JP3759232B2 - 除去アンカー装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
開示技術は、堤体等の構築物を地盤に対し定着状態に保持するためのアンカーの技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
周知の如く、土木建設工事にあっては堤体等の構築物を当該地盤に対し、安定した定着状態を保持するために、アンカー施工技術が広く用いられている。
【0003】
該種アンカー施工技術にあっては所謂フリーアンカー等もあるが、定着体としてのセメントミルク等の内部に耐荷体を縦列状態にセットして各耐荷体にアンボンドPC鋼線を連係させて囲繞させたゴム或いは合成樹脂製のシースにより各耐荷体をセメントミルク等の定着体に摩擦力を介して定着状態に保持し、確実な定着状態を現出する所謂除去アンカー工法が広く用いられている。
【0004】
そして、かかる除去アンカー施工について図8(イ),(ロ)について略説すると、図示しない堤体等の構築物を地盤1に対し定着するに、当該地盤1中に所定径の削孔2を掘削し、当該削孔2内にセメントミルク等の定着体3を充填し、該セメントミルク3中に除去アンカー装置4を配設セットし、緊張ジャッキ5により該セメントミルク3中に縦方向に縦列状態に配設した耐荷体6,6の各々に連係させたアンボンドPC鋼線7に緊張荷重を付与して定着するようにしている。
【0005】
例えば、ヘッドブロック8においてはシングルタイプのアンボンドPC鋼線7をカール状に周回させて連係させ、ダブルタイプの2条のアンボンドPC鋼線7,7´に対しては当該ヘッドブロック8やピースブロック9にはダブルノッチ10´が形成されて前端部の耐荷体6から最終段の耐荷体6を連通状に各アンボンドPC鋼線7,7´が条装されて各個に緊張ジャッキ5にネジナット締めされて各耐荷体6に対し緊張荷重を付与されてセメントミルク3に定着するようにされている。
【0006】
該種除去アンカー装置4において、各耐荷体6のヘッドブロック8と当該ヘッドブロック8にピン連結されているピースブロック9の外側面には、縦方向に沿うノッチ10が形 成されている。このノッチ10には、1条乃至2条のアンボンドPC鋼線7,7が配してある。アンボンドPC鋼線7の基端部は、緊張ジャッキ5に対してナットによりネジ固定するようにし、該緊張ジャッキ5の調節によって各アンボンドPC鋼線7,7をして各々連係する耐荷体6を定着体としてのセメントミルク3に定着荷重を与えるようにしている。
【0007】
なお、各アンボンドPC鋼線7に於ては芯体としてのPC鋼線11の周囲にグリースを介しゴム或いは合成樹脂製等のシース12が囲繞されて施工終了後構築物の定着が図られて施工が終了した後にはPC鋼線11を基端部から引き抜くことにより、該シース12やヘッドブロック8や各ピースブロック9を地盤1中にセメントミルクと共に残置させ、後の諸構築物の施工に支障がないようにされている。
【0008】
なお、13は各ピースブロック9,9間においてアンボンドPC鋼線7を耐荷体6に一体的に形成するための結束バンドである。
【0009】
しかしながら、かかるいくつかのメリットを有する除去アンカー施工にあっても次のような実使用に際しての問題点があった。
【0010】
すなわち、当該図8(ロ)に示すように、削孔2中のセメントミルク3内に所定段数複数縦列状にセットされている各耐荷体6,6…には相互連通状に1条又は2条のアンボンドPC鋼線7,7…が連係されその基端部が緊張ジャッキ5に連結されている。そして、緊張ジャッキ5による各アンボンドPC鋼線7に対する緊張定着プロセスにおいて、各アンボンドPC鋼線7,7の長さがL1,L2,L3等と異なるために、各アンボンドPC鋼線7に対する緊張ジャッキ5による緊張荷重が伸び量の差により導入する緊張荷重の分布がアンバランスになり、結果的に、各耐荷体6の定着体としてのセメントミルク3に対する定着荷重がアンバランスになるという不都合さがあった。
【0011】
これに対処するに、各耐荷体6に連係されているアンボンドPC鋼線7に対する緊張荷重を各個に付与し、定着荷重を可及的にバランスして導入する工法が提案されている。しかしながら、このような方法では緊張ジャッキ5の構造や操作が複雑になり、一般的な残置式アンカーのフリーPC鋼線に対する緊張ジャッキによる緊張荷重付与のようには実際上出来ないという欠点があり、しかも、各耐荷体6に対するアンボンドPC鋼線7への緊張荷重のバランスを良好に確保することは操作上も甚だしく煩瑣であり、極めて困難であるという難点があった。
【0012】
また、緊張定着後導入された荷重が増加する場合、各耐荷体にアンバランスな荷重分布が生ずるというマイナス点があった。
【0013】
したがって、種々のメリットがあるかかる除去アンカー工法も実用性の点において不充分さがあるという不都合さがあった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
この出願の発明の目的は
上述従来技術に基づく数々の利点を有する除去アンカー施工の縦列状に配設された各耐荷体に連係されるアンボンドのPC鋼線の緊張荷重のアンバランスの問題点を解決すべき技術的課題とし、
各耐荷体に連係するアンボンドPC鋼線の伸び量の差を吸収出来る圧縮体を介装して各耐荷体の周囲のセメントミルク等の定着体に対するバランスした定着荷重が付与されるようにして除去アンカー工法の利点をフルに生かすことが出来るようにして
建設産業における土木技術利用分野に益する優れた除去アンカー装置を提供せんとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上述目的に沿い先述特許請求の範囲を要旨とするこの出願の発明の構成は、前述課題を解決するために、柱状のセメントミルク等の定着体に所定段数複数縦設した耐荷体に個別に相互に挿通状態にして連係されたアンボンドPC鋼線の終端部を緊張ジャッキに連結し、各アンボンドPC鋼線に定着荷重を付与して緊張させる除去アンカー工法に用いられる装置であって各耐荷体に介装した圧縮体の圧縮量により使用するアンボンドPC鋼線の伸び量の差を当該圧縮量により吸収させ、全ての耐荷体にバランスした定着体に対する定着荷重を付与するようにし、而して、当該各圧縮体のアンボンドPC鋼線に沿う方向の厚みについては当該耐荷体の配列位置により予め調整し、最先端の耐荷体の圧縮体についてはその断面形状がピン連結される耐荷体のヘッドブロックとピースブロックの両端面形状と同一にピン連結されるようにした技術的手段を講じたものである。
【0016】
【作用】
而して、堤体等の構築物を当該地盤に定着状態にするに、所定径の削孔を掘削し、該削孔中にセメントミルク等の定着体を充填し、該セメントミルク等の定着体中に圧縮体をそのヘッドブロックとピースブロックとの間に介装した耐荷体を所定段数条列状態にセットし、各耐荷体に条装したアンボンドPC鋼線の端部を緊張ジャッキに連結し、一挙に各アンボンドPC鋼線を緊張ジャッキにより緊張し、その際、各アンボンドPC鋼線の伸び量の差は各耐荷体に介装した圧縮体の圧縮量により吸収し、したがって、各PC鋼線に対する定着体への定着荷重は全体的にバランスして均一に付与され、堤体等の構築物は安定した定着状態を得られるようにしたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、この出願の発明の実施しようとする一形態を図1〜図7を参照して説明すれば以下の通りである。
【0018】
なお、図8と同一形態部分は同一符号を用いて説明するものとする。
【0019】
まず、図1,図2に示す実施形態の態様において、符号4´は除去アンカー装置であり、符号6´は耐荷体を示している。耐荷体6´のヘッドブロック8´は、在来態様同様にピースブロック9´とピン19を介し同軸的・一体的に連結されている。ヘッドブロック8´と各ピースブロック9´の外側面には1条のアンボンドPC鋼線7に対するノッチ10´´が相互に挿通する状態で条装されている。また、ノッチ10´´に隣設して相対向する位置には、2条のダブルタイプのアンボンドPC鋼線7,7を相隣らせて挿通するダブルタイプのノッチ10´´´が挿通状態に条装されている。
【0020】
ヘッドブロック8´と該ヘッドブロック8´に隣設するピースブロック9´との間には、両ブロック8´,9´の端面形状に一致する形状の圧縮体14が介装されている。圧縮体14はゴム或いは合成樹脂から成り、その側面にはシングルタイプのノッチ10´´とダブルタイプのノッチ10´´´が形成されている。この圧縮体14は、図2に示すように、両ブロック8´,9´に対しピン19を介し連結介装されている。
【0021】
符号16は結束バンドであり、各ピースブロック9´,9´を介装してその連結状態を固定するようにしている。すなわち、各ピースブロック9´の端部に形成された周方向のノッチ15に対し冠装し、各結束バンド16の半割状態の各端部に形成されたフック17´にピン18を介して連結状態に締結するようにされている。
【0022】
なお、本実施形態においてヘッドブロック8´と各ピースブロック9´,9´はセメントミルク3中に残置させる方式を採る。
【0023】
したがって、本実施形態においては、各アンボンドPC鋼線7は耐荷体6´のノッチ10´´,10´´´に配され、ヘッドブロック8´においてカール状に周回し、その終端部は緊張ジャッキ5´に図3に示す様にナット締めされてネジ連結されている。
【0024】
当該図3においては図示の都合上一対のアンボンドPC鋼線7のみがナット19´より連結されている態様が示されている。
【0025】
図3に示す緊張ジャッキ5´において、各アンボンドPC鋼線7は、ディスク18´に対しナット19´によりネジ連結されている。ディスク18´の中心部では、緊張荷重付与用のナット19´がジャッキネジ20に螺結されており、その結果、全てのアンボンドPC鋼線7,7…に緊張荷重を付与することが出来る。
【0026】
なお、各アンボンドPC鋼線7にあっては、その芯体を成すPC鋼線11の周囲にグリースを介して所定厚さのゴム或いは合成樹脂製のシース7´が囲繞して設けられている。そして、PC鋼線11の一端を引き抜くことにより、シース7´はヘッドブロック8´やピースブロック9´と共にセメントミルク3中に残置される。
【0027】
上述の構成の除去アンカー装置4´の耐荷体6´において、図示しない堤体等の構築物を地盤に定着状態にするには、当該地盤中に削孔2を図4に示す様に所定に掘削し、該削孔2中に定着体としてのセメントミルク3を充填し、各アンボンドPC鋼線7を条装した耐荷体6´を所定段数縦設する。
【0028】
なお、当該縦設とセメントミルク3の充填とは逆プロセスにすることは勿論可能である。
【0029】
この時各耐荷体6´においては次述する如く、最先端の耐荷体6´に対する圧縮体14の介装はなく、2段目と3段目と終段に至る各耐荷体6´に介装する圧縮体14の軸方向厚みは所定量ずつ、即ち、次述する如くその圧縮量に対して漸増するようにセットされている。
【0030】
そして、各アンボンドPC鋼線7の終端は図3に示す様に、緊張ジャッキ5´のディスク18´にナット19´介しナット締めされている(なお、図示の都合上一対のアンボンドPC鋼線7,7のみが示されてはいるが、全てのアンボンドPC鋼線7,7…は同様にナット締めされているものである)。
【0031】
この際、各耐荷体6´の各ピースブロック9´,9´間は結束バンド16、及び、フイラメントテープにより締結されてアンボンドPC鋼線7,7…と共に一体化されているものである。
【0032】
この際、結束バンド16の外装に際しては、図2に示すように、フック17´,17´にピン18を挿通してワンタッチ的に外装し得るものである。
【0033】
そして、各耐荷体6´においてヘッドブロック8´と圧縮体14、及び、各ピースブロック9´,9´はピン19を介し軸方向に連係されるものである。
【0034】
そして、各耐荷体6´において、緊張ジャッキ5による緊張荷重が付与されていない状態(圧縮体14に対し圧縮作用が付与されていない初期状態)では、図6に示す様に、圧縮体14は厚みt 0 を有している。ところが、緊張ジャッキ5により緊張荷重を付与する ことにより、図7に示す様に、圧縮体14はt 1 に圧縮される。このときの圧縮体14の圧縮量Δt(=t 0 −t 1 )は、各耐荷体6´のアンボンドPC鋼線7の伸び量に対応する量に予め設計されている。
【0035】
したがって、圧縮量ΔtがアンボンドPC鋼線7の伸び量の差に対応することになり、当該圧縮量の計算は予めセット前に各耐荷体6´についてその位置に応じ、即ち、アンボンドPC鋼線7の伸び量に対応する量に調整されているものである。
【0036】
したがって、各耐荷体6´においてはそのアンボンドPC鋼線7が緊張ジャッキ5´により一挙に緊張荷重を付与されると、その線長が縮もうとするが、耐荷体6´に介装されている圧縮体14の圧縮により伸び量が吸収されて均一なバランスの良好な定着荷重が各耐荷体6´に付与されることになる。
【0037】
この際、各耐荷体6´の圧縮体14は先端ほど圧縮量が大きく、次第に終端に行くほど小さくなることは図5に示す通りであり、したがって、最先端の耐荷体6´に介装する圧縮体14の厚みは0に等しいか、介装されていない態様が採り得るものである。
【0038】
したがって、各アンボンドPC鋼線7に対し緊張ジャッキ5´で一挙に緊張荷重を付与しても、各耐荷体6´の圧縮体14の圧縮作用により各アンボンドPC鋼線7の伸び量が吸収される。その結果、各耐荷体6´にはセメントミルク3に対する定着荷重がバランス状態に均一に付与されることになり、図示しない堤体の当該地盤に対する定着状態は安定した状態を得ることが出来る。
【0039】
このようにして圧縮体14の初期厚みは耐荷体6´の削孔2、即ち、セメントミルク3中の位置により予め設計的に調整しておくことが出来るものである。
【0040】
而して、緊張ジャッキ5´により全ての耐荷体6´,6´…の各アンボンドPC鋼線7を一挙に緊張荷重を与え、各圧縮体14の圧縮量が各耐荷体6´のアンボンドPC鋼線7の伸び量に対応し、当該各耐荷体6´に対し均一な緊張荷重がバランス良く付与されるために、図示しない堤体等の構築物の地盤に対する定着状態が設計通りに安定して行われ、当該定着状態も経時的に確実に保持される。
【0041】
そして、堤体のアンカー定着が経時的に安定して除去アンカー装置4の部位にその構築物を建造するに際しては各アンボンドPC鋼線7のPC鋼線11を一方端側から引き抜くことにより、シース7´から該PC鋼線11は通り抜けて除去され、シース7´とヘッドブロック8´と各ピースブロック9´は定着体としてのセメントミルク3と共に地盤中に残置されて次段施工時に所定に破壊され、何ら当該次段の構築施工には支障を与えるものではない。
【0042】
そして、使用態様によっては引き抜かれたPC鋼線11は適宜に再使用に供される。
【0043】
なお、この出願の発明の実施形態は上述実施態様に限るものでないことは勿論であり、例えば、ヘッドブロックや各ピースブロックは適宜の材質製のものであっても良い等種々の態様が採用可能である。
【0044】
また、設計変更的には縦列セットする耐荷体は上述実施例の如く3体に限らず、2体でも4体以上でもでも良いことは勿論である。
【0045】
そして、除去アンカーの定着対象としての建造物は堤体に限らず、土留壁,鉄塔やビル等の構築物も対象に成り得ることは勿論のことである。
【0046】
【発明の効果】
この出願の発明によれば、各アンボンドPC鋼線ごとに個別に緊張荷重を調整する煩瑣さがなくなり、全ての耐荷体に連係するアンボンドPC鋼線を一挙に緊張ジャッキから緊張荷重を均一に付与し、しかも、バランス良く各耐荷体に定着体に対する定着荷重が付与出来るという優れた効果が奏される。
【0047】
したがって、施工が簡単であり、一度に緊張荷重を付与することが出来るために、操作が簡単で作業能率も良く、施工に対する信頼性も向上するという優れた効果が奏される。
【0048】
しかも、定着アンカー装置の耐荷体の構造は、ヘッドブロックと該ヘッドブロックにピンを介して連結する各ピースブロックとの間にゴム或いは合成樹脂製等の圧縮体を介装するという簡単な構造である。そのため、各圧縮体が一定の圧縮量を有するように予め調整して介装するだけで良く、一旦セットすると煩瑣なメンテナンスが不必要となり、しかも、耐久性が良く、イニシャルコスト,ランニングコストやメンテナンスコストも低減されるというメリットがある。
【0049】
しかも、耐荷体のヘッドブロックやピースブロックがアンボンドPC鋼線の除去後に圧縮体を定着体としてのセメントミルク等と共に、地盤中に残置出来るために、当該部位に於ける他の構築物の施工等にも何ら支障がないという利点もある。
【0050】
そして、圧縮体の断面形状が耐荷体のヘッドブロックやピースブロックの端面形状と同一形状にされることにより、アンボンドPC鋼線の相互挿通状態の条装にも影響がないという効果も装される。
【0051】
そして、設計によっては最先端の耐荷体に対するアンボンドPC鋼線の伸び量を基準とすることにより、当該最先端の耐荷体にはアンボンドを介装しなくても済むことにより、それだけ、当該最先端のアンボンドの製造がし易く、イニシャルコストも低減出来るという副次的利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この出願の発明の除去アンカー装置のユニット耐荷体の全体概略斜視図である。
【図2】 同、耐荷体の各ブロックの取り合い分解斜視図である。
【図3】 ジャッキの模式斜視図である。
【図4】 除去アンカーの初期施工状態の模式断面図である。
【図5】 定着状態の断面図である。
【図6】 圧縮体の初期セット時の模式断面図である。
【図7】 圧縮体の緊張荷重付与時の圧縮状態の模式断面図である。
【図8】 (イ),(ロ)は従来技術に基づく除去アンカーの全体概略斜視図である。
【符号の説明】
3 定着体(セメントミルク)
4´ 装置
5´ 緊張ジャッキ
6´ 耐荷体
7 アンボンドPC鋼棒
8´ ヘッドブロック
9´ ピースブロック
10´´,10´´´ ノッチ
14 圧縮体
19 ピン

Claims (2)

  1. 地盤を掘削して削孔内に耐荷体を縦列状に複数段配設し、耐荷体毎に連係させた複数のアンボンドPC鋼線の各終端を緊張ジャッキに連結し、定着時に各アンボンドPC鋼線を緊張させて定着荷重を付与する除去アンカー工法に使用する装置において、
    削孔内に縦列状に複数段設けられた耐荷体と、
    終端部が緊張ジャッキに連結されており、前記複数の耐荷体の各々と連係するように設けられた複数のアンボンドPC鋼線と、を有しており、
    少なくも削孔内の奥から数えて2段目以降の各耐荷体は、
    アンボンドPC鋼線が先端側で周回するようになっているヘッドブロックと、
    前記ヘッドブロックとピースブロックの間に介装されており、前記アンボンドPC鋼線を緊張させた際に前記ヘッドブロックによって押圧される圧縮体と、を有していることを特徴とする除去アンカー装置。
  2. 前記圧縮体のアンボンドPC鋼線に沿う方向の厚みは、各耐荷体の配列位置に応じて調整されていることを特徴とする請求項1記載の除去アンカー装置。
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