JP3756251B2 - 燃料噴射弁 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は燃料噴射弁に関し、特に噴射燃料の微粒化を促進した燃料噴射弁の構造改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年のエンジンの燃料噴射弁は、動力性能向上、燃費の改善、排気エミッションの低減等を目的として、燃料噴射弁により噴射される燃料は、エアとの良好な混合を可能とするべく、微粒化が図られている。またエンジンの気筒には、吸気効率等を向上せしめるべくおのおのに一対の吸気ポートが設けられたものがあり、燃料噴射弁は、吸気管が上記吸気ポートのおのおのへと分岐する分岐部に設けられ、燃料は各吸気ポートへ同時に噴射される。
【0003】
図11(A)はかかる燃料噴射弁の先端部の断面を示すもので、バルブボディ91の弁座91aとこれに対して前後動するニードル92とで弁部としてあり、その下流には噴孔931,932を形成した噴孔板93が設けられている。噴孔931および932は吸気ポートの方向に偏角して形成されている。図11(B)は噴孔板93の上面図であり、同じ方向に偏角した複数の噴孔931および932は、その中心線に対して横列に配置されており、噴孔1つあたりの孔径を小さくすることで微粒化し噴霧状の燃料が噴射される。
【0004】
図12(A)は上記燃料噴射弁の先端部における燃料の流れを示すもので、弁座91aとニードル92の間隙(図11(A))から噴孔931,932に向かって燃料が流れる(図中、fで示す)が、図12(B)に示すように、噴孔板93の周縁より噴孔(図例では932)に向かう流れと噴孔板93の中心から噴孔(図例では932)に周り込む流れがぶつかり合い、燃料の噴射方向や噴射量が安定しないバタツキが生じる。また図12(C)に示すようにバルブボディ91と噴孔板93とで形成される隅部に燃料のよどみが生じ、エンジンが高温化するにつれて燃料がベーパー化し微粒化が損なわれる。そこで図13に示すようにニードル92の表面に斜めに溝921を形成し、噴孔板93に向かう燃料が螺旋状に渦を形成するようにすることで燃料のバタツキやベーパー化を防止したものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながらニードルの表面に溝を形成するのでは溝の加工に手間がかかり生産性およびコスト的に満足できるものではない。
【0006】
そこで本発明は低コストで、噴射される燃料のバタツキや燃料のベーパー化を防止できる燃料噴射弁を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明では、バルブボディに軸方向に形成した燃料通路にこれを開閉するニードルを配置するとともに該バルブボディの先端面に平板状の噴孔板を取り付け、上記噴孔板には燃料が噴射される噴孔を、上記吸気管が接続される一対の吸気ポートの一方の側に偏角して形成した複数の第1の噴孔と、上記吸気ポートの他方の側に偏角して形成した複数の第2の噴孔との2種類設けている。吸気ポートの一方の側に偏角して形成した複数の第1の噴孔と、上記吸気ポートの他方の側に偏角して形成した複数の第2の噴孔とは、上記噴孔板の中心を通り上記噴孔が偏角する方向に対して平行な線で分かれる位置に、互いに上記噴孔板の中心をはさんで対称な位置に形成してあって、上記燃料通路から上記噴孔板へ向かう燃料が、上記噴孔板の上流側端面と上記ニードル先端部および上記バルブボディ内周壁で区画される空間において、上記噴孔板の中心周りに渦を巻く流れを形成するようにしたことを特徴とする。
【0008】
上記平行な線で分かれる各半部に、噴孔が偏角する方向に沿って流れが形成されるが、この流れは上記噴孔板の中心の周りに同じ回転方向を向いているから、上記噴孔板の中心の周りに渦が形成される。しかして手間のかかる加工をすることなく、高い生産性かつ低コストで、噴射される燃料のバタツキや燃料のベーパー化が防止できる燃料噴射弁を得ることができる。
【0009】
請求項2記載の発明では、上記第1および第2の各噴孔は、偏角する方向に直線位置に設け、かつこれらの中心線が延長線上で交わるように偏角して形成することにより、請求項1記載の発明の作用とともに、噴孔から噴射された燃料がぶつかり燃料の微粒化が促進される。
【0010】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1に本発明の燃料噴射弁を示す。燃料噴射弁1はその先端が図略の吸気管内に向くように図略の吸気管の分岐部に取付けられる。そのハウジング11は略円筒状で、その内部には円筒状の固定鉄芯61が設けてあり、その一端611はハウジング11の先端部111近くまで延び、他端612はハウジング11の基部112より突出し図略の燃料ポンプと接続されている。またハウジング11の先端部111に磁性材料でなる段付きの磁性パイプ62が設けてあり、その小径部621がハウジング11内に挿入されて固定鉄芯61と非磁性パイプ63を介して接続してある。
【0011】
磁性パイプ62の大径部622には環状のスペーサ64を介してバルブボディ3が嵌設してあり、軸方向に形成された貫通穴3aは先端側を円錐状に形成して後述するニードル4とともに弁部を構成する弁座3bとしてある。
【0012】
バルブボディ3の先端面には、燃料が噴射される噴孔が形成された噴孔板2Aが設けてあり、燃料は固定鉄芯61、非磁性パイプ63、磁性パイプ62、スペーサ64、バルブボディ3で形成される燃料流路1aを通って供給される。
【0013】
燃料流路1aの先端側にはニードル4が設けてあり、バルブボディ3内に位置する先端部41はバルブボディ3の弁座3bに着座する円錐状のシート部4aが設けてある。
【0014】
またニードル4は、先端部41にはバルブボディ3の貫通穴3aを摺動するガイド部411が設けてあり、基部42には磁性パイプ62および非磁性パイプ63内に設けられて摺動する可動コア57が溶接により連結してあり、軸方向に直動できる。なおニードル4のガイド部411および基部42は外周が4面幅に切削してあり、燃料の流通を容易にしている。
【0015】
固定鉄芯61内にはスプリング55が設けてあり、ニードル4を先端方向へ付勢している。固定鉄芯61内にはまた、円筒状のアジャスティングパイプ56が螺入してあり、軸方向位置を調節することによりスプリング55のニードル4への付勢力が調整される。
【0016】
また固定鉄芯61内には、他端612側にフィルタ65が設けてあり、燃料噴射弁1に流入する燃料中のゴミ等を除去するようになっている。
【0017】
またハウジング11と固定鉄芯61、非磁性パイプ63、磁性パイプ62の間には、これらと同軸に外側より磁性材料からなる略円筒状のヨーク51、樹脂製のスプール52が設けてあり、スプール52には電磁コイル53が巻装してある。電磁コイル53はハウジング11の側面より突出するコネクタ12に設けられたターミナル54と電気的に接続してあり、ターミナル54と接続される電子制御装置から給電されるようになっている。
【0018】
図2は噴孔板2Aをニードル4の方から見た上面図で、噴孔板2Aは吸気ポートが左右に位置する向きに描かれている。噴孔板2Aは、その中心Oを通り左右方向に引いた直線C1で分けられる2つの半部2a,2bのおのおのに2個所ずつ第1の噴孔たるオリフィスホール21,22および第2の噴孔たるオリフィスホール23,24が形成してある。
【0019】
図2(B)および図2(C)はオリフィスホール21,22の断面およびオリフィスホール23,24の断面で、オリフィスホール21,22は、右側に偏角して形成してあり、右側の吸気ポートに向いている。オリフィスホール23,24は、左側に偏角して形成してあり、左側の吸気ポートに向いている。ここでオリフィスホール21,22,23,24の穴開け角度θ1 ,θ2 ,θ3 ,θ4 は同じにしてある。
【0020】
また図2(A)において、オリフィスホール21,22およびオリフィスホール23,24は、形成位置が上記直線C1から間隔L2 /2離れた場所に引いた平行な線C2,C3上で、かつ中心Oを通り直線C1に直角な線C1’の左右に間隔L1 /2離れた場所に引いた平行な線C4,C5上の位置としてある。すなわちオリフィスホール21〜24は、中心Oが真ん中にある長方形の各頂点に形成され、半部2aに形成されたオリフィスホール21と半部2bに形成されたオリフィスホール23、半部2aに形成されたオリフィスホール22と半部2bに形成されたオリフィスホール24は中心Oをはさんで対称な位置としてある。また本実施形態ではL1 ,L2 は等しくしてある。
【0021】
上記燃料噴射弁の作用を説明する。図1において図略の電子制御装置によってターミナル54を介して電磁コイル53に励磁電流が流れる。それによってニードル4および可動コア57がスプリング55の付勢力に抗して固定鉄芯61の方向へ吸引され,ニードル4は、ガイド部411がスペーサ64の端面と当接する位置に位置決めされる。しかしてニードル4のシート部4aが弁座3bより離間し、図略の燃料ポンプから燃料が燃料流路1aを通って噴孔板2Aに圧送される。
【0022】
図3は吸気管7の分岐部71に設けられた燃料噴射弁1の噴孔板2Aから燃料が噴射される様子を示すもので、噴孔板2Aの、右側に偏角したオリフィスホール21および22(図2)からは右側の吸気ポート8Rへ向けて噴霧状の燃料J1およびJ2が噴射され、左側に偏角したオリフィスホール23および24(図2)からは左側の吸気ポート8Lへ向けて噴霧状の燃料J3およびJ4が噴射される。
【0023】
図4(A)はニードル4のシート部4aと弁座3b間(図1)を通って噴孔板2Aのオリフィスホール21〜24に向かう燃料の流れfの分布を示すもので、半部2aではオリフィスホール21,22が右側に偏角しているから噴孔板2Aの周縁からオリフィスホール21,22を巻くようにしながらオリフィスホール21,22の開口縁の左半部側からオリフィスホール21,22に案内される流れが形成され、半部2bでは噴孔板2Aの周縁からオリフィスホール23,24を巻くようにしながらオリフィスホール23,24の開口縁の右半部側からオリフィスホール23,24に案内される流れが形成され、全体として反時計方向の渦Fができる。
【0024】
しかして図4(B)に示すように、燃料はオリフィスホール(図例では22)を巻くようにしながらオリフィスホールに流れ込むから燃料がぶつかり合うことなくスムーズな流れが形成され、燃料の噴射方向や噴射量が安定する。また図4(C)に示すように、ニードル4のシート部4aと弁座3b間を通った燃料は、螺旋状に渦を描きながら噴孔板2Aに向かって流れていくからよどみが生じることがない。したがってエンジンが高温化しても燃料がベーパー化することなく、微粒化が損なわれることはない。
【0025】
(第2実施形態)
図5(A),(B),(C)に本発明の第2の燃料噴射弁の噴孔板2Bを示す。図中、図2と同一番号を付したものは実質的に同じ作用をするので第1実施形態との相違点を中心に説明する。噴孔板2Bは図2の噴孔板2Aのオリフィスホール21〜24の形成位置を変えたもので、噴孔板2Aとの相違点はオリフィスホール21,22間および23,24間の間隔L1 、オリフィスホール21,24間および22,23間の間隔L2 を異なる長さとした点で、図例ではL1 >L2 である。オリフィスホール21〜24がかかる形成位置の噴孔板2Bも、ニードルのシート部と、弁座間を通った燃料がオリフィスホール21〜24を巻くようにしながら流れ、渦が形成される。
【0026】
(第3実施形態)
図6に本発明の第3の燃料噴射弁の噴孔板2Cを示す。図中、図2と同一番号を付したものは実質的に同じ作用をするので第1実施形態との相違点を中心に説明する。噴孔板2Cは、図2の噴孔板2Aのオリフィスホール21〜24の形成位置を変えたもので、半部2aに形成したオリフィスホール21と半部2bに形成したオリフィスホール24とは、線C1’に平行な線C5上に形成してあり、半部2aに形成したオリフィスホール22と半部2bに形成したオリフィスホール23とは、線C1’に平行な別の線C4上に形成してある。そしてオリフィスホール21と23とは線C1との間隔が等しくしてあり、中心Oをはさんで対称な位置としてある。またオリフィスホール22と24とは線C1との間隔が等しくしてあり、中心Oをはさんで対称な位置としてある。ここでオリフィスホール21とオリフィスホール22とは線C1との間隔が異なり、線C1に平行な直線上に位置していない。このようなオリフィスホール形成位置としても、ニードルのシート部と、弁座間を通った燃料がオリフィスホール21〜24を巻くようにしながら流れ、渦が形成される。
【0027】
(第4実施形態)
図7に本発明の第4の燃料噴射弁の噴孔板2Dを示す。噴孔板2Dは、図2の噴孔板2Aのオリフィスホール21〜24の形成位置を変えたもので、半部2aに形成したオリフィスホール21,22は、線C2上に形成してあり、半部2bに形成したオリフィスホール23,24は、線C3上に形成してある。そしてオリフィスホール21と23とは線C’との間隔が等しくしてあり、中心Oをはさんで対称な位置としてある。またオリフィスホール22と24とは線C1’との間隔が等しくしてあり、中心Oをはさんで対称な位置としてある。ここでオリフィスホール21とオリフィスホール24とは線C1’との間隔が異なり、線C1’に平行な直線上に位置していない。このようなオリフィスホール形成位置としても、ニードルのシート部と、弁座間を通った燃料がオリフィスホール21〜24を巻くようにしながら流れ渦が形成される。
【0028】
(第5実施形態)
図8に本発明の第5の燃料噴射弁の噴孔板2Eを示す。図中、図2と同一番号を付したものは実質的に同じ作用をするので第1実施形態との相違点を中心に説明する。第1〜4実施形態ではオリフィスホールの形成数を4としたが、本実施形態の噴孔板2Eは、オリフィスホールの形成数を6としたもので、線C2上には右側に偏角した第1の噴孔たるオリフィスホール201,202,203が形成してあり、線C3上には左側に偏角した第2の噴孔たるオリフィスホール204,205,206が形成してある。かつ真ん中のオリフィスホール202,205は、形成位置を線C1’上としてあり、オリフィスホール201,203は、形成位置をオリフィスホール202の左右の等間隔位置としてあり、オリフィスホール206,204は、形成位置をオリフィスホール205の左右の等間隔位置としてある。
【0029】
しかして半部2aに形成したオリフィスホール201と半部2bに形成したオリフィスホール204、半部2aに形成したオリフィスホール202と半部2bに形成したオリフィスホール205、半部2aに形成したオリフィスホール203と半部2bに形成したオリフィスホール206は、形成位置が中心Oをはさんで対称な位置となる。このようにオリフィスホールの形成数を6とした噴孔板でも、ニードルのシート部と、弁座間を通った燃料がオリフィスホール201〜206を巻くようにしながら流れ、渦が形成される。
【0030】
なおオリフィスホール201,206は、その形成位置を線C1’に平行に下方にずらし、オリフィスホール203,204は、その形成位置を線C1’に平行に上方に、オリフィスホール201,206をずらした距離と同じ長さずらしてもよい。またオリフィスホール201,202,203および204,205,206は、形成位置を左右逆方向に同じ長さだけずらしてもよい。
【0031】
(第6実施形態)
図9に本発明の第6の燃料噴射弁の噴孔板2Fを示す。図中、図2と同一番号を付したものは実質的に同じ作用をするので第1実施形態との相違点を中心に説明する。噴孔板2Fは、図2の噴孔板2Aのオリフィスホール21〜24の穴開け角度θ1 ,θ2 ,θ3 ,θ4 を変えたもので、図9(B),(C)に示すように半部2aに形成したオリフィスホール21,22は穴開け角度がθ1 >θ2 としてあり、オリフィスホール21,22の中心線がその延長線上で交わるようになっている。また半部2bに形成したオリフィスホール23,24は穴開け角度がθ3 >θ4 としてあり、オリフィスホール23,24の中心線がその延長線上で交わるようになっている。また本実施形態ではオリフィスホール21,22間の間隔L3 とオリフィスホール23,24間の間隔L4 とは等しくしてある。
【0032】
図10(A),(B)は燃料噴射弁から燃料が噴射される様子を示すもので、オリフィスホール21,22(図9)は、その中心線が右側の吸気ポート8Rの手前で交わるようにしてあるから、これより噴射された噴霧状の燃料J1,J2が吸気ポート8Rの手前でぶつかりさらに微粒化した噴霧J5となる。またオリフィスホール23,24(図9)も、これより噴射された噴霧状の燃料J3,J4が左側の吸気ポート8Lの手前でぶつかりさらに微粒化した噴霧J6となる。なお噴霧の液滴粒径はオリフィスホールから噴射される燃料がぶつかり合う衝突角度θ5,θ6に依存するが、衝突角度θ5 およびθ6 は穴開け角度θ1 ,θ2 、オリフィスホール21,22間の間隔L3 および穴開け角度θ3 ,θ4 、オリフィスホール23,24間の間隔L4 の変更で調節できる。
【0033】
なおその他の実施形態として、図2において、オリフィスホール21〜24を線C1’上に、オリフィスホール21と24および22と23が中心Oをはさんで対称となる位置に形成しても、ニードルのシート部と、弁座間を通った燃料がオリフィスホール21〜24を巻くようにしながら流れ、渦が形成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の燃料噴射弁の断面図である。
【図2】(A)は本発明の第1の燃料噴射弁の要部の上面図であり、(B)は(A)のB−B線に沿う断面図であり、(C)は(A)のC−C線に沿う断面図である。
【図3】本発明の第1の燃料噴射弁の作動を説明する斜視図である。
【図4】(A),(B),(C)は本発明の第1の燃料噴射弁の作動を説明する第1、第2、第3の図である。
【図5】(A)は本発明の第2の燃料噴射弁の要部の上面図であり、(B)は(A)のB−B線に沿う断面図であり、(C)は(A)のC−C線に沿う断面図である。
【図6】本発明の第3の燃料噴射弁の要部の上面図である。
【図7】本発明の第4の燃料噴射弁の要部の上面図である。
【図8】(A)は本発明の第5の燃料噴射弁の要部の上面図であり、(B)は(A)のB−B線に沿う断面図であり、(C)は(A)のC−C線に沿う断面図である。
【図9】(A)は本発明の第6の燃料噴射弁の要部の上面図であり、(B)は(A)のB−B線に沿う断面図であり、(C)は(A)のC−C線に沿う断面図である。
【図10】(A)は本発明の第6の燃料噴射弁の作動を説明する斜視図であり、(B)は(A)のX矢視図である。
【図11】(A)は従来の燃料噴射弁の要部の断面図であり、(B)は従来の燃料噴射弁の要部の一部分の上面図である。
【図12】(A),(B),(C)は従来の燃料噴射弁の課題を説明する第1、第2、第3の図である。
【図13】(A)は従来の別の燃料噴射弁の要部の断面図であり、(B)は(A)のB−B線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 燃料噴射弁
1a 燃料流路
2A,2B,2C,2D,2E,2F 噴孔板
2a,2b 半部
21,22,23,24,201,202,203,204,205,206オリフィスホール(噴孔)
O 中心
C1 線
7 吸気管
71 分岐部
8L,8R 吸気ポート
Claims (2)
- 二股に分岐する吸気管の分岐部に設けられた燃料噴射弁であって、バルブボディに軸方向に形成した燃料通路にこれを開閉するニードルを配置するとともに該バルブボディの先端面に平板状の噴孔板を取り付け、上記噴孔板には燃料が噴射される噴孔を、上記吸気管が接続される一対の吸気ポートの一方の側に偏角して形成した複数の第1の噴孔と、上記吸気ポートの他方の側に偏角して形成した複数の第2の噴孔との2種類設けて上記吸気ポートのおのおのに同時に燃料を噴射する燃料噴射弁において、上記第1の噴孔を、上記噴孔板の中心を通り上記噴孔が偏角する方向に対して平行な線で分けられる2の半部の一方に形成し、上記第2の噴孔を、上記半部の他方の上記第1の噴孔と上記噴孔板の中心をはさんで対称な位置に形成し、上記燃料通路から上記噴孔板へ向かう燃料が、上記噴孔板の上流側端面と上記ニードル先端部および上記バルブボディ内周壁で区画される空間において、上記噴孔板の中心周りに渦を巻く流れを形成するようにしたことを特徴とする燃料噴射弁。
- 請求項1記載の燃料噴射弁において、上記第1および第2の各噴孔は、偏角する方向に直線位置に設け、かつこれらの中心線が延長線上で交わるように偏角して形成した燃料噴射弁。
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