JP3758358B2 - 投射スクリーン及び投射表示装置 - Google Patents
投射スクリーン及び投射表示装置Info
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、投射表示装置及びその映像表示に用いられる投射スクリ一ンにかかり、特にホログラムを用いた投射スクリーンの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
投射表示装置の表示手段としては、スクリーン表面にガラスビーズを分散させて形成した反射型スクリーンや、レンチキュラーの拡散板を使用した透過型スクリーンが、一般に知られている。
【0003】
一方、背面投射型の表示装置においては、近年ボックスの簿型化が開発のトレンドとなっており、フロント投射型の表示装置においては、投射表示装置が観察の障害にならないよう、あおり投射を行うのが一般的になっている。例えば、本出願人による特願平9−322338号には、投射スクリーンに対し、入射角度の大きい斜め方向から映像光を入射させて投影表示を行うようにした投射表示装置が記載されている。これによれば、斜め投射によっても投影像の像歪みが発生しないという有用な効果が得られる。
【0004】
ホログラムを投射スクリーンに使用した従来技術としては、例えば、特開平8−248514号公報に開示されたものがある。これは、ホログラムシ一トを投射装置とスクリーンの間の光路中に配置し、投射装置からの斜め入射光をスクリーン面に略垂直方向に回折するようにして、背面投射装置の薄型化を可能としたものである。また、特開平9−34015号には、ホログラムとして1色もしくは多色記録のホログラムを用いることが開示されており、特開平8−15779号には、3原色光に対応した3層のリップマンホログラムを投射スクリーンに使用した例が開示されている。共に、不要な外光を透過吸収して明るい場所でも表示画像のコントラストを低下させることがないという利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、以上のような従来技術には次のような不都合がある。まず、特願平9−322338号で開示された斜め投射型表示装置に、例えばガラスビーズを分散して形成した従来の反射型スクリーンを使用した場合には、投射映像光は入射角度とほぼ同じ角度で反射する。従って、入射角度が大きい斜め投射のときには、スクリーン正面の観察者方向に反射する映像光が減少し、映像が暗くなってしまう不都合がある。レンチキュラーの拡散板を用いた透過型スクリーンにおいても同様である。
【0006】
次に、特開平8−248514号に開示された背面投射装置では、使用するホログラムによっては投射映像がレインボー状となり、色再現の劣悪な投射映像となってしまう可能性がある。一方、例えば投射光として直線偏光光を使用する液晶投射装置においては、投射光そのものに不要な直線偏光成分が含まれており、これが表示コントラストを悪化させている。従って、特開平9−34015号及び特開平8−15779号に開示された従来技術において、投射表示装置自身のコントラスト性能が悪い場合には、表示画像のコントラストも悪化せざるを得ないという不都合がある。
【0007】
本発明は以上の点に着目したもので、斜め投射においても、コントラストが高く明るい映像光を、所定方向に透過又は反射することができるホログラムを用いた投射スクリ一ン及び投射表示装置を提供することを、その目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明の投射スクリーンは、斜め方向から入射した映像光を、回折光の射出側に光拡散手段を備えた透過型のホログラムによって所定方向に回折する投射スクリーンにおいて、前記ホログラムで回折された映像光にかかる各原色光の射出方向が互いに略一致するとともに、前記ホログラムと前記光拡散手段の間に、映像光中に含まれる不要光を反射して系外に排除する反射層を設けたことを特徴とする。
【0010】
本発明の投射表示装置によれば、請求項1記載の投射スクリーンを備えており、前記ホログラムの回折効率の最大値を与える入射角度と、映像光の前記ホログラムに対する入射角度とを略一致させたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[実施形態1]
【0012】
図1は本発明の第1の実施の形態を説明する概略図であり、反射型の投射スクリーンに応用した例を示している。同図において、本形態にかかるホログラムを用いた投射スクリーン1は、投射装置2が格納されたボックス3に立設されている。投射装置2としては、例えば前記特願平9−322338号に開示されている斜め投射装置が好適である。投射装置2が発した投射光4は、投射スクリーン1に対し斜めに入射する。しかし、投射スクリーン1が斜め入射光を略法線方向に反射するホログラムで構成されているから、投射光4は投射スクリーン1によって矢印FAで示す前方に反射され、投射スクリーン1と対向して位置する観察者の目に達する。
【0013】
入射角とほぼ同じ角度で反射されて観察者の目に届かなかった従来の反射型スクリーンによる投射光も、本形態の投射スクリーンではほとんど全てが観察者に達するようになり、明るい表示影像を見ることができる。更に、投射光4の投射スクリーン1に対する入射角度と、前記投射スクリーン1を構成するホログラムの回折効率(効率約100%)の最大値を与える入射角度とを一致させることによって、より高輝度の表示映像も得ることができる。
【0014】
図2には、本形態にかかる投射スクリーン1の一例が示されている。同図に示すように、ホログラム5と光吸収層又は光吸収材6とが積層されており、ホログラム5が表側(観察者側),光吸収材6が裏側となっている。反射防止膜7は、ホログラム5の表面に形成されている。ホログラム5は、R(赤),G(緑),B(青)の3原色光のうちのRに対応するホログラム層5r,Gに対応するホログラム層5g,Bに対応するホログラム層5bを積層した構成となっている。なお、ホログラム層5を、3原色光によってホログラム材を多重露光して形成した単層構造のものとしてもよい。以上のように、ホログラム5,光吸収材6,及び反射防止膜7によって、投射スクリーン1が構成されている。
【0015】
次に、投射スクリーン1の作用を説明する。上述したように、投射装置2から出力された投射光4が投射スクリーン1に斜め入射する。投射光4は、反射防止膜7を透過してホログラム5に入射する。この入射光のうち、青色光Bは、反射防止膜7を透過し、ホログラム5の青色対応のホログラム層5bに入射し、ここでその略法線方向(図1の矢印FA方向)に反射される。また、緑色光Gは、反射防止膜7及び青色対応ホログラム層5bを各々透過して、緑色対応のホログラム層5gに入射し、ここでその略放線方向に反射される。更に、赤色光Rは、反射防止膜7,青色対応ホログラム層5b,及び緑色対応ホログラム層5gをそれぞれ透過して、赤色対応のホログラム層5rに入射し、ここでその略法線方向に反射される。このようにして、ホログラム5で反射されたR,G,Bの投射光4は、投射スクリーン1と対向した位置の観察者の肉眼に達する。
【0016】
なお、ホログラム5で回折される映像光4にかかるR,G,Bの各光の射出方向を共に略一致させることにより、色シェーディングのない高品質な表示映像を提供できる。更に、R,G,Bにそれぞれ対応するホログラム層5r,5g,及び5bにおいて回折効率の最大値を与える各色の波長と、映像光4にかかるR,G,Bの中心波長とを一致させることによって、高輝度な表示映像を提供できる。
【0017】
図2に示すように、ホログラム5で回折反射されなかった不要光Rt,Gt,及びBt,例えばゼロ次回折光は、ホログラム5の裏面に設けられた光吸収材6によって吸収されるため、観察者の目に達することはない。従って、それら不要光によって観察者に達する投射光のコントラストが低下する恐れはない。一方、コントラストの悪化を招くもう一つの要因である外光8は、ホログラム5に対して投射光4の入射方向と異なる方向から入射する。このため、前記ホログラム5において投射光4とは逆方向に回折又は透過するようになり、裏面の光吸収層6で吸収されて、同様に観察者の目に達することはない。従って、それら外光によっても、コントラストが低下する恐れはない。
[実施形態2]
【0018】
図3には、本発明の実施形態2の全体構成が示されている。この形態2は、透過型スクリーンに本発明を応用した例である。同図において、ホログラムを用いた投射スクリーン10は、投射装置11が底部に格納された縦形ボックス12の側面に設けられている。投射装置11としては、例えば前記特願平9−322338号に開示されている斜め投射装置が好適である。投射装置11が発した投射光4は、投射スクリーン10に対し斜めに入射する。しかし、投射スクリーン10が斜め入射光を略法線方向に透過するホログラムで構成されているから、投射光4は投射スクリーン1によって矢印FBで示す前方に回折され、投射スクリーン10と対向して位置する観察者の目に達する。
【0019】
入射角とほぼ同じ角度で透過して観察者の目に届かなかった従来の透過型スクリーンによる投射光も、本形態の投射スクリーンではほとんど全てが観察者に達するようになり、明るい表示影像を見ることができる。更に、投射光4の投射スクリーン10に対する入射角度と、前記投射スクリーン10を構成するホログラムの回折効率(効率約100%)の最大値を与える入射角度とを一致させることによって、より高輝度の表示映像も得ることができる。
【0020】
図4には、本形態にかかる投射スクリーン10の一例が示されている。同図に示すように、ホログラム13と光拡散層又は光拡散板14とが積層されており、ホログラム5が裏側(ボックス内側),光拡散板14が表側(観察者側)となっている。反射防止膜15は、ホログラム13の光入射面に形成されている。ホログラム13は、前記形態と同様にR,G,Bの3原色光のうちのRに対応するホログラム層13r,Gに対応するホログラム層13g,Bに対応するホログラム層13bを積層した構成となっている。なお、ホログラム層13を、3原色光によってホログラム材を多重露光して形成した単層構造のものとしてもよい。以上のように、ホログラム13,光拡散板14,及び反射防止膜15によって、投射スクリーン10が構成されている。
【0021】
次に、投射スクリーン10の作用を説明する。投射装置11から出力された投射光4は、図3に示すように、投射スクリーン10に斜め入射する。投射光4は、反射防止膜15を透過してホログラム13に入射する。この入射光のうち、青色光Bは、反射防止膜15を透過し、ホログラム13の青色対応のホログラム層13bに入射し、ここでその略法線方向(図3の矢印FB方向)に回折する。そして、G及びRのホログラム層13g,13rをそれぞれ透過して光拡散板14から射出される。緑色光Gは、反射防止膜15及び青色対応ホログラム層13bを各々透過して、緑色対応のホログラム層13gに入射し、ここでその略放線方向に回折する。そして、Rのホログラム層13rを透過して光拡散板14から射出される。更に、赤色光Rは、反射防止膜15,青色対応ホログラム層13b,及び緑色対応ホログラム層13gをそれぞれ透過して、赤色対応のホログラム層13rに入射し、ここでその略法線方向に回折して光拡散板14から射出される。このようにして、ホログラム13で回折したR,G,Bの投射光4は、投射スクリーン10と対向した位置の観察者の肉眼に達する。
【0022】
なお、前記形態1と同様に、ホログラム13で回折される映像光4にかかるR,G,Bの各光の射出方向を共に略一致させることにより、色シェーディングのない高品質な表示映像を提供できる。更に、R,G,Bにそれぞれ対応するホログラム層13r,13g,及び13bにおいて回折効率の最大値を与える各色の波長と、映像光4にかかるR,G,Bの中心波長とを一致させることによって、高輝度な表示映像を提供できる。特に、本形態によれば、ホログラム13の回折光が光拡散層又は光拡散板14で拡散される。従って、視野角の広い投射スクリ一ンが得られる。
[実施形態3]
【0023】
次に、図5を参照しながら、本発明の第3の実施形態について説明する。この形態は、上述した透過型の投射スクリーンに関するものである。なお、前記図4と同じ構成要素は同一の符号で示す。本形態の特徴は、ホログラム13と光拡散層14の間に、斜め入射光を所望の方向に反射する反射層16を設けたものである。反射層16としては、可視光帯城の光を効率良く反射する反射型ホログラム16a(同図(a)参照)や空気層16b(同図(b)参照)が用いられる。
【0024】
まず、図5(a)のように反射層16としてホログラム層16aを備えた反射スクリーン20から説明する。この場合、投射光4のR,G,Bの各光のうち、対応するホログラム層で回折されなかった不要光Rf,Gf,Bfは、点線で図示するように、ホログラム層16aで所定の方向に反射される。このため、不要光が観察者の目に届くことはないから、コントラストに優れた表示映像を提供できる。なお、反射された不要光Rf,Gf,Bfは、ホログラム13に設定された入射角度と異なる入射角度でホログラム13に入射するから、回折されることなく透過して系外に排除される。前記ホログラム層16aとしては、後述する偏光分離機能を有するホログラムではない方がよい。
【0025】
次に、図5(b)のように、反射層16として空気層16bを備えた反射スクリーン30を説明する。この場合、投射光4のR、G、Bの各光のうち、対応するホログラム層で回折されなかった不要光Rf,Gf,Bfは、点線で図示するように、空気層16bとホログラム13の界面で全反射される。このため、不要光が観察者の目に届くことはないから、コントラストに優れた表示映像を提供できる。なお、反射された不要光Rf,Gf,Bfは、ホログラム13に設定された入射角度と異なる入射角度でホログラム13に入射するから、回折されることなく透過して系外に排除される。ホログラム13で回折した投射光4は、前記空気層16bに対しては略垂直に入射するから、空気層16で反射されることなく通過して観察者の目に達する。
【0026】
図5に示すいずれの場合においても、ボックス12(図3参照)の内側に光吸収材を備えるようにすれば、排除された不要光Rf,Gf,Bfが吸収されるため、不要光の影響が更に低減されてコントラストが向上する。
[実施形態4]
【0027】
次に、図6及び図7を参照しながら本発明の実施形態4について説明する。この形態は、前記ホログラム5,13を、偏光分離機能を有するホログラムで構成したもので、コントラストの向上を図ったものである。偏光分離機能を有するホログラムの特性は、例えば図6及び図7に示すようになる。
【0028】
これらのうち、図6は、一例として、入射光の波長を540nm,ホログラム感材に対する屈折率の変化量△nを0.03とし、各ベンドアングルにおいてS偏光波の回折効率が100%となるようにホログラムの厚みtを設定した条件下で、P偏光波の回折効率を計算によって求めたものである。この図から明らかなように、ベンドアングルが大きいと、S偏光波とP偏光波の両方をほぼ100%回折する特性が得られ、ベンドアングルを120度以下にするとP偏光波の回折効率を50%以下にすることができ、ベンドアングルを90度に近づけることでP偏光波の回折効率を0%にすることができる。
【0029】
以上の回折効率の特性は、入射光の波長に対して大きな依存性を示す。しかし、逆にその波長依存性を利用することにより、所望の波長に対してS偏光波が100%に近い回折効率で回折され、P偏光波の回折効率が極めて小さくなるような最適設計を行うこともできる。従って、前記ホログラム5,13を、R,G,Bの各色について、それぞれの波長帯域のS偏光波だけを高い回折効率で回折するとともに、P偏光波の回折効率を抑制するように構成することができる。
【0030】
一方、ホログラムの回折効率は、屈折率の変化量△n,その厚みt,及び入射角θに対して依存性を有する。ところが、入射角θを60度から90度の範囲という具合に大きく設定した条件下では、図7に示すように、P偏光波の回折効率ηpとS偏光波の回折効率ηsは、屈折率変化量△nと厚みtを関数とした関数F(△n,t)の変化に対して相互に位相を異にした周期的な変化傾向を有している。そして、屈折率変化量△nと厚みtを一定にして入射角を0度に近づけると、P偏光波の回折効率ηpにかかる位相がS偏光波の回折効率ηsにかかる位相に近づき、θ=0度では理論的に双方の回折効率が一致する。従って、図7で示した各回折効率ηp,ηsの変化において、例えば入射角θを75度に設定し、屈折率変化量△nと厚みtの条件を選択して関数F(△n,t)の値を図中のA点にすると、P偏光波の回折効率ηpを最大の100%にしながら、S偏光波の回折効率ηsを0%にすることができる。
【0031】
このように、ホログラム5及び13において、それぞれ目的とする特性が得られるように屈折率変化量△n,厚みt,入射角θを設定すれば、所定の偏光波の投射光を所望の方向に射出させることができるとともに、不要な偏光波を分離除去でき、コントラストに優れた表示映像を提供することができる。例えば、前記形態1において、P偏光波を投射光4として使用するとともに、ホログラム5を主にP偏光波を回折してS偏光波を透過する偏光分離機能を有するホログラムで構成する。すると、投射光4中に含まれるコントラストの劣化要因となっている不要なS偏光波が、前記ホログラム5を透過して光吸収層6に吸収されるようになり、観察者に達する投射光のコントラストが向上する。このように、直線偏光波を投射光とする液晶投射装置において、コントラストに優れた表示映像を提供することができる。
【0032】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明によれば次のような効果がある。
(1)ホログラムによる回折によって射出される映像光の射出方向がほぼ同じであるため、色シェーディングのない高品質な表示映像が得られる。
(2)R,G,Bの各ホログラムの回折効率の最大値を与える波長が、映像光におけるR,G,Bの各中心波長と略一致しているため、光利用率の高い高輝度な表示映像を得ることができる。
(3)偏光分離機能を備えたホログラムを使用するため、映像表示にかかる偏光成分のみを主に取り出すとともに、不要な偏光成分を除去することができ、コントラスト性能の悪い投射装置を使用してもコントラストの高い映像表示が可能となる。
(4)不要光を吸収する吸収層を設けたため、不要光の影響が低減されて、コントラストの高い映像表示が可能となる。
(5)ホログラムによる回折光の射出側に光拡散手段を設けたため、視野角の広い投射スクリーンを得ることができる。
(6)ホログラムと光拡散手段の間に、不要光を回折して系外に排除する反射手段を設けたため、コントラストの高い映像表示が可能となる。
(7)ホログラムの回折効率の最大値を与える入射角度と、映像光のホログラムに対する入射角度とを略一致させたため、高輝度で色シェーディングのない高品質な表示映像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の全体構成を示す図である。
【図2】前記実施形態1の投射スクリーンの構成を示す図である。
【図3】本発明の実施形態2の全体構成を示す図である。
【図4】前記実施形態2の投射スクリーンの構成を示す図である。
【図5】本発明の実施形態3の投射スクリーンの構成を示す図である。
【図6】ホログラムのベンドアングルと偏光光の回折効率との関係を示す図である。
【図7】所定関数と偏光光の回折効率の関係を示す図である。
【符号の説明】
1,10,20,30…投射スクリーン
2,11…投射装置
3,12…ボックス
4…投射光
5,13…ホログラム
5r,5g,5b,13r,13g,13b…ホログラム層
6…光吸収層又は光吸収材
7…反射防止膜
8…外光
14…光拡散層又は光拡散板
16…反射層
16a…反射型ホログラム
16b…空気層
R,G,B…原色光
Rt,Gt,Bt…透過不要光
Rf,Gf,Bf…反射不要光
Claims (2)
- 斜め方向から入射した映像光を、回折光の射出側に光拡散手段を備えた透過型のホログラムによって所定方向に回折する投射スクリーンにおいて、
前記ホログラムで回折された映像光にかかる各原色光の射出方向が互いに略一致するとともに、
前記ホログラムと前記光拡散手段の間に、映像光中に含まれる不要光を反射して系外に排除する反射層を設けたことを特徴とする投射スクリーン。 - 請求項1記載の投射スクリーンを備えた投射表示装置であって、
前記ホログラムの回折効率の最大値を与える入射角度と、映像光の前記ホログラムに対する入射角度とを略一致させたことを特徴とする投射表示装置。
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