JP3756390B2 - 燃焼圧検出装置 - Google Patents

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    • F23Q7/00Incandescent ignition; Igniters using electrically-produced heat, e.g. lighters for cigarettes; Electrically-heated glowing plugs
    • F23Q7/001Glowing plugs for internal-combustion engines
    • F23Q2007/002Glowing plugs for internal-combustion engines with sensing means

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は内燃機関の燃焼室内の圧力を検出する燃焼圧検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関において、エンジンヘッドを室壁の一部として形成された燃焼室内の圧力(以下、燃焼圧という)を検出することにより失火等の燃焼状態を判断して機関制御に供することが行われている。燃焼圧を検出する燃焼圧検出装置として、従来より、PZT等の圧電効果を利用する圧電素子に負荷される荷重が燃焼圧に応じて変化するように構成したものが知られており、圧電素子の負荷荷重に応じて圧電素子に歪みが変化するのを、圧電作用による電荷(電圧)から判断する(特開平7−139736号公報等)。
【0003】
この従来例では、燃焼圧だけではなく、エンジンヘッドを伝わる振動、例えば燃料噴射用のインジェクタの駆動時の振動に基因する信号が圧電素子の出力信号に含まれ、必ずしも検出精度が十分ではない。特開昭62−140038号公報には圧電素子の有するパイロ効果による電荷の影響を相殺する別の圧電素子を設けた圧力検出器が記載されている。
【0004】
この圧力検出器では、打ち込みリングが圧入された筒状のハウジングがエンジンヘッドを貫通して取り付けられ、打ち込みリングの上下面に形成された凹部のそれぞれに圧電素子が設けられている。下側の圧電素子は、ハウジングの燃焼室側の端面を閉鎖し燃焼圧を受けるダイヤフラムと一体的に変位するロッドにより下方より押圧される。上側の圧電素子は、打ち込みリングと、圧電素子よりも上方でハウジングと溶接やネジ締め等により結合する固定リングとの間に挟み込まれており、燃焼圧に対して不感である。両圧電素子を並列接続してその出力を燃焼圧の検出出力とすることで、下側の圧電素子に現れるパイロ効果による電荷の影響が上側の圧電素子の出力信号により除去される。
【0005】
かかる構成によればインジェクタの駆動振動に対しても効果を期待することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記特開昭62−140038号公報記載の技術では、別の圧電素子が燃焼圧に対して不感となるように、別の圧電素子を打ち込みリングと固定リングとで挟み込むとともに、打ち込みリングと固定リングとをハウジングに対して一体的に固定するようになっており、構成が複雑である。
【0007】
本発明は上記実情に鑑みなされたもので、構成が簡単で、インジェクタの駆動振動等の影響を除去することのできる燃焼圧検出装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明では、保持手段により実質的にエンジンヘッドに取り付けられて燃焼室の圧力に対する検出感度の異なる2つの圧電素子と、一方の圧電素子の出力信号から他方の圧電素子の出力信号の成分を除去する除去手段とを具備する燃焼圧検出装置において、
一方の圧電素子を保持する第1の保持手段を、
前記一方の圧電素子を前記エンジンヘッドとの間に挟み込む挟持部と、
該挟持部と結合するとともに、前記エンジンヘッドと螺結する先端部がエンジンヘッドを貫通して前記燃焼室内に突出し前記燃焼室の圧力の変化に応動して前記挟持部の前記一方の圧電素子に対する荷重を変化せしめる応動部とを具備する構成とする。
他方の圧電素子を保持する第2の保持手段を、
前記挟持部とのみ締結して、該挟持部との間に前記他方の圧電素子を挟み込み、前記他方の圧電素子に負荷される荷重が前記燃焼室の圧力に応じて変化しない構成とする。
【0009】
一方の圧電素子は、挟持部とエンジンヘッドの間で挟み込まれることにより負荷される荷重が、応動部が燃焼圧に応じて応動することにより変化する。他方の圧電素子は、第2の保持手段と前記挟持部とが締結されているので、第2の保持手段と前記挟持部の間で挟み込まれることにより負荷される荷重が、燃焼圧に応じて変化しない。したがって、エンジンヘッドを伝わる振動による圧電素子の検出信号の変化が好適に除去される。
【0010】
また、一方の圧電素子は、第1の保持手段の応動部と結合する挟持部によりエンジンヘッドに取り付けられ、他方の圧電素子は、第1の保持手段の挟持部と結合する第2の保持手段により、第1の保持手段を介してエンジンヘッドに取り付けられる。したがって、第2の保持手段をエンジンヘッドに固定するハウジング等の手段は必要がなく、構成簡単である。
【0011】
請求項2記載の発明では、請求項1の発明の構成において、前記挟持部を、鍔部を有するナットにより構成して前記鍔部と前記エンジンヘッドの間に前記圧電素子を挟み込む構造とし、
前記応動部を、前記ナットと螺結するとともに前記エンジンヘッドに形成した貫通孔に螺入するねじ部材により構成し、
前記第2の保持手段を、前記鍔部よりも上方で前記ナットと締結する環状部材により構成して該環状部材と前記鍔部の間に前記他方の圧電素子を挟み込む構造とする。
【0012】
装置の各部をねじ部材の外周にコンパクトに配置することができる。
【0013】
請求項3記載の発明では、エンジジンヘッドに保持手段により取り付けられて燃焼室の圧力に対する検出感度の異なる2つの圧電素子と、一方の圧電素子の出力信号から他方の圧電素子の出力信号の成分を除去する除去手段とを具備する燃焼圧検出装置において、
一方の圧電素子を保持する第1の保持手段を、
前記一方の圧電素子を前記エンジンヘッドとの間に挟み込む挟持部と、
該挟持部と結合するとともに、前記エンジンヘッドと螺結する先端部がエンジンヘッドを貫通して前記燃焼室内に突出して前記燃焼室の圧力の変化に応動して前記挟持部の前記一方の圧電素子に対する荷重を変化せしめる応動部とを具備する構成とする。
他方の圧電素子を保持する第2の保持手段を、
前記エンジンヘッドの上面に設けた締結部にて前記エンジンヘッドと締結して、該挟持部との間に前記他方の圧電素子を挟み込み、前記他方の圧電素子に負荷される荷重が前記燃焼室の圧力に応じて変化しない構成とする。
【0014】
一方の圧電素子は、挟持部とエンジンヘッドの間で挟み込まれることにより負荷される荷重が、応動部が燃焼圧に応じて応動することにより変化する。他方の圧電素子は、第2の保持手段とエンジンヘッドとが締結されているので、第2の保持手段と前記挟持部の間で挟み込まれることにより負荷される荷重が、燃焼圧に応じて変化しない。したがって、エンジンヘッドを伝わる振動による圧電素子の検出信号の変化が好適に除去される。
【0015】
また、一方の圧電素子は、第1の保持手段の応動部と結合する挟持部によりエンジンヘッドに取り付けられ、他方の圧電素子は、第2の保持手段により、直接にエンジンヘッドに取り付けられる。したがって、構成簡単であり、低背化を図ることができる。
【0016】
請求項4記載の発明では、請求項3の発明の構成において、前記挟持部をナットにより構成して該ナットと前記エンジンヘッドの間に前記圧電素子を挟み込む構造とし、
前記応動部を、前記ナットと螺結するとともに前記エンジンヘッドに形成した貫通孔に螺入するねじ部材により構成し、
前記第2の保持手段を、ナットと、前記締結部としての前記エンジンヘッドの有底孔に螺入するねじ部材とにより構成し、前記ナットと前記エンジンヘッドの間に前記他方の圧電素子を挟み込む構造とする。
【0017】
ねじ締めのみで組付けを完了することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1、図2に本発明の第1実施形態になる燃焼圧検出装置を示す。燃焼圧検出装置は燃焼圧センサ1、これより出力される信号の信号処理回路4等からなる。燃焼圧センサ1は、エンジンヘッド7を貫通する貫通孔である取り付け孔72に螺設されたグロープラグ32を締結部材として、エンジンヘッド7からの突出するグロープラグ32の突出部の外周に取り付けられており、略環状の全体形状を有している。
【0019】
図2は燃焼圧センサの拡大断面を示し、メネジ部312が形成された挟持部であるナット31が、オネジ部321が形成された応動部である前記グロープラグ32(図1)に螺着される。これらナット31とグロープラグ32とで保持手段3A(図1)を構成する。ナット31はその中ほどに鍔部311が形成された段付きの形状のもので、鍔部311の下方位置でナット31の外周には、ナット31と同軸に、環状の絶縁プレート26A、信号側電極環23A、圧電素子21A、アース側電極環22Aが、鍔部311側からこの順に設けられ、第1のセンサ部2Aを構成している。一方、鍔部311の上方位置でナット31の外周には、ナット31と同軸に、環状の絶縁プレート26B、信号側電極環23B、圧電素子21B、アース側電極環22Bが、鍔部311側からこの順に設けられ、第2のセンサ部2Bを構成している。両センサ部2A,2Bは鍔部311の上と下とで基本的に対称な構成となっている。
【0020】
第1のセンサ部2Aのアース側電極環22Aの上面、第2のセンサ部2Bのアース側電極環22Bの下面には、それぞれ深い環状溝が形成されており、環状溝には、ナット31に同軸に、環状の前記圧電素子21A,21Bおよび信号側電極環23A,23Bが配設されるとともに、圧電素子21A,21Bおよび信号側電極環23A,23Bの内周と外周とに径の異なるパイプ状の絶縁管27A,28A,27B,28Bが設けてある。
【0021】
第1のセンサ部2Aのアース側電極環22Aはナット31に対して摺接または遊嵌状態となるように内径が設定されており、ナット31を締めることにより、圧電素子21Aに上下方向に所定の予荷重が負荷されるとともに、圧電素子21Aの上端面が信号側電極環23Aと密着し、下端面がアース側電極環22Aの溝底面と密着する。また、アース側電極環22Aはエンジンヘッド7と密着し、圧電素子21Aの下端面がアース側電極環22Aおよびエンジンヘッド7を介して接地される。
【0022】
一方、第2のセンサ部2Bの保持手段であるアース側電極環22Bは内径部221がナット31と圧接状態となるように内径が設定されており、ナット31に圧入固定されて圧電素子21Bに上下方向に所定の予荷重が負荷されるとともに、圧電素子21Bの下端面が信号側電極環23Bと密着し、上端面がアース側電極環22Bの溝底面と密着する。しかして、圧電素子21Bの上端面がアース側電極環22B、これと圧接するナット31、グロープラグ32およびエンジンヘッド7を介して接地される。
【0023】
また、絶縁プレート26A,26Bは内径および外径がアース側電極環22A,22Bと略同じもので、アース側電極環22A,22B、信号側電極環23A,23Bの端面とナット鍔部311の段面との接触が禁止される。
【0024】
第1の信号側電極環23Aと第2の信号側電極環23Bとは内部側の信号線24によって導通し、容量性素子である圧電素子21A,21Bが並列接続される。信号側電極環23A,23Bはまた、外部側の信号線25によって公知の信号処理回路4の入力部に通じている。信号処理回路4からは燃焼圧に応じた信号が出力され、エンジン制御回路5に入力する。
【0025】
圧電素子21A,21Bは上下方向に分極されており、負荷荷重に応じてその両極に電荷が発生する。ここで、第1のセンサ部2Aの圧電素子21Aは、アース側電極環22Aに接する側が−極に、信号側電極環23Aに接する側が+極に分極されている。一方、第2のセンサ部2Bの圧電素子21Bは、アース側電極環22Bに接する側が+極に、信号側電極環23Bに接する側が−極に分極されている。
【0026】
なお、エンジンヘッド7にはインジェクタ6が取り付けられ、噴孔61が形成された先端部を燃焼室71内に突出せしめてある。インジェクタ6はソレノイド式のもので、ソレノイド62の励磁により制御弁63を切り替えることでニードル弁64の開閉制御を行う。
【0027】
さて、グロープラグ32が燃焼圧による上向きの力を受けて応動し、ナット31の締め付け力が緩和すると、第1のセンサ部2Aの圧電素子21Aの負荷荷重が変化する。一方、第2のセンサ部2Bの圧電素子21Bは、アース側電極環22Bとナット鍔部311の間に挟持されるとともに、アース側電極環22Bがナット31とのみ結合しているから、燃焼圧に対してグロープラグ32が応動するしないにかかわらず、圧電素子21Bの負荷荷重がまったく変化しない。
【0028】
また、インジェクタ6の駆動時等にエンジンヘッド7を伝わる振動があると、この振動に基因して両圧電素子21A,21Bの負荷荷重が変化して、前記電荷が変化する。ここで、圧電素子21Aと圧電素子21Bとでは分極方向が逆であり、互いに接続された例えば一方の圧電素子21Aの上端面側の極と、他方の圧電素子21Bの下端面側の極とでは、一方の圧電素子21Aの上端面側の極で電荷が増大すると、他方の圧電素子21Bの下端面側の極では電荷は減少する。すなわち、信号線24における信号、すなわち信号線25を介して信号処理回路4に入力する信号は、インジェクタ6の駆動等に伴う振動ノイズが相殺されて、燃焼圧の検出誤差を減じることができる。
【0029】
図3はインジェクタ6作動時のタイミングチャートを示すもので、燃焼圧の検出信号は、他方の圧電素子21Bを有しない構造のもの(従来技術(後述する第2実施形態の第1のセンサ部参照))と、本発明のものとを併せて示している。インジェクタ6のニードル弁64が作動すると、これに基因して従来技術では燃焼圧の検出信号にノイズが混入するのに対して、本発明では他方の圧電素子21Bの出力により、燃焼圧変化に感応する一方の圧電素子21Aの出力に現れるノイズ成分を除去することができる。
【0030】
しかも、他方の圧電素子21Bは燃焼圧に対して全く不感であるから、信号処理回路4に入力する燃焼圧信号のレベルが減じられることなく高いS/Nで燃焼圧を検出することができる。
【0031】
本実施形態によれば、両センサ部2A,2Bの各部がグロープラグ32の外周に配置されてコンパクトである。
【0032】
また、圧電素子21Aは実質的にナット鍔部311とエンジンヘッド7の間に挟持され、エンジンヘッド7に取り付けられる。また、圧電素子21Bは実質的にナット鍔部311とアース側電極環22Bの間に挟持され、ナット31およびグロープラグ32を介してエンジンヘッド7に取り付けられる。エンジンヘッド7から立設して圧電素子21Bを保持するハウジング等が不要で、構成簡単である。
【0033】
(第2実施形態)
図4に本発明の第2の燃焼圧検出装置を示す。燃焼圧検出装置は第1、第2のセンサ部2C,2Dを備えており、第1のセンサ部2Cは実質的に前記第1実施形態の燃焼圧センサから第2のセンサ部を除いたものであり、鍔部313が形成されたナット31Cが圧電素子21Aを挟み込んでいる。
【0034】
第2のセンサ部2Dは、エンジンヘッド7に形成された取り付け孔73に螺入するボルト32Dを締結部材としてエンジンヘッド7に設けられる。取り付け孔73は取り付け孔72と異なり有底のもので、ボルト32Dは燃焼圧に対して応動しない。
【0035】
オネジ部322が形成されたボルト32Dは、メネジ部314が形成されたナット31Dと螺結して、ナット31Dとともに圧電素子2Dを実質的にエンジンヘッド7に取り付ける保持手段3Dを構成する。ナット31Dには鍔部315が形成されており、エンジンヘッド7との間に前記圧電素子2D等で構成されるセンサ部2Dを挟持する。
【0036】
ナット鍔部315とエンジンヘッド7の間でナット31Dの外周にはナット31Dと同軸に、アース側電極環22D、圧電素子21D、信号側電極環23Dおよび環状の絶縁プレート26Dがエンジンヘッド7側からこの順に設けられる。グロープラグ32がボルト32Dに代わっている点を除き、第1のセンサ部2Cと実質的に同じ構成となっており、ナット31Dを締めることで、圧電素子2Dに所定の予荷重が負荷されるとともに、圧電素子2Dの上端面が信号側電極環23Dと密着、導通し、圧電素子2Dの下端面がアース側電極環22Dと密着導通する。また、アース側電極環22Dがエンジンヘッド7と密着、導通する。
【0037】
なお、圧電素子21Dの分極方向は圧電素子21Aと同じとする。
【0038】
第1のセンサ部2Aの信号側電極環23Aと導通する信号線24Cから取り出される圧電素子21Aの出力信号を入力として第1の信号処理回路4Cが設けられ、第2のセンサ部2Dの信号側電極環23Dと導通する信号線24Dから取り出される圧電素子21Dの出力信号を入力として第2の信号処理回路4Dが設けられている。両信号処理回路4C,4Dは第1実施形態と実質的に同じ構成のもので、その出力信号がエンジン制御回路5’に入力する。エンジン制御回路5’は両入力信号の差分を燃焼圧信号としてエンジン制御に供する。
【0039】
本実施形態でも、第2の圧電素子2Dの出力信号により振動に基因する信号成分が圧電素子2Aの出力信号から除去されることになってインジェクタの駆動ノイズが低減する。
【0040】
なお、本実施形態では、圧電素子21A,21Dの分極方向を互いに逆方向とするのもよく、この場合は、エンジン制御回路5’は両入力信号の和を燃焼圧信号とする。圧電素子21A,21Dの出力信号に現れる振動による成分が逆相となるからである。
【0041】
また、燃焼圧検出装置の各部の具体的な構成は前記各実施形態に記載のものに限定されるものではなく、本発明の趣旨に反しない限り任意である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の燃焼圧検出装置の構成図である。
【図2】前記燃焼圧検出装置を構成する燃焼圧センサの断面図である。
【図3】前記燃焼圧検出装置の作用を説明するタイミングチャートである。
【図4】本発明の別の燃焼圧検出装置の構成図である。
【符号の説明】
1 燃焼圧センサ
2A,2B,2C,2D センサ部
21A,21B,21D 圧電素子
22A,22D アース側電極環
22B アース側電極環(保持手段、環状部材)
23A,23B,23D 信号側電極環
24,24C,24D 内部側の信号線
25 外部側の信号線
26A,26B,26D 絶縁プレート
27A,27B,27D,28A,28B,28D 絶縁管
3A,3C,3D 保持手段
31,31C ナット(挟持部)
311,313,315 鍔部
32 グロープラグ(応動部)
4,4C,4D 信号処理回路
5,5’ エンジン制御回路
6 インジェクタ
64 ニードル弁
7 エンジンヘッド
71 燃焼室
72 取り付け孔(貫通孔)
73 取り付け孔(有底孔、締結部)

Claims (4)

  1. 保持手段により実質的にエンジンヘッドに取り付けられて燃焼室の圧力に対する検出感度の異なる2つの圧電素子と、一方の圧電素子の出力信号から他方の圧電素子の出力信号の成分を除去する除去手段とを具備する燃焼圧検出装置において、
    一方の圧電素子を保持する第1の保持手段を、
    前記一方の圧電素子を前記エンジンヘッドとの間に挟み込む挟持部と、
    該挟持部と結合するとともに、前記エンジンヘッドと螺結する先端部がエンジンヘッドを貫通して前記燃焼室内に突出し前記燃焼室の圧力の変化に応動して前記挟持部の前記一方の圧電素子に対する荷重を変化せしめる応動部とを具備する構成とし、
    他方の圧電素子を保持する第2の保持手段を、
    前記挟持部とのみ締結して、該挟持部との間に前記他方の圧電素子を挟み込み、前記他方の圧電素子に負荷される荷重が前記燃焼室の圧力に応じて変化しない構成としたことを特徴とする燃焼圧検出装置。
  2. 請求項1記載の燃焼圧検出装置において、前記挟持部を、鍔部を有するナットにより構成して前記鍔部と前記エンジンヘッドの間に前記圧電素子を挟み込む構造とし、
    前記応動部を、前記ナットと螺結するとともに前記エンジンヘッドに形成した貫通孔に螺入するねじ部材により構成し、
    前記第2の保持手段を、前記鍔部よりも上方で前記ナットと締結する環状部材により構成して該環状部材と前記鍔部の間に前記他方の圧電素子を挟み込む構造とした燃焼圧検出装置。
  3. エンジジンヘッドに保持手段により取り付けられて燃焼室の圧力に対する検出感度の異なる2つの圧電素子と、一方の圧電素子の出力信号から他方の圧電素子の出力信号の成分を除去する除去手段とを具備する燃焼圧検出装置において、
    一方の圧電素子を保持する第1の保持手段を、
    前記一方の圧電素子を前記エンジンヘッドとの間に挟み込む挟持部と、
    該挟持部と結合するとともに、前記エンジンヘッドと螺結する先端部がエンジンヘッドを貫通して前記燃焼室内に突出して前記燃焼室の圧力の変化に応動して前記挟持部の前記一方の圧電素子に対する荷重を変化せしめる応動部とを具備する構成とし、
    他方の圧電素子を保持する第2の保持手段を、
    前記エンジンヘッドの上面に設けた締結部にて前記エンジンヘッドと締結して、該挟持部との間に前記他方の圧電素子を挟み込み、前記他方の圧電素子に負荷される荷重が前記燃焼室の圧力に応じて変化しない構成としたことを特徴とする燃焼圧検出装置。
  4. 請求項3記載の燃焼圧検出装置において、前記挟持部をナットにより構成して該ナットと前記エンジンヘッドの間に前記圧電素子を挟み込む構造とし、
    前記応動部を、前記ナットと螺結するとともに前記エンジンヘッドに形成した貫通孔に螺入するねじ部材により構成し、
    前記第2の保持手段を、ナットと、前記締結部としての前記エンジンヘッドの有底孔に螺入するねじ部材とにより構成し、前記ナットと前記エンジンヘッドの間に前記他方の圧電素子を挟み込む構造とした燃焼圧検出装置。
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