1色変換手段から出力され得る画素の色と前記印刷装置の色特性を相殺する前記印刷データの画素の値との関係を定義する第2色変換テーブルを参照して前記第1色変換手段にて補正された前記画像データを前記印刷データに変換する第2色変換手段を有している複数のコピー制御装置を、ネットワーク経由で相互に接続してなるネットワークコピーシステムにおいて、出力元コピー制御装置は、自らに接続されている読取装置の種類を示す指定通知を出力先コピー制御装置に送信し、出力先コピー制御装置は、自らに接続され得る複数の読取装置の各々に対応した複数の前記第1色変換テーブルを保持しているとともに、出力元コピー制御装置から送信された指定通知を受信して当該指定通知によって示された読取装置の種類に対応している前記第1色変換テーブルを自らの前記第1色変換手段による参照対象として設定し、出力元コピー制御装置は、自らに接続されている読取装置から出力された画像データを出力先コピー制御装置へ送信し、出力先コピー制御装置は、出力元コピー制御装置から送信された画像データを受信して、自らの前記第1色変換手段にて補正した後に自らの前記第2色変換手段にて前記印刷データに変換することを、特徴とする。このように、請求項6記載の発明は、請求項1記載の発明を、コピー制御方法として構成したものである。
【0038】
請求項7記載の発明は、夫々、原稿を読み取ることによって多数の画素からなる画像データを出力する読取装置,及び色素の配合を夫々示す多数の画素からなる印刷データに基づいて用紙上にカラー印刷を行う印刷装置に接続されているとともに、前記読取装置から出力された画像データに含まれ得る画素の色とその読取装置の色特性を相殺した色との関係を定義する第1色変換テーブルを参照して前記読取装置から出力された画像データを補正する第1色変換手段及びこの第1色変換手段から出力され得る画素の色と前記印刷装置の色特性を相殺する前記印刷データの画素の値との関係を定義する第2色変換テーブルを参照して前記第1色変換手段にて補正された前記画像データを前記印刷データに変換する第2色変換手段を有している複数のコピー制御装置を、ネットワーク経由で相互に接続してなるネットワークコピーシステムにおいて、出力元コピー制御装置は、自らに接続されている読取装置に対応した前記第1色変換テーブル,及び、自らに接続され得る複数の印刷装置の夫々に対応した複数の前記第2色変換テーブルを保持し、出力先コピー制御装置は、自らに接続され得る複数の読取装置の夫々に対応した複数の前記第1色変換テーブル,及び、自らに接続されている印刷装置に対応した前記第2色変換テーブルを保持し、出力元コピー制御装置は、出力先コピー制御装置が自らに接続されている読取装置の種類に対応した前記第1色変換テーブルを保持している場合には、自らに接続されている読取装置の種類を示す指定通知を出力先コピー制御装置に送信し、出力先コピー制御装置が自らに接続されている読取装置の種類に対応した前記第1色変換テーブルを保持していない場合には、自らが保持する前記第1色変換テーブルと出力先コピー制御装置に接続されている印刷装置の種類に対応して自らが保持している前記第2色変換テーブルとを出力先コピー制御装置に送信し、出力先コピー制御装置は、出力元コピー制御装置から指定通知が送信された場合には、送信された指定通知を受信して当該指定通知によって示された読取装置の種類に対応して自ら保持している前記第1色変換テーブルを自らの前記第1色変換手段による参照対象として設定し、出力元コピー制御装置から各色変換テーブルを送信された場合には、送信された各色変換テーブルを受信して自らの前記第1色変換手段による参照対象及び自らの前記第2色変換手段による参照対象として夫々設定し、出力元コピー制御装置は、自らに接続されている読取装置から出力された画像データを出力先コピー制御装置へ送信し、出力先コピー制御装置は、出力元コピー制御装置から送信された画像データを受信して、自らの前記第1色変換手段にて補正した後に自らの前記第2色変換手段にて前記印刷データに変換することを、特徴とする。このように、請求項7記載の発明は、請求項2記載の発明をコピー制御方法として構成したものである。
【0039】
請求項8記載の発明は、夫々、原稿を読み取ることによって多数の画素からなる画像データを出力する読取装置,及び色素の配合を夫々示す多数の画素からなる印刷データに基づいて用紙上にカラー印刷を行う印刷装置に接続されているとともに、前記読取装置から出力された画像データに含まれ得る画素の色とこの色に対応する前記印刷データに含まれる画素の値との関係を定義する色変換テーブルを参照して前記読取装置から出力された画像データを前記印刷データへ変換する色変換手段を有している複数のコピー制御装置を、ネットワーク経由で相互に接続してなるネットワークコピーシステムにおいて、出力元コピー制御装置は、自らに接続されている読取装置の種類を示す指定通知を出力先コピー制御装置に送信し、出力先コピー制御装置は、自らに接続され得る複数の読取装置の各々に対応した複数の色変換テーブルを保持しているとともに、出力元コピー制御装置から送信された指定通知を受信して当該指定通知によって示された読取装置の種類に対応している色変換テーブルを自らの前記色変換手段による参照対象として設定し、出力元コピー制御装置は、自らに接続されている読取装置から出力された画像データを出力先コピー制御装置へ送信し、出力先コピー制御装置は、出力元コピー制御装置から送信された画像データを受信して、自らの前記色変換手段にて前記印刷データに変換することを、特徴とする。このように、請求項8記載の発明は、請求項3記載の発明をコピー制御方法として構成したものである。
【0041】
請求項9記載の発明は、原稿を読み取ることによって多数の画素からなる画像データを出力する読取装置に接続可能であり、色素の配合を夫々示す多数の画素からなる印刷データに基づいて用紙上にカラー印刷を行う印刷装置に接続可能であり、また、ネットワークに接続可能であるコンピュータを、前記読取装置から出力された画像データに含まれ得る画素の色とその読取装置の色特性を相殺した色との関係を定義する第1色変換テーブルを、自らに接続され得る複数の読取装置の夫々に対応して保持する第1保持手段,自らに接続されている読取装置に対応する前記第1色変換テーブルを参照して、この読取装置から出力された画像データを補正する第1色変換手段,この第1色変換手段から出力され得る画素の色と前記印刷装置の色特性を相殺する前記印刷データの画素の値との関係を定義する第2色変換テーブルを、自らに接続され得る複数の印刷装置の夫々に対応して保持する第2保持手段,及び自らに接続されている印刷装置に対応する前記第2色変換テーブルを参照して、前記第1色変換手段にて補正された前記画像データを前記印刷データに変換する第2色変換手段として機能させるとともに、当該コンピュータがネットワークを介して他のコンピュータに対して前記画像データを送信する際には、当該コンピュータを、更に、自らに接続されている読取装置の種類を示す指定通知を前記他のコンピュータに対して送信する指定手段,及び、自らに接続されている読取装置から出力された画像データを前記他のコンピュータへ送信する画像データ送信手段として機能させるとともに、当該コンピュータがネットワークを介して他のコンピュータから画像データを受信する際には、当該コンピュータを、更に、前記他のコンピュータから送信された指定通知を受信して当該指定通知によって示された読取装置の種類に対応して前記第1保持手段が保持している前記第1色変換テーブルを自らの前記第1色変換手段による参照対象として設定する設定手段,及び、前記他のコンピュータから送信された画像データを受信して自らの前記第1色変換手段に入力する画像データ受信手段として機能させるプログラムを、格納したコンピュータ可読媒体である。このように、請求項9記載の発明は、請求項1記載の発明をコンピュータによって実現させるプログラムを格納したコンピュータ可読媒体である。
【0043】
請求項10記載の発明は、原稿を読み取ることによって多数の画素からなる画像データを出力する読取装置に接続可能であり、色素の配合を夫々示す多数の画素からなる印刷データに基づいて用紙上にカラー印刷を行う印刷装置に接続可能であり、また、ネットワークに接続可能であるコンピュータを、前記読取装置から出力された画像データに含まれ得る画素の色とその読取装置の色特性を相殺した色との関係を定義する第1色変換テーブルを、自らに接続され得る複数の読取装置の夫々に対応して保持する第1保持手段,自らに接続されている読取装置に対応する前記第1色変換テーブルを参照して、この読取装置から出力された画像データを補正する第1色変換手段,この第1色変換手段から出力され得る画素の色と前記印刷装置の色特性を相殺する前記印刷データの画素の値との関係を定義する第2色変換テーブルを、自らに接続され得る複数の印刷装置の夫々に対応して保持する第2保持手段,及び自らに接続されている印刷装置に対応する前記第2色変換テーブルを参照して、前記第1色変換手段にて補正された前記画像データを前記印刷データに変換する第2色変換手段として機能させるとともに、当該コンピュータがネットワークを介して他のコンピュータに対して前記画像データを送信する際には、当該コンピュータを、更に、前記他のコンピュータが自らに接続されている読取装置の種類に対応した前記第1色変換テーブルを有している場合には自らに接続されている読取装置の種類を示す指定通知を前記他のコンピュータに送信する指定手段,前記他のコンピュータが自らに接続されている読取装置の種類に対応した前記第1色変換テーブルを有していない場合には自らに接続されている読取装置に対応して前記第1保持手段が保持している前記第1色変換テーブルと前記他のコンピュータに接続されている印刷装置に対応して前記第2保持手段が保持している前記第2色変換テーブルとを、前記他のコンピュータへ送信するテーブル送信手段,及び、自らに接続されている読取装置から出力された画像データを前記他のコンピュータへ送信する画像データ送信手段として機能させるとともに、当該コンピュータがネットワークを介して他のコンピュータから画像データを受信する際には、当該コンピュータを、更に、前記他のコンピュータから送信された指定通知を受信して当該指定通知によって示された読取装置の種類に対応して前記第1保持手段が保持している前記第1色変換テーブルを自らの前記第1色変換手段による参照対象として設定し若しくは前記他のコンピュータから送信された前記第1色変換テーブル及び前記第2色変換テーブルを受信して自らの前記第1色変換手段による参照対象及び自らの前記第2色変換手段による参照対象として夫々設定する設定手段,及び、前記他のコンピュータから送信された画像データを受信して自らの前記第1色変換手段に入力する画像データ受信手段として機能させるプログラムを、格納したコンピュータ可読媒体である。このように、請求項10記載の発明は、請求項2記載の発明をコンピュータによって実現させるプログラムを格納したコンピュータ可読媒体である。
【0044】
請求項11記載の発明は、原稿を読み取ることによって多数の画素からなる画像データを出力する読取装置に接続可能であり、色素の配合を夫々示す多数の画素からなる印刷データに基づいて用紙上にカラー印刷を行う印刷装置に接続可能であり、また、ネットワークに接続可能であるコンピュータを、前記読取装置から出力された画像データに含まれ得る画素の色とこの色に対応する前記印刷データに含まれる画素の値との関係を定義する色変換テーブルを、自らに接続され得る読取装置と印刷装置とに夫々対応して保持する保持手段,自らに接続されている読取装置及び印刷装置に対応する色変換テーブルを参照して、この読取装置から出力された画像データを前記印刷データに変換する色変換手段として機能させるとともに、当該コンピュータがネットワークを介して他のコンピュータに対して前記画像データを送信する際には、当該コンピュータを、更に、自らに接続されている読取装置の種類を示す指定通知を前記他のコンピュータに対して送信する指定手段,及び、自らに接続されている読取装置から出力された画像データを前記他のコンピュータへ送信する画像データ送信手段として機能させるとともに、当該コンピュータがネットワークを介して他のコンピュータから画像データを受信する際には、当該コンピュータを、更に、前記他のコンピュータから送信された指定通知を受信して当該指定通知によって示された読取装置及び自らに接続された印刷装置に対応して前記保持手段が保持している前記色変換テーブルを自らの前記色変換手段による参照対象として設定する設定手段,及び、前記他のコンピュータから送信された画像データを受信して自らの前記色変換手段に入力する画像データ受信手段として機能させるプログラムを、格納したコンピュータ可読媒体である。このように、請求項11記載の発明は、請求項3記載の発明をコンピュータによって実現させるプログラムを格納したコンピュータ可読媒体である。
【0046】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。
【0047】
(実施形態1)
(コピーシステムの全体構成)
図1は、本発明の第1の実施形態であるコピーシステム1のシステム構成図である。この図1に示すように、このコピーシステム1は、コピー制御装置としてのサーバ10,並びに、このサーバ10に接続された操作盤11,読取装置としてのスキャナ12及び印刷装置としてのプリンタ13から、構成されている。また、サーバ10は、LAN(ローカルエリアネットワーク)2経由で他のコピーシステム3やルータ4に接続されており、更に、ルータ4に接続された公衆回線網又は専用回線を介して遠隔地に設置された図示せぬコピーシステムに接続されている。
【0048】
以下、サーバ10及び操作盤11の内部構成を、図2のブロック図を用いて詳細に説明する。このサーバ10は、具体的には、タワー型のケース内に組み立てられたパーソナルコンピュータ又はワークステーションであり、図2に示されるように、バス(データバス及びシステムバス)Bによって互いに接続されたCPU100,RAM101,フラッシュメモリ102,入力制御部103,LCD制御部104,CD−ROMドライブ105,ハードディスク106,SCSIインタフェース107,セントロニクスインタフェース108,LANアダプタ109,第1色変換処理回路121,第2色変換処理回路122及び2値化回路123から、構成されている。また、操作盤11は、サーバ10上に設置されており、LCD(液晶パネル)111,このLCD111上に重ねられたタッチパネル112,及びキーボード113が組み込まれている。
【0049】
上述したLCD111は、モノクロ2階調のドットマトリックス液晶パネルであり、サーバ10のLCD制御部104によって駆動され、CPU100が生成した各種画面を表示する。このLCD111に表示される画面は、図6に示される初期画面,図7に示される出力先ダイアログが表示された画面,等である。また、タッチパネル112は、このLCD111に重ねられた感圧エリアセンサであり、操作者の指によって押圧された位置に対応する信号を、入力制御部103に入力する。キーボード113は、図1に示されたスタートキー113a,テンキー113b,等からなり、操作者によって押下されたキーに対応した信号を、入力制御部103に入力する。
【0050】
また、上述したLCD制御部104は、CPU100が生成した各種画面データに応じてLCD111の各電極に駆動電圧を印加することによって、このLCDにその画面を表示させる。入力装置としての入力制御部103は、タッチパネル112及びキーボード113から入力された信号をエンコードして、夫々に対応するデータを、CPU100に転送する。
【0051】
また、上述したSCSIインタフェース107には、スキャナ12に接続されたSCSIケーブルが接続され、このスキャナ12との間のデータ交換(スキャナ12に対する命令の送信,スキャナ12からの画像データの受信,等)を司る。また、セントロニクスインタフェース108には、プリンタ13に接続されたセントロニクスケーブルが接続され、このプリンタ13との間のデータ交換(プリンタ13に対する各種命令や印刷データの送信,等)を司る。また、LANアダプタ109には、10−BASE−T等のLANケーブルが接続され、LAN2経由で、他のコピーシステム3やルータ4との間でパケットベースの双方向のデータ通信を行う。なお、このルータ4は、公衆回線網又は専用回線に接続されているので、サーバ10は、この公衆回線網又は専用回線経由で遠隔地に設置されている図示せぬコピーシステムとも通信可能となっている。
【0052】
CPU100は、このサーバ10全体の制御を行う中央処理装置であり、画像データ送信手段,画像データ受信手段,指定手段,テーブル送信手段,設定手段,通知手段として、機能する。また、RAM101は、このCPU100による作業領域が展開されるランダムアクセスメモリであり、後述する第1色変換テーブル124及び第2色変換テーブル125が格納される。
【0053】
フラッシュメモリ102は、CPU100によって読み取られて実行されるBIOSプログラムを格納している。このBIOSプログラムを読み出して実行したCPU100は、RAM101,ハードディスク106及びCD−ROMドライブ105の制御が可能になり、このハードディスク106及びCD−ROMドライブ105にロードされたCD−ROMディスクからのプログラムの読み出しを行う。
【0054】
第1色変換手段としての第1色変換処理回路121は、スキャナ12から出力された画像データ(RGB信号)からそのスキャナ12固有の色特性を相殺することによって、正規化された標準色調画像データ(R’G’B’信号)を出力する回路であり、具体的には、RAM101に格納されている第1色変換テーブル124を参照して、スキャナ12から出力された画像データを構成するRGB信号を、第1色変換テーブル124内においてそのRGB信号の値に対応付けられているR’G’B’信号に色変換する。
【0055】
第1色変換テーブル124は、従来技術の項にて説明した通り、R信号,G信号,B信号の強度スケールを夫々36個の領域に分割するとともにR信号,G信号,B信号の各領域の組合せに対して一組のR’信号,G’信号及びB信号を割り当てたテーブル(画像データに含まれ得る画素の色とその読取装置の色特性を相殺した色との関係を定義するテーブル)である。なお、第1色変換処理回路121による処理内容は、その処理の手順を定めたプログラムをCPU100に読み込ませることにより、CPU100に実行させることも可能である。
【0056】
第2色変換手段としての第2色変換処理回路122は、第1色変換処理回路121から出力された標準色調画像データ(R’G’B’信号)を出力先プリンタに適した印刷データ(YMCK信号)に変換する回路であり、具体的には、RAM101に格納されている第2色変換テーブル125を参照して、第1色変換処理回路121から出力された標準色調画像データ(R’G’B’信号)を、第2色変換テーブル125内においてそのR’G’B’信号の値に対応付けられているYMCK信号に色変換する。
【0057】
第2色変換テーブル125は、従来技術の項にて説明した通り、R’信号,G’信号,B信号の強度スケールを夫々36個の領域に分割するとともにR’信号,G’信号,B信号の各領域の組合せに対して一組のY信号,M信号,C信号及びK信号を割り当てたテーブル(第1色変換手段から出力され得る画素の色と印刷装置の色特性を相殺する印刷データの画素の色との関係を定義するテーブル)である。なお、第2色変換処理回路122による処理内容は、その処理の手順を定めたプログラムをCPU100に読み込ませることにより、CPU100に実行させることも可能である。
【0058】
2値化回路123は、セントロニクスインタフェース108の先に接続されているプリンタ13がインクジェットプリンタである場合に、第2色変換処理回路122から出力された印刷データ(YMCK信号)を、パターン拡散ディザ法,誤差拡散ディザ法等の手法に従って、多階調信号からドット信号に変換する。なお、セントロニクスインタフェース108の先に接続されているプリンタ13がレーザプリンタである場合には、通常そのプリンタ13内に2値化回路が内蔵されているので、サーバ10内の2値化回路123は、使用されない。
【0059】
コンピュータ可読媒体としてのハードディスク106は、オペレーションシステムプログラム(ネットワークOSを含む),コピー制御プログラム(図5〜図10),SCSIインタフェース107の先に接続されたスキャナ12を制御するためのTWAINドライバ,セントロニクスインタフェース108の先に接続されたプリンタ13を制御するためのプリンタドライバを、格納している。また、保持部としてのハードディスク106には、SCSIインタフェース12に接続される可能性のある種々のスキャナ12(即ち、このサーバ10が製造された時点で販売されていた全てのスキャナ)に対して夫々専用に用意された複数の第1色変換テーブル124が、格納されている。
【0060】
各第1色変換テーブル124は、R信号,G信号,B信号の各領域の組合せに対し割り当てられたR’信号,G’信号及びB信号の組合せが、互いに異なっている。CPU100は、SCSIインタフェース107の先に接続されたスキャナ12の機種が確定すると、確定したスキャナ12に専用の第1色変換テーブル124を、ハードディスク106から読み出してRAM101に格納する。また、保持部としてのハードディスク106には、セントロニスインタフェース108に接続される可能性がある種々のプリンタ13(即ち、このサーバ10が製造された時点で販売されていた全てのプリンタ)に対して夫々専用に用意された複数の第2色変換テーブル125が、格納されている。
【0061】
各第2色変換テーブル125は、R’信号,G’信号,B信号の各領域の組合せに対し割り当てられたY信号,M信号C信号及びK信号の組合せが、互いに異なっている。CPU100は、セントロニクスインタフェース108の先に接続されたプリンタ13の機種が確定すると、確定したプリンタ13に専用の第2色変換テーブル125を、ハードディスク106から読み出してRAM101に格納する。
【0062】
ハードディスク106内のオペレーションシステムプログラムを読み出して実行したCPU100は、SCSIインタフェース107,セントロニクスインタフェース108,LANアダプタ109,入力制御部103,LCD制御部104,第1色変換処理回路121,第2色変換処理回路122及び2値化回路123を、制御可能となる。なお、CPU100は、このオペレーションシステムを実行することにより、入力制御部103から通知された押圧位置がLCD111に表示させた画面中の何れかのボタンやタグの位置と一致している場合には、そのボタン又はタグに対応したデータの入力であると認識し、そのデータ入力に対応した処理を実行する。
【0063】
また、CPU100は、TWAINドライバを読み出して実行することによってスキャナ12の制御が可能になる。また、CPU100は、何れかのプリンタドライバを読み出して実行することによってプリンタ13の制御が可能になる。また、CPU100は、ネットワークOSを読み出して実行することにより、LAN2経由で他のコピーシステム3内のサーバやルータ4との双方向の通信を、実行可能となる。
【0064】
CD−ROMドライブ105は、スキャナ12やプリンタ13の変更や追加,各種プログラムのバージョンアップがあった場合に、新たなプログラムや第1色変換テーブル124や第2色変換テーブル125が格納されたCD−ROMディスク(コンピュータ可読媒体)がセットされ、CPU100からの要求に応じて、このCD−ROMディスクからこれらプログラムや変換テーブル124,125を読み出してCPU100に通知する。
【0065】
なお、サーバ10の立ち上がりを早くする必要があるならば、ハードディスクに格納されているオペレーションシステム、コピー制御プログラム、及び、各種ドライバを、フラッシュメモリ(コンピュータ可読媒体)102に格納するようにすれば良い。
【0066】
以上に記載したコピーシステム1の構成は、このコピーシステム1に対してLAN2経由で接続された他のコピーシステム3や、ルータ4を介して公衆回線網又は専用回線経由で接続された図示せぬ他のコピーシステムについても共通である。但し、各コピーシステム1,3は、サーバ10に接続されているスキャナ12を互いに異にしており、それ故に、RAM101に格納されている第1色変換テーブル124の内容も異にしている。
【0067】
(コピー制御内容)
以上のように構成されるサーバ10内においてハードディスク106からコピー制御プログラムを読み込んだCPU100が実行するコピー制御処理を、図3乃至図5のフローチャートを用いて説明する。な
お、図3のメインルーチンと図4及び図5のネットワークコピー処理とは、サーバ10がネットワークコピーにおける出力元(第1のコピー制御装置)として機能する場合の処理であり、図4及び図5に記載されたネットワークコピー受信処理は、サーバ10がネットワークコピーにおける出力先(第2のコピー制御装置)として機能する場合に実行される処理であり、これらは、夫々、当該コピーシステム1におけるサーバ10のCPU100のみならず、他のコピーシステム3におけるサーバ10のCPU100によっても実行されるが、以下においては、理解を容易にするために、当該コピーシステム1におけるサーバ10のCPU100が、出力元(第1のコピー制御装置)として機能するが故に図3のメインルーチンと図4及び図5のネットワークコピー処理とを実行し、他のコピーシステム3におけるサーバ10のCPU100が、出力先(第2のコピー制御装置)として機能するが故に図4及び図5のネットワークコピー受信処理を実行するものとして、説明を進める。
【0068】
図3に示すコピー制御処理のメインルーチンは、サーバ10にメイン電源が投入された後に、BIOS及びオペレーションシステムの制御によって、自動的にスタートする。そして、スタート後最初のS001では、CPU100は、処理に用いられるパラメータを初期設定する。ここで初期設定されるパラメータの内容は、倍率=等倍(100%),用紙種別=A4縦,出力先=ローカルプリンタ(プリンタ13),等である。
【0069】
次のS002では、CPU100は、現在設定されているパラメータに従って、初期画面(図6)を、LCD111上に表示する。図6に示すように、この初期画面の左カラムには、主要なパラメータの種類を示すタグ(倍率,用紙種別,出力先,メモリ)が表示されており、中央カラムには、各パラメータの現在における設定内容が表示されている。図6は、S001実行直後における初期画面の内容を示している。
【0070】
次のS003では、CPU100は、入力制御部103から通知されたデータに基づいて、LCD111に表示された各情報(タグを含む)と重なる領域においてタッチパネル112が押圧されたか否かをチェックする。なお、以下においては、何れかの表示情報と重なる領域が押圧されることを、単に、その「情報が入力される」と、表現する。S003にて何れの情報も入力されていない場合には、CPU100は、S011において、入力制御部103から通知されたデータに基づいて、キーボード133を構成する何れかのキーが押下(入力)されたか否かを、チェックする。そして、何れのキーも入力されていない場合には、CPU100は、処理をS003に戻す。これらS003及びS011のチェックは、何れかの情報又はキーが入力されるまで繰り返し行われる。
【0071】
S003にて何れかの情報が入力されたと判定した場合には、CPU100は、S004において、「出力先」タグが入力されたのであるか否かをチェックする。そして、「出力先」タグ以外の情報が入力されたと判断した場合には、CPU100は、S010において、入力された情報に応じた処理を実行する。S010の完了後、CPU100は、処理をS002に戻す。
【0072】
これに対して、「出力先」タグが入力されたとS004にて判定した場合には、CPU100は、処理をS005に進める。S005では、CPU100は、図7に示すように、画面の中央カラムに「出力先」ダイアログを表示する。この「出力先」ダイアログには、出力先として指定可能なプリンタを表す情報及びキャンセルを表す情報が、表示されている。この「出力先」ダイアログに表示されているプリンタは、セントロニクスインタフェース108を介して接続されているローカルプリンタ(プリンタ13)の他、LAN2経由で接続されている他のコピーシステム3のプリンタ13や、ルータ4を介して公衆回線網又は専用回線経由で接続された図示せぬコピーシステムのプリンタ13である。
【0073】
次のS006では、CPU100は、キャンセルを表す情報が入力されたか否かをチェックする。そして、キャンセルを表す情報が入力されている場合には、「出力先」ダイアログを閉じた後に処理をS002に戻す。これに対して、キャンセルを表す情報が入力されていない場合には、CPU100は、S007において、何れかのプリンタを表す情報が入力された上で「OK」が入力されたか否かをチェックする。そして、何れの情報も未だ入力されていない場合には、CPU100は、S006のチェックに処理を戻す。
【0074】
何れかのプリンタを表す情報が入力された上で「OK」が入力された場合には、CPU100は、処理をS007からS008に進める。このS008では、CPU100は、選択されたプリンタのIDにより、「出力先」パラメータを書き換える。その後、CPU100は、「出力先」ダイアログを閉じた後に処理をS002に戻す。
【0075】
一方、S011にてキーボード113を構成する何れかのキーが入力されたと判定した場合には、CPU100は、処理をS011からS012に進める。このS012では、CPU100は、スタートキー13aが入力されたのか若しくはそれ以外のキーが入力されたのかを、チェックする。そして、スタートキー13a以外のキーが入力された場合には、CPU100は、S013において、入力されたキーに応じた処理を実行した後に、処理をS003に戻す。
【0076】
これに対して、スタートキー13aが入力されたのであるとS012にて判定した場合には、CPU100は、処理をS014に進める。S014では、CPU100は、「出力先」パラメータが現在「ローカルプリンタ」に設定されているのかそれ以外のネットワークプリンタに設定されているのかを、チェックする。そして、「出力先」パラメータが現在「ローカルプリンタ」に設定されている場合には、CPU100は、S015において、ローカルコピー処理を実行する。
【0077】
即ち、SCSIインタフェース107の先に接続されているスキャナ12に対して原稿の読取命令を行うとともに、この読取命令に応じてスキャナ12が送信して来た画像データ(RGB多階調信号)を第1色変換処理回路121に入力して、第1色変換テーブル124を用いて色変換(正規化)させ、この第1色変換処理回路121から出力された標準色調画像データ(R’G’B’多階調信号)を第2色変換処理回路122に入力して、第2色変換テーブル125を用いて印刷データ(YMCK多階調信号)に色変換させる。そして、プリンタ13がレーザプリンタである場合には、この第2色変換処理回路122から出力された印刷データ(YMCK多階調信号)を直接プリンタ13へ送信して、印刷命令する。
【0078】
また、プリンタ13がインクジェットプリンタである場合には、第2色変換処理回路122から出力された印刷データ(YMCK多階調信号)を2値化回路123に入力して、ドット信号に変換させた上で、この印刷データ(YMCKドット信号)をプリンタ13へ送信して、印刷命令する。プリンタ13が印刷を終了すると、CPU100は、処理をS003に戻す。
【0079】
これに対して、「出力先」パラメータが現在何れかのネットワークプリンタに設定されている場合には、CPU100は、処理をS015に進める。このS015では、CPU100は、ネットワークコピー処理を実行する。図4のネットワーク処理は、このS015にて実行されるサブルーチンである。このネットワーク処理サブルーチンに入って最初のS101では、CPU100は、出力先コピーシステム(「出力先」パラメータによって示されるプリンタ13を含むコピーシステム3)のサーバ10に対して、LANアダプタ104を介して通信開始要求を送信する。
【0080】
S101の完了後、出力元コピーシステム1のCPU100は、S102において、S101完了後の経過時間を測定し、経過時間が未だ所定時間に達していない場合には、S103において、S101での通信開始要求に対する出力先コピーシステムからの回答の有無をチェックする。そして、回答がない場合には、出力元コピーシステム1のCPU100は、S102に戻って経過時間のチェックを繰り返す。
【0081】
出力先コピーシステム3のCPU100は、出力元コピーシステム1から通信開始要求(S101)を受信すると、図4に示すネットワークコピー受信処理を、割り込みスタートする。スタート後、最初のS201では、出力先コピーシステム3のCPU100は、現在ネットワークコピーが可能であるか否かを判定する。
【0082】
そして、現在ネットワークコピーが不可能である場合,例えば、用紙が切れている場合,ユーザによってネットワークコピーを禁止する設定がなされている場合,ローカルコピーの実行中である場合,等には、出力先コピーシステム3のCPU100は、S202において、出力元コピーシステム1のCPU100に対して、拒否する旨の回答を行う。S202を完了すると、出力先コピーシステム3のCPU100は、このネットワークコピー受信処理を終了して、割込前に実行していた処理を再開する。これに対して、現在ネットワークコピーが可能である場合には、出力先コピーシステム3のCPU100は、S203において、出力元コピーシステム1のCPU100に対して、認可する旨の回答を行い、S204において、システムの問い合わせを待つ。
【0083】
出力元コピーシステム1のCPU100は、S102における所定時間の経過前に、出力先コピーシステム3から拒否通知(S202)又は認可通知(S203)を受信すると、処理をS103からS104に進める。S104では、出力元コピーシステム1のCPU100は、拒否通知(S202)を受信したのか認可通知(S203)受信したのかを、チェックする。そして、拒否通知を受信したのである場合には、出力元コピーシステム1のCPU100は、出力先コピーシステム3との間で通信不能であると判断して、S105においてLCD111上に警告表示を行った後に、このネットワークコピー処理を終了して、図3のメインルーチンに処理を戻す。なお、出力先コピーシステム1のCPU100から何れの通知も受信することなくS102における所定時間が経過した場合にも、出力元コピーシステム1のCPU100は、S105においてLCD111上に警告表示を行った後に、このネットワークコピー処理を終了して、図3のメインルーチンに処理を戻す。
【0084】
これに対して、S103にて認可通知を受信したと判定した場合には、出力元コピーシステム1のCPU100は、出力先コピーシステム3との間で通信可能であると判断して、S106において、出力先コピーシステム3に対して、そのシステム構成(サーバの機種識別情報,プリンタの機種識別情報)を問い合わせる。S106の完了後、出力元コピーシステム1のCPU100は、S107において、出力先コピーシステム3からの回答を待つ。
【0085】
出力先コピーシステム3のCPU100は、出力元コピーシステム1からシステム構成の問い合わせを受信すると、処理をS204からS205へ進める。S205では、出力先コピーシステム3のCPU100は、自システム構成(サーバの機種識別情報,プリンタの機種識別情報)を、出力元コピーシステム1に対して通知する(通知手段に相当)。その後、出力先システム3のCPU100は、S206において、出力元コピーシステム1からの次のパケットを待つ。
【0086】
出力先コピーシステム3からシステム構成の通知を受信すると、出力元コピーシステム1のCPU100は、処理をS107からS108に進める。S108では、出力元コピーシステム1のCPU100は、出力先コピーシステム3から通知されたシステム構成,即ち、サーバ10の機種識別情報に基づいて、出力先コピーシステム3のサーバ10が自システム1のサーバ10よりも古い機種であるかどうかをチェックする。
【0087】
そして、出力先コピーシステム3のサーバ10が自システム1のサーバ10よりも古い場合には、出力先コピーシステム3には自システム1に接続されているスキャナ12用の第1色変換テーブル124が備えられていない可能性があるので、出力元コピーシステム1のCPU100は、S110において、RAM101に格納されている第1色変換テーブル124,及び、ハードディスク106に格納されている出力先コピーシステム3のプリンタ13(出力先コピーシステム3から通知された機種識別情報が示すプリンタ)専用の第2色変換テーブル125を複製して、出力先コピーシステム3へ送信する(テーブル送信手段に相当)。
【0088】
これに対して、出力先コピーシステム3のサーバ10が自システム1のサーバ10と同じ機種である場合,及び、出力先コピーシステム3のサーバ10が自システム1のサーバ10よりも新しい機種である場合、出力先コピーシステム3には自システム1に接続されているスキャナ12用の第1色変換テーブル124が必ず備えられているので、出力元コピーシステム1のCPU100は、S109において、出力先コピーシステム3に対して、自システム1に接続されているスキャナ12の機種を指定して、その機種専用に用意された第1色変換テーブル124を使用する様通知する(指定手段に相当)。
【0089】
S110又はS109の完了後、出力元コピーシステム1のCPU100は、S111において、LANアダプタ109を介して、出力先コピーシステム3に対して、ネットワークコピーモードによる画像データ送信を開始する(画像データ送信手段に相当)。このネットワークコピーモードによる画像データ送信においては、出力対象用紙の特定情報等の必要情報が、画像データ本体に先立って送信される。その後、画像データの送信が終了した事をS112にて判断すると、出力元コピーシステム1のCPU100は、このネットワークコピー処理を終了して、図3のメインルーチンに処理を戻す。処理が戻された図3のメインルーチンでは、出力先コピーシステム1のCPU100は、処理をS003に戻し、操作者の次の操作を待つ。
【0090】
一方、出力先コピーシステム3のCPU100は、第1色変換テーブル124の指定通知(S109)又は第1色変換テーブル124及び第2色変換テーブル125自体(S110)を格納したパケットを出力元コピーシステム1から受信すると、処理をS206からS207へ進める。このS207では、出力元コピーシステム3のCPU100は、受信したパケットに格納されているデータが第1色変換テーブル124の指定通知(S109)なのであるか第1色変換テーブル124及び第2色変換テーブル125自体(S110)であるのかを、チェックする。そして、第1色変換テーブル124の指定通知(S109)を受信した場合には、出力先コピーシステム3のCPU100は、S208において、通知されたスキャナ12の機種に対応した第1色変換テーブル124をハードディスク106から読み出してRAM101に上書きすることによって、この第1色変換テーブル124を第1色変換処理回路121の参照対象として設定する(設定手段に相当)。
【0091】
これに対して、第1色変換テーブル124及び第2色変換テーブル125自体(S110)を受信した場合には、出力先コピーシステム3のCPU100は、S209において、受信した第1色変換テーブル124及び第2色変換テーブル125をRAM101に上書きすることによって、第1色変換変換テーブル124を第1色変換処理回路121の参照対象として設定するとともに、第2色変換テーブル125を第2色変換処理回路122の参照対象として設定する(設定手段に相当)。
【0092】
S208及びS209を完了することによって両色変換テーブル124,125の準備を完了すると、出力先コピーシステム3のCPU100は、S210において、出力元コピーシステム1から画像データが送信されて来るのを待つ。そして、画像データが送られて来ると、出力先コピーシステム3のCPU100は、処理をS211に進める。
【0093】
S211では、出力先コピーシステム3のCPU100は、出力元コピーシステム1から受信した画像データ(RGB信号)を第1色変換処理回路121に入力し、この第1色変換処理回路121に対してRAM101内の第1色変換テーブル124を用いて正規化させ、サーバ10内での標準色調画像データ(R’G’B’信号)に色変換させる(画像データ受信手段に相当)。
【0094】
次のS212では、出力先コピーシステム3のCPU100は、第1色変換処理回路121から出力された標準色調画像データ(R’G’B’信号)を第色2変換処理回路122に入力し、この第2色変換処理回路122に対してRAM101内の第2色変換テーブル125を用いて出力先プリンタ13用印刷データ(YMCK信号)に色変換させる。
【0095】
次のS213では、出力先コピーシステム3のCPU100は、セントロニクスインタフェース108の先に接続されている出力先プリンタ13がインクジェットプリンタであるか否かを、チェックする。そして、出力先プリンタ13がインクジェットプリンタでない場合,即ちレーザプリンタである場合には、出力先コピーシステム3のCPU100は、S215において、第2色変換処理回路122から出力された印刷データ(YMCK多階調信号)を、そのままセントロニクスインタフェース108経由で出力先プリンタ13へ送出する。
【0096】
これに対して、出力先プリンタ13がインクジェットプリンタである場合には、出力先コピーシステム3のCPU100は、S214において、第2色変換処理回路122から出力された印刷データ(YMCK信号)を2値化回路123に入力し、この2値化回路123に対して印刷データ(YMCK信号)を多階調信号からドット信号に変換させる。そして、S215において、2値化回路123から出力されたドット信号からなる印刷データ(YMCKドット信号)を、セントロニクスインタフェース108経由で出力先プリンタ13へ送信する。
【0097】
出力先コピーシステム3のCPU100は、以上のS211乃至S215の処理を、出力元コピーシステム1からの画像データが終了するまで、繰り返す。そして、S216において画像データが終了すると、出力先コピーシステム3のCPU100は、このネットワークコピー受信処理を終了して、割込前に実行していた処理を再開する。
【0098】
なお、S211及びS212の処理は、CPU100が第1色変換処理回路121及び第2色変換処理回路122に対して処理を実行させるステップであるが、CPU100が自らこれらの処理を実行するようにコピー制御プログラムを構成しても良い。
【0099】
(コピーシステムの動作)
以上のように構成される本実施形態によるコピーシステムの動作を、図8を用いて説明する。図8において、コピーシステム1のサーバ,スキャナ及びプリンタについては、夫々、参照番号“10A”,“12A”,“13A”を付し、コピーシステム3のサーバ,スキャナ及びプリンタについては、夫々、参照番号“10B”,“12B”,“13B”を付す。
【0100】
<ローカルコピー>
本実施形態によるコピーシステム1においても、従来技術の項において説明した通り、そのコピーシステム1に接続されたスキャナ12A及びプリンタ13Aを用いて行う「ローカルコピー」を実行することができる。この場合、原稿を読み取って得られた画像データ(RGB信号)は、図8にて破線αによって示した経路に沿って、第1色変換テーブル124Aを参照する第1色変換処理回路121Aにて標準色調画像データ(R’G’B’信号)に色変換され、第2色変換テーブル125Aを参照する第2色変換処理回路122Aにて印刷データ(YMCK信号)に色変換され、2値化回路123Aにて多階調信号からドット信号に変換されて、プリンタAへ出力される。
【0101】
<ネットワークコピー>
また、コピーシステム1のスキャナ12Aで読み込んだ原稿の画像をコピーシステム3のプリンタ13Bにて印刷するためには、出力元コピーシステム1の操作者はタッチパネル112を用いて「出力先」ダイアログ中からプリンタ13Bを選択入力し(S003,S004,S007)、スタートキー133aを押下する(S011,S012)。すると、出力元コピーシステム1のCPU100は、出力先コピーシステム3に対してサーバ10Bの機種を問い合わせ(S106)、出力先コピーシステム3のサーバ10Bが自システム1のサーバ10Aよりも古いか否かを調べる(S108)。
【0102】
出力先コピーシステム3のサーバ10Bが自システム1のサーバ10Aと同じ機種であるかそれよりも新しい機種である場合には、出力先コピーシステム3のサーバ10Bのハードディスク106には、スキャナ12Aをサーバ10Bに接続した場合に使用するための第1色変換テーブル124が、格納されているはずである。従って、出力元コピーシステム1のCPU100は、出力先コピーシステム3に対して、そのスキャナ12Aの機種を指定して、このスキャナ12A用の第1変換テーブル124を使用する様通知する(S109)。この指定通知に応じて、出力先コピーシステム3のCPU100は、スキャナ12A用の第1色変換テーブル124Cを、ハードディスク106から読み出して、RAM101に上書きする(S208)。このような第1変換テーブル124Cの書き換えを行うと、出力先コピーシステム3内の構成は、スキャナ12Aを直接サーバ10Bに接続した場合と全く等価になる。
【0103】
従って、図8の一点鎖線γにて示す経路に沿って画像データ(RGB信号)が出力元コピーシステム1から出力先コピーシステム3へ送信されると、この出力先コピーシステム3内では、ローカルコピーの場合と全く同様に、第1色変換テーブル124Cを参照する第1色変換処理回路121Bにて画像データ(RGB信号)が標準色調画像データ(R’G’B’信号)に色変換され、第2色変換テーブル125Bを参照する第2色変換処理回路122Bにて標準色調画像データ(R’G’B’信号)が印刷データ(YMCK信号)に色変換され、2値化回路123Bにて多階調信号からドット信号に変換されて、プリンタBへ出力される。従って、その結果、プリンタ13Bでは、スキャナ12Aにて読み取った原稿と殆ど同じ色調で、その画像が用紙上に印刷される。
【0104】
出力先コピーシステム3のサーバ10Bが自システム1のサーバ10Aよりも古い機種である場合には、出力先コピーシステム3のサーバ10Bのハードディスク106には、スキャナ12Aをサーバ10Bに接続した場合に使用するための第1色変換テーブル124が格納されていない可能性がある。従って、出力元コピーシステム1のCPU100は、図8の二点鎖線βにて示す経路に沿って、自システム1用に作成されたスキャナ12A用の第1色変換テーブル124B及びプリンタ13B用の第2色変換テーブル125Cを、出力先コピーシステム3に対して送信する。これらのテーブル124A,125Cを受信した出力先コピーシステム3のCPU100は、これらのテーブル124A,125CをRAM101に上書きする(S209)。このようなテーブルの入れ換えを行うと、出力先コピーシステム3内の構成は、スキャナ12A及びプリンタ13Bをサーバ10Aに接続した場合と等価になる。
【0105】
従って、図8の一点鎖線γにて示す経路に沿って画像データ(RGB信号)が出力元コピーシステム1から出力先コピーシステム3へ送信されると、この出力先コピーシステム3内では、ローカルコピーの場合と全く同様に、第1色変換テーブル124Aを参照する第1色変換処理回路121Bにて画像データ(RGB信号)が標準色調画像データ(R’G’B’信号)に色変換され、第2色変換テーブル125Cを参照する第2色変換処理回路122Bにて標準色調画像データ(R’G’B’信号)が印刷データ(YMCK信号)に色変換され、2値化回路123Bにて多階調信号からドット信号に変換されて、プリンタBへ出力される。従って、その結果、プリンタ13Bでは、スキャナ12Aにて読み取った原稿と殆ど同じ色調で、当該画像が用紙上に印刷される。
【0106】
(実施形態2)
本発明の第2の実施形態は、上述した第1実施形態と比較して、図3のS015にて実行されるネットワーク処理サブルーチンの内容,及び、ネットワークコピー受信処理の内容のみが異なり、それ以外の構成を共通にしている。従って、以下、これら相違点のみを説明し、その他の構成の説明を省略する。
【0107】
図10は、本第2実施形態において、コピーシステム1が出力元システムとして機能する場合に図3のS015にて実行されるネットワークコピー処理サブルーチン,及び、コピーシステム3が出力先として機能する場合に割り込み実行されるネットワークコピー受信処理を示すフローチャートである。
【0108】
このネットワーク処理サブルーチンに入って最初のS301では、CPU100は、出力先コピーシステム(「出力先」パラメータによって示されるプリンタ13を含むコピーシステム3)のサーバ10に対して、LANアダプタ104を介して通信開始要求を送信する。S301の完了後、出力元コピーシステム1のCPU100は、S302において、S301完了後の経過時間を測定し、経過時間が未だ所定時間に達していない場合には、S303において、S301での通信開始要求に対する出力先コピーシステムからの回答の有無をチェックする。そして、回答がない場合には、出力元コピーシステム1のCPU100は、S302に戻って経過時間のチェックを繰り返す。
【0109】
出力先コピーシステム3のCPU100は、出力元コピーシステム1から通信開始要求(S301)を受信すると、ネットワークコピー受信処理を、割り込みスタートする。スタート後、最初のS401では、出力先コピーシステム3のCPU100は、現在ネットワークコピーが可能であるか否かを判定する。そして、現在ネットワークコピーが不可能である場合には、出力先コピーシステム3のCPU100は、S402において、出力元コピーシステム1のCPU100に対して、拒否する旨の回答を行う。S402を完了すると、出力先コピーシステム3のCPU100は、このネットワークコピー受信処理を終了して、割込前に実行していた処理を再開する。これに対して、現在ネットワークコピーが不可能である場合には、出力先コピーシステム3のCPU100は、S403において、出力元コピーシステム1のCPU100に対して、認可する旨の回答を行い、S404において、システム構成の通知を待つ。
【0110】
出力元コピーシステム1のCPU100は、S302における所定時間の経過前に、出力先コピーシステム3から拒否通知(S402)又は認可通知(S403)を受信すると、処理をS303からS304に進める。S304では、出力元コピーシステム1のCPU100は、拒否通知(S402)を受信したのか認可通知(S403)受信したのかを、チェックする。そして、拒否通知を受信した場合には、出力元コピーシステム1のCPU100は、出力先コピーシステム3との間で通信不能であると判断して、S305においてLCD111上に警告表示を行った後に、このネットワークコピー処理を終了して、図3のメインルーチンに処理を戻す。
【0111】
なお、出力先コピーシステム1のCPU100から何れの通知も受信することなくS302における所定時間が経過した場合にも、出力元コピーシステム1のCPU100は、S305においてLCD111上に警告表示を行った後に、このネットワークコピー処理を終了して、図3のメインルーチンに処理を戻す。
【0112】
これに対して、S303にて認可通知を受信したと判定した場合には、CPU100は、出力先コピーシステム3との間で通信可能であると判断して、S306において、出力先コピーシステム3に対して、自システム構成(サーバの機種識別情報)を通知する。即ち、スキャナ12の機種を通知する(通知手段に相当)。S306の完了後、出力元コピーシステム1のCPU100は、S307及びS309のループ処理を実行する。即ち、出力元コピーシステム1のCPU100は、S307において出力先コピーシステム3から色変換テーブルの送信要求があるか否かをチェックし、送信要求がなければ、S309において画像データの送信許可があるか否かをチェックして、送信許可がなければ、S307に処理を戻す。
【0113】
一方、出力先コピーシステム3のCPU100は、出力元コピーシステム1からシステム構成通知を受信すると、処理をS404からS405へ進める。S405では、出力先コピーシステム3のCPU100は、出力元コピーシステム1から通知されたシステム構成,即ち、サーバ10の機種識別情報に基づいて、出力元コピーシステム1のサーバ10が自システム3のサーバ10よりも古い機種であるかどうかをチェックする。
【0114】
そして、出力元コピーシステム1のサーバ10が自システム3のサーバ10と同じ機種である場合,及び、出力元コピーシステム1のサーバ10が自システム3のサーバ10よりも古い場合、自システム3のハードディスク106には、出力元コピーシステム1に接続されているものとして通知されたスキャナ12用の第1色変換テーブル124が必ず格納されているので、出力先コピーシステム3のCPU100は、S409において、当該スキャナ12用の第1色変換テーブル124を、ハードディスク106から読み出してRAM101に上書きすることによって、第1色変換処理回路121の参照対象として設定する(設定手段に相当)。S409の完了後、出力先コピーシステム3のCPU100は、処理をS410に進める。
【0115】
これに対して、出力元コピーシステム1のサーバ10が自システム3のサーバ10よりも新しい機種である場合、自システム3のハードディスク106には、出力元コピーシステム1に接続されているスキャナ12用の第1色変換テーブル124が格納されていない可能性があるので、出力先コピーシステム3のCPU100は、出力元コピーシステム1に対して、出力元コピーシステム1に接続されているスキャナ12専用の第1色変換テーブル124,及び、自システム3に接続されているプリンタ13用に出力元コピーシステム1が用意している第2色変換テーブル125の送信を要求する。S406の完了後、出力先コピーシステム3のCPU100は、S407において、出力元コピーシステム1が両色変換テーブル124,125を送信して来るのを待つ。
【0116】
出力元コピーシステム1のCPU100は、出力先コピーシステム3からの色変換テーブル送信要求(S406)を受信すると、処理をS307からS308に進める。このS308では、出力元コピーシステム1のCPU100は、RAM101に格納されている第1色変換テーブル124複写するとともに、出力先コピーシステム3から要求された第2色変換テーブル125(出力先コピーシステム3に接続されているプリンタ13を自システム2内で使用するために用意された第2色変換テーブル125)をハードディスク106から読み出し、これら色変換テーブル124,125を出力先コピーシステム3へ送信する(テーブル送信手段に相当)。S308の完了後、出力元コピーシステム3のCPU100は、処理をS309へ進める。
【0117】
これら色変換テーブル124,125を受信すると、出力先コピーシステム3のCPU100は、処理をS407からS408に進める。S408では、出力先コピーシステム3のCPU100は、受信した第1色変換テーブル124及び第2色変換テーブル125をRAM101に上書きすることによって、第1色変換変換テーブル124を第1色変換処理回路121の参照対象として設定するとともに、第2色変換テーブル125を第2色変換処理回路122の参照対象として設定する(設定手段に相当)。S408の完了後、出力先コピーシステム3のCPU100は、処理をS410に進める。
【0118】
S410では、出力コピーシステム3のCPU100は、出力元コピーシステム1に対して、画像データの送信許可を通知する。
【0119】
出力元コピーシステム1のCPU100は、出力先コピーシステム3から画像データの送信許可(S410)を受信すると、S309からループ処理を抜けて、図5のS111と同様に、ネットワークコピーモードによる画像データ送信を開始し(画像データ送信手段に相当)、送信すべき画像データが終了すると(S112)、このネットワークコピー処理サブルーチンを終了し、処理を図3のメインルーチンに戻す。
【0120】
同様に、出力先コピーシステム3のCPU100も、S410の完了後、図5におけるS210以下の処理を実行し、ネットワークコピーモードによる画像データ受信及びプリンタ13に対する印刷データ出力を実行する(画像データ受信手段に相当)。
【0121】
以上説明した本第2実施形態によると、送信先コピーシステム3のハードディスク106に格納されている第1色変換テーブル124を用いるのか送信元コピーシステム1から送信した第1色変換テーブル124及び第2色変換テーブル125を用いるかの判定が、送信先コピーシステム3のCPU100によってなされる。この点を除き、第2実施形態によるネットワークコピーシステムの動作は、第1実施形態によるネットワークコピーシステムのものと全く同じである。従って、送信先コピーシステム3に接続されたプリンタ13からは、送信元コピーシステム2に接続されているスキャナ12にて読み取られた原稿と全く同じ色調で、画像が印刷される。
【0122】
なお、上述した各実施形態においては、第1色変換処理回路121及び第2色変換処理回路が互いに独立しているが、これらを一個の色変換処理回路として構成し、画像データ(RGB信号)を直接印刷データ(YMCK信号)に変換するように構成しても良い。この場合、第1色変換テーブル124及び第1色変換テーブル125の代わりに、画像データ(RGB信号)を構成する各信号の各領域の組合せ毎に印刷データ(YMCK信号)の値を対応付けた色変換テーブルを用いれば良い。そして、この色変換テーブルは、サーバ10に接続され得る全ての読取装置と印刷装置との組合せに毎に、夫々、対応して用意されていれば良い。
【0123】
【発明の効果】
以上のように構成された本発明によるネットワークコピーシステムによれば、送信元のコピーシステムと送信先のコピーシステムとが異なるシステム構成を有する場合でも、送信元コピーシステムの読取装置で読み取った原稿とほぼ同じ色調の画像を、送信先コピーシステムの印刷装置で印刷することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態によるネットワークコピーシステムのシステム構成図。
【図2】個々のコピーシステムの回路構成を示すブロック図。
【図3】図2のハードディスク内に格納されているコピー制御プログラムを読み込んだCPUが実行するコピー制御処理の内容を示すフローチャート。
【図4】図3のS015にて実行されるネットワークコピー処理サブルーチン及びネットワークコピー受信処理の内容を夫々を示すフローチャート。
【図5】図3のS015にて実行されるネットワークコピー処理サブルーチン及びネットワークコピー受信処理の内容を夫々を示すフローチャート。
【図6】図2のLCD上に表示されるメイン画面の表示例。
【図7】出力先ダイアログの表示例。
【図8】ネットワークコピーシステムの動作説明図。
【図9】色変換テーブルの概念図。
【図10】本発明の第2実施形態において図3S015にて実行されるネットワークコピー処理サブルーチン及びネットワークコピー受信処理の内容を夫々を示すフローチャート。
【図11】従来技術の説明図。
【符号の説明】
1 コピーシステム
2 LAN
3 他のコピーシステム
10 サーバ
12 スキャナ
13 プリンタ
100 CPU
101 RAM
106 ハードディスク
121 第1色変換処理回路
122 第2色変換処理回路
124 第1色変換テーブル
125 第2色変換テーブル
Claims (11)
- 夫々、原稿を読み取ることによって多数の画素からなる画像データを出力する読取装置,及び色素の配合を夫々示す多数の画素からなる印刷データに基づいて用紙上にカラー印刷を行う印刷装置に接続されている複数のコピー制御装置を、ネットワーク経由で相互に接続してなるネットワークコピーシステムであって、
前記各コピー制御装置は、夫々、前記読取装置から出力された画像データに含まれ得る画素の色とその読取装置の色特性を相殺した色との関係を定義する第1色変換テーブルを参照して前記読取装置から出力された画像データを補正する第1色変換手段,この第1色変換手段から出力され得る画素の色と前記印刷装置の色特性を相殺する前記印刷データの画素の値との関係を定義する第2色変換テーブルを参照して前記第1色変換手段にて補正された前記画像データを前記印刷データに変換する第2色変換手段を有しているとともに、
第1のコピー制御装置は、自らに接続されている読取装置から出力された画像データを第2のコピー制御装置へ送信する画像データ送信手段,及び、自らに接続されている読取装置の種類を示す指定通知を前記第2のコピー制御装置に送信する指定手段を更に有し、
前記第2のコピー制御装置は、自らに接続され得る複数の読取装置の各々に対応した複数の前記第1色変換テーブルを格納した保持部,前記第1のコピー制御装置から送信された指定通知を受信して当該指定通知によって示された読取装置の種類に対応して前記保持部に格納している前記第1色変換テーブルを自らの前記第1色変換手段による参照対象として設定する設定手段,及び、前記第1のコピー制御装置から送信された画像データを受信して自らの前記第1色変換手段に入力する画像データ受信手段を更に有することを特徴とするネットワークコピーシステム。 - 夫々、原稿を読み取ることによって多数の画素からなる画像データを出力する読取装置,及び色素の配合を夫々示す多数の画素からなる印刷データに基づいて用紙上にカラー印刷を行う印刷装置に接続されている複数のコピー制御装置を、ネットワーク経由で相互に接続してなるネットワークコピーシステムであって、
前記各コピー制御装置は、夫々、前記読取装置から出力された画像データに含まれ得る画素の色とその読取装置の色特性を相殺した色との関係を定義する第1色変換テーブルを参照して前記読取装置から出力された画像データを補正する第1色変換手段,この第1色変換手段から出力され得る画素の色と前記印刷装置の色特性を相殺する前記印刷データの画素の値との関係を定義する第2色変換テーブルを参照して前記第1色変換手段にて補正された前記画像データを前記印刷データに変換する第2色変換手段を有しているとともに、
第1のコピー制御装置は、自らに接続されている読取装置から出力された画像データを第2のコピー制御装置へ送信する画像データ送信手段,前記第2のコピー制御装置が自らに接続されている読取装置の種類に対応した前記第1色変換テーブルを有している場合には自らに接続されている読取装置の種類を示す指定通知を前記第2のコピー制御装置に送信する指定手段,自らに接続され得る複数の印刷装置の各々に対応した複数の前記第2色変換テーブルを格納した保持部,及び、前記第2のコピー制御装置が自らに接続されている読取装置の種類に対応した前記第1色変換テーブルを有していない場合には自らが有する前記第1色変換テーブルと前記第2のコピー制御装置に接続されている印刷装置の種類に対応して前記保持部に格納している前記第2色変換テーブルとを前記第2のコピー制御装置に送信するテーブル送信手段を更に有し、
前記第2のコピー制御装置は、自らに接続され得る複数の読取装置の各々に対応した複数の前記第1色変換テーブルを格納した保持部,前記第1のコピー制御装置から送信された指定通知を受信して当該指定通知によって示された読取装置の種類に対応して前記保持部に格納している前記第1色変換テーブルを自らの前記第1色変換手段による参照対象として設定し若しくは前記コピー制御装置から送信された前記第1色変換テーブル及び前記第2色変換テーブルを受信して自らの前記第1色変換手段による参照対象及び自らの前記第2色変換手段による参照対象として夫々設定する設定手段,及び、前記第1のコピー制御装置から送信された画像データを受信して自らの前記第1色変換手段に入力する画像データ受信手段を更に有することを特徴とするネットワークコピーシステム。 - 夫々、原稿を読み取ることによって多数の画素からなる画像データを出力する読取装置,及び色素の配合を夫々示す多数の画素からなる印刷データに基づいて用紙上にカラー印刷を行う印刷装置に接続されている複数のコピー制御装置を、ネットワーク経由で相互に接続してなるネットワークコピーシステムであって、
前記各コピー制御装置は、夫々、前記読取装置から出力された画像データに含まれ得る画素の色とこの色に対応する前記印刷データに含まれる画素の値との関係を定義する色変換テーブルを参照して前記読取装置から出力された画像データを前記印刷データへ変換する色変換手段を有しているとともに、
第1のコピー制御装置は、自らに接続されている読取装置から出力された画像データを第2のコピー制御装置へ送信する画像データ送信手段,及び、自らに接続されている読取装置の種類を示す指定通知を前記第2のコピー制御装置に送信する指定手段を更に有し、
前記第2のコピー制御装置は、自らに接続され得る複数の読取装置の夫々に対応した複数の色変換テーブルを格納した保持部,前記第1のコピー制御装置から送信された指定通知を受信して当該指定通知によって示された読取装置の種類に対応して前記保持部に格納している前記色変換テーブルを自らの前記色変換手段による参照対象として設定する設定手段,及び、前記第1のコピー制御装置から送信された画像データを受信して自らの前記色変換手段に入力する画像データ受信手段を更に有することを特徴とするネットワークコピーシステム。 - 前記第2のコピー制御装置は、自らに接続されている印刷装置の種類を前記第1のコピー制御手段へ通知する通知手段を更に有することを特徴とする請求項2記載のネットワークコピーシステム。
- ネットワーク経由で相互に接続されている各コピー制御装置は、夫々、前記第1のコピー制御装置の構成と前記第2のコピー制御装置の構成とを兼ね備えていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のネットワークコピーシステム。
- 夫々、原稿を読み取ることによって多数の画素からなる画像データを出力する読取装置,及び色素の配合を夫々示す多数の画素からなる印刷データに基づいて用紙上にカラー印刷を行う印刷装置に接続されているとともに、前記読取装置から出力された画像データに含まれ得る画素の色とその読取装置の色特性を相殺した色との関係を定義する第1色変換テーブルを参照して前記読取装置から出力された画像データを補正する第1色変換手段及びこの第1色変換手段から出力され得る画素の色と前記印刷装置の色特性を相殺する前記印刷データの画素の値との関係を定義する第2色変換テーブルを参照して前記第1色変換手段にて補正された前記画像データを前記印刷データに変換する第2色変換手段を有している複数のコピー制御装置を、ネットワーク経由で相互に接続してなるネットワークコピーシステムにおいて、
出力元コピー制御装置は、自らに接続されている読取装置の種類を示す指定通知を出力先コピー制御装置に送信し、
出力先コピー制御装置は、自らに接続され得る複数の読取装置の各々に対応した複数の前記第1色変換テーブルを保持しているとともに、出力元コピー制御装置から送信された指定通知を受信して当該指定通知によって示された読取装置の種類に対応している前記第1色変換テーブルを自らの前記第1色変換手段による参照対象として設定し、
出力元コピー制御装置は、自らに接続されている読取装置から出力された画像データを出力先コピー制御装置へ送信し、
出力先コピー制御装置は、出力元コピー制御装置から送信された画像データを受信して、自らの前記第1色変換手段にて補正した後に自らの前記第2色変換手段にて前記印刷データに変換することを特徴とするコピー制御方法。 - 夫々、原稿を読み取ることによって多数の画素からなる画像データを出力する読取装置,及び色素の配合を夫々示す多数の画素からなる印刷データに基づいて用紙上にカラー印刷を行う印刷装置に接続されているとともに、前記読取装置から出力された画像データに含まれ得る画素の色とその読取装置の色特性を相殺した色との関係を定義する第1色変換テーブルを参照して前記読取装置から出力された画像データを補正する第1色変換手段及びこの第1色変換手段から出力され得る画素の色と前記印刷装置の色特性を相殺する前記印刷データの画素の値との関係を定義する第2色変換テーブルを参照して前記第1色変換手段にて補正された前記画像データを前記印刷データに変換する第2色変換手段を有している複数のコピー制御装置を、ネットワーク経由で相互に接続してなるネットワークコピーシステムにおいて、
出力元コピー制御装置は、自らに接続されている読取装置に対応した前記第1色変換テーブル,及び、自らに接続され得る複数の印刷装置の夫々に対応した複数の前記第2色変換テーブルを保持し、
出力先コピー制御装置は、自らに接続され得る複数の読取装置の夫々に対応した複数の前記第1色変換テーブル,及び、自らに接続されている印刷装置に対応した前記第2色変換テーブルを保持し、
出力元コピー制御装置は、出力先コピー制御装置が自らに接続されている読取装置の種類に対応した前記第1色変換テーブルを保持している場合には、自らに接続されている読取装置の種類を示す指定通知を出力先コピー制御装置に送信し、出力先コピー制御装置が自らに接続されている読取装置の種類に対応した前記第1色変換テーブルを保持していない場合には、自らが保持する前記第1色変換テーブルと出力先コピー制御装置に接続されている印刷装置の種類に対応して自らが保持している前記第2色変換テーブルとを出力先コピー制御装置に送信し、
出力先コピー制御装置は、出力元コピー制御装置から指定通知が送信された場合には、送信された指定通知を受信して当該指定通知によって示された読取装置の種類に対応して自ら保持している前記第1色変換テーブルを自らの前記第1色変換手段による参照対象として設定し、出力元コピー制御装置から各色変換テーブルを送信された場合には、送信された各色変換テーブルを受信して自らの前記第1色変換手段による参照対象及び自らの前記第2色変換手段による参照対象として夫々設定し、
出力元コピー制御装置は、自らに接続されている読取装置から出力された画像データを出力先コピー制御装置へ送信し、
出力先コピー制御装置は、出力元コピー制御装置から送信された画像データを受信して、自らの前記第1色変換手段にて補正した後に自らの前記第2色変換手段にて前記印刷データに変換することを特徴とするコピー制御方法。 - 夫々、原稿を読み取ることによって多数の画素からなる画像データを出力する読取装置,及び色素の配合を夫々示す多数の画素からなる印刷データに基づいて用紙上にカラー印刷を行う印刷装置に接続されているとともに、前記読取装置から出力された画像データに含まれ得る画素の色とこの色に対応する前記印刷データに含まれる画素の値との関係を定義する色変換テーブルを参照して前記読取装置から出力された画像データを前記印刷データへ変換する色変換手段を有している複数のコピー制御装置を、ネットワーク経由で相互に接続してなるネットワークコピーシステムにおいて、
出力元コピー制御装置は、自らに接続されている読取装置の種類を示す指定通知を出力先コピー制御装置に送信し、
出力先コピー制御装置は、自らに接続され得る複数の読取装置の各々に対応した複数の色変換テーブルを保持しているとともに、出力元コピー制御装置から送信された指定通知を受信して当該指定通知によって示された読取装置の種類に対応している色変換テーブルを自らの前記色変換手段による参照対象として設定し、
出力元コピー制御装置は、自らに接続されている読取装置から出力された画像データを出力先コピー制御装置へ送信し、
出力先コピー制御装置は、出力元コピー制御装置から送信された画像データを受信して、自らの前記色変換手段にて前記印刷データに変換することを特徴とするコピー制御方法。 - 原稿を読み取ることによって多数の画素からなる画像データを出力する読取装置に接続可能であり、色素の配合を夫々示す多数の画素からなる印刷データに基づいて用紙上にカラー印刷を行う印刷装置に接続可能であり、また、ネットワークに接続可能であるコンピュータを、
前記読取装置から出力された画像データに含まれ得る画素の色とその読取装置の色特性を相殺した色との関係を定義する第1色変換テーブルを、自らに接続され得る複数の読取装置の夫々に対応して保持する第1保持手段,
自らに接続されている読取装置に対応する前記第1色変換テーブルを参照して、この読取装置から出力された画像データを補正する第1色変換手段,
この第1色変換手段から出力され得る画素の色と前記印刷装置の色特性を相殺する前記印刷データの画素の値との関係を定義する第2色変換テーブルを、自らに接続され得る複数の印刷装置の夫々に対応して保持する第2保持手段,及び
自らに接続されている印刷装置に対応する前記第2色変換テーブルを参照して、前記第1色変換手段にて補正された前記画像データを前記印刷データに変換する第2色変換手段として機能させるとともに、
当該コンピュータがネットワークを介して他のコンピュータに対して前記画像データを送信する際には、当該コンピュータを、更に、
自らに接続されている読取装置の種類を示す指定通知を前記他のコンピュータに対して送信する指定手段,及び、
自らに接続されている読取装置から出力された画像データを前記他のコンピュータへ送信する画像データ送信手段として機能させるとともに、
当該コンピュータがネットワークを介して他のコンピュータから画像データを受信する際には、当該コンピュータを、更に、
前記他のコンピュータから送信された指定通知を受信して当該指定通知によって示された読取装置の種類に対応して前記第1保持手段が保持している前記第1色変換テーブルを自らの前記第1色変換手段による参照対象として設定する設定手段,及び、
前記他のコンピュータから送信された画像データを受信して自らの前記第1色変換手段に入力する画像データ受信手段として機能させるプログラムを格納したコンピュータ可読媒体。 - 原稿を読み取ることによって多数の画素からなる画像データを出力する読取装置に接続可能であり、色素の配合を夫々示す多数の画素からなる印刷データに基づいて用紙上にカラー印刷を行う印刷装置に接続可能であり、また、ネットワークに接続可能であるコンピュータを、
前記読取装置から出力された画像データに含まれ得る画素の色とその読取装置の色特性を相殺した色との関係を定義する第1色変換テーブルを、自らに接続され得る複数の読取装置の夫々に対応して保持する第1保持手段,
自らに接続されている読取装置に対応する前記第1色変換テーブルを参照して、この読取装置から出力された画像データを補正する第1色変換手段,
この第1色変換手段から出力され得る画素の色と前記印刷装置の色特性を相殺する前記印刷データの画素の値との関係を定義する第2色変換テーブルを、自らに接続され得る複数の印刷装置の夫々に対応して保持する第2保持手段,及び
自らに接続されている印刷装置に対応する前記第2色変換テーブルを参照して、前記第1色変換手段にて補正された前記画像データを前記印刷データに変換する第2色変換手段として機能させるとともに、
当該コンピュータがネットワークを介して他のコンピュータに対して前記画像データを送信する際には、当該コンピュータを、更に、
前記他のコンピュータが自らに接続されている読取装置の種類に対応した前記第1色変換テーブルを有している場合には自らに接続されている読取装置の種類を示す指定通知を前記他のコンピュータに送信する指定手段,
前記他のコンピュータが自らに接続されている読取装置の種類に対応した前記第1色変換テーブルを有していない場合には自らに接続されている読取装置に対応して前記第1保持手段が保持している前記第1色変換テーブルと前記他のコンピュータに接続されている印刷装置に対応して前記第2保持手段が保持している前記第2色変換テーブルとを、前記他のコンピュータへ送信するテーブル送信手段,及び、
自らに接続されている読取装置から出力された画像データを前記他のコンピュータへ送信する画像データ送信手段として機能させるとともに、
当該コンピュータがネットワークを介して他のコンピュータから画像データを受信する際には、当該コンピュータを、更に、
前記他のコンピュータから送信された指定通知を受信して当該指定通知によって示された読取装置の種類に対応して前記第1保持手段が保持している前記第1色変換テーブルを自らの前記第1色変換手段による参照対象として設定し若しくは前記他のコンピュータから送信された前記第1色変換テーブル及び前記第2色変換テーブルを受信して自らの前記第1色変換手段による参照対象及び自らの前記第2色変換手段による参照対象として夫々設定する設定手段,及び、
前記他のコンピュータから送信された画像データを受信して自らの前記第1色変換手段に入力する画像データ受信手段として機能させるプログラムを格納したコンピュータ可読媒体。 - 原稿を読み取ることによって多数の画素からなる画像データを出力する読取装置に接続可能であり、色素の配合を夫々示す多数の画素からなる印刷データに基づいて用紙上にカラー印刷を行う印刷装置に接続可能であり、また、ネットワークに接続可能であるコンピュータを、
前記読取装置から出力された画像データに含まれ得る画素の色とこの色に対応する前記印刷データに含まれる画素の値との関係を定義する色変換テーブルを、自らに接続され得る読取装置と印刷装置とに夫々対応して保持する保持手段,
自らに接続されている読取装置及び印刷装置に対応する色変換テーブルを参照して、この読取装置から出力された画像データを前記印刷データに変換する色変換手段として機能させるとともに、
当該コンピュータがネットワークを介して他のコンピュータに対して前記画像データを送信する際には、当該コンピュータを、更に、
自らに接続されている読取装置の種類を示す指定通知を前記他のコンピュータに対して送信する指定手段,及び、
自らに接続されている読取装置から出力された画像データを前記他のコンピュータへ送信する画像データ送信手段として機能させるとともに、
当該コンピュータがネットワークを介して他のコンピュータから画像データを受信する際には、当該コンピュータを、更に、
前記他のコンピュータから送信された指定通知を受信して当該指定通知によって示された読取装置及び自らに接続された印刷装置に対応して前記保持手段が保持している前記色変換テーブルを自らの前記色変換手段による参照対象として設定する設定手段,及び、
前記他のコンピュータから送信された画像データを受信して自らの前記色変換手段に入力する画像データ受信手段として機能させるプログラムを格納したコンピュータ可読媒体。
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