JP2017083745A - 画像処理装置および画像処理調整方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】特殊トナーを使用する印刷において、ユーザ所望の印刷結果を得られるようにする手段を提供する。
【解決手段】通常トナーおよび特殊トナーを所定の濃度で形成したトナー画像を媒体に形成し、前記トナー画像を所定の定着温度で前記媒体に定着させる定着動作を所定の定着回数行って印刷を行う印刷部と、前記印刷部により、前記特殊トナーを用いて第1の印刷条件を変化させながら印刷した画像に基づく第1の設定と、前記特殊トナーを用いて第2の印刷条件を変化させながら印刷した画像に基づく第2の設定とを受付ける調整部と、を有し、前記印刷部は、前記媒体に形成する前記特殊トナーを含むトナー画像の濃度を前記第1の設定を用いて変更するとともに、該特殊トナーを含むトナー画像の定着動作を前記第2の設定を用いて変更して該特殊トナーを含むトナー画像を前記媒体に定着させる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、特殊トナーを使用する画像処理装置および画像処理調整方法に関する。
従来の画像処理装置は、特殊トナーとしての透明トナーを用いた印刷物を作成する際、媒体上に同量の透明トナーを付着させたとしても印刷物の表面の光沢は媒体の表面粗さに支配されるため、透明トナーを媒体に付着させる前に、媒体の表面粗さを計測し、媒体の表面粗さに応じて透明トナーの付着量を特定して印刷を行うようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−83665号公報
しかしながら、従来の技術においては、媒体の表面粗さによって特殊トナーとしての透明トナーの付着量が決定されるため、セキュリティ機能の付与やデザインオブジェクトの付与などユーザによる印刷物の使用目的、また表面コーティングの有無等の印刷物の表面処理状態等によってはユーザが所望する印刷結果が得られない場合があるという問題がある。
本発明は、このような問題を解決することを課題とし、特殊トナーを使用する印刷において、ユーザ所望の印刷結果を得られるようにすることを目的とする。
そのため、本発明は、通常トナーおよび特殊トナーを所定の濃度で形成したトナー画像を媒体に形成し、前記トナー画像を所定の定着温度で前記媒体に定着させる定着動作を所定の定着回数行って印刷を行う印刷部と、前記印刷部により、前記特殊トナーを用いて第1の印刷条件を変化させながら印刷した画像に基づく第1の設定と、前記特殊トナーを用いて第2の印刷条件を変化させながら印刷した画像に基づく第2の設定とを受付ける調整部と、を有し、前記印刷部は、前記媒体に形成する前記特殊トナーを含むトナー画像の濃度を前記第1の設定を用いて変更するとともに、該特殊トナーを含むトナー画像の定着動作を前記第2の設定を用いて変更して該特殊トナーを含むトナー画像を前記媒体に定着させることを特徴とする。
このようにした本発明は、特殊トナーを使用する印刷において、ユーザ所望の印刷結果を得ることができるという効果が得られる。
第1の実施例における画像処理装置の構成を示すブロック図 第1の実施例における印刷機能部の構成を示すブロック図 第1の実施例におけるジョブ投入情報の説明図 第1の実施例における印刷設定のサンプル画像の説明図 第1の実施例におけるUVトナーのグロスの説明図 第1の実施例における印刷ジョブ処理の流れを示すフローチャート 第1の実施例における印刷処理の流れを示すフローチャート 第2の実施例における印刷設定の説明図 第2の実施例における印刷設定のテストパターンの説明図
以下、図面を参照して本発明による画像処理装置および画像処理調整方法の実施例を説明する。
図1は第1の実施例における画像処理装置の構成を示すブロック図である。
図1において、画像処理装置101は、例えば複合機(MFP:MultiFunction Peripheral)等であり、CMYK(C:シアン、M:マゼンタ、Y:イエロー、K:黒)の各色のトナー(以下、「通常トナー」という。)および特殊トナーとしてRGB(R:赤、G:緑、B:青)の各色のUV(UltraViolet)トナーを使用するものである。UVトナーは、紫外線に応答して発光し、可視光に対して透明なトナーである。
画像処理装置101は、印刷媒体を収容する給紙カセットから印刷媒体を給紙する給紙部と、給紙した印刷媒体にCMYKの各色の通常トナーおよびRGBの各色のUVトナーによるトナー画像を形成する画像形成部と、印刷媒体に転写されたトナーを温度と圧力で定着させる定着部と、トナーが定着された印刷媒体を外部に排出する排出部とを備えたものである。
画像処理装置101は、通信部102と、通信制御部103と、通信指示認識部104と、操作パネル105と、パネル制御部106と、パネル指示認識部107と、アカウント管理部108と、ジョブ管理部109と、機能管理部110と、スキャナ機能部111と、FAX機能部112と、媒体アクセス機能部113と、印刷機能部114と、Email機能部115と、レポート作成機能部116と、権限管理部118と、設定値管理部119と、ログ管理部120と、記憶部121とを有している。
通信部102は、通信用のプロトコルを搭載し、そのプロトコルを用いて外部の装置との間で情報の送受信等の通信を行うものである。この通信部102は、画像処理装置101において操作パネル105と同様に外部装置からの窓口に相当する。通信部102は、情報の転送において自発的に内容を伴う通信は行わず、上位層の指示に基づいて通信を行う。
通信部102は、例えばUSB(Universal Serial Bus)、IEEE1394等のローカルな通信の他、ネットワーク(LAN、WAN等)やファクシミリ(以下、「FAX」という。)等のグローバルな通信を行う。また、通信部102は、主にハードウェアであり、ソフトウェアは一部のマイクロプログラムを含んでいる。マイクロプログラムとは、ハードウェアにダウンロードした専用プログラムであり、ハードウェアが実現する範囲の処理の一部を代行させるものである。
通信制御部103は、通信部102を動作させるソフトウェアである。この通信制御部103の役割は、通信部102で受信した情報を画像処理装置101内の上位層のソフトウェアへ転送し、また通信部102を制御し、上位層のソフトウェアから受け取った情報を外部装置へ送信することである。
指示認識部としての通信指示認識部104は、通信部102の上位層のソフトウェアであり、通信部102から転送された受信情報の解釈と、その解釈の結果、必要となった簡単な処理とを実行する。受信情報の解釈では、通信部102から転送された受信情報の中に含まれるコマンド(指令)を見つけ出し、そのコマンドを解析することにより当該コマンドで要求されている内容を把握する。簡単な処理とは、コマンドで要求されている処理の内容が簡単なもの(例えば、設定値の参照や変更等)である。
一方、通信指示認識部104は、受信情報の解釈の結果、複雑な処理が必要となった場合、ジョブ管理部109に受信情報を転送し、その処理を依頼する。複雑な処理とは、コマンドで要求されている処理の内容が複雑なもの(例えば、印刷等)である。
通信指示認識部104は、処理するコマンドにより、依頼元の権限を確認するため上位装置としての外部装置に認証情報を要求する。通信指示認識部104は、上位装置から認証情報が送付されると、その認証情報を用いて依頼元の認証を行い、権限照合が成功すると、上位装置から送信された認証情報のユーザ識別子を引数としてジョブ管理部109に処理を要求する。これにより、ジョブ管理部109は、依頼元のユーザを特定することができ、依頼された処理の実行可否を判断することが可能になる。なお、依頼元の認証は、設定値管理部119に存在する認証処理ON/OFFの設定値により制御され、設定値がONのとき、認証を行い、設定値がOFFのとき、認証を行わないようになっている。
操作パネル105は、画像処理装置101内に内部バスインターフェースで直接接続された入出力装置である。出力装置は、LCD(Liquid Crystal Display)パネルやLED(Light Emitting Diode)等の表示装置である。LCDパネルは、様々なサイズのものがあるが、画像処理装置101に搭載されるものでは、VGA(640×480ドット)のものや、それよりも小さいサイズのものがある。LEDは、数個程度が実装され、それぞれに意味を持たせて点灯/消灯させられる。入力装置は、パネルに設けられた操作ボタンやタッチパネル等である。また、操作パネル105は、主にハードウェアであり、ソフトウェアは一部のマイクロプログラムを含んでいる。
パネル制御部106は、操作パネル105を制御するソフトウェアである。操作パネル105で受付けたユーザの操作や画像処理装置101内で発生したイベントに反応して操作パネル105の表示を切り替える。ユーザの操作は、出力装置に表示した画面の移動や表示の変化等の画面操作と、値の選択や入力等の入力操作とがある。
パネル制御部106は、画面操作の処理を行い、入力操作の処理はパネル指示認識部107へ処理を依頼する。また、パネル制御部106は、画像処理装置101内で発生したイベントに応じて画像処理装置101の状態を表示するステータス表示の画面を表示する。パネル制御部106は、情報をビットマップ形式の画面データに変換して操作パネル105に転送し、画面の表示を行う。
指示認識部としてのパネル指示認識部107は、操作パネル105およびパネル制御部106を経由して通知されるユーザの操作情報を入力とし、ユーザの指示内容を認識するものである。パネル指示認識部107は、提供するサービスや機能をそれぞれ項目としてメニュー形式で表示させ、表示したメニューの中から項目をユーザに選択させる。サービスや機能には、COPY(複写)、ScanToEmail(スキャンした画像を電子メール(以下、「Email」という。))、ScanToFAX(スキャンした画像をファクシミリ送信する機能)等のサービスや設定値の変更等が存在する。
パネル指示認識部107は、認識したユーザの指示内容が簡単なもの(設定値の参照や変更等)である場合には直接処理を実行し、複雑なもの(印刷や読取等を含むサービスや機能等(以下、「ジョブ」という。))である場合はジョブとして処理する専用の処理が設けられているためジョブ管理部109に処理を依頼する。
また、入力されたユーザの操作情報には、選択したジョブの情報の他、そのジョブの実行に必要な付属情報も存在する。ジョブの実行に必要な付属情報には、ScanToFAX等のFAX送信であれば送信先電話番号、ScanToEmail等のEmail送信であれば送信先メールアドレス、COPY等の印刷であれば解像度、色の濃さ、両面/片面印刷、印刷部数などがある。本実施例では、ジョブの実行に必要な付属情報を「ジョブ投入情報」と呼ぶものとし、その説明は後述する。
また、パネル指示認識部107は、処理するジョブにより、依頼元の権限を確認するため操作パネル105およびパネル制御部106を経由してユーザに認証情報を要求する。パネル指示認識部107は、ユーザにより認証情報が入力されると、その認証情報を用いてユーザの認証を行い、権限照合が成功すると、ユーザにより入力された認証情報のユーザ識別子を引数としてジョブ管理部109に処理を要求する。これにより、ジョブ管理部109は、ユーザを特定することができ、依頼されたジョブの処理の実行可否を判断することが可能になる。なお、ユーザの認証は、設定値管理部119に存在する認証処理ON/OFFの設定値により制御され、設定値がONのとき、認証を行い、設定値がOFFのとき、認証を行わないようになっている。
ジョブ管理部109は、ユーザから要求されたジョブを通信指示認識部104またはパネル指示認識部107を経由して受付け、受付けたジョブを実行するための処理部を選択してジョブの実行を指示する。また、ジョブ管理部109は、処理部のジョブの実行状態を監視し、処理の終了を判断する。さらに、ジョブ管理部109は、ジョブに対する操作指示も受付け、処理する。
ジョブ管理部109は、ジョブを受付けると、ジョブの依頼者がそのジョブを実行する権限を有しているか否かを確認する権限の照合処理を行う。ジョブ管理部109は、権限の照合処理を行った結果、ジョブの実行が可能である場合、そのジョブの所有者として照合したユーザ識別子をジョブに添付する。なお、自動で起動するローカルプリント等の内部処理から投入されたジョブの場合、権限の照合処理は行わず、ジョブを実行する。
ジョブ管理部109は、処理部のジョブの実行状態が、「ジョブ処理の開始待ち」、「ジョブ処理の実行中」、または「開始したジョブが異常終了」等であるかを監視する。また、ジョブ管理部109は、ジョブが正常に終了したか、異常で終了したか、異常で終了した場合は原因を監視する。
さらに、ジョブ管理部109は、ジョブに対する情報を管理し、ジョブに対する状態に問い合わせを受けると、その問い合わせに応答する。また、ジョブ管理部109は、ジョブに対する開始、一時停止、取消し、再開等の指示を受けると、これらの指示に応えジョブの開始、一時停止、取消し、再開等を行う。
なお、ジョブ管理部109は、問い合わせや指示を受けると、ジョブに添付されていたユーザ識別子を確認し、指示等したユーザがジョブの所有者であれば指示等を実行し、所有者でなければ指示等の実行を拒否するなどの対応を行う。
機能管理部110は、画像処理装置101内で保持する各機能部を管理するものである。機能管理部110は、ジョブ管理部109からの指示により、ジョブに機能部を割り当て、ジョブを処理させる。ジョブ管理部109がScanToEmailのようにユーザから要求された単位のジョブを扱うことに対し、機能管理部110は、Scan処理とEmail処理のように、ジョブを各機能部に割り当て、個々に管理する。このように、ジョブを各機能部に割り当てて実行することにより、機能部の組み合わせにより様々なジョブの実行が実現することができる。したがって、画像処理装置101内に保持し、管理する機能部の数を少なくすることができ、全体の制御が容易になる。
本実施例の画像処理装置101は、スキャナ機能部111、FAX機能部112、媒体アクセス機能部113、印刷機能部114、Email機能部115、およびレポート作成機能部116を有するものとする。
スキャナ機能部111は、画像読取センサを備えたスキャナユニットを駆動して原稿を読取るスキャンを行い、原稿の画像データを生成する制御を行うものである。スキャナ機能部111は、スキャンのみに特化した動作を行う。したがって、スキャナ機能部111は、組み合わされる機能によって自らの動作を変えることはしない。なお、スキャナ機能部111は、動作した履歴情報をログ管理部120に保存する。
FAX機能部112は、ファクシミリ受信およびファクシミリ送信を制御するものである。FAX機能部112は、ファクシミリ受信した画像データをジョブ管理部109から与えられる記憶領域に保存または転送し、またジョブ管理部109から与えられる記憶領域に保存された画像データをファクシミリ送信する。FAX機能部112は、ファクシミリ送受信のみに特化した動作を行う。したがって、FAX機能部112は、組み合わされる機能によって自らの動作を変えることはしない。なお、FAX機能部112は、動作した履歴情報をログ管理部120に保存する。
媒体アクセス機能部113は、可搬型の記憶媒体を画像処理装置101に装着するスロットを有し、装着された記憶媒体のデータを扱うものである。媒体アクセス機能部113は、記憶媒体からデータを読み出して後処理へ渡す処理および前処理から渡されたデータを記憶媒体へ書き込む処理を行う。可搬型の記憶媒体とは、USBメモリ、メモリカード等の画像処理装置101に常時装着されていない記憶媒体であり、ユーザが所有してデータの運搬に使用するものである。
媒体アクセス機能部113は、記憶媒体へのデータアクセスのみに特化した動作を行う。したがって、媒体アクセス機能部113は、組み合わされる機能によって自らの動作を変えることはしない。なお、媒体アクセス機能部113は、動作した履歴情報をログ管理部120に保存する。
印刷機能部114は、記録媒体に画像を形成する印刷動作を制御し、機能管理部110から与えられるデータを印刷するものである。印刷機能部114は、例えば印刷工程において機能管理部110から与えられるデータに基づいて記録媒体にトナー画像を形成し、そのトナー画像を定着させた記憶媒体を排紙スタッカに排出する。印刷機能部114は、印刷のみに特化した動作を行う。したがって、印刷機能部114は、組み合わされる機能によって自らの動作を変えることはしない。なお、印刷機能部114は、動作した履歴情報をログ管理部120に保存する。
ここで、印刷機能部114を図2の第1の実施例における印刷機能部の構成を示すブロック図に基づいて説明する。
図2において、印刷機能部114は、PDLデータ受信部150と、PDLデータ解析部151と、カラーマッチング処理部152と、描画処理部153と、通常色図形描画部155と、通常色文字描画部156と、通常色イメージ描画部157と、UV色図形描画部158と、UV色文字描画部159と、UV色イメージ描画部160と、中間コード格納部161と、通常色用ROP(ラスタオペレーション)情報格納部162と、通常色用カラー情報格納部163と、UV色用ROP情報格納部164と、UV色用カラー情報格納部165と、通常色用印刷イメージ格納部166と、UV色用印刷イメージ格納部167と、印刷部168と、印刷色調整部170と、印刷色調整パターン記憶部171と、UV色用印刷パラメータ格納部172とを有している。
PDLデータ受信部150は、印刷機能部114が処理するデータとしてのPDL(Page Description Language)言語で記述されたデータ(以下、「PDLデータ」という。)を図1に示す機能管理部110から受け取るものである。
PDLデータ解析部151は、PDLデータ受信部150で受け取ったPDLデータを解析し、PDLデータの指示に従ってディスプレイリストを作成する。ディスプレイリストは、PDL言語を解釈して描画イメージを作成するための中間状態を表現したデータフォーマットであるため、本実施例では「中間データ」という。
PDLデータ解析部151は、PDLデータの解析結果からUVトナー印刷データが含まれると判断した場合、UV色用印刷パラメータ格納部172に格納されている印刷設定情報を印刷部168に送信するように指示する。
カラーマッチング処理部152は、PDL言語で記述された標準的な色表現を、それぞれの装置で印刷する場合に機器固有の色表現能力の差を印刷結果に出さないように色情報を装置の能力に合わせて変換するものである。
中間コード格納部161は、PDLデータ解析部151が作成した中間データを格納しておく記憶領域を有するバッファ管理部である。
印刷イメージ生成部としての描画処理部153は、PDLデータ解析部151が作成した中間データから印刷イメージデータを作成するものである。描画処理部153は、通常色図形描画部155、通常色文字描画部156、通常色イメージ描画部157、UV色図形描画部158、UV色文字描画部159、またはUV色イメージ描画部160に処理を依頼して、印刷イメージデータを作成する。描画処理部153は、各部に依頼した印刷イメージデータの作成が成功または失敗したかの最終判断を行う。
通常色図形描画部155は、PDL言語で記述された通常色指定(通常トナーの色指定)の図形描画指示に従い、描画データを作成するものである。通常色図形描画部155は、作成途中の情報(描画データおよび通常色指定情報)を通常色用ROP情報格納部162および通常色用カラー情報格納部163に格納する。また、通常色図形描画部155は、作成した描画データを通常色用印刷イメージ格納部166に格納する。
通常色文字描画部156は、PDL言語で記述された通常色指定の文字描画指示に従い、描画データを作成するものである。通常色文字描画部156は、作成途中の情報(描画データおよび通常色指定情報)を通常色用ROP情報格納部162および通常色用カラー情報格納部163に格納する。また、通常色文字描画部156は、作成した描画データを通常色用印刷イメージ格納部166に格納する。
通常色イメージ描画部157は、PDL言語で記述された通常色指定のイメージ描画指示に従い、描画データを作成するものである。通常色イメージ描画部157は、作成途中の情報(描画データおよび通常色指定情報)を通常色用ROP情報格納部162および通常色用カラー情報格納部163に格納する。また、通常色イメージ描画部157は、作成した描画データを通常色用印刷イメージ格納部166に格納する。
UV色図形描画部158は、PDL言語で記述されたUV色指定(UVトナーの色指定)の図形描画指示に従い、描画データを作成するものである。UV色図形描画部158は、作成途中の情報(描画データおよびUV色指定情報)をUV色用ROP情報格納部164およびUV色用カラー情報格納部165に格納する。また、UV色図形描画部158は、作成した描画データをUV色用印刷イメージ格納部167に格納する。
UV色文字描画部159は、PDL言語で記述されたUV色指定の文字描画指示に従い、描画データを作成するものである。UV色文字描画部159は、作成途中の情報(描画データおよびUV色指定情報)をUV色用ROP情報格納部164およびUV色用カラー情報格納部165に格納する。また、UV色文字描画部159は、作成した描画データをUV色用印刷イメージ格納部167に格納する。
UV色イメージ描画部160は、PDL言語で記述されたUV色指定のイメージ描画指示に従い、描画データを作成するものである。UV色イメージ描画部160は、作成途中の情報(描画データおよびUV色指定情報)をUV色用ROP情報格納部164およびUV色用カラー情報格納部165に格納する。また、UV色イメージ描画部160は、作成した描画データをUV色用印刷イメージ格納部167に格納する。
印刷部168は、通常色用印刷イメージ格納部166およびUV色用印刷イメージ格納部167に格納された描画データを印刷イメージデータとして受け取り、その印刷イメージデータをUV色用印刷パラメータ格納部172に格納されている各色のUVトナーの印刷濃度、定着温度、および定着回数に基づいて印刷を行うものである。
印刷部168は、給紙部により給紙カセットから印刷媒体を給紙し、画像形成部により印刷媒体にCMYKの各色の通常トナーおよびRGBの各色のUVトナーによるトナー画像を形成し、定着部により印刷媒体に転写されたトナーを所定の温度と圧力で定着し、排出部によりトナーが定着された印刷媒体を外部に排出して印刷を行う。
印刷部168は、定着部のヒータへの供給電力を制御して定着温度を制御し、また印刷媒体が定着部を通過する回数を制御して定着回数を制御し、印刷を行う。なお、印刷媒体を搬送する搬送路は、環状に形成された搬送路を含み、搬送路切り替え手段により搬送路を切り替えることで印刷媒体を定着部へ搬送し、所定回数、定着部を通過させることができるようになっている。
すなわち、印刷部168は、通常トナーおよびUVトナーを所定の濃度で形成したトナー画像を媒体に形成し、そのトナー画像を所定の定着温度で媒体に定着させる定着動作を所定の定着回数行って印刷を行うものである。
調整部としての印刷色調整部170は、各色のUVトナーの印刷濃度、定着温度、および定着回数のユーザによる設定を制御するものである。印刷色調整部170は、操作パネル105からUV色を含む画像データの印刷設定の変更指示を受け、所定のフォーマットに基づいて各色のUVトナーの印刷濃度が異なる印刷物、定着温度が異なる印刷物、定着回数が異なるサンプルの印刷指示を印刷部168へ送信する。
このように、印刷色調整部170は、印刷部168により、複数色のUVトナーの濃度を変化させながら印刷した第1の画像に基づいて第1の設定としての濃度と、定着温度を変化させながら印刷した第2の画像に基づいて第2の設定としての定着温度の設定を受付ける。また、印刷色調整部170は、印刷部168により、定着回数を変化させながら印刷した第3の画像に基づいて第3の設定としての定着回数の設定を受付ける。
印刷部168は、印刷色調整部170で設定された濃度で形成したUVトナーを含むトナー画像を、印刷色調整部170で設定された定着温度および定着回数で媒体に定着させて印刷を行う。
形式情報記憶部としての印刷色調整パターン記憶部171は、UVトナーを含む印刷パターンデータを記憶する記憶部である。印刷色調整パターン記憶部171は、印刷色調整部170からの指示を受けて印刷パターンデータを印刷部168へ送信する。
印刷色調整パターン記憶部171は、特殊トナーの濃度を変化させた第1の画像の形式を表す第1の形式情報と、定着温度を変化させた第2の画像の形式を表す第2の形式情報と、定着回数を変化させた第3の画像の形式を表す第3の形式情報とを記憶する。
印刷部168は、印刷色調整パターン記憶部171に記憶された第1の形式情報、第2の形式情報、および第3の形式情報に基づいて特殊トナーの濃度を変化させた第1の画像、定着温度を変化させた第2の画像、および定着回数を変化させた第3の画像の印刷を行う。
設定情報格納部としてのUV色用印刷パラメータ格納部172は、印刷色調整部170で設定された、各色のUVトナーの印刷濃度、定着温度、および定着回数を記憶する記憶部である。PDLデータ解析部151がPDLデータの解析結果からUVトナー印刷データが含まれると判断した場合、印刷色調整部170は、ユーザの操作により設定され、UV色用印刷パラメータ格納部172に記憶された、各色のUVトナーの印刷濃度、定着温度、および定着回数の設定情報を印刷部168へ送信する。
UV色用印刷パラメータ格納部172は、所定のフォーマットで印刷されるサンプルに基づいてユーザにより決定された印刷時の各色のUVトナーの印刷濃度、定着温度、および定着回数の設定情報を記憶する。
印刷部168は、UV色用印刷パラメータ格納部172に記憶されたUVトナーの印刷濃度、定着温度、および定着回数の情報に基づいて印刷を行う。
図1の説明に戻る。
Email機能部115は、Email送受信を制御し、ジョブ管理部109から与えられた領域に受信した画像を保存または転送し、またジョブ管理部109から与えられた領域に保存された画像をEmail送信するものである。Email機能部115は、Email送受信のみに特化した動作を行う。したがって、Email機能部115は、組み合わされる機能によって自らの動作を変えることはしない。なお、Email機能部115は、動作した履歴情報をログ管理部120に保存する。
レポート作成機能部116は、出力するべきローカルプリントの種別を受け取ることにより、ローカルプリントに必要な印刷用データを生成する。レポート作成機能部116は、ローカルプリントに必要な印刷用データとしてログ管理部120が保持する様々なログデータを読み出して使用する。読み出したログデータはそのまま印刷することはできないため、レポート作成機能部116は、読み出したログデータを印刷できる形式に変換するとともに、見易くなるようにログデータを配置する処理も行う。
アカウント管理部108は、ユーザの認証処理を行うためのユーザの情報を保持するものである。ユーザの認証処理は、外部から入力される認証情報Aと、アカウント管理部108に保持されている認証情報Bとを照合して指示認識部により行われる。アカウント管理部108に保持されている認証情報Bは、ユーザを識別するユーザ識別子であり、例えばユーザ名とパスワード、単なる数値、指紋情報、アイリス(虹彩)情報などである。また、アカウント管理部108は、認証情報Bに関連付けて「ジョブ投入情報」を構成する情報も保持する。なお、ジョブ投入情報は後述する。
権限管理部118は、指示認識部で認証処理が終了したユーザに対して許可されている権限、すなわち動作等の要求に対する実行の可否を管理するものである。権限管理部118は、認証処理が終了したユーザを識別するユーザ識別子を入力し、入力されたユーザ識別子に関連付けられて記憶された権限を返信する。また、権限管理部118は、消耗品の使用量を制限するため、使用量の上限を表す上限値と、現在の残量を表すカウンタ値とを比較し、カウンタ値が上限値を超えない間は継続して動作を許可する役割も有している。
設定値管理部119は、画像処理装置101の設定値を管理し、設定値の読出しや設定値の変更を受付けるものである。この設定値管理部119は、設定値を使用するすべての処理からのアクセスが可能になっている。また、設定値管理部119は、永続化機能を有し、画像処理装置101の電源の再投入があった場合などにも記憶内容を保持し続けることができるようになっている。
ログ管理部120は、ジョブを実行する度に、動作の履歴を履歴データとして保存するものである。ログ管理部120は、例えばジョブの実行結果の情報、様々なカウンタ値、ジョブの実行中に処理したデータ等を履歴データとして保存する。
記憶部121は、受信したデータの一時保存や送受信するコマンドの保存を行うメモリ等である。この記憶部121は、すべての処理からのアクセスが可能になっている。また、記憶部121は、永続化機能を有し、画像処理装置101の電源の再投入があった場合などにも記憶内容を保持し続けることができるようになっている。
また、記憶部121は、画像処理装置101全体の動作を制御する制御プログラム(ソフトウェア)等やその制御に一時的に使用される情報等を記憶する。
このように構成された画像処理装置101は、CPU(Central Processing Unit)等の制御手段を備え、記憶部121に記憶された制御プログラムに基づいて制御手段により全体の動作が制御される。
ここで、ジョブ投入情報を説明する。
ジョブ投入情報は、ユーザが画像処理装置101にジョブを投入する場合に、そのジョブに対して付加される情報である。ジョブ投入時、ユーザは、「ユーザ名」、「パスワード」のような認証情報Aの他、「投入ジョブ種別」および投入ジョブ種別毎の「設定値」を操作パネル105等により入力することになる。
「ユーザ名」および「パスワード」は、通常の認証処理に必要な入力情報である。指示認識部は、入力された「ユーザ名」および「パスワード」と、予め保持しておいた「ユーザ名」および「パスワード」とを照合して画像処理装置101の使用を許可されたユーザであるか否かを確認する。
許可されたユーザであれば、アカウント管理部108に当該ユーザに関する情報が登録されている。例えば、当該ユーザの「ユーザ所属」、「勤務年数」、「役職」などである。ジョブ投入情報には、これらのユーザに関する情報の中から必要な情報が追加される。
また、画像処理装置101に時計(リアルタイムクロック)が搭載されている場合や時刻サーバから時刻を取得するネットワークプロトコルがサポートされている場合、ジョブ投入情報にジョブ投入時の時刻情報なども追加される。
このように、ジョブ投入情報とは、ジョブ投入時に関する様々な情報を集めたものである。
例えば、ジョブ投入情報は、「ユーザ名」、「ユーザ所属」、「勤務年数」、「役職」、「投入ジョブ種別」、「設定値」、「ジョブ投入時の時刻」を有するものである。「投入ジョブ種別」は、ユーザが画像処理装置101に対して実行させるジョブの種類を示すものであり、コピー、印刷、FAX送信、Email送信などである。「設定値」は、ジョブ種別がFAX送信の場合、宛先のFAX番号、画質等のFAXを送信するために必要な設定情報である。
図3に示すように、例えばジョブ投入情報200は、ユーザ名201と、ユーザ所属202と、勤務年数203と、役職204と、投入ジョブ種別205と、設定値(送信先アドレス)206と、設定値(ファイル形式)207と、ジョブ投入時の時刻208とを有している。
ユーザ名201は、「Yamada」、ユーザ所属202は、「開発部」、勤務年数203は、「11」、役職204は、「係長」等であり、ユーザ名201は、ユーザにより入力され、ユーザ所属202、勤務年数203、および役職204はアカウント管理部108に登録されている情報から補完される。
また、投入ジョブ種別205は、「Email送信」、設定値(送信先アドレス)206は、「AAA@bbb.ccc」、設定値(ファイル形式)207は、「PDF」、ジョブ投入時の時刻208は、「15:03」等であり、投入ジョブ種別205、設定値(送信先アドレス)206、および設定値(ファイル形式)207は、ジョブ実行時にユーザにより入力され、ジョブ投入時の時刻208は、時計等から得られる時刻情報から画像処理装置101により補完される。
上述した構成の作用について説明する。
まず、ユーザによって行われる画像処理装置の印刷条件の設定を図4の第1の実施例における印刷設定のサンプル画像の説明図に基づいて図1および図2を参照しながら説明する。
ユーザは、画像処理装置101の操作パネル105を操作してUV色印刷設定を調整する命令を実行し、以下に示す3段階の工程から最適な印刷条件を設定する。
1段階目の工程(ステップ)では、UVトナーの濃度を設定する。図4(a)は、UVトナー濃度が異なるUVトナー画像を印刷するサンプル画像(第1の画像)を示し、このサンプル画像のパターン(形式)は第1の形式情報として印刷色調整パターン記憶部171に記憶されている。
印刷色調整部170の指示によって画像処理装置101に少なくとも1つ内装され、UVトナーを装填した現像装置により図4(a)に示すサンプル画像、例えば赤色(R)のUVトナー、緑色(G)のUVトナー、青色(B)のUVトナー毎に、濃度(例えば、印刷デューティーである印刷画素の割合)10%、20%、40%、60%、80%、100%のサンプル画像が媒体に印刷される。
なお、本実施例では、画像処理装置101に、赤色(R)のUVトナー、緑色(G)のUVトナー、青色(B)のUVトナーを装填した3つの現像装置を有するものとする。
ユーザは、印刷されたサンプル画像から使用媒体および使用目的に応じたUVトナーの発光具合やグロス(光沢)を判断し、紙面上のUVトナーの濃度を決定し、設定する。
本実施例では、UVトナーの濃度は、RGBの各色で共通の濃度として説明するが、各色で異なる濃度としても良い。
2段階目の工程では、定着温度を設定する。図4(b)は、画像処理装置101に内装された複数の通常色(有色)トナー41上に、RGBの各色で形成されたUVトナー42が印刷されたパターン画像(第2の画像)を示している。この画像のパターン(形式)は第2の形式情報として印刷色調整パターン記憶部171に記憶されている。UVトナーの印刷濃度は、1段階目の工程で設定された濃度で印刷される。
パターン画像は、例えばユーザが使用する媒体の厚み応じた標準的な定着温度(標準温度設定)でまず印刷され、次に通常色(有色)トナーが印刷された通常色(有色)トナー印刷部とUVトナーが印刷されたUVトナー印刷部とのグロス差が大きくなる定着温度設定(高グロス差設定)で印刷されたパターン画像、および通常色(有色)トナー印刷部とUVトナー印刷部とのグロス差が小さくなる定着温度設定(低グロス差設定)で印刷されたパターン画像が同時に印刷される。即ち、標準温度設定、高グロス差設定、および低グロス差設定の定着温度で3枚のパターン画像が印刷される。
定着温度とグロスの関係は、例えば図5(a)に示すように、通常トナーは定着温度により大きな変化はないが、UVトナーは定着温度を高くし、所定の定着温度を超えるとグロスが通常トナーより高くなる傾向にある。
ユーザは、印刷されたパターン画像からUVトナーの定着温度を決定し、設定する。
3段階目の工程では、定着回数を設定する。3段階目の工程では、図4(b)に示すパターン画像(第3の画像)を1段階目の工程で設定された定着濃度および2段階目の工程で設定された定着温度で定着回数を少なくとも2回として印刷される。この画像のパターン(形式)は第3の形式情報として印刷色調整パターン記憶部171に記憶されている。
なお、定着回数は、2回以上とするが、装置の状況に応じて定着回数の上限を決定するものとする。また、2段階目および3段階目の工程で印刷されるパターン画像(第2の画像および第3の画像)は同じ画像であるが、異なる画像としても良い。
定着回数とグロスの関係は、例えば図5(b)に示すように、UVトナーは定着回数の増加に伴って緩やかにグロスが高くなり、通常トナーは定着回数の増加に伴ってUVトナーのグロスに近づいていく傾向がある。
ユーザは、印刷されたパターン画像からUVトナーの定着回数を決定し、設定する。
上述した3段階の工程で設定されたUVトナー濃度、定着温度および定着回数は、UV色用印刷パラメータ格納部172に格納される。
また、UVトナー濃度、定着温度および定着回数の設定は、画像処理装置101の操作パネル105を操作し、または画像処理装置101の記憶部121に格納されたWebページを通信回線で接続されたホストコンピュータのブラウザに表示して行う。さらに、画像処理装置101に添付されたユーティリティプログラムをホストコンピュータで動作させて行うようにしても良い。
次に、画像処理装置が行う印刷ジョブ処理を図6の第1の実施例における印刷ジョブ処理の流れを示すフローチャートの図中Sで表すステップに従って図1を参照しながら説明する。
ユーザが画像処理装置101に対してジョブ処理の要求を入力する方法は、大きく2つ存在する。1つ目は、パーソナルコンピュータ(以下、「PC」という。)等の外部の装置からネットワークやUSBケーブルなどの通信回線を介してジョブを入力する方法である。例えば、PCからプリンタドライバを使用した通常の印刷、PCからユーティリティソフトウェアを使用した設定値の変更、PCからWEBページを使用した画像処理装置101の状態監視等が該当する。
2つ目は、操作パネル105からジョブを入力する方法である。例えば、操作パネル105を操作して行う、コピー、原稿をスキャンしてEmail送信、原稿をスキャンして外部のサーバへファイル転送、FAX送信等が該当する。
本実施例では、PC等の外部装置から印刷を指示(要求)するジョブである印刷ジョブを入力するものとして説明する。
S101:画像処理装置101の通信部102および通信制御部103は、PC等の外部装置からデータを受信する。
S102:通信制御部103は、受信したデータを通信指示認識部104へ転送する。転送するデータは、PCからの印刷という印刷ジョブであり、以下の処理では、「PCPrint」という要求識別子で扱う。
S103:通信指示認識部104は、設定値管理部119から認証設定値を読み出す。認証設定値とは、ユーザの認証を行うか否かを決定する設定値である。昨今、画像処理装置101の印刷部168が消費する消耗品のランニングコストはあまり安価でないため、費用の都合により使用者を限定する場合がある。また、画像処理装置101は、Email送信やFAX送信等情報転送機能を有していたり、原稿をコピーする機能を有したりしているため、情報の流出を制限するためにも使用者を限定する場合がある。したがって、ユーザの認証を行うことにより、画像処理装置101の使用者を制限することができることができるようになっている。
認証設定値はユーザが設定することが可能になっているが、一般に管理者と呼ばれるユーザが定義されており、その管理者が認証設定値を変更する権限を有している。認証設定値を変更する権限は、例えば管理者専用のアカウントに付与される。
S104:通信指示認識部104は、読み出した認証設定値を判定し、認証設定値が「ON」、即ち「認証する」であると判定すると認証処理を行うため処理をS105へ移行し、「OFF」、即ち「認証しない」であると判定すると認証処理を行うことなく処理をS108へ移行する。
S105:通信指示認識部104は、受信したデータから認証情報Aを読み出す。認証情報Aは、ジョブを入力するユーザを識別するための情報である。認証情報Aには、上述したように種々の認証情報が存在するが、本実施例では、認証情報Aを「ユーザ名」と「パスワード」として説明する。「ユーザ名」と「パスワード」は、ペアとして扱い、「ユーザ名」は公開する値であり、「パスワード」は非公開の値である。また、「ユーザ名」はユーザの識別子であるので重複登録はできないが、「パスワード」は重複登録可能である。
S106:通信指示認識部104は、アカウント管理部108から登録済みの認証情報Bを読み出す。認証処理は、登録済みの認証情報と、ジョブ入力時に一緒に入力される認証情報との比較により行うため、予め使用を許可するユーザの認証情報を登録しておく必要がある。本実施例では、あらかじめ登録しておく認証情報を認証情報Bとする。認証情報Bの種類は、認証情報Aと同じ種類であるが、意味合いが異なる。例えば、認証情報Aを生徒が記入したテストの答案とするならば、認証情報Bは正解が記載された解答用紙である。
S107:通信指示認識部104は、認証情報Aと認証情報Bとを比較し、一致するか否かを判定し、一致すると判定すると処理をS108へ移行し、一致しないと判定すると本処理を終了する。
通信指示認識部104は、認証情報Aと認証情報Bとが一致すると判定すると、認証処理が成功したためジョブを入力したユーザを登録済みのユーザと認め、入力されたジョブを実行するため処理をS108へ移行する。一方、通信指示認識部104は、認証情報Aと認証情報Bとが一致しないと判定すると、認証処理が失敗したためジョブを入力したユーザを登録済みのユーザと認めず、入力されたジョブを拒否するため本処理を終了する。
S108:通信指示認識部104は、入力されたジョブをユーザの要求(印刷ジョブ)としてジョブ管理部109に通知する。なお、本実施例では、ユーザの要求を「PCからの印刷(PCPrint)」として説明する。
S109:ジョブ管理部109は、ユーザの要求を実行するために必要な機能を機能管理部110に要求する。ジョブ管理部109は、ユーザの要求である「PCからの印刷」機能を「PCPrint」という内部の表現形式で認識し、この要求に必要な機能を「印刷をする処理」であると内部情報から読み出す。ジョブ管理部109は、この要求が画像処理装置101内部で処理され、完了するタイミングを監視し、その管理を行う。ジョブ管理部109は、管理する「PCからの印刷」を実行するために必要な機能を機能管理部110に問い合わせる。
S110:機能管理部110は、要求された機能の空き状況を確認し、可能ならば当該機能を要求された本ジョブ用に割り当てる。
本実施例では、機能管理部110は、印刷機能部114を割り当てる。例えば、印刷機能部114が使用中であった場合、機能管理部110は、印刷機能部114が処理を終了し次第、印刷機能部114を本要求の「PCからの印刷」に割り当てる動作を行う。
S111:機能管理部110は、割り当てた印刷機能部114にジョブ実行に必要な情報を渡し、処理の開始を指示する。機能管理部110は、通信部102、通信制御部103、通信指示認識部104、およびジョブ管理部109を経由して渡されたデータを印刷機能部114に渡す。
S112:印刷機能部114は、渡されたデータを印刷する処理を行う。なお、処理の詳細は後述する。
S113:印刷機能部114は、渡されたデータを印刷する処理が完了すると、処理の結果を機能管理部110へ通知する。
S114:機能管理部110は、通知された結果をジョブ管理部109へ通知する。
S115:ジョブ管理部109は、通知された結果をパネル指示認識部107へ通知する。
S116:パネル指示認識部107は、通知された結果を、パネル制御部106を経由して操作パネル105に表示し、本処理を終了する。
次に、印刷機能部114が行う印刷処理を図7の第1の実施例における印刷処理の流れを示すフローチャートの図中Sで表すステップに従って図2を参照しながら説明する。
S201:印刷機能部114は、バッファ領域としての中間コード格納部161、通常色用ROP情報格納部162、通常色用カラー情報格納部163、UV色用ROP情報格納部164、UV色用カラー情報格納部165、通常色用印刷イメージ格納部166、およびUV色用印刷イメージ格納部167を初期化する。
印刷機能部114は、PDLデータ解析部151および描画処理部153で情報を共有するためのバッファ管理部である中間コード格納部161を初期化し、描画処理部153および印刷部168で情報を共有するためのバッファ管理部である通常色用印刷イメージ格納部166およびUV色用印刷イメージ格納部167を初期化し、通常色図形描画部155、通常色文字描画部156、および通常色イメージ描画部157の作業領域として使用される通常色用ROP情報格納部162および通常色用カラー情報格納部163と、UV色図形描画部158、UV色文字描画部159、およびUV色イメージ描画部160の作業領域として使用されるUV色用ROP情報格納部164、UV色用カラー情報格納部165とを順に初期化する。
S202:PDLデータ解析部151は、PDLデータ受信部150から受信したPDLデータを解析し、PDLデータのコマンドの内容により各処理を行う。
PDLデータ解析部151は、通常色(可視光領域を表現した色であり、赤(R)、緑(G)、青(B)で表現される)の図形、文字、イメージ画像、およびUV色の図形、文字、イメージ画像、並びにパターンなどの印刷命令と、印刷時に使用するテーブルデータ(カラー情報、ROP情報)の変更命令を識別する。
PDLデータ解析部151は、PDLデータが通常色の図形、文字、イメージ画像の印刷命令の場合、処理をS203へ移行し、PDLデータがUV色の図形、文字、イメージ画像の印刷命令の場合、処理をS207へ移行し、PDLデータがパターン処理命令の場合、処理をS209へ移行し、PDLデータが通常色カラー情報更新命令の場合、処理をS211へ移行し、PDLデータが通常色ROP情報更新命令の場合、処理をS212へ移行し、PDLデータがUV色カラー情報更新命令の場合、処理をS213へ移行し、PDLデータがUV色ROP情報更新命令の場合、処理をS214へ移行する。
なお、PDLデータ解析部151は、解析した結果、PDLデータ(印刷するデータも含む)以外のデータは受け捨てる。
S203:PDLデータ解析部151は、通常色の印刷命令の場合、カラーマッチングを行う必要があるため、カラーマッチング処理部152にカラーマッチング処理を依頼する。また、UV色も機器やトナーに特徴がある場合、カラーマッチング処理を行う。ただし、UV色はYMCK(Y:黄色、M:マゼンタ色、C:シアン色、K:黒色)への色空間変換は行わない。
S204:PDLデータ解析部151は、PDL命令を解釈し、図形、文字、イメージ画像ごとに通常色カラー用中間コード(ディスプレイリスト)を生成する。PDLデータ解析部151は、生成した中間コードを中間コード格納部161に格納する。
S205:PDLデータ解析部151は、PDL命令を解釈し、図形、文字、イメージ画像ごとに通常色ROP用中間コード(ディスプレイリスト)を生成する。PDLデータ解析部151は、生成した中間コードを中間コード格納部161に格納する。
S206:PDLデータ解析部151は、通常色用カラー情報格納部163に格納されたカラー情報および通常色用ROP情報格納部162に格納されたROP情報を考慮して図形、文字、イメージ画像それぞれを表す中間コードを生成し、処理をS215へ移行する。なお、PDLデータ解析部151は、生成した中間コードを中間コード格納部161に格納する。
S207:PDLデータ解析部151は、PDL命令を解釈し、図形、文字、イメージ画像ごとにUV色カラー用中間コード(ディスプレイリスト)を生成する。PDLデータ解析部151は、生成した中間コードを中間コード格納部161に格納する。
S208:PDLデータ解析部151は、PDL命令を解釈し、図形、文字、イメージ画像ごとにUV色ROP用中間コード(ディスプレイリスト)を生成する。PDLデータ解析部151は、生成した中間コードを中間コード格納部161に格納し、処理をS206へ移行する。
S209:PDLデータ解析部151は、指定されたパターンデータを特定するパターン処理を行う。
S210:PDLデータ解析部151は、指定されたパターンデータに応じて中間コードを生成し、処理をS215へ移行する。なお、PDLデータ解析部151は、生成した中間コードを中間コード格納部161に格納する。
S211:PDLデータ解析部151は、通常色用カラー情報格納部163に格納されたカラー情報を更新し、処理をS215へ移行する。
S212:PDLデータ解析部151は、通常色用ROP情報格納部162に格納されたROP情報を更新し、処理をS215へ移行する。
S213:PDLデータ解析部151は、UV色用カラー情報格納部165に格納されたカラー情報を更新し、処理をS215へ移行する。
S214:PDLデータ解析部151は、UV色用ROP情報格納部164に格納されたROP情報を更新し、処理をS215へ移行する。
S215:PDLデータ解析部151は、解析するPDLデータが終了したか否かを判定し、終了したと判定すると処理をS216へ移行し、終了していないと判定すると処理をS202へ移行し、PDLデータの解析を継続する。
以上の処理でPDLデータの解析処理を終了すると、PDLデータの解析結果として中間データが中間コード格納部161に格納された状態となる。
S216:描画処理部153は、中間コード判別部154により、中間コード格納部161から順に中間コードを読み出して解析し、中間コードの内容に応じてそれぞれの処理に割り振る。
描画処理部153は、中間コードが通常色の図形、文字、イメージ画像の描画命令の場合、またはUV色の図形、文字、イメージ画像の描画命令の場合、処理をS217へ移行し、中間コードがパターン情報登録命令の場合、処理をS220へ移行し、中間コードが通常色カラー情報登録命令の場合、処理をS221へ移行し、中間コードが通常色ROP情報登録命令の場合、処理をS222へ移行し、中間コードがUV色カラー情報登録命令の場合、処理をS223へ移行し、中間コードがUV色ROP情報登録命令の場合、処理をS224へ移行する。
描画処理部153は、通常色の図形、文字、イメージ画像、およびUV色の図形、文字、イメージ画像、並びにパターンなどの描画命令と、印刷時に使用するテーブルデータ(カラー情報、ROP情報)の登録命令を識別する。
描画処理部153は、通常色の図形の描画命令であれば通常色図形描画部155に、通常色の文字の描画命令であれば通常色文字描画部156に、通常色のイメージ画像の描画命令であれば通常色イメージ描画部157に処理を依頼する。
また、描画処理部153は、UV色の図形の描画命令であればUV色図形描画部158に、UV色の文字の描画命令であればUV色文字描画部159に、UV色のイメージ画像の描画命令であればUV色イメージ描画部160に処理を依頼する。
さらに、描画処理部153は、それぞれの描画処理で使用するテーブルデータの登録命令の場合であって、通常色で対象が図形であれば通常色図形描画部155に、文字であれば通常色文字描画部156に処理を依頼する。同様に、UV色で対象が図形であればUV色図形描画部158に、文字であればUV色文字描画部159に処理を依頼する。
S217:中間コード判別部154は、中間コード格納部161から中間コードを読み出し、色情報と、図形、文字、イメージ画像の区別を描画処理部153に渡す。
S218:描画処理部153は、通常色の図形、文字、またはイメージ画像が渡された場合、図形の描画命令であれば通常色図形描画部155に、文字の描画命令であれば通常色文字描画部156に、イメージ画像の描画命令であれば通常色イメージ描画部157に処理を依頼し、実行させる。描画命令により作成された描画データは、通常色用印刷イメージ格納部166に格納される。
S219:描画処理部153は、UV色の図形、文字、またはイメージ画像が渡された場合、図形の描画命令であればUV色図形描画部158に、文字の描画命令であればUV色文字描画部159に、イメージ画像の描画命令であればUV色イメージ描画部160に処理を依頼して実行させ、処理をS225へ移行する。描画命令により作成された描画データは、UV色用印刷イメージ格納部167に格納される。
S220:中間コード判別部154は、中間コードから読み出した描画対象がパターンであった場合、パターン情報を描画処理部153に登録し、処理をS225へ移行する。なお、通常、中間コード内はカラー情報、ROP情報、描画対象がセットになって記述されているが、単独で指定されている場合、本処理は必要ない。
S221:中間コード判別部154は、中間コードから読み出した描画対象が通常色カラー情報であった場合、その通常色カラー情報を描画処理部153に登録し、処理をS225へ移行する。
S222:中間コード判別部154は、中間コードから読み出した描画対象が通常色ROP情報であった場合、その通常色ROP情報を描画処理部153に登録し、処理をS225へ移行する。
S223:中間コード判別部154は、中間コードから読み出した描画対象がUV色カラー情報であった場合、そのUV色カラー情報を描画処理部153に登録し、処理をS225へ移行する。
S224:中間コード判別部154は、中間コードから読み出した描画対象がUV色ROP情報であった場合、そのUV色ROP情報を描画処理部153に登録し、処理をS225へ移行する。
S225:中間コード判別部154は、中間コードが終了したか否かを判定し、終了したと判定すると処理をS226へ移行し、終了していないと判定すると処理をS216へ移行し、中間コードの解析を継続する。
S226:印刷機能部114は、印刷部168により、通常色用印刷イメージ格納部166およびUV色用印刷イメージ格納部167に格納された印刷イメージデータをUV色用印刷パラメータ格納部172に格納されている各色のUVトナーの印刷濃度、定着温度、および定着回数に基づいて印刷を行い、本処理を終了する。
このように、本実施例では、ユーザにより設定されたUVトナーの印刷濃度、定着温度、および定着回数に基づいてUVトナーおよび通常トナーを使用した印刷を行うようにしたことにより、ユーザ所望の印刷結果を得ることができる。
UVトナーの印刷濃度、定着温度、および定着回数をユーザにより設定できるようにしたことにより、ユーザの印刷結果の使用目的、例えばセキュリティ性の付与、デザイン性の付与等、に適した印刷を行うことができる。
また、UVトナーの消費量を抑えつつ効果的な印刷を行うことができる。
なお、各色のUVトナーの印刷濃度を同じ印刷濃度として設定しても良く、色毎にUVトナーの印刷濃度を設定するようにしても良い。
以上説明したように、第1の実施例では、ユーザにより設定されたUVトナーの印刷濃度、定着温度、および定着回数に基づいてUVトナーおよび通常トナーを使用した印刷を行うようにしたことにより、透明トナーを使用する印刷において、ユーザ所望の印刷結果を得ることができるという効果が得られる。
すなわち、印刷結果にセキュリティ性の付与、またはデザイン性の付与等を行うことができ、ユーザの印刷結果の使用目的に適した印刷を行うことができるという効果が得られる。
また、透明トナーの消費量を抑えつつ効果的な印刷を行うことができるという効果が得られる。
通常トナーによる各色の下地とUVトナーとを重ね合わせて印刷したUV印刷結果を確認する場合、紫外線をUV印刷結果にあてて確認する必要があるが、ユーザ環境によってその紫外線の強さや波長が異なることが多く、ユーザ所望のUV印刷結果を得ることが難しいという問題がある。
そこで、第2の実施例では、各ユーザ環境に最適なUV印刷を行うため、通常トナーによる各色の下地と濃度を少しずつ変化させたUVトナーとを重ね合わせたテストパターンを印刷し、ユーザ環境に最適なUVトナーの濃度を選択できるようにしている。
なお、第2の実施例の構成は、上述した第1の実施例と同様なので同一の符号を付してその説明を省略する。
第2の実施例の作用について説明する。
ユーザによって行われる画像処理装置の印刷条件の設定を図8の第2の実施例における印刷設定の説明図に基づいて図1および図2を参照しながら説明する。
S301:ユーザは、画像処理装置101に対してUV濃度判断用のテストパターンの印刷を指示する命令を実行する。テストパターンの印刷の指示は、画像処理装置101の操作パネル105を操作し、または画像処理装置101の記憶部121に格納されたWebページを通信回線で接続されたホストコンピュータのブラウザに表示して行う。さらに、画像処理装置101に添付されたユーティリティプログラムをホストコンピュータで動作させて行うようにしても良い。
S302:UV濃度判断用のテストパターンの印刷の指示を受けた画像処理装置101は、UV濃度判断用のテストパターン(第1の画像)を印刷する。
S303:ユーザは、画像処理装置101が印刷したテストパターンを持ち、印刷物を閲覧する環境下に移動し、その環境下でテストパターンを確認して最適なUVトナーの濃度を判断する。
ユーザがUVトナーを使用したUV印刷を行う場合、その印刷結果を閲覧する場所が限られる場合がある。そのような場合、通常光の強さ、UV光(紫外光)の強さ、使用する媒体などが決まっていることがある。ユーザは、このような環境の下で最も適した印刷結果となるUV印刷を行うため、UVトナーの濃度を決定し、設定する。
なお、印刷結果を閲覧する場所とは、印刷を行った場合に、その印刷結果を閲覧する機会が最も多い場所を意味するものとする。
画像処理装置101が印刷するテストパターン(第1の画像)を図9の第2の実施例における印刷設定のテストパターンの説明図に基づいて説明する。
本実施例のテストパターン80は、通常トナーによる下地パターン81(通常トナーで形成された複数色の画像)に、UV(Red:赤)トナー、UV(Green:緑)トナー、およびUV(Blue:青)トナーによる各濃度(例えば、100%、80%、60%、40%、20%)のパターン82(特殊トナーの濃度を変化させた画像)を重ね合わせたパターン83で構成されている。したがって、本実施例のテストパターン80は、3種類のUVトナーについて5種類の濃度のパターン82を下地パターン81に重ね合わせて生成されている。
通常トナーによる下地パターン81は、通常トナーにより形成されたパターンであり、例えば白色、黒色、青色、赤色、黄色の5色のパターンを並べて配置したものである。なお、通常トナーによる下地パターン81は、白色、黒色、青色、赤色、黄色の5色以外の色のパターンを含むようにしても良い。
UVトナーによるパターン82は、UV(Red)トナー、UV(Green)トナー、およびUV(Blue)トナーにより、各濃度(100%、80%、60%、40%、20%)で形成されたパターンである。
ユーザは、テストパターン80を観察することにより、印刷物(結果印刷)を閲覧する場所において所望の印刷結果が得られるように、下地となる各色の通常トナーに対し、UVトナーの濃度を判断することができる。
なお、色毎に印刷するUVトナーの濃度は、20%毎に限定されるものでなく、10%毎としても良い。
また、本実施例では、通常トナーで下地パターンを形成し、UVトナーで上地パターンを形成するようにしたが、それに限られることなく、UVトナーで下地パターンを形成し、通常トナーで上地パターンを形成するようにしても良い。このようにすることにより、UVトナーが下地、通常トナーが上地となった場合のUVトナーの濃度の決定を行うことができるようになる。
S304:ユーザは、決定した最適なUVトナーの濃度を、UVトナーの色毎に、画像処理装置101に設定する。UVトナーの濃度の設定は、画像処理装置101の操作パネル105を操作し、または画像処理装置101の記憶部121に格納されたWebページを通信回線で接続されたホストコンピュータのブラウザに表示して行う。さらに、画像処理装置101に添付されたユーティリティプログラムをホストコンピュータで動作させて行うようにしても良い。
設定されたUVトナーの色毎のUVトナー濃度は、UV色用印刷パラメータ格納部172に格納される。
このように、本実施例では、通常トナーによる各色の下地と、濃度を少しずつ変化させたUVトナーとを重ね合わせたテストパターンを印刷するようにしたことにより、ユーザはユーザ環境に最適なUVトナーの濃度を選択することができるようになる。
以上説明したように、第2の実施例では、第1の実施例の効果に加え、ユーザはユーザ環境に最適なUVトナーの濃度を選択することができるようになるという効果が得られる。
なお、第1の実施例および第2の実施例では、画像処理装置を複合機として説明したが、それに限られることなく、透明トナーを使用するものであれば、プリンタ、またはファクシミリ装置等としても良い。
101 画像処理装置
102 通信部
103 通信制御部
104 通信指示認識部
105 操作パネル
106 パネル制御部
107 パネル指示認識部
108 アカウント管理部
109 ジョブ管理部
110 機能管理部
111 スキャナ機能部
112 FAX機能部
113 媒体アクセス機能部
114 印刷機能部
115 Email機能部
116 レポート作成機能部
118 権限管理部
119 設定値管理部
120 ログ管理部
121 記憶部
153 描画処理部
155 通常色図形描画部
156 通常色文字描画部
157 通常色イメージ描画部
158 UV色図形描画部
159 UV色文字描画部
160 UV色イメージ描画部
166 通常色用印刷イメージ格納部
167 UV色用印刷イメージ格納部
168 印刷部
170 印刷色調整部
171 印刷色調整パターン記憶部
172 UV色用印刷パラメータ格納部

Claims (13)

  1. 通常トナーおよび特殊トナーを所定の濃度で形成したトナー画像を媒体に形成し、前記トナー画像を所定の定着温度で前記媒体に定着させる定着動作を所定の定着回数行って印刷を行う印刷部と、
    前記印刷部により、前記特殊トナーを用いて第1の印刷条件を変化させながら印刷した画像に基づく第1の設定と、前記特殊トナーを用いて第2の印刷条件を変化させながら印刷した画像に基づく第2の設定とを受付ける調整部と、
    を有し、
    前記印刷部は、前記媒体に形成する前記特殊トナーを含むトナー画像の濃度を前記第1の設定を用いて変更するとともに、該特殊トナーを含むトナー画像の定着動作を前記第2の設定を用いて変更して該特殊トナーを含むトナー画像を前記媒体に定着させることを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記調整部は、前記印刷部により、前記特殊トナーを用いて第3の印刷条件を変化させながら印刷した画像に基づく第3の設定を受付け、
    前記印刷部は、前記媒体に形成する前記特殊トナーを含むトナー画像の濃度を前記第1の設定を用いて変更するとともに、該特殊トナーを含むトナー画像の定着動作を前記第2の設定および前記第3の設定を用いて変更して該特殊トナーを含むトナー画像を前記媒体に定着させることを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項2に記載の画像処理装置において、
    前記第1の設定は、前記特殊トナーの濃度を変化させて印刷した第1の画像に基づく設定を含み、
    前記第2の設定は、前記定着温度を変化させて印刷した第2の画像に基づく設定を含み、
    前記第3の設定は、前記定着回数を変化させて印刷した第3の画像に基づく設定を含むことを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項3に記載の画像処理装置において、
    前記調整部で設定された前記第1の設定としての濃度、前記第2の設定としての定着温度、および前記第3の設定としての定着回数の情報を記憶する設定情報格納部を有し、
    前記印刷部は、前記設定情報格納部に記憶された前記濃度、前記定着温度、および前記定着回数の情報に基づいて印刷を行うことを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項3または請求項4に記載の画像処理装置において、
    前記第1の画像の形式を表す第1の形式情報と、前記第2の画像の形式を表す第2の形式情報と、前記第3の画像の形式を表す第3の形式情報とを記憶する形式情報記憶部を有し、
    前記印刷部は、前記画像情報記憶部に記憶された前記第1の形式情報、前記第2の形式情報、および前記第3の形式情報に基づいて前記第1の画像、前記第2の画像、および前記第3の画像の印刷を行うことを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項3から請求項5のいずれかに記載の画像処理装置において、
    前記第1の画像は、前記特殊トナーで形成された複数色の画像であることを特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項3から請求項6のいずれかに記載の画像処理装置において、
    前記第1の画像は、前記特殊トナーの濃度を変化させた画像と、前記通常トナーで形成された複数色の画像とが重ねられた画像であることを特徴とする画像処理装置。
  8. 請求項7に記載の画像処理装置において、
    前記通常トナーで形成された複数色の画像は、白色、黒色、青色、赤色、および黄色の画像を含むことを特徴とする画像処理装置。
  9. 請求項3から請求項8のいずれかに記載の画像処理装置において、
    前記特殊トナーは、紫外線に応答して発光し、可視光に対して透明なトナーであることを特徴とする画像処理装置。
  10. 請求項3から請求項9のいずれかに記載の画像処理装置において、
    前記濃度は、前記特殊トナーの色毎に設定され、
    前記印刷部は、設定された色毎の前記濃度で形成した前記特殊トナーを含むトナー画像を媒体に形成することを特徴とする画像処理装置。
  11. 通常トナーおよび特殊トナーを所定の濃度で形成したトナー画像を媒体に形成し、前記トナー画像を所定の定着温度で前記媒体に定着させる定着動作を所定の定着回数行って印刷を行う画像処理装置の画像処理調整方法において、
    前記特殊トナーの濃度を変化させて第1の画像を印刷するステップと、
    前記定着温度を変化させて第2の画像を印刷するステップと、
    前記第1の画像に基づいて第1の設定を受付けるステップと、
    前記第2の画像に基づいて第2の設定を受付けるステップと、
    前記媒体に形成する前記特殊トナーを含むトナー画像の濃度を前記第1の設定を用いて変更するとともに、該特殊トナーを含むトナー画像の定着動作を前記第2の設定を用いて変更して該特殊トナーを含むトナー画像を前記媒体に定着させて印刷を行うステップと、
    を有することを特徴とする画像処理調整方法。
  12. 請求項11に記載の画像処理調整方法において、
    前記第1の画像は、前記特殊トナーの濃度を変化させた画像と、前記通常トナーで形成された複数色の画像とが重ねられた画像であることを特徴とする画像処理調整方法。
  13. 請求項12に記載の画像処理調整方法において、
    前記通常トナーで形成された複数色の画像は、白色、黒色、青色、赤色、および黄色の画像を含むことを特徴とする画像処理調整方法。
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